JP3337040B2 - ポリカーボネート系樹脂、その製造方法及び樹脂組成物 - Google Patents

ポリカーボネート系樹脂、その製造方法及び樹脂組成物

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JP3337040B2
JP3337040B2 JP31796893A JP31796893A JP3337040B2 JP 3337040 B2 JP3337040 B2 JP 3337040B2 JP 31796893 A JP31796893 A JP 31796893A JP 31796893 A JP31796893 A JP 31796893A JP 3337040 B2 JP3337040 B2 JP 3337040B2
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  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリカーボネート系樹
脂、その製造方法及び樹脂組成物に関する。さらに詳し
くは、離型性,耐衝撃性,流動性及び剛性に優れたポリ
カーボネート系樹脂、その製造方法及び樹脂組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリカ
ーボネート樹脂(以下、PCと略すことがある。)は、
機械的強度,電気的特性,透明性などに優れ、エンジニ
アリングプラスチックとして、電気・電子機器分野,自
動車分野等様々な分野において幅広く利用されている。
このような特性を有するポリカーボネート樹脂は、剛性
及び寸法安定性を向上させるために、無機充填剤として
ガラス繊維を添加したガラス繊維強化ポリカーボネート
樹脂が知られている。しかしながら、ポリカーボネート
樹脂は、ガラス繊維を添加することによって、成形時の
離型性が大幅に低下する問題がある。従来、このガラス
繊維をポリカーボネート樹脂に添加することによって低
下する成形時の離型性を向上させる方法として、ポリオ
ルガノシロキサン(シリコーンオイル)を少量添加する
技術が開発されている。しかし、この方法では、離型性
の向上は認められるが、未だ十分満足の行くものではな
い。そして、シリコーンオイルを多量に添加すると、樹
脂の混練が困難となる問題がある。また、例えば、特開
平2−173061号公報には、ポリオルガノシロキサ
ンとポリカーボネート樹脂との共重合体とガラス繊維を
ブレンドする技術が開示されており、離型性の向上がみ
られるが、さらに離型性を向上させた技術の開発が強く
要望されている。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、上
記の状況に鑑み、従来法の欠点を解消し、離型性,耐衝
撃性,流動性及び剛性に優れたポリカーボネート系樹
脂、その製造方法及び樹脂組成物を開発すべく、鋭意研
究を重ねた。その結果、ポリカーボネート(A)とポリ
オルガノシロキサン(B)とを共重合して得られるポリ
カーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体である
AB型のブロックポリマーを含有したポリカーボネート
系樹脂を用いることによって、目的とする離型性がさら
に向上することを見出した。本発明はかかる知見に基づ
いて完成したものである。
【0004】すなわち、本発明は、二価フェノール及び
一価フェノールの存在下で、ポリカーボネートオリゴマ
ーと、片末端が封止された反応性ポリオルガノシロキサ
ンを反応させることによって得られ、一般式(I)
【0005】
【化4】
【0006】〔式中、R1 及びR2 は、それぞれハロゲ
ン原子,炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜20
のアリール基を示し、それぞれ同じであっても異なるも
のであってもよく、p及びqは、0〜4の整数であり、
mは1〜150である。R3 はハロゲン原子,炭素数1
〜20のアルキル基,炭素数6〜20のアリール基又は
炭素数7〜20のアリールアルキル基を示し、rは0〜
5の整数である。そして、Zは、単結合,炭素数1〜2
0のアルキレン基又はアルキリデン基,炭素数5〜20
のシクロアルキレン基又はシクロアルキリデン基,−O
−,−S−,−SO2 −結合もしくは一般式(II)あるい
は(II')
【0007】
【化5】
【0008】で表される結合を示す。また、R4 〜R7
は、それぞれ炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜
20のアリール基を示し、それぞれ同じであっても異な
るものであってもよく、nは1〜500である。R8
脂肪族及び/又は芳香族を含む二価の有機残基を示し、
またR9 は炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜2
0のアリール基を示す。そして、Aは単結合,−O−又
は−NH−を示す。〕で表されるポリカーボネート−ポ
リオルガノシロキサン共重合体を含有してなるポリカー
ボネート系樹脂であって、該ポリカーボネート系樹脂の
粘度平均分子量が、10,000〜50,000であり、か
つ該ポリカーボネート系樹脂中のポリオルガノシロキサ
ン含有率が0.1〜20重量%であることを特徴とするポ
リカーボネート系樹脂を提供するものである。また、本
発明は、二価フェノール及び一価フェノールの存在下
で、ポリカーボネートオリゴマーと、一般式(III)
【0009】
【化6】
【0010】〔式中、R4 〜R7 は、それぞれ炭素数1
〜8のアルキル基又は炭素数6〜20のアリール基を示
し、それぞれ同じであっても異なるものであってもよ
く、nは1〜500である。R8 は脂肪族及び/又は芳
香族を含む二価の有機残基を示し、またR9 は炭素数1
〜8のアルキル基又は炭素数6〜20のアリール基を示
す。そして、Aは単結合,−O−又は−NH−を示し、
nは1〜500である。〕で表される片末端が封止され
た反応性ポリオルガノシロキサンを反応させると共に、
一価フェノールを一般式(III) で表される片末端が封止
された反応性ポリオルガノシロキサンに対して5倍量
(モル比)以上を用い、かつポリカーボネートオリゴマ
ー100重量部に対して、一般式(III) で表される片末
端が封止された反応性ポリオルガノシロキサンを0.12
〜35重量部用いることを特徴とするポリカーボネート
系樹脂の製造方法を提供するものである。さらに、本発
明は、(A)上記ポリカーボネート系樹脂10〜95重
量%、(B)ポリカーボネート樹脂0〜80重量%及び
(C)無機充填剤5〜60重量%からなることを特徴と
するポリカーボネート系樹脂組成物を提供するものであ
る。
【0011】先ず、本発明のポリカーボネート系樹脂
は、一般式(I)
【0012】
【化7】
【0013】で表されるポリカーボネート−ポリオルガ
ノシロキサン共重合体(以下、PC−PDMS共重合体
と略すことがある。)を含有することを特徴とする。こ
こで、一般式(I)で表されるPC−PDMS共重合体
中、R1 及びR2 は、それぞれハロゲン原子(塩素原
子,臭素原子,フッ素原子,ヨウ素原子)、炭素数1〜
8のアルキル基(例えば、メチル基,エチル基,プロピ
ル基,n−ブチル基,イソブチル基,アミル基,イソア
ミル基,ヘキシル基など)又は炭素数6〜20、好まし
くは6〜18のアリール基(例えば、フェニル基,トリ
ル基,キシリル基,ナフチル基)を示し、それぞれ同じ
であっても異なるものであってもよく、p及びqは、0
〜4の整数であり、mは1〜150、好ましくは3〜1
40、特に好ましくは5〜130である。そして、Z
は、単結合,炭素数1〜20、好ましくは2〜18のア
ルキレン基又はアルキデン基(例えば、メチレン基,
エチレン基,プロピレン基,ブチレン基,ペンテリレン
基,ヘキシレン基,エチリデン基,イソプロピリデン基
など)、炭素数5〜20のシクロアルキレン基又はシク
ロアルキリデン基(例えば、シクロペンチレン基,シク
ロヘキシレン基,シクロペンチリデン基,シクロヘキシ
リデン基など)、−O−、−S−、−SO2 −、−CO
−結合もしくは一般式(II)あるいは(II')
【0014】
【化8】
【0015】で表される結合を示す。
【0016】また、R4 〜R7 は、それぞれ炭素数1〜
8のアルキル基(例えば、メチル基,エチル基,プロピ
ル基,n−ブチル基,イソブチル基,アミル基,イソア
ミル基,ヘキシル基など)又は炭素数6〜20、好まし
くは6〜18のアリール基(例えば、フェニル基,トリ
ル基,キシリル基,ナフチル基)を示し、それぞれ同じ
であっても異なるものであってもよい。そして、nは1
〜500、好ましくは51〜500、より好ましくは1
01〜500である。そして、R8 は脂肪族及び/又は
芳香族を含む二価の有機残基(例えば、メチレン基,エ
チレン基,プロピレン基,ブチレン基,ペンテリレン
基,ヘキシレン基,エチリデン基,イソプロピリデン
基,シクロペンチレン基,シクロヘキシレン基,シクロ
ペンチリデン基,シクロヘキシリデン基など)や、また
一般式(IV),(IV')あるいは(IV")
【0017】
【化9】
【0018】〔式中、(A)及び(Si)は、それぞれ
一般式(I)中のA及びSiと結合することを示す。〕
で表されるo−アリルフェノール残基,p−ビニルフェ
ノール残基,オイゲノール残基などを示す。さらに、R
9 は炭素数1〜8のアルキル基(例えば、メチル基,エ
チル基,プロピル基,n−ブチル基,イソブチル基,ア
ミル基,イソアミル基,ヘキシル基など)又は炭素数6
〜20、好ましくは6〜18のアリール基(例えば、フ
ェニル基,トリル基,キシリル基,ナフチル基など)を
示す。そして、Aは単結合,−O−又は−NH−を示
す。
【0019】前記一般式(I)で表されるPC−PDM
S共重合体は、主鎖が一般式(V)
【0020】
【化10】
【0021】〔式中、R1 ,R2 ,Z,p及びqは、前
記と同じである。〕で表される繰返し単位Iのポリカー
ボネート(PC)部と、一般式(VI)
【0022】
【化11】
【0023】〔式中、R4 〜R7 ,R8 ,R9 ,A及び
nは、前記と同じである。〕で表される構造単位IIの片
末端が封止されたポリオルガノシロキサン(PDMS)
部とから構成されるAB型のジブロック共重合体であ
る。そして、一般式(V)で表される繰返し単位Iのポ
リカーボネート(PC)部の片末端は、一般式(VII)
【0024】
【化12】
【0025】で表される一価フェノールに由来する末端
基が結合して封止されている。ここで、一般式(VII) で
表される末端基において、R3 はハロゲン原子(塩素原
子,臭素原子,フッ素原子,ヨウ素原子)、炭素数1〜
20のアルキル基(例えば、メチル基,エチル基,プロ
ピル基,n−ブチル基,tert−ブチル基,イソブチル
基,tert−アミル基,イソアミル基,n−ヘキシル基,
tert−オクチル基,ノニル基など),炭素数6〜20の
アリール基(例えば、フェニル基,トリル基,キシリル
基,ナフチル基など)又は炭素数7〜20のアリールア
ルキル基(例えば、α,α−ジメチルベンジル基など)
を示し、rは0〜5の整数である。
【0026】上記PC−PDMS共重合体は、通常その
製造過程においてホモPC(つまり繰返し単位Iのみを
主鎖とする単独重合体)が生成する。したがって、本発
明のポリカーボネート系樹脂は、ホモPCとのブレンド
であって、PC−PDMS共重合体を含有してなるもの
である。このポリカーボネート系樹脂の粘度平均分子量
は、10,000〜50,000、好ましくは12,000〜
40,000である。粘度平均分子量が10,000未満で
は、機械的強度が低下する。また、50,000を超える
と、重合時の溶液粘度が高くなり、製造上好ましくな
い。また、射出成形も困難になる。かつ、ポリカーボネ
ート系樹脂中のポリオルガノシロキサン含有率が0.1〜
20重量%、好ましくは0.2〜18重量%である。含有
率が0.1重量%未満では、離型性の向上が見られない。
また、20重量%を超えると、耐熱性が低下して好まし
くない。
【0027】このようなPC−PDMS共重合体は、種
々の手法によって製造することができる。好ましい製造
方法としては、以下の方法が挙げられる。この好ましい
方法においては、二価フェノール及び一価フェノールの
存在下で、ポリカーボネートオリゴマー(以下、PCオ
リゴマーと略すことがある。)と、一般式(III)
【0028】
【化13】
【0029】〔式中、R4 〜R7 ,R8 ,R9 ,A及び
nは、前記と同じである。〕で表される片末端が封止さ
れた反応性ポリオルガノシロキサン(以下、反応性PD
MSと略すことがある。)を反応させると共に、一価フ
ェノール一般式(III) で表される反応性PDMSに対
して5倍量(モル比)以上、好ましくは10倍量、より
好ましくは20倍量以上を用い、かつPCオリゴマー1
00重量部に対して、上記反応性PDMSを0.12〜3
5重量部、好ましくは0.2〜33重量部用いることによ
ってPC−PDMS共重合体を製造することができる。
上記の方法によれば、前述した本発明のポリカーボネー
ト系樹脂を効率よく製造することができる。さらに、P
Cオリゴマー,一価フェノール及び二価フェノールを適
宜選択すれば他の種類のPC−PDMS共重合体をも製
造することができる。
【0030】ここで、PC−PDMS共重合体の製造に
供されるPCオリゴマーは、各種のものが使用できる
が、本発明の製造方法では、通常一般式(V)で表され
る繰返し単位を有するものであり、このPCオリゴマー
は、溶剤法、すなわち塩化メチレンなどの有機溶剤中で
公知の酸受容体、末端停止剤(一価フェノール)の存在
下、一般式(VIII)
【0031】
【化14】
【0032】〔式中、R1 ,R2 ,Z,p及びqは、前
記ど同じである。〕で表わされる二価フェノールとホス
ゲンのようなカーボネート前駆体との反応、又は二価フ
ェノールと炭酸ジエステル(例えば、ジフェニルカーボ
ネートのようなカーボネート前駆体)とのエステル交換
反応によって製造することができる。上記一般式(VIII)
で表わされる二価フェノールとしては、様々なものがあ
る。具体的には、ビス(4−ヒドロキシフェニル)アル
カンとして、例えば、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
メタン〔ビスフェノールF〕;2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)フェニルメタン;ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ナフチルメタン;ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−(4−イソプロピルフェニル)メタン;ビス
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン;ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
エタン;1−ナフチル−1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)エタン;1−フェニル−1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)エタン;1,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン;2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン〔通称:ビスフェノールA〕;2
−メチル−1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル−1−
メチルフェニル)プロパン;2,2−ビス(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;1−エチ
ル−1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン;2,2−ビス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン;2,2−ビス(3,5−ジブロモ
−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;2,2−ビス
(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン;
2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロパン;2,2−ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン;2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)ブタン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)ブタン;2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン〔ビスフェノールB〕;1,4−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)ブタン;2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)ペンタン;3,3−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ペンタン;4−メチル−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン;2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン;3,3−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン;4,4−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン;2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)オクタン;2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ノナン;1,10−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)デカン等が挙げられる。
【0033】また、ビス(4−ヒドロキシフェニル)シ
クロアルカンとしては、例えば、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサン;1,1−ビス
(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロ
ヘキサン;1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シ
クロデカンなどが挙げられる。そして、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)スルホン;ビス(3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)スルホン;ビス(3−クロロ
−4−ヒドロキシフェニル)スルホンなどのジヒドロキ
シジアリールスルホン類、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エーテル;ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)エーテルなどのジヒドロキシジアリールエ
ーテル類、4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン;
3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジヒド
ロキシベンゾフェノンなどのジヒドロキシジアリールケ
トン類、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド;
ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スルフィ
ド;ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィドなどのジヒドロキシジアリールスルフィ
ド類、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド;
ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホキ
シドなどのジヒドロキシジアリールスルホキシド類、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルなどのジヒドロキシ
ジフェニル類、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレンなどのビスフェノールフルオレン、その
他チオビスフェノールなどが挙げられる。さらに、テト
ラハロゲノビスフェノール類としては、例えば、テトラ
ブロモビスフェノールA,テトラクロロビスフェノール
A,テトラフルオロビスフェノールA,テトラヨードビ
スフェノールA,テトラブロモビスフェノールF,テト
ラクロロビスフェノールF,テトラクロロビスフェノー
ルB等が挙げられる。これらの中では、特に、ビスフェ
ノールAが好適に用いられる。そして、これらの二価フ
ェノールは、それぞれ単独で用いてもよく、また2種以
上を組み合わせて用いてもよい。
【0034】また、炭酸ジエステルとしては、炭酸ジア
リール化合物,炭酸ジアルキル化合物あるいは炭酸アル
キルアリール化合物などを用いることができる。ここ
で、炭酸ジアリール化合物としては、例えば、ジフェニ
ルカーボネート,ジトリルカーボネート,ビス(クロロ
フェニル)カーボネート,ジナフチルカーボネート,ビ
スフェノールAビスフェニルカーボネート等が挙げられ
る。また、炭酸ジアルキル化合物としては、例えば、ジ
エチルカーボネート,ジメチルカーボネート,ジブチル
カーボネート,ジシクロヘキシルカーボネート,ビスフ
ェノールAビスメチルカーボネート等が挙げられる。そ
して、炭酸アルキルアリール化合物としては、例えば、
メチルフェニルカーボネート,エチルフェニルカーボネ
ート,ブチルフェニルカーボネート,シクロヘキシルフ
ェニルカーボネート,ビスフェノールAメチルフェニル
カーボネート等が挙げられる。
【0035】PCオリゴマーを溶剤法すなわち界面重縮
合法によって製造する場合、前記二価フェノールとホス
ゲンとを反応させて、反応系内のホスゲンを実質的にす
べて反応させることによってPCオリゴマーを得ること
ができる。このPCオリゴマーは、上記重縮合反応にお
いて、二価フェノールとホスゲンとの反応によって構成
される一般式(V)で表される繰返し単位Iを有する。
すなわち、PCオリゴマーは、二価フェノール100に
対して、ホスゲン110〜150のモル比で反応させ
る。通常、この反応では、二価フェノールはアルカリ水
溶液で添加し、塩化メチレン,クロロベンゼン,クロロ
ホルム,四塩化炭素などの溶剤ならびに必要に応じてト
リエチルアミンやトリメチルベンジルアンモニウムクロ
ライドなどの触媒とを所定量比で混合撹拌し、これにホ
スゲンを吹込んで1〜3時間、反応温度30〜70℃で
界面重縮合反応を進めることによって製造することがで
きる。このときに反応系は発熱するので水冷もしくは氷
冷することが好ましい。また、反応の進行に伴なって反
応系は酸性側に移行するので、pH計で測定しながらア
ルカリ化合物を添加して、pHを10以上に保持するこ
とが好ましい。このようにして得られるPCオリゴマー
は、数平均分子量が2,000以下で、1〜10量体のも
のである。なお、上記重縮合反応の際、PCの製造に通
常用いられている末端停止剤を加えてもよい。
【0036】ここで、有機溶媒としては、各種のものが
ある。例えば、ジクロロメタン(塩化メチレン);クロ
ロホルム;1,1−ジクロロエタン;1,2−ジクロロ
エタン;1,1,1−トリクロロエタン;1,1,2−
トリクロロエタン;1,1,1,2−テトラクロロエタ
ン;1,1,2,2−テトラクロロエタン;ペンタクロ
ロエタン,クロロベンゼンなどの塩素化炭化水素や、ア
セトフェノンなどが挙げられる。これらの有機溶剤は、
単独で用いてもよく、また二種以上を組み合わせて用い
てもよい。これらの中では、特に塩化メチレンが好適で
ある。また、アルカリ金属の水酸化物としては、例え
ば、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,水酸化リチウ
ム,水酸化セシウムなどが挙げられる。これらの中で
は、水酸化ナトリウムと水酸化カリウムが好適である。
そして、触媒としては、各種のものを用いることができ
る。具体的には、四級アンモニウム塩,四級ホスホニウ
ム塩あるいは三級アミンなどで、例えば、四級アンモニ
ウム塩としては、トリメチルベンジルアンモニウムクロ
ライド,トリエチルベンジルアンモニウムクロライド,
トリブチルベンジルアンモニウムクロライド,トリオク
チルメチルアンモニウムクロライド,テトラブチルアン
モニウムクロライド,テトラブチルアンモニウムブロマ
イドなどが挙げられる。また、四級ホスホニウム塩とし
ては、例えば、テトラブチルホスホニウムクロライド,
テトラブチルホスホニウムブロマイドなどが、そして、
三級アミンとしては、例えば、トリエチルアミン,トリ
ブチルアミン,N,N−ジメチルシクロヘキシルアミ
ン,ピリジン,ジメチルアニリンなどが挙げられる。
【0037】そして、末端停止剤としては、各種のもの
を用いることができる。通常、ポリカーボネートの重合
に用いられるものであり、一価フェノールが用いられ
る。例えば、フェノール,p−クレゾール,p−tert−
ブチルフェノール,p−tert−アミルフェノール,p−
tert−オクチルフェノール,p−クミルフェノール,p
−ブロモフェノール,トリブロモフェノール,ノニルフ
ェノール等が挙げられる。なお、本発明のPC−PDM
S共重合体を製造するには、一般式(IX)
【0038】
【化15】
【0039】〔式中、R3 及びrは、前記と同じであ
る。〕で表される末端停止剤(一価フェノール)が好ま
しく用いられる。
【0040】次に、一般式(III) で表される反応性PD
MSは、片末端が封止され、他の末端に反応性基を有す
るものである。特に、反応性基として、フェノール性の
OH基を有するものが好ましく用いられる。この反応性
PDMSは、種々の手法によって製造することができ
る。好ましい製造方法としては、以下の方法が挙げられ
る。すなわち、初めに、アルキルリチウム試薬(例え
ば、n−ブチルリチウム,tert−ブチルリチウム,リチ
ウムトリメチルシリレートなど)と環状のジメチルシロ
キサン(例えば、ヘキサメチルシクロトリシロキサン,
オクタメチルシクロテトラシロキサンなど)とを有機溶
媒中で反応させ、一端をジメチルアルキルシロキサン単
位により封止し、また他端をジメチルリチウムシロキサ
ン単位によりリビング末端とさせる。その後、ジメチル
クロロシラン,ジメチルブロモシラン等のジアルキルハ
ロゲン化ケイ素と反応させて、片末端水素のポリジメチ
ルシロキサンを得る。次いで、これに脂肪族不飽和フェ
ノール〔例えば、2−アリルフェノール、4−ヒドロキ
シスチレン、オイゲノール(2−メトキシ−4−アリル
フェノール)など〕を反応させ、片末端フェノール性O
Hを有するポリジメチルシロキサンを得ることができ
る。
【0041】本発明において、PC−PDMS共重合体
は、予め製造された前記PCオリゴマーと、前記片末端
が封止され一方の末端に反応性基を有する反応性ポリオ
ルガノシロキサンとを、有機溶媒に溶解させ、二価フェ
ノールのアルカリ金属の水酸化物の水溶液や一価フェノ
ール(末端停止剤)を加え、各種触媒を用い、界面重縮
合反応することにより製造することができる。ここで、
該二価フェノールとしては、各種のものを用いることが
できるが、好ましくは前記PCオリゴマーを製造する際
に用いられたものと同じ二価フェノールが挙げられる。
また、一価フェノールとしては、同様に、前記PCオリ
ゴマーを製造する際に用いられたものと同じものでよ
い。これらの一価フェノールの総量としては、反応性ポ
リオルガノシロキサンとのモル比(一価フェノール/反
応性ポリオルガノシロキサン)で、5以上とすることが
必要であり、好ましくは10以上、より好ましくは20
以上である。そして、本発明では、必要に応じて、分岐
剤として、例えば、フロログルシン;トリメリット酸;
1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン;1−〔α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニ
ル)エチル〕−4−〔α’,α’−ビス(4”−ヒドロ
キシフェニル)エチル〕ベンゼン;α,α’,α”−ト
リス(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイ
ソプロピルベンゼン;イサチンビス(o−クレゾール)
等官能基を3つ以上ゆうする化合物を用いることもでき
る。
【0042】界面重縮合法によって本発明のPC−PD
MS共重合体を含有するポリカーボネート系樹脂を製造
する方法について、その一例のフローを図示すると、図
1のようになる。すなわち、初めに、有機溶媒中で、二
価フェノールとホスゲンとを反応させて予めPCオリゴ
マーを製造する。次いで、有機溶媒中で、該PCオリゴ
マー,予め製造された反応性PDMS,一価フェノール
(末端停止剤)及び二価フェノールを反応させる。この
反応の際、反応性PDMSは、そのまま又は塩化メチレ
ン溶液で添加する。また、末端停止剤は、塩化メチレン
溶液又はアルカリ水溶液で添加する。そして、二価フェ
ノールは、アルカリ水溶液で添加する。これらの添加順
序については、特にこだわらないが、二価フェノールを
最後に加えるのが望ましい。反応時間は30分〜2時
間、また反応温度は20〜40℃の範囲である。PC−
PDMS共重合体は、一例として上記のようにして製造
されるが、この製造過程おいては、ホモPCも生成し、
反応生成物は、本質的にはPC−PDMS共重合体とホ
モPCとの混合物として得られる。したがって、本発明
のポリカーボネート系樹脂は、PC−PDMS共重合体
を含有してなるものである。
【0043】次に、本発明のポリカーボネート系樹脂組
成物は、(A)前記のポリカーボネート系樹脂、(B)
ポリカーボネート樹脂及び(C)無機充填剤からなり、
かつ、成分(A)の10〜95重量%、成分(B)の0
〜80重量%及び成分(C)の5〜60重量%、好まし
くは10〜50重量%の配合割合からなる。ここで、本
発明の樹脂組成物を構成する(B)成分のポリカーボネ
ート樹脂(PC)は、前記PCオリゴマーの時と同様に
して、二価フェノールとホスゲン又は炭酸ジエステル化
合物とを反応させることによって容易に製造することが
できる。すなわち、例えば、塩化メチレンなどの溶媒中
において、公知の酸受容体や分子量調節剤の存在下、二
価フェノールとホスゲンのようなカーボネート前駆体と
の反応により、あるいは二価フェノールと炭酸ジエステ
ル(ジフェニルカーボネートのようなカーボネート前駆
体)とのエステル交換反応などによって製造される。こ
こで、二価フェノールとしては、前記の一般式(VIII)で
表わされる化合物と同じものでよく、また異なるもので
もよい。そして、炭酸ジエステルとしては、前記のジフ
ェニルカーボネート等のジアリールカーボネートやジメ
チルカーボネート,ジエチルカーボネート等のジアルキ
ルカーボネートなどが挙げられる。勿論、市販のポリカ
ーボネート樹脂を用いることができる。
【0044】そして、本発明の樹脂組成物を構成する
(C)成分の無機充填剤としては、各種のものがあり、
ポリカーボネート樹脂組成物の機械的強度あるいは寸法
安定性の向上に、また増量を目的に用いられる。この無
機充填剤は、前記したように樹脂組成物中に5〜60重
量%、好ましくは10〜50重量%の割合で配合され
る。配合割合が5重量%未満では、剛性が不十分であ
り、寸法安定性が低下する。また、60重量%を超える
と、混練が困難乃至不可能となり好ましくない。ここ
で、無機充填剤としては、例えば、チタン酸カリウムウ
ィスカー、鉱物繊維(例えば、ロックウール)、ガラス
繊維、炭素繊維、金属繊維(例えば、ステンレス繊
維)、ホウ酸アルミニウムウィスカー、窒化ケイ素ウィ
スカー、ボロン繊維、テトラポット状酸化亜鉛ウィスカ
ー、タルク、クレー、マイカ、パールマイカ、アルミ
箔、アルミナ、ガラスフレーク、ガラスビーズ、ガラス
バルーン、カーボンブラック、黒鉛、炭酸カルシウム、
硫酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、酸化チタン、硫化
亜鉛、酸化亜鉛、シリカ、アスベスト、石英粉等が挙げ
られる。これらの無機充填剤は、予め表面処理を施して
もよく、また無処理であっても差し支えない。その表面
処理剤としては、例えば、シランカップリング剤系,高
級脂肪酸系,脂肪酸金属塩系,不飽和有機酸系,有機チ
タネート系,樹脂酸系,ポリエチレングリコール系等の
各種処理剤での化学的または物理的表面処理を挙げるこ
とができる。
【0045】これらの中で、繊維状フィラーであるガラ
ス繊維としては、含アルカリガラス,低アルカリガラ
ス,無アルカリガラス等を原料としたいずれをも好適に
用いることができる。このガラス繊維の長さは、0.1〜
8mm、好ましくは0.3〜6mmの範囲にあるものであ
って、繊維径は0.1〜30μm、好ましくは0.5〜25
μmである。そして、これらのガラス繊維の形態は、特
に制限はなく、例えば、ロービング,ミルドファイバ
ー,チョップドストランドなど、いずれの形態のものも
用いることができる。また、これらのガラス繊維は単独
でも二種以上を組み合わせて用いることができる。さら
に、これらのガラス繊維は、ポリカーボネート系樹脂と
の接着性をよくする目的で、表面処理剤で表面処理した
のち、適当な集束剤で集束処理したものを用いることが
望ましい。ここで、表面処理剤としては、例えば、アミ
ノシラン系,エポキシシラン系,ビニルシラン系,アク
リルシラン系等のシラン系、チタネート系、アルミニウ
ム系、クロム系、ジルコニウム系、ホウ素系カップリン
グ剤などが挙げられる。これらの中では、シラン系カッ
プリング剤及びチタネート系カップリング剤、特にシラ
ン系カップリング剤が好適である。ガラス繊維を上記表
面処理剤で処理する方法については特に制限はなく、従
来用いられている方法、例えば、水溶液法,有機溶媒
法,スプレ法など任意の方法を用いることができる。ま
た、集束剤としては、例えば、ウレタン系、アクリル
系、アクリロニトリル−スチレン系共重合体系、エポキ
シ系などがあり、いずれも用いることができる。これら
の集束剤を用いてガラス繊維を集束処理する方法につい
ては、特に制限はなく、従来慣用されている方法例え
ば、浸漬塗り、ローラ塗り、吹き付け塗り、流し塗り、
スプレー塗りなど任意の方法を用いることができる。
【0046】そして、炭素繊維としては、一般にセルロ
ース繊維,アクリル繊維,リグニン,石油あるいは石炭
系特殊ピッチ等を原料として焼成によって製造されたも
のであり、耐炎質,炭素質あるいは黒鉛質等の種々のタ
イプのものがある。炭素繊維の長さは、通常ペレット中
で0.01〜10mmの範囲にあり、繊維径は5〜15μ
mである。この炭素繊維の形態は、特に制限はなく、例
えば、ロービング,ミルドファイバー,チョップドスト
ランド,ストランドなど各種のものが挙げられる。な
お、炭素繊維の表面は、上記共重合体との親和性を高め
るために、エポキシ樹脂やウレタン樹脂等で表面処理さ
れていてもよい。
【0047】なお、本発明の樹脂組成物には、前記
(A),(B)及び(C)成分以外に、必要に応じて、
本発明の目的を阻害しない範囲で、(D)成分として、
各種の添加剤又はその他の合成樹脂,エラストマー等を
配合することができる。先ず、添加剤としては、例え
ば、ヒンダードフェノール系,亜リン酸エステル系,リ
ン酸エステル系,アミン系等の酸化防止剤、例えば、ベ
ンゾトリアゾール系,ベンゾフェノン系等の紫外線吸収
剤、例えば、ヒンダードアミン系などの光安定剤、例え
ば、脂肪族カルボン酸エステル系,パラフィン系,シリ
コーンオイル,ポリエチレンワックス等の内部滑剤、離
型剤、常用の難燃剤、難燃助剤、帯電防止剤、着色剤等
が挙げられる。
【0048】また、その他の合成樹脂としては、例え
ば、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート,ホリ
ブチレンテレフタレートなど),ポリアミド,ポリアリ
レート,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリメチルメ
タクリレート,ポリスチレン,AS樹脂,ABS樹脂及
び上記(A)成分であるポリカーボネート以外のポリカ
ーボネート等の各樹脂を挙げることができる。そして、
エラストマーとしては、例えば、イソブチレン−イソプ
レンゴム,スチレン−ブタジエンゴム,エチレン−プロ
ピレンゴム,アクリル系エラストマー,ポリエステル系
エラストマー,ホリアミド系エラストマー,コアシエル
型のエラストマーであるMBS,MAS等が挙げられ
る。
【0049】本発明の樹脂組成物は、前記の各成分
(A),(B)及び(C)と、必要に応じて(D)を配
合し、混練することによって得ることができる。そし
て、該配合及び混練には、通常用いられている方法、例
えば、リボンブレンダー,ヘンシェルミキサー,バンバ
リーミキサー,ドラムタンブラー,単軸スクリュー押出
機,2軸スクリュー押出機,コニーダ,多軸スクリュー
押出機等を用いて行うことができる。なお、混練に際し
ての加熱温度は、通常250〜300℃の範囲で選ばれ
る。かくして得られる樹脂組成物は、既知の種々の成形
方法、例えば、射出成形,中空成形,押出成形,圧縮成
形,カレンダー成形,回転成形等を適用することがで
き、各種成形品を製造するのに供することができる。
【0050】
【実施例】更に、本発明を製造例,実施例及び比較例に
より、詳しく説明する。 製造例1 〔PCオリゴマーの製造〕400リットルの5重量%水
酸化ナトリウム水溶液に、60kgのビスフェノールA
を溶解し、ビスフェノールAの水酸化ナトリウム水溶液
を調製した。次いで、室温に保持したこのビスフェノー
ルAの水酸化ナトリウム水溶液を138リットル/時間
の流量で、また、塩化メチレンを69リットル/時間の
流量で、内径10mm,管長10mの管型反応器にオリ
フィス板を通して導入し、これにホスゲンを並流して1
0.7kg/時間の流量で吹き込み、3時間連続的に反応
させた。ここで用いた管型反応器は二重管となってお
り、ジャケット部分には冷却水を通して反応液の排出温
度を25℃に保った。また、排出液のpHは10〜11
を示すように調整した。このようにして得られた反応液
を静置することにより、水相を分離、除去し、塩化メチ
レン相(220リットル)を採取し、PCオリゴマー
(濃度317g/リットル)を得た。ここで得られたP
Cオリゴマーの重合度は2〜4であり、クロロホーメイ
ト基の濃度は0.7Nであった。
【0051】製造例2−1 〔反応性PDMS−Aの合成〕ブチルリチウム1.73g
(0.027モル)をテトラヒドロフラン(THF)35
0ミリリットルに溶解し、0℃以下に保った。また、ヘ
キサメチルシクロトリシロキサン300g(1.35モ
ル)をTHF170ミリリットルに溶解し、0℃以下に
保った。両者を混合し、0℃以下に保ち、10時間攪拌
した。その後、ジメチルクロロシラン2.55g(0.02
7モル)及びシクロヘキサン320ミリリットルを加
え、さらに10時間攪拌した。溶媒を蒸発除去し、オイ
ル状の沈澱物を得た。得られた沈澱物をろ過した後、1
50℃,3torrで真空蒸発し、低沸点物を除きオイ
ルを得た。次いで、2−アリルフェノール60gと塩化
白金−アルコラート錯体としてのプラチナ0.0014g
との混合物に、上記で得られたオイル294gを90℃
の温度で添加した。この混合物を90〜115℃の温度
に保ちながら3時間攪拌した。生成物を塩化メチレンで
抽出し、80%の水性メタノールで3回洗浄し、過剰の
2−アリルフェノールを除いた。その生成物を無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、真空中で115℃の温度まで溶剤
を留去した。得られた末端フェノールPDMSは、NM
Rの測定により、ジメチルシラノオキシ単位の繰り返し
数は150であった。
【0052】製造例2−2 〔反応性PDMS−Bの合成〕製造例2−1において、
ブチルリチウム1.73gをリチウムトリメチルシリレー
ト3.26g(0.034モル)に、また、ジメチルクロロ
シラン2.55gを3.21g(0.034モル)に変えた以
外は、製造例2−1と同様に実施した。得られた末端フ
ェノールPDMSは、NMRの測定により、ジメチルシ
ラノオキシ単位の繰り返し数は120であった。
【0053】製造例2−3 〔反応性PDMS−Cの合成〕製造例2−1において、
ブチルリチウム1.73gを3.20g(0.05モル)に、
また、ジメチルクロロシラン2.55gを4.73g(0.0
5モル)に変えた以外は、製造例2−1と同様に実施し
た。得られた末端フェノールPDMSは、NMRの測定
により、ジメチルシラノオキシ単位の繰り返し数は80
であった。
【0054】製造例2−4 〔反応性PDMS−Dの合成〕オクタメチルシクロテト
ラシロキサン1,483g、1,1,3,3−テトラメチ
ルジシロキサン18.1g及び86%硫酸35gを混合
し、室温で17時間攪拌した。その後、オイル相を分離
し、炭酸水素ナトリウム25gを加え、1時間攪拌し
た。ろ過した後、150℃,3torrで真空蒸留し、
低沸点物を除いた。次いで、2−アリルフェノール60
gと塩化白金−アルコラート錯体としてのプラチナ0.0
014gとの混合物に、上記で得られたオイル294g
を90℃の温度で添加した。この混合物を90〜115
℃の温度に保ちながら3時間攪拌した。生成物を塩化メ
チレンで抽出し、80%の水性メタノールで3回洗浄
し、過剰の2−アリルフェノールを除いた。その生成物
を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で115℃の温
度まで溶剤を留去した。得られた両末端フェノールPD
MSは、NMRの測定により、ジメチルシラノオキシ単
位の繰り返し数は150であった。
【0055】実施例1 〔ポリカーボネート系樹脂(PC−PDMS共重合体A
と称す。)の合成〕製造例2−1で得た反応性PDMS
−A91g(0.0081モル)を塩化メチレン2リット
ルに溶解させ、製造例1で得たPCオリゴマー10リッ
トルと混合した。そこへ、水酸化ナトリウム56gを水
1リットルに溶解させたものと、トリエチルアミン5.7
ccを加え、500rpmで室温にて1時間攪拌した。
その後、ビスフェノールAのアルカリ溶液(ビスフェノ
ールA650g、水酸化ナトリウム378g、水4.5リ
ットル)に、塩化メチレン4リットル及びp−tert
−ブチルフェノール119g(0.793モル)を加え、
500rpmで室温にて1時間攪拌した。しかる後、塩
化メチレン8リットルを加え、さらに水5リットルで水
洗、0.01規定水酸化ナトリウム水溶液5リットルでア
ルカリ洗浄、0.1規定塩酸5リットルで酸洗浄及び水5
リットルで水洗(2回)を順次行い、最後に塩化メチレ
ンを除去し、フレーク状のPC−PDMS共重合体Aを
得た。
【0056】実施例2 〔ポリカーボネート系樹脂(PC−PDMS共重合体B
と称す。)の合成〕実施例1において、反応性PDMS
−A91gを185g(0.016モル)に変えた以外
は、実施例1と同様に実施し、フレーク状のPC−PD
MS共重合体Bを得た。 実施例3 〔ポリカーボネート系樹脂(PC−PDMS共重合体C
と称す。)の合成〕実施例1において、反応性PDMS
−A91gを380g(0.034モル)に変えた以外
は、実施例1と同様に実施し、フレーク状のPC−PD
MS共重合体Cを得た。
【0057】実施例4 〔ポリカーボネート系樹脂(PC−PDMS共重合体D
と称す。)の合成〕実施例1において、反応性PDMS
−A91gを反応性PDMS−B740g(0.082モ
ル)に、また、p−tert−ブチルフェノール119
gをp−クミルフェノール103g(0.485モル)に
変えた以外は、実施例1と同様に実施し、フレーク状の
PC−PDMS共重合体Dを得た。
【0058】実施例5 〔ポリカーボネート系樹脂(PC−PDMS共重合体E
と称す。)の合成〕実施例1において、反応性PDMS
−A91gを反応性PDMS−C185g(0.030モ
ル)に変えた以外は、実施例1と同様に実施し、フレー
ク状のPC−PDMS共重合体Eを得た。実施例6 〔ポリカーボネート系樹脂(PC−PDMS共重合体F
と称す。)の合成〕実施例1において、反応性PDMS
−A91gを23g(0.0020モル)に変えた以外
は、実施例1と同様に実施し、フレーク状のPC−PD
MS共重合体Fを得た。
【0059】比較例1 〔ポリカーボネート系樹脂(PC−PDMS共重合体G
と称す。)の合成〕 実施例1において、反応性PDMS−A91gを反応性
PDMS−185g(0.030モル)に変えた以外
は、実施例1と同様に実施し、フレーク状のPC−PD
MS共重合体を得た。実施例1〜6及び比較例1で得
られたPC−PDMS共重合体A〜F及びPC−PDM
S共重合体Gについて、粘度平均分子量、PDMSの含
有率及び流れ値を測定した。その結果を第1表に示す。
【0060】
【表1】
【0061】なお、PDMS含有率、粘度平均分子量及
び流れ値の測定は、次に従った。 1:PDMS含有率1 HNMRで1.7ppmに見られるビスフェノールAの
イソプロピルのメチル基のピークと、0.2ppmに見ら
れるジメチルシロキサンのメチル基のピークとの強度比
から求めた。 2:粘度平均分子量(Mv) ウベローデ型粘度管を用い、20℃における塩化メチレ
ン溶液の粘度を測定し、これより極限粘度〔η〕を求め
た後、次式にて算出した。 〔η〕=1.23×10-5×Mv0.83 3:流れ値 JIS K−7210に準拠して測定した。
【0062】実施例7〜14及び比較例2〜7 PC−PDMS共重合体A〜E,G、ポリカーボネート
樹脂(PC樹脂)〔出光石油化学(株)製タフロンA1
500〕及び無機充填剤を第2表に示す割合で配合し、
30mmベント付き押出機によってペレット化した。な
お、無機充填剤としては、GF〔旭ファイバーグラス
(株)製MA−409C〕及びCF〔東邦レーヨン
(株)製HTA−C6−CS〕を用い、押出機の原料樹
脂のホッパー供給位置よりも下流側から供給した。そし
て、実施例2及び比較例3には、酸化防止剤として、ト
リスノニルフェニルホスファイト200ppmを加え、
ペレット化した。また、比較例3には、シリコーンオイ
ル〔東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製SH2
00−350〕を5,000ppmを加え、ペレット化し
た。得られたペレットは、射出成形機を用いて、280
〜300℃の成形温度で成形して試験片を作製した。各
ペレットについては、流れ値及び離型圧を、また、試験
片については、破断強度を測定した。その結果を第3表
に示す。
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
【0065】なお、流れ値、離型圧及び破断強度の測定
は、次に従った。 1:流れ値 JIS K−7210に準拠して測定した。 2:離型圧 円筒状の金型を用い、突出し(離型)時の離型抵抗を測
定した。 3:破断強度 JIS K−7113に準拠して測定した。
【0066】
【発明の効果】以上の如く、本発明のポリカーボネート
系樹脂は、これに含まれるPC−PDMS共重合体の分
子量も十分で、流動性に優れ、効率よく製造することが
でき、樹脂組成物は、離型性,耐衝撃性,流動性及び剛
性に優れたものである。したがって、本発明のポリカー
ボネート系樹脂組成物は、各種の成形品、例えば、電気
・電子機器分野、自動車分野等において幅広く使用され
ている各種の成形品の素材として有効に利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の樹脂組成物を界面重縮合法によって
製造する方法について、その一例のフローを示す図であ
る。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二価フェノール及び一価フェノールの存
    在下で、ポリカーボネートオリゴマーと、片末端が封止
    された反応性ポリオルガノシロキサンを反応させること
    によって得られ、一般式(I) 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は、それぞれハロゲン原子,炭素
    数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜20のアリール基
    を示し、それぞれ同じであっても異なるものであっても
    よく、p及びqは、0〜4の整数であり、mは1〜15
    0である。R3 はハロゲン原子,炭素数1〜20のアル
    キル基,炭素数6〜20のアリール基又は炭素数7〜2
    0のアリールアルキル基を示し、rは0〜5の整数であ
    る。Zは、単結合,炭素数1〜20のアルキレン基又は
    アルキリデン基,炭素数5〜20のシクロアルキレン基
    又はシクロアルキリデン基,−O−,−S−,−SO2
    −結合もしくは一般式(II)あるいは(II') 【化2】 で表される結合を示す。また、R4 〜R7 は、それぞれ
    炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜20のアリー
    ル基を示し、それぞれ同じであっても異なるものであっ
    てもよく、nは1〜500である。R8 は脂肪族及び/
    又は芳香族を含む二価の有機残基を示し、またR9 は炭
    素数1〜8のアルキル基又は炭素数6〜20のアリール
    基を示す。そして、Aは単結合,−O−又は−NH−を
    示す。〕で表されるポリカーボネート−ポリオルガノシ
    ロキサン共重合体を含有してなるポリカーボネート系樹
    脂であって、該ポリカーボネート系樹脂の粘度平均分子
    量が、10,000〜50,000であり、かつ該ポリカー
    ボネート系樹脂中のポリオルガノシロキサン含有率が0.
    1〜20重量%であることを特徴とするポリカーボネー
    ト系樹脂。
  2. 【請求項2】 二価フェノール及び一価フェノールの存
    在下で、ポリカーボネートオリゴマーと、一般式(III) 【化3】 〔式中、R4 〜R7 は、それぞれ炭素数1〜8のアルキ
    ル基又は炭素数6〜20のアリール基を示し、それぞれ
    同じであっても異なるものであってもよく、nは1〜5
    00である。R8 は脂肪族及び/又は芳香族を含む二価
    の有機残基を示し、またR9 は炭素数1〜8のアルキル
    基又は炭素数6〜20のアリール基を示す。そして、A
    は単結合,−O−又は−NH−を示し、nは1〜500
    である。〕で表される片末端が封止された反応性ポリオ
    ルガノシロキサンを反応させると共に、一価フェノール
    を一般式(III) で表される片末端が封止された反応性ポ
    リオルガノシロキサンに対して5倍量(モル比)以上を
    用い、かつポリカーボネートオリゴマー100重量部に
    対して、一般式(III) で表される片末端が封止された反
    応性ポリオルガノシロキサンを0.12〜35重量部用い
    ることを特徴とする請求項1に記載のポリカーボネート
    系樹脂の製造方法。
  3. 【請求項3】 (A)請求項1記載のポリカーボネート
    系樹脂10〜95重量%、(B)ポリカーボネート樹脂
    0〜80重量%及び(C)無機充填剤5〜60重量%か
    らなることを特徴とするポリカーボネート系樹脂組成
    物。
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