JP2747387B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JP2747387B2
JP2747387B2 JP3258064A JP25806491A JP2747387B2 JP 2747387 B2 JP2747387 B2 JP 2747387B2 JP 3258064 A JP3258064 A JP 3258064A JP 25806491 A JP25806491 A JP 25806491A JP 2747387 B2 JP2747387 B2 JP 2747387B2
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登史男 大縄
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザ加工装置に関
し、特に異種材料を幾重にも重ねた構造(以下、多層構
造と言う)の被加工物を加工する場合等に用いて好適な
レーザ加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えばTERADYNE社M21
8に示された画像機能と画像端末を検出する機能を有す
る従来のレーザ加工装置を示す構成図である。図におい
て、1は加工時間欠的にレーザビームを射出するパルス
発振モードと、計測時連続してレーザビームを射出する
連続発振モードとを有するレーザ発振器、2はレーザ発
振器1からのレーザビームを反射する全反射ミラー、3
は全反射ミラー2で反射されたレーザビームを被加工物
4に照射すると共にこれより反射されて来るレーザビー
ムをCCDカメラ5に供給する光分割器、6は被加工物
4が載置される可動式テーブル、7は画像処理と、可動
式テーブル6の制御と、レーザ発振器1の制御とを行う
ワークステーションである。
【0003】次に、図5に示した従来のレーザ加工装置
の動作について説明する。まず、レーザ発振器1は加工
時の発振状態に比べ、その強度を減衰させた状態でレー
ザビームを射出する。この射出されたレーザビームは全
反射ミラー2、光分割器3を介して被加工物4に照射さ
れる。そして、被加工物4からの反射光が光分割器3を
介してCCDカメラ5により検出される。CCDカメラ
5で検出された画像情報はワークステイション7に供給
され、ここで被加工物4の加工部のパターン認識が行わ
れる。次いで、ワークステイション7は加工位置までの
移動指令を可動式テーブル6に送り、この可動式テーブ
ル6を目的とする位置に動かした後、この可動式テーブ
ル6上の被加工物4に対してレーザ発振器1よりレーザ
ビームをその強度を上げて被加工物4に照射し、レーザ
加工を行う。
【0004】図6は例えばProceedings o
f InternationalCongress o
n Applications of Lasers
and ElectroーOptics(ICALE
O) Vol,44(1984)第35頁〜第42頁に
記載された従来のレーザ加工装置における蒸発蒸気の散
乱光計測系を示す構成図である。図6において、図5と
対応する部分には同一符号を付して説明する。1Aは間
欠的にレーザビームを射出するパルス発振モードを有す
るレーザ発振器、8は連続的にレーザビームを射出する
連続発振モードを有するレーザ発振器、9はレーザ発振
器8からのレーザビームを検出する光検出器、10は光
検出器9の出力よりレーザ発振器8からのレーザビーム
の減衰の度合を検出する波形解析装置である。
【0005】次に、図6に示した従来のレーザ加工装置
の動作について説明する。レーザ発振器1Aより射出さ
れたレーザビームが全反射ミラー2を介して被加工物4
に照射され、被加工物4の加工部の上に蒸発蒸気が発生
する。次いで、レーザ発振器8より射出されたレーザビ
ームが被加工物4の加工部上の蒸発蒸気中を通過するこ
とにより散乱されてその強度の減衰を受けた後光検出器
9に検出される。光検出器9の検出出力は波形解析装置
10に供給され、ここで、レーザ発振器8の射出するレ
ーザビームの減衰の度合が検出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ加工装置
は以上のように構成されているので、多層構造の被加工
物をパルスレーザビームによって、任意の層までの加工
を行う際には、1パルス毎に画像処理を行う必要があ
り、このため処理時間が長くなり、画像処理を行うコン
ピュータ等の構成が大型となる欠点があった。又、画像
処理により加工の進度を認識する装置は、コンピュータ
の処理時間によって加工の高速性に制約を受けるという
欠点があった。又、パルス発振モードと連続発振モード
を有する1つのレーザ発振器で加工と計測を行う場合
は、加工用のレーザ発振と計測用のレーザ発振との間
に、レーザの発振条件を切り換えるための発振休止時間
が必要であり、このために加工の高速性に制約を受ける
という欠点があった。又、発振休止時間中で加工部底面
の酸化等が進行し、このため計測の結果に誤りを生じる
恐れがあるという欠点があった。又、計測用と加工用に
レーザ発振の条件を分け、1つのレーザ発振器によって
レーザ照射させることは、いわゆるエキシマレーザのよ
うにレーザ媒体の劣化の著しいレーザでは、例えばレー
ザ媒体を励起するための電極が損傷するなど、好ましく
ない結果を生じるという欠点があった。更に、計測用と
加工用の2つのレーザ発振器を用いることは、構造が大
型となり、しかもコストが高くなるという問題点があっ
た。
【0007】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、簡単な構成で、高速かつ高精度
の加工ができる安価なレーザ加工装置を得ることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーザ加
工装置は、主パルスレーザビームを射出するレーザ発振
器と、上記主パルスレーザビームを第1のパルスレーザ
ビームと第2のパルスレーザビームに分割する光分割器
と、上記第2のパルスレーザビームが供給され、該第2
のパルスレーザビームを上記第1のパルスレーザビーム
に対して遅延する光バイパス路と、上記第1のパルスレ
ーザビームが被加工物に照射された後上記遅延した第2
のパルスレーザビームを上記被加工物に照射し、該被加
工物によって反射された第2のパルスレーザビームの強
度を測定する計測手段とを備えたものである。
【0009】又、この発明に係るレーザ加工装置は、主
パルスレーザビームを射出するレーザ発振器と、上記主
パルスレーザビームを第1のパルスレーザビームと第2
のパルスレーザビームに分割する光分割器と、上記第2
のパルスレーザビームが供給され、該第2のパルスレー
ザビームを上記第1のパルスレーザビームに対して遅延
する光バイパス路と、上記第1のパルスレーザビームを
被加工物に照射し、上記遅延した第2のパルスレーザビ
ームを上記第1のパルスレーザビームと上記被加工物の
上方で交差するように照射する光学手段と、上記遅延し
た第2のパルスレーザビームが上記交差点を通過した後
該第2のパルスレーザビームの強度を測定する他の計測
手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、主パルスレーザビームを
分割して加工用の第1のパルスレーザビームと計測用の
第2のパルスレーザビームを形成し、第2のパルスレー
ザビームを光バイパス路を通すことにより被加工物の表
面への到達を第1のパルスレーザビームより遅らせ、こ
の遅れた第2のパルスレーザビームによって被加工物の
加工部表面の反射率の変化を計測することにより、除去
している層の変化即ち加工の進度を認識する。これによ
り被加工物の加工部底面に除去されてはならない層が現
れた場合に、加工を中止することができ、多層構造の被
加工物に対して目的とする層まで正確に加工できる。
【0011】又、この発明においては、主パルスレーザ
ビームを分割して加工用の第1のパルスレーザビームと
計測用の第2のパルスレーザビームを形成し、第2のパ
ルスレーザビームを光バイパス路を通すことにより第1
のパルスレーザビームより遅らせ、この遅れた第2のパ
ルスレーザビームを第1のパルスレーザビームによって
生じた蒸発蒸気中を通し、この第2のパルスレーザビー
ムの散乱による減衰を計測することにより、除去してい
る層の変化即ち加工の進度を認識する。これにより被加
工物の加工部底面に除去されてはならない層が現れた場
合に、加工を中止することができ、多層構造の被加工物
に対して目的とする層まで正確に加工できる。
【0012】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示す構成図であり、
1A、2〜4、9は前述と同様のものである。11はレ
ーザ発振器1Aからの主パルスレーザビームを第1のパ
ルスレーザビームと第2のパルスレーザビームに分割す
る光分割器であって、この光分割器11は、その分割比
を適当な値に設定することにより、第1のパルスレーザ
ビームが被加工物4を蒸発に至らしめる強度を有し、第
2のパルスレーザビームが被加工物4を蒸発に至らしめ
ない強度を有するように、主パルスレーザビームを第1
のパルスレーザビームと第2のパルスレーザビームに分
割する機能を有する。12、13は分割された第2のパ
ルスレーザビームを反射する全反射ミラー、14は分割
された第1のパルスレーザビームの光路と第2のパルス
レーザビームの光路とを結合する光結合器であって、光
分割器11ー全反射ミラー12ー全反射ミラー13ー光
結合器14の経路は第2のパルスレーザビームを第1の
パルスレーザビームに対して遅延する光バイパス路15
を構成する。又、光分割器11ー光結合器14ー全反射
ミラー2ー光分割器3ー被加工物4の経路は第1のパル
スレーザビームの光路であり、光バイパス路15ー全反
射ミラー2ー光分割器3ー被加工物4の経路は第2のパ
ルスレーザビームの光路である。光バイパス路15は、
主パルスレーザビームの半値幅をτp(s)、パルス繰
り返し周波数をfとすると、第1のパルスレーザビーム
の光路と第2のパルスレーザビーム光路との間に3τp
×108(m)以上、3/f×108(m)以下の光路差
を生じるようになされている。16は光検出器9の出力
に基ずいて被加工物4の加工部底面の反射率を計算し、
それによって加工部底面に現れている層を認識し、レー
ザ検出器1Aを制御する例えばコンピュータ等を用いた
信号処理装置である。ここで、光分割器3、光検出器9
及び信号処理装置16は計測手段を構成する。
【0013】次に、図1に示したこの発明の実施例1の
動作について説明する。レーザ検出器1Aが半値幅τp
の主パルスレーザビームを射出すると、この主パルスレ
ーザビームは光分割器11において第1のパルスレーザ
ビームと第2のパルスレーザビームに分割される。分割
された第1のパルスレーザビームは、光結合器14、全
反射ミラー2及び光分割器3を介して被加工物4に到達
し、これを加工する。一方、分割された第2のパルスレ
ーザビームは、光バイパス路15を通り、光結合器1
4、全反射ミラー2及び光分割器3を介して第1のパル
スレーザビームより遅れて被加工物4に到達し、その加
工部で反射される。この反射された第2のパルスレーザ
ビームは光分割器3により光検出器9に供給されて検出
される。光検出器9の検出出力は信号処理装置16に供
給される。信号処理装置16は供給された検出出力に基
ずいて被加工物4の加工部底面の反射率を計算し、それ
によって加工部底面に現れている層を認識する。そし
て、信号処理装置16は除去されてならない層が、加工
部底面に現れた時にレーザ発振器1Aの制御回路(図示
せず)を制御し、そのレーザ発振を終了させる。
【0014】実施例2.次に、この発明の他の実施例を
図について説明する。図2はこの発明の実施例2を示す
構成図であり、図1と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明は省略する。本実施例では、光分割器
3と光検出器9との間に、被加工物4の除去されてはな
らない層の反射率が除去すべき層の反射率よりも高い場
合、除去されてはならない層からの反射ビームの強度に
よって光検出器9の感応の閾値を越えるような透過率を
有するNDフィルタ17を設けると共に、信号処理装置
16の代わりに増幅器18を用いる。ここで、光分割器
3、NDフィルタ17、光検出器9及び増幅器18は計
測手段を構成する。
【0015】次に、図2に示したこの発明の実施例2の
動作について説明する。レーザ検出器1Aが半値幅τp
の主パルスレーザビームを射出すると、この主パルスレ
ーザビームは光分割器11において第1のパルスレーザ
ビームと第2のパルスレーザビームに分割される。分割
された第1のパルスレーザビームは、光結合器14、全
反射ミラー2及び光分割器3を介して被加工物4に到達
し、これを加工する。一方、分割された第2のパルスレ
ーザビームは、光バイパス路15を通り、光結合器1
4、全反射ミラー2及び光分割器3を介して第1のパル
スレーザビームより遅れて被加工物4に到達し、その加
工部で反射される。この反射された第2のパルスレーザ
ビームは光分割器3によりNDフィルタ17を通して光
検出器9に供給されて検出される。除去されてはならな
い層が被加工物4の加工部底面に現れた場合、光検出器
9が感応し、検出信号を増幅器18に送る。増幅器18
は入力された信号をレーザ発振器1Aの動作を停止でき
る程度に迄増幅し、この増幅された信号をレーザ発振器
1Aの制御回路に送り、そのレーザ発振を停止させる。
【0016】実施例3.尚、実施例1及び2において、
第2のパルスレーザビームを遅延させるのに、更に光バ
イパス路15に透明な誘電体である光ファイバ等を設け
ても良い。
【0017】実施例4.又、実施例1及び2において、
第1のパルスレーザビームと第2のパルスレーザビーム
との間に所定の強度差を得るのに、光バイパス路15中
にフィルタを挿入しても良い。
【0018】実施例5.又、この発明の他の実施例を図
について説明する。図3はこの発明の実施例5を示す構
成図であり、図1と対応する部分には同一符号を付し、
その詳細説明は省略する。本実施例では、光分割器11
で分割される第1のパルスレーザビームの光路を光分割
器11ー全反射ミラー2ー被加工物4の経路とし、第2
のパルスレーザビームの光路を光分割器11ー全反射ミ
ラー12ー光検出器9の経路とする。又、この第2のパ
ルスレーザビームの光路は、本実施例では、第2のパル
スレーザビームを第1のパルスレーザビームに対して遅
延する光バイパス路19でもある。光バイパス路19
は、主パルスレーザビームの半値幅をτp(s)とする
と、第1のパルスレーザビームの光路と第2のパルスレ
ーザビーム光路との間に3τp×108(m)以下の光路
差を生じるようになされている。16Aは光検出器9の
出力に基ずいて被加工物4上に発生する蒸発蒸気中の第
2のパルスレーザビームの透過率を計算し、それによっ
て被加工物4の加工部底面に現れている層を認識し、レ
ーザ検出器1Aを制御する例えばコンピュータ等を用い
た信号処理装置である。ここで、光検出器9及び信号処
理装置16Aは他の計測手段を構成する。又、全反射ミ
ラー2と12は、第1のパルスレーザビームを被加工物
4に照射し、遅延した第2のパルスレーザビームを第1
のパルスレーザビームと被加工物4の上方で交差するよ
うに照射する光学手段を構成する。
【0019】次に、図3に示したこの発明の実施例4の
動作について説明する。レーザ検出器1Aが半値幅τp
の主パルスレーザビームを射出すると、この主パルスレ
ーザビームは光分割器11において第1のパルスレーザ
ビームと第2のパルスレーザビームに分割される。分割
された第1のパルスレーザビームは、全反射ミラー2を
介して被加工物4に到達し、これを加工し、蒸発蒸発を
被加工物4上に発生させる。一方、分割された第2のパ
ルスレーザビームは、光バイパス路19中の全反射ミラ
ー12を通り、第1のパルスレーザビームと被加工物4
の上方で交差し、被加工物4上の蒸発蒸発中を通過して
光検出器9に入る。蒸発蒸気中のレーザの透過率は加工
される物質によって決まる。光検出器9の検出出力は信
号処理装置16Aに供給される。信号処理装置16Aは
供給された検出出力に基ずいて蒸発蒸発中の第2のパル
スレーザビームの透過率即ち蒸発蒸気による第2のパル
スレーザビームの散乱によるエネルギーの減衰を計算
し、それによって加工部底面に現れている層を認識す
る。そして、信号処理装置16Aは除去されてならない
層が、加工部底面に現れた時にレーザ発振器1Aの制御
回路(図示せず)を制御し、そのレーザ発振を終了させ
る。
【0020】実施例6.又、この発明の他の実施例を図
について説明する。図4はこの発明の実施例6を示す構
成図であり、図1〜図3と対応する部分には同一符号を
付し、その詳細説明は省略する。本実施例では、光検出
器9と全反射ミラー12との間に、被加工物4の除去す
べき層の蒸発蒸気の散乱断面積が、除去されてはならな
い層の蒸発蒸気の散乱断面積より大きい場合、除去され
てはならない層の蒸発蒸気中を通った第2のパルスレー
ザビームによって光検出器9の感応の閾値を越えるよう
な透過率を有するNDフィルタ17Aを設けると共に、
信号処理装置16Aの代わりに増幅器18を用いる。こ
こで、NDフィルタ17A、光検出器9及び増幅器18
は他の計測手段を構成する。
【0021】次に、図4に示したこの発明の実施例5の
動作について説明する。レーザ検出器1Aが半値幅τp
の主パルスレーザビームを射出すると、この主パルスレ
ーザビームは光分割器11において第1のパルスレーザ
ビームと第2のパルスレーザビームに分割される。分割
された第1のパルスレーザビームは、全反射ミラー2を
介して被加工物4に到達し、これを加工し、蒸発蒸発を
被加工物4上に発生させる。一方、分割された第2のパ
ルスレーザビームは、光バイパス路19中の全反射ミラ
ー12を通り、第1のパルスレーザビームと被加工物4
の上方で交差し、被加工物4上の蒸発蒸発中を通過して
NDフィルタ17Aを通り光検出器9に入る。除去され
てはならない層が被加工物4の加工部底面に現れた場
合、光検出器9が感応し、検出信号を増幅器18に送
る。増幅器18は入力された信号をレーザ発振器1Aの
動作を停止できる程度に迄増幅し、この増幅された信号
をレーザ発振器1Aの制御回路に送り、そのレーザ発振
を停止させる。
【0022】実施例7.尚、実施例5及び6において、
第2のパルスレーザビームを遅延させるのに、更に光バ
イパス路19に透明な誘電体である光ファイバ等を設け
ても良い。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、主パル
スレーザビームを射出するレーザ発振器と、主パルスレ
ーザビームを第1のパルスレーザビームと第2のパルス
レーザビームに分割する光分割器と、第2のパルスレー
ザビームが供給され、第2のパルスレーザビームを第1
のパルスレーザビームに対して遅延する光バイパス路
と、第1のパルスレーザビームが被加工物に照射された
後遅延した第2のパルスレーザビームを被加工物に照射
し、被加工物によって反射された第2のパルスレーザビ
ームの強度を測定する計測手段とを備えたので、構成が
簡単で安価となり、又、レーザショット数を減らし、高
速のレーザ加工が出来、しかも被加工物の加工部の下地
の酸化が進行する前に反射率を計測出来るので、高精度
の加工が出来、特に多層構造の被加工物のレーザ加工に
対して有用であるという効果を奏する。
【0024】又、この発明によれば、主パルスレーザビ
ームを射出するレーザ発振器と、主パルスレーザビーム
を第1のパルスレーザビームと第2のパルスレーザビー
ムに分割する光分割器と、第2のパルスレーザビームが
供給され、第2のパルスレーザビームを第1のパルスレ
ーザビームに対して遅延する光バイパス路と、第1のパ
ルスレーザビームを被加工物に照射し、遅延した第2の
パルスレーザビームを第1のパルスレーザビームと被加
工物の上方で交差するように照射する光学手段と、遅延
した第2のパルスレーザビームが上記交差点を通過した
後第2のパルスレーザビームの強度を測定する他の計測
手段とを備えたので、構成が簡単で安価となり、又、レ
ーザショット数を減らし、高速のレーザ加工が出来、特
に多層構造の被加工物のレーザ加工に対して有用である
と言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるレーザ加工装置の一実施例を示
す構成図である。
【図2】この発明によるレーザ加工装置の他の実施例を
示す構成図である。
【図3】この発明によるレーザ加工装置の他の実施例を
示す構成図である。
【図4】この発明によるレーザ加工装置の他の実施例を
示す構成図である。
【図5】従来のレーザ加工装置を示す構成図である。
【図6】従来のレーザ加工装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1A レーザ発振器 2、12、13 全反射ミラー 3、11 光分割器 4 被加工物 9 光検出器 14 光結合器 15、19 光バイパス路 16、16A 信号処理装置 17、17A NDフィルタ 18 増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−33785(JP,A) 特開 昭57−152389(JP,A) 特開 昭56−29323(JP,A) 実開 昭59−16786(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 26/00 - 26/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主パルスレーザビームを射出するレーザ
    発振器と、 上記主パルスレーザビームを第1のパルスレーザビーム
    と第2のパルスレーザビームに分割する光分割器と、 上記第2のパルスレーザビームが供給され、該第2のパ
    ルスレーザビームを上記第1のパルスレーザビームに対
    して遅延する光バイパス路と、 上記第1のパルスレーザビームが被加工物に照射された
    後上記遅延した第2のパルスレーザビームを上記被加工
    物に照射し、該被加工物によって反射された第2のパル
    スレーザビームの強度を測定する計測手段とを備えたこ
    とを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 主パルスレーザビームを射出するレーザ
    発振器と、 上記主パルスレーザビームを第1のパルスレーザビーム
    と第2のパルスレーザビームに分割する光分割器と、 上記第2のパルスレーザビームが供給され、該第2のパ
    ルスレーザビームを上記第1のパルスレーザビームに対
    して遅延する光バイパス路と、 上記第1のパルスレーザビームを被加工物に照射し、上
    記遅延した第2のパルスレーザビームを上記第1のパル
    スレーザビームと上記被加工物の上方で交差するように
    照射する光学手段と、 上記遅延した第2のパルスレーザビームが上記交差点を
    通過した後該第2のパルスレーザビームの強度を測定す
    る他の計測手段とを備えたことを特徴とするレーザ加工
    装置。
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