JP2565901Y2 - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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JP2565901Y2
JP2565901Y2 JP1991074266U JP7426691U JP2565901Y2 JP 2565901 Y2 JP2565901 Y2 JP 2565901Y2 JP 1991074266 U JP1991074266 U JP 1991074266U JP 7426691 U JP7426691 U JP 7426691U JP 2565901 Y2 JP2565901 Y2 JP 2565901Y2
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JP
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cavity
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wall
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俊之 臼田
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Nok Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、射出成形用金型の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】成形材料が金型のキャビティの内壁に付
着し易いものであって、もって成形品の離型が困難であ
る場合、従来から、キャビティの内壁に離型剤を塗布す
ることが行なわれている。しかして、従来、この離型剤
の塗布は、図4ないし図6に示すように、当該金型1と
は別の、離型剤塗布装置を組み込んだロボット2によっ
て行なわれている。図示した金型1は円筒形の成形品3
を射出成形し(図4)、型開き時に成形品3を固定側型
板4から離型させる(図5)。次いで成形品3を突き出
し、次回の成形に備えてロボット2を作動させてノズル
5から固定側型板4のキャビティ6の内壁に離型剤7を
吹き付ける(図6)。8は固定側取付板、9はコア、1
0はストリッパープレート、11はエジェクタピン、1
2はエジェクタプレート、13と14は受け板である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術に対して
は次の問題が指摘される。すなわち先ず、離型剤7を塗
布するだけの目的をもって専用のロボット2が必要であ
るために、コストが嵩む問題があり、またこのロボット
2を正確に作動させないと離型剤7を正確に塗布するこ
とができないために、ロボット2の作動に関しての制御
複雑で面倒である問題がある。またこの問題を解消す
るため、特開昭52−147516号公報に掲載された
金型のように、固定側型板と可動側型板とを互いに位置
決めするガイドピンの端面に離型剤吹出し口を開口した
り、特開昭51−95927号公報に掲載された金型の
ように、移動側型板に貫通孔を穿設してこの貫通孔に離
型剤吹出し用のスプレーノズルを嵌合したり、または特
開昭50−145465号公報に掲載された金型のよう
に、エジェクタピンの端面に離型剤吹出し口を開口した
りしたものがあるが、これらの従来技術によると、吹出
し口またはノズルから、離型剤を塗布すべきキャビティ
の内壁に対して離型剤が斜めに吹き付けられるために、
吹付けに死角ができ易く、この死角を無くすために、吹
出し口またはノズルを複数設けなければならないことが
多い。 またエジェクタピンの端面に離型剤吹出し口を開
口した場合には、図4に示した従来技術のように金型が
ストリッパープレート10を備えているときに、このス
トリッパープレート10によって離型剤7の吹付けが妨
げられるために、キャビティ6の内壁に離型剤7を塗布
することができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の点に鑑
み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され
たものであって、この目的を達成するため、成形品の外
面を成形する型板のキャビティ内壁に射出成形に先立っ
て離型剤を吹き付ける離型剤塗布装置の離型剤吹出し口
が、前記成形品の内面を成形するコアの端面に開口せし
められていることにした。
【0005】
【作用】上記構成を備えた本考案の射出成形用金型のよ
うに、成形品の外面を成形する型板のキャビティ内壁に
射出成形に先立って離型剤を吹き付ける離型剤塗布装置
の離型剤吹出し口が、成形品の内面を成形するコアの端
面に開口していると、成 形品が例えば円筒形である場合
に、成形品の外周面を成形する型板のキャビティ内壁に
対して、成形品の内周面を成形するコアが同心状に配置
され、このコアの端面に開口した離型剤吹出し口も型板
のキャビティ内壁に対して同じく略同心状に配置される
ことになる。したがってこのような位置に設けられた吹
出し口から型板のキャビティ内壁に離型剤が放射状に吹
き付けられることにより、吹付けに死角ができにくく、
よって一箇所の吹出し口から型板のキャビティ内壁に万
遍なく離型剤を吹き付けることが可能となる。 またエジ
ェクタピンの先端に離型剤吹出し口を開口するものでは
ないために、ストリッパープレートがあっても支障なく
離型剤の吹付けを行なうことが可能である。
【0006】
【実施例】つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説
明すると、当該射出成形用金型1は、図1ないし図3に
示すように、上記従来技術と同様に円筒形の成形品3を
射出成形し、型開き時に成形品3を固定側型板4から離
型させるものである。したがってこの固定側型板4のキ
ャビティ6の内壁に離型剤7を吹き付ける必要がある。
【0007】型開き時に下方へ移動する可動側分割型
(可動側型板)であるコア9と、このコア9を支持して
いる受け板14との内部に、固定側型板4のキャビティ
6の内壁に向けて離型剤7を吹き付ける離型剤塗布装置
15が組み込まれており、この離型剤塗布装置15
ポンプ機能を備えた離型剤供給源16と、流路17と、
吹出し口18と、弁座19と、バルブ20と、このバル
ブ20を昇降動作させるアクチュエータ21とを有して
おり、アクチュエータ21は、エジェクタプレート12
がリミットスイッチ22を押すことにより作動するよう
になっている。したがって、この構成によれば、成形品
3の突き出しが行なわれると同時にエジェクタプレート
12がリミットスイッチ22を押してアクチュエータ2
1が作動し、バルブ20が開いて離型剤7が吹出し口1
8から固定側型板4のキャビティ6の内壁に吹き付けら
れることになり、よって従来技術におけるロボットを省
略することが可能であるほか、成形のハイサイクル化を
実現することが可能である。また上記構成を備えた射出
成形用金型のように、成形品3の外面を成形する固定側
型板4のキャビティ6内壁に射出成形に先立って離型剤
7を吹き付ける離型剤塗布装置15の離型剤吹出し口1
8が、成形品3の内面を成形するコア9の端面に開口し
ていると、成形品3が円筒形である場合に、成形品3の
外周面を成形する固定側型板4のキャビティ6内壁に対
して、成形品3の内周面を成形するコア9が同心状に配
置され、このコア9の端面に開口した離型剤吹出し口1
8も固定側型板4のキャビティ6内壁に対して同じく略
同心状に配置されることになる。したがってこのような
位置に設けられた吹出し口18から固定側型板4のキャ
ビティ6内壁に離型剤7が図示したように放射状に吹き
付けられることにより、吹付けに死角ができにくく、よ
って一箇所の吹出し口18から固定側型板4のキャビテ
ィ6内壁に万遍なく離型剤7を吹き付けることができ
る。 また上記従来技術のようにエジェクタピン11の先
端に離型剤吹出し口18を開口するものではないため
に、ストリッパープレート10があっても支障なく離型
剤7の吹付けを行なうことができる。
【0008】
【考案の効果】本考案は次の効果を奏する。すなわち、
上記構成を備えた本考案の射出成形用金型においては先
ず、成形品の外面を成形する型板のキャビティ内壁に射
出成形に先立って離型剤を吹き付ける離型剤塗布装置の
離型剤吹出し口が、成形品の内面を成形するコアの端面
に開口しているために、成形品が例えば円筒形である場
合に、成形品の外周面を成形する型板のキャビティ内壁
に対して、成形品の内周面を成形するコアが同心状に配
置され、このコアの端面に開口した離型剤吹出し口も型
板のキャビティ内壁に対して同じく略同心状に配置され
ることになる。したがってこのような位置に設けられた
吹出し口から型板のキャビティ内壁に離型剤が放射状に
吹き付けられることにより、吹付けに死角ができにく
く、よって一箇所の吹出し口から型板のキャビティ内壁
に万遍なく離型剤を吹き付けることができる。 また上記
従来技術のようにエジェクタピンの先端に離型剤吹出し
口を開口するものではないために、ストリッパープレー
トがあっても支障なく離型剤の吹付けを行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る射出成形用金型の要部断
面図
【図2】同射出成形用金型の作動状態を示す要部断面図
【図3】同射出成形用金型の作動状態を示す要部断面図
【図4】従来例に係る射出成形用金型の要部断面図
【図5】同射出成形用金型の作動状態を示す要部断面図
【図6】同射出成形用金型とロボットの作動状態を示す
要部断面図
【符号の説明】
1 金型 2 ロボット 3 成形品 4 固定側型板(型板) 5 ノズル 6 キャビティ 7 離型剤 8 固定側取付板 9 コア 10 ストリッパープレート 11 エジェクタピン 12 エジェクタプレート 13,14 受け板 15 離型剤塗布装置 16 離型剤供給源 17 流路 18 吹出し口(離型剤吹出し口) 19 弁座 20 バルブ 21 アクチュエータ 22 リミットスイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品(3)の外面を成形する型板
    (4)のキャビティ(6)内壁に射出成形に先立って離
    型剤(7)を吹き付ける離型剤塗布装置(15)の離型
    剤吹出し口(18)が、前記成形品(3)の内面を成形
    するコア(9)の端面に開口せしめられていることを特
    徴とする射出成形用金型。
JP1991074266U 1991-08-23 1991-08-23 射出成形用金型 Expired - Lifetime JP2565901Y2 (ja)

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JP1991074266U JP2565901Y2 (ja) 1991-08-23 1991-08-23 射出成形用金型

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JPH0516260U JPH0516260U (ja) 1993-03-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102231484B1 (ko) * 2019-06-13 2021-03-24 김양순 스냅단추용 암단추의 소켓 금형장치
KR102318319B1 (ko) * 2020-06-18 2021-10-28 주식회사 휴노브 다이캐스팅 금형 시스템

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2418658A1 (de) * 1974-04-18 1975-10-30 Hanning Elektro Werke Spritzgiessform
JPS5820669B2 (ja) * 1975-02-19 1983-04-25 ハナノシヨウジ カブシキガイシヤ リケイザイノ スプレ−ホウホウ オヨビ ソウチ
JPS603902B2 (ja) * 1976-06-02 1985-01-31 大豊工業株式会社 金型の離型剤吹付装置

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