JP2749524B2 - 炊飯器のお焦げ湯の製造方法 - Google Patents

炊飯器のお焦げ湯の製造方法

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JP2749524B2
JP2749524B2 JP6183273A JP18327394A JP2749524B2 JP 2749524 B2 JP2749524 B2 JP 2749524B2 JP 6183273 A JP6183273 A JP 6183273A JP 18327394 A JP18327394 A JP 18327394A JP 2749524 B2 JP2749524 B2 JP 2749524B2
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J27/00Cooking-vessels
    • A47J27/56Preventing boiling over, e.g. of milk
    • A47J27/62Preventing boiling over, e.g. of milk by devices for automatically controlling the heat supply by switching off heaters or for automatically lifting the cooking-vessels

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  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯、保温の固有機能
を行う炊飯器に別途のお焦げ湯の製造機能を付加して必
要の際、自動的にお焦げ湯を製造できるようにした炊飯
器のお焦げ湯の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の炊飯器について図6を参照して簡
略に述べれば、次のとおりである。
【0003】使用者が必要とする所定量の米と水を内部
容器1に収容した状態で、内部容器1を外部容器2内に
収納し、熱板3に載置させ、蓋4を閉めた後、スイッチ
(図示なし)を押圧すると、炊飯用加熱手段5に電気が
通じて熱板3が加熱される。これにより、内部容器1が
加熱されつつ炊飯が行われる。
【0004】その後、内部容器1の温度が所定温度に到
達すると、制御手段(図示なし)の制御により熱板3の
熱量を一定量減少させた状態で所定時間中、ご飯の蒸ら
しが行われ、所定時間後、保温動作を開始して保温状態
を保持するようになる。
【0005】ところで、このような通常の炊飯器の炊飯
機能を利用してお焦げ湯を製造することもできるが、こ
の場合、つぎのごとき問題点が誘発される。
【0006】つまり、炊飯終了後、内部容器1内に一部
のご飯を残留した状態で所定人数分の水を入れた後、即
時、お焦げ湯製造機能に移行する場合、炊飯終了後に残
存する内部容器1内の高温のため、炊飯器がご飯蒸し過
程で誤動作するため、適切な電力を炊飯用加熱手段5に
供給することができない。
【0007】つまり、炊飯終了の際、炊飯器の蓋4を開
けてご飯をよそう場合、内部容器1内の温度は一定温度
に低下されるため、再度のお焦げ湯の製造の際には、炊
飯用加熱手段5がお焦げ湯の製造に要する熱量を発生さ
せて内部容器1を加熱すべきであるにもかかわらず、熱
板3は未だに冷えていない状態であるため、内部容器1
の下部面の温度を感知する下部温度センサ手段12の感
知温度は炊飯終了時の感知温度をほとんどそのまま保持
するようになり、これにより炊飯器は、ご飯蒸し過程と
誤動作して内部容器1内の低下された温度を十分にカバ
ーできるほどの熱が生じないように制御されるのであ
る。
【0008】これにより、お焦げ湯がろくに製造されな
い場合もあり、仮にお焦げ湯が製造するとしても、適切
な温度調節が行われないため、お焦げ湯のスチーム穴を
通してお焦げ湯が沸き溢れる場合も生じたのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
上記のごとき問題点に鑑みなされたものであって、通常
の炊飯器の炊飯機能にお焦げ湯の製造機能を付加して自
動的にお焦げ湯を製造できる炊飯器のお焦げ湯製造方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記のごとき目的を達成
するための本発明による炊飯器のお焦げ湯製造方法は、
使用者がお焦げ湯のコースを選択する第1ステップと、
前記コースの選択に基づいて、内部容器の下部面温度が
第1の所定温度に到達するまで加熱する第2ステップ
と、前記第1の所定温度に到達することにより、ヒータ
を断続的にオン,オフ駆動させて内部容器の内部温度が
第2の所定温度に到達するまでお焦げ湯を沸かす第3ス
テップと、前記内部容器内のお焦げ湯の沸く状態を終了
時間まで保持した後、お焦げ湯の製造動作を終了する第
4ステップとからなることを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面を参照し
ながら説明する。
【0012】図6は、本実施例が適用され得る炊飯器の
正面断面図であり、図1は本実施例に係るお焦げ湯製造
のための制御ブロック図である。
【0013】図6及び図1において、炊飯用加熱手段5
は熱板3内に埋設されている。キー手段8は、外部ケー
ス6の適宜位置に付設され、操作された場合にだけ動作
する手動操作自動復帰型スイッチである。このようなキ
ー手段8には炊飯コース、お焦げ湯コース、保温コース
などが設けられている。また、符号7は内部容器1の内
部温度を感知する上部温度センサ手段であって、通常の
炊飯器の蓋4の内側の適宜位置(例えば、蓋内側のアル
ミニウム材内部)に埋設され、その感知温度値が制御手
段10に入力されるべく、必要な電気線は、蓋4の内部
を通して制御手段10に連結されている。
【0014】また、前記蓋4内側のアルミニウム材内部
には、必要時に加熱源として利用されるよう、上部補助
加熱手段9が埋設されており、この上部補助加熱手段9
が制御手段10の制御を受けるよう回路を構成する。ま
た、炊飯器側面の胴体内部にも必要の際に補助熱源とし
て利用できるよう、側部補助加熱手段11を埋設し、同
じく制御手段10の制御を受けるよう回路を構成する。
【0015】一方、前記炊飯用加熱手段5、上部補助加
熱手段9、側部補助加熱手段11は円形または棒状のヒ
ータであって、通常炊飯用加熱手段5に比して上部補助
加熱手段9及び側部補助加熱手段11の定格容量は小さ
い。
【0016】このように、夫々の上部温度センサ手段
7、下部温度センサ手段12、および上部補助加熱手段
9、側部補助加熱手段11を配置すると図1のごとき制
御システムが構成される。
【0017】つまり、お焦げ湯の製造または炊飯の際、
炊飯用加熱手段5により加熱される内部容器1の下部面
(床面)および内部温度が、夫々下部温度センサ手段1
2および上部温度センサ手段7により感知され、その感
知値が制御手段10に入力される。この感知値は、制御
手段10に内蔵されているA/D変換手段によりディジ
タルデータに変換され、制御手段10内のメモリ手段に
貯蔵されている温度判断用基準データプログラムと比較
される。
【0018】この比較結果により判断された温度による
制御値が、D/A変換手段14によりアナログ値に変換
され、ヒータ駆動手段15に送出されることにより、炊
飯用加熱手段5、側部補助加熱手段11または上部補助
加熱手段9が、駆動制御される。
【0019】一方、前記制御手段10には、全体の制御
プログラムを貯蔵したROMと、温度センサによる感知
値およびヒータ制御値等を貯蔵するRAMと、ヒータに
よる加熱時間またはヒータオフ時間等をカウントするタ
イマ手段16とが内蔵されている。
【0020】また、炊飯器には、前記キー手段8により
制御手段10に入力され判読された信号(例えば、炊
飯、お焦げ湯、保温等)を発光ダイオード等により外部
で確認できるように表示するディスプレイ手段17が具
備されている。
【0021】一方、前記炊飯器用加熱手段5の駆動によ
り加熱される内部容器1の下部および内部の、時間経過
による夫々の温度b,aを、図4の上昇曲線により示
す。
【0022】本実施例では、お焦げ湯製造方法の実現の
ため、正常に炊飯用加熱手段5による内部容器1の加熱
動作が行われる状態で、この炊飯用加熱手段5がオフさ
れずに連続してオン状態を保持される中で(内部容器1
の下端および内部温度が漸次上昇する中で)、ひとま
ず、最初にオフされるべき下部温度センサ手段12の感
知温度Tsと、二次にオフされるべき上部温度センサ手
段7の感知温度T2よりΔT温度だけ低い温度T1であ
る状態でより以上の温度上昇がほとんどない限界温度T
1(沸く温度)とを制御手段10のメモリ手段に貯蔵さ
せる。
【0023】なお、前記制御手段10内のメモリ手段に
は、入力される電源電圧を感知して、その電源電圧の変
動につれて、つまり基準となる電源電圧より高い電圧が
入力されるか、または低い電圧が入力される場合にも、
これを適切に制御してお焦げ湯が沸き溢れることのない
状態で、諸動作が終了するべく、ヒータのオン,オフ時
間を自動に設定(例えば、基準となる電源電圧以下の電
圧が入力されるとヒータのオン時間を増加させ、オフ時
間を減少させる)するプログラムが貯蔵されている。
【0024】次に、本実施例のお焦げ湯製造方法の主要
動作を、図2に示すフローチャートを参照しながら、図
6及び図1と関連づけて詳述する。
【0025】図2に示すように、まず、ステップS10
0で、例えば、炊飯器の胴体外部に設置されたキー手段
8を通してコース、すなわち、本実施例ではお焦げ湯コ
ースを選択する。お焦げ湯コースが選択されたことが制
御手段10により感知されると、ステップS200で、
制御手段10が炊飯用加熱手段5への駆動信号を発生し
て炊飯用加熱手段5を駆動させ(この際、上部および側
部補助加熱手段9,11も駆動させるか、または選択駆
動させる方法もあるが、これはプログラム上の問題であ
る)、内部容器1の下部温度が所定温度に到達するまで
加熱を実施する。
【0026】この際、前記内部容器1には使用者所望の
所定分量の水とその他の材料(お焦げ湯の製造に要する
材料)が収容されていることはもちろんである。
【0027】前記内部容器1内部の温度が所定温度に到
達すると、ステップS300で、制御手段10の制御に
より内部容器1内部のお焦げ湯が沸くまでの加熱動作が
行われる。
【0028】すなわち、段階別に炊飯用加熱手段5の電
力を制御(実施例1で詳述する)して、上部温度センサ
手段7の感知値に大きく影響を及ぼさないようにして、
上部温度センサ手段7の感知値が所定温度温度に到達し
たか否かを制御手段10で判断し(この際、炊飯用加熱
手段5が所定時間ごとにオン,オフされるよう制御され
る)、この際、入力される電源電圧も感知して、その感
知値によるヒータのオン,オフ時間に基づき終了時間を
制御手段10で設定する。そして、内部容器1内をお焦
げ湯の製造状態として所定時間が経過した後、お焦げ湯
の製造コース動作が終了されるようにする。
【0029】これにより、ステップS400では制御手
段10の制御により前記設定された終了時間まで加熱
後、動作を終了する。
【0030】図3及び図5は、本発明のお焦げ湯の製造
方法の詳細な動作順を示すフローチャートである。
【0031】ここでは便宜上、お焦げ湯を最初に水とお
焦げ湯材料とを内部容器1に収容した状態から製造する
一方法(実施例1,図3)と、炊飯終了後、内部容器1
の床面に形成されたお焦げを利用して製造するその他の
一方法(実施例2,図5)とに分けて述べる。
【0032】(実施例1)ステップS1で、お焦げ湯の
製造に必要な電源電圧を入力する。この際、図6に示す
ような内部容器1に使用者が必要とする所定人数分の冷
水とその他のお焦げ湯の製造に要する材料とが収容され
ている状態で、外部容器2内の熱板3上に載置し、その
後、蓋4を閉めて電源電圧を入力する(この際、電源電
圧はプラグを家庭用交流電圧の誘導されたコンセント等
に挿入することにより印加される)。
【0033】このように、電源電圧が入力された状態
で、ステップS2では炊飯器の胴体外部に設置のキー手
段8を通して使用者がお焦げ湯コースを選択したかどう
かを制御手段10で判断する。
【0034】つまり、図1に示すように、キー手段8を
通して制御手段10の入力端子I1にキーによるお焦げ
湯コース選択信号が入力されると、この信号が、制御手
段10に内蔵されたA/D変換器によりディジタル信号
に変換され、これがROMに貯蔵されたプログラムによ
り判読され、お焦げ湯コースが選択されたか否かが判断
される。
【0035】この際、お焦げ湯コースが選択されていな
ければ(NOのとき)、ステップS12で一般コース、
例えば、炊飯だけをするコースを行うか、または他の動
作を行う。
【0036】前記ステップS2での判断結果、お焦げ湯
コースが選択されたと判断される(YES)と、制御手
段10は、炊飯用加熱手段5にヒータ駆動信号を送る
(ステップS3)。この際、制御手段10からのヒータ
駆動信号は、D/A変換手段14によりアナログ信号に
変換され、ヒータ駆動手段15に送られる(以下、ヒー
タ駆動信号はオン信号,ヒータ駆動停止信号はオフ信号
という)。オン信号で所定熱量が生じるようにすること
により、内部容器1の下端を加熱する。これと共に、下
部温度センサ手段12及び上部温度センサ手段7もオン
される(ステップS4)。
【0037】前記内部容器1の下端が加熱されることに
より、漸次内部容器1内部の温度が上昇し、これに伴っ
て下部温度センサ手段12及び上部温度センサ手段7の
感知値も変化する。これら下部温度センサ手段12及び
上部温度センサ手段7の感知値は、制御手段10の入力
端子I2及びI3を通して入力され、ディジタルデータ
に変換される。これにより、制御手段10で予め貯蔵し
ていた目標温度(図4のT2)と下部温度センサ手段1
2の感知温度(便宜上Tsという)との大小を判断する
(ステップS5)。つまり、前記感知温度Tsが目標温
度T2に到達(Ts=T2)したか否かを判断する。
【0038】一方、前記目標温度T2は、図4に示すご
とく、内部容器1内部のお焦げ湯の沸く所定時間前の温
度である。このように目標温度T2を、お焦げ湯の沸く
前の温度に設定した理由は、炊飯用加熱手段5の加熱動
作が連続的に所定時間行われると、お焦げ湯が製造され
て(スチーム穴を通して)溢れ出ることがあるため、ひ
と先ず炊飯用加熱手段5の連続加熱を中断し、炊飯用加
熱手段5を所定時間間隔で断続的にオン,オフさせるこ
とにより、お焦げ湯が沸いて溢れ出ることなく円滑に製
造されるようにするためである。
【0039】前記ステップS5での判断結果、感知温度
(下部温度)Tsが目標温度T2に到達できなかった場
合(NOのとき)には、ステップS3に戻り、炊飯用加
熱手段5のオン状態を保持させ、内部容器1の加熱動作
を持続させ、感知温度Tsが目標温度T2より大きいか
否かを判断する動作を繰返して行う。
【0040】そして、感知温度Tsが目標温度T2に到
達した場合(YESのとき)には、ひと先ず、制御手段
10の制御の下に炊飯用加熱手段5の加熱により内部容
器1の内部温度aが比例して上昇するのを防止する。す
なわち、上述のごとく、目標温度T2は内部容器1内の
お焦げ湯の沸く時点の温度より低い温度であり、この目
標温度T2に到達した時点からは炊飯用加熱手段5の駆
動を制御して、所定時間ごとのオン,オフ動作を繰返し
ながら内部容器1を加熱するのである(ステップS
6)。
【0041】前記炊飯用加熱手段5の段階別制御(ステ
ップS6)は、例えば、図4に示されたごとく、内部容
器1下端の温度が目標温度T2に到達した時点からの温
度制御動作であって、例えば、30秒を周期にして、最
初の30秒中は炊飯用加熱手段5の定格熱量の70%が
生ずるようにし、以後の30秒中は炊飯用加熱手段5を
オフさせる動作を繰返して行うのである。
【0042】このようにしても、結局は、内部容器1の
内部温度aは徐々に上昇するようになるため、上部温度
センサ手段7は内部容器1内のお焦げ湯の沸く時点の温
度を感知するようになる。
【0043】このような状態で、ステップS7では上部
温度センサ手段7の感知温度(便宜上Teという)が目
標温度T1に到達(Te=T1)したか、どうかを制御
手段10により判断するのである。すなわち、図4に示
すごとく、上部温度センサ手段7により感知される温度
Teが目標温度T1に到達したか、どうかを判断するの
である。
【0044】図4から分かり得るように、目標温度T1
は目標温度T2より所定温度ΔTだけ低温であって、こ
れは内部容器1の下部温度b(より詳細には内部容器の
床面温度Ts)より、内部容器1の内部温度a、つまり
蓋部分の温度Teが所定温度ΔTだけ低い状態を意味す
る。
【0045】上記温度差ΔTは、約40〜50℃であっ
て、結局内部容器1内のお焦げ湯の沸く時点の上部温度
センサ手段7により感知された感知温度Te=T1が1
00℃であれば、下部温度センサ手段12により感知さ
れた感知温度Ts(つまり、実際の内部容器の下端温
度)は140〜150℃程度となる。
【0046】一方、前記上部温度センサ手段7により感
知される目標温度T1は下部温度センサ手段12により
目標温度T2の感知後、所定時間の間、炊飯用加熱手段
5のオン,オフ動作の連続繰返し後(図4では沸騰部P
2と表記)に到達される。この図4に示すごとく、内部
容器1下部の温度が目標温度T2に到達する時点までは
内布容器1の内部温度が速い上昇曲線を描くことになる
が、内部容器1下部の温度が一応目標温度T2に到達し
た時点からは段階別に炊飯用加熱手段5の駆動電力の制
御により、内部容器1の内部温度が穏やかな上昇曲線を
描くためである。
【0047】前記ステップS7での判断結果、上部温度
センサ手段7により感知されたTeが目標温度T1に到
達しなかった場合(NOのとき)にはステップS6に戻
り、炊飯用加熱手段5の段階別電力制御動作を繰返し行
い、反面、上部温度センサ手段7により感知された感知
温度Teが目標温度T1に到達した場合(YESのと
き)にはステップS8に進んで入力される電源電圧を検
出する。つまり、内部容器1内のお焦げ湯が一応製造点
には到達したため、ステップS9の炊飯用加熱手段5の
オン,オフ時間を自動に設定するが、入力される電源電
圧を感知し、その変動如何によって自動設定するためで
ある。
【0048】これは、内部容器1内部のお焦げ湯の沸く
状態を一定に保持させるためには、単に炊飯用加熱手段
5のオン,オフ時間を設定することだけでいいのではな
く、入力電圧の高低により前記オン,オフ時間も可変的
に設定すべきであるためである。
【0049】そしてステップS10で、炊飯用加熱手段
5の駆動終了時間、つまりお焦げ湯の製造コースの動作
終了時間を自動設定する。
【0050】このように、終了時間の設定された状態で
ステップS11で、ステップS10で設定された終了時
間に到達したかどうかを判断する。
【0051】この判断結果、終了時間に到達した場合
(YESのとき)には、本実施例の意図するお焦げ湯の
製造動作が終了したので、全ての動作が終了される。
【0052】(実施例2)上記実施例1では、お焦げ湯
の製造動作を炊飯が終了された状態で行うのではなく、
内部容器1に所定人数分に要する水とその他のお焦げ湯
の製造に要する材料と収容した状態でお焦げ湯を製造す
る方法に関するものであるが、炊飯の終了後、内部容器
1内のご飯をよそった後、内部容器1の床面に付着され
ているお焦げを利用してお焦げ湯を製造することができ
る。この製造について図5を参照しながら説明する。
【0053】まず、ステップS1で電源が投入され、ス
テップS2で炊飯およびお焦げ湯コースが選択されると
(YESのとき)、ステップS3,ステップS4で、ヒ
ータ駆動手段15、下部温度センサ手段12および上部
温度センサ手段7をオンして炊飯を行う。この炊飯中、
内部容器1の下部と内部の温度を感知し、ステップS5
で、下部温度センサ手段12により感知された内部容器
1下部の感知温度Tsと目標温度T2とが同一かどうか
を判断する。
【0054】この判断結果、感知温度Tsが目標温度T
2に到達した場合(YESのとき)には、ステップS6
で炊飯用加熱手段5の駆動を制御し、所定時間ごとのオ
ン,オフ動作を繰返しつつ、続けて内部容器1を加熱す
る。これと同様の状態でステップS7では上部温度セン
サ手段7の感知温度Teと目標温度T1との大小を判別
する。
【0055】この判断結果、目標温度T1と感知温度T
eが同一の場合(YESのとき)には制御手段10によ
り炊飯用加熱手段5の発熱量を一定量減少させた状態で
ステップS8の蒸し入れを行う。
【0056】この際、この蒸し入れ時間は、通常炊飯だ
けを行うときとは異なり、お焦げ湯の材料として使用さ
れるお焦げが内部容器1の床面に付着されるようにすべ
きであるため、通常の時間よりやや延長される。
【0057】このような蒸し入れ動作によりお焦げが内
部容器1の床面に付着した状態でステップS9では、ご
飯をよそい、ステップS10ではお焦げ湯の製造に要さ
れる所定人数分の水を入れる。この際、ご飯をよそうた
めに、蓋が開かれ、冷水が投入されるため、内部容器1
の内部温度は感知温度Teが目標温度T1に到達した時
点より所定温度も低下されるが、内部容器1の下端と内
部には所定温度の熱気が残存している状態を保持する。
これにつれて、実施例1のごとく、最初に内部容器1に
水とその他のお焦げ湯の製造に必要な材料とを収容した
状態でお焦げ湯を製造する時間より時間が短縮される。
【0058】以後、再度炊飯器用加熱手段5を動作させ
内部容器を加熱しつつ行われるステップS11〜ステッ
プS17の動作は、実施例1に対応する図3のステップ
S5〜ステップS11に該当するため、説明を省く。
【0059】一方、上記ステップS2では炊飯およびお
焦げ湯コースを一つの機能として束ねたが、炊飯コース
だけが行われるようにし、ステップS10の次の段階で
お焦げ湯コースに選択することもできる。
【0060】
【発明の効果】上述のごとく本発明に係る炊飯器のお焦
げ湯の製造方法によれば、通常の炊飯器の炊飯機能にお
焦げ湯の製造機能を付加しながら、沸き溢れることなく
して自動的にお焦げ湯を製造できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用できるお焦げ湯製造装置の制御ブ
ロック図である。
【図2】本発明に係るお焦げ湯製造動作順を示すフロー
チャートである。
【図3】図2で示した動作順より詳細な動作順を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明に適用できる温度センサの感知温度変化
グラフである。
【図5】図3で示したものと別の実施例によるお焦げ湯
製造動作順を示すフローチャートである。
【図6】本発明に適用できる炊飯器の正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 内部容器 2 外部容器 3 熱板 4 蓋 5 炊飯用加熱手段 6 外部ケース 7 上部温度センサ手段 8 キー手段 9 上部補助加熱手段 10 制御手段 11 側部補助加熱手段 12 下部温度センサ手段 14 D/A変換手段 15 ヒータ駆動手段 16 タイマ手段 17 ディスプレイ手段

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者がお焦げ湯のコースを選択する第
    1ステップと、前記コースの選択に基づいて、内部容器
    の下部面温度が第1の所定温度に到達するまで加熱する
    第2ステップと、前記第1の所定温度に到達することに
    より、ヒータを断続的にオン,オフ駆動させて内部容器
    の内部温度が第2の所定温度に到達するまでお焦げ湯を
    沸かす第3ステップと、前記内部容器内のお焦げ湯の沸
    く状態を終了時間まで保持した後、お焦げ湯の製造動作
    を終了する第4ステップとからなることを特徴とする炊
    飯器のお焦げ湯の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1ステップは、内部容器に水とお
    焦げ湯の製造に要する材料とが収容された状態で外部容
    器内の熱板上に載置させ、電源電圧を入力させる電源入
    力ステップと、お焦げ湯のコースを選択するお焦げ湯コ
    ース選択ステップとから構成されることを特徴とする請
    求項1記載のお焦げ湯の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第2ステップは、お焦げ湯の選択に
    より内部容器の下端を加熱するべく、炊飯用加熱手段を
    オンさせる炊飯用加熱手段駆動ステップと、上記加熱さ
    れる内部容器の下端および内部温度を感知する上,下部
    温度センサ手段をオンさせる温度センサ手段駆動ステッ
    プと、前記炊飯用加熱手段の加熱により内部容器の下端
    温度が前記第1の所定温度に到達したかどうかを判断す
    る温度比較ステップとから構成されたことを特徴とする
    請求項1記載のお焦げ湯の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第3ステップは、内部容器の下端の
    温度が目標温度(第1の所定温度)に到達されることに
    より、炊飯用加熱手段を断続的にオン,オフ駆動させる
    炊飯用加熱手段オン,オフ駆動ステップと、前記炊飯用
    加熱手段のオン,オフ駆動につれて内部容器の内部温度
    が前記第1の所定温度よりも所定温度だけ低い第2の所
    定温度に到達したかどうかを判断する温度比較ステップ
    とから構成されたことを特徴とする請求項1記載のお焦
    げ湯の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第4ステップは、内部容器内の温度
    が目標温度(第2の所定温度)に到達されることによ
    り、電源電圧を感知する電源電圧感知ステップと、前記
    感知された電源電圧により炊飯用加熱手段のオン,オフ
    時間を可変設定する炊飯用加熱手段オン,オフ時間設定
    ステップと、内部容器内のお焦げ湯の沸く状態を所定時
    間保持させるよう、終了時間を設定する終了時間設定ス
    テップと、前記設定された終了時間までお焦げ湯を沸か
    してお焦げ湯の製造を終了するお焦げ湯製造終了ステッ
    プとから構成されたことを特徴とする請求項1記載のお
    焦げ湯の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記温度比較ステップで内部容器の下端
    の温度が目標温度(第1の所定温度)に到達されなかっ
    た場合には、炊飯用加熱手段のオン状態を保持させるこ
    とを特徴とする請求項3記載のお焦げ湯の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記目標温度(第1の所定温度)は、製
    造温度より低温度で制御手段のメモリ手段に設定貯蔵さ
    れることを特徴とする請求項6記載のお焦げ湯の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記温度比較ステップで内部容器の内部
    の温度が目標温度(第2の所定温度)に到達されなかっ
    た場合には、炊飯用加熱手段のオン,オフ駆動を繰返す
    ことを特徴とする請求項4記載のお焦げ湯の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記目標温度(第2の所定温度)は、内
    部容器の内部のお焦げ湯が沸く温度であることを特徴と
    する請求項8記載のお焦げ湯の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記内部容器の内部温度は、上部温度
    センサにより感知されることを特徴とする請求項8記載
    のお焦げ湯の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記炊飯用加熱手段オン,オフ時間設
    定ステップでは、電源電圧が制御手段に予め設定貯蔵さ
    れていた基準電圧より低い場合にはオン時間を増加さ
    せ、基準電圧より高い場合にはオン時間を減少させる方
    法で炊飯用加熱手段のオン,オフ時間を設定することを
    特徴とする請求項5記載のお焦げ湯の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記お焦げ湯が沸く状態を所定時間
    中、保持させるための終了時間は、内部容器の内部に収
    容されたお焦げ湯の量により設定することを特徴とする
    請求項5記載のお焦げ湯の製造方法。
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