JP3072735U - 荷重試験機 - Google Patents

荷重試験機

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JP3072735U JP2000002687U JP2000002687U JP3072735U JP 3072735 U JP3072735 U JP 3072735U JP 2000002687 U JP2000002687 U JP 2000002687U JP 2000002687 U JP2000002687 U JP 2000002687U JP 3072735 U JP3072735 U JP 3072735U
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幸弘 永田
昭 倉井
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KIKUKAWA IRON WORKS, INC.
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KIKUKAWA IRON WORKS, INC.
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷重負荷方式も簡単で且つコスト的にも比較
的安価な荷重試験機を提供する。 【解決手段】 台座フレーム1に、所定の支点間隔で試
験用木材Wを載せ、下端部は初期荷重用錘3aとし、該
初期荷重用錘から上は最終荷重用とした複数個の荷重用
錘3,3,・・を着脱自在にピン7により錘支持フレー
ム6に支持させる。また、これらの荷重用錘3a,3,
・・には、上下移動可能なシャフト9を貫通させ、着脱
自在に装着したピンにより荷重を変更することができる
ようにしてある。初期荷重用の錘3aの下部には、試験
用木材wの上面に接触させるための接触子10が固定さ
れ、たわみ量は、試験用木材wの下に設置したたわみ測
定器5で測定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、荷重試験機、特に、木材(柱材,横梁材等の角材)に荷重をかけ てその曲げ強度を測定する荷重試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】
原木は、その植林されていた場所或いは生えていた環境により特有の個性を有 している。従って、建材として使用される木材(主として、柱材,横梁材等の角 材)は、取り出す原木によってその強度にバラツキがある。当然ながら強度の強 い角材とそれほど強度のない角材とでは値段に差が生じる。そこで、木材の曲げ 強度試験機において、木材に荷重をかけて一定の荷重で、どれだけ曲がるかを実 測し、木材のヤング係数(Kgf/cm2)を算出し、木材のランク付けがなされ る。このヤング係数を測定する機械は、実測する木材の断面寸法が、通常、90 〜120mm厚さで、90〜390mm幅で、90×90〜120×390の範 囲があり、断面の比率は、6倍弱もあるため、木材にかける荷重も、ある程度変 更する必要がある。
【0003】 従来から使用されている荷重試験機の例の概要を図10に示す。 従来の荷重試験機は、この図に示すように、所定の支点間に設置された試験用 木材Wの上部中央にロードセル20を設置し、このロードセル20に先ず初期荷 重をかけ、次に最終荷重をかけてたわみ測定器(ばね式測定器21或いはエンコ ーダ23等)でたわみ量を測定する、という方式が採用されている。
【0004】 木材に対する荷重のかけ方の種類は、初期荷重と、最終荷重の2種類がある。 先ず、初期荷重をかけて、その時の木材の曲がり量を測定し、次に、最終荷重を かけて、その時の木材の曲がり量を測定する。ヤング係数の算出方法は、図10 を例にとると、
【数1】 である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来使用されている荷重試験機は、荷重の負荷方式が電動モータと変速装置を 利用しているため駆動機構が複雑となり、また、ロードセルを利用して荷重を測 定するため測定機器が高価である、という問題がある。この考案は、このような 問題に対処するためになされたものであり、荷重負荷方式も簡単で且つコスト的 にも比較的安価な荷重試験機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、この考案は、上記する課題を解決するために、請求項1に際の考案は、 所定の支点間隔で試験用木材を載せる台座フレームと、初期荷重用錘と、該初期 荷重用錘から上は最終荷重用とした複数個の荷重用錘を着脱自在なピン等により 配置した錘支持フレームと、 前記荷重用錘に貫通させ、着脱自在に装着したピン等により荷重を変更するこ とができるように該荷重用錘を支持し且つ駆動装置により上下移動可能としたシ ャフトと、試験用木材のたわみ量を測定するたわみ測定器と、を備えて成る荷重 試験機であることを特徴としている。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の具体的実施の形態について図面を参照しながら説明する。 図1は、この考案の荷重試験機の正面図であり、図2は、図1のP矢視側面図 である。この荷重試験機は、試験用木材Wを載せる台座フレーム1と、所定の重 さを有する多数の荷重用錘3,3,・・・を配置する荷重用フレーム2と、で全 体のフレームを構成している。前記台座フレーム1には、一定の支点間距離で材 料受け部材4,4が設置されている。この材料受け部材4,4は、ベアリング付 のローラが使用されるが、試験用木材Wの長さによって変更することができるよ うにしてある。4a,4aは、ローラを載せる台座である。前記台座フレーム1 の中央部には、たわみ測定器5が設置され、試験用木材Wに荷重がかかった場合 のたわみ量(まがり量)を測定する。
【0008】 前記荷重用フレーム2には、上部に所定の距離をおいて板枠2aが固定されて いるが、この板枠2aには所定の距離をおいて、錘支持フレーム 6,6が縦方向 に固定されている。この錘支持フレーム6,6には、多数の荷重用錘3,3,・ ・・が、2組のピン7,7により着脱自在に装着されている。
【0009】 図3(A)は、前記荷重用錘3の平面図であり、図3(B)は、一方から見た 側面図である。これらの図に示すように、この荷重用錘3は、両側面に凹部3a ,3aを設けると共にピン7挿入用の穴3b,3bが穿設してあり、前記錘支持 フレーム6,6に設けた長穴6a,6a(図5参照)を通して支持されるように してある。また、この荷重用錘3には、後述するシャフト9,9挿入用の穴3c ,3cが上下面に貫通するように穿設してある。これらの荷重用錘3は、50K gf、100Kgfと幾種類かのものを取り付けるようにして必要な荷重がかか るようにしてある。 尚、最下端部の荷重用錘3aは、初期荷重用の錘であって、下面に試験用木材 Wの上面に接触させるための接触子10が固定されている。この接触子10は特 に設けず、その代わりに初期荷重用錘3aの下面中央部に突起を設けても良い。
【0010】 こうして、前記荷重用錘3,3,・・・は、2本のシャフト9,9を、これら の荷重用錘3に穿設された2つの穴3c,3cに貫通させると共に、錘支持フレ ーム6,6に支持されている。また、これらのシャフト9,9には、図4に示す ように、ピン8,8を挿入するための穴9a,9a,・・・が穿設され、これら のピン8,8により1個または複数個の各荷重用錘3を支持することができるよ うにしてある。 更に、前記シャフト9は、上部を取付具11,11によりチェ ーン12,12に接続されている。該チェーン12,12は、スプロケット13 ,13に巻装され電動モータによる駆動装置(詳細は省略)により上下に移動さ せることができるようにしてある。更に、図5に示すように、前記チェーン12 ,12は、荷重用フレーム2の後部に配置されたスプロケット15を介してバラ ンサー用錘14,14を設けたシャフト17,17の上端部に接続されている。
【0011】 図4は、この考案の荷重試験機の一部正面図であり、図5は側面図であるが、 前記錘支持フレーム6には多数の長穴6a,6a,・・・が穿設されている。こ れらの長穴6a,6a,・・・は、試験用木材Wにかける荷重を変更する場合に 使用する長穴であって、ピン7,7を差し替えて入れるためのものである。
【0012】 この考案の荷重試験機の構成は、以上のようであるが、次に、実際に試験用木 材Wに荷重をかけてたわみ量を測定する方法について説明する。 図6は、錘支持フレーム6に多数の荷重用錘3,3,・・・を支持させた状態 を示す図である。この図では、シャフト9,9の穴9a,9aに初期荷重用の錘 3aのみを支持するピン8,8と、最終荷重用の荷重用錘3,3を支持するピン 7と錘支持フレーム6に通したピン7で2番目と3番目の荷重用錘3,3がそれ ぞれ支持されている状態となっている。 先ず、初期荷重をかける場合には、図6に示すような状態でシャフト9,9を そのまま下ろせば、初期荷重用の錘3aの接触子10は、試験用木材に接触して 初期荷重がかかる。
【0013】 次に、図7は、最終荷重を試験用木材にかける場合の方法を示す図である。 図6に示す状態では下から2番目と3番目の荷重用錘3,3は、錘支持用フレ ーム6,6とシャフト9,9のピン8,8により支持されている。この場合、初 期荷重用の錘3aの重さが(接触子10を含めて)50kgfとして、例えば最 終荷重を150Kgfかけたい場合、下から4番目の荷重用錘3にピン7,7を 差し込んでおく。そして、下から2番目と3番目の荷重用錘3の重さをそれぞれ 50kgfとすると、2個の錘の合計が、100Kgf(50Kgf+50Kg f)となるので、先ず、シャフト9,9には駆動装置によりチェーン12,12 を介して上方に荷重がかかるようにしておいて、この下から2番目の荷重用錘3 を支持している錘支持用フレーム6,6のピン7,7を抜く。そして、シャフト 9,9を下方に少し移動させると試験用木材Wには合計で150kgfの最終荷 重がかかることになる。こうして試験用木材には任意の最終荷重をかけることが できる。
【0014】 同じように、図8は、試験用木材Wに250kgfの荷重をかける場合を示し 、図9は、350kgfの荷重をかける場合を示している。このように各荷重用 錘3の重量を任意に設定して錘支持フレーム6,6に取り付けると、試験用木材 Wには種々の最終荷重をかけ、その時のたわみ量を測定してヤング係数を測定す ることができる。
【0015】
【考案の効果】
以上、詳述したように、この考案によれば、比較的簡単な機構で安価な荷重試 験機を提供することができる。また、得られるデータも正確となる。更に、この 考案の荷重試験機は、操作が簡単であるため迅速な処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の荷重試験機の正面図である。
【図2】この考案の荷重試験機の正面図を示す図1のP
矢視側面図である。
【図3】図3(A)は、荷重用錘の平面図であり、図3
(B)は、一方から見た側面図である。
【図4】この考案の荷重試験機の一部正面図である。
【図5】この考案の荷重試験機の一部側面図である。
【図6】この考案の荷重試験機の錘支持フレームに多数
の荷重用錘を支持させた状態を示す図である。
【図7】この考案の荷重試験機で最終荷重を試験用木材
にかける場合の方法を示す図である。
【図8】この考案の荷重試験機で更に大きな最終荷重を
試験用木材にかける場合の方法を示す図である。
【図9】この考案の荷重試験機で更に大きな最終荷重を
試験用木材にかける場合の方法を示す図である。
【図10】従来から使用されている荷重試験機の例の概
要を示す図である。
【符号の説明】
1 台座フレーム 2 荷重用フレーム 3 荷重用錘 4 材料受け部材 5 たわみ測定器 6 錘支持フレーム 7 ピン 8 ピン 9 シャフト 10 接触子 12 チェーン 13 スプロケット 14 バランサー用錘 15 スプロケット 17 シャフト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の支点間隔で試験用木材を載せる台
    座フレームと、 初期荷重用錘と、該初期荷重用錘から上は最終荷重用と
    した複数個の荷重用錘を着脱自在なピン等により配置し
    た錘支持フレームと、 前記荷重用錘に貫通させ、着脱自在に装着したピン等に
    より荷重を変更することができるように該荷重用錘を支
    持し且つ駆動装置により上下移動可能としたシャフト
    と、 試験用木材のたわみ量を測定するたわみ測定器と、 を備えて成る荷重試験機。
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