JP2747414B2 - ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

ポリカーボネート樹脂組成物

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JP2747414B2
JP2747414B2 JP5260957A JP26095793A JP2747414B2 JP 2747414 B2 JP2747414 B2 JP 2747414B2 JP 5260957 A JP5260957 A JP 5260957A JP 26095793 A JP26095793 A JP 26095793A JP 2747414 B2 JP2747414 B2 JP 2747414B2
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尚 梅田
和人 橋本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリカーボネート樹脂
組成物に関し、詳しくは白着色品でポリカーボネートの
分子量低下が非常に小さく、耐衝撃性に優れ、さらに白
色度に優れたポリカーボネート樹脂組成物に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ポリ
カーボネート樹脂は機械的強度(特に耐衝撃特性),電
気的特性,透明性などに優れ、エンジニアリングプラス
チックとして、電気・電子機器分野,自動車分野等様々
な分野において幅広く利用されている。このような特性
を有するポリカーボネート樹脂は、透明で衝撃特性を代
表とする機械的強度に優れていることから着色材料とし
ても多く使用されている。これらの着色材料の中で、白
着色品には硫化亜鉛,酸化亜鉛,酸化チタン等の種々の
白色顔料が用いられている。これらの中で、例えば、代
表的な白色顔料である酸化チタンを使用する場合、ポリ
カーボネート樹脂に配合すると分子量の低下が大きく、
その結果、耐衝撃特性が著しく低下し、ポリカーボネー
ト樹脂の本来の特性が大きく損なわれてしまう。また、
分子量の低下に伴って、成形機内での熱安定性も悪化
し、その結果、白色度が低下する。一方、例えば、特開
昭57−151644号公報には、ポリカーボネート樹
脂に顔料(主に酸化チタン)及び酸化防止剤〔テトラキ
ス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ビフェニレンジ
ホスフォナイト〕からなる系で成形時の熱安定性改良
(白色度の向上,色差の低減)を目的とした技術が開示
されている。しかしながら、ここに開示されている技術
では、白色顔料添加系での熱安定性の改良効果は不十分
である。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上記状況に鑑み、従来法の欠点を解消して、ポリカーボ
ネートの分子量の低下が小さく、耐衝撃性に優れ、さら
に白色度に優れたポリカーボネート樹脂組成物を開発す
べく鋭意研究を重ねた。その結果、ポリカーボネート樹
脂に白色顔料及びオルガノキシシリル基を含有するオル
ガノポリシロキサンを配合することによって、目的とす
る性状の成形品を得ることができるポリカーボネート樹
脂組成物を見出した。本発明は、かかる知見に基づいて
完成したものである。すなわち、本発明は、(A)ポリ
カーボネート樹脂100重量部,(B)白色顔料0.01
〜20重量部及び(C)二価炭化水素基を介してケイ素
原子に結合のオルガノキシシリル基を含有するオルガノ
ポリシロキサン0.001〜5重量部からなることを特徴
とするポリカーボネート樹脂組成物を提供するものであ
る。
【0004】先ず、本発明の樹脂組成物を構成する
(A)成分のポリカーボネート樹脂(PC)としては、
様々なものがある。好ましくは一般式(III)
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、Xは、それぞれハロゲン原子(例
えば、塩素,臭素,フッ素,沃素)又は炭素数1〜8の
アルキル基(例えば、メチル基,エチル基,プロピル
基,n−ブチル基,イソブチル基,アミル基,イソアミ
ル基,ヘキシル基など)であり、このXが複数の場合、
それらは同一であってもよいし、異なっていてもよく、
a及びbは、それぞれ0〜4の整数である。そして、Y
は、単結合,炭素数1〜8のアルキレン基又は炭素数2
〜8のアルキリデン基(例えば、メチレン基,エチレン
基,プロピレン基,ブチレン基,ペンテリレン基,ヘキ
シレン基,エチリデン基,イソプロピリデン基など),
炭素数5〜15のシクロアルキレン基又は炭素数5〜1
5のシクロアルキリデン基(例えば、シクロペンチレン
基,シクロヘキシレン基,シクロペンチリデン基,シク
ロヘキシリデン基など),又は−S−,−SO−,−S
2 −,−O−,−CO−結合もしくは式(IV)あるいは
(IV')
【0007】
【化3】
【0008】で表される結合を示す。〕で表される構造
の繰返し単位を有する重合体である。このポリカーボネ
ート樹脂は、様々なものを充当することができるが、通
常は一般式(V)
【0009】
【化4】
【0010】(式中、X,a,b及びYは、前記と同じ
である。)で表わされる二価フェノールとホスゲンまた
は炭酸エステル化合物などのカーボネート前駆体とを反
応させることによって容易に製造することができる。す
なわち、例えば、塩化メチレンなどの溶媒中において、
公知の酸受容体や分子量調節剤の存在下、二価フェノー
ルとホスゲンのようなカーボネート前駆体との反応によ
り、あるいは二価フェノールとジフェニルカーボネート
のようなカーボネート前駆体とのエステル交換反応など
によって製造される。
【0011】前記一般式(V)で表わされる二価フェノ
ールとしては、様々なものがあるが、特に2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン〔ビスフェノール
A〕が好ましい。ビスフェノールA以外の二価フェノー
ルとしては、ビスフェノールA以外のビス(4−ヒドロ
キシフェニル)アルカン;1,1−(4−ヒドロキシフ
ェニル)メタン;1,1−(4−ヒドロキシフェニル)
エタン;4,4’−ジヒドロキシジフェニル;ビス(4
−ヒドロキシフェニル)シクロアルカン;ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)オキシド;ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)スルフィド;ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホン;ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシ
ド;ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル;ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ケトン等及びビス(3,5
−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;ビス
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ンのようなハロゲン化ビスフェノール類等が挙げられ
る。この他、二価フェノールとしては、ハイドロキノン
等が挙げられる。これらの二価フェノールはそれぞれ単
独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよ
い。また、炭酸エステル化合物としては、ジフェニルカ
ーボネート等のジアリールカーボネートやジメチルカー
ボネート,ジエチルカーボネート等のジアルキルカーボ
ネートが挙げられる。さらに、分子量調節剤としては、
通常用いられるものであればいずれでもよく、例えば、
フェノール,p−tert−ブチルフェノール,p−クミル
フェノール,p−tert−オクチルフェノール,トリブロ
モフェノール等の芳香族フェノールやメタノール,ブタ
ノール等の脂肪族アルコールの他、メルカプタン、フタ
ル酸イミド等が挙げられる。
【0012】そして、ポリカーボネート樹脂は、前記の
二価フェノールの1種を用いたホモポリマーであっても
よく、また2種以上を用いたコポリマーであってもよ
い。さらに、多官能性芳香族化合物を上記二価フェノー
ルと併用して得られる熱可塑性ランダム分岐ポリカーボ
ネート樹脂であってもよい。また、数平均重合度5以上
のオルガノシロキサンブロックからなるポリカーボネー
ト−ポリオルガノシロキサン共重合体であってもよい。
さらには、これら各種のポリカーボネート樹脂の2種以
上の混合物であってもよい。本発明において用いられる
ポリカーボネート樹脂は、機械的強度および成形性の点
からして、その粘度平均分子量は、10,000〜100,
000のものが好ましく、特に15,000〜40,000
のものが好適である。
【0013】次に、(A)成分のポリカーボネート樹脂
と共に用いられる(B)成分の白色顔料としては、様々
なものを用いることができる。具体的には例えば、酸化
チタン,酸化亜鉛,リトポン,硫化亜鉛,鉛白等が挙げ
られる。これらの中では、着色力が優れている酸化チタ
ンが好ましい。この酸化チタンとしては、ルチル型及び
アナターゼ型のいずれであってもよいが、熱安定性,耐
候性に優れるルチル型を用いるのが好ましい。そして、
酸化チタンは、各種表面処理剤で処理し、その表面を被
覆すると効果的である。その処理剤としては、水和アル
ミ,シリカ,亜鉛等が通常用いられている。その他、酸
化チタンの樹脂中での分散性を向上させるために、シリ
コーンオイルやポリオール等を用いることもできる。
【0014】そして、(C)成分の二価炭化水素基を介
してケイ素原子に結合のオルガノキシシリル基を含有す
るオルガノポリシロキサン(以下、「オルガノポリシロ
キサン」と略す。)は、本発明のポリカーボネート樹脂
組成物を構成するポリカーボネート樹脂の分子量の低下
を抑制し、耐衝撃性および熱安定性を保持する機能を有
する。したがって、本発明のポリカーボネート樹脂組成
物には、必須の成分である。(C)成分のオルガノポリ
シロキサンとしては、種々のものがあり、具体的には、
二価炭化水素基を介してケイ素原子に結合のオルガノキ
シシリル基を含有し、直鎖状,環状,網状および一部分
岐を有する直鎖状のオルガノポリシロキサンが挙げられ
る。特に、二価炭化水素基を介してケイ素原子に結合の
オルガノキシシリル基を含有する直鎖状オルガノポリシ
ロキサンが好ましい。このような二価炭化水素基をを介
してケイ素原子に結合のオルガノキシシリル基を含有す
るオルガノポリシロキサンとして、例えば、直鎖状オル
ガノポリシロキサンは、一般式(I)
【0015】
【化5】
【0016】〔式中、R1 は一価炭化水素基を示し、A
は一価炭化水素基または一般式(II) −R2 SiR3 X (OR4)(3-X) ・・・(II) (式中、R2 は二価炭化水素基を示し、R3 及びR4
一価炭化水素基を示す。また、Xは0〜2の整数であ
る。)で示されるオルガノキシシリル基含有一価炭化水
素基を示す。但し、Aの内少なくとも1個はオルガノキ
シシリル基含有一価炭化水素基を示す。また、mは1〜
300の整数であり、nは0〜300の整数であり、か
つm+nは0〜300の整数である。〕で表されるオル
ガノポリシロキサンである。
【0017】ここで、一般式(I)において、R1 で示
される一価炭化水素基としては、具体的には、メチル
基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基,ヘ
キシル基等のアルキル基、ビニル基,アリル基,ブテニ
ル基,ペンテニル基,ヘキセニル基等のアルケニル基、
フェニル基,トリル基,キシリル基等のアリール基、ベ
ンジル基,フェネチル基等のアラルキル基、クロロメチ
ル基,クロロプロピル基,3,3,3−トリフルオロプ
ロピル基等の置換アルキル基等が例示される。そして、
Aで示される一価炭化水素基は、上記と同じである。一
方、一般式(II)において、R2 で示される二価炭化水素
基としては、具体的には、メチルメチレン基,エチレン
基,メチルエチレン基,プロピレン基,ブチレン基等の
アルキレン基が例示される。また、R3 及びR4 で示さ
れる一価炭化水素基は、上記と同じであり、オルガノキ
シシリル基含有一価炭化水素基としては、具体的には、
トリメトキシシリルエチレン基,トリエトキシシリルエ
チレン基,ジメトキシフェノキシシリルフロピレン基,
トリメトキシシリルプロピレン基,トリメトキシシリル
ブチレン基,メチルジメトキシシリルプロピレン基,ジ
メチルメトキシシリルプロピレン基等が例示される。そ
して、(C)成分の分子量は、特に限定されず、本発明
のポリカーボネート樹脂組成物中のポリカーボネート樹
脂の分子量低下を抑制することができることから、一般
式(II)において、mおよびnは、各々、mは1〜300
の整数であり、nは0〜300の整数であり、かつm+
nは1〜300の整数であることが望ましい。
【0018】このような(C)成分のオルガノポリシロ
キサンは、様々な手法によって得られる。例えば、白金
系触媒の存在下、ケイ素原子結合水素原子を有するオル
ガノポリシロキサンおよびオルガノキシシリル基と脂肪
族不飽和炭化水素結合を有する炭化水素化合物とを付加
反応させることによって製造することができる。また、
白金系触媒の存在下、脂肪族不飽和炭化水素結合を有す
る炭化水素基含有オルガノポリシロキサンとケイ素原子
結合水素原子を有するオルガノキシシランとを付加反応
させることによって製造することができる。
【0019】本発明の樹脂組成物は、前記の各成分
(A),(B)及び(C)からなるものであるが、それ
らの配合割合は、(A)成分であるポリカーボネート樹
脂100重量部に対して、(B)成分である白色顔料0.
01〜20重量部、好ましくは0.1〜15重量部および
(C)成分であるオルガノポリシロキサン0.001〜5
重量部、好ましくは0.01〜3重量部配合されたもので
ある。ここで、(B)成分が0.01重量部未満では、白
色度が十分に得られない。また、20重量部を超える
と、比重が大きくなる割りには、白色度の向上が見られ
ず、これを超えてまで配合する必要はない。そして、
(C)成分が0.001重量部未満では、ポリカーボネー
トの分子量低下の抑制効果が小さい。また、5重量部を
超えると、ポリカーボネート樹脂組成物の混練時に、ス
クリュー上を滑ってフィードが不安定になる。さらに、
強度,剛性等の機械的強度が低下する懸念があり、好ま
しくない。
【0020】なお、本発明の樹脂組成物には、必要に応
じて、本発明の目的を阻害しない範囲で、(D)成分と
して、各種の充填剤,添加剤又はその他の合成樹脂,エ
ラストマー等を配合することができる。例えば、各種の
充填剤としては、ガラス繊維,カーボン繊維,チタン酸
カリウムウィスカー,鉱物繊維,ウォラストナイト等の
繊維状充填剤、タルク,マイカ,ガラスフレーク,クレ
ー等の板状充填剤、炭酸カルシウム,ガラスビーズ等の
球状充填剤等が挙げられる。また、各種の添加剤として
は、ヒンダードフェノール系,亜リン酸エステル系,リ
ン酸エステル系等の酸化防止剤、ベンゾトリアゾール系
やベンゾフェノン系等の紫外線吸収剤、ヒンダードアミ
ン系などの光安定剤、脂肪族カルボン酸エステルやパラ
フィン,シリコーンオイル,ポリエチレンワックス等の
内部滑剤、常用の難燃剤、難燃助剤、帯電防止剤、着色
剤等が挙げられる。
【0021】ここで、前記のヒンダードフェノール系酸
化防止剤としては、BHT(2,6−ジ第三ブチル−p
−クレゾール),チバガイギー社製の「イルガノックス
1076」(商品名)及び「イルガノックス1010」
(商品名),エチル社製の「エチル330」(商品
名),住友化学(株)製の「スミライザーGM」(商品
名)などが好ましく用いられる。その他の合成樹脂とし
ては、例えば、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレ
ート,ポリブチレンテレフタレートなど),ポリアミ
ド,ポリアリレート,ポリエチレン,ポリプロピレン,
ポリメチルメタクリレート,ポリスチレン,ABS樹
脂,AS樹脂及び上記(A)成分であるポリカーボネー
ト以外のポリカーボネート等の各樹脂を挙げることがで
きる。また、エラストマーとしては、例えば、イソブチ
レン−イソプレンゴム,スチレン−ブタジエンゴム,エ
チレン−プロピレンゴム,アクリル系エラストマー,コ
アシエル型のエラストマーであるMBS,MAS等が挙
げられる。
【0022】本発明の樹脂組成物は、前記の各成分
(A),(B)及び(C)あるいはこれらの成分と、必
要に応じて(D)を配合し、混練することによって得る
ことができる。そして、該配合及び混練には、通常用い
られている方法、例えば、リボンブレンダー,ヘンシェ
ルミキサー,バンバリーミキサー,ドラムタンブラー,
単軸スクリュー押出機,2軸スクリュー押出機,コニー
ダ,多軸スクリュー押出機等を用いて行うことができ
る。なお、混練に際しての加熱温度は、通常250〜3
00℃の範囲で選ばれる。かくして得られたポリカーボ
ネート樹脂組成物は、既知の種々の成形方法、例えば、
射出成形,中空成形,押出成形,圧縮成形,カレンダー
成形,回転成形等を適用することができ、各種成形品を
製造するのに供することができる。
【0023】
【実施例】更に、本発明を製造例,実施例および比較例
により、詳しく説明する。 製造例1 (分子の側鎖にアルコキシシリル基を有するポリジメチ
ルシロキサンの製造)攪拌機,還流機,温度計を備えた
1リットル丸底フラスコに、ヘキサメチルジシロキサン
151g,オクタメチルシクロテトラシロキサン482
g,テトラメチルシクロテトラシロキサン167g及び
活性白土3.0gを仕込み、マントルヒーターにて60℃
で8時間加熱、攪拌した。冷却後、濾過し、無色透明の
油状物760gを得た。得られた油状物の構造は、NM
R測定により以下のように決定された。
【0024】
【化6】
【0025】次いで、攪拌機,還流機,温度計を備えた
500ミリリットル丸底フラスコに、上記の油状物24
7g,ビニルトリメトキシシラン153g及び塩化白金
酸の3%アルコール溶液0.15gを仕込み、マントルヒ
ーターにて80℃で4時間加熱、攪拌した。120℃,
30mmHgで減圧蒸留し、過剰のビニルトリメトキシ
シランを除去した後、濾過し、淡褐色透明の油状物36
3gを得た。得られた油状物の構造は、NMR測定によ
り以下のように決定された(種類I)。
【0026】
【化7】
【0027】製造例2 (分子の側鎖にアルコキシシリル基を有するポリジメチ
ルシロキサンの製造)攪拌機,還流機,温度計を備えた
1リットル丸底フラスコに、ヘキサメチルジシロキサン
28g,オクタメチルシクロテトラシロキサン700
g,テトラメチルシクロテトラシロキサン72g及び活
性白土3.0gを仕込み、マントルヒーターにて60℃で
8時間加熱、攪拌した。冷却後、濾過し、無色透明の油
状物744gを得た。得られた油状物の構造は、NMR
測定により以下のように決定された。
【0028】
【化8】
【0029】次いで、攪拌機,還流機,温度計を備えた
500ミリリットル丸底フラスコに、上記の油状物31
6g,ビニルトリメトキシシラン84g及び塩化白金酸
の3%アルコール溶液0.15gを仕込み、マントルヒー
ターにて80℃で4時間加熱、攪拌した。120℃,3
0mmHgで減圧蒸留し、過剰のビニルトリメトキシシ
ランを除去した後、濾過し、淡褐色透明の油状物367
gを得た。得られた油状物の構造は、NMR測定により
以下のように決定された(種類II)。
【0030】
【化9】
【0031】製造例3 (分子の両末端にアルコキシシリル基を有するポリジメ
チルシロキサンの製造)攪拌機,還流機,温度計を備え
た1リットル丸底フラスコに、テトラメチルジシロキサ
ン92g,オクタメチルシクロテトラシロキサン708
g及び活性白土3.0gを仕込み、マントルヒーターにて
60℃で8時間加熱、攪拌した。冷却後、濾過し、無色
透明の油状物760gを得た。得られた油状物の構造
は、NMR測定により以下のように決定された。
【0032】
【化10】
【0033】次いで、攪拌機,還流機,温度計を備えた
500ミリリットル丸底フラスコに、上記の油状物30
7g,ビニルトリメトキシシラン73g及び塩化白金酸
の3%アルコール溶液0.15gを仕込み、マントルヒー
ターにて80℃で4時間加熱、攪拌した。120℃,3
0mmHgで減圧蒸留し、過剰のビニルトリメトキシシ
ランを除去した後、濾過し、淡褐色透明の油状物365
gを得た。得られた油状物の構造は、NMR測定により
以下のように決定された(種類III)。
【0034】
【化11】
【0035】製造例4 (分子の両末端にアルコキシシリル基を有するポリジメ
チルシロキサンの製造)攪拌機,還流機,温度計を備え
た500ミリリットル丸底フラスコに、製造例3で得ら
れた無色透明の油状物307g,ヘキセニルトリメトキ
シシラン128g及び塩化白金酸の3%アルコール溶液
0.15gを仕込み、マントルヒーターにて80℃で4時
間加熱、攪拌した。120℃,30mmHgで減圧蒸留
し、過剰のヘキセニルトリメトキシシランを除去した
後、濾過し、淡褐色透明の油状物371gを得た。得ら
れた油状物の構造は、NMR測定により以下のように決
定された(種類IV) 。
【0036】
【化12】
【0037】製造例5−1 〔PCオリゴマーの製造〕400リットルの5%水酸化
ナトリウム水溶液に、60kgのビスフェノールAを溶
解し、ビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液を調
製した。次いで、室温に保持したビスフェノールAの水
酸化ナトリウム水溶液を138リットル/時間の流量
で、また塩化メチレンを69リットル/時間の流量で内
径10mm,管長10mの管型反応器にオリフィス板を
通して導入し、これにホスゲンを並流して10.7kg/
時間の流量で吹き込み、3時間連続的に反応させた。こ
こで用いた管型反応器は二重管となっており、ジャケッ
ト部分には冷却水を通して反応液の排出温度を25℃に
保った。また、排出液のpHは10〜11を示すように
調製した。このようにして得られた反応液を静置するこ
とにより、水相を分離除去し、塩化メチレン相(220
リットル)を採取した。塩化メチレンを蒸発により除き
フレーク状のPCオリゴマーを得た。ここで得られたP
Cオリゴマーの重合度は3〜4であった。
【0038】製造例5−2 〔反応性PDMSの合成〕オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン1483g、1,1,3,3−テトラメチルジ
シロキサン18.1gおよび86%硫酸35gを混合し、
室温で17時間攪拌した。その後、オイル相を分離し、
炭酸水素ナトリウム25gを加え1時間攪拌した。濾過
した後、150℃,3torrで真空蒸留し、低沸点物
を除いた。2−アリルフェノール60gと塩化白金−ア
ルコラート錯体としてのプラチナ0.0014gとの混合
物に、上記で得られたオイル294gを90℃の温度で
添加した。この混合物を90〜115℃の温度に保ちな
がら3時間攪拌した。生成物を塩化メチレンで抽出し、
80%の水性メタノールで3回洗浄し、過剰の2−アリ
ルフェノールを除いた。その生成物を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、真空中で115℃の温度まで溶剤を留去し
た。得られた末端フェノールPDMSはNMRの測定に
より、ジメチルシラノオキシ単位の繰り返し数は150
であった。
【0039】製造例5−3 〔PC−PDMS共重合体の製造〕製造例5−2で得た
反応性PDMS185gを塩化メチレン2リットルに溶
解させ、製造例5−1で得たPCオリゴマー10リット
ルと混合した。そこへ、水酸化ナトリウム26gを水1
リットルに溶解させたものとトリエチルアミン5.7cc
を加え500rpmで室温にて1時間攪拌した。その
後、5.2重量%の水酸化ナトリウム水溶液5リットルに
ビスフェノールA600gを溶解させたもの、塩化メチ
レン8リットルおよびp−tert−ブチルフェノール81
gを加え500rpmで室温にて2時間攪拌した。しか
る後、塩化メチレン5リットルを加え、さらに水5リッ
トルで水洗、0.01規定水酸化ナトリウム水溶液5リッ
トルでアルカリ洗浄、0.1規定塩酸5リットルで酸洗浄
および水5リットルで水洗を順次行い、最後に塩化メチ
レンを除去し、チップ状のPC−PDMS共重合体を得
た。得られたPC−PDMS共重合体のMv(粘度平均
分子量)は、20,000で、PDMS鎖長(n:ジメチ
ルシラノオキシ単位)は、150で、更に、PDMS含
有率は、4重量%であった。
【0040】なお、粘度平均分子量(Mv),PDMS
鎖長(n:ジメチルシラノオキシ単位)及びPDMS含
有率の測定は以下の方法で行った。 1)粘度平均分子量(Mv) 粉砕した成形品を塩化メチレン溶液に溶解して、不溶分
をフィルターにて取り除き、蒸発させてフィルムを作
り、そのフィルムを再度塩化メチレンに溶解させ、20
℃でウベローデ粘度管にて粘度を測定し、これより極限
粘度〔η〕を求めた後、次式にて算出した。 〔η〕=1.23×10-5Mv0.83 2)PDMS鎖長(n:ジメチルシラノオキシ単位数)1 H−NMRで0.2ppmに見られるジメチルシロキサ
ンのメチル基のピークと2.6ppmに見られるPC−P
DMS結合部のメチレン基のピークの強度比で求めた。 3)PDMS含有率1 H−NMRで1.7ppmに見られるビスフェノールA
のイソプロピルのメチル基のピークと0.2ppmに見ら
れるジメチルシロキサンのメチル基のピークの強度比で
求めた。
【0041】実施例1〜14 製造例1〜4で得られたオルガノポリシロキサン(種類
I/IV)を用い、第1表に示す配合量にしたがってポリ
カーボネート,酸化チタン及びオルガノポリシロキサン
をドライブレンドした後、ベント付き単軸押出機〔ナカ
タニ機械(株)製,NVC−50〕を用い、260℃で
混練し、ペレットを作製した。得られたペレットを12
0℃,8時間乾燥後、成形温度280℃、金型温度80
℃で射出成形して試験片を得た。得られた試験片につい
ては、その品質評価として、アイゾット衝撃強度及び白
色度を測定した。さらに、ペレットで流れ値を、また試
験片を粉砕して粘度平均分子量(Mv)を測定し、原料
ポリカーボネートとの粘度平均分子量差(ΔMv)を求
めた。その結果を第2表に示す。
【0042】比較例1〜14 第1表に示す配合量にしたがってポリカーボネート,酸
化チタン及びオルガノポリシロキサンを用いた以外は、
実施例と同様に実施した。その結果を第2表に示す。
【0043】なお、実施例及び比較例において用いた各
原料は、次の通りである。 (A)ポリカーボネート(PC) タフロンA2500〔出光石油化学(株)製〕 Mv=
24,000 タフロンA1900〔出光石油化学(株)製〕 Mv=
19,000 PC−PDMS共重合体〔製造例5−3〕 タフロンIB2500〔出光石油化学(株)製,分岐ポ
リカーボネート〕 Mv=26,000 (B)酸化チタン CR−60〔石原産業(株)製〕 含水アルミニウム表
面処理 (C)オルガノポリシロキサン 〔東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製〕 実施例 1)種類I(製造例1) メトキシ基含有量 21.4重量% 粘度 20cSt 2)種類II(製造例2) メトキシ基含有量 11.4重量% 粘度 85cSt 3)種類III (製造例3) メトキシ基含有量 12.7重量% 粘度 15cSt 4)種類IV(製造例4) メトキシ基含有量 11.8重量% 粘度 20cSt 比較例 1)SH200(ジメチルポリシロキサン) 粘度 20cSt 2)SH550(メチルフェニルポリシロキサン) 粘度 130cSt
【0044】また、品質評価における各測定は、次にし
たがった。 1)アイゾット衝撃強度 JIS K−7110に準拠した。1/8インチ厚さ,
23℃で測定した。 2)白色度 ハンターLab白色度〔W(Lab)〕 以下の定義式より求めた。 W(%)=100−〔(100−L)2 +(a2
2)〕1/2 式中、L,a及びbは、Lab系色座標における明度
(L)および知覚色度指数(a,b)を示す。 3)粘度平均分子量(Mv) 粉砕した成形品を塩化メチレン溶液に溶解して、不溶分
をフィルターにて取り除き、蒸発させてフィルムを作製
し、そのフィルムを再度塩化メチレンに溶解させ、20
℃でウベローデ粘度管にて粘度を測定し、これより極限
粘度〔η〕を求めた後、次式にて算出した。 〔η〕=1.23×10-5Mv0.83 4)流れ値 JIS K−7210に準拠した。測定温度280℃,
荷重160kgで測定した。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、白色顔
料の配合に伴うポリカーボネートの分子量低下が抑制さ
れ、耐衝撃性に優れ、さらに白色度に優れた樹脂組成物
を得ることができる。それ故、本発明のポリカーボネー
ト樹脂組成物は、各種の成形品の素材として有効に利用
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 晴彦 千葉県市原市千種海岸2番地2 東レ・ ダウコーニング・シリコーン株式会社 研究開発本部内 (56)参考文献 特開 昭58−167693(JP,A) 特開 昭59−184225(JP,A) 特公 昭55−500732(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 69/00 C08L 83/00 - 83/16 C08K 3/00 - 3/26 EPAT(QUESTEL) WPI/L(QUESTEL)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリカーボネート樹脂100重量
    部,(B)白色顔料0.01〜20重量部及び(C)二価
    炭化水素基を介してケイ素原子に結合のオルガノキシシ
    リル基を含有するオルガノポリシロキサン0.001〜5
    重量部からなることを特徴とするポリカーボネート樹脂
    組成物。
  2. 【請求項2】 (B)成分の白色顔料が、酸化チタンで
    あることを特徴とする請求項1記載のポリカーボネート
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (C)成分のオルガノキシシリル基を含
    有するオルガノポリシロキサンが、一般式(I) 【化1】 〔式中、R1 は一価炭化水素基を示し、Aは一価炭化水
    素基または一般式(II) −R2 SiR3 X (OR4)(3-X) ・・・(II) (式中、R2 は二価炭化水素基を示し、R3 及びR4
    それぞれ一価炭化水素基を示す。また、Xは0〜2の整
    数である。)で示されるオルガノキシシリル基含有一価
    炭化水素基を示す。但し、Aの内少なくとも1個はオル
    ガノキシシリル基含有一価炭化水素基を示す。また、m
    は1〜300の整数であり、nは0〜300の整数であ
    り、かつm+nは1〜300の整数である。〕で表され
    るオルガノポリシロキサンであることを特徴とする請求
    項1記載のポリカーボネート樹脂組成物。
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