JP2747099B2 - 薄膜磁気ヘツド - Google Patents

薄膜磁気ヘツド

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、薄膜磁気ヘッドに係り、特に、高磁気記録
密度を達成するのに好適な薄膜磁気ヘツドに関するもの
である。
〔従来の技術〕
一般に、薄膜磁気ヘツドは、他の磁気ヘツドに比較し
て、磁気コア(上部磁性膜及び下部磁性膜)の体積が小
さく、低インダクタンスにできること、磁性膜の高周波
透磁率がバルクフエライトより大きいこと、及び、ホト
リソグラフイ技術を用いて製造することにより、狭トラ
ツク化が可能であること等の多くの利点を有しているこ
とから、磁気デイスク装置の分野、磁気テープ装置の分
野、及び、民生用磁気記録の分野において、面記録密度
の向上を図るために重要性を増してきている。
薄膜磁気ヘツドは、例えば、米国特許第4219854号明
細書(1980年8月26日発行)に記載されているように、
平坦な基板上に、順次、下部磁性膜、絶縁膜、コイル、
及び、上部磁性膜等を積層して作られてきた。そして、
この明細書には、コイルを低抵抗にし、多巻化すること
が、記載されている。
これに対して、高記録密度化に伴ない、薄膜磁気ヘツ
ドのトラツク幅精度の向上が必要となり、高段差下での
トラツク幅の決定ではなく、例えば、特開昭60−193114
号公報の第2図に一例を示したように、基板表面に凹部
を設けることにより、トラツク幅を決定する上部磁性膜
の段差を低くし、トラツク幅精度を高くする方法が開発
されてきている。
以上、二つの公知例を基礎にして、本発明者等は、ま
ず、コイルを二層にして、高磁気記録密度化を図つた薄
膜磁気ヘツドを提案したが、その一部を第9図(構造の
断面図)及び第10図(その製造時の断面図)に示す。第
9図及び第10図において、1は基板、2は絶縁膜、5は
層間絶縁膜、6は第1コイル、6b及び6cは、第1コイル
6の引出線部、7は第2コイル、9は絶縁膜、11は、製
造時にコイル及びその引出線部を作成するために用いる
ホトレジスト膜を示す。第9図及び第10図において、第
1コイル6の引出線部6bを、凹部の斜面を乗り越えて作
成しようとすると、凹部の斜面を乗り越えた平坦面上
に、第1コイル6の引出線部6bを形成することになる。
したがつて、第1コイル6の引出線部6bを形成するのに
用いられるホトレジスト膜11の厚さは、凹部の斜面を乗
り越えた平坦面上で、少なくとも、第1コイル6の引出
線部6bの高さと同等の例えば6μmの厚さ、安定に形成
するためには、例えば8μmの厚さに塗布する必要があ
り、この場合、凹部では、ホトレジスト膜11の厚さが、
15μm以上になることがわかつた。このときの塗布後の
断面形状を第10図に示す。また、第10図には、同図に、
ホトレジスト膜11の断面形状、めつきにより作成された
第1コイルの断面形状、及び、第1コイル6の引出線部
6bを重ね合わせて示す。
第11図には、ホトレジスト膜11の膜厚が露光量に対し
て影響することの説明を加えるために、露光量に対する
ホトレジスト膜11の現像深さの関係を求めた結果の一例
を示す。この図から、厚さ8μmのホトレジスト膜11を
露光・現像するには、露光量として0.7J/cm2以上必要で
あるのに対して、厚さ15μmのホトレジスト膜11を露光
・現像するには、露光量として1.7J/cm2以上必要である
ことがわかる。したがつて、膜厚が、8μm〜15μmに
わたつて分布している場合、段差の上下部を同時に露光
するため、最低1.7J/cm2の露光量が必要となり、最も薄
い厚さ8μmの部分には、適正露光量の倍以上の露光量
が加わることになり、露光量過多によるパターン精度の
低下を生じるという問題がある。また、コイル部分を形
成するホトレジスト膜の厚さが15μmのように厚いた
め、露光量が大であり、露光に要する時間も長くなり、
コイルの精度が低下するという問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来技術による薄膜磁気ヘツドでは、その製造時
にマスクとして用いるホトレジスト膜に対する露光量が
大であり、露光に要する時間も長くなり、コイルの精度
が低下するという問題を有していた。
本発明は、露光に要する時間を短かくし、コイルの精
度を上げることにより、高密度・二層コイルを有する薄
膜磁気ヘツドを提供することを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明では、第1コイル
を形成する凹部のホトレジスト膜の厚さを薄くすること
を考え、そのために、第1コイルの引出線部を凹部の斜
面を乗り越えた平坦面上に作成することをやめて、第1
コイルは凹部のみに作成し、第1コイルの一方の端部の
上部に第1コイルの引出線部の一方の端部を接続した構
造にしたものである。
また前記凹部に第1コイルと第2コイルを上下に設
け、第1コイル及び第2コイルとほぼ同一平面に、第1
コイルの引出線部を設けた構造にしたものである。
〔作用〕
上記構成に基づく作用を説明する。
基板あるいは基板上に形成した絶縁膜に凹部を設け、
凹部に第1コイルのみを作成し、第1コイルの一方の端
部の上部に第1コイルの引出線部の一方の端部を接続す
る。そして、1回目のホトレジスト膜で凹部内の第1コ
イルのみが作成され、〔従来技術〕で述べたように、凹
部内と乗り上げ部とを同時に作るようなことはしない。
従って、コイル形成に必要なホトレジスト膜の厚さを薄
くし、露光に要する時間を短かくし、コイルの精度を上
げることができる。それによつて、高密度・二層のコイ
ルを作り、高記録密度薄膜磁気ヘツドを提供することが
できる。なお、第1コイルの上部にある第1コイル引出
線部は、第2コイルを作るとき、別の(同様に薄い)ホ
トレジスト膜によつて形成される。従って、1回1回の
コイル層及び引出線層の形成に必要なホトレジスト膜は
薄くてよい。
また、前記凹部を引出線部まで含む構成にすることに
より、ホトレジスト膜の厚さを薄くし、露光に要する時
間を短かくし、コイルの精度を上げることにより、高密
度・二層のコイルを作り、高記録密度薄膜磁気ヘツドを
提供することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
(実施例1) 第1図は、薄膜磁気ヘツドの実施例を示す平面図であ
り、第2図(a)及び(b)は、第1図中A−A′部の
断面図であり、第3図は、第1図中B−B′部の断面図
である。
スライダとして用いられる基板1上には、厚い絶縁膜
2が形成される。この絶縁膜2は、例えば、アルミナ膜
を用いることができ、アルミナ膜は、通常、スパツタリ
ング法で形成する。次に、この絶縁膜2上に、凹部を作
成する。この凹部は、磁気ギヤツプ膜4を下部磁性膜3
と上部磁性膜8で挟んで構成した磁気ギヤツプ部分及び
バツクギヤツプ部分13を残して、その間を凹形に削り、
第1コイルの巻線部分を埋め込むことのできる形状に作
成したものである。
基板1上に積層した絶縁膜上に凹部を作成する方法と
しては、ホトレジスト膜あるいは金属膜のパターンをマ
スクにして、CF4あるいはCHF3等のフロン系ガス、また
は、フロン系ガスにAr等の不活性ガスを混合したガスを
用いた反応性イオンビームエツチング法を用いることが
できる。次に、下部磁性膜3を作成する。下部磁性膜3
の作成法としては、例えば、絶縁膜2の全面に、下部磁
性膜3をスパツタリング法で積層した後、ホトレジスト
パターンをマスクにして、イオンビームエツチング法を
用いて作成することができる。また、他の方法として、
ホトレジストパターンをマスクとして、その間隙にめつ
きするパターンめつき法を採用することも可能である。
次に、磁気ギヤツプ膜4を作成する。磁気ギヤツプ膜
4としては、アルミナ膜等の無機絶縁膜を採用すること
ができる。もちろん、バツクギヤツプ部分13のアルミナ
膜を除去しておくことは、言うまでもないことである。
次に、層間絶縁膜5、第1コイル6、及び、第2コイ
ル7を順次作成する。まず、第1コイル6と下部磁性膜
3とを絶縁し、第2コイル7と上部磁性膜8とを絶縁す
るために、層間絶縁膜5を磁気ギヤツプ膜4の凹部に当
たる部分に作成する。この層間絶縁膜5については、例
えば、ノボラツク系ポジ型のホトレジスト膜を、概ね24
0℃以上で焼成した膜を用いることができる。もちろ
ん、他種のホトレジスト膜やポリイミド系樹脂等の有機
樹脂膜や、あるいは、無機絶縁膜を用いることも可能で
ある。
次に、第1コイル6の製造工程に移る。この工程を第
4図及び第5図を用いて説明する。第4図は、第1図の
A−A′断面のうち、下部磁性膜3を含む部分を示し、
第5図は、第1図のB−B′断面の部分を示す。まず、
めつき下地膜10を形成する。この工程を第4図(a)及
び第5図(a)に示す。次いで、コイル用のマスクとし
て用いられるホトレジストパターンを作成するために、
めつき下地膜10の上に、ホトレジスト膜11を塗布する。
これを、第4図(b)及び第5図(b)に示す。このと
き、ホトレジスト膜11は、通常用いられている回転塗布
法で塗布すると、めつき下地膜10の段差にしたがつて、
場所による塗布膜厚の差を生じる。すなわち、ホトレジ
スト膜11は、めつき下地膜10の凹部には厚く、めつき下
地膜10の凸部、特に、段差の乗り上げ部には薄く形成さ
れる。めつき下地膜10の面内での塗布膜厚のばらつきが
あると、露光・現像時の条件(所要露光量)について、
膜厚の薄いところで、露光量が適当であつた場合、膜厚
の厚い部分では、露光量が少なくなり、また、膜厚の厚
い部分で、露光量が適当であつた場合、膜厚の薄い部分
では、露光量が過多となる。したがつて、全体で均一な
露光・現像条件で、適正なホトレジストパターンを得る
のは、むづかしい。
次いで、ホトレジスト膜11のうち、第1コイル6を形
成する部分を露光・現像することによつて除去し、ホト
レジストパターンを作成する。これを第4図(c)及び
第5図(c)に示す。
第1コイル6の高さを6μmとした場合、コイル形成
部分のホトレジストパターンの高さは、約8μm必要で
ある。この高さは、第1コイル6を作成するめつき下地
膜10上のすべての部分にわたつて必要となる。
本発明は、第4図及び第5図に示したように、第1コ
イル6の巻線部分を、すべて、めつき下地膜10の凹部の
上に形成することにしたので、塗布したホトレジスト膜
11の膜厚は、凹部分上に約8μmを確保するだけでよ
く、その結果、凸部あるいは平坦部上のホトレジスト膜
11の厚さは、4μm以下になるが、これで十分である。
また、凹部内のコイル形成部分でのホトレジスト膜11の
厚さは、ほぼ均一に8μmとなるため、場所による膜厚
差が少なく、一定の露光・現像条件で、ほぼ均一なホト
レジストパターンが形成できるという特徴がある。した
がつて、露光・現像条件を、ホトレジスト膜11の厚さの
高低によらず、一定に設定することにより、ほぼ均一に
制御できるという特徴がある。
以上説明したようにして、第4図(c)及び第5図
(c)に示すように、めつき下地膜10の凹部上にのみコ
イルを作成するためのマスクとなるホトレジストパター
ンを作成した後、コイル部に電気めつきをして、コイル
を作成し、ホトレジスト膜11を除去した後、不要な部分
のめつき下地膜10を、例えば、イオンビームエツチング
法を採用することにより除去する。これにより、第1コ
イル6を完成する。
続いて、第1コイル6の上に層間絶縁膜5を形成す
る。これも、ホトレジスト膜を焼成した膜を層間絶縁膜
5として採用することができる。
次に、第2コイル7を作成する。工程は、第1コイル
6の作成工程とほぼ同じである。第1コイル6と第2コ
イル7との接続は、コイル中央のコンタクトホール部分
14(第2図を参照されたい。)で接続されている。ま
た、第3図に示されているように、第1コイルの引出線
部6aは、第1コイル6の一方の端部の上部に接続されて
いる。その結果、第2コイル7と第1コイルの引出線部
6aは、ほぼ同一平面上に形成することができる。なお、
第2コイル7の外側と第1コイルの引出線部6aの間が絶
縁されているのは、いうまでもない。したがつて、第1
コイル6の作成工程で示したように、ホトレジスト膜11
と同様なホトレジスト膜(図示せず)を、ほぼ均一に塗
布できることから、第2コイル用のホトレジストパター
ンは、第2コイル作成部全面において、均一な露光・現
像条件により、精度よく作成することができる。このと
き、第1コイルの引出線部6aは、第2コイル7の作成時
に、同時に作成すると、単独に第1コイルの引出線部6a
を作成するよりも、工程数も短かくなり、かつ、ホトレ
ジストパターンの精度も劣化させずに、第2コイル7を
作成できる。
以上のようにして、第2コイル7を作成した後、層間
絶縁膜5を形成し、しかる後に、上部磁性膜8を作成す
る。次いで、図中には示していないが、素子と電気信号
のやり取りをするために必要な端子部を作成し、保護膜
である絶縁膜9を作成して、基板の作成工程を終了す
る。次いで、機械加工により、薄膜磁気ヘツド素子を完
成する。なお、上部磁性膜8と下部磁性膜3で囲まれた
部分の第1コイル及び第2コイルの矩形断面は、アスペ
クト比(コイルの矩形断面において、縦の長さを横の長
さで割つたもの。)が大きくなるように構成されてい
る。
本実施例によれば、第1コイル6及び第2コイル7
を、おのおのほぼ平面上に作成できるので、各コイルを
作成するときに用いるホトレジスト膜の厚みを一様にす
ることができるため、ホトレジスト膜の塗布・露光条件
の適正範囲の基板面内でのばらつきが小さくなり、した
がつて、相対的に、ホトレジストパターンを作成する露
光・現像条件の適正範囲が広がつて、二層コイルを作成
することができ、高記録密度に最適な薄膜磁気ヘツドを
提供できるという効果がある。
(実施例2) 第6図(a)及び(b)は、本発明の薄膜磁気ヘツド
の他の実施例を示す断面図である。前述の実施例1に示
した構成に比較して、絶縁膜2の凹部の深さを深くした
ものである。この場合においても、第1コイル6は、凹
部内のみに作成するため、実施例1と同様に高精度に作
成できる。また、第2コイル7については、実施例1に
示した場合に比較して、引出線部(図示せず)には、段
差を生じるが、従来例に比較して段差の高さを低くでき
るので、従来例よりも精度の高いコイルパターンを作成
できることは、明らかである。さらに、本実施例によれ
ば、上部磁性膜の段差の高さが低くできるので、上部磁
性膜のトラツク幅加工の精度を高くできるという効果が
ある。なお、第6図(a)に示されている第1コイル及
び第2コイルの矩形断面のアスペクト比は、実施例1と
同様に、大きくなるように構成されている。
(実施例3) 第7図は、本発明の薄膜磁気ヘツドの他の実施例を示
す平面図である。第1図と同様に、同一個所には、同一
符号を付してある。前述の実施例1又は実施例2に示し
た構成では、絶縁膜2の凹部は、第1コイルのほぼ巻線
部のみに限定していたため、第1コイルの引出線部6a
を、第2コイル7と同時に作成していたが、本実施例に
おいては、絶縁膜2の凹部12を、第1コイル及び第2コ
イルの巻線部のみに限らず、第1コイルの引出線部6b及
び6cまで広げたものである。実施例1の構成に本実施例
を適用した場合、第7図中のA−A′断面については、
第2図に示した断面構造と、ほぼ同一になる。さらに、
第7図中のB−B′断面については、第8図に示す構成
となり、第1コイルの引出線部6b及び6cは、絶縁膜2の
凹部に半ば埋め込まれ、第1コイルの引出線部6bと6cと
が積層された構成となる。本実施例によれば、第1コイ
ル6と第1コイルの引出線部6bが、ほぼ同一平面上に形
成でき、第2コイル7と第1コイルの引出線部6cが、ほ
ぼ同一平面上に形成できるため、第1コイル6及び第2
コイル7の両方共、ホトレジストパターンの精度を高く
形成することができ、高精度の二層コイルを作成できる
という効果がある。
なお、各実施例では、絶縁膜2に凹部を設けていた
が、絶縁膜2を除去し、基板1に凹部を設けてもよい。
また、各実施例では、コイルを二層に構成していたが、
二層よりも多い多層に構成してもよい。
〔発明の効果〕
本発明は、基板あるいは基板上に設けた絶縁膜に凹部
を設け、凹部に第1コイルのみを設け、又は凹部に第1
コイルと第2コイル並びに第1コイルの引出線部を設け
たので、これらコイル及び引出線部を形成するのに必要
なホトレジスト膜の厚さを薄くすることができる。その
結果、露光時間が短かくなり、コイルの精度を上げるこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の薄膜磁気ヘツドの第1実施例の平面
図、第2図は、第1図のA−A′断面図、第3図は、第
1図のB−B′断面図、第4図は、第1図のA−A′断
面図のうち、磁気コア部分に作成される第1コイルの製
造工程を示す図、第5図は、第1図のB−B′断面に作
成される第1コイルの製造工程を示す図、第6図は、本
発明の薄膜磁気ヘツドの第2実施例の断面図、第7図
は、本発明の薄膜磁気ヘツドの第3実施例の平面図、第
8図は、本発明の薄膜磁気ヘツドの第3実施例のB−
B′断面図、第9図は、従来の薄膜磁気ヘツドのコイル
の引出線部及びその近傍のコイルを示す断面図、第10図
は、従来の薄膜磁気ヘツドの第1コイルの引出線部及び
その近傍の第1コイルを作成するための断面図、第11図
は、露光量に対するホトレジスト膜11の現像深さの関係
を求めた図である。 1……基板、2……絶縁膜、3……下部磁性膜、4……
磁気ギヤツプ膜、5……層間絶縁膜、6……第1コイ
ル、6a,6b,6c……第1コイルの引出線部、7……第2コ
イル、8……上部磁性膜、9……絶縁膜、10……めつき
下地膜、11……ホトレジスト膜、12……凹部、13……バ
ツクギヤツプ部分、14……コンタクトホール部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 三郎 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所小田原工場内 (72)発明者 鍬塚 俊一郎 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社日立製作所小田原工場内 (72)発明者 川辺 隆 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 芦田 栄次 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 府山 盛明 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (56)参考文献 特開 平1−282714(JP,A) 特開 平1−158611(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板または基板上に設けた絶縁膜の基準面
    に凹部を形成し、前記凹部に第1コイルのみを作成し、
    前記第1コイルの上方に層間絶縁膜を介して第2コイル
    を作成し、前記第1コイルの一方の端部の上部に前記第
    1コイルの引出線部の一方の端部を接続し且つ前記第1
    コイルの引出線部を前記基準面に作成することを特徴と
    する薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の薄膜磁気ヘッドにおい
    て、 前記第1コイルの引出線部と第2コイルとが、ほぼ同一
    平面上になるように構成することを特徴とする薄膜磁気
    ヘッド。
  3. 【請求項3】基板または基板上に設けた絶縁膜の基準面
    に凹部を形成し、前記凹部に第1コイルと第2コイルを
    層間絶縁膜を介して上下に作成するとともに、前記第1
    コイルの引出線部を前記凹部内に設けることにより、前
    記第1コイルとほぼ同一平面上に、第1コイルの引出線
    部を設けることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】基板または基板上に設けた絶縁膜の基準面
    に凹部を形成し、前記凹部に第1コイルと第2コイルを
    層間絶縁膜を介して上下に作成するとともに、前記第1
    コイルの引出線部を前記凹部内に設けることにより、前
    記第1コイルとほぼ同一平面上に、第1コイルの引出線
    部6bを設け、且つ前記第1コイルの引出線部6b上にさら
    に引出線部を積層して前記第2コイルとほぼ同一平面上
    に第1コイルの引出線部6cを設けることを特徴とする薄
    膜磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれか1つの請求項
    に記載の薄膜磁気ヘッドにおいて、前記第1コイルと第
    2コイルの2層コイルに代えて、コイルを多層コイルに
    することを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
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