JP2747973B2 - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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JP2747973B2 JP6107768A JP10776894A JP2747973B2 JP 2747973 B2 JP2747973 B2 JP 2747973B2 JP 6107768 A JP6107768 A JP 6107768A JP 10776894 A JP10776894 A JP 10776894A JP 2747973 B2 JP2747973 B2 JP 2747973B2
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茂明 木下
幸三 森田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板の端子パターンに
圧接することで該端子パターンと電気的接続を行う圧接
コネクタに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、合成樹脂製フイルム上に多数の配線
パターンを設けたフラットケーブルによって2枚の基板
間を電気的に接続することが行われている。そしてフラ
ットケーブルと基板間の電気的接続は、基板にメス側コ
ネクタを取り付けておき、該コネクタにフラットケーブ
ルの端部を差し込むことによって行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の接続構造にあっては以下のような問題点があった。 基板にメス側コネクタを取り付けておかなければなら
ないためその分スペースが必要となり、装置薄型化の障
害となっていた。
【0004】フラットケーブルは基板に対して垂直に
接続することとなるので、その分高さ方向に余分なスペ
ースを確保しておかなければならず、この点からも装置
薄型化の障害となっていた。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、構造が簡単で、基板の端子パターンと
の接続が容易且つ確実で、小型化・薄型化も図れる圧接
コネクタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、合成樹脂フイルム上に複数本の配線パター
ンを形成し、該各配線パターンにそれぞれ金属端子片を
合成樹脂フイルムの端部から突出した状態で接続固定し
た金属端子片付きフラットケーブルと、該金属端子片付
きフラットケーブルの上下を挟持して固定する上下ケー
スとを具備し、前記金属端子片の各々を上又は下に凸と
なるように折り曲げて接点部を形成し、一方前記上下ケ
ースは金属端子片全体を覆う形状に形成され、且つ該上
ケースの上面又は下ケースの下面の金属端子片の接点部
に対向する位置に貫通孔を設け、前記金属端子片の接点
部は上ケースの上面又は下ケースの下面に設けた貫通孔
から突出し且つ押圧された際には該上下ケース内に押し
込められる位置に設置されるように構成した。このとき
上ケース又は下ケースに設けた各貫通孔間は平板状に立
設する仕切板によって仕切った。
【0007】
【作用】この圧接コネクタを他の基板に接続するには、
他の基板上に設けた複数の端子パターンに圧接コネクタ
の各金属端子片を接触させた状態で、該圧接コネクタを
他の基板上に密着するように押し付けて固定すれば良
い。これによって適度に強い弾発力で各金属端子片が各
端子パターンに弾接され、両者は電気的に確実に接続さ
れる。このとき圧接コネクタを取り付けたフラットケー
ブルは、他の基板に対してほぼ平行になる。従って該接
続部の薄型化が図れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の1実施例にかかる圧接コネ
クタを示す分解斜視図である。同図に示すようにこの圧
接コネクタ1は、上下ケース30,50の間に金属端子
片付きフラットケーブル10を挟持・固定して構成され
ている。以下各構成部品について説明する。
【0009】金属端子片付きフラットケーブル10は、
図1に示すように、可撓性のある合成樹脂フイルム11
の下面に10本の平行な配線パターン(図示せず)を形
成し、該各配線パターンの端部にそれぞれ10本の金属
端子片13を接続固定して構成されている。
【0010】なお各金属端子片13は合成樹脂フイルム
11の端部から突出した状態で接続固定されている。ま
た該各金属端子片13の先端近傍は、いずれも下方向に
凸となるように折り曲げられて接点部14が形成されて
いる。
【0011】また合成樹脂フイルム11の所定位置には
2つの孔17,17が設けられている。
【0012】各金属端子片13の合成樹脂フイルム11
への接続固定は、各配線パターン上に各金属端子片13
を導電性接着剤を介して接続し、その上に帯状であって
前記合成樹脂フイルム11と同質の材料からなる端子固
定用フイルム15を重ね合わせ、各金属端子片13の間
の部分の両フイルム11,15間を超音波加熱して熱溶
着することによって行われる。端子固定用フイルム15
を取り付けた部分が金属端子片固定部16である。
【0013】次に図2は下ケース50の平面図である。
図1,図2に示すようにこの下ケース50は、合成樹脂
を成型することによって形成されており、その上面中央
には前記金属端子片13を収納するための凹部51が設
けられている。
【0014】また該凹部51下面の前記金属端子片13
の各接点部14に対向する位置には、それぞれ貫通孔5
3が設けられており、さらに各貫通孔53間は平板状に
立設する仕切板55によって仕切られている。
【0015】一方該凹部51の前記金属端子片付きフラ
ットケーブル10の端子固定用フイルム15に対向する
位置(即ち金属端子片固定部16に対向する位置)に
は、浅い金属端子片固定部収納部57が設けられてい
る。
【0016】またこの下ケース50の上面の前記フラッ
トケーブル10の孔17,17に対向する位置には、そ
れぞれ係止突起59,59が設けられており、また凹部
51を形成する一側面には、係合突起63,63が設け
られている。
【0017】次に図3は上ケース30の概略側断面図で
ある。図1,図3に示すようにこの上ケース30は、合
成樹脂を成型することによって形成されており、その下
面には凹部31が設けられている(但し凹部31の一方
の側部aは開放されている)。
【0018】そしてこの上ケース30上面の前記下ケー
ス50の係止突起59,59に対向する位置には、それ
ぞれ係止孔33,33が設けられている。また上ケース
30の上端辺であって、前記下ケース50の係合突起6
3,63に対向する位置には、それぞれ係合孔37,3
7が設けられている。
【0019】また該上ケース30の両側辺からは、下方
向に向かって係止爪41,41(図1には一方のみ示
す)が突出している。
【0020】そしてこの圧接コネクタ1を組み立てるに
は、まず図1に示すように、下ケース50の凹部51内
にフラットケーブル10の金属端子片13を収納する。
このとき、金属端子片13の各接点部14を下ケース5
0の各貫通孔53(図2参照)から突出させ、またフラ
ットケーブル10の孔17,17にそれぞれ係止突起5
9,59を挿入する。このとき同時にフラットケーブル
10の金属端子片固定部16は下ケース50の金属端子
片固定部収納部57内に収納される。
【0021】そして次に下ケース50の係合突起63,
63に上ケース30の係合孔37,37をひっかけて該
ひっかけた部分を中心に上ケース30を回動して上ケー
ス30の係止孔33,33に下ケース50の係止突起5
9,59を挿入し、該係止突起59,59先端を熱かし
めする。
【0022】この様にして完成した圧接コネクタ1の概
略側断面を図4に示す。同図に示すようにフラットケー
ブル10は上下ケース30,50の間に挟持されること
によって確実に固定され、また金属端子片13の各接点
部14は各貫通孔53から下方向に突出する。
【0023】なお本実施例においては、各貫通孔53間
を仕切板55によって仕切っているので、隣り合う金属
端子片13同士が接触してしまう恐れは完全に防止され
る。但し接触の恐れがない寸法・形状の場合は、該仕切
板55は設ける必要はない。
【0024】次に図5はこの圧接コネクタ1の使用例を
示す概略斜視図である。同図に示すようにこの圧接コネ
クタ1を他の基板70に接続するには、他の基板70に
設けた係止孔71,71に圧接コネクタ1の係止爪4
1,41を挿入・係止させるだけで良い。これによって
他の基板70上に設けた10個の端子パターン75と圧
接コネクタ1の各金属端子片13の接点部14が圧接さ
れる。このときの金属端子片13の状態を図4に点線で
示す。金属端子片13は下方向に凸となるように折り曲
げられて接点部14が形成されているので、弾性が大き
く、従って十分な弾発力によって他の基板70の端子パ
ターン75に弾接される。
【0025】ところで上記実施例においてはフラットケ
ーブル10の一端に本発明にかかる圧接コネクタ1を取
り付けた例を示したが、該フラットケーブル10の両端
に圧接コネクタ1を取り付けても良い。このように構成
しておけば、異なる2枚の基板の端子パターン間を接続
するに際して、該2枚の基板の端子パターンの位置が、
平行な位置に位置しようが、垂直な位置に位置しよう
が、斜めの位置に位置しようが、離れた位置に位置しよ
うが、フラットケーブル10は容易にたわむので、これ
らに容易に対応できる。なおフラットケーブル10の一
端のみに圧接コネクタ1を取り付ける場合は、他端はフ
ラットケーブル10の端部をそのまま(またはその裏面
に補強板を貼り付けた状態で)、これをメスコネクタに
差し込んで接続するタイプのものとしてもよい(もちろ
んその他の構造のものでもよい)。
【0026】また上記実施例においては、金属端子片を
下方向に凸となるように折り曲げたが、上に凸となるよ
うに折り曲げて上ケースに設けた貫通孔からそれぞれの
接点部を突出させても良い。
【0027】また複数本の金属端子片を互い違いに(或
いはそれ以外の組合せで)各々上下に凸となるように折
り曲げて、上下ケースにそれぞれ設けた貫通孔からそれ
ぞれの接点部を突出させても良い。
【0028】また上記実施例においては、圧接コネクタ
1に設けた係止爪41,41を基板70に係合すること
によってその接続を行ったが、係止爪41,41の代わ
りに、圧接コネクタ1をネジまたは接着剤によって基板
70に圧接・固定するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる圧接コネクタによれば、以下のような優れた効果を
有する。 金属端子片を取り付けたフラットケーブルを上下ケー
スで挟持する構造なので、構造が簡単で、しかもその小
型化・薄型化が図れる。
【0030】フラットケーブルは接続しようとする他
の基板に対して垂直ではなく、平行に接続されるので、
該他の基板のフラットケーブル接続部の薄型化が図れ
る。
【0031】弾性のある金属端子片の接点部を他の基
板の端子パターンに弾接する構造なので、接触圧力が強
く、その接続が確実に行える。
【0032】他の基板へ圧接コネクタを押し付けて固
定するだけでその接続が完了するので、接続作業が容易
である。
【0033】上ケース又は下ケースに設けた各貫通孔
間を平板状に立設した仕切板によって仕切ったので、隣
り合う金属端子片同士が接触する恐れは完全に防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例にかかる圧接コネクタの分解
斜視図である。
【図2】下ケース50の平面図である。
【図3】上ケース30の概略側断面図である。
【図4】圧接コネクタ10の概略側断面図である。
【図5】圧接コネクタ1の使用例を示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 圧接コネクタ 10 金属端子片付きフラットケーブル 11 合成樹脂フイルム 13 金属端子片 14 接点部 30 上ケース 50 下ケース 53 貫通孔 55 仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−152503(JP,A) 特開 平4−129186(JP,A) 実開 平4−96986(JP,U) 実開 平4−10985(JP,U) 実開 平1−109185(JP,U) 実開 平1−104675(JP,U) 実開 昭63−121384(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂フイルム上に複数本の配線パタ
    ーンを形成し、該各配線パターンにそれぞれ金属端子片
    を合成樹脂フイルムの端部から突出した状態で接続固定
    した金属端子片付きフラットケーブルと、 該金属端子片付きフラットケーブルの上下を挟持して固
    定する上下ケースとを具備し、 前記金属端子片の各々を上又は下に凸となるように折り
    曲げて接点部を形成し、一方前記上下ケースは金属端子
    片全体を覆う形状に形成され、且つ該上ケースの上面又
    は下ケースの下面の金属端子片の接点部に対向する位置
    に貫通孔を設け、 前記金属端子片の接点部は上ケースの上面又は下ケース
    の下面に設けた貫通孔から突出し、且つ押圧された際に
    は該上下ケース内に押し込められる位置に設置されてい
    ことを特徴とする圧接コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記上ケース又は下ケースに設けた各貫
    通孔間は平板状に立設する仕切板によって仕切られてい
    ることを特徴とする請求項1記載の圧接コネクタ。
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