JPH10216248A - 携帯型低周波治療器、その貯溜タンクおよびその接続機構 - Google Patents

携帯型低周波治療器、その貯溜タンクおよびその接続機構

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JPH10216248A
JPH10216248A JP9025524A JP2552497A JPH10216248A JP H10216248 A JPH10216248 A JP H10216248A JP 9025524 A JP9025524 A JP 9025524A JP 2552497 A JP2552497 A JP 2552497A JP H10216248 A JPH10216248 A JP H10216248A
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JP
Japan
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connection
storage tank
holding member
case
tank
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Application number
JP9025524A
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English (en)
Inventor
Shuichi Suzuki
修一 鈴木
Eiichi Asakura
栄一 朝倉
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NIPPON MEDICS KK
Original Assignee
NIPPON MEDICS KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ケ−スから取外し式とされて貯溜タンクを、2
本の吸引用配管に対して容易に接続、接続解除できるよ
うにする。 【解決手段】貯溜タンク1の一端面に、第1接続口1
8、第2接続口19が形成されている。ケースに固定さ
れたベ−ス60にスライド部材61がスライド可能に保
持され、スライド部材61に、2つの接続用中空軸部材
64、65が保持されている。軸部材64、65の基端
部に、吸引用ポンプ26の吸引口26aから伸びる第1
配管22、接続端子12から伸びる第2配管23が接続
される。操作レバー72によってスライド部材61を一
方向へスライドさせると、上記軸部材64の先端部が第
1接続口18に接続されると同時に、軸部材65の先端
部が第2接続口19に接続される。スライド部材61が
他方向へスライドされると、上記つの接続が同時に解除
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用として好適
な携帯型低周波治療器、その貯溜タンクおよびその接続
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物理療法器具として周知の低周波治療器
においては、吸盤付きの電極を備え、、吸引用ポンプに
よって吸引される吸盤を患者の体表面に吸着させること
によって、電極が患者体表面から離間しないようにし
て、良好な導電性を確保するようにしている。この低周
波治療器の一種として干渉波治療器があるが、これは、
複数の高周波の干渉によって患者に低周波の刺激を与え
るものである。低周波治療器の中には、特に干渉波治療
器において一般に行われているように、吸盤内に導電性
液体(通常は水)で湿潤されたスポンジ等の湿潤部材を
配設して、電極から患者への通電を当該湿潤部材を介し
て行うことにより、電極と患者との間での導電性をより
高めることが行われている。
【0003】吸盤内に湿潤部材を介在させたときは、患
者から排出される汗等に加えて、湿潤部材に吸着されて
いた多量の導電性液体が吸引用ポンプ側へ吸引されるこ
とになる。このため、吸盤と吸引用ポンプ(の吸引口)
との間に別途貯溜タンクを接続して、吸盤内からの導電
性液体等を貯溜タンクへ貯溜することが行われている。
【0004】貯溜タンクを有する低周波治療器は、従
来、病院等において据え置き式として設置されてかなり
大型であり、貯溜タンクも相当に大型つまり大容量とさ
れていて、1日の使用終了後に、操作ボタンを操作する
ことにより、貯溜タンク内に貯溜されていた導電性液体
が自動的に、その下方に置かれる排出皿に排出されるこ
とになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
例えば運動選手の移動に合わせて低周波治療を行うた
め、あるいは出張で低周波治療を行うために、容易に持
ち運びできる携帯型の低周波治療器、特に携帯型の干渉
波治療器が望まれている。しかしながら、別途湿潤部材
を用いる関係上貯溜タンクが必要な低周波治療器特に干
渉波治療器の中には、携帯可能なものは存在しなかっ
た。とりわけ、携帯型とされる関係上、貯溜タンクはか
なり小型つまり小さな容量とせざるを得ないため、貯溜
タンク内に貯溜された導電性液体をいかに簡単に排出で
きるようにするかが問題となる。なお、従来の大型とさ
れた据え置き型の干渉波治療器は、キャスタを利用した
走行が可能な程度であって携帯は到底不可能であり、ま
た貯溜タンクは容易には取り外しできない構造とされて
いる。
【0006】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、貯溜された導電性液体の排出を貯溜タンク
をケースから取り外して行うことを前提として、貯溜タ
ンクと配管との接続関係を容易に着脱できるようにした
携帯型低周波治療器、その貯溜タンクおよびその接続機
構を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明における携帯型低周波治療器にあっては、そ
の第1の解決手法として次のようにしてある。すなわ
ち、吸盤付きの電極を備え、導電性液体で湿潤された湿
潤部材を吸盤内に介在させた状態で、吸盤に吸引力を付
与しつつ電極に通電する低周波治療器において、携帯可
能な大きさとされたケースと、前記ケース内に形成され
たタンク収納部と、前記タンク収納部内に取外し自在に
配設され、互いに同一方向に伸びるように形成された第
1接続口および第2接続口を有する貯溜タンクと、前記
ケース内に設けられた吸引用ポンプの吸引口から伸びる
第1配管の先端部分に構成された第1接続部、および前
記ケースに設けられた電極付き吸盤用の接続端子から伸
びる第2配管の先端部に構成された第2接続部と、前記
第1接続部と第2接続部とを保持して、前記タンク収納
部に収納された前記貯溜タンクに対して相対的にスライ
ド自在とされた保持部材と、を備え、前記保持部材を前
記貯溜タンクに対して相対的に一方向にスライドさせる
ことによって、前記第1接続部の前記第1接続口に対す
る接続と、前記第2接続部の前記第2接続口に対する接
続とが同時に行われ、前記保持部材を前記貯溜タンクに
対して相対的に他方向にスライドさせることによって、
前記第1接続部の前記第1接続口に対する接続解除と、
前記第2接続部の前記第2接続口に対する接続解除とが
同時に行われる、ようにしてある。上記解決手法を前提
とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項
2〜請求項15に記載のとおりである。
【0008】前記目的を達成するため、本発明における
携帯型低周波治療器にあっては、その第2の解決手法と
して次のようにしてある。すなわち、吸盤付きの電極を
備え、導電性液体で湿潤された湿潤部材を吸盤内に介在
させた状態で、吸盤に吸引力を付与しつつ電極に通電す
る低周波治療器において、携帯可能な大きさとされたケ
ースと、前記ケース内に、該ケースの端部においてその
一側面に沿うように細長く形成されたタンク収納部と、
前記タンク収納部内に取外し自在に配設され、両端が閉
じられた細長い円筒状に形成されると共に、その一端面
にそれぞれ筒状突起部として形成された第1接続口およ
び第2接続口を有する貯溜タンクと、前記タンク収納部
の端部に配設され、該タンク収納部に収納された貯溜タ
ンクの前記接続口に向けてスライド可能とされた保持部
材と、それぞれ前記保持部材に保持され、前記ケース内
に設けられた吸引用ポンプの吸引口から伸びる第1配管
の先端部分に構成されると共に前記第1接続口に凹凸嵌
合可能して構成された第1接続部、および前記ケースに
設けられた電極付き吸盤用の接続端子から伸びる第2配
管の先端部に構成されると共に前記第2接続口に凹凸嵌
合可能とされた第2接続部と、前記ケースと前記保持部
材とを連係させる操作レバーと、前記保持部材を接続方
向へ付勢するスプリングと、使用状態において、前記各
接続口がそれぞれ該貯溜タンクの上部に位置するよう
に、該貯溜タンクの前記ケースに対する周方向の位置決
めを行う第1位置決め手段と、前記貯溜タンクが前記タ
ンク収納部内においてその長手方向に動かないように位
置決めする第2位置決め手段と、を備え、前記操作レバ
ーによって前記保持部材を一方向にスライドさせること
によって、前記第1接続部の前記第1接続口に対する接
続と、前記第2接続部の前記第2接続口に対する接続と
が同時に行われ、前記操作レバーによって前記スプリン
グに抗して前記保持部材を他方向にスライドさせること
によって、前記第1接続部の前記第1接続口に対する接
続解除と、前記第2接続部の前記第2接続口に対する接
続解除とが同時に行われる、ようにしてある。
【0009】前記目的を達成するため、本発明における
携帯型低周波治療器用の貯溜タンクにあっては、その解
決手法として次のようにしてある。すなわち、
【0010】携帯型低周波治療器用の貯溜タンクであっ
て、両端が閉じられた細長い円筒状として構成され、一
端面の外周縁部部に、互いに近接してかつそれぞれ筒状
突起部とされた第1接続口と第2接続口とが突出形成さ
れ、常時は蓋部材により施蓋された少なくとも1つの呼
吸口が形成されている、ようにしてある。上記解決手法
を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における
請求項18〜請求項20に記載のとおりである。
【0011】前記目的を達成するため、本発明における
携帯型低周波治療器用の接続機構にあっては、その解決
手法として次のようにしてある。すなわち、
【0012】貯溜タンクに2つの配管を同時に接続、接
続解除させるための携帯型低周波治療器用の接続機構で
あって、ベ−スと、前記ベ−スにスライド自在に保持さ
れた保持部材と、前記保持部材のスライド方向に伸ばし
て該保持部材に保持され、基端部が配管接続用とされる
と共に、先端部が前記貯溜タンクに対する接続用とされ
た第1、第2の2つの接続部材と、前記ベ−スと前記保
持部材とを連係させて、揺動に応じて該保持部材をスラ
イドさせるためのた操作レバーと、を備えているように
してある。上記解決手法を前提とした好ましい態様は、
特許請求の範囲における請求項22以下に記載のとおり
である。
【0013】
【発明の効果】請求項1によれば、小容量とされる関係
上かなり頻繁に貯溜タンク内に貯溜された導電性液体を
排出しなければならないが、この排出のために必要な貯
溜タンクの第1接続部と第2接続部とに対する着脱を、
保持部材の貯溜タンクに対するスライドを行うだけで同
時に行えるので、この接続と接続解除とを容易にかつ迅
速に行って、携帯型低周波治療器として好適なものが得
られる。
【0014】請求項2によれば、比較的大型部材となる
貯溜タンクをスライドさせることなく、小型部品ですむ
保持部材をスライドさせればよいので、スライドさせる
機構も小型かつ簡単となり、かつ貯溜タンクがスライド
されることによる損傷を防止する上でも好ましいものと
なる。
【0015】請求項3によれば、凹凸嵌合によって接続
関係を簡単かつ確実に得つつ、弾性部材を利用したシー
ル作用によって、接続時のシール漏れを確実に防止する
上で好ましいものとなる。
【0016】請求項4によれば、第1スプリングの付勢
力によって接続関係が確実に維持する上で好ましいもの
となる。請求項5によれば、保持部材が不用意に接続解
除方向へ変位してしまう事態を防止する上で好ましいも
のとなる。請求項6によれば、請求項4および請求項5
に対応した効果を共に得ることができる。請求項7によ
れば、操作レバーの揺動という簡単な動きを利用して、
保持部材をスライドさせることができる。
【0017】請求項8によれば、カム溝およびカムフォ
ロアという簡単な構成を利用して操作レバーと保持部材
とを連動させることができる。また、カム溝を有効に利
用して形成された第1ロック用溝によって、不用意に接
続解除となってしまう事態を防止することができる。請
求項9によれば、カム溝およびカムフォロアという簡単
な構成を利用して操作レバーと保持部材とを連動させる
ことができる。また、カム溝を有効に利用して形成され
た第2ロック用溝によって、各接続部を接続解除位置に
確実に退避させておいて、貯溜タンクのタンク収納部へ
の取り付け取り外しを接続部に邪魔されることなく行う
ようにする上で好ましいものとなる。請求項10によれ
ば、接続状態を確実に維持する上で好ましいものとな
る。
【0018】請求項11によれば、吸引されることに伴
う貯溜タンクの変形を防止しつつ、。ケースを極力薄く
形成する上で好ましいものとなる。また、貯溜タンクを
ケースの側面に対して沿わせるように配設することによ
り、携帯時において貯溜タンク部分が邪魔にならないよ
うにする上で好ましいものとなる。さらに、位置決め手
段によって、接続口を常に貯溜タンクの上部に位置する
ようにさせて、同じ容積であれば貯溜タンク内に極力多
くの液体を貯溜させる上で好ましいものとなる。請求項
12によれば、凹部と凸部の嵌合という簡単な手法によ
って、貯溜タンクの周方向の位置決めを行うことができ
る。
【0019】請求項13によれば、吸引されることに伴
う貯溜タンクの変形を防止しつつ、各接続部と保持部材
と貯溜タンクとを全体として、細長い貯溜タンクの長手
方向細長く配設させて、ケースが貯溜タンクの径方向に
厚くなってしまう事態を防止する上で好ましいものとな
る。
【0020】請求項14によれば、2つの接続口以外に
別途呼吸口を設けておくことにより、貯溜タンク内から
の液体排出のときに、接続口と呼吸口との一方を液体排
出用として用い、他方を液体排出に伴う大気導入口とし
て機能させて、液体排出をすみやかに行う上で好ましい
ものとなる。また、貯溜タンクの長手方向の位置決めつ
まり固定を、弾性部材からなる蓋部材を有効に利用し
て、がたつきなくかつ若干の寸法誤差を吸収しつつ行う
ことができる。請求項15によれば、ケースの外部から
貯溜タンク内の液量を確認して、排出時期であるか否か
を容易に知る上で好ましいものとなる。
【0021】請求項16によれば、貯溜タンクをタンク
収納部内においてその周方向および長手方向にきちんと
位置決めしつつ、請求項2、請求項5、請求項7に対応
した効果を共に得ることができる。
【0022】請求項17によれば、携帯型低周波治療器
として好適な貯溜タンクを提供することができる。とり
わけ、吸引力を受けても変形しにくく、また接続口と呼
吸口とを利用した大気導入を図りつつの内部の液体のす
みやかな排出を得る上で好ましいものを提供することが
できる。さらに、接続口が筒状突起部として形成されて
いるので、接続部に対するスライドを利用した接続を確
実に得る上で好ましいものとなる。
【0023】請求項18によれば、接続口と呼吸口とを
一端面の外周縁部において周方向に互いに離れた位置と
して設定することにより、一方の口からの大気導入を確
実に得て、他方の口からの液体排出をすみやか行う上で
より好ましいものを提供することができる。また、呼吸
口を接続口に対応して筒状突起部として形成してあるの
で、貯溜タンクの形成も容易となる。請求項19によれ
ば、請求項14に対応した貯溜タンクを提供する上で好
ましいものとなる。また、弾性部材によって蓋部材を構
成してあるので、呼吸口に対する着脱を容易にする上で
また施蓋時のシール性を確実にする上で好ましいものと
なる。
【0024】請求項20によれば、貯溜タンクの製造が
容易となる。とりわけ、接続口および呼吸口を有する部
分と、液量表示部とを有する部分とを別のタンク構成部
材に構成するようにして、その製造が容易となる。さら
に、液量表示部を、直径方向に伸びるように膨出形成し
てあるので、この液量表示部が他方のタンク構成部材の
端面の変形を防止するリブの機能を果たして、吸引に伴
う変形を防止する上で好ましいものとなる。
【0025】請求項21によれば、携帯型低周波治療器
に対して好適な貯溜タンクと配管との接続機構を提供す
ることができる。とりわけ、ベ−スに対して他の部品を
あらかじめ組み付けた状態で、ベ−スをケースに取付け
るだけで、貯溜タンクに対する接続機構を簡単に得るこ
とができる。
【0026】請求項22によれば、カム溝とカムフォロ
アという簡単な構成を利用して、操作レバーと保持部材
とを連動させることができる。
【0027】請求項23によれば、接続状態の確実な維
持と、接続解除状態の確実な維持とを、カム溝を有効に
利用して形成された第1、第2の2つのロック用溝を利
用して簡単に得ることができる。
【0028】請求項24によれば、第2スプリングを利
用して保持部材を接続状態とする上でまた接続状態を維
持する上で好ましいものとなり、また第1スプリングを
利用して、貯溜タンクの接続口との接続関係を確実に得
る上で好ましいものとなる。とりわけ、第1スプリング
の変形を利用して接続口と接続部との若干の接続方向の
位置ずれを吸収しつつ、当該第2スプリングの付勢力で
もって接続口と接続部との接続関係を保持させておくこ
とができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
全体の概要(図1〜図7) 図1〜図5において、低周波治療器としての干渉波治療
器のケースCが、本体ケースAとサブケースBとから構
成され、各ケースAおよびBはそれぞれ合成樹脂によっ
て形成されている。サブケースBは、貯溜タンク1とそ
の接続機構2を収納するタンク収納部3を構成するもの
で、貯溜タンク1と接続機構2以外の他の干渉波治療器
に必要な部材は全て本体ケースAに装備されている。
【0030】本体ケースAは、表面a1、裏面a2、左
右前後の4つの側面a3〜a6を有して、表面a1およ
び裏面a2が略4角形状とされて、全体として薄型とさ
れている。すなわち、図1は、使用時において本体ケー
スAを上方から見たもので、裏面a2が、机上等の使用
面4上に載置され、側面a3側に干渉波治療器の操作者
が位置される。図1において、左右方向(横方向)に沿
う側面がa3およびa4であり、前後方向(縦方向)に
沿う側面がa5およびa6である。そして、上下方向に
隔置された表面a1と裏面a2とが、各側面a3〜a6
を介して連結されたものとなっている。
【0031】本体ケースAの表面a1には、その上部に
おいて表示部5が形成され、また、その下部において合
計5つの操作ダイアル6〜10が設けられている。操作
ダイアル6は、吸引オフ時間を設定するためのものであ
る。操作ダイアル7は吸引間隔を設定するものである。
操作ダイアル8は吸引圧力を設定するものである。操作
ダイアル9は電極への出力を設定するものである。操作
ダイアル10は対となる第1組の電極(例えば赤色で識
別)と第2組の電極(例えば白色で識別)との間での出
力バランスを設定するものである。少なくとも各操作ダ
イアル6〜10での設定状況が、表示部5に表示され
る。
【0032】本体ケースAの側面a3には、出力切換ス
イッチ11と、吸盤付き電極への出力部となる接続端子
12とが設けられている。接続端子12は、対となる吸
盤付き電極が2組とされる関係上、合計4個の接続部を
有し、後述する4個の吸盤付き電極が個々独立して4個
の接続部のいずれかに接続される。そして、吸盤付き電
極を接続端子12に接続した状態では、当該接続端子1
2を介して、吸盤付き電極への通電と、吸盤内への吸引
用負圧の印加とが行われる。また、本体ケースAの側面
a4からは、商用電源に接続される電源コ−ド13が延
在され、かつ側面a4側に電源ON、OFFスイッチ
(図示略)が配設されている。なお、上記出力切換スイ
ッチ11は、上述のように、吸盤付き電極に対する通電
と吸引力付与とを行う状態と、通電のみを行う状態(吸
引力付与なしで、電極は吸盤なしのものが用いられる)
とを切換えるためのものである。
【0033】サブケースBは、本体ケースAの側面a5
近傍において、当該側面a5に沿って配設されている。
このサブケースBは、全体として前後方向に細長く形成
されて、表面b1、裏面b2、4つの側面b3〜b6を
有する。このようなサブケースBの側面b6が、本体ケ
ースAの側面a5とほぼ平行に伸びていて、その前後方
向長さは本体ケースAの前後方向長さとほぼ一致されて
いる。
【0034】本体ケースAとサブケースBとは、その側
面a5とb6との間に薄い弾性部材14を介在させた状
態で、複数の固定具(例えばボルト、ナット)15によ
って強固に結合、一体化されている。そして、この一体
化の状態では、各ケースAとBとの裏面a2、b2はほ
ぼ同一平面に位置するようにされて、使用面4に対し
て、本体ケースAの裏面a2が載置されると共にサブケ
ースBの裏面b2が載置されて、ケースC全体として安
定して使用面4上に載置されるようになっている。な
お、上記側面a5とb6とが、サブケースB内つまりタ
ンク収納部3を、他の部分つまり本体ケースA内と仕切
る仕切壁を実質的に構成することになる。
【0035】本体ケースAは、その下部を構成する上方
に開口した低部ケースA1と、低部ケースA1を上方か
ら覆って前記表示部5や操作ダイアル6〜10が取付け
られる蓋部材A2との分割構成とされ、蓋部材A2は容
易には低部ケースA1から分離できないように(開閉で
きないように)、ねじ等の固定具によって低部ケースA
1に固定される。
【0036】同様に、サブケースBも、その下部を構成
する上方に開口した低部ケースB1と、低部ケースB1
を上方から覆う蓋部材B2との分割構成とされている。
ただし、蓋部材B2は、後述するように、低部ケースB
1から容易に分離できるように(開閉できるように)、
別途固定具を用いることなく、係止構造によって低部ケ
ースB1に固定される。
【0037】低部ケースA1とB1との高さはほぼ同じ
に設定されている。すなわち、本体ケースAにおける低
部ケースA1と蓋部材A2との分離ラインと、サブケー
スBにおける低部ケースB1と蓋部材B2との分離ライ
ンとは、互いにほぼ同じ高さとされている。そして、本
体ケースAの蓋部材A2の上面が部分的に、サブケース
Bの蓋部材B2上面よりも若干高く盛り上げられて、そ
こに表示部5が構成されている。
【0038】ケースCは、全体として小さなトランク程
度の大きさとされて、携帯用ケース(例えばソフトケ−
ス)17内に収納された状態で携帯(持ち運び)され
る。携帯用ケース17は、例えばチャック(ジッパ−)
17aを利用して、3つの側面が上下に分離可能とされ
ている。携帯用ケース17は、本体ケースAの側面a3
側において携帯用の把手17bを有して、携帯時には、
当該側面a3が上面となる姿勢状態とされる。
【0039】低周波治療器の使用時には、ケースCの裏
面a2、b2が下向きとなる姿勢状態となるように使用
面4に載置した後、低い位置にあるチャック17aを開
いて、携帯用ケース17の上側部材17cを略180度
だけケースA、Bの側面a4、b4側へ押し開けばよ
く、この状態において、ケースCがほぼ全体的に外部へ
露出される。
【0040】サブケースB内、つまりタンク収納部3内
に収納される貯溜タンク1は、全体として、両端面が閉
塞された略円筒状として形成されている。貯溜タンク1
の一端面には、第1、第2の2つの接続口18、19を
有する。タンク収納部3への貯溜タンク1収納状態で
は、当該貯溜タンク1は略水平方向において前後方向に
細長く伸びる。各接続口18、19は、前述した携帯時
においては、下向きとなるように設定されている。
【0041】図6、図7に示すように、サブケースBの
蓋部材B2は、容易に着脱つまり開閉できるように、係
止機構Kを利用して低部ケースB1に係止されている。
すなわち、サブケースBの低部ケースB1の上端縁部に
は、少なくとも部分的に内方へ折曲されて伸びる係止段
部40が形成されつ一方、この係止段部40に対応し
て、蓋部材B2の下縁部には、内方へ若干突出した係止
爪部41が形成されている。これにより、蓋部材B2を
低部ケースB1に対して上方から接近させて、若干強め
に下方へ押圧することにより、係止爪部41が係止段部
40に係止されることになり、この係止状態が図6、図
7に示される。この係止状態から、蓋部材B2に対して
左右方向から若干の押圧力を加えつつ上方へ引上げるこ
とにより、係止爪部41が係止段部40から係合解除さ
れて、蓋部材B2が低部ケースB1から取外されること
になる。なお、係止段部40を蓋部材B2に形成し、係
止爪部41を低部ケースB1に形成するようにしてもよ
い。
【0042】タンク収納部3の長手方向一端部に配設さ
れた接続機構2は、第1、第2の2つの接続部20、2
1を有する。第1接続部20は第1接続口18に着脱自
在に接続されるもので、この第1接続部20には、第1
配管22の一端部が接続されている。第2接続部21は
第2接続口19に着脱自在に接続されるもので、この第
2接続部21には、第2配管23の一端部が接続されて
いる。
【0043】一方、本体ケースA内には、トランスを含
む電源回路24、制御回路25、吸引用ポンプ26が装
備される他、吸引用と排出用の2つの集合タンク27、
28、大気開放用電磁弁29が装備されている。比較的
重量物となる電源回路24と吸引用ポンプ26とは、携
帯時において低い位置となるように、本体ケースAの側
面a4近くで、当該側面a4に沿って互いに直列に配置
されている。上記集合タンク27、28は、互いに同一
形状とされているが、貯溜タンク1よりも十分小さな容
積とされている。
【0044】吸引用の集合タンク27は、圧力分配用と
なるもので、4つの接続口27a〜27dを有する。接
続口27aは、配管30を介して吸引用ポンプ26の吸
引口26aに接続されている。接続口27bは、接続機
構2の第1接続部20から伸びる配管22が接続されて
いる。上記配管22と30とが第1配管を構成する。接
続口27cが、配管31を介して、制御回路25に設け
られた圧力センサ32に接続されている。接続口27d
が、配管33を介して、前記電磁弁29に接続されてい
る。
【0045】集合タンク28は、消音器として機能する
もので、集合タンク27と同一部材を利用して構成され
ているために4つの接続口28a〜28dを有するが、
2つの接続口は不要なため、2つの接続口28c、28
dが配管34によって互いに接続されている。接続口2
8aは、配管35を介して、吸引用ポンプ26の排出口
26bに接続されている。接続口28bは、配管36を
介して、タンク収納部3内に開口されている。
【0046】タンク収納部3内の第2接続部21より伸
びる第2配管としての配管23が、、前記接続端子12
に接続されている。なお、配管23の接続端子12側の
端部は、4つの吸盤付き電極に分配されるために4本に
分岐されて、4本の分岐配管が接続端子12の4つの接
続部分に個々独立して接続されている。
【0047】貯溜タンク1と吸引用ポンプ26の吸引口
26aとを接続する第1配管30、22のうち、配管2
2は、いったん本体ケースAの側面a3近傍にまで伸び
るように配設された後、集合タンク27に至るように配
設されている。これにより、上記側面a3が上方を向く
ような携帯時において、配管22の一部が貯溜タンク1
の上部の高さ位置にまで位置するトラップ部22aを構
成することになり、このような配管22の配設状態を確
保するために、トラップ部22aが下方へ垂れ下がるの
を防止する係止ストッパ38が設けられている。
【0048】なお、前述した各種配管は、弾性管によっ
て形成されている。また、本体ケースAとサブケースB
との間には、配管22、23、36が通過可能な小さい
連通用開口が形成されているが、この開口は、使用時に
おいて極力高い位置となるように設定しおくのが、サブ
ケースBから本体ケースA側への液体の流れを確実に防
止する上で好ましいものとなる。
【0049】貯溜タンクの説明(図8、図9) 図8、9を参照しつつ、貯溜タンク1の詳細について説
明する。貯溜タンク1は、吸引(真空引き)されたとき
に容易に変形しないように、外周形状が断面円形とされ
ており、その長手方向両端面が閉塞された円筒状(略円
筒状)として形成されている。このような貯溜タンク1
は、その長手方向略中間部より1aと1bとの2分割構
成とされて、それぞれ有底筒状とされた2分割部材1a
と1bとの開口端縁部同士を互いに嵌合させる共に接着
剤によって一体化することにより構成されている。各分
割部材つまりタンク構成部材1aと1bとは、それぞれ
例えば射出成形によって形成されている(ブロ−成形に
よって形成することも可能ではあるが、吸引力に対抗し
て変形しないようにするため、強度的に優れた射出成形
とするのが好ましい)。貯溜タンク1つまり各分割部材
1a、1bはそれぞれ、透明あるい半透明とされて、外
部から内部の状態(特に液量)が容易に目視できるよう
になっている。
【0050】貯溜タンク1の一端面、より具体的には携
帯時において下方を向く一端面1cには、記述のよう
に、使用時において上部位置となる部分において、第
1、第2の2つの接続口18、19が筒状突起部として
突出形成されている。また、上記一端面1cには、使用
時において低部となる位置において、2つの大気導入口
43、44が筒状突起部として突出形成され、この大気
導入口43、44は、常時は弾性部材からなるキャップ
状の蓋部材45、46によって施蓋されている。
【0051】前記蓋部材45、46は、低周波治療器の
使用時には、後述する接続機構2に対する当接部、つま
り貯溜タンク1が接続機構2側へ向けて所定以上変位す
るのを規制するための当接部材として機能される。この
蓋部材45、46は、貯溜タンク1をサブケースBから
取り外して接続口18、19から内部の液体を排出する
ときに取り外されて、液体排出に伴う大気吸引が大気導
入口43、44を介して行われる。
【0052】貯溜タンク1の低部には、その長手方向端
部において、位置決め用の係止凹部47が形成される一
方、サブケースBの低部には、金属板を曲げ加工するこ
とにより形成された係止ストッパ48が固定されてい
る。係止凹部47を係止ストッパ48に凹凸嵌合させる
ことにより、使用時において2つの接続口18、19が
上部に位置した状態で、貯溜タンク1のサブケースBに
対する周方向の位置決めが行われる。このような係止凹
部47と係止ストッパ48とは、貯溜タンク1の長手方
向両端部に構成されている。また、貯溜タンク1をタン
ク収納部3に収納した状態では、貯溜タンク1の他端面
1d(接続口18、19とは反対側の端面)がサブケー
スBに当接して、側面b3側へ所定以上変位すること、
つまりタンク収納部3に収納された貯溜タンク1が所定
以上接続機構2から離間する方向の変位が規制される、
貯溜タンク1の長手方向位置決めは、側面b3に対する
貯溜タンク1の他端面1dの当接と、後述するベ−ス6
0に対する前記蓋部材45、46の当接とによって行わ
れる。
【0053】貯溜タンク1の他端面1dには、使用時に
おいて上下方向つまり貯溜タンク1の直径方向ほぼ全長
に渡って細長く伸びる液量表示部49が、外部へ向けて
膨出させて形成されている。この液量表示部49は、サ
ブケースBに開口された透視窓としての開口50内に緩
く嵌合されて、使用時において液量表示部49をケース
外から容易に目視できるようになっている。液量表示部
49には、貯溜タンク1内の液を排出すべき時期にきた
こと容易に知り得るようにするため、少なくとも使用状
態において接続口18、19よりも若干低い所定高さ位
置に対応させて、指標線が刻設されている。
【0054】接続機構の説明(図10〜図図18) 図10〜図18を参照しつつ、吸引用ポンプ26と貯溜
タンク1とを着脱自在に接続するための接続機構2の一
例について説明する。接続機構2を全体的に見たときの
側面が図10に示され、正面が図11に示される。
【0055】接続機構2は、サブケースBにねじ等によ
って固定されるベ−ス60を有し、このベ−ス60に、
貯溜タンク1への着脱方向つまり貯溜タンク1の長手方
向にスライド自在として保持部材としてのスライド部材
61が保持されている。スライド部材61には、左右一
対の環状の軸受62、63が保持され、この軸受62に
は第1中空軸部材64が、また軸受63には第2中空軸
部材65が、それぞれスライド自在に嵌合、保持されて
いる。接続部材としての中空軸部材64、65は、ばね
(第1スプリング)66によって先端方向つまり貯溜タ
ンク1へ接近する方向に付勢され、所定以上のスライド
は、中空軸部材64、65に取付けた止輪からなるスト
ッパ67がスライド部材61に当接することにより規制
されている。
【0056】第1中空軸部材64の基端部、つまり貯溜
タンク1から遠い側の端部には、吸引用ポンプ26に連
なる配管22が接続されている。第2中空軸部材65に
は、吸盤付き電極が接続される接続端子12から伸びる
配管23が接続されている。各中空軸部材64、65の
先端部には、環状とされた弾性部材からなる先端部材6
8、69が嵌合、一体化されている。上記中空軸部材6
4、65、先端部材68、69が、記述の第1、第2の
2つの接続部20、21を構成する。すなわち、スライ
ド部材61を貯溜タンク1へ接近させることにより、先
端部材68が貯溜タンク1の第1接続口18に気密に嵌
合、接続されると共に、先端部材69が、貯溜タンク1
の第2接続口19に気密に嵌合、接続される。スライド
部材61を後退させることにより、上記68と18、お
よび69と19との接続が解除されて、貯溜タンク1を
サブケースBから取り出し可能とされる。
【0057】前記スライド部材61は、ベ−ス60との
間に張設されたばね(第2スプリング)71によって、
接続方向へ付勢されている。ばね71の付勢力は、ばね
66の付勢力よりも大きく設定されている。スライド部
材61を前進(接続)、後退(接続解除)させるため
に、操作部材としての操作レバー72が設けられてい
る。この操作レバー71は、その下端部が回動中心とな
るピン73を中心として揺動自在としてベ−ス60に保
持され、その先端部がマニュアル操作される操作部72
aとされている。
【0058】操作レバー72には、カム溝74が形成さ
れる一方、スライド部材61には、カム溝74内に摺動
自在に挿入されたカムフォロアとしてのピン75が一体
化されている。カム溝74は、その長手方向中間部が、
操作レバー72の揺動に応じてスライド部材61をスラ
イドさせるためのガイド部74aとして形成され、この
ガイド部74aの一端部側には前進用ロック部74bが
形成され、ガイド部74aの他端部側には後退用ロック
部74cが形成されている。
【0059】上記ピン73および75と操作レバー72
との間には、図11に示すように、例えば潤滑性の優れ
た合成樹脂からなるスペ−サSSが介在されて、操作レ
バー72のベ−ス60に対する円滑な揺動と、ピン75
のカム溝74内での円滑な摺動が確保されるようになっ
ている。より具体的には、ピン73、75は実質的に細
径のボルトによって構成されて、スペ−サSSがボルト
外周に嵌合された状態で、当該ボルトの先端部がベ−ス
60あるいはスライド部材61に螺合、一体化されてい
る。なお、ピン75に対するスペ−サの外周に、これよ
りも若干幅狭いローラを回転自在に保持させて、このロ
ーラがカム溝74内で転動するように設定することによ
り、ピン75とカム溝74との間でのより円滑な摺動を
確保することができる。
【0060】図10は、ピン75がカム溝74のうち前
進用ロック部74bに位置された状態が示される。この
図10の状態において、スライド部材61に後退方向
(図10左方向)の外力を付加しても、前進用ロック溝
74bの形状が、ピン75を操作レバー72の回動中心
に向かう方向に案内するように形成されているため、操
作レバー72の揺動が規制されて、スライド部材61の
後退が規制される。
【0061】スライド部材61が接続方向ストロ−ク端
に位置した状態で、先端部68、69は正規の接続位置
よりも若干さらに接続方向(図10右方)へ突出可能と
されている。これにより、接続完了状態のときは、第1
スプリングとしてのばね66が貯溜タンク1(の接続口
18、19)からの押圧を受けて若干圧縮されるように
弾性変形された状態となり、このばね66の付勢力が、
接続口18、19と先端部材68、69との接続関係維
持のために作用する。つまり、ばね66が、接続方向に
おける若干の寸法誤差の吸収を行いつつ、所定の付勢力
付与による接続口18、19との確実な接続力確保とを
行うようになっている。
【0062】図10の状態から、操作レバー72を図中
左方へ向けて揺動させると、当初はやや強い力を要する
が、ピン75が前進用ロック溝74bから抜け出てガイ
ド部74aに移動する。この後は、操作レバー72の揺
動に応じて、ピン75がガイド部74aを滑らかに摺動
しつつ、スライド部材61が後退される。
【0063】操作レバー72を図10一点鎖線で示す後
退ストロ−ク端にまで揺動させたとき、ピン75が後退
用ロック溝74cに位置される。この状態で、スライド
部材61に対して前進方向(図10右方向)への外力を
付加しても、ピン75が操作レバー72の回動中心73
へ向かう方向へ案内するように形成されているために、
操作レバー72の揺動つまりスライド部材61の前進が
規制される。ピン75が後退用ロック溝74cに位置し
た状態から、操作レバー72を図10右方へ向けて揺動
させると、当初はやや強い力を要するが、ピン75が後
退用ロック溝74cからガイド部74aへ移動して、さ
らなる揺動レバー72の揺動によって、最終的に図10
実線で示す位置へ揺動される。
【0064】なお、カム溝74は、孔の形式あるいは凹
部の形式として形成することができる。また、カム溝7
4をスライド部材61に形成し、ピン75を操作レバー
72に設けるようにしてもよい。もっとも、操作力確保
の点から比較的大きな面積部分を有するように形成され
る操作レバー72にカム溝74を形成する方が好ましい
ものである。
【0065】ここで、ベ−ス61、スライド部材62、
操作レバー72はそれぞれ金属板、例えば鉄板を曲げ加
工することにより構成されて、潤滑性の優れたいわゆる
潤滑塗料(例えばフッソ系やテフロン系の塗料を含有す
るもの)によって塗装されて、相互の間での滑らかな動
きを確保するようにしてある。ベ−ス60に対してスラ
イド部材61をスライド自在に案内するため、ベ−ス6
0には、前後2つのガイド孔76、77が形成されてい
る。各スライド溝76、77の後端部は、幅広部76
a、77aとされている。
【0066】一方、スライド部材61には、下方へ曲げ
形成された前後2つのガイド突起部78、79が形成さ
れている。各ガイド突起部78、79は、その基端部が
細幅、つまり先端部が幅広部78a、79aとされてい
る。上記ガイド突起部78の幅広部78aをガイド孔7
6の幅広部76aに合致させ、かつガイド突起部79の
幅広部79aをガイド孔77の幅広部77aに合致させ
た状態で、スライド部材61をベ−ス60の上方から下
方へと変位させることにより、ガイド突起部78がガイ
ド孔76に、ガイド突起部79がガイド孔77に深く挿
入される。この状態から、スライド部材61をベ−ス6
0に対して前進させることにより、ガイド突起部78、
79の細幅部がガイド孔76、77に案内されつつ、ス
ライド部材61がベ−ス60に対してスライドされる。
また、幅広部78a、79aによって、スライド部材6
1がベ−ス60に対してガタつくのを防止するようにな
っている。
【0067】吸盤付き電極(図19) 図19は、吸盤付き電極の一例を示すもので、カップ状
とされて、略中心部分に接続開口を有する吸盤81を有
する。吸盤81内において、電極82が配置されてい
る。電極82は、既知のように、吸盤81に落下しない
ように保持されている。患者の体表面が符合83で示さ
れる。吸盤81内に、導電性液体(例えば水)に浸され
たスポンジ等の湿潤部材84が配置されて、電極82が
湿潤部材84を介して体表面83に接触される。
【0068】吸盤81の中央接続部には、図示を略すコ
−ドが連なり、このコ−ドを介して、低周波治療器のケ
ースに設けた伝送端子12から、吸盤81内への吸引力
付加と、電極82への電圧印加とが行われる。体表面8
3からの汗や湿潤部材84からの導電性液体が、上記コ
−ドから接続端子12、配管23を介して貯溜タンク1
へ導入されて、当該貯溜タンク1内で貯溜される。貯溜
タンク1内の液量が所定以上になったときは、前述のよ
うにして貯溜タンク1がサブケースBから取り出され
て、内部の液体が排出され、その後、貯溜タンク1が再
びサブケースBに設置されることになる。
【0069】以上実施の形態について説明したが、本発
明はこれに限らず例えば次のような場合をも含むもので
ある。低周波治療器としては、干渉波治療器に限らず、
導電性液体に浸された湿潤部材84が吸盤81内に装備
されるものであれば、低周波そのものを患者体表面に印
加する形式のものであってもよい。また、干渉波治療器
の場合、対となる電極の数は3組とすることもできる。
【0070】携帯用ケース17は、ハ−ドケ−スとする
こともでき、この場合、本体ケースCの裏面や一部の側
面を形態ケースの一部として兼用させることもできる。
また、貯溜タンク1の液量表示部は、例えばサブケース
Bの側面b5に設定する等、適宜の位置とすることがで
きる(ケースに設ける透視窓は、液量表示部の形成位置
に対応させて変更される)。
【0071】スライド部材61つまり接続部20、21
をケースに固定する一方、貯溜タンク1を接続部20、
21へ向けてケースに対してスライドさせるようにする
ようにしてもよい。
【0072】使用状態でのケースCの姿勢状態は、例え
ばもっとも幅の狭い側面a3、b3が使用面に対する載
置面となるようにする等、適宜設定可能である。側面a
3、b3を載置面とした場合、使用時と携帯時とで、ケ
ースCの姿勢状態は同じとされ、また、携帯時におい
て、貯溜タンク1の接続口18、19が当該貯溜タンク
1の最上部となっているので、携帯時において貯溜タン
ク1から吸引用ポンプ26への液体の逆流を防止するた
めのトラップ部22aを別途必要としないものとなる。
側面a3、b3を載置面とした場合、操作面となるa1
と同じ方向の面b1に液量表示部49(透視窓50)を
設けておくのが、液量表示部49の確認の容易性という
点で好ましいものとなる。
【0073】ケースCは、本体ケースAとサブケースB
との分割構成とすることなく、両ケースAとBとを一体
成形したものであってもよい。この場合、タンク収納部
3を他の部分と仕切る仕切壁は、ケースと一体成形する
こともでき、別途独立して形成して、後にケースに一体
化するようにすることもできる。本発明の目的は、明記
されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点と
して表現されたものを提供することをも暗黙的に含むも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す使用時の上面図。
【図2】図1の状態から蓋部材を除去した上面図。
【図3】図1のY3方向矢視図。
【図4】図1のY4方向矢視図。
【図5】携帯用ケースの一例を示すもので、図4に対応
した図。
【図6】サブケースにおける蓋部材部分の詳細を示す断
面図。
【図7】図6の要部拡大図。
【図8】貯溜タンクの断面上面図。
【図9】図8のY9方向矢視図。
【図10】貯溜タンクに対する接続機構を示す側面図。
【図11】図10に示す接続機構の正面図。
【図12】図10に示す接続機構に用いるベ−スの上面
図。
【図13】図12に示すベ−スの正面図。
【図14】図12に示すベ−スの側面図。
【図15】図10に示す接続機構に用いるスライド部材
部分の上面一部断面図。
【図16】図15に示すスライド部材部分の正面図。
【図17】図15に示すスライド部材部分の一部断面側
面図。
【図18】図10に示す接続機構に用いる操作レバーの
側面図。
【図19】吸盤付き電極の一例を湿潤部材と共に示す断
面図。
【符合の説明】
1:貯溜タンク 2:接続機構 3:タンク収納部 4:低周波治療器が載置される使用面 12:接続端子(吸盤付き電極用) 18:第1接続口 19:第2接続口 20:第1接続部 21:第2接続部 22:第1配管 23:第2配管 26:吸引用ポンプ 26a:吸引口 43、44:大気導入口(呼吸口) 45、46:蓋部材(弾性部材) 47:係止凹部(周方向位置決め) 48:係止ストッパ(周方向位置決め) 49:液量表示部 50:開口(透視窓) 60:ベ−ス 61:スライド部材(保持部材) 64、65:中空軸部材(接続部材) 66:ばね(第1スプリング) 68、69:先端部材(弾性部材) 71:ばね(第2スプリング) 72:操作レバー 73:操作レバーの回動中心 74:カム溝 74b:第1ロック用溝 74c:第2ロック用溝 75:ピン(カムフォロア) 81:吸盤 82:電極 83:患者の体表面 84:湿潤部材(導電性液体を吸湿) C:ケース A:本体ケース A1:低部ケース A2:蓋部材 B:サブケース B1:低部ケース B2:蓋部材

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸盤付きの電極を備え、導電性液体で湿潤
    された湿潤部材を吸盤内に介在させた状態で、吸盤に吸
    引力を付与しつつ電極に通電する低周波治療器におい
    て、 携帯可能な大きさとされたケースと、 前記ケース内に形成されたタンク収納部と、 前記タンク収納部内に取外し自在に配設され、互いに同
    一方向に伸びるように形成された第1接続口および第2
    接続口を有する貯溜タンクと、 前記ケース内に設けられた吸引用ポンプの吸引口から伸
    びる第1配管の先端部分に構成された第1接続部、およ
    び前記ケースに設けられた電極付き吸盤用の接続端子か
    ら伸びる第2配管の先端部に構成された第2接続部と、 前記第1接続部と第2接続部とを保持して、前記タンク
    収納部に収納された前記貯溜タンクに対して相対的にス
    ライド自在とされた保持部材と、を備え、前記保持部材
    を前記貯溜タンクに対して相対的に一方向にスライドさ
    せることによって、前記第1接続部の前記第1接続口に
    対する接続と、前記第2接続部の前記第2接続口に対す
    る接続とが同時に行われ、 前記保持部材を前記貯溜タンクに対して相対的に他方向
    にスライドさせることによって、前記第1接続部の前記
    第1接続口に対する接続解除と、前記第2接続部の前記
    第2接続口に対する接続解除とが同時に行われる、こと
    を特徴とする携帯型低周波治療器。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記貯溜タンクを前記タンク収納部に収納したとき、該
    貯溜タンクが前記ケースに対してスライドしないように
    設定され、 前記保持部材が、前記ケースに対してスライド可能とさ
    れて、該保持部材のケースに対するスライド動に応じ
    て、前記各接続部と各接続口との接続と接続解除とが行
    われる、ことを特徴とする携帯型低周波治療器。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記第1接続部と前記第1接続口との接続、および前記
    第2接続部と前記第2接続口との接続が、互いに凹凸嵌
    合することにより行われ、 前記各接続部と各接続口との一方に、前記凹凸嵌合時に
    接続部分のシールを行う弾性部材が設けられて、該弾性
    部材を介して該各接続部と各接続口同士が凹凸嵌合され
    る、ことを特徴とする携帯型低周波治療器。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記各接続部が、前記保持部材に対して所定分だけスラ
    イド可能として保持され、 前記保持部材と前記各接続部との間に第1スプリングが
    設けられて、該第1スプリングによって該各接続部が前
    記接続口に対する接続方向へ向けて付勢されている、こ
    とを特徴とする携帯型低周波治療器。
  5. 【請求項5】請求項2において、 前記保持部材と前記ケースとの間に第2スプリングが設
    けられて、該第2スプリングによって、前記保持部材が
    前記各接続部と前記各接続口とが接続される方向へ付勢
    されている、ことを特徴とする携帯型低周波治療器。
  6. 【請求項6】請求項2において、 前記各接続部が、前記保持部材に対して所定分だけスラ
    イド可能として保持され、 前記保持部材と前記各接続部との間に第1スプリングが
    設けられて、該第1スプリングによって該各接続部が前
    記接続口に対する接続方向へ向けて付勢され、 前記保持部材と前記ケースとの間に前記第1スプリング
    よりも大きい付勢力とされた第2スプリングが設けられ
    て、該第2スプリングによって、前記保持部材が前記各
    接続部と前記各接続口とが接続される方向へ付勢されて
    いる、ことを特徴とする携帯型低周波治療器。
  7. 【請求項7】請求項2において、 前記ケースと前記保持部材とに連係された操作レバーが
    設けられ、 前記操作レバーを揺動させることによって前記保持部材
    がスライドされる、ことを特徴とする携帯型低周波治療
    器。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記操作レバーと保持部材とが、カム溝と該カム溝を摺
    動されるカムフォロアとを介して連係され、 前記カム溝の一端部には、前記各接続部が前記各接続口
    に対して接続されている状態において、前記保持部材が
    接続解除方向へ変位するのを規制する接続解除規制用と
    なる第1ロック用溝が連接されている、ことを特徴とす
    る携帯型低周波治療器。
  9. 【請求項9】請求項7において、 前記操作レバーと保持部材とが、カム溝と該カム溝を摺
    動されるカムフォロアとを介して連係され、 前記カム溝の他端部には、前記各接続部が前記各接続口
    に対して接続解除されている状態において、前記保持部
    材が接続方向へ変位するのを規制する接続規制用となる
    第2ロック用溝が連接されている、ことを特徴とする携
    帯型低周波治療器。
  10. 【請求項10】請求項1において、 前記各接続部が前記各接続口に対して接続されたとき、
    前記保持部材が接続解除方向へスライドされるのを規制
    するロック機構が設けられている、ことを特徴とする携
    帯型低周波治療器。
  11. 【請求項11】請求項1において、 前記貯溜タンクが、両端が閉じられた細長い円筒状とな
    るように形成され、 前記タンク収納部が前記ケースの一側面に沿って細長く
    形成され、 該タンク収納部に前記貯溜タンクに収納されたときに、
    使用状態において前記貯溜タンクが略水平方向に長く伸
    びるように設定され、 使用状態において、前記各接続口がそれぞれ該貯溜タン
    クの上部に位置するように、該貯溜タンクの前記ケース
    に対する周方向の位置決めを行う位置決め手段が構成さ
    れている、ことを特徴とする携帯型低周波治療器。
  12. 【請求項12】請求項11において、 前記位置決め手段が、前記貯溜タンクの側面と前記ケー
    スとの一方に形成された凹部と、他方に形成されて該凹
    部に嵌合される突起部とから構成されている、ことを特
    徴とする携帯型低周波治療器。
  13. 【請求項13】請求項2において、 前記貯溜タンクが、両端が閉じられた細長い円筒状とし
    て構成され、 前記貯溜タンクの一端面側に、前記各接続口が形成さ
    れ、 前記保持部材および前記各接続部が、前記タンク収納部
    のうち前記貯溜タンクの一端面側に配設され、 前記保持部材のスライドが、前記貯溜タンクの長手方向
    の動きとなるように行われる、ことを特徴とする携帯型
    低周波治療器。
  14. 【請求項14】請求項13において、 前記貯溜タンクの一端面側に、弾性部材からなる蓋部材
    によって常時は施蓋された呼吸口が形成され、 前記貯溜タンクを前記タンク収納部に収納したとき、前
    記蓋部材を介して該貯溜タンクがその長手方向に動かな
    いように前記ケースに対して位置決めされる、ことを特
    徴とする携帯型低周波治療器。
  15. 【請求項15】請求項13において、 前記貯溜タンクの他端面に、内部が透視可能とされた液
    量表示部が形成され、 前記ケースには、前記液量表示部を外部から目視可能な
    透視窓が形成されている、ことを特徴とする携帯型低周
    波治療器。
  16. 【請求項16】吸盤付きの電極を備え、導電性液体で湿
    潤された湿潤部材を吸盤内に介在させた状態で、吸盤に
    吸引力を付与しつつ電極に通電する低周波治療器におい
    て、 携帯可能な大きさとされたケースと、 前記ケース内に、該ケースの端部においてその一側面に
    沿うように細長く形成されたタンク収納部と、 前記タンク収納部内に取外し自在に配設され、両端が閉
    じられた細長い円筒状に形成されると共に、その一端面
    にそれぞれ筒状突起部として形成された第1接続口およ
    び第2接続口を有する貯溜タンクと、 前記タンク収納部の端部に配設され、該タンク収納部に
    収納された貯溜タンクの前記接続口に向けてスライド可
    能とされた保持部材と、 それぞれ前記保持部材に保持され、前記ケース内に設け
    られた吸引用ポンプの吸引口から伸びる第1配管の先端
    部分に構成されると共に前記第1接続口に凹凸嵌合可能
    して構成された第1接続部、および前記ケースに設けら
    れた電極付き吸盤用の接続端子から伸びる第2配管の先
    端部に構成されると共に前記第2接続口に凹凸嵌合可能
    とされた第2接続部と、 前記ケースと前記保持部材とを連係させる操作レバー
    と、 前記保持部材を接続方向へ付勢するスプリングと、 使用状態において、前記各接続口がそれぞれ該貯溜タン
    クの上部に位置するように、該貯溜タンクの前記ケース
    に対する周方向の位置決めを行う第1位置決め手段と、 前記貯溜タンクが前記タンク収納部内においてその長手
    方向に動かないように位置決めする第2位置決め手段
    と、を備え、 前記操作レバーによって前記保持部材を一方向にスライ
    ドさせることによって、前記第1接続部の前記第1接続
    口に対する接続と、前記第2接続部の前記第2接続口に
    対する接続とが同時に行われ、 前記操作レバーによって前記スプリングに抗して前記保
    持部材を他方向にスライドさせることによって、前記第
    1接続部の前記第1接続口に対する接続解除と、前記第
    2接続部の前記第2接続口に対する接続解除とが同時に
    行われる、ことを特徴とする携帯型低周波治療器。
  17. 【請求項17】携帯型低周波治療器用の貯溜タンクであ
    って、 両端が閉じられた細長い円筒状として構成され、 一端面の外周縁部部に、互いに近接してかつそれぞれ筒
    状突起部とされた第1接続口と第2接続口とが突出形成
    され、 常時は蓋部材により施蓋された少なくとも1つの呼吸口
    が形成されている、ことを特徴とする携帯型低周波治療
    器用の貯溜タンク。
  18. 【請求項18】請求項17において、 前記呼吸口が、前記一端面の外周縁部のうち前記各接続
    口とは貯溜タンクの周方向において離れた位置におい
    て、筒状突起部として形成されている、ことを特徴とす
    る携帯型低周波治療器用の貯溜タンク。
  19. 【請求項19】請求項18において、 前記一端面の外周縁部のうち直径方向の一端側において
    前記各接続口が位置され、直径方向の他端側において前
    記呼吸口が位置され、 前記蓋部材が弾性部材によって構成されている、ことを
    特徴とする携帯型低周波治療器用の貯溜タンク。
  20. 【請求項20】請求項17において、 前記貯溜タンクが、それぞれ有底円筒状の第1と第2の
    2つのタンク構成部材をその開口端縁部側において互い
    に結合、一体化することにより構成され、 一方のタンク構成部材の端面に、前記各接続口と呼吸口
    とが形成され、 他方のタンク構成部材の端面に、ほぼ直径方向に伸びて
    内部が透視可能な液量表示部が膨出形成されている、こ
    とを特徴とする携帯型低周波治療器用の貯溜タンク。
  21. 【請求項21】貯溜タンクに2つの配管を同時に接続、
    接続解除させるための携帯型低周波治療器用の接続機構
    であって、 ベ−スと、 前記ベ−スにスライド自在に保持された保持部材と、 前記保持部材のスライド方向に伸ばして該保持部材に保
    持され、基端部が配管接続用とされると共に、先端部が
    前記貯溜タンクに対する接続用とされた第1、第2の2
    つの接続部材と、 前記ベ−スと前記保持部材とを連係させて、揺動に応じ
    て該保持部材をスライドさせるための操作レバーと、を
    備えていることを特徴とする携帯型低周波治療器用の接
    続機構。
  22. 【請求項22】請求項21において、 前記操作レバーが前記ベ−スに揺動自在に取付けられ、 前記操作レバーと保持部材との一方にカム溝が形成され
    ると共に、他方に該カム溝内を摺動されるカムフォロア
    が設けられている、ことを特徴とする携帯型低周波治療
    器用の接続機構。
  23. 【請求項23】請求項22において、 前記カム溝の一端部に、前記保持部材が接続位置から接
    続解除方向へ変位するのを規制する接続解除規制用の第
    1ロック用溝が連接され、 前記カム溝の他端部に、前記保持部材が接続解除位置か
    ら接続方向へ変位するのを規制する接続規制用の第2ロ
    ック用溝が連接されている、ことを特徴とする携帯型低
    周波治療器の接続機構。
  24. 【請求項24】請求項21において、 前記各接続部材が、前記保持部材のスライド方向に所定
    分スライド可能として該保持部材に保持され、 前記保持部材と接続部材との間には、該接続部材を接続
    方向へ付勢する第1スプリングが設けられ、 前記ベ−スと保持部材との間には、該保持部材を接続方
    向へ付勢すると共に前記第1スプリングよりも強い付勢
    力とされた第2スプリングが設けられている、ことを特
    徴とする携帯型低周波治療器の接続機構。
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