JP2750533B2 - 薬害の軽減された水稲用除草剤 - Google Patents
薬害の軽減された水稲用除草剤Info
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- JP2750533B2 JP2750533B2 JP7797589A JP7797589A JP2750533B2 JP 2750533 B2 JP2750533 B2 JP 2750533B2 JP 7797589 A JP7797589 A JP 7797589A JP 7797589 A JP7797589 A JP 7797589A JP 2750533 B2 JP2750533 B2 JP 2750533B2
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- parts
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- herbicide
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （１） 産業上の利用分野 本発明は３−（4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン
−２−イル）−１−〔２−（２−メトキシエトキシ）−
フェニルスルホニル〕尿素（以下、化合物Ａとする。）
と１−（α，α−ジメチルベンジル）−３−ｐ−トリル
尿素（以下、化合物Ｂとする。）とを有効成分として含
有する、化合物Ａの水稲への薬害が著しく軽減された水
稲用除草剤に関するものである。
−２−イル）−１−〔２−（２−メトキシエトキシ）−
フェニルスルホニル〕尿素（以下、化合物Ａとする。）
と１−（α，α−ジメチルベンジル）−３−ｐ−トリル
尿素（以下、化合物Ｂとする。）とを有効成分として含
有する、化合物Ａの水稲への薬害が著しく軽減された水
稲用除草剤に関するものである。
（２） 従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 化合物Ａは従来の除草剤の1/100〜1/200という低薬量
で、ノビエを除く一年生雑草、例えばタマガヤツリ、コ
ナギ、ヒメミソハギ等、及び多年生雑草例えばマツバ
イ、ウリカワ、オモダカ等の水田雑草に高い除草効果を
示す除草剤として公知である。
で、ノビエを除く一年生雑草、例えばタマガヤツリ、コ
ナギ、ヒメミソハギ等、及び多年生雑草例えばマツバ
イ、ウリカワ、オモダカ等の水田雑草に高い除草効果を
示す除草剤として公知である。
しかしながら化合物Ａは時として水稲に対して薬害を
与えることがある。特に、高温、砂質土壌、漏水田等の
不良環境条件下においてまた浅植苗、移植または播種直
後の苗においてはより一層強い薬害をもたらす。
与えることがある。特に、高温、砂質土壌、漏水田等の
不良環境条件下においてまた浅植苗、移植または播種直
後の苗においてはより一層強い薬害をもたらす。
一方、化合物Ｂは除草剤としては公知であり水田のノ
ビエ及びカヤツリグサ科雑草のタマガヤツリ、ホタル
イ、マツバイ、ミズガヤツリ、クログワイ等に優れた除
草効果を示すため、これらの雑草の除草剤として広く普
及している。
ビエ及びカヤツリグサ科雑草のタマガヤツリ、ホタル
イ、マツバイ、ミズガヤツリ、クログワイ等に優れた除
草効果を示すため、これらの雑草の除草剤として広く普
及している。
これまで化合物Ａと化合物Ｂの併用について、記載し
た文献はない。
た文献はない。
本発明は、移植及び直播水稲に薬害の心配がなく、ま
た一年生及び多年生雑草全般に高い効力を示す、実用
上、非常に有益である水田用除草剤を提供するものであ
る。
た一年生及び多年生雑草全般に高い効力を示す、実用
上、非常に有益である水田用除草剤を提供するものであ
る。
（３） 問題点を解決するための手段 本発明者らは、化合物Ａに化合物Ｂを加えることによ
り、化合物Ａの水稲に対する薬害を著しく軽減し、しか
もノビエおよびカヤツリグサ科雑草に対する効力を増強
するという驚くべき、新知見を見い出した。
り、化合物Ａの水稲に対する薬害を著しく軽減し、しか
もノビエおよびカヤツリグサ科雑草に対する効力を増強
するという驚くべき、新知見を見い出した。
本発明の水田用除草剤の配合量について有効な混合範
囲を示せばその使用量が化合物Ａが0.5〜20g/10aに対し
て化合物Ｂは15〜500g/10aであって更に望ましくは化合
物Ａが１〜10g/10aに対して化合物Ｂは30〜300g/10aで
ある。
囲を示せばその使用量が化合物Ａが0.5〜20g/10aに対し
て化合物Ｂは15〜500g/10aであって更に望ましくは化合
物Ａが１〜10g/10aに対して化合物Ｂは30〜300g/10aで
ある。
本発明の水田用除草剤は農薬製剤上慣用の製剤化方法
を応用して例えば乳剤、水和剤、粒剤、フロワブル、顆
粒状水和剤、重合体物質中のマイクロカプセル等の各種
剤型にすることができる。
を応用して例えば乳剤、水和剤、粒剤、フロワブル、顆
粒状水和剤、重合体物質中のマイクロカプセル等の各種
剤型にすることができる。
また作用の範囲を拡大するために、他の除草剤、殺虫
剤、殺菌剤あるいは植物生長調節剤、肥料等を混合する
こともできる。
剤、殺菌剤あるいは植物生長調節剤、肥料等を混合する
こともできる。
（４） 実施例 次に代表的な剤型の実施例をあげるが、有効成分の混
合比は前述の範囲で変更し得ることはいうまでもない。
説明文中“部”は重量部を示す。
合比は前述の範囲で変更し得ることはいうまでもない。
説明文中“部”は重量部を示す。
実施例１ 水和剤 化合物A3部、化合物B60部、ケイソウ土10部、クレー2
0部、ホワイトカーボン２部、リグニンスルホン酸ソー
ダ２部及びアルキルナフタレンスルホン酸ソーダ３部を
混合粉砕して有効成分63％を含有する水和剤を得る。
0部、ホワイトカーボン２部、リグニンスルホン酸ソー
ダ２部及びアルキルナフタレンスルホン酸ソーダ３部を
混合粉砕して有効成分63％を含有する水和剤を得る。
実施例２ 粒剤 化合物A0.15部、化合物B3部、ベントナイト25部、タ
ルク67.85部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ２部
及びリグニンスルホン酸ソーダ２部を混和し、水約20部
を加えて、混練機で練ったあと、造粒機を通して造粒
し、次いで乾燥整粒して有効成分3.15％を含有する粒剤
を得る。
ルク67.85部、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ２部
及びリグニンスルホン酸ソーダ２部を混和し、水約20部
を加えて、混練機で練ったあと、造粒機を通して造粒
し、次いで乾燥整粒して有効成分3.15％を含有する粒剤
を得る。
（５） 発明の効果および試験例 本発明の水田用除草剤は後記した試験結果が示すよう
に化合物Ａに化合物Ｂを添加、併用することにより、化
合物Ａのノビエおよびカヤツリグサ科雑草に対する除草
効力を増強しうるとともに、化合物Ａの有する水稲に対
する薬害を著しく軽減しうるようになる。
に化合物Ａに化合物Ｂを添加、併用することにより、化
合物Ａのノビエおよびカヤツリグサ科雑草に対する除草
効力を増強しうるとともに、化合物Ａの有する水稲に対
する薬害を著しく軽減しうるようになる。
試験例１ 113cm2のプラスチックポットに、代かきした水田土壌
をつめ、２葉期のイネ（品種、初星）をポット当り10個
体1cmの植付深度に移植した。移植翌日3cm湛水とし実施
例１に準じて調整した水和剤所定薬量になる様に水で希
釈し田面水に滴下した。その後ポットは昼30℃/16時間
（10,000lux）、夜25℃/8時間の人工気象室内で生育さ
せた。処理後６日目に、イネの第３葉身長を測定し、対
無処理区比を求めた。尚実験は２反復で行い、結果は表
１に示した。
をつめ、２葉期のイネ（品種、初星）をポット当り10個
体1cmの植付深度に移植した。移植翌日3cm湛水とし実施
例１に準じて調整した水和剤所定薬量になる様に水で希
釈し田面水に滴下した。その後ポットは昼30℃/16時間
（10,000lux）、夜25℃/8時間の人工気象室内で生育さ
せた。処理後６日目に、イネの第３葉身長を測定し、対
無処理区比を求めた。尚実験は２反復で行い、結果は表
１に示した。
試験例２ 1/5000aのワグネルポットに水田土壌をつめ代かきを
行い湛水深を4cmとした。ノビエ、コナギ、ヒメミソハ
ギ、ホタルイの種子を播種し、オモダカ、ウリカワ、ミ
ズガヤツリ、クログワイの塊茎を生め込み、２葉期のイ
ネ（品種、初星）をポット辺り６個体（1cm植３個体、3
cm植３個体）を移植した。移植後11日目に実施例２に準
じて調整した粒剤を水面施用した。処理翌日及び翌々日
に3cm/日の漏水操作を行った。処理後32日目に以下の基
準に従い観察調査を行った。またイネ薬害については観
察評価と草丈、茎数を測定し草丈については対無処理区
比の値で表わした。結果は表２に示した。
行い湛水深を4cmとした。ノビエ、コナギ、ヒメミソハ
ギ、ホタルイの種子を播種し、オモダカ、ウリカワ、ミ
ズガヤツリ、クログワイの塊茎を生め込み、２葉期のイ
ネ（品種、初星）をポット辺り６個体（1cm植３個体、3
cm植３個体）を移植した。移植後11日目に実施例２に準
じて調整した粒剤を水面施用した。処理翌日及び翌々日
に3cm/日の漏水操作を行った。処理後32日目に以下の基
準に従い観察調査を行った。またイネ薬害については観
察評価と草丈、茎数を測定し草丈については対無処理区
比の値で表わした。結果は表２に示した。
0:効果薬害なし〜10:完全枯死
Claims (1)
- 【請求項１】３−（4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジ
ン−２−イル）−１−〔２−（２−メトキシエトキシ）
−フェニルスルホニル〕尿素と１−（α，α−ジメチル
ベンジル）−３−ｐ−トリル尿素を有効成分として含有
することを特徴とする薬害が軽減された水稲用除草剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7797589A JP2750533B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 薬害の軽減された水稲用除草剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7797589A JP2750533B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 薬害の軽減された水稲用除草剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02258704A JPH02258704A (ja) | 1990-10-19 |
| JP2750533B2 true JP2750533B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=13648898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7797589A Expired - Lifetime JP2750533B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 薬害の軽減された水稲用除草剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2750533B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP7797589A patent/JP2750533B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02258704A (ja) | 1990-10-19 |
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