JP2748598B2 - シャシーダイナモメータの機械損失測定用装置 - Google Patents

シャシーダイナモメータの機械損失測定用装置

Info

Publication number
JP2748598B2
JP2748598B2 JP1253448A JP25344889A JP2748598B2 JP 2748598 B2 JP2748598 B2 JP 2748598B2 JP 1253448 A JP1253448 A JP 1253448A JP 25344889 A JP25344889 A JP 25344889A JP 2748598 B2 JP2748598 B2 JP 2748598B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
rollers
chassis dynamometer
mechanical loss
dynamometer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1253448A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03113342A (ja
Inventor
定男 藤森
悟 種田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Original Assignee
Meidensha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP1253448A priority Critical patent/JP2748598B2/ja
Publication of JPH03113342A publication Critical patent/JPH03113342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2748598B2 publication Critical patent/JP2748598B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この発明はシャシーダイナモメータの機械損失測定用
装置に関するものである。
B.発明の概要 この発明はシャシーダイナモメータの機械損失測定用
装置において、 ツインローラシャシーダイナモメータの機械損失を測
定するために、ツインローラ間に車両の車輪をローラか
ら浮かせるリフト装置を設けるとともに、ツインローラ
のロードローラとフリーローラとをリフト装置に設けた
プーリーで連結させるようにしたことにより、 シャシーダイナモメータの実車運転試験時の測定精度
の向上を図ることができるようにしたものである。 C.
従来の技術 自動車の性能試験(走行抵抗,登降板,車重など)に
使用されるシャシーダイナモメータは、車両が実路上で
の走行に相当する実験を室内で再現性よく、容易に実施
できるから、排ガス特性や燃料消費特性の試験などに広
く利用されている。しかし、その利用にあたっては車両
の走行抵抗値をはじめ、管理しなければならない事項が
多く、この管理が不適当であると、満足なシミュレーシ
ョンができなくなる。この要因の一つに走行抵抗値の設
定がある。この走行抵抗値の設定時にはシャシーダイナ
モメータの暖機および機械損失(メカロス)が関係する
ので、まず、シャシーダイナモメータの暖機運転を行っ
た後にメカロスの測定を行っていた。
ここで、暖機運転を行う理由は冬期等にシャシーダイ
ナモメータを用いて上記試験を行う際、シャシーダイナ
モメータのローラを支持する軸受のグリース等が凍結し
ていることがあるため、このような状態で試験を行うと
測定精度が著しく不正確になるからである。そこで、シ
ャシーダイナモメータの暖機運転をまず行い、その後、
メカロスの測定を行うようにしている。このメカロスの
測定は次のように行われる。すなわち、暖機運転と同様
にダイナモメータを駆動機として動作させ、速度を適宜
に(例えば10km/hごと)に変えて運転し、各速度におけ
るロードセル値を読み取って、この値をメカロスの測定
値とする。そして、実際の試験時には各測定値から上記
のようにして求められたメカロス値を差し引くことによ
って精度の高い測定値を得るようにしている。
D.発明が解決しようとする課題 近年シャシーダイナモメータにツインローラ形と称さ
れるシャシーダイナモメータが使用されるようになって
きた。このツインローラ形シャシーダイナモメータは2
つのローラの間に試験車両の車輪を載置させて、一方の
ローラをロードローラとしてダイナモメータに連結し、
他方のローラをフリーローラとしてフライホイールに連
結しロードローラとフリーローラ間をタイミングベルト
で連結して構成したものである。このように構成したツ
インローラ形シャシーダイナモメータにおいても、暖機
運転を行った後、メカロス測定の測定を行う。メカロス
の測定値を記録した後、タイミングベルトをクラッチ等
で切り離して実車の試験を行うようにしている。しか
し、このシャシーダイナモメータには以下のような問題
点がある。
(1)暖機およびメカロス測定の後もタイミングベルト
は回転してしまうため、メカロスになる。
(2)フリーローラが左右の車輪と対応して設けられて
いると、両フリーローラを連結する装置が必要となる。
(3)タイミングベルトをダイナモメータから切り離す
クラッチに誤動作があれば、タイミングベルトを切断さ
せてしまうおそれがある。
(4)タイミングベルトはクラッチ断後も回転するため
騒音源となる。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、タイ
ミングベルトをなくしてメカロスの原因の1つの取り除
きダイナモメータによる実車運転試験時の測定精度の向
上を図るようにしたシャシーダイナモメータの機械損失
測定用装置を提供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 この発明は試験車両の車輪が一対のローラ間に載置さ
れ、一方のローラはロードローラとしてダイナモメータ
に連動され、他方のローラはフリーローラとして構成さ
れたツインローラシャシーダイナモメータにおいて、 前記ロードローラとフリーローラの間に上下動可能な
リフト装置を設け、このリフト装置は上部には前記車輪
と受台が設けられるとともに受台には下端にプーリを設
けた支持体が懸垂されて形成され、前記リフト装置上動
時には受台によって車輪を両ローラから離すとともにプ
ーリを両ローラ間に接触させてロードローラの回転力を
フリーローラに伝達させるように形成したことを特徴と
するものである。
F.作用 シャシーダイナモメータの暖機運転およびメカロス測
定時にはロードローラとフリーローラに載置されている
車両の車輪をリフト装置の受台によってローラから離
す。このとき、プーリは両ローラに接触するように構成
されているので、ロードローラの回転力はフリーローラ
に伝達され、暖機運転およびメカロスの測定ができる。
G.実施例 以下この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示すリフト装置の正面
図で、この第1図において、1は試験車両の車輪(図示
省略)を受ける受台で、この受台1は長方形状の板から
形成されるとともに、板の長手方向の両端が折曲された
形状に構成されている。受台1はリンク2a,2bおよび3a,
3bと油圧シリンダ4により上下動自在に構成されてい
る。リンク2a,3aの上端は受台1の折曲部に設けられた
5,6に挿通される。また、リンク2b,3bの下端はベース7
に設けられた軸受台8,9にピン31,32によって取り付けら
れている。前記油圧シリンダ4のロッド4aはリンク2bに
枢着され、シリンダ本体4bはリンク3bに枢着される。3
3,34は受台1の下面から懸垂されたプーリ支持体で、こ
のプーリ支持体33,34の下端部にはプーリ35,36が取り付
けられている。
上記のように構成されたリフト装置は第2図に示すツ
インローラ形シャシーダイナモメータのロードローラ11
a,11bとフリーローラ12a,12bの間に配設され、車両の搬
入,搬出時やシャシーダイナモメータの暖機運転および
メカロス測定時に受台1が第3図に示す実線の位置まで
上動するように構成されている。
ここで、第2図のツインローラ形シャシーダイナモメ
ータの構成について述べる。第2図において、11a,11b
はロードローラ、12a,12bはフリーローラで、両ローラ1
1a,12aと11b,12b間に車輪が載置される。ロードローラ1
1a,11bは同一構成であるから、ロードローラ11aについ
てのみ述べる。ロードローラ11aは内部にダイナモメー
タ本体13が収納される。ダイナモメータ本体13は固定子
鉄心14の外部に回転子鉄心15を配設したもので、回転子
鉄心15はロードローラ11aの内周面に取り付けられる。1
6の揺動軸で、この揺動軸16は固定子鉄心14に取り付け
られる。17は揺動軸受、18は回転軸受、19はロードセ
ル、20は重錘、21はテコ機構である。22はロードローラ
11aと11bとを連結する軸、23はカップリング、24はブレ
ーキである。25a,25bはフリーローラ12a,12b内に収納さ
れたフライホイール、26,27は軸受である。
次に上記実施例の動作について述べる。
試験車両の車輪を第2図に示すロードローラ11a,11b
およびフリーローラ12a,12bとの間に載せる。このと
き、リフト装置の車輪受台1は第1図および第3図に示
す位置に上げておく。その後、両ローラ11a,11bおよび1
2a,12b間のリフト装置の車輪受台1は第1図および第3
図に示す2点鎖線の位置に下降させる。ここで、シャシ
ーダイナモメータの暖機運転のために、車両の車輪を両
ローラから離す必要がある。このため、第1図に示す油
圧シリンダ4を動作させてリンク2a,2bと3a,3bを図示一
点鎖線の位置から図示実線位置まで動かす。このリンク
2a,2bと3a,3bの動作で車輪受台1は上昇して車輪を持ち
上げ、受け台1が第3図の実線位置までくると、車輪は
両ローラ11a,11bと12a,12bから離される。このようにし
て車両の車輪を両ローラから離した後、シャシーダイナ
モメータの暖機運転を行い、しかる後メカロスの測定を
従来と同様に行ってその時の値を記録する。
なお、シャシーダイナモメータの暖機運転およびメカ
ロスの測定の際、車輪受台1が上昇すると、プーリ35,3
6が両ローラ11a,11bと12a,12bに第3図に示すように接
触する。なお、ロードローラ11a,11bの回転力はフリー
ローラ12a,12bに伝達されるため、上記測定時の誤動作
にはならない。また、両ローラにプーリが接触するた
め、両ローラの前後振れの強度を増すことができる。こ
の他に、この実施例では、ロードローラとフリーローラ
を連結するタイミングベルト,クラッチがないため、メ
カロスの発生原因を取り除くことができる。また、フリ
ーローラ12a,12bを連結する軸等も不要となり、タイミ
ングベルトの不要とともに保守点検が必要なくなる。さ
らに、タイミングベルトの回転による騒音もなくなる。
H.発明の効果 以上述べたように、この発明によれば、従来のように
タイミングベルトによるメカロスはなくなり、予め測定
した入力ロスを実車運転中による試験の際に測定値から
差し引くようにしたので、測定精度がよくなり、またタ
イミングベルトを不要としたことにより保守点検やタイ
ミングベルトの回転による騒音もなくなる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す正面図、第2図はこの
発明の実施例が適用されるツインローラ形シャシーダイ
ナモメータの平面図、第3図にこの発明の動作を述べる
ための側面図である。 1……車輪受台、2a,2b,3a,3b……リンク、4……油圧
シリンダ、33,34……プーリ支持体、35,36……プーリ、
11a,11b……ロードローラ、12a,12b……フリーローラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試験車両の車輪が一対のローラ間に載置さ
    れ、一方のローラはロードローラとしてダイナモメータ
    に連動され、他方のローラはフリーローラとして構成さ
    れたツインローラシャシーダイナモメータにおいて、 前記ロードローラとフリーローラの間に上下動可能なリ
    フト装置を設け、このリフト装置は上部には前記車輪の
    受台が設けられるとともに受台には下端にプーリを設け
    た支持体が懸垂されて形成され、前記リフト装置上動時
    には受台によって車輪を両ローラから離すとともにプー
    リを両ローラ間に接触させてロードローラの回転力をフ
    リーローラに伝達させるように形成したことを特徴とす
    るシャシーダイナモメータの機械損失測定用装置。
JP1253448A 1989-09-28 1989-09-28 シャシーダイナモメータの機械損失測定用装置 Expired - Lifetime JP2748598B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1253448A JP2748598B2 (ja) 1989-09-28 1989-09-28 シャシーダイナモメータの機械損失測定用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1253448A JP2748598B2 (ja) 1989-09-28 1989-09-28 シャシーダイナモメータの機械損失測定用装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03113342A JPH03113342A (ja) 1991-05-14
JP2748598B2 true JP2748598B2 (ja) 1998-05-06

Family

ID=17251542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1253448A Expired - Lifetime JP2748598B2 (ja) 1989-09-28 1989-09-28 シャシーダイナモメータの機械損失測定用装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2748598B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008195479A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Murata Mach Ltd 給紙装置及び画像形成装置
JP2009287951A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Toyota Motor Corp 慣性負荷制御方法及び装置、並びに車両走行検査装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03113342A (ja) 1991-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5452605A (en) Dynamometer for simulating the inertial and road load forces encountered by motor vehicles
US5154076A (en) Dynamometer for simulating the inertial and road load forces encountered by motor vehicles
JP4599356B2 (ja) 車両における空気力学的な測定用の試験スタンド及び方法
US3289471A (en) Dynamometer
US3505863A (en) Method and apparatus for testing the acceleration of prime movers
JP2748598B2 (ja) シャシーダイナモメータの機械損失測定用装置
JPH0526519Y2 (ja)
CN208254818U (zh) 基于荷载反馈的平行四杆双滑块半车浮动装置
US5859369A (en) Snowmobile dynamometer
SU853465A1 (ru) Стенд дл испытани транспортныхСРЕдСТВ
JPH0348514Y2 (ja)
JP3072735U (ja) 荷重試験機
CN212903892U (zh) 一种联轴器力学试验装置
US20200011764A1 (en) Motorcycle test stand
SU1709015A1 (ru) Устройство дл исследовани прочностных свойств грунта
CN2191314Y (zh) 汽车底盘测功机多飞轮装置
SU714205A1 (ru) Стенд дл испытани подшипников скольжени
JP4414571B2 (ja) タイヤ試験機
RU2181194C2 (ru) Устройство для измерения усилий, действующих на колесо
JP2632589B2 (ja) スピードテスタのアイドルローラ位置決め装置
CN218211756U (zh) 一种曲轴动平衡测试装置
JPS6157570B2 (ja)
JPS6217180B2 (ja)
SU1355893A2 (ru) Стенд дл испытани взаимодействи колеса и рельса
SU1672264A1 (ru) Стенд дл испытани одноколейных транспортных средств