JP2749326B2 - 剪断装置 - Google Patents

剪断装置

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JP2749326B2
JP2749326B2 JP63153579A JP15357988A JP2749326B2 JP 2749326 B2 JP2749326 B2 JP 2749326B2 JP 63153579 A JP63153579 A JP 63153579A JP 15357988 A JP15357988 A JP 15357988A JP 2749326 B2 JP2749326 B2 JP 2749326B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、ワークに追切り剪断加工を容易に行なえ
るようにした剪断装置に関する。
(従来の技術) 従来、ワークに備えられたX下刃とY下刃からなる下
刃と、上下動自在なラムに備えられたX上刃とY上刃と
からなる上刃を協働せしめて、ワークに剪断加工を行な
うことが知られている。
また、上記X下刃とY下刃からなる下刃と、X上刃と
Y上刃からなる上刃を協働せしめてワークに追切り剪断
加工を行なうことも知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述した従来のX下刃とY下刃からなる下
刃と、X上刃とY上刃からなる上刃を協働せしめてワー
クに追切り剪断加工を行なう場合には、X上刃とY上刃
は直角に配置されていて、平面に展開するとX上刃がY
上刃より低く左上りのレーキアングルを持った一直線で
X上刃とY上刃が連続している。
そのため、ワークに追切り剪断加工を行なう場合に
は、Y上刃がY下刃に干渉しない範囲でX下刃とX上刃
を協働せしめて行なっているから、X下刃とX上刃によ
る追切り剪断加工しかできず、Y下刃とY上刃による追
切り剪断加工を行なうことができなかった。
また、X上刃とY上刃を展開すると、一直線上に連続
しているから、ラムのストロークを大きくしなければな
らず、剪断装置自体も大きくなって製作コストもアップ
し、さらにラムを上下動させる駆動装置の容量も大きく
しなければならないという問題があった。
この発明の目的は、上記問題点を改善するため、ラム
のストロークを大きくせずに、ワークのX軸およびY軸
方向へ選択的に追切り剪断加工を簡単かつ容易に可能な
らしめた剪断装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、直交す
るX下刃とY下刃とを備えたワークテーブルの上方位置
に、上記X下刃に対応したX上刃及びY下刃に対応した
Y上刃を備えたラムを上下動可能に備えてなる剪断装置
において、前記X上刃とY上刃との一端側の互の当接部
付近を支点としてX上刃及びY上刃の他端側を、上記各
上刃が前記各下刃と協働してワークの剪断を行わないよ
うに個別に上方向へ回動可能に設けてなるものである。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第5図を参照するに、シャーリングマシン1にはフレ
ーム3上にワークWを支持するワークテーブル5が設け
られている。このワークテーブル5の一側部には、直角
L型状の切欠部7が形成されており、この切欠部7の縁
部には直角L型形状のX軸方向に延伸したX下刃9Xと、
Y軸方向に延伸しかつ前記X下刃9Xの長さより例えば短
かいY下刃9Yとからなる下刃9が設けられている。
また、ワークテーブル5の他側部には、ワークWをク
ランプし、かつ剪断位置まで移送するワーク移送装置11
が設けられている。このワーク移送装置11としては、ワ
ークテーブル5上をY軸方向へフレーム3に設けられた
駆動モータ13によって移動するキャリッジ15と、このキ
ャリッジ15に沿ってX軸方向へ図示省略の駆動モータに
よって移動するワーククランプ17とから構成されてい
る。
したがって、ワークWはワークテーブル5上をX軸,Y
軸方向へ移動されることになる。
また、前記下刃9を取付けたワークテーブル5上に
は、直角L型状の上刃19を備えたラム21を支持するフレ
ーム23が立設されている。
前記上刃10は、前記下刃9上の対応する位置に設けら
れると共に、前記X下刃9Xに対応したX上刃19XとY下
刃9Yに対応した19Yとから構成されている。しかも、X
上刃19XとY上刃19Yとは連結された一端部分の高さがX
上刃19X,Y上刃19Yの他端部分の高さより高くなってい
る。
また、前記X上刃19XとY上刃19Yからなる上刃19を備
えたラム21は、上方向からみた場合に、下刃9,上刃19に
おける各X下刃9X,X上刃19Xと平行にフレーム23に設け
られたピボット25を支点として、上下方向に揺動するも
のである。
前記ラム21を上下方向に揺動せしめる駆動手段として
は、第1図(A)に示されているように、前記フレーム
23に図示省略の駆動モータにより回転自在に偏心軸27が
支承されている。この偏心軸27にはコネクティングロッ
ド29の一端が取付けられており、コネクティングロッド
29の他端が前記ラム21に回転自在に支承された偏心軸31
が取付けられている。
この偏心軸31には回動自在な半円形状の中間アーム33
が軸着されており、この中間アーム33の一端には第1図
(A)に示す如く最も縮んだ状態のピストンロッド35の
先端が取付けられている。このピストンロッド35を備え
た追切り用シリンダ37は前記ラム21に取付けられてい
る。
この追切り用シリンダ37はピストンロッド35を2位置
に停止できるものが使用されている。なお、この追切り
用ラム21の下限位置を上方へ上げる追切り用駆動装置
は、すでに実開昭57−189716号で公知であるから、詳細
な説明は省略する。
上記構成により、図示省略の駆動モータを駆動せしめ
ることによって、偏心軸27が回転し、コネクティングロ
ッド29が上下動される。このコネクティングロッド29は
偏心軸31を介してラム21が取付けられているから、コネ
クティングロッド29の上下動により偏心軸31を介してラ
ム21が一定のストロークで揺動されることになる。
ワークWにX下刃9XとX上刃19X、あるいはY下刃9Y
とY上刃19Yで追切り剪断加工を行なう場合には、追切
り用シリンダ37を作動せしめてピストンロッド35を第1
図(A)の状態から、適宜な2位置に伸ばすと、中間ア
ーム33を介して偏心軸31の偏心量が変化する。而して、
ラム21の下限位置が上方へ上げられてワークWのX軸方
向へ追切り剪断加工を行なうことができることになる。
前記Y下刃9YとY上刃19Yを協働せしめて追切り剪断
加工を行なう場合には、前記ラム21が下降した際、X上
刃19XがX下刃9Xに干渉しないようにする必要がある。
そのために、X上刃19XがX下刃9Xに干渉しないよう
に、X上刃19をX下刃9Xから逃がすための逃がし装置と
してのX上刃用逃がし装置39が前記ラム21に設けてあ
る。
さらに、詳細には第1図(A)に示されているよう
に、ラム21の前側下部にはX上刃ホルダ41がピン43で揺
動自在に枢支されている。このX上刃ホルダ41には前記
X上刃19Xが備えられている。
また、前記ラク21には固定ブロック部材45がピン47で
枢支されており、固定ブロック部材45における前側の側
部が前記X上刃ホルダ41における後側の側部に当接され
ている。X上刃ホルダ41には第1図(A)において左右
方向へ延伸したブラケット49がピン51で固定されてお
り、このブラケット49には長穴53が形成されている。こ
の長穴53内には前記固定ブロック部材45に取付けられた
ピン55が設けられている。
一方、前記ラム21にはピン57を介してブラケット59が
揺動自在に枢支されている。このブラケット59には油圧
シリンダ61が取付けられている。この油圧シリンダ61に
備えられたピストンロッド63と先端が前記固定ブロック
部材45にピン65で取付けられている。
上記構成により、通常のX下刃9XとX上刃19X、およ
びY下刃9YとY上刃19Yの協働により剪断加工を行なう
場合には、油圧シリンダ61を作動せしめてピストンロッ
ド63により固定ブロック部材45が押されてX上刃ホルダ
41がラム21の前側下部に第1図(A)に示した状態に固
定されて行なわれる。
Y下刃9YとY上刃19Yとの協働で追切り剪断加工を行
なう場合には、油圧シリンダ61を作動せしめてピストン
ロッド63を縮めることにより、固定ブロック部材45がピ
ン47を支点として第1図(A)において時計方向回りに
回動する。
固定ブロック部材45が時計回りに回動することによ
り、ピン55がブラケット49の長穴53内を左方へ移動す
る。さらに長穴53の左端部に当接した状態で固定ブロッ
ク部材45が時計方向回りに回動してX上刃ホルダ41はピ
ン43を支点として時計方向回りに回動する。
その結果、X上刃19Xが第1図(B)に示した如く、
剪断面よりaだけ上方へ逃げる。而して、X上刃19Xを
剪断面よりaだけ上方へ逃がすことにより、Y下刃9Yと
Y上刃19Yとで追切り剪断加工が行なわれることにな
る。
なお、Y下刃9YとY上刃19Yとで追切り剪断加工を行
なう際には、前述したごとく、追切り用シリンダ37を作
動せしめて、ラム21の下限位置を通常の下限位置より上
方へ位置せしめておくことは当然のことである。
次に、前記X下刃9XとX上刃19Xを協働せしめて追切
り剪断加工の別の実施例を示す。この場合には、前記ラ
ム21が下降した際、Y上刃19YがY下刃9Yに干渉しない
ようにする必要がある。そのために、Y上刃19YがY下
刃9Yに干渉しないように、Y上刃19YをY下刃9Yから逃
がすためのY上刃用逃がし装置67が第2図(A)に示す
ごとく、前記ラム21に設けらてれいる。
すなわち、第2図(A)において、前記ラム21の前側
下部にはY上刃ホルダ69がピン71で揺動自在に枢支され
ている。このY上刃ホルダ69の下部には前記Y上刃19Y
が備えられている。
一方、前記ラム21にはピン73を介してブラケット75が
揺動自在に枢支されている。このブラケット75には油圧
シリンダ77が取付けられている。この油圧シリンダ77に
はピストンロッド79が備えらてれいる。
このピストンロッド79の先端にはピン81で揺動アーム
83の一端が取付けられており、揺動アーム83の他端は前
記Y上刃ホルダ69の後側部に一体的に取付けられてい
る。
上記構成により、通常のX下刃9XとX上刃19X、およ
びY下刃9YとY上刃19Yの協働により剪断加工を行なう
場合には、油圧シリンダ77を作動せしめてピストンロッ
ド79を縮ませることにより揺動アーム83を介してY上刃
ホルダ69がラム21の前側下部に第2図(A)に示した状
態に固定されて行なわれる。
X下刃9XとX上刃19Xとの協働で追切り剪断加工を行
なう場合には、油圧シリンダ77を作動せしめてピストン
ロッド79を伸ばすことにより、揺動アーム83を介してY
上刃ホルダ69がピン71を支点として第2図(A)におい
て時計方向回りに回動する。
その結果、、Y上刃19Yが第2図(B)に示した如
く、剪断面よりbだけ上方へ逃げる。而して、Y上刃19
Yを剪断面よりbだけ上方へ逃がすことにより、X下刃9
XとX上刃19Xとで追切り剪断加工が行なわれることにな
る。
なお、Y下刃9YとY上刃19Yとで追切り剪断加工を行
なう際には、前述したごとく、油圧シリンダ61を作動せ
しめて、X上刃19Xを第1図(B)に示すaだけ上方に
回避させて、X上刃19XとX下刃9Xとの剪断を阻止する
ことは当然のことである。
第3図を参照するに、ワークWからブランクWX,WY
追切り剪断加工する方法について説明する。
今、X下刃9X,X上刃19Xの長さをLX,Y下刃9Y,Y上刃19Y
の長さをLYとする。X下刃9XとX上刃19X、およびY下
刃9YとY上刃19Yとの協働で通常の剪断加工を行なうラ
ム21のストロークをS0とする。また、Y上刃19YをY上
刃用逃がし装置67でY下刃Y9から逃がして、X下刃9Xと
X上刃19Xとの協働で追切り剪断加工を行なうラム21の
ストロークをSXとする。さらに、X上刃19XをX上刃用
逃がし装置39でX下刃9Xから逃がして、Y下刃9YとY上
刃19Yとの協働で追切り剪断加工を行なうラム21のスト
ロークをSYとする。
第3図において、ワークWからブランクWXの長さL1
X下刃9X,X上刃19Xの長さLXより長い場合には(L1
LX)、通常のX下刃9XとX上刃19X、およびY下刃9Yと
Y上刃19Yを同時に協働せしめて剪断加工することがで
きない。
そのため、Y上刃用逃がし装置67を作動せしめて、Y
上刃19YをY下刃9Yから第2図(B)に示したごとき状
態に逃がし、かつ追切り用シリンダ37を作動せしめてラ
ム21のストロークをSXにし、さらにワークWをX軸方向
の右方へ移動して線85,87の順に追切り剪断加工を行な
う。最終的に線89,91で剪断加工を行ない切落す場合に
は、Y上刃逃がし装置を第2図(A)に示したごとき状
態に戻し、かつ追切り用シリンダ37のピストンロッド35
を元へ戻してラム21のストロークをS0とし、さらにワー
クWをX軸方向の右方へ移動してX下刃9XとX上刃9Y、
およびY下刃9YとY上刃19Yを同時に協働せしめて剪断
加工が行なわれて、ワークWからブランクWXを得ること
ができる。
ワークWからブランクWYを剪断するとき、ブランクWY
の長さL2がY下刃9Y,Y上刃19Yの長さL1より長い場合に
は(L2>LY)、通常のX下刃9XとX上刃19X、およびY
下刃9YとY上刃19Yを同時に協働せしめて剪断加工する
ことができない。
そのため、X上刃逃がし装置39を作動せしめて、X上
刃19XをX下刃9Xから、第1図(B)に示したごとき状
態に逃がし、かつ追切り用シリンダ37を作動せしめてラ
ム21のストロークをSYにし、さらにワークWをY軸方向
の上方へ移動して線93,95の順に追切り剪断加工を行な
う。最終的に線99,101で剪断加工を行ない切落す場合に
は、X上刃用逃がし装置を第1図(A)に示したごとき
状態に戻し、かつ追切りシリンダ37のピストンロッド35
を元へ戻してラム21のストロークをS0とし、さらにワー
クWをY軸方向の上方へ移動して、X下刃9XとX上刃9
Y、およびY下刃9YとY上刃19Yとを同時に協働せしめて
剪断加工が行なわれて、ワークWからブランクWYを得る
ことができる。
このように、X上刃用逃がし装置39,Y上刃用逃がし装
置67を設けて作動せしめることにより、X上刃19X,Y上
刃19YをそれぞれX下刃9X,Y下刃9Yから簡単かつ容易に
逃がすことができるから、ワークWをいちいちワークク
ランプ17で再クランプさせることなく、X軸あるいはY
軸方向の追切り剪断加工を簡単かつ容易に行なうことが
できる。また、X軸方向あるいはY軸方向の追切り剪断
加工を選択的に行なうことも可能である。
また、ラム21のストロークを大きくすることなく、追
切り剪断加工をすることができるから、シャーリングマ
シン自体の大きさもそれほど大きくしないで安価に製作
することができる。
次に、X上刃用逃がし装置39,Y上刃用逃がし装置67に
おける第3の実施例が第4図に示されている。
第4図において、第1図〜第3図で説明した実施例で
使用した部品と同一部品には同一符号を付して説明す
る。
第4図に示されているように、X上刃19Xの左端が右
端より高くなるようにX上刃ホルダ41に取付けられてい
る。また、Y上刃19Yの右端が左端より高くなるように
Y上刃ホルダ69に取付けられている。しかも、X上刃19
Xの右端の高さとY上刃19Yの左端の高さとは同一高さ位
置に設定されている。
X上刃19Xの左端後部とY上刃19Yの右端前部との間に
は、隙間103が形成されている。この隙間103はY上刃ホ
ルダ69が回動し得るためのものである。
X上刃19Xを保持したX上刃ホルダ41の左側寄りに
は、X上刃ホルダ41が前記ラム21にシャフト105で揺動
自在に枢支されている。また、X上刃ホルダ41の右側寄
りには、X上刃ホルダ41がラム21に偏心シャフト107で
揺動自在に枢支されている。
上記構成により、図示省略の駆動装置により偏心シャ
フト107を回動せしめると、X上刃ホルダ41はシャフト1
05を支点として反時計方向回りに回動するから、X上刃
19Xの右側が上方へ持ち上げられて、第1図(B)で述
べたaに相当する分だけ逃がすことかできる。したがっ
て、X上刃19XをX下刃9Xから逃がすことによって、Y
下刃9YとY上刃19Yとの協働により前述したように、ワ
ークWにY軸方向への追切り剪断加工を行なうことがで
きる。
一方、Y上刃19Yを保持したY上刃ホルダ69の右側寄
りには、Y上刃ホルダ69が前記ラム21にシャフト109で
揺動自在に枢支されている。また、Y上刃ホルダ69の左
側寄りには、Y上刃ホルダ69がラム21に偏心シャフト11
1で揺動自在に枢支されている。
上記構成により、図示省略の駆動装置により偏心シャ
フト111を回動せしめると、Y上刃ホルダ69はシャフト1
09を支点として時計方向回りに回動するから、Y上刃19
Yの左側から上方へ持ち上げられて、第2図(B)で述
べたbに相当する分だけ逃がすことができる。したがっ
て、Y上刃19YをY下刃9Yから逃がすことによって、X
下刃9XとX上刃19Xとの協働により、前述したように、
ワークWにX軸方向への追切り剪断加工を行なうことが
できる。
而して、第4図で示したX上刃用逃がし装置39,Y上刃
用逃がし装置67を作動せしめて、X上刃19XあるいはY
上刃19YをそれぞれX下刃9XあるいはY下刃9Yから逃が
すことによって、Y軸,X軸方向への追切り剪断加工を選
択的に行なうことができ、第1図〜第3図で説明した実
施例と同様の効果を奏する。
なお、この発明は前述した実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で実
施し得るものである。例えば、本実施例においては、ラ
ム21を上下動せしめるのにメカ駆動で説明したが、油圧
シリンダ,油圧サーボ弁などからなる油圧駆動で行なう
ことも可能である。
この油圧駆動を利用すれば、前述の実施例で説明した
追切り用シリンダ37が不要となり有効である。
油圧サーボ弁を使用すると、ラム21の上下動がスイン
グタイプばかりでなく、ギロチン式タイプでもよい。ま
た、位置決めとして、油圧サーボ弁でなく、リミットス
イッチやタイマーなどでも可能である。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本発明は、直交するX下刃(9X)とY下刃(9Y)
とを備えたワークテーブル(5)の上方位置に、上記X
下刃(9X)に対応したX上刃(19X)及びY下刃(9Y)
に対応したY上刃(19Y)を備えたラム(21)を上下動
可能に備えてなる剪断装置において、前記X上刃(19
X)とY上刃(19Y)との一端側の互の当接部付近を支点
としてX上刃(19X)及びY上刃(19Y)の他端側を、上
記各上刃(19X,19Y)が前記各下刃(9X,9Y)と協働して
ワークの剪断を行わないように個別に上方向へ回動可能
に設けてなるものである。
上記構成より明らかなように、本発明においては、X
下刃9X,Y下刃9Yと協働してワークの剪断を行うX上刃19
X,Y上刃19Yは、X上刃19XとY上刃19Yとの一端側の互の
当接部付近を支点として上記各上刃19X,19Yの他端側を
個別に上方向に回動可能に設けてあるから、X下刃9Xと
X上刃19Xのみによるワークの剪断またはY下刃9YとY
上刃19Yのみによるワークの剪断の一方を選択してワー
クの剪断が可能であると共に両方を選択しての剪断が可
能である。
特に、本発明においては、X上刃19X,Y上刃19Yは互の
一端側の当接部付近を支点として他端側を上方向へ回動
可能に設けた構成であるから、ワークの剪断を行わない
ように上方向に回動するとき、X上刃19X,Y上刃19Yはラ
ム21から側方向に突出するようなことがないので、ラム
21を安全カバー等で覆うことが容易であると共に側方向
に突出することがないことにより、コンパクト化を図る
ことが容易なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)はX上刃を逃がす逃がし装置の概略説明
図、第1図(B)は第1図(A)に示した逃がし装置の
動作説明図、第2図(A)はY上刃を逃がす逃がし装置
の概略説明図、第2図(B)は第2図(A)に示した逃
がし装置の動作説明図、第3図はワークWからWX,WY
追切り剪断方法を説明するための説明図、第4図は逃が
し装置における他の実施例の斜視図および第5図はこの
発明を実施した一実施例のシャーリングマシンの斜視図
である。 5……ワークテーブル、9……下刃 9X……X下刃、9Y……Y下刃 19……上刃、19X……X上刃 19Y……Y下刃、21……ラム 39……X上刃用逃がし装置 67……Y上刃用逃がし装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直交するX下刃(9X)とY下刃(9Y)とを
    備えたワークテーブル(5)の上方位置に、上記X下刃
    (9X)に対応したX上刃(19X)及びY下刃(9Y)に対
    応したY上刃(19Y)を備えたラム(21)を上下動可能
    に備えてなる剪断装置において、前記X上刃(19X)と
    Y上刃(19Y)との一端側の互の当接部付近を支点とし
    てX上刃(19X)及びY上刃(19Y)の他端側を、上記各
    上刃(19X,19Y)が前記各下刃(9X,9Y)と協働してワー
    クの剪断を行わないように個別に上方向へ回動可能に設
    けてなることを特徴とする剪断装置。
JP63153579A 1988-06-23 1988-06-23 剪断装置 Expired - Lifetime JP2749326B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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IT1190865B (it) * 1982-06-09 1988-02-24 Salvagnini Transferica Spa Cesoia per lamiera con lame a squadra a segmenti reciprocamente spostabili

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