JP2747784B2 - 印刷インキ用バインダー - Google Patents
印刷インキ用バインダーInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリアミド樹脂からなる
印刷インキ用バインダーに関する。さらに詳しくは、プ
ラスチックフイルムや金属箔を印刷対象物とする表刷り
特殊グラビア印刷インキ(以下、グラビアインキと記
す)用バインダーに関する。
印刷インキ用バインダーに関する。さらに詳しくは、プ
ラスチックフイルムや金属箔を印刷対象物とする表刷り
特殊グラビア印刷インキ(以下、グラビアインキと記
す)用バインダーに関する。
【0002】
【従来の技術】グラビアインキの組成は、通常、ポリア
ミド樹脂あるいはポリウレタン樹脂と、硝化綿、アルキ
ルチタネート等の有機金属配位化合物、着色料(顔料や
染料)及び必要によりワックス等の添加剤からなってい
る。近年、グラビアインキには、高速自動包袋機の普及
により、高温でのヒートシールに耐える耐熱性(以下、
本特性をヒートシール耐熱性と記す)が要求されるよう
になっている。従来から、グラビアインキに用いられて
いるポリアミド樹脂としては、一般的なポリアミド樹
脂として、重合脂肪酸、植物油脂肪酸およびポリアミン
からなる縮合重合物;構成成分の1部にアルカノール
アミン、ポリオール、ヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸
等を使用し、分子中に水酸基を導入してヒートシール耐
熱性や耐揉み性を向上させたポリアミド樹脂(例えば特
開昭63−90583号、特開昭63−90584号及
び特開平1−279985号各公報);樹脂分濃度3
5重量%の溶液粘度が180〜1000CPS/25℃
〔溶剤:トルエン/イソプロパノール=2/1(重量
比)〕のポリアミド樹脂に硝化綿及びキレート剤を配合
してヒートーシール耐熱性および密着性を向上させた印
刷インキ用ビヒクル(特開平5−295313号公報)
等が知られている。また、コロナ処理等で表面処理をし
ない未処理プラスチックフイルムに対する接着性の良い
プラスチック印刷インキ用ビヒクルとしては、ポリア
ミド樹脂と硝化綿及びロジンエステル類を配合してなる
もの(特開昭58ー122976号公報)などが知られ
ている。
ミド樹脂あるいはポリウレタン樹脂と、硝化綿、アルキ
ルチタネート等の有機金属配位化合物、着色料(顔料や
染料)及び必要によりワックス等の添加剤からなってい
る。近年、グラビアインキには、高速自動包袋機の普及
により、高温でのヒートシールに耐える耐熱性(以下、
本特性をヒートシール耐熱性と記す)が要求されるよう
になっている。従来から、グラビアインキに用いられて
いるポリアミド樹脂としては、一般的なポリアミド樹
脂として、重合脂肪酸、植物油脂肪酸およびポリアミン
からなる縮合重合物;構成成分の1部にアルカノール
アミン、ポリオール、ヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸
等を使用し、分子中に水酸基を導入してヒートシール耐
熱性や耐揉み性を向上させたポリアミド樹脂(例えば特
開昭63−90583号、特開昭63−90584号及
び特開平1−279985号各公報);樹脂分濃度3
5重量%の溶液粘度が180〜1000CPS/25℃
〔溶剤:トルエン/イソプロパノール=2/1(重量
比)〕のポリアミド樹脂に硝化綿及びキレート剤を配合
してヒートーシール耐熱性および密着性を向上させた印
刷インキ用ビヒクル(特開平5−295313号公報)
等が知られている。また、コロナ処理等で表面処理をし
ない未処理プラスチックフイルムに対する接着性の良い
プラスチック印刷インキ用ビヒクルとしては、ポリア
ミド樹脂と硝化綿及びロジンエステル類を配合してなる
もの(特開昭58ー122976号公報)などが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、のポ
リアミド樹脂は、ヒートシール耐熱性を高くするには硝
化綿を多く配合する必要があり、光沢やプラスッチクフ
イルム等に対する接着性が低下する;のポリアミド樹
脂のヒートシール耐熱性はより優れているが、近年求
められている、より優れたヒートシール耐熱性には不十
分である;のポリアミド樹脂を配合したインキ用ビヒ
クルはヒートシール耐熱性に優れているが、粘度が高
く、高速印刷を目的としたインキのハイソリッド化が困
難である;の印刷インキ用ビヒクルは、未処理プラス
チックフイルムに対する接着性を向上させるが、通常の
ポリアミド樹脂を使用した場合には、ヒートシール耐熱
性の向上効果は認められず、ロジンエステルの種類や配
合量によっては逆に低下する;等の問題点がある。
リアミド樹脂は、ヒートシール耐熱性を高くするには硝
化綿を多く配合する必要があり、光沢やプラスッチクフ
イルム等に対する接着性が低下する;のポリアミド樹
脂のヒートシール耐熱性はより優れているが、近年求
められている、より優れたヒートシール耐熱性には不十
分である;のポリアミド樹脂を配合したインキ用ビヒ
クルはヒートシール耐熱性に優れているが、粘度が高
く、高速印刷を目的としたインキのハイソリッド化が困
難である;の印刷インキ用ビヒクルは、未処理プラス
チックフイルムに対する接着性を向上させるが、通常の
ポリアミド樹脂を使用した場合には、ヒートシール耐熱
性の向上効果は認められず、ロジンエステルの種類や配
合量によっては逆に低下する;等の問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の課
題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、変性ポリジメ
チルシロキサンおよび特定のロジンエステルを構成成分
とするポリアミド樹脂からなるバインダーが、硝化綿や
アルキルチタネートと併用する従来のグラビアインキに
比べ、優れたヒートシール耐熱性、乾燥性、高耐水性お
よび未処理ポリオレフインフイルムに対する接着性を付
与することを見い出し、本発明に到達した。すなわち本
発明は、重合脂肪酸(A)、ポリアミン(B)、カルボ
キシル変性ポリジメチルシロキサン、アミノ変性ポリジ
メチルシロキサン及びエポキシ変性ポリジメチルシロキ
サンからなる群から選ばれる少なくとも1種の変性ポリ
ジメチルシロキサン(C)およびロジンエステル
(D)、または、該(A)、(B)、(C)および
(D)とモノカルボン酸(E)及び/またはモノアミン
(F)とを縮合重合せしめて得られる、酸価が20以
下、全アミン価が7以下のポリアミド樹脂からなる印刷
インキ用バインダーである。
題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、変性ポリジメ
チルシロキサンおよび特定のロジンエステルを構成成分
とするポリアミド樹脂からなるバインダーが、硝化綿や
アルキルチタネートと併用する従来のグラビアインキに
比べ、優れたヒートシール耐熱性、乾燥性、高耐水性お
よび未処理ポリオレフインフイルムに対する接着性を付
与することを見い出し、本発明に到達した。すなわち本
発明は、重合脂肪酸(A)、ポリアミン(B)、カルボ
キシル変性ポリジメチルシロキサン、アミノ変性ポリジ
メチルシロキサン及びエポキシ変性ポリジメチルシロキ
サンからなる群から選ばれる少なくとも1種の変性ポリ
ジメチルシロキサン(C)およびロジンエステル
(D)、または、該(A)、(B)、(C)および
(D)とモノカルボン酸(E)及び/またはモノアミン
(F)とを縮合重合せしめて得られる、酸価が20以
下、全アミン価が7以下のポリアミド樹脂からなる印刷
インキ用バインダーである。
【0005】本発明において、重合脂肪酸(A)として
は、オレイン酸やリノール酸等の不飽和脂肪酸またはこ
れらの低級アルキル(炭素数1〜3)エステルを重合し
たもので、ダイマー酸とも呼ばれる下記のごとき組成の
ものが挙げられる(数値は重量%)。 炭素数18の一塩基酸 :0〜15%(好ましくは0〜10%) 炭素数36の二塩基酸 :60〜99%(好ましくは70〜99%) 炭素数54の三塩基酸 :0〜30%(好ましくは0〜20%) 該(A)を構成する重合脂肪酸の1部を他の一塩基酸ま
たはその低級アルキルジエステル(炭素数1〜3)に置
き換えても良い。この二塩基酸またはそのアルキルジエ
ステルとしては、下記一般式 R1OOCRCOOR1 (1) (式中、Rは炭素数2〜20の脂肪族、芳香族または脂
環族のジカルボン酸残基を表し、R1は水素または炭素
数1〜3のアルキル基を表す。)で示される化合物が挙
げられる。重合脂肪酸に対する該一般式(1)の化合物
の比率は通常20当量%以下、好ましくは10当量%以
下であり、20当量%を超えて使用すると溶解性や接着
性を低下させる。
は、オレイン酸やリノール酸等の不飽和脂肪酸またはこ
れらの低級アルキル(炭素数1〜3)エステルを重合し
たもので、ダイマー酸とも呼ばれる下記のごとき組成の
ものが挙げられる(数値は重量%)。 炭素数18の一塩基酸 :0〜15%(好ましくは0〜10%) 炭素数36の二塩基酸 :60〜99%(好ましくは70〜99%) 炭素数54の三塩基酸 :0〜30%(好ましくは0〜20%) 該(A)を構成する重合脂肪酸の1部を他の一塩基酸ま
たはその低級アルキルジエステル(炭素数1〜3)に置
き換えても良い。この二塩基酸またはそのアルキルジエ
ステルとしては、下記一般式 R1OOCRCOOR1 (1) (式中、Rは炭素数2〜20の脂肪族、芳香族または脂
環族のジカルボン酸残基を表し、R1は水素または炭素
数1〜3のアルキル基を表す。)で示される化合物が挙
げられる。重合脂肪酸に対する該一般式(1)の化合物
の比率は通常20当量%以下、好ましくは10当量%以
下であり、20当量%を超えて使用すると溶解性や接着
性を低下させる。
【0006】本発明において、ポリアミン(B)として
は、脂肪族ポリアミン、脂環式ポリアミンおよび芳香族
ポリアミンが挙げられる。脂肪族ポリアミンとしてはエ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、プロピレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、デカメチレンジアミ
ン等が挙げられる。脂環式ポリアミンとしてはイソホロ
ンジアミン、シクロヘキシレンジアミン等が挙げられ、
芳香族ポリアミンとしてはジアミノフエニルメタン、キ
シリレンジアミン等が挙げられる。これらのポリアミン
のうち特に好ましいものはエチレンジアミンであり、他
のポリアミンと併用する場合は全ポリアミン中の50当
量%以上用いることが好ましい。エチレンジアミンが
50当量%未満ではポリアミド樹脂の融点や溶解性を低
下させる。
は、脂肪族ポリアミン、脂環式ポリアミンおよび芳香族
ポリアミンが挙げられる。脂肪族ポリアミンとしてはエ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、プロピレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、デカメチレンジアミ
ン等が挙げられる。脂環式ポリアミンとしてはイソホロ
ンジアミン、シクロヘキシレンジアミン等が挙げられ、
芳香族ポリアミンとしてはジアミノフエニルメタン、キ
シリレンジアミン等が挙げられる。これらのポリアミン
のうち特に好ましいものはエチレンジアミンであり、他
のポリアミンと併用する場合は全ポリアミン中の50当
量%以上用いることが好ましい。エチレンジアミンが
50当量%未満ではポリアミド樹脂の融点や溶解性を低
下させる。
【0007】本発明において、変性ポリジメチルシロキ
サン(C)としては、カルボキシル変性ポリジメチルシ
ロキサン、アミノ変性ポリジメチルシロキサン、エポキ
シ変性ポリジメチルシロキサンおよびこれらの2種以上
の混合物が挙げられる。該(C)の官能基の位置は分子
の両末端、片末端または側鎖のいずれのものでもよく、
また2官能以上のものにおいては官能基が異種のもので
あってもよい(以下、これらを総称して変性ポリジメチ
ルシロキサン記す)。本発明における(C)の使用量
は、ポリアミド樹脂を構成する全成分の合計重量に基づ
いて通常0.03〜5重量%、好ましくは0.5〜3重
量%である。(C)の使用量が0.03重量%未満では
ヒートシール耐熱性の向上効果が少なく、5重量%を超
えるとインキの光沢を低下させる。
サン(C)としては、カルボキシル変性ポリジメチルシ
ロキサン、アミノ変性ポリジメチルシロキサン、エポキ
シ変性ポリジメチルシロキサンおよびこれらの2種以上
の混合物が挙げられる。該(C)の官能基の位置は分子
の両末端、片末端または側鎖のいずれのものでもよく、
また2官能以上のものにおいては官能基が異種のもので
あってもよい(以下、これらを総称して変性ポリジメチ
ルシロキサン記す)。本発明における(C)の使用量
は、ポリアミド樹脂を構成する全成分の合計重量に基づ
いて通常0.03〜5重量%、好ましくは0.5〜3重
量%である。(C)の使用量が0.03重量%未満では
ヒートシール耐熱性の向上効果が少なく、5重量%を超
えるとインキの光沢を低下させる。
【0008】本発明において、ロジンエステル(D)と
しては、ロジン(水素添加、重合、不均化あるいはα,
β−不飽和カルボン酸付加物等の変性ロジンを含む)を
主たるカルボン酸成分としてエチレングリコール、グリ
セリン、ペンタエリスリトール等のポリオール単独もし
くは混合物、あるいはポリオールの一部をエチレンジア
ミン、プロピレンジアミン等のポリアミンに置き換えた
ものとの縮合反応によって得られるものが挙げられる。
本発明に有用なロジンエステル(D)は、酸価が5 〜
150で且つ軟化点が120℃以上であれば、組成につ
いては特に限定されない。(D)の使用量は、ポリアミ
ド樹脂を構成する全成分の合計重量に基づいて、通常5
〜50重量%、好ましくは10〜30重量%である。
(D)の使用量が5重量%未満または50重量%を超え
るとヒートシール耐熱性の向上効果は低い。また(D)
が50重量%より多い場合は光沢や耐揉み性を低下させ
る。
しては、ロジン(水素添加、重合、不均化あるいはα,
β−不飽和カルボン酸付加物等の変性ロジンを含む)を
主たるカルボン酸成分としてエチレングリコール、グリ
セリン、ペンタエリスリトール等のポリオール単独もし
くは混合物、あるいはポリオールの一部をエチレンジア
ミン、プロピレンジアミン等のポリアミンに置き換えた
ものとの縮合反応によって得られるものが挙げられる。
本発明に有用なロジンエステル(D)は、酸価が5 〜
150で且つ軟化点が120℃以上であれば、組成につ
いては特に限定されない。(D)の使用量は、ポリアミ
ド樹脂を構成する全成分の合計重量に基づいて、通常5
〜50重量%、好ましくは10〜30重量%である。
(D)の使用量が5重量%未満または50重量%を超え
るとヒートシール耐熱性の向上効果は低い。また(D)
が50重量%より多い場合は光沢や耐揉み性を低下させ
る。
【0009】本発明において、必要により使用されるモ
ノカルボン酸(E)及び/またはモノアミンは(F)
は、主としてアミド化縮合重合反応における分子量調整
剤として用いられる。モノカルボン酸(E)としては、
炭素数1〜22の直鎖または分岐の飽和脂肪酸もしくは
不飽和脂肪酸、天然油脂から得られる混合脂肪酸、芳香
族モノカルボン酸、脂肪族もしくは芳香族ヒドロキシモ
ノカルボン酸等が使用できる。これらのモノカルボン酸
は炭素数1〜3の低級アルキルエステルであってもよ
い。モノアミン(F)としては、炭素数2〜22の直鎖
または分岐の飽和もしくは不飽和の脂肪族系モノアミン
やヒドロキシモノアミンが使用できる。該(E)及び/
または(F)の使用量は、所望するポリアミド樹脂の粘
度、使用する重合脂肪酸の組成、カルボン酸成分とアミ
ン成分の仕込当量比等によって決定する。通常、全カル
ボン酸成分または全アミン成分の0〜15当量%が適当
である。
ノカルボン酸(E)及び/またはモノアミンは(F)
は、主としてアミド化縮合重合反応における分子量調整
剤として用いられる。モノカルボン酸(E)としては、
炭素数1〜22の直鎖または分岐の飽和脂肪酸もしくは
不飽和脂肪酸、天然油脂から得られる混合脂肪酸、芳香
族モノカルボン酸、脂肪族もしくは芳香族ヒドロキシモ
ノカルボン酸等が使用できる。これらのモノカルボン酸
は炭素数1〜3の低級アルキルエステルであってもよ
い。モノアミン(F)としては、炭素数2〜22の直鎖
または分岐の飽和もしくは不飽和の脂肪族系モノアミン
やヒドロキシモノアミンが使用できる。該(E)及び/
または(F)の使用量は、所望するポリアミド樹脂の粘
度、使用する重合脂肪酸の組成、カルボン酸成分とアミ
ン成分の仕込当量比等によって決定する。通常、全カル
ボン酸成分または全アミン成分の0〜15当量%が適当
である。
【0010】本発明におけるポリアミド樹脂は、酸価が
通常20以下、好ましくは18以下であり、全アミン価
が通常7以下、好ましくは5以下である。酸価が20を
超えたり、全アミン価が7を超えたポリアミド樹脂は、
被膜強度や軟化点が低くなったり、ヒートシール耐熱性
や光沢が低下する傾向があり好ましくない。
通常20以下、好ましくは18以下であり、全アミン価
が通常7以下、好ましくは5以下である。酸価が20を
超えたり、全アミン価が7を超えたポリアミド樹脂は、
被膜強度や軟化点が低くなったり、ヒートシール耐熱性
や光沢が低下する傾向があり好ましくない。
【0011】本発明におけるポリアミド樹脂は、通常の
重合脂肪酸系ポリアミドの合成方法と同じ方法で製造す
ることができる。反応温度は、通常160〜250℃、
好ましくは180〜230℃である。ロジンエステル
(D)の添加時期は、アミド化縮合重合反応の初期〜後
期の任意の段階でよいが、通常160〜250℃、好ま
しくは180〜230℃で1時間以上反応せしめること
が好ましい。アミド化縮合反応は着色を防止するため窒
素ガス等の不活性ガス中で行うことが好ましく、反応末
期には反応の完結あるいは揮発性成分の除去を促進する
ため、反応を減圧下で行ってもよい。また、アミド化縮
合重合反応後に、トルエンとイソプロピルアルコール等
の芳香族系とアルコール系との混合溶剤で反応生成物を
希釈して溶液状にすることもできる。
重合脂肪酸系ポリアミドの合成方法と同じ方法で製造す
ることができる。反応温度は、通常160〜250℃、
好ましくは180〜230℃である。ロジンエステル
(D)の添加時期は、アミド化縮合重合反応の初期〜後
期の任意の段階でよいが、通常160〜250℃、好ま
しくは180〜230℃で1時間以上反応せしめること
が好ましい。アミド化縮合反応は着色を防止するため窒
素ガス等の不活性ガス中で行うことが好ましく、反応末
期には反応の完結あるいは揮発性成分の除去を促進する
ため、反応を減圧下で行ってもよい。また、アミド化縮
合重合反応後に、トルエンとイソプロピルアルコール等
の芳香族系とアルコール系との混合溶剤で反応生成物を
希釈して溶液状にすることもできる。
【0012】このようにして得られたポリアミド樹脂は
淡黄褐色の固体で、酸価が通常20以下および全アミン
価が通常7以下、軟化点が通常80〜140℃、好まし
くは90〜130℃である。粘度は樹脂分40重量%溶
液粘度〔溶剤:トルエン/イソプロピルアルコール=2
/1(重量比)〕が通常50〜800cps/20℃、
好ましくは100〜600cps/20℃である。
淡黄褐色の固体で、酸価が通常20以下および全アミン
価が通常7以下、軟化点が通常80〜140℃、好まし
くは90〜130℃である。粘度は樹脂分40重量%溶
液粘度〔溶剤:トルエン/イソプロピルアルコール=2
/1(重量比)〕が通常50〜800cps/20℃、
好ましくは100〜600cps/20℃である。
【0013】本発明におけるポリアミド樹脂は、通常、
トルエンとイソプロピルアルコール等の芳香族系とアル
コール系の混合溶剤に溶解してワニス状として用いた
り、樹脂を顔料等と溶融混練してマスターバッチとして
使用する。該ポリアミド樹脂は、硝化綿及び有機金属配
位化合物を併用することにより、さらに優れたヒートシ
ール耐熱性、耐水性、乾燥性および未処理ポリオレフイ
ンフイルムに対する接着性をグラビアインキに付与する
ことができる。グラビアインキは、例えば該ポリアミド
樹脂からなるバインダーに、着色剤(顔料や染料)の他
に必要に応じてロジン系、石油系もしくは芳香族系の樹
脂類、可塑剤、低分子量ポリオレフイン系もしくは低分
子量アミド系のワックス類等を添加し、ボールミル、サ
ンドミル、ロールミル等の公知のインキ製造装置を用い
て製造される。
トルエンとイソプロピルアルコール等の芳香族系とアル
コール系の混合溶剤に溶解してワニス状として用いた
り、樹脂を顔料等と溶融混練してマスターバッチとして
使用する。該ポリアミド樹脂は、硝化綿及び有機金属配
位化合物を併用することにより、さらに優れたヒートシ
ール耐熱性、耐水性、乾燥性および未処理ポリオレフイ
ンフイルムに対する接着性をグラビアインキに付与する
ことができる。グラビアインキは、例えば該ポリアミド
樹脂からなるバインダーに、着色剤(顔料や染料)の他
に必要に応じてロジン系、石油系もしくは芳香族系の樹
脂類、可塑剤、低分子量ポリオレフイン系もしくは低分
子量アミド系のワックス類等を添加し、ボールミル、サ
ンドミル、ロールミル等の公知のインキ製造装置を用い
て製造される。
【0014】本発明におけるポリアミド樹脂をバインダ
ーに使用したグラビアインキの配合処方の一例を示せば
以下の通りである(数値は重量%)。 ポリアミド樹脂 :通常10〜30(好ましくは15〜25) 硝化綿 :通常 1〜12(好ましくは2〜6) 顔料 :通常 5〜40(好ましくは10〜30) 添加剤 :通常 0〜10(好ましくは1〜5) 溶剤 :通常40〜75(好ましくは50〜70) 硝化綿とポリアミド樹脂の比率は、通常5:95〜4
0:60(重量比)好ましくは10:90〜30:70
(重量比)である。また、有機金属配位化合物を用いる
場合の配合量は、上記組成物の合計100重量部に対し
て通常0.5〜3重量部、好ましくは1〜2重量部であ
る。
ーに使用したグラビアインキの配合処方の一例を示せば
以下の通りである(数値は重量%)。 ポリアミド樹脂 :通常10〜30(好ましくは15〜25) 硝化綿 :通常 1〜12(好ましくは2〜6) 顔料 :通常 5〜40(好ましくは10〜30) 添加剤 :通常 0〜10(好ましくは1〜5) 溶剤 :通常40〜75(好ましくは50〜70) 硝化綿とポリアミド樹脂の比率は、通常5:95〜4
0:60(重量比)好ましくは10:90〜30:70
(重量比)である。また、有機金属配位化合物を用いる
場合の配合量は、上記組成物の合計100重量部に対し
て通常0.5〜3重量部、好ましくは1〜2重量部であ
る。
【0015】本発明におけるポリアミド樹脂を配合した
グラビアインキの印刷対象物としては、処理および未処
理ポリオレフインフイルム、ポリエステルフイルム、ナ
イロンフイルム、ポリ塩化ビニルフイルム、アルミ蒸着
フイルム、金属箔等が挙げられる。これらのうち特に好
ましいものは、処理および未処理のポリオレフインフイ
ルム、ポリエステルフイルム、アルミ蒸着フイルムおよ
び金属箔である。
グラビアインキの印刷対象物としては、処理および未処
理ポリオレフインフイルム、ポリエステルフイルム、ナ
イロンフイルム、ポリ塩化ビニルフイルム、アルミ蒸着
フイルム、金属箔等が挙げられる。これらのうち特に好
ましいものは、処理および未処理のポリオレフインフイ
ルム、ポリエステルフイルム、アルミ蒸着フイルムおよ
び金属箔である。
【0016】グラビアインキにおいて、本発明における
ポリアミド樹脂と併用することのできる有機金属配位化
合物としては、有機チタン配位化合物、有機アルミニウ
ム配位化合物、有機ジルコニュウム配位化合物等が挙げ
られ、好ましいものはアルミニウムトリス(アセチルア
セトネート)、ジ−n−ブトキシビス(トリエタノール
アミナート)チタン、ジ−iso−プロポキシビス(ア
セチルアセトナート)チタン等である。本発明のポリア
ミド樹脂からなるバインダーを用いたグラビアインキの
印刷方法は、プラスチックフイルムや金属箔を印刷対象
物とする従来のグラビアインキの場合と同じであっても
よく、最新の高濃度印刷方法に準ずるものであってもよ
い。
ポリアミド樹脂と併用することのできる有機金属配位化
合物としては、有機チタン配位化合物、有機アルミニウ
ム配位化合物、有機ジルコニュウム配位化合物等が挙げ
られ、好ましいものはアルミニウムトリス(アセチルア
セトネート)、ジ−n−ブトキシビス(トリエタノール
アミナート)チタン、ジ−iso−プロポキシビス(ア
セチルアセトナート)チタン等である。本発明のポリア
ミド樹脂からなるバインダーを用いたグラビアインキの
印刷方法は、プラスチックフイルムや金属箔を印刷対象
物とする従来のグラビアインキの場合と同じであっても
よく、最新の高濃度印刷方法に準ずるものであってもよ
い。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、特に断りのないかぎり「部」、「%」及び「比
率」は、それぞれ重量部、重量%及び重量比を示す。
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、特に断りのないかぎり「部」、「%」及び「比
率」は、それぞれ重量部、重量%及び重量比を示す。
【0018】実施例1 温度計、攪拌機、窒素導入管を備えた反応槽に、重合脂
肪酸〔一塩基酸:6〜8%、二塩基酸:74〜77%、
三塩基酸:17〜18%;ハリマ化成(株)製「ハリダ
イマー200」〕276.5部、トール油脂肪酸〔ハリ
マ化成(株)製「ハートールFA−1」〕11.2部、
エチレンジアミン30部、両末端カルボキシル変性ポリ
ジメチルシロキサン〔信越化学工業(株)製「X−22
−162A」〕4部を仕込み、窒素ガス雰囲気中、21
0℃で2時間反応させた後、ロジンエステル〔酸価:1
0〜16,軟化点:155〜170℃,荒川化学工業
(株)製「ペンセルD−160」〕80部を仕込み,更
に210℃で3時間反応させ淡褐色固体のポリアミド樹
脂(PA1)を得た。該PA1の分析値および物性値を
表1に示す。
肪酸〔一塩基酸:6〜8%、二塩基酸:74〜77%、
三塩基酸:17〜18%;ハリマ化成(株)製「ハリダ
イマー200」〕276.5部、トール油脂肪酸〔ハリ
マ化成(株)製「ハートールFA−1」〕11.2部、
エチレンジアミン30部、両末端カルボキシル変性ポリ
ジメチルシロキサン〔信越化学工業(株)製「X−22
−162A」〕4部を仕込み、窒素ガス雰囲気中、21
0℃で2時間反応させた後、ロジンエステル〔酸価:1
0〜16,軟化点:155〜170℃,荒川化学工業
(株)製「ペンセルD−160」〕80部を仕込み,更
に210℃で3時間反応させ淡褐色固体のポリアミド樹
脂(PA1)を得た。該PA1の分析値および物性値を
表1に示す。
【0019】実施例2 実施例1と同様の反応槽に、「ハリダイマー200」2
76.5部、「ハートールFA−1」11.2部、エチ
レンジアミン30部、両末端アミノ変性ポリジメチルシ
ロキサン〔信越化学工業(株)製「X−22−161
A」〕4部および「ペンセルD−160」80部を仕込
み、実施例1と同じ方法で淡褐色固体のポリアミド樹脂
(PA2)を得た。該PA2の分析値および物性値を表
1に示す。
76.5部、「ハートールFA−1」11.2部、エチ
レンジアミン30部、両末端アミノ変性ポリジメチルシ
ロキサン〔信越化学工業(株)製「X−22−161
A」〕4部および「ペンセルD−160」80部を仕込
み、実施例1と同じ方法で淡褐色固体のポリアミド樹脂
(PA2)を得た。該PA2の分析値および物性値を表
1に示す。
【0020】実施例3 実施例1と同様の反応槽に、「ハリダイマー200」2
73.6部、「ハートールFA−1」14部、エチレン
ジアミン30部、両末端エポキシ変性ポリジメチルシロ
キサン〔東レダウコーニング・シリコーン(株)製「B
Y16−855」〕4部および「ペンセルD−160」
80部を仕込み、実施例1と同じ方法で淡褐色固体のポ
リアミド樹脂(PA3)を得た。該PA3の分析値およ
び物性値を表1に示す。
73.6部、「ハートールFA−1」14部、エチレン
ジアミン30部、両末端エポキシ変性ポリジメチルシロ
キサン〔東レダウコーニング・シリコーン(株)製「B
Y16−855」〕4部および「ペンセルD−160」
80部を仕込み、実施例1と同じ方法で淡褐色固体のポ
リアミド樹脂(PA3)を得た。該PA3の分析値およ
び物性値を表1に示す。
【0021】実施例4 実施例1と同様の反応槽に、「ハリダイマー200」2
59.2部、エチレンジアミン24部、ヘキサメチレン
ジアミン11.6部、側鎖アミノ変性ポリジメチルシロ
キサン〔東レダウコーニング・シリコーン(株)製「B
Y16−850」〕3.3部およびロジンエステル〔酸
価:120〜140,軟化点120〜135℃,播磨化
成(株)製「ハリエスターMSR4」〕35.5部を仕
込み、210℃で5時期間反応させ淡褐色固体のポリア
ミド樹脂(PA4)を得た。該PA4の分析値および物
性値を表1に示す。
59.2部、エチレンジアミン24部、ヘキサメチレン
ジアミン11.6部、側鎖アミノ変性ポリジメチルシロ
キサン〔東レダウコーニング・シリコーン(株)製「B
Y16−850」〕3.3部およびロジンエステル〔酸
価:120〜140,軟化点120〜135℃,播磨化
成(株)製「ハリエスターMSR4」〕35.5部を仕
込み、210℃で5時期間反応させ淡褐色固体のポリア
ミド樹脂(PA4)を得た。該PA4の分析値および物
性値を表1に示す。
【0022】実施例5 実施例1と同様の反応槽に、「ハリダイマー200」2
83.7部、「ハートールFA−1」4.2部、エチレ
ンジアミン30部、「BY16−850」0.46部お
よび「ペンセルD−160」135部を仕込み、実施例
1と同じ方法で淡褐色固体のポリアミド樹脂(PA5)
を得た。該PA1の分析値および物性値を表1に示す。
83.7部、「ハートールFA−1」4.2部、エチレ
ンジアミン30部、「BY16−850」0.46部お
よび「ペンセルD−160」135部を仕込み、実施例
1と同じ方法で淡褐色固体のポリアミド樹脂(PA5)
を得た。該PA1の分析値および物性値を表1に示す。
【0023】比較例1 実施例1と同様の反応槽に、重合脂肪酸〔一塩基酸:約
3%,二塩基酸:約79%,三塩基酸:約18%;ハリ
マ化成(株)製「ハリダイマー250」〕288部およ
びエチレンジアミン24部を仕込み、窒素ガス雰囲気
中、200℃で3時間反応させ、次いで1,4−ブタン
ジオール20.3部およびジ−n−ブチル錫ジラウレー
ト0.17部を加えて更に210℃で4時間反応後、2
10℃で減圧下(100〜50mmHg)で1時間反応
させ、淡褐色固体のポリアミド樹脂(PA6)を得た。
該PA6の分析値および物性値を表2に示す。
3%,二塩基酸:約79%,三塩基酸:約18%;ハリ
マ化成(株)製「ハリダイマー250」〕288部およ
びエチレンジアミン24部を仕込み、窒素ガス雰囲気
中、200℃で3時間反応させ、次いで1,4−ブタン
ジオール20.3部およびジ−n−ブチル錫ジラウレー
ト0.17部を加えて更に210℃で4時間反応後、2
10℃で減圧下(100〜50mmHg)で1時間反応
させ、淡褐色固体のポリアミド樹脂(PA6)を得た。
該PA6の分析値および物性値を表2に示す。
【0024】比較例2 実施例1と同様の反応槽に、「ハリダイマー250」2
88部およびエチレンジアミン24部を仕込み、200
℃で3時間反応させた。次いでモノエタノールアミン1
1.3部を加えて更に210℃で4時間反応後、210
℃減圧下(100〜50mmHg)で1時間反応させ、
淡褐色固体のポリアミド樹脂(PA7)を得た。該PA
7の分析値および物性値を表2に示す。
88部およびエチレンジアミン24部を仕込み、200
℃で3時間反応させた。次いでモノエタノールアミン1
1.3部を加えて更に210℃で4時間反応後、210
℃減圧下(100〜50mmHg)で1時間反応させ、
淡褐色固体のポリアミド樹脂(PA7)を得た。該PA
7の分析値および物性値を表2に示す。
【0025】比較例3 実施例1と同様の反応槽に、「ハリダイマー250」2
85.1部および「ハートールFA−1」2.8部、エ
チレンジアミン26.4部およびキシリレンジアミン
4.8部を仕込み、窒素ガス雰囲気中、230℃で3時
間反応させ淡褐色固体のポリアミド樹脂(PA8)を得
た。該PA8の分析値および物性値を表2に示す。
85.1部および「ハートールFA−1」2.8部、エ
チレンジアミン26.4部およびキシリレンジアミン
4.8部を仕込み、窒素ガス雰囲気中、230℃で3時
間反応させ淡褐色固体のポリアミド樹脂(PA8)を得
た。該PA8の分析値および物性値を表2に示す。
【0026】比較例4 実施例1と同様の反応槽に、「ハリダイマー200」2
76.5部、「ハートールFA−1」11.2部、エチ
レンジアミン30部および「X−22−162A」3.
2部を仕込み、210℃で5時間反応させ淡褐色固体の
ポリアミド樹脂(PA9)を得た。該PA9の分析値お
よび物性値を表2に示す。
76.5部、「ハートールFA−1」11.2部、エチ
レンジアミン30部および「X−22−162A」3.
2部を仕込み、210℃で5時間反応させ淡褐色固体の
ポリアミド樹脂(PA9)を得た。該PA9の分析値お
よび物性値を表2に示す。
【0027】比較例5 実施例1と同様の反応槽に、「ハリダイマー200」2
76.5部、「ハートールFA−1」11.2部、エチ
レンジアミン30部および「ペンセルD−160」80
部を仕込み、比較例4と同様の条件で反応させ、淡褐色
固体のポリアミド樹脂(PA10)を得た。該PA10
の分析値および物性値を表2に示す。
76.5部、「ハートールFA−1」11.2部、エチ
レンジアミン30部および「ペンセルD−160」80
部を仕込み、比較例4と同様の条件で反応させ、淡褐色
固体のポリアミド樹脂(PA10)を得た。該PA10
の分析値および物性値を表2に示す。
【0028】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− |実施例 | 1 2 3 4 5 | | |PA1 PA2 PA3 PA4 PA5| |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |酸価 |8.2 7.8 7.3 16.4 6.8| | | | |全アミン価 |4.4 4.3 4.8 3.0 1.1| | | | |軟化点(℃) |102 102 103 98 97| | | | |粘度(CPS/20℃)|275 280 295 380 432| −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0029】
【表2】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− |比較例 | 1 2 3 4 5 | | |PA6 PA7 PA8 PA9 PA10 | |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |酸価 |2.4 3.0 10.5 4.9 6.3 | | | | |全アミン価 |3.1 5.2 1.2 1.7 1.0 | | | | |軟化点(℃) | 90 91 106 106 103 | | | | |粘度(CPS/20℃)| 98 112 1023 380 270 | −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (注) 軟化点測定方法:ボール&リング法(JIS K253
1−1960) 粘度測定用試料及び測定方法:樹脂分40%(溶剤組
成;トルエン/イソプロピルアルコール=2/1)、ブ
ルックフイールド型粘度計〔東京計器(株)製,BL
型〕
1−1960) 粘度測定用試料及び測定方法:樹脂分40%(溶剤組
成;トルエン/イソプロピルアルコール=2/1)、ブ
ルックフイールド型粘度計〔東京計器(株)製,BL
型〕
【0030】試験例1 前記、実施例1〜5および比較例1〜5で得られた各ポ
リアミド樹脂(PA1〜PA10)の40%溶液(溶剤
組成;トルエン/イソプロピルアルコール=2/1)を
作成し、下記の処方でグラビアインキを調製した。 (イ)各ポリアミド樹脂の40%溶液 :45部 (ロ)硝化綿20%溶液(注1) :10部 (ハ)酸化チタン(注2) :25部 (ニ)ステアリン酸アミド10%溶液(注3): 5部 (ホ)溶剤(注4) :14部 (ヘ)アルキルチタネート(注5) : 1部 合 計 100部
リアミド樹脂(PA1〜PA10)の40%溶液(溶剤
組成;トルエン/イソプロピルアルコール=2/1)を
作成し、下記の処方でグラビアインキを調製した。 (イ)各ポリアミド樹脂の40%溶液 :45部 (ロ)硝化綿20%溶液(注1) :10部 (ハ)酸化チタン(注2) :25部 (ニ)ステアリン酸アミド10%溶液(注3): 5部 (ホ)溶剤(注4) :14部 (ヘ)アルキルチタネート(注5) : 1部 合 計 100部
【0031】 (注1)硝化綿20%溶液:硝化綿〔ダイセル化学工業
(株)製「RS−1/4」〕をトルエン/イソプロピルアル
コール/酢酸エチル=2/1/1に溶解したもの。 (注2)酸化チタン:石原産業(株)製「タイペークR
−630」 (注3)ステアリン酸アミド10%溶液:花王(株)製
「脂肪酸アマイドS」をトルエン/イソピルアルコール
=2/1に加熱溶解後室温に冷却し微分散状にしたも
の。 (注4)溶剤:トルエン/イソプロピルアルコール/酢
酸エチル=2/1/1の混合溶剤。 (注5)アルキルチタネート:日本曹達(株)製「TA
A」
(株)製「RS−1/4」〕をトルエン/イソプロピルアル
コール/酢酸エチル=2/1/1に溶解したもの。 (注2)酸化チタン:石原産業(株)製「タイペークR
−630」 (注3)ステアリン酸アミド10%溶液:花王(株)製
「脂肪酸アマイドS」をトルエン/イソピルアルコール
=2/1に加熱溶解後室温に冷却し微分散状にしたも
の。 (注4)溶剤:トルエン/イソプロピルアルコール/酢
酸エチル=2/1/1の混合溶剤。 (注5)アルキルチタネート:日本曹達(株)製「TA
A」
【0032】前記処方に従い、(イ)135g、(ロ)
30g、(ハ)75g、(ニ)15g、(ホ)42g及
びガラスビーズ(直径約3mm)300gを、500m
mlの丸缶に仕込み、ペイントコンデショナー(米国、
レッドデビル社製)で30分間振盪した後、ガラスビー
ズを取り除いたもの100部に対して(ヘ)を1部の割
合で配合したものを性能評価用インキとした。
30g、(ハ)75g、(ニ)15g、(ホ)42g及
びガラスビーズ(直径約3mm)300gを、500m
mlの丸缶に仕込み、ペイントコンデショナー(米国、
レッドデビル社製)で30分間振盪した後、ガラスビー
ズを取り除いたもの100部に対して(ヘ)を1部の割
合で配合したものを性能評価用インキとした。
【0033】各インキをバーコーター(25ミクロン)
で未処理ポリエチレンフイルム(以下、未PEと略
記)、未処理無延伸ポリプロピレンフイルム(以下、未
CPPと略記)、コロナ処理ポリエチレンフイルム(以
下、処PEと略記)、コロナ処理延伸ポリプロピレンフ
イルム(以下、処OPPと略記)及びコロナ処理無延伸
ポリプロピレンフイルム(以下、処CPPと略記)に展
色し、ヘアードライヤー(小泉産業(株)製JD−12
00)で15秒間熱風乾燥後、室温で約20時間放置し
たものを性能評価用試験片とした。但し、乾燥性の評価
については処OPPに熱風乾燥せずに2回重ねて展色し
たものを試験片とした。
で未処理ポリエチレンフイルム(以下、未PEと略
記)、未処理無延伸ポリプロピレンフイルム(以下、未
CPPと略記)、コロナ処理ポリエチレンフイルム(以
下、処PEと略記)、コロナ処理延伸ポリプロピレンフ
イルム(以下、処OPPと略記)及びコロナ処理無延伸
ポリプロピレンフイルム(以下、処CPPと略記)に展
色し、ヘアードライヤー(小泉産業(株)製JD−12
00)で15秒間熱風乾燥後、室温で約20時間放置し
たものを性能評価用試験片とした。但し、乾燥性の評価
については処OPPに熱風乾燥せずに2回重ねて展色し
たものを試験片とした。
【0034】これらの試験片について、下記方法で性能
評価を行った。結果を表3および表4に示した。 (1)ヒートシール耐熱性:処OPPのインキ展色面に
アルミ箔(15ミクロン)を合わせ、熱傾斜式ヒートシ
ーラー〔東洋精機(株)製;TYPE,HG−100〕
で3Kg/cm2×1秒間の条件でヒートシールした直
後にアルミ箔を剥し、インキが剥離しない最高温度を1
0℃間隔で測定した。 (2)乾燥性:処OPPにインキを2回重ねて展色し、
5秒間隔で指触乾燥時間を測定した。 (3)耐水性:処PEのインキ展色物を、室温の水道水
に24時間浸漬した後、水中で50回揉みインキの剥離
の程度を目視観察した。 (4)耐セロテープ性:各種フイルムのインキ展色面に
ニチバンセロテープを強く張り着けた直後に、高速でセ
ロテープを剥してインキの剥離の程度を目視観察した。 (5)耐ブロキング性:処OPPのインキ展色面同士を
合わせ、1Kg/cm2の荷重をかけ、50℃×24時
間後に剥し、インキの剥離の程度および剥離抵抗を観察
した。 (6)光沢:処OPPの展色物を光沢計〔日本電色工業
(株)製VG−1D〕を用いて、入射角/反射角=60
゜/60゜の条件で光沢を測定した。 各項目の評価結果の表示方法は以下の通りである。 (1)ヒートシール耐熱性:実測温度(℃) (2)乾燥性:実測時間(秒) (3)耐水性:5段階表示、5(良)〜1(不良) (4)耐セロテープ性:同上 (5)耐ブロッキング性:同上 (6)光沢:実測値(%)
評価を行った。結果を表3および表4に示した。 (1)ヒートシール耐熱性:処OPPのインキ展色面に
アルミ箔(15ミクロン)を合わせ、熱傾斜式ヒートシ
ーラー〔東洋精機(株)製;TYPE,HG−100〕
で3Kg/cm2×1秒間の条件でヒートシールした直
後にアルミ箔を剥し、インキが剥離しない最高温度を1
0℃間隔で測定した。 (2)乾燥性:処OPPにインキを2回重ねて展色し、
5秒間隔で指触乾燥時間を測定した。 (3)耐水性:処PEのインキ展色物を、室温の水道水
に24時間浸漬した後、水中で50回揉みインキの剥離
の程度を目視観察した。 (4)耐セロテープ性:各種フイルムのインキ展色面に
ニチバンセロテープを強く張り着けた直後に、高速でセ
ロテープを剥してインキの剥離の程度を目視観察した。 (5)耐ブロキング性:処OPPのインキ展色面同士を
合わせ、1Kg/cm2の荷重をかけ、50℃×24時
間後に剥し、インキの剥離の程度および剥離抵抗を観察
した。 (6)光沢:処OPPの展色物を光沢計〔日本電色工業
(株)製VG−1D〕を用いて、入射角/反射角=60
゜/60゜の条件で光沢を測定した。 各項目の評価結果の表示方法は以下の通りである。 (1)ヒートシール耐熱性:実測温度(℃) (2)乾燥性:実測時間(秒) (3)耐水性:5段階表示、5(良)〜1(不良) (4)耐セロテープ性:同上 (5)耐ブロッキング性:同上 (6)光沢:実測値(%)
【0035】
【表3】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− |実施例 | 1 2 3 4 5 | |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |ヒートシール|190〜 190〜 190〜 190〜 190〜| |耐熱性 | 200 200 200 200 200| |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |乾燥性 |10〜 10〜 10〜 10〜 10〜 | | | 15 15 15 15 15 | |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |耐水性 | 5 5 5 5 5 | |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |耐セロテープ| | |性 | | | 処OPP | 5 5 5 5 5 | | 処 PE | 5 5 5 5 5 | | 処CPP | 5 5 5 5 5 | | 未 PE | 5 5 5 5 5 | | 未CPP | 5 5 5 5 5 | |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |耐ブロッキ | 5 5 5 5 5 | |ング性 | | |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |光沢 | 63 65 63 62 69 | −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0036】
【表4】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− |比較例 | 1 2 3 4 5 | |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |ヒートシー |160〜 160〜 180〜 160〜 150〜| |ル耐熱性 | 170 170 190 170 160| |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |乾燥性 |25〜 25〜 15〜 10〜 20〜 | | | 30 30 20 15 25 | |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |耐水性 | 3 3 4 5 4 | |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |耐セロテー | | |プ性 | | | 処OPP| 5 5 5 5 5 | | 処 PE| 5 5 5 5 5 | | 処CPP| 5 5 5 5 5 | | 未 PE| 1 1 1 1 3- | | 未CPP| 1 1 1 2 3+ | |−−−−−−|−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |耐ブロッキン| 5- 5- 5 5 5- | |グ性 | | |−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−| |光沢 | 65 62 60 62 59 | −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0037】
【発明の効果】本発明のポリアミド樹脂からなる印刷イ
ンキ用バインダーは、硝化綿およびアルキルチタネート
等の有機金属配位化合物と併用するグラビアインキ用バ
インダーとして、下記の優れた性能をインキに付与する
特長を有する。 (1)ヒートシール耐熱性及び乾燥性が優れており、高
速自動製袋機や高速印刷に対応できるので、印刷のトー
タルコストダウンが可能となる。 (2)耐水性が優れており、屋外に放置されることの多
い肥料包装資材等の印刷にも適している。 (3)未処理ポリオレフインフイルムに対する接着性が
優れており、包装資材のコストダウンが可能となる。 上記の効果を奏することから本発明のポリアミド樹脂か
らなるバインダーは、特にプラスチックフイルムや金属
箔の包装資材等の印刷に用いられるグラビアインキ用バ
インダーとして極めて有用である。
ンキ用バインダーは、硝化綿およびアルキルチタネート
等の有機金属配位化合物と併用するグラビアインキ用バ
インダーとして、下記の優れた性能をインキに付与する
特長を有する。 (1)ヒートシール耐熱性及び乾燥性が優れており、高
速自動製袋機や高速印刷に対応できるので、印刷のトー
タルコストダウンが可能となる。 (2)耐水性が優れており、屋外に放置されることの多
い肥料包装資材等の印刷にも適している。 (3)未処理ポリオレフインフイルムに対する接着性が
優れており、包装資材のコストダウンが可能となる。 上記の効果を奏することから本発明のポリアミド樹脂か
らなるバインダーは、特にプラスチックフイルムや金属
箔の包装資材等の印刷に用いられるグラビアインキ用バ
インダーとして極めて有用である。
Claims (4)
- 【請求項1】 重合脂肪酸(A)、ポリアミン(B)、
カルボキシル変性ポリジメチルシロキサン、アミノ変性
ポリジメチルシロキサン及びエポキシ変性ポリジメチル
シロキサンからなる群から選ばれる少なくとも1種の変
性ポリジメチルシロキサン(C)およびロジンエステル
(D)、または、該(A)、(B)、(C)および
(D)とモノカルボン酸(E)及び/またはモノアミン
(F)とを縮合重合せしめて得られる、酸価が20以
下、全アミン価が7以下のポリアミド樹脂からなる印刷
インキ用バインダー。 - 【請求項2】 (D)が、5〜150の酸価および12
0℃以上の軟化点を有するロジンエステルである請求項
1記載の印刷インキ用バインダー。 - 【請求項3】 (C)の量が、全成分の合計重量に基づ
いて0.03〜5重量%である請求項1または2記載の
印刷インキ用バインダー。 - 【請求項4】 (D)の量が、全成分の合計重量に基づ
いて5〜50重量%である請求項1〜3いずれか記載の
印刷インキ用バインダー。
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---|---|---|---|
JP7806094A JP2747784B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 印刷インキ用バインダー |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7806094A JP2747784B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 印刷インキ用バインダー |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07258593A JPH07258593A (ja) | 1995-10-09 |
JP2747784B2 true JP2747784B2 (ja) | 1998-05-06 |
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ID=13651318
Family Applications (1)
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JP7806094A Expired - Fee Related JP2747784B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 印刷インキ用バインダー |
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EP2886581A1 (en) * | 2013-12-20 | 2015-06-24 | Siegwerk Druckfarben AG & Co. KGaA | Polyamide and its use in a release lacquer |
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-
1994
- 1994-03-23 JP JP7806094A patent/JP2747784B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07258593A (ja) | 1995-10-09 |
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