JP2750695B2 - 吸引装置 - Google Patents

吸引装置

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JP2750695B2
JP2750695B2 JP63095738A JP9573888A JP2750695B2 JP 2750695 B2 JP2750695 B2 JP 2750695B2 JP 63095738 A JP63095738 A JP 63095738A JP 9573888 A JP9573888 A JP 9573888A JP 2750695 B2 JP2750695 B2 JP 2750695B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は硝子体や白内障などの眼科手術に用いるの
に最適な吸引装置に関するものである。
従来の技術 手術用の吸引装置は、大小2つのボトルを有し、その
間をパイプで結んでいる。このパイプの途中から分岐し
た別のパイプが外科手術装置に接続されており、これら
のパイプ中を通る被吸引物の流量をコントロールするバ
ルブを有している。
また、別の眼科手術用の吸引装置は、ボトル1個を有
し、真空を供給するための導管と、容器内の圧力を大気
中に放出するための導管を備えている。そしてそれぞれ
の導管には、バルブが付いており、各々のバルブを抑制
して、ボトル内が予め決められた圧力になるように調節
するようになっている。
発明が解決しようとする課題 ところが、前者の吸引装置では、小さいボトルに溜っ
た被吸引物を大きいボトルに移しかえる間は、被吸引物
の吸引を中断させる必要がある。すなわち手術を頻繁に
中断させなければならない。
また、後者の吸引装置では、ボトルが1個であるため
吸引できる予め決められた圧力になるまでの時間が、ボ
トル内の被吸引物の溜り具合でまちまちとなる。たとえ
ばボトルが大きくかつ空のとき、吸引するために要する
時間が長くなりすぎるのである。
発明の目的 この発明は被吸引物の吸引を中断させることがなく、
言換えれば手術を中断させることがなく、一定の短時間
で予め決められた吸引のための圧力にすることができる
吸引装置を提供することを目的としている。
発明の要旨 この発明は特許請求の範囲を要旨としている。
課題を解決するための手段 第2図を参照する。吸引装置1は真空により被吸引物
34を吸引する。
第1収容部100は、被吸引物34を収容し、第2収容部1
01も、第1収容部100と同様に被吸引物34を収容する。
第3収容部102は、第1及び第2収容部100,101より容
積が大きく、被吸引物34を収容する。
吸引口部30は、被吸引物34を取り込む。
第1通路8は、吸引口部30から被吸引物34を第1収容
部100まで導く。
第1圧力調整部70は、第1収容部100内の圧力を調整
する。
第2圧力調整部340は、(たとえば空気だめ300を通し
て)第2収容部101内の圧力を調整する。
第2通路88は、第1通路8とは別であって、第1収容
部100内の被吸引物34を第2収容部101内まで導く。
第1バルブ210は、第2通路88にあって、第2通路88
内の被吸引物34の通過を開閉する。
第3通路188は、第2通路88とは別であって第2収容
部101内の被吸引物34を第3収容部102まで導く。第2バ
ルブ220は、第3通路188にあって第3通路188内の被吸
引物34の通過を開閉する。
上記、第1圧力調整部70によって第1収容部100内を
減圧し、被吸引物34を第1通路8を介して吸引口部30か
ら第1収容部100に導く。また、第2圧力調整部340によ
って、(空気だめ300を通して)第2収容部101内の圧力
を、第1収容部100内の圧力と同じかまたは低くし、第
1バルブ210を制御して被吸引物34を第2通路88を介し
て第2収容部101へ導く。
さらに、第1バルブ(210)を閉じ第2圧力調整部340
によって(空気だめ300を通して)第2収容部101の圧力
を第3収容部102の圧力と同じかまたは高くして、被吸
引物34を第2バルブ220を制御して第3通路188を介して
第3収容部102へ導くように構成されている。
次のような好ましい態様にすることができる。
上記第1収容部100は、第1収容部100に被吸引物が相
当量収容されたことを検出する第1収容状態検出部112
と、第1収容部から被吸引物が相当量減じたことを検出
する第2収容状態検出部113とを有する。
第1収容状態検出部112が、第1収容部に被吸引物が
相当量収容されたことを検出した時に、上記第1バルブ
210を開き、第1収容部100内の被吸引物を上記第2通路
88を介して上記第2収容部101に導く。第2収容状態検
出部113が第1収容部から被吸引物が相当量減じたこと
を検出した時に第1バルブ210を閉じるように構成す
る。
上記第1圧力調整部70は第1収容部100内の圧力を検
知する第1圧力検出器111を有する。第1圧力検出器111
によって第1収容部100の圧力が所定圧力より高くなっ
たことを検出した場合には、上記第1圧力調整部70の供
給圧力を低くして第1収容部100内の圧力を下げる。所
定圧力より低くなったことを検出した場合には、第1圧
力調整部70の供給圧力を高くして第1収容部100に供給
する。これにより、第1収容部100内の圧力を略一定に
保つ。
上記第2圧力調整部340は第2収容部101の圧力を検知
する第2圧力検出部315を有する。第2圧力検出器315に
よって、第2収容部101内の圧力が所定圧力より高くな
ったことを検出した場合には、上記第2圧力調整部340
の供給圧力を低くして、第2収容部101内の圧力を下げ
る。所定圧力より低くなったことを検出した場合には、
第2圧力調整部340の供給圧力を高くして、第2収容部1
01に供給する。これにより、第2収容部101内の圧力を
略一定に保つようにする。
作 用 小容量の第1と第2収容部100,101だけを必要な所定
圧力にする。
第1から第2収容部へ被吸引物34を移すときも、第2
から第3収容部へ被吸引物34を移すときも吸引部30から
被吸引物34の吸引作業を続けることができる。
実施例 1 第1図におけるこの発明の吸引装置1は、1例として
硝子体手術装置に設けられている。
硝子体手術では、例えば水晶体aと網膜bの間にある
ゲル状の硝子体14の濁った部分(以下被吸引物34とい
う)を吸引して取り除き、それを透明な液体に置き換え
る。これにより光が水晶体aを通過して網膜bに到達で
きるようにして視力回復を図る。
硝子体手術装置は、吸引装置1、カッター駆動ユニッ
ト2、光源ユニット3および灌流ボトル4、吸引機能付
きカッター5、ライトガイド6、灌流プラグ7を有して
いる。
前記カッター5は、挿入部5aを有している。この挿入
部5aは、眼球13の強膜15を通して眼球13の内部に差し込
まれている。挿入部5aの先端部分には吸引口部30が設け
られている。カッター5は、吸引口部30に入った被吸引
物34を切除できるようになっている。この切除した被吸
引物34は、挿入部5aの中および第1通路8を経て吸引装
置1側に吸引できるようになっている。
カッター駆動ユニット2には、圧搾空気用チューブ9
が接続されている。チューブ9を介して圧搾空気をカッ
ター5に送り、この圧搾空気によりカッター5を作動し
て被吸引物34を切除するようになっている。光源ユニッ
ト3は、ライトガイド6に光ファイバー11を介して光を
送れるようになっている。ライトガイド6の先端は眼球
13内に挿入されている。そしてライトガイド6は吸引口
部30の付近に光を当てることができるものである。灌流
ボトル4には灌流液が収容されている。この灌流液は灌
流チューブ12および灌流プラグ7を介して眼球13中に送
れるようになっている。この灌流液は、被吸引物34を切
除および吸引した後に、代わりに眼球13内を満たし眼圧
回復を図るものである。
[吸引装置1] 次に吸引装置1を第2図により詳細に説明する。
吸引装置1は、眼球13内の被吸引物34を陰圧により吸
引する装置である。
[収容部100〜102と空気だめ300] 吸引装置1は、ボトル状の第1〜第3収容部100〜102
および空気だめ300を有する。各収容部100〜102は被吸
引物34を収容するものである。第1と第2収容部100,10
1の容積はほぼ同じであるが、第3収容部102はこれらよ
り容積が大きい。
カッター5の吸引口部30は第1通路8に通じていて、
第1通路8は、第1収容部100の上ぶたを通り内部に達
している。
第2通路88は、第1収容部100の底から第2収容部101
の上ぶたを通り内部に達している。第2通路88の途中に
は第1バルブ210がある。
第2収容部101の底から第3通路188が出て第3収容部
102の上ぶたを通り第3収容部102内に達している。第3
通路188の途中に第2バルブ220がある。第2収容部101
の上ぶたから第4通路330が出て空気だめ300に達してい
る。
第1収容部100には液面検出計のような第1収容状態
検出器112と第2収容状態検出器113がある。これらは、
被吸引物34の液面がAあるいはBの位置にきたときにそ
れぞれ検知できるようになっている。
第2収容部101には第3収容状態検出器123があり、こ
れらは被吸引物34の液面がCにきたときに検知できるよ
うになっている。
第3収容部102には第4収容状態検出器133があり、こ
れは被吸引物34の液面がDにきた時検知できるようにな
っている。
[第1圧力調整部70] 第1圧力調整部70は、真空ポンプ130、パイプ120、バ
ルブ121、圧力センサ111およびふた106を有している。
圧力センサ111は、第1収容部100の内部の圧力を測定
する。真空ポンプ130はパイプ120を介して第1収容部10
0内を減圧するためのものである。バルブ121はパイプ12
0の途中に設けられている。
第1収容部100には穴100bが設けられている。この穴1
00bにはふた106が押し付けられている。ふた106はテコ1
04aの一端に取付けられている。テコ104aの他端は、シ
ャフト104cに取付けられている。またソレノイド104は
固定部104dに取付けられている。ソレノイド104のシャ
フト104cはバネ105により固定部104e方向に引っぱられ
ている。
[第2圧力調整部340] 第2圧力調整部340は、空気だめ300に付設されてい
る。第2圧力調整部340は、真空ポンプ310、圧縮ポンプ
320、バルブ321,322,323、パイプ324,325,326、圧力セ
ンサ315を有している。
減圧用の真空ポンプ310はパイプ324を介して空気だめ
300につながっている。昇圧用の圧縮ポンプ320はパイプ
325を介して空気だ6め300につながっている。パイプ32
4の途中にはバルブ321が設けられている。パイプ325の
途中にはバルブ322が設けられている。パイプ326にはバ
ルブ323が設けられている。パイプ326の一端は大気に開
放されている。圧力センサ315は空気だめ300と第2収容
部101内の圧力を測定する。
[制御系] 第3図を参照する。バルブ121,321,322,323、圧力セ
ンサ111,315、第1、第2バルブ210,220、およびソレノ
イド104は制御部150に電気的に接続されている。
制御部150は操作部160に接続されている。圧力センサ
111,315からの検出圧力を制御部150に送れるようになっ
ている。制御部150にはインターフェイス170が接続され
ている。インターフェイス170には前記第1〜第4収容
状態検出器112,113,123,133がつながっている。つま
り、インターフェイス170には被吸引物の液面レベルを
示す信号が入る。
真空ポンプ130、真空ポンプ310および圧縮ポンプ320
はポンプ駆動部140を介して制御部150から指令を受け
る。
[硝子体手術] 第2図を参照する。
電源を入れて真空ポンプ130と310をONにし、かつ圧縮
ポンプ320もONにする。
第1バルブ121が閉じふた106(ソレノイド104がOFFの
ため)が開となる。バルブ321が閉じ、バルブ323が開
き、バルブ322が閉じる。第1バルブ210と第2バルブ22
0が開く。
吸引をはじめるという合図として第3図の操作部160
のフットスイッチ等をONすると、バルブ121が開、ふた1
06が閉、第1バルブ210が開、第2バルブ220が閉、バル
ブ321が開、バルブ323が閉となる。
これにより、第1収容部100内が陰圧となる。眼球13
内の被吸引物34が第1通路8を介して吸引口部30から第
1収容部100に導かれる。
吸引中、第1収容部100の圧力が所定圧力になったと
圧力センサ111が検知した場合は、バルブ121とふた106
を閉じる。
また、所定圧力よりも高くなったと圧力センサ111が
検知すると、バルブ121を開けふた106を閉じる。所定圧
力よりも低くなったと圧力センサ111が検知すると、バ
ルブ121を閉じふた106を開ける。
一方、第2収容部101内の圧力は圧力センサ315で検知
する。第2収容部101内が所定圧力(第1収容部100内の
圧力と同じか少し低い圧力)になると、バルブ321を閉
とする(バルブ323は閉のまま)。所定圧力より高くな
ったと圧力センサ315が検知すると、バルブ321を開ける
(バルブ323は閉のまま)。また所定圧力よりも低くな
ったと圧力センサ315が検知すると、バルブ321を閉じ、
バルブ323を開ける。
第1収容部100の被吸引物34がレベルAに達したこと
を第1収容状態検出器112が検知すると、第1バルブ210
が開となる。第1収容部100内の被吸引物34は、第2通
路88を介して、第2収容部101の中へ入る。そして第1
収容部100内の被吸引物34がレベルBに達したことを第
2収容状態検出器113が検知すると、第2バルブ210は閉
となる。
第2バルブ210が閉になった後、第2圧力調整部340の
バルブ321が閉、バルブ323が閉となり、空気だめ300を
介し第2収容部101内に圧縮空気を入れるために、バル
ブ322が開となる。そして第3バルブ220も開となる。
第2収容部101内の被吸引物34は、空気だめ300を介し
て送られてくる圧縮空気によって第3通路188を介して
第3収容部102へ確実に入る。第2収容部101内の被吸引
物34がレベルCに達したことを第3収容状態検出器123
が検知すると、バルブ322が閉、第2バルブ220が閉とな
る。第2収容部101を再び真空にするために、バルブ323
が閉、バルブ321が開となる。
ところで、ここまでの間、第1収容部100は設定値に
減圧されたままなので、眼球13内の被吸引物34は、第1
通路8を介して吸引口部30より第1収容部100へ連続し
て導かれている。
このような手順をくりかえし、フットスイッチ等でオ
フにすると、吸引は終わる。なお、吸引を続けて第3収
容部102内の被吸引物がレベルDまできた時は、吸引を
強制的に止めてその旨表示する。
実施例 2 第4図を参照する。
第2図の実施例1と異なるのは、実施例1のふた106
とその周辺部分の代わりにバルブ400を設けたことであ
る。このバルブ400はパイプ120の途中に設けられてお
り、第1収容部100内を大気に開放するためのものであ
る。
バルブ400は第1圧力調整部17の一部である。その他
の部分は実施例1と同様なので説明を省略する。
ところでこの発明は上述の実施例に限定されない。た
とえば、各収容部は円筒形でも他の形のものでもよい。
第3収容部はフレキシブルな容器であってもよい。第3
収容部は第2図と第4図のように密閉型でも1部大気に
開放されていてもよい。またたとえばバケツのように上
ぶたがないものをおくだけで第3通路からそれにたれ流
すようなものでもよい。
圧力調整部70は真空ポンプおよび圧縮ポンプを用いて
圧力を調整するものであってもよい。真空ポンプのかわ
りに圧縮空気から真空をつくり出す装置を使ってもよ
い。
収容状態検出器は接触型のものに限らず非接触型セン
サを使ってもよい。また流量計を使ってもよい。
第2収容状態検出器113のかわりに被吸引物が相当量
おちるまでの時間をはかっておくタイマーであってもよ
い。
第4収容状態検出器133のかわりに第3バルブ220が何
回開いたかの回数をかぞえて、規定の回数になったら相
当量収容されたと推定するようなものであってもよい。
また、第3収容部が相当大きければ第4収容状態検出器
133はつけなくてもよい。第2バルブ210、第3バルブ22
0は風船等でもよい。つまり風船の大きさを変えること
によりパイプの開閉を行うのである。
第3収容状態検出器123の代わりに時間で収容部にお
ける被吸引物の量を管理するようにしてもよい。
実施例では、真空ポンプを第1、第2圧力調整部にお
いて、それぞれ別々なものを使用しているが、真空ポン
プは1つを共用して使用してもよい。
圧縮ポンプ320からの圧縮空気は弱くてよい為、圧縮
ポンプと空気だめとの間にレギュレータや小穴を設けて
もよい。
実施例の圧縮ポンプ320や圧力センサ315は、第2収容
部101に直接つないでもよい。
圧縮ポンプを使用せずに、第2収容部から第3収容部
へは自重で落としてもよい。
第2圧力調整部340は、空気だめを通さないで、第2
収容部へ直接設置してもよい。
収容状態検出器は以下にあげる方式でもよい。
(A) 第5図のように、浮遊物Xを使い、被吸引物34
によって浮んだ浮遊物Xの力を用いてマイクロスイッチ
やリードスイッチSWをON/OFFさせるようにしてもよい。
(B) 光を用いて、被吸引物がどのくらい収容された
かを光の屈折反射、光量変化等を見るようにしてもよ
い。
(C) 被吸引物がどれくらい収容されたかを、収容部
の重量変化を見るようにしてもよい。
第1圧力調整部70のふたの開閉は、実施例では、ソレ
ノイドを用いている。しかし、ふたの開閉は、モーター
等で行ってもよい。
発明の効果 小容量の第1と第2収容部だけを吸引に必要な所定圧
力に設定すればよいので、大容量の収容部を吸引するの
に比べてその時間が一定の短時間で行える。
第1収容部から第2収容部へ被吸引物を移す時も、移
すのとは関係なく第1収容部内に被吸引物を吸引するこ
とができる。また第2収容部から第3収容部に被吸引物
を移す時も、移すのとは関係なく第1収容部内に被吸引
物を吸引することができる。すなわち、眼科手術等で手
術操作を中断することなく安全に行える。
請求項2の吸引装置によれば、第1収容部に相当量被
吸引物が収容されると第1バルブが開く。このため第1
収容部における被吸引物の満杯やあふれ出しを防げる。
請求項3の吸引装置によれば、第1収容部に常に最適
な吸引能力を与えることができる。
請求項4の吸引装置によれば、第2収容部に最適な吸
引能力を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の吸引装置を備えた硝子体手術装置の
図、第2図はこの発明の実施例1を示す図、第3図は制
御系の図、第4図は実施例2の図、第5図は収容状態検
出部の変形例を示す図である。 8……第1通路 30……吸引口部 70……第1圧力調整部 88……第2通路 100……第1収容部 101……第2収容部 102……第3収容部 188……第3通路 210……第1バルブ 220……第2バルブ 300……空気だめ 330……第4通路 340……第2圧力調整部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空によって被吸引物(34)を吸引する吸
    引装置において、 被吸引物を収容するための第1収容部(100)と、 この第1収容部(100)と同様に被吸引物を収容するた
    めの第2収容部(101)と、 この第1及び第2収容部(100,101)より容積が大き
    く、被吸引物を収容するための第3収容部(102)と、 被吸引物を取り込むための吸引口部(30)と、 この吸引口部(30)から被吸引物を第1収容部(100)
    まで導く第1通路(8)と、 第1収容部(100)内の圧力を調整する第1圧力調整部
    (70)と、 第2収容部(101)内の圧力を調整する第2圧力調整部
    (340)と、 第1通路(8)とは別であって、第1収容部(100)内
    の被吸引物を第2収容部(101)まで導く第2通路(8
    8)と、 第2通路(88)にあって第2通路(88)内の被吸引物の
    通過を開閉する第1バルブ(210)と、 第2通路(88)とは別であって、第2収容部(101)内
    の被吸引物を第3収容部(102)まで導く第3通路(18
    8)と、 第3通路(188)にあって第3通路(188)内の被吸引物
    の通過を開閉する第2バルブ(220)とを有し、 上記第1圧力調整部(70)によって第1収容部(100)
    内を減圧し、被吸引物を第1通路(8)を介して吸引口
    部(30)から第1収容部(100)に導き、また第2圧力
    調整部(340)によって第2収容部(101)内の圧力を第
    1収容部(100)内の圧力と同じかまたはそれよりも低
    圧にし、第1バルブ(210)を制御して第2通路(88)
    を介して第1収容部(100)の被吸引物を第2収容部(1
    01)へ導き、第1バルブ(210)を閉じ、そして、第2
    圧力調整部(340)によって第2収容部(101)の圧力を
    第3収容部(102)内の圧力と同じかまたはそれより高
    くし、第2バルブ(220)を制御して被吸引物を第3通
    路(188)を介して第3収容部(102)へ導くように構成
    したことを特徴とする吸引装置。
  2. 【請求項2】上記第1収容部(100)は、第1収容部(1
    00)に被吸引物が相当量収容されたことを検出する第1
    収容状態検出部(112)と第1収容部から被吸引物が相
    当量減じたことを検出する第2収容状態検出部(113)
    とを有し、第1収容状態検出部(112)が第1収容部に
    被吸引物が相当量収容されたことを検出した時に、上記
    第1バルブ(210)を開き、第1収容部(100)内の被吸
    引物を上記第2通路(88)を介して上記第2収容部(10
    1)に導き、第2収容状態検出部(113)が第1収容部か
    ら被吸引物が相当量減じたことを検出した時に第1バル
    ブ(210)を閉じるようにように構成したことを特徴と
    する請求項1に記載の吸引装置。
  3. 【請求項3】上記第1圧力調整部(70)は、第1収容部
    (100)内の圧力を検知する第1圧力検出器(111)を有
    し、第1圧力検出器(111)によって第1収容部(100)
    の圧力が所定圧力より高くなったことを検出した場合に
    は、上記第1圧力調整部(70)の供給圧力を低くして第
    1収容部(100)内の圧力を下げ、所定圧力より低くな
    ったことを検出した場合には、第1圧力調整部(70)の
    供給圧力を高くして第1収容部(100)に供給し、第1
    収容部(100)内の圧力を略一定に保つように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の吸引装置。
  4. 【請求項4】上記第2圧力調整部(340)は、第2収容
    部(101)の圧力を検知する第2圧力検出器(315)を有
    し、第2圧力検出器(315)によって、第2収容部(10
    1)内の圧力が所定圧力より高くなったことを検出した
    場合には、上記第2圧力調整部(340)の供給圧力を低
    くして、第2収容部(101)内の圧力を下げ、所定圧力
    より低くなったことを検出した場合には、第2圧力調整
    部(340)の供給圧力を高くして、第2収容部(101)に
    供給し、第2収容部(101)内の圧力を略一定に保つよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    吸引装置。
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