JP2746796B2 - ハードウェアシステム試験のi/o管理システムと、そのi/o管理方法 - Google Patents

ハードウェアシステム試験のi/o管理システムと、そのi/o管理方法

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JP2746796B2
JP2746796B2 JP4162562A JP16256292A JP2746796B2 JP 2746796 B2 JP2746796 B2 JP 2746796B2 JP 4162562 A JP4162562 A JP 4162562A JP 16256292 A JP16256292 A JP 16256292A JP 2746796 B2 JP2746796 B2 JP 2746796B2
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chpid
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種のコンピュータシ
ステムにおいて、ハードウェアシステム(DASD等の
I/O装置)を試験するためのテストシステムに利用さ
れる、ハードウェアシステム試験のI/O管理システム
と、そのI/O管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図13〜図15は従来例を示した図であ
り、図13〜図15中、1はCPU(中央処理装置)、
2はチャネル、3はファイル制御装置(FCU)、4は
磁気ディスク装置(DASD)を示す。
【0003】従来のハードウェア(DASD)と、タス
クとの関係を図13に示す。この例は、前記ハードウェ
アシステム(I/O装置)として、磁気ディス装置(D
ASD)を用いた例である。
【0004】すなわち、図13では、ファイル制御装置
(FCU)3と、♯00〜♯03からなる複数台の磁気
ディスク装置4とで、磁気ディスクサブシステムを構成
しており、この磁気ディスクサブシステムに、ホスト側
の2つのチャネル2と、CPU1が接続されている。
【0005】この場合、チャネル2のチャネルパス識別
子(以下「CHPID」と言う)を、一方が0(これを
「CHPID0」で表す)で、他方が1(これを「CH
PID1」で表す)とする。
【0006】また、CPU1には、テストタスク00、
テストタスク01、テストタスク02、テストタスク0
3が設定されている。これらの各テストタスク00,0
1,02,03は、♯00〜♯03からなる複数台の磁
気ディスク装置4に対して、それぞれ、テストプログラ
ムがタスクとして動作する。
【0007】今、例えば、テストタスク00から、リセ
ットチャネルパス(以下「RCHP」と言う)命令の発
行が行われた場合、そのリセットの影響は、同一のCH
PIDに接続されている♯00〜♯03からなる複数台
の磁気ディスク装置4の全てに及ぶ。
【0008】ところで一般的に、I/O命令(入出力命
令)発行処理のうち、機番指定のものは、各命令がある
特定のI/O(入出力)装置を指定して命令が発行され
るため、他のI/O装置には何ら影響を及ぼさない。
【0009】しかし、I/O命令発行処理のうち、上記
のように、CHPID指定のRCHP命令においては、
該CHPIDに関係(接続)したI/O装置全てがその
影響を受け、当該I/O装置個々の内部で、I/O処理
のリセットが実行されてしまう。
【0010】上記各テストタスク00〜03のテストプ
ログラムの構成を図14に示す。従来のテストプログラ
ムは、図14に示したような機能を、1つのタスクとし
て実現していた。
【0011】図示のように、上記テストタスクには、
「I/O命令発行」及び、「I/Oステータス確認」の
2つの機能があり、「I/O命令発行」には、「I/O
機番指定」と、「CHPID指定」とがある。
【0012】そして、「I/O機番指定」には、スター
トサブチャネル(以下「SSCH」と言う)命令発行、
リジュームサブチャネル(以下「RSCH」と言う)命
令発行、フォルトサブチャネル(以下「HSCH」と言
う)命令発行、クリアサブチャネル(以下「CSCH」
と言う)命令発行、とがあり、「CHPID指定」に
は、リセットチャネルパス(以下「RCHP」と言う)
命令発行とがある。
【0013】ここで、「SSCH命令」は、この命令の
実行によって、I/O動作の開始を指示し、チャネルプ
ログラムを実行させる命令、「RSCH命令」は、この
命令の実行によって、停止されているチャネルプログラ
ムの実行を再び開始させる命令、「HSCH命令」は、
この命令の実行によって、作動中のI/O動作があれ
ば、該動作を終了させる命令である。
【0014】また、「CSCH命令」は、この命令の実
行によって、作動中のI/O動作或いは、「HSCH命
令」の実行による動作があれば、該動作を終了させる命
令、「RCHP命令発行」は、この命令の実行によっ
て、指定したチャネルパスに対して、チャネルパスのリ
セットを行わせる命令であり、リセット信号を受け取っ
たチャネルパスに対して、装置で進行中のI/O動作
は、リセットされる。
【0015】ところで、従来、上記のようなハードウェ
アシステムを試験するテストシステムにおいて、テスト
に関係するタスクを管理するタスクコントロールブロッ
ク(以下「TCB」と言う)と、I/O装置を管理する
I/O装置コントロールブロック(以下「UCB」と言
う)とは、基本的に、図15に示した2つの形態であ
る。
【0016】その1つは、図15に示した形態1であ
り、他の1つは、図15に示した形態2である。形態
1は、TCBとUCBが1対1に対応しており、形態2
は、1つのTCBが、複数のUCBと対応している。
【0017】あるタスク(TCB)が任意のCHPID
にリセット命令を発行した場合、その実行は、他のタス
ク(TCB)配下のUCB群にも影響するため、発行し
たことを他のタスク(TCB)に通知してやらなくては
いけない。
【0018】そのためには、タスク間通信(メッセージ
通信)の方法があるが、システムにおいては、通常、複
数タスクが存在するため、時間的な遅れが発生し有効な
情報として、通知されなかった。
【0019】また、CHPIDのリセット実行により、
発生する割り込みは、テストシステムモニタの割り込み
ハンドラで、処理された後、システム配下のタスク(T
CB)にその発生時刻を正確に通知し、I/Oデバイス
のステータス確認に使用するトレース情報とする必要が
ある。
【0020】その後、タスク(TCB)は、その配下の
I/Oデバイス(UCB)にこの情報を通知する必要が
ある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) 上記形態1では、I/Oデバイス(UCB)単位の
管理のため、タスクは、1つのI/Oデバイス(UC
B)しか、この影響を伝えられない。このため、タスク
の数が多くなりやすいこの形態では、TCB間のタスク
間通信は、タスクディスパッチのタイミングや、I/O
割り込み処理等が関係し、同期して各UCBに、この情
報を設定する事は困難である。
【0022】(2) 上記形態2では、1タスク(TCB)
が、複数のI/Oデバイス(UCB)を管理している
が、I/Oデバイス(UCB)によって、接続されてい
るCHPIDが異なる。
【0023】このため、タスク(TCB)は、個々のU
CBがどのCHPIDに接続しているかを1つ1つ識別
すると共に、該タスク(TCB)は、或るCHPIDか
らの影響を、関係するUCBのみに反映させることが必
要である。
【0024】しかし、このようなことは、処理が複雑で
困難である。特に、複数タスクが存在し、タスク間で同
じUCBを共用しているようなケースに至っては、シス
テム全体の処理が複雑になり、実質的には、不可能に近
い。
【0025】本発明は、このような従来の課題を解決
し、複雑なタスク間の通信を不要にして、効率の良いハ
ードウエアシステム試験が実施出来るようにすることを
目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図13〜図15と同じものは、同一
符号で示してある。
【0027】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 (1) I/O(入出力)装置のハードウェアシステム試験
を管理するハードウェアシステム試験のI/O管理シス
テムにおいて、論理制御装置(LCU)単位に、該論理
制御装置(LCU)に属するI/O装置群を管理する論
理制御装置ブロック(LCUB)を持ち、上記論理制御
装置(LCU)に接続するチャネルパス識別子(CHP
ID)単位に、該チャネルパス識別子(CHPID)を
管理するリセットチャネルパスブロック(RCHB)を
持ち、上記両ブロック(LCUB,RCHB)がリンク
関係を持つようにした。
【0028】(2) 構成(1)において、上記各I/O装
置を管理する、I/O装置コントロールブロック(UC
B)を有し、上記論理制御装置(LCU)に属する全I
/O装置のI/O装置コントロールブロック(UCB)
を、上記論理制御装置ブロック(LCUB)内の先頭I
/O装置コントロールブロック(UCB)アドレスと、
I/O装置コントロールブロック(UCB)間リンクポ
インタを用いて、キューイングする構成とした。
【0029】(3) 構成(1)、又は(2)記載のハード
ウェアシステム試験のI/O管理システムにおけるI/
O管理方法において、上記I/O装置のハードウェアシ
ステム試験を行うため、指定したチャネルパスに対し、
チャネルパスのリセットを行わせるリセットチャネルパ
ス(RCHP)命令を発行する際、該リセットチャネル
パス(RCHP)命令の発行を対象とするチャネルパス
識別子(CHPID)を、ハードウェアシステムの全チ
ャネルパス識別子(CHPID)とせずに、論理制御装
置(LCU)に接続しているチャネルパス識別子(CH
PID)のみを交互に変えて発行するようにした。
【0030】(4) 構成(1)、又は(2)記載のハード
ウェアシステム試験のI/O管理システムにおけるI/
O管理方法において、指定したチャネルパスに対して、
チャネルパスのリセットを行わせるリセットチャネルパ
ス(RCHP)命令を発行して、上記I/O装置のハー
ドウェアシステム試験を行う際、I/O装置のトレース
情報(I/O起動情報、I/O割り込み)を、当該I/
O装置が属する論理制御装置(LCU)単位にブロック
化して記録し、かつ、上記リセットチャネルパス(RC
HP)命令のトレース情報(起動情報、割り込み)の
内、当該論理制御装置(LCU)に接続するチャネルパ
ス識別子(CHPID)に対するリセットチャネルパス
(RCHP)命令のトレース情報のみ、該ブロックに記
録して、I/O完了ステータスの確認に使用するように
した。
【0031】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。CHPIDの選択からRCHP命令発行
までのシーケンスの概要は、次の通りである。
【0032】先ず、LCUタスクでは、次の処理を行
う。図1の例では、LCUBには、CHPID=00,
01の2つのパスが接続されているので、選択CHPI
D情報として、所定のデータDを設定する。その後、L
CUタスクからRCHP命令発行タスクに、RCHP命
令の発行を依頼する。
【0033】次に、RCHP命令発行タスクでは、依頼
元のLCUタスクをLCU番号から識別して、例えば、
該LCUBの選択CHPID情報(上記データD)に対
応する同LCUBのCHPIDを選択する。
【0034】その後、RCHP命令タスクにおいて、選
択したCHPIDに対して、RCHP命令を発行する。
以上の各処理を繰り返して行う。また、テスト実行中の
トレース情報は、LCU単位にブロック化して、当該L
CUに属する装置の情報を例えば、CPUのメモリに、
I/O命令起動時、I/O割り込み発生時に、それぞれ
LCUタスク、I/O割り込み処理において記録され
る。
【0035】I/O処理の完了割り込みが発生したか、
タイムアウト(I/O処理の完了割り込みが発生しなか
ったか)になったかのI/Oステータス判定は、I/O
ステータス確認処理がLCU単位にホストのメモリに記
録された時系列的なトレース情報(起動情報、割り込み
情報)から判定する。
【0036】I/Oステータスの確認処理は、次のよう
にして行う。先ず、I/O装置に、テストを実行させ、
RCHP命令を発行させる。そして、このテストが完了
したら、タイムアウトかどうかを判定する。
【0037】その結果、タイムアウトでなければ、I/
O正常終了と判定する。しかし、タイムアウトの場合に
は、当該LCUに接続するパスに対するRCHP命令の
発行がなされていれば、RCHP命令発行によるタイム
アウトと判定する。
【0038】また、RCHP命令の発行がなされていな
ければ、I/O異常によるタイムアウトと判定する。上
記I/Oステータスの確認は、LCU単位にI/Oステ
ータス確認処理で実施する。RCHP命令の発行は、I
/O装置のテスト実行中に実施される。
【0039】なお、任意のCHPIDに対するRCHP
命令が、特定の装置に影響を及ぼすかは、RCHBと、
それにリンクするLCUBによって決まる。例えば、C
HPID01に対するRCHP命令の発行は、このLC
U1の装置群には影響を及ぼさないことは、LCUB
と、RCHBのリンク関係から、保証される(LCU1
のLCUBと、CHPID01のRCHBとの間には、
リンク関係が無いため)。
【0040】上記のように、チャネルパス単位のRCH
Bと、CHPIDグループ単位にLCUBを採用するこ
とにより、従来のような複雑なタスク同士の通信が不要
になる。
【0041】また、チャネルに接続されたI/O装置
(UCB)に、該チャネルに関する情報が時間的に正確
な情報として通達される。従って、チャネルまで含めた
ハードウェアシステム全体の試験が可能になる。
【0042】更に、ハードウェアシステム試験における
I/Oデバイスに影響するチャネルに関係する事象(チ
ャネル・パス・リセット等)に対して、I/Oデバイス
単位に、該事象に関する情報を時系列的に、解析可能な
情報として、記録させることが可能となる。
【0043】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図12は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2〜図12中、図1、図13〜図15と同じもの
は、同一符号で示してある。
【0044】(テストプログラムの構成の説明)・・・
図2参照 この実施例では、図2に示したように、テストプログラ
ムを2つに分離した。その1つは、RCHP命令を発行
する機能を持つRCHPタスクであり、他の1つは、そ
れ以外の機能をLCU単位に実現する論理制御装置(以
下「LCU」と言う)タスクである。
【0045】図示のように、RCHPタスクは、I/O
命令発行機能を有するが、これは、CHPID指定のR
CHP命令発行である。これに対して、LCUタスク
は、I/O命令発行機能と、I/Oステータス確認機能
を有し、該I/O命令発行機能では、I/O機番指定の
SSCH,RSCH,HSCH,CSCHの各命令を発
行する。
【0046】(ハードウェアとタスクの関係の説明)・
・・図3参照 ハードウェア(DASD)とタスクの関係を図3に示
す。図示のように、RCHP命令を発行する処理を、テ
スト全体で1つだけ存在するタスクとし、CHPID単
位にリセットチャネルパスブロック(以下「RCHB」
と言う)を持つ。
【0047】また、LCU単位にRCHP命令発行の処
理以外を、専用のタスクとし、LCU単位に論理制御装
置ブロック(以下「LCUB」と言う)を持つ。RCH
P命令の発行は、RCHBを使用したRCHP命令タス
クが担当し、RCHP命令発行対象となるCHPIDの
選択(排他制御)を実行する。また、RCHP命令発行
により、影響を受けるI/O装置は、該I/O装置が接
続するCHPIDのRCHBと、リンクするLCUBに
識別する。
【0048】なお、図3のLCU2は、CHPID00
と、CHPID01の2パスに接続されているため、こ
の2つから選択する。LCU1は、CHPID00の
み、RCHP命令発行タスクに指定可能となる。
【0049】(RCHB,LCUB,UCBのリンク関
係の説明)・・・図4参照 上記RCHB,LCUB,UCBのリンク関係を図4に
示す。RCHB,LCUB,UCBは、ホストのメモリ
上に展開される。RCHBは、RCHP命令発行対象の
CHPID分だけ存在する。LCUBは、LCUに対応
して、その数分だけ存在する。
【0050】2つの制御ブロックは、リンク関係を持
ち、LCUに接続されているCHPID、すなわち、L
CUBに関係するRCHBが互いにリンクの関係を形成
する。LCU1が、CHPID00のみに接続されてお
り、LCU2がCHPID00、CHPID01の2つ
のパスに接続されているような構成では、制御テーブル
間のリンク関係は、図4のようになる。
【0051】また、UCB(I/O装置コントロールブ
ロック)群は、該I/O装置が属するLCUBに格納さ
れた先頭UCBアドレスから、UCB内リンクポインタ
によりキューを形成する。
【0052】図4では、LCU1に、I/O装置(例え
ば、磁気ディスク装置)♯00から、♯03までと、♯
10から、♯13までの8台が属し、LCU2には、I
/O装置♯20から、♯23までの4台が属する。
【0053】(RCHP命令の発行シーケンス)・・・
図5参照 上記RCHP命令の発行シーケンスは、次の通りであ
る。なお、図の各処理番号は、カッコ内に示す。
【0054】先ず、LCUタスクにおいて、RCHP命
令を発行する(S1)。次に、LCUタスクから、RC
HPタスクに、該CHPIDに対するRCHP命令の発
行を依頼する(S2)。
【0055】その後、RCHPタスクにおいて、該CH
PIDに対して、RCHP命令を発行する(S3)。 (CHPIDの選択シーケンス)・・・図6参照 上記RCHP命令発行対象CHPIDの選択シーケンス
は、次の通りである。なお、図の各処理番号は、カッコ
内に示す。
【0056】RCHP命令を発行するCHPIDの選択
は、LCUタスクで行われる。先ず、LCU内タスクに
おいて、当LCUに、接続されているCHPIDを確認
する(S11)。次に、接続されているCHPID群か
ら1つのCHPIDを選択する。但し、接続されている
CHPIDが1つの場合は、該CHPIDを選択する
(S12)。
【0057】その後、RCHP命令発行タスクに、選択
したCHPIDに対するRCHP命令の発行を依頼する
(S13)。これ以後、次のシーケンスを繰り返して実
行する。
【0058】先ず、接続されているCHPID群から先
に、選択したCHPIDとは異なるCHPIDを選択す
る。但し、接続されているCHPIDが、1つの場合
は、先に選択したCHPIDと同一のものを選択する
(S14)。
【0059】続いて、RCHP命令発行タスクに、選択
したCHPIDに対するRCHP命令の発行を依頼する
(S15)。 (RCHB,LCUBの定義情報の説明)・・・図7参
照 上記RCHB,LCUBの定義情報は、図7に示した通
りである。
【0060】図示のように、RCHBには、RCHBに
固有なCHPIDと、関連LCUBアドレス(関連LC
U数分)LCUBAとが定義されている。また、LCU
Bには、LCU番号(LCUB識別情報)LCUNO
と、接続CHPID情報と、選択CHPID情報とが定
義されている。
【0061】そして、選択CHPID情報には、接続C
HPID(最大8個)の内、1つをポインタとする1バ
イトのチャネルマスクデータ(CHMASK)が格納し
てある。
【0062】(LCUタスクとRCHPタスクの関係の
説明)・・・図8参照 LCUが、CHPID00とCHPID01の2つに接
続されているハードウェア構成では、RCHB、LCU
Bは、図8に示したように、メモリ上に展開される
(初期状態)。
【0063】LCUタスクと、RCHPタスクは、RC
HB、LCUBを共通に使用し、図8のように通信し
て、RCHP命令を発行する(CHPID=00発行依
頼)。
【0064】例えば、LCUタスクが、LCUBのチ
ャネルマスクデータ「CHMASK」を「80」(16
進数)に設定し、RCHPタスクにRCHB命令の発
行を依頼すると、RCHPタスクは、依頼元LCUの
LCUBの「CHMASK」を調べ、それに対応するC
HPIDを獲得し、該CHPIDに対して、RCHP
命令を発行する。
【0065】(CHPIDの選択からRCHP命令発行
までのシーケンス)・・・図9参照 上記CHPIDの選択からRCHP命令発行までのシー
ケンスは、図9に示した通りである。なお、図9の各処
理番号は、カッコ内に示す。
【0066】先ず、LCUタスクでは、次の処理を行
う。LCUBには、CHPID=00,01の2つのパ
スが接続されているので、選択CHPID情報1バイト
には、「80」(16進数)を設定する(S21)。
【0067】その後、LCUタスクからRCHP命令発
行タスクに、RCHP命令の発行を依頼する(S2
2)。次に、RCHP命令発行タスクでは、次の処理を
行う。依頼元のLCUタスクをLCU番号から識別し
て、該LCUBの選択CHPID情報の0×80に対応
する同LCUBのCHPIDの00を選択する(S2
3)。
【0068】その後、RCHP命令タスクにおいて、選
択したCHPIDに対して、RCHP命令を発行する
(S24)。続いて、LCUタスクでは、次の処理を行
う。LCUBには、CHPID=00,01の2つのパ
スが接続されているので、選択CHPID情報1バイト
には、「40」(16進数)を設定する(S25)。そ
の後、LCUタスクから、RCHP命令発行タスクに、
RCHP命令の発行を依頼する(S26)。
【0069】次に、RCHP命令発行タスクでは、次の
処理を行う。依頼元のLCUタスクをLCU番号から識
別して、該LCUBの選択CHPID情報の0×40に
対応する同LCUBのCHPIDの01を選択する(S
27)。
【0070】その後、RCHP命令タスクにおいて、選
択したCHPIDに対して、RCHP命令を発行する
(S28)。以上の各処理(S21乃至S28の処理)
を繰り返して行う。
【0071】(トレース情報と、ステータス確認の説
明)・・・図10、図11参照 トレース情報と、ステータス確認の説明図を図10に示
し、I/Oステータス確認処理フローチャートを図11
に示す。なお、図11の各処理番号は、カッコ内に示
す。
【0072】図10に示したように、テスト実行中のト
レース情報は、LCU単位にブロック化して、当該LC
Uに属する装置の情報をホストのメモリに、I/O命令
起動時、I/O割り込み発生時に、それぞれLCUタス
ク、I/O割り込み処理において記録される。
【0073】I/O処理の完了割り込みが発生したか、
タイムアウト(I/O処理の完了割り込みが発生しなか
ったか)になったかのI/Oステータス判定は、I/O
ステータス確認処理がLCU単位にホストのメモリに記
録された時系列的なトレース情報(起動情報、割り込み
情報)から判定する。
【0074】I/Oステータスの確認処理は、図11の
ようにして行う。先ず、I/O装置に、テストを実行さ
せ(S31)、RCHP命令を発行させる(S32)。
そして、このテストが完了したら(S33)、タイムア
ウトかどうかを判定する(S34)。
【0075】その結果、タイムアウトでなければ、I/
O正常終了と判定する(S36)。しかし、タイムアウ
トの場合には、当該LCUに接続するパスに対するRC
HP命令の発行がなされていれば(S35)、RCHP
命令発行によるタイムアウトと判定する(S37)。
【0076】また、RCHP命令の発行がなされていな
ければ、I/O異常によるタイムアウトと判定する(S
38)。上記I/Oステータスの確認は、LCU単位に
I/Oステータス確認処理が実施する。RCHP命令の
発行は、SSCH命令、RSCH命令、HSCH命令、
及び、CSCH命令によるI/O装置のテスト実行中に
実施される。
【0077】任意のCHPIDに対するRCHP命令
が、特定の装置に影響を及ぼすか(すなわち、RCHP
命令の発行のため、タイムアウトになる可能性を持つ
か)は、RCHBと、それにリンクするLCUBによっ
て決まる。
【0078】CHPID01に対するRCHP命令の発
行は、このLCU1の装置群には影響を及ぼさないこと
は、LCUBと、RCHBのリンク関係から、保証され
る(LCU1のLCUBと、CHPID01のRCHB
との間には、リンク関係が無いため)。
【0079】従って、LCU1において、CHPID0
0のRCHP命令の発行がなく、トレース情報に起動情
報はあるが、完了割り込みが無い装置については、RC
HP命令の影響によるタイムアウトとして判定処理出来
ない。
【0080】CHPID01のRCHP命令の発行だけ
がLCU1に属する装置♯01、装置♯03、にRCH
P命令の影響によるタイムアウトとして判定処理され
る。先のLCU単位のトレース情報から、装置単位に次
の事が分かる。
【0081】装置♯00:起動があり、完了割り込み
が発生してから、接続されているCHPID00に、R
CHP命令の発行があった。 装置♯01:起動があり、完了割り込みが発生する前
に、接続されているCHPID00にRCHP命令の発
行があった。完了割り込みは、発生しなかった。
【0082】装置♯02:起動があり、完了割り込み
が発生する前に、接続されているCHPID00にRC
HP命令の発行があった。しかし、割り込みがその後で
発生した。
【0083】装置♯03:RCHP命令の発行と、R
CHP命令の割り込みの間で起動された。完了割り込み
は、発生しなかった。 (LCUB−UCBキューイングによるテスト処理)・
・・図12参照 LCUB−UCBキューイングによるテスト処理の説明
図を図12に示す。図12は、I/O動作開始命令
(SSCH)発行の説明図、図12は、I/Oリセッ
ト系命令(HSCH命令)発行の説明図である。
【0084】LCUに属する全I/O装置のUCBを、
LCUB内の先頭UCBアドレスと、UCB間リンクポ
インタを用いて、キューイングすることにより、I/O
動作開始命令(SSCH命令)を順番に発行して、LC
U単位に、I/O装置毎に、異なるI/O動作進行状態
を作ることが出来る。
【0085】そして、これに対して、I/Oリセット系
命令(HSCH命令、CSCH命令、RCHP命令)を
発行して、異なったI/OタイミングにおけるI/O動
作のリセット処理のテストが実施可能となる。
【0086】
【他の実施例】以上実施例について説明したが、本発明
は次のようにしても実施可能である。 (1) 磁気ディスク装置に限らず、他の同様なI/O装置
のハードウエア試験に適用出来る。
【0087】(2) CHPIDの数が更に多くなっても、
上記実施例と同様に実施出来る。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) チャネルパス単位のRCHBと、CHPIDグルー
プ単位にI/Oデバイス群を管理するLCUBを採用す
ることにより、従来のような複雑なタスク同士の通信が
不要になる。
【0089】また、チャネルに接続されたI/Oデバイ
ス(UCB)に該チャネルに関する情報が時間的に正確
な情報として通達される。従って、チャネルまで含めた
ハードウェアシステム全体の試験が可能になる。
【0090】(2) ハードウェアシステム試験におけるI
/Oデバイスに影響するチャネルに関係する事象(チャ
ネル・パス・リセット等)に対して、I/Oデバイス単
位に、該事象に関する情報を時系列的に、解析可能な情
報として、記録させることが可能となる。
【0091】これによって、該事象の発系により、テス
トを完了したI/Oデバイスステータスを確認した結
果、その妥当性が保証される。 (3) チャネルと、I/Oデバイス制御装置間の接続関係
のグループ単位(LCU)にテストを実行させることに
より、チャネルからの影響を、一括して管理(LCU
B)することが出来、I/Oデバイス(UCB)に対す
る処理、操作が容易に行える。
【0092】(4) I/Oデバイス(UCB)に記録され
たチャネルに関する事象の情報により、その後のI/O
命令の実行の有効/無効が判断可能となり、効率的なテ
ストロジックを作成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例におけるテストプログラムの構
成を示した図である。
【図3】本発明の実施例におけるハードウェアとタスク
との関係を示した図である。
【図4】本発明の実施例におけるRCHB,LCUB,
UCBのリンク関係を示した図である。
【図5】本発明の実施例におけるRCHP命令の発行シ
ーケンスである。
【図6】本発明の実施例におけるCHPIDの選択シー
ケンスである。
【図7】本発明の実施例におけるRCHB,LCUB定
義情報の説明図である。
【図8】本発明の実施例におけるLCUタスクとRCH
Pタスクの関係を示した図である。
【図9】本発明の実施例におけるCHPIDの選択から
RCHP命令までのシーケンスである。
【図10】本発明の実施例におけるトレース情報とステ
ータス確認の説明図である。
【図11】本発明の実施例におけるI/Oステータス確
認処理フローチャートである。
【図12】本発明の実施例におけるLCUB−UCBキ
ューイングによる処理の説明図である。
【図13】従来のハードウエア(DASD)とタスクと
の関係を示した図である。
【図14】従来のテストプログラムの構成図である。
【図15】従来のTCBとUCBの形態説明図である。
【符号の説明】
LCU(LCU1,LCU2)・・・論理制御装置 CHPID(CHPID00,CHPID01)・・・
チャネルパス識別子 RCHP・・・リセットチャネルパス

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 I/O(入出力)装置のハードウェアシ
    ステム試験を管理するハードウェアシステム試験のI/
    O管理システムにおいて、 論理制御装置(LCU)単位に、該論理制御装置(LC
    U)に属するI/O装置群を管理する論理制御装置ブロ
    ック(LCUB)を持ち、 上記論理制御装置(LCU)に接続するチャネルパス識
    別子(CHPID)単位に、該チャネルパス識別子(C
    HPID)を管理するリセットチャネルパスブロック
    (RCHB)を持ち、 上記両ブロック(LCUB,RCHB)がリンク関係を
    持つことを特徴としたハードウェアシステム試験のI/
    O管理システム。
  2. 【請求項2】 上記各I/O装置を管理する、I/O装
    置コントロールブロック(UCB)を有し、 上記論理制御装置(LCU)に属する全I/O装置のI
    /O装置コントロールブロック(UCB)を、 上記論理制御装置ブロック(LCUB)内の先頭I/O
    装置コントロールブロック(UCB)アドレスと、 I/O装置コントロールブロック(UCB)間リンクポ
    インタを用いて、キューイングする構成としたことを特
    徴とする請求項1記載のハードウェアシステム試験のI
    /O管理システム。
  3. 【請求項3】 上記I/O装置のハードウェアシステム
    試験を行うため、指定したチャネルパスに対し、チャネ
    ルパスのリセットを行わせるリセットチャネルパス(R
    CHP)命令を発行する際、 該リセットチャネルパス(RCHP)命令の発行を対象
    とするチャネルパス識別子(CHPID)を、 ハードウェアシステムの全チャネルパス識別子(CHP
    ID)とせずに、 論理制御装置(LCU)に接続しているチャネルパス識
    別子(CHPID)のみを交互に変えて発行することを
    特徴とした請求項1又は2記載のハードウェアシステム
    試験のI/O管理システムにおけるI/O管理方法。
  4. 【請求項4】 指定したチャネルパスに対して、チャネ
    ルパスのリセットを行わせるリセットチャネルパス(R
    CHP)命令を発行して、上記I/O装置のハードウェ
    アシステム試験を行う際、 I/O装置のトレース情報(I/O起動情報、I/O割
    り込み)を、当該I/O装置が属する論理制御装置(L
    CU)単位にブロック化して記録し、 かつ、上記リセットチャネルパス(RCHP)命令のト
    レース情報(起動情報、割り込み)の内、 当該論理制御装置(LCU)に接続するチャネルパス識
    別子(CHPID)に対するリセットチャネルパス(R
    CHP)命令のトレース情報のみ、該ブロックに記録し
    て、 I/O完了ステータスの確認に使用することを特徴とし
    た請求項1又は2記載のハードウェアシステム試験のI
    /O管理システムにおけるI/O管理方法。
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