JP2750607B2 - ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑方法 - Google Patents
ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑方法Info
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- JP2750607B2 JP2750607B2 JP12814489A JP12814489A JP2750607B2 JP 2750607 B2 JP2750607 B2 JP 2750607B2 JP 12814489 A JP12814489 A JP 12814489A JP 12814489 A JP12814489 A JP 12814489A JP 2750607 B2 JP2750607 B2 JP 2750607B2
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- Japan
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- sleeve
- lubricant
- injection sleeve
- spray
- release agent
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑方
法に関する。
法に関する。
[従来の技術] 従来、射出スリーブ内の離型剤等の噴霧には、実開平
1−10355号に開示されているように、射出スリーブの
側壁下部に余剰離型剤(潤滑剤)の排出口を形成し、離
型剤(潤滑剤)の吹付け時に射出チップの上端面を前記
排出口に対向させた位置まで下降させると共に、射出ス
リーブの溶湯注入時に射出チップの上端面を前記排出口
の上方に位置させるように射出チップを昇降制御する制
御手段を設けているものが知られている。
1−10355号に開示されているように、射出スリーブの
側壁下部に余剰離型剤(潤滑剤)の排出口を形成し、離
型剤(潤滑剤)の吹付け時に射出チップの上端面を前記
排出口に対向させた位置まで下降させると共に、射出ス
リーブの溶湯注入時に射出チップの上端面を前記排出口
の上方に位置させるように射出チップを昇降制御する制
御手段を設けているものが知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のダイカストマシンの射出スリー
ブ潤滑方法では、余剰離型剤(潤滑剤)の排出には効果
があるが、射出スリーブ内での離型剤(潤滑剤)噴霧粒
子の流れが排出口に向かって偏るので射出スリーブの内
面に均一に離型剤(潤滑剤)が付着しないという問題が
あった。
ブ潤滑方法では、余剰離型剤(潤滑剤)の排出には効果
があるが、射出スリーブ内での離型剤(潤滑剤)噴霧粒
子の流れが排出口に向かって偏るので射出スリーブの内
面に均一に離型剤(潤滑剤)が付着しないという問題が
あった。
以上のような従来技術の問題点を解消うるため本発明
は、スリーブ潤滑剤とキャビティ離型剤との混合を防止
すると共に、射出スリーブの内面にスリーブ潤滑剤を、
より均一に付着させることのできるダイカストマシンの
射出スリーブ潤滑方法を提供することを目的とする。
は、スリーブ潤滑剤とキャビティ離型剤との混合を防止
すると共に、射出スリーブの内面にスリーブ潤滑剤を、
より均一に付着させることのできるダイカストマシンの
射出スリーブ潤滑方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本発明によるダイカスト
マシンの射出スリーブ潤滑方法は、 固定および移動の両金型のキャビティに離型剤を噴霧
するキャビティ離型剤スプレイノズルと、同スプレイノ
ズルと一体になり射出スリーブの内面に潤滑剤を噴霧す
るスリーブ潤滑剤スプレイノズルを備えたダイカストマ
シンのスプレイ装置において、スリーブ潤滑剤スプレイ
ノズルを取着した蓋部材およびキャビティ離型剤スプレ
イノズルを取着したスプレイ本体を一体にして、型開き
した固定および移動の両金型間に搬入し、蓋部材を金型
湯口側端部に当接して閉塞し射出スリーブと両金型のキ
ャビティとを隔離すると共に、プランジャチップを射出
スリーブから離脱させ射出スリーブの金型湯口側に対応
する側を開口させた状態にし、スリーブ潤滑剤スプレイ
ノズルから潤滑剤を噴霧するようにしたことを特徴とす
る。
マシンの射出スリーブ潤滑方法は、 固定および移動の両金型のキャビティに離型剤を噴霧
するキャビティ離型剤スプレイノズルと、同スプレイノ
ズルと一体になり射出スリーブの内面に潤滑剤を噴霧す
るスリーブ潤滑剤スプレイノズルを備えたダイカストマ
シンのスプレイ装置において、スリーブ潤滑剤スプレイ
ノズルを取着した蓋部材およびキャビティ離型剤スプレ
イノズルを取着したスプレイ本体を一体にして、型開き
した固定および移動の両金型間に搬入し、蓋部材を金型
湯口側端部に当接して閉塞し射出スリーブと両金型のキ
ャビティとを隔離すると共に、プランジャチップを射出
スリーブから離脱させ射出スリーブの金型湯口側に対応
する側を開口させた状態にし、スリーブ潤滑剤スプレイ
ノズルから潤滑剤を噴霧するようにしたことを特徴とす
る。
[作用] スリーブ潤滑剤スプレイノズルに取着した蓋部材が射
出スリーブに連通した金型湯口側に搬入され、金型湯口
側端部に当接して閉塞し射出スリーブと両金型のキャビ
ティとを隔離すると共に、プランジャチップを射出スリ
ーブから離脱させ射出スリーブの金型湯口側に対応する
側を開口させた状態にして、射出スリーブの内面にスリ
ーブ潤滑剤を噴霧し、噴霧粒子の流れを均一にし、射出
スリーブ内面に均一に潤滑剤を付着させるように作用す
る。
出スリーブに連通した金型湯口側に搬入され、金型湯口
側端部に当接して閉塞し射出スリーブと両金型のキャビ
ティとを隔離すると共に、プランジャチップを射出スリ
ーブから離脱させ射出スリーブの金型湯口側に対応する
側を開口させた状態にして、射出スリーブの内面にスリ
ーブ潤滑剤を噴霧し、噴霧粒子の流れを均一にし、射出
スリーブ内面に均一に潤滑剤を付着させるように作用す
る。
また、前述の射出スリーブと両金型のキャビティ側と
を隔離する蓋部材を間に挟んで一体に取着したスリーブ
潤滑剤スプレイノズルとキャビティ離型剤スプレイノズ
ルに夫々別系統の配管からスリーブ潤滑剤とキャビティ
離型剤が供給され、両剤が混合することなく同時に噴霧
される。
を隔離する蓋部材を間に挟んで一体に取着したスリーブ
潤滑剤スプレイノズルとキャビティ離型剤スプレイノズ
ルに夫々別系統の配管からスリーブ潤滑剤とキャビティ
離型剤が供給され、両剤が混合することなく同時に噴霧
される。
[実施例] 以下、本発明を実施例の図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
図において、10は固定金型、12は移動金型、13はキャ
ビティである。14は射出スリーブ、15は金型湯口、16は
プランジャチップであり図示を省略した射出シリンダ装
置によって前後進(図で上下方向)可能に構成されてい
る。17はスリーブ潤滑剤スプレイノズルで後述する蓋部
材20を介してスプレイ本体21に取着されている。18はキ
ャビティ離型剤スプレイノズルで、アーム19に取着され
ており型開きした固定および移動の両金型10、12の間へ
図示を省略したロボット等の移動装置により前後進(図
で左右方向)および上下動可能に構成されている。前述
のスプレイノズル17および18には夫々別系統の配管から
スリーブ潤滑剤とキャビティ離型剤が供給される。20は
蓋部材でゴムなどの軟質材が好ましく、スリーブ潤滑剤
スプレイノズル17と一体になりキャビティ離型材スプレ
イノズル18を取着したスプレイ本体21に取着されてお
り、ロボット等の移動装置によってアーム19が図示され
たように点線の位置から実線の位置に移動し、蓋部材20
を金型湯口15の上端部に当接して閉塞し、射出スリーブ
14の内面に噴霧するスリーブ潤滑剤とキャビティ13に噴
霧するキャビティ離型剤との混合を防ぐように射出スリ
ーブ14と両金型のキャビティ13とを隔離する。
ビティである。14は射出スリーブ、15は金型湯口、16は
プランジャチップであり図示を省略した射出シリンダ装
置によって前後進(図で上下方向)可能に構成されてい
る。17はスリーブ潤滑剤スプレイノズルで後述する蓋部
材20を介してスプレイ本体21に取着されている。18はキ
ャビティ離型剤スプレイノズルで、アーム19に取着され
ており型開きした固定および移動の両金型10、12の間へ
図示を省略したロボット等の移動装置により前後進(図
で左右方向)および上下動可能に構成されている。前述
のスプレイノズル17および18には夫々別系統の配管から
スリーブ潤滑剤とキャビティ離型剤が供給される。20は
蓋部材でゴムなどの軟質材が好ましく、スリーブ潤滑剤
スプレイノズル17と一体になりキャビティ離型材スプレ
イノズル18を取着したスプレイ本体21に取着されてお
り、ロボット等の移動装置によってアーム19が図示され
たように点線の位置から実線の位置に移動し、蓋部材20
を金型湯口15の上端部に当接して閉塞し、射出スリーブ
14の内面に噴霧するスリーブ潤滑剤とキャビティ13に噴
霧するキャビティ離型剤との混合を防ぐように射出スリ
ーブ14と両金型のキャビティ13とを隔離する。
前記プランジャチップ16は図の実線のように射出スリ
ーブ14から離脱し、射出スリーブ14の金型湯口15側に対
応する側(図で下端)を開口する。
ーブ14から離脱し、射出スリーブ14の金型湯口15側に対
応する側(図で下端)を開口する。
以上のような構成において、スリーブ潤滑剤およびキ
ャビティ離型剤を噴霧するには、プランジャチップ16を
射出スリーブ14から離脱した状態にして、ロボット等の
移動装置によってアーム19が型開き状態の固定および移
動の両金型10、12の間に搬入し蓋部材20が金型湯口15の
上端部に当接して閉塞する。
ャビティ離型剤を噴霧するには、プランジャチップ16を
射出スリーブ14から離脱した状態にして、ロボット等の
移動装置によってアーム19が型開き状態の固定および移
動の両金型10、12の間に搬入し蓋部材20が金型湯口15の
上端部に当接して閉塞する。
この状態で、スプレイノズル17および18から夫々スリ
ーブ潤滑剤およびキャビティ離型剤を噴霧すると、これ
らの潤滑剤および離型剤は射出スリーブ14の内面および
キャビティ13に噴霧される。特に射出スリーブ14の金型
湯口15側に対応する側(図で下端)を開口しているので
噴出スリーブ14内のスリーブ潤滑剤の噴霧粒子の流れを
均一にし、噴出スリーブ14の内面に均一に潤滑剤を付着
させると共に、蓋部材20が射出スリーブ14と両金型のキ
ャビティ13側とを隔離してスリーブ潤滑剤とキャビティ
離型剤の混合を防止する。
ーブ潤滑剤およびキャビティ離型剤を噴霧すると、これ
らの潤滑剤および離型剤は射出スリーブ14の内面および
キャビティ13に噴霧される。特に射出スリーブ14の金型
湯口15側に対応する側(図で下端)を開口しているので
噴出スリーブ14内のスリーブ潤滑剤の噴霧粒子の流れを
均一にし、噴出スリーブ14の内面に均一に潤滑剤を付着
させると共に、蓋部材20が射出スリーブ14と両金型のキ
ャビティ13側とを隔離してスリーブ潤滑剤とキャビティ
離型剤の混合を防止する。
本発明は、図に示した縦形ダイカストマシンに限定す
るものではなく、横形ダイカストマシンにも適用するこ
とも可能である。
るものではなく、横形ダイカストマシンにも適用するこ
とも可能である。
[発明の効果] 上述のように、蓋部材が射出スリーブに連通するキャ
ビティ金型湯口側を閉塞しプランジャチップが射出スリ
ーブから離脱してキャビティに連通する射出スリーブの
金型湯口側に対応する側を開口することにより、射出ス
リーブ内のスリーブ潤滑剤の噴霧粒子の流れを均一に
し、射出スリーブの内面に均一に潤滑剤を付着させると
共に、蓋部材が射出スリーブと両金型のキャビティ側と
を隔離することにより、スリーブ潤滑剤とキャビティ離
型剤とを同時に噴霧しても両剤の混合を防止できる。
ビティ金型湯口側を閉塞しプランジャチップが射出スリ
ーブから離脱してキャビティに連通する射出スリーブの
金型湯口側に対応する側を開口することにより、射出ス
リーブ内のスリーブ潤滑剤の噴霧粒子の流れを均一に
し、射出スリーブの内面に均一に潤滑剤を付着させると
共に、蓋部材が射出スリーブと両金型のキャビティ側と
を隔離することにより、スリーブ潤滑剤とキャビティ離
型剤とを同時に噴霧しても両剤の混合を防止できる。
図は本発明の実施例の概略断面図である。 10……固定金型、12……移動金型、13……キャビティ、
14……射出スリーブ、15……金型湯口、16……プランジ
ャチップ、17……スリーブ潤滑剤スプレイノズル、18…
…キャビティ離型剤スプレイノズル、19……アーム、20
……蓋部材、21……スプレイ本体。
14……射出スリーブ、15……金型湯口、16……プランジ
ャチップ、17……スリーブ潤滑剤スプレイノズル、18…
…キャビティ離型剤スプレイノズル、19……アーム、20
……蓋部材、21……スプレイ本体。
Claims (1)
- 【請求項1】固定および移動の両金型のキャビティに離
型剤を噴霧するキャビティ離型剤スプレイノズルと、同
スプレイノズルと一体になり射出スリーブの内面に潤滑
剤を噴霧するスリーブ潤滑剤スプレイノズルを備えたダ
イカストマシンのスプレイ装置において、前記スリーブ
潤滑剤スプレイノズルを取着した蓋部材および前記キャ
ビティ離型剤スプレイノズルを取着したスプレイ本体を
一体にして、型開きした前記固定および移動の両金型間
に搬入し、前記蓋部材を金型湯口側端部に当接して閉塞
し前記射出スリーブと前記両金型のキャビティとを隔離
すると共に、プランジャチップを前記射出スリーブから
離脱させ前記射出スリーブの前記金型湯口側に対応する
側を開口させた状態にし、前記スリーブ潤滑剤スプレイ
ノズルから潤滑剤を噴霧するようにしたことを特徴とす
るダイカストマシンの射出スリーブ潤滑方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12814489A JP2750607B2 (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12814489A JP2750607B2 (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02307659A JPH02307659A (ja) | 1990-12-20 |
JP2750607B2 true JP2750607B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=14977479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12814489A Expired - Lifetime JP2750607B2 (ja) | 1989-05-22 | 1989-05-22 | ダイカストマシンの射出スリーブ潤滑方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2750607B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6131106B2 (ja) * | 2013-05-27 | 2017-05-17 | 東芝機械株式会社 | ダイカスト成形機の被覆剤供給装置 |
JP7363500B2 (ja) * | 2020-01-15 | 2023-10-18 | Ubeマシナリー株式会社 | 鋳造装置用湯口閉塞部材の潤滑剤供給装置、潤滑剤供給方法 |
-
1989
- 1989-05-22 JP JP12814489A patent/JP2750607B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02307659A (ja) | 1990-12-20 |
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