JP2692477B2 - 入出力装置のステータス確認方法 - Google Patents
入出力装置のステータス確認方法Info
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【産業上の利用分野】本発明は、チャネル・パスリセッ
ト(RCHP)命令発行時の、入出力装置のステータスを確認
する方法に関する。複数個のチャネル・パスを介して、
それぞれのチャネル・パスに複数個の入出力装置(I/O)
が接続されている計算機システムにおいて、中央処理装
置(CPU) がチャネル・パスリセット(RCHP)命令を発行し
たときの、各入出力装置(I/O) のステータスをテストす
る場合、各チャネル・パスには、複数個の入出力装置が
接続されている為、例えば、ある入出力装置(I/O) をテ
ストするテストプログラム(テストタスク)が、単独
で、上記チャネル・パスリセット(RCHP)命令を発行する
と、該テストプログラムに関係のない入出力装置(I/O)
に影響がでる問題がある。又、各テストプログラム(テ
ストタスク)で連携して、当該計算機システムの全ての
チャネル・パスを選択しながら、該チャネル・パスリセ
ット(RCHP)命令を発行するようにすると、該チャネル・
パスリセット(RCHP)命令の排他制御を行う関係で、複数
個のテストプログラム(テストタスク)間での通信が必
要となり、制御が複雑となる等の問題がある。このよう
なことから、任意に、チャネル・パスリセット(RCHP)命
令を発行しながら、効率よく、入出力装置(I/O) をテス
トする方法が要求される。
ト(RCHP)命令発行時の、入出力装置のステータスを確認
する方法に関する。複数個のチャネル・パスを介して、
それぞれのチャネル・パスに複数個の入出力装置(I/O)
が接続されている計算機システムにおいて、中央処理装
置(CPU) がチャネル・パスリセット(RCHP)命令を発行し
たときの、各入出力装置(I/O) のステータスをテストす
る場合、各チャネル・パスには、複数個の入出力装置が
接続されている為、例えば、ある入出力装置(I/O) をテ
ストするテストプログラム(テストタスク)が、単独
で、上記チャネル・パスリセット(RCHP)命令を発行する
と、該テストプログラムに関係のない入出力装置(I/O)
に影響がでる問題がある。又、各テストプログラム(テ
ストタスク)で連携して、当該計算機システムの全ての
チャネル・パスを選択しながら、該チャネル・パスリセ
ット(RCHP)命令を発行するようにすると、該チャネル・
パスリセット(RCHP)命令の排他制御を行う関係で、複数
個のテストプログラム(テストタスク)間での通信が必
要となり、制御が複雑となる等の問題がある。このよう
なことから、任意に、チャネル・パスリセット(RCHP)命
令を発行しながら、効率よく、入出力装置(I/O) をテス
トする方法が要求される。
【従来の技術】図10, 図11は、従来の入出力装置の
ステータスの確認方法を説明する図であり、図10は、
計算機システムの構成例を示し、図11は、従来の入出
力装置(I/O) のテスト方法を説明する図である。図10
において、各入出力装置(I/O) 6 は、チャネル処理装置
(CHP) 3 の配下にあるチャネル装置(CH) 4に、入出力制
御装置(IOC) 5 を介して接続されており、中央処理装置
(CPU) 1 が入出力命令を発行することにより、チャネル
処理装置(CHP) 3,チャネル装置(CH) 4が自律的に、該入
出力命令を解読して、必要なコマンド (リード/ライト
/センスコマンド)を、チャネル・パス 40,入出力制御
装置(IOC) 5 を介して、対応する入出力装置(I/O) 6 に
発行して、各入出力装置(I/O) 6 を制御する。本発明に
関連するチャネル・パスリセット(RCHP)命令は、該チャ
ネル・パスリセット(RCHP)命令が指示するチャネル・パ
ス識別子(CHPID) に対応したチャネル・パス 40 配下の
入出力制御装置(IOC) 5,入出力装置(I/O) 6 のステータ
スをクリアする。又、該計算機システムに接続されてい
る任意の入出力装置(I/O) 6 をテストするのに、従来方
法においては、図11に示した構造のテストプログラム
A〜aが用意され、中央処理装置(CPU) 1 が、それぞ
れのテストプログラムA〜aを実行することにより、
対応する入出力装置(I/O) 6 をテストする。ここで、こ
のテストプログラムA〜aにおいて、入出力制御装置
(IOC) 5,入出力装置(I/O) 6 のハードウェア動作を中断
するチャネル・パスリセット(RCHP)命令を実行すること
がある。従来、ハードウェア動作を中断するチャネル・
パスリセット命令(以下、RCHP命令という)のテス
トにおいては、上記複数個のテストプログラムA〜a
が動作し、それぞれのテストプログラムA〜aにおい
て、単独で、任意のチャネル・パス識別子(以下、CH
PIDという)に対して、上記RCHP命令を発行する
か,又は、上記テストプログラムA〜a群で連携し
て、システムの全てのCHPIDのチャネル・パス 40
を選択,制御しながらRCHP命令を発行するようにし
て実施してきた。
ステータスの確認方法を説明する図であり、図10は、
計算機システムの構成例を示し、図11は、従来の入出
力装置(I/O) のテスト方法を説明する図である。図10
において、各入出力装置(I/O) 6 は、チャネル処理装置
(CHP) 3 の配下にあるチャネル装置(CH) 4に、入出力制
御装置(IOC) 5 を介して接続されており、中央処理装置
(CPU) 1 が入出力命令を発行することにより、チャネル
処理装置(CHP) 3,チャネル装置(CH) 4が自律的に、該入
出力命令を解読して、必要なコマンド (リード/ライト
/センスコマンド)を、チャネル・パス 40,入出力制御
装置(IOC) 5 を介して、対応する入出力装置(I/O) 6 に
発行して、各入出力装置(I/O) 6 を制御する。本発明に
関連するチャネル・パスリセット(RCHP)命令は、該チャ
ネル・パスリセット(RCHP)命令が指示するチャネル・パ
ス識別子(CHPID) に対応したチャネル・パス 40 配下の
入出力制御装置(IOC) 5,入出力装置(I/O) 6 のステータ
スをクリアする。又、該計算機システムに接続されてい
る任意の入出力装置(I/O) 6 をテストするのに、従来方
法においては、図11に示した構造のテストプログラム
A〜aが用意され、中央処理装置(CPU) 1 が、それぞ
れのテストプログラムA〜aを実行することにより、
対応する入出力装置(I/O) 6 をテストする。ここで、こ
のテストプログラムA〜aにおいて、入出力制御装置
(IOC) 5,入出力装置(I/O) 6 のハードウェア動作を中断
するチャネル・パスリセット(RCHP)命令を実行すること
がある。従来、ハードウェア動作を中断するチャネル・
パスリセット命令(以下、RCHP命令という)のテス
トにおいては、上記複数個のテストプログラムA〜a
が動作し、それぞれのテストプログラムA〜aにおい
て、単独で、任意のチャネル・パス識別子(以下、CH
PIDという)に対して、上記RCHP命令を発行する
か,又は、上記テストプログラムA〜a群で連携し
て、システムの全てのCHPIDのチャネル・パス 40
を選択,制御しながらRCHP命令を発行するようにし
て実施してきた。
【発明が解決しようとする課題】前者の、テストプログ
ラムA〜a単独で、任意のチャネル・パス識別子(以
下、CHPIDという)に対して、上記RCHP命令を
発行する方法では、単独で任意のCHPIDに対して、
該RCHP命令を発行するため、該CHPIDに接続さ
れているリセット処理の影響を受ける入出力装置(I/O)
6 の完了動作の妥当性を確認することが困難であるとい
う問題がある。即ち、リセットが何時, どのCHPID
に対して発行されたのかは、該RCHP命令を発行した
テストプログラムAa以外では認識できない。通常、
該テストプログラムAaで該RCHP命令を発行する
と、入出力装置(I/O)(#1) 6 からの「デバイスエンド」
割り込みが得られなくなるが、他の入出力装置(I/O)(#
2, 〜) 6 に対してもリセット処理が実施される。従っ
て、別のテストプログラムB〜aでは、入出力装置(I
/O)(#2, 〜) 6 自身のエラーで、該「デバイスエンド」
割り込みが得られないのか、上記他のテストプログラム
A〜aが発行したRCHP命令の実行結果として得ら
れないのかが判断できない。又、後者の上記テストプロ
グラムA〜a群で連携して、システムの全てのCHP
IDを選択,制御しながらRCHP命令を発行する方法
では、複数のテストプログラムA〜a間ので通信で、
該RCHP命令の発行の排他制御が必要なため、制御が
複雑になり、テストシステム全体における処理のオーバ
ヘッドが大きくなり、そのため効率的なテストが実施で
きないという問題があった。本発明は上記従来の欠点に
鑑み、複数個のチャネル・パスを介して、それぞれのチ
ャネル・パスに複数個の入出力装置(I/O) が接続されて
いる計算機システムにおいて、チャネル・パスリセット
命令(RCHP命令)発行時の、入出力装置(I/O) の完
了動作の妥当性を効率よくテストする方法を提供するこ
とを目的とするものである。
ラムA〜a単独で、任意のチャネル・パス識別子(以
下、CHPIDという)に対して、上記RCHP命令を
発行する方法では、単独で任意のCHPIDに対して、
該RCHP命令を発行するため、該CHPIDに接続さ
れているリセット処理の影響を受ける入出力装置(I/O)
6 の完了動作の妥当性を確認することが困難であるとい
う問題がある。即ち、リセットが何時, どのCHPID
に対して発行されたのかは、該RCHP命令を発行した
テストプログラムAa以外では認識できない。通常、
該テストプログラムAaで該RCHP命令を発行する
と、入出力装置(I/O)(#1) 6 からの「デバイスエンド」
割り込みが得られなくなるが、他の入出力装置(I/O)(#
2, 〜) 6 に対してもリセット処理が実施される。従っ
て、別のテストプログラムB〜aでは、入出力装置(I
/O)(#2, 〜) 6 自身のエラーで、該「デバイスエンド」
割り込みが得られないのか、上記他のテストプログラム
A〜aが発行したRCHP命令の実行結果として得ら
れないのかが判断できない。又、後者の上記テストプロ
グラムA〜a群で連携して、システムの全てのCHP
IDを選択,制御しながらRCHP命令を発行する方法
では、複数のテストプログラムA〜a間ので通信で、
該RCHP命令の発行の排他制御が必要なため、制御が
複雑になり、テストシステム全体における処理のオーバ
ヘッドが大きくなり、そのため効率的なテストが実施で
きないという問題があった。本発明は上記従来の欠点に
鑑み、複数個のチャネル・パスを介して、それぞれのチ
ャネル・パスに複数個の入出力装置(I/O) が接続されて
いる計算機システムにおいて、チャネル・パスリセット
命令(RCHP命令)発行時の、入出力装置(I/O) の完
了動作の妥当性を効率よくテストする方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成図である。上記の問題点は下記の如くに構成された入
出力装置のステータス確認方法によって解決される。複
数個のチャネル・パス 40 を介して、それぞれのチャネ
ル・パス 40 に複数個の入出力装置(I/O) 6 が接続され
ている計算機システムにおいて、中央処理装置(CPU) 1
がチャネル・パスリセット(RCHP)命令を発行したとき
の、各入出力装置(I/O) 6 のステータスを確認する方法
であって、所定のチャネル(CH) 4と, 所定の入出力制御
装置(IOC) 5 の組で論理制御装置(LCU) 7 を構成し、該
論理制御装置(LCU) 7 をテスト単位とし、各論理制御装
置(LCU) 7 に対して、他の論理制御装置(LCU) 7 とは独
立して、入出力処理完了状態確認処理タスク, エラー
処理タスク, エラー回復処理タスク, 入出力命令起動処
理タスクからなるLCUテストタスクを割当てる共
に、各LCUテストタスクからチャネル・パスリセッ
ト(RCHP)タスクを分離してシステムで唯一つのリセット
タスクを設け、各入出力装置(I/O) 6 のステータスバ
イト 60,61, 入出力命令発行時の入出力装置起動情報 6
2,チャネル・パスリセット命令(RCHP)の発行情報 63 に
発生日時(TOD) を付加し、上記LCUテストタスク,
リセットタスクの実行に対応して生成, 更新されてい
る、上記各入出力装置(I/O) 6 のステータスバイト 60,
61, 入出力命令発行時の入出力装置起動情報 62,チャネ
ル・パスリセット命令(RCHP)の発行情報 63 を、上記論
理制御装置(LCU) 7 単位の入出力処理完了状態確認処理
タスクで、時系列にトレースして、該チャネル・パス
リセット(RCHP)命令発行時の個々の入出力装置(I/O) 6
のステータスの妥当性を、該論理制御装置(LCU) 7 単位
で確認するように構成する。
成図である。上記の問題点は下記の如くに構成された入
出力装置のステータス確認方法によって解決される。複
数個のチャネル・パス 40 を介して、それぞれのチャネ
ル・パス 40 に複数個の入出力装置(I/O) 6 が接続され
ている計算機システムにおいて、中央処理装置(CPU) 1
がチャネル・パスリセット(RCHP)命令を発行したとき
の、各入出力装置(I/O) 6 のステータスを確認する方法
であって、所定のチャネル(CH) 4と, 所定の入出力制御
装置(IOC) 5 の組で論理制御装置(LCU) 7 を構成し、該
論理制御装置(LCU) 7 をテスト単位とし、各論理制御装
置(LCU) 7 に対して、他の論理制御装置(LCU) 7 とは独
立して、入出力処理完了状態確認処理タスク, エラー
処理タスク, エラー回復処理タスク, 入出力命令起動処
理タスクからなるLCUテストタスクを割当てる共
に、各LCUテストタスクからチャネル・パスリセッ
ト(RCHP)タスクを分離してシステムで唯一つのリセット
タスクを設け、各入出力装置(I/O) 6 のステータスバ
イト 60,61, 入出力命令発行時の入出力装置起動情報 6
2,チャネル・パスリセット命令(RCHP)の発行情報 63 に
発生日時(TOD) を付加し、上記LCUテストタスク,
リセットタスクの実行に対応して生成, 更新されてい
る、上記各入出力装置(I/O) 6 のステータスバイト 60,
61, 入出力命令発行時の入出力装置起動情報 62,チャネ
ル・パスリセット命令(RCHP)の発行情報 63 を、上記論
理制御装置(LCU) 7 単位の入出力処理完了状態確認処理
タスクで、時系列にトレースして、該チャネル・パス
リセット(RCHP)命令発行時の個々の入出力装置(I/O) 6
のステータスの妥当性を、該論理制御装置(LCU) 7 単位
で確認するように構成する。
【作用】即ち、本発明においては、所定のチャネル(CH)
4と, 所定の入出力制御装置(IOC) 5 の組で論理制御装
置(LCU)(以下、LCUということがある)7 を構成し、
該論理制御装置(LCU) 7 を単位として実行されるテスト
プログラム、即ち、LCU(1) 〜(n) テストタスクか
ら、チャネル・パスリセット(RCHP)命令を実行す
る処理 (RCHPタスク) を分離して、テストシステムにお
いて唯一存在するリセットタスク(RCHPタスク)
とする。そして、あるLCU(1) 〜(n) 7 に対して、他
のLCU(2) 〜7 とは独立に、LCU(1) 〜(n) テスト
タスクを割り当てる。該LCU(1) 〜7 に割り当てる
テストプログラム群、即ち、上記LCU(1) 〜(n) テス
トタスクを、複数の入出力命令起動処理タスク, 入
出力処理完了状態確認処理タスク, および、エラー処
理タスク,エラー回復 (ERP) 処理タスクで構成し、
実行させる。上記RCHPタスクは、図1の例では、
例えば、CH00に対するチャネル・パスリセット(RCH
P)命令発行の依頼をLCU(1) 7 のLCU(1) テストタ
スクから受け付ける。LCU(1) 7 に属する入出力装
置(I/O) 6 については、該LCU(1) 7 専用のテストタ
スク群がテストを実施する。同様に、LCU(2) 7 に
属する入出力装置についてはLCU(2) 専用のテストタ
スク群がテストを実施する。従って、チャネル・パス
40 の一元管理が可能となり、LCU(1) 〜(n) 7 をテ
スト単位とした、LCU(1) 〜テストタスク間の、上
記RCHP命令の競合がなくなる。さらに、本発明にお
いては、該チャネル・パスリセットの影響を受ける入出
力装置(I/O) 6 群のステータスを確認するための入出力
処理完了状態確認処理タスクを、該LCU(1) 〜テス
トタスク中の入出力命令起動処理タスクから分離し
て、テスト単位であるLCU(1) 〜 7の単位に設ける。
そして、本発明においては、後述の図8に示したあるよ
うに、各入出力装置(I/O) 6 のステータスバイト 60,6
1, 及び、入出力命令を発行したときの入出力装置起動
情報 62,チャネル・パスリセット(RCHP)命令の発行/完
了情報 63 に発生日時(TOD) を付加し、上記LCU単位
の各LCU(1) 〜テストタスク, リセットタスクの
実行に対応して生成,更新されている上記発生日時(TO
D) 付きの各入出力装置(I/O) 6 のステータスバイト 6
0,61, 入出力装置起動情報 62,チャネル・パスリセット
命令(RCHP)発行/完了情報 63 を、上記入出力命令起動
処理タスクとは独立した、該LCU単位の入出力処理
完了状態確認処理タスクで、LCU単位で時系列でト
レースして、該チャネル・パスリセット(RCHP)命令を発
行した時の個々の入出力装置(I/O) 6 のステータスの妥
当性を確認する。該トレース情報は、後述の図9に示し
てあるように、LCU(1) 〜7 を単位とした、複数個の
入出力命令起動処理タスク, 及び、システムに唯一つ
のリセットタスクが実行された時の、各入出力装置(I
/O) 6 に対する入出力命令の起動情報 62,RCHP命令
の発行/完了情報 63,各入出力装置の割り込みステータ
スバイト 61,終了ステータスバイト 60 が、発生日時
(TOD)と共に生成されている情報を、上記各LCU(1)
〜(n) テストタスク内の入出力処理完了状態確認処理
タスクが、該LCU(1) 〜7 単位に、時系列的にトレ
ースしたものであるので、該RCHP命令が、入出力装
置(I/O) 6 の動作中のいつの時点で発行されたかを、該
LCU(1) 〜7 単位に判定することで、各入出力装置(I
/O) 6 の完了状態について、RCHP命令により強制終
了させられたのか、入出力命令による試験の入出力動作
の期待した終了であるのかの切り分けが、該LCU(1)
〜7 単位で可能となり、システム全体で切り分けるより
容易になる効果がある。又、該LCU単位で試験ができ
るので、他のLCUでは、通常のジョブを続行すること
ができ、一般ジョブの稼働率を向上させながら、該RC
HP命令による影響を確認することきができる。
4と, 所定の入出力制御装置(IOC) 5 の組で論理制御装
置(LCU)(以下、LCUということがある)7 を構成し、
該論理制御装置(LCU) 7 を単位として実行されるテスト
プログラム、即ち、LCU(1) 〜(n) テストタスクか
ら、チャネル・パスリセット(RCHP)命令を実行す
る処理 (RCHPタスク) を分離して、テストシステムにお
いて唯一存在するリセットタスク(RCHPタスク)
とする。そして、あるLCU(1) 〜(n) 7 に対して、他
のLCU(2) 〜7 とは独立に、LCU(1) 〜(n) テスト
タスクを割り当てる。該LCU(1) 〜7 に割り当てる
テストプログラム群、即ち、上記LCU(1) 〜(n) テス
トタスクを、複数の入出力命令起動処理タスク, 入
出力処理完了状態確認処理タスク, および、エラー処
理タスク,エラー回復 (ERP) 処理タスクで構成し、
実行させる。上記RCHPタスクは、図1の例では、
例えば、CH00に対するチャネル・パスリセット(RCH
P)命令発行の依頼をLCU(1) 7 のLCU(1) テストタ
スクから受け付ける。LCU(1) 7 に属する入出力装
置(I/O) 6 については、該LCU(1) 7 専用のテストタ
スク群がテストを実施する。同様に、LCU(2) 7 に
属する入出力装置についてはLCU(2) 専用のテストタ
スク群がテストを実施する。従って、チャネル・パス
40 の一元管理が可能となり、LCU(1) 〜(n) 7 をテ
スト単位とした、LCU(1) 〜テストタスク間の、上
記RCHP命令の競合がなくなる。さらに、本発明にお
いては、該チャネル・パスリセットの影響を受ける入出
力装置(I/O) 6 群のステータスを確認するための入出力
処理完了状態確認処理タスクを、該LCU(1) 〜テス
トタスク中の入出力命令起動処理タスクから分離し
て、テスト単位であるLCU(1) 〜 7の単位に設ける。
そして、本発明においては、後述の図8に示したあるよ
うに、各入出力装置(I/O) 6 のステータスバイト 60,6
1, 及び、入出力命令を発行したときの入出力装置起動
情報 62,チャネル・パスリセット(RCHP)命令の発行/完
了情報 63 に発生日時(TOD) を付加し、上記LCU単位
の各LCU(1) 〜テストタスク, リセットタスクの
実行に対応して生成,更新されている上記発生日時(TO
D) 付きの各入出力装置(I/O) 6 のステータスバイト 6
0,61, 入出力装置起動情報 62,チャネル・パスリセット
命令(RCHP)発行/完了情報 63 を、上記入出力命令起動
処理タスクとは独立した、該LCU単位の入出力処理
完了状態確認処理タスクで、LCU単位で時系列でト
レースして、該チャネル・パスリセット(RCHP)命令を発
行した時の個々の入出力装置(I/O) 6 のステータスの妥
当性を確認する。該トレース情報は、後述の図9に示し
てあるように、LCU(1) 〜7 を単位とした、複数個の
入出力命令起動処理タスク, 及び、システムに唯一つ
のリセットタスクが実行された時の、各入出力装置(I
/O) 6 に対する入出力命令の起動情報 62,RCHP命令
の発行/完了情報 63,各入出力装置の割り込みステータ
スバイト 61,終了ステータスバイト 60 が、発生日時
(TOD)と共に生成されている情報を、上記各LCU(1)
〜(n) テストタスク内の入出力処理完了状態確認処理
タスクが、該LCU(1) 〜7 単位に、時系列的にトレ
ースしたものであるので、該RCHP命令が、入出力装
置(I/O) 6 の動作中のいつの時点で発行されたかを、該
LCU(1) 〜7 単位に判定することで、各入出力装置(I
/O) 6 の完了状態について、RCHP命令により強制終
了させられたのか、入出力命令による試験の入出力動作
の期待した終了であるのかの切り分けが、該LCU(1)
〜7 単位で可能となり、システム全体で切り分けるより
容易になる効果がある。又、該LCU単位で試験ができ
るので、他のLCUでは、通常のジョブを続行すること
ができ、一般ジョブの稼働率を向上させながら、該RC
HP命令による影響を確認することきができる。
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図1は、本発明の原理構成図であり、図2〜
図9は、本発明の一実施例を示した図であり、図2はハ
ードウェアシステムの構成例を示し、図3,図4は、L
CUテストタスクの構成例を示し、図5,図6は、RC
HPタスクの実行例を示し、図7は、入出力処理完了状
態確認処理タスクによるトレースの実行例を示し、図
8はトレーステーブルの一例を示し、図9は入出力処理
完了状態確認処理タスクによるLCU単位でのトレー
ステーブルのトレース動作の例を示している。本発明に
おいては、複数個のチャネル・パス 40 を介して、それ
ぞれのチャネル・パス 40 に複数個の入出力装置(I/O)
6 が接続されている計算機システムにおいて、中央処理
装置(CPU) 1 がチャネル・パスリセット(RCHP)命令を発
行したときの、各入出力装置(I/O) 6 のステータスを確
認するのに、所定のチャネル(CH) 4と, 所定の入出力制
御装置(IOC) 5 の組で論理制御装置(LCU) 7 を構成し、
該論理制御装置(LCU) 7 をテスト単位とし、各論理制御
装置(LCU) 7 に対して、他の論理制御装置(LCU) 7 とは
独立して、入出力処理完了状態確認処理タスク, エラ
ー処理タスク, エラー回復処理タスク, 入出力命令起動
処理タスクからなるLCUテストタスクを割当てる
共に、各LCUテストタスクからチャネル・パスリセ
ット(RCHP)タスクを分離してシステムで唯一つのリセッ
トタスクを設け、各入出力装置(I/O) 6 のステータス
バイト 60,61, 入出力命令発行時の入出力装置起動情報
62,チャネル・パスリセット命令(RCHP)の発行情報 63
に発生日時(TOD) を付加し、上記LCUテストタスク
, リセットタスクの実行に対応して生成, 更新され
ている、上記各入出力装置(I/O) 6 のステータスバイト
60,61, 入出力命令発行時の入出力装置起動情報 62,チ
ャネル・パスリセット命令(RCHP)の発行情報 63 を、上
記論理制御装置(LCU) 7 単位の入出力処理完了状態確認
処理タスクで、時系列にトレースする手段が、本発明
を実施するのに必要な手段である。尚、全図を通して同
じ符号は同じ対象物を示している。以下、図1を参照し
ながら、図2〜図9を用いて、本発明の入出力装置のス
テータスの確認方法を説明する。先ず、本発明において
は、ハードウェアシステムが、図2のように、論理制御
装置(LCU)を単位にして構成されている。該LCU
(1) 〜(n) 7 は、計算機システム内のハードウェア構成
情報に定義されている、あるアルゴリズムに基づいて決
定された複数のチャネル(CH00,01, 〜15) 4 と, 入出力
制御装置(IOC:MTC,DKC) 5間の結合の集合である。本発
明においては、テストプログラムでは、このグループに
接続された全入出力装置(I/O)6 までを含めてLCU(1)
〜(n) 7 として扱う。図3,図4は、テストシステム
体系,及び、LCUテストタスクの構成例を示した図で
ある。図3に図示されているように、テストシステム
は、テストプログラムモニタの配下に、上記LCU(1)
〜(n) 7 を単位としたテストタスク群{LCU(1) 〜
(n) テストタスク}と、該LCU(1) 〜(n) テストタ
スク群とは独立に構成されているRCHPタスクか
らなり、それぞれのLCU(1) 〜(n)テストタスク
は、図4に示されているように、入出力処理完了状態確
認処理タスクと,エラー処理タスクと,エラー回復処
理タスクと,入出力命令起動処理タスクから構成され
ていて、前述のLCU(1) 〜(n) 7 を単位としたテスト
が行われた後、上記入出力処理完了状態確認処理タスク
により、該LCU(1) 〜(n) 7 を単位として、入出力
装置(I/O) 6 のステータスの確認を行う。本発明におい
ては、図1,図3に示したように、リセットタスク(R
CHPタスク)が、各LCU(1) 〜(n) 7 単位のテス
トタスク群とは独立に構成されているので、該LCU
単位のテストタスク群による入出力動作に対応して、
図5に示したように、各CHPID (CH=00,01
で示す)により、各チャネル・パス 40 (図10参照)
を選択して、該チャネル・パス 40,及び、配下の全ての
入出力装置(I/O) 6 のリセットを行う。該チャネル・パ
スのリセット時の動作を、図5,図6によって、更に、
詳細に説明する。 <チャネル・パス・リセットにおける動作例> 処理手順:(1) RCHPタスクにおいてRCHP命令をCHPID=00に発 行 ↓ (2) CHPID=00のチャネル・パス制御情報ブロックのLCU (1) アドレスが指すLCU(1) 制御情報ブロックを選択 ↓ (3) LCU(1) 制御情報ブロックにRCHP命令発行を記録 ↓ (4) LCU(1) 制御情報ブロックのUCBアドレスが指すユニット 制御ブロック (以下、UCBという) を選択(図6参照) (5) UCBにRCHP命令発行を記録 (UCBリンクポインタのさすUCBすべてに対してRCHP命令 発行を記録) ※LCU(2) についても同様に、上記(2) から(5) までの処理を実行 する。 上記のように、チャネル・パスリセット(RCHP)を
実行する処理(RCHPタスク)を、上記LCU(1)
〜7 を単位とした入出力命令を実行する処理(LCUテ
ストタスク)から分離して、テストシステムにおいて
唯一存在するタスク{RCHPタスク}とすること
で、各LCU(1) 〜7 からのRCHP命令発行の依頼を
一カ所で受け付け、システムの全LCU(1) 〜7 に関係
するチャネル・パス群をチャネル・パスごとの上記チャ
ネル・パス制御情報ブロックにより一元管理できる。
{図5参照}次に、上記図5,図6,及び、図7〜図9
によって、入出力処理完了状態確認処理タスクによる
入出力装置(I/O) の動作完了状態のトレース動作を説明
する。上記チャネル・パス制御情報ブロックは、この
チャネル・パス(CHPID=00,01,〜)に関係
のあるLCU(1) 〜7 に対応するLCU制御情報ブロッ
クをポインタでリンクして管理する。従って、これに
よりRCHP命令発行による影響を、関係のあるLCU
(1) 〜7 すべてに伝える事が可能になる。図1,図5の
例では、LCU(2) 7 はCHPID=00,01に接続
しており,LCU(1) 7 はCHPID=01に接続して
いる。CHPID=00はLCU(1) 7 と, LCU(2)
7 とで共通に接続されている。このため、CHPID=
00にRCHP命令を発行すると、LCU(1) 7 配下の
入出力装置群 6と, LCU(2) 7 配下の入出力装置群 6
の両方にリセットの影響が、および、それに対する情報
が、それぞれのLCU制御情報ブロックに反映され
る。具体的には、図8(a),(b) に示したように、各入出
力装置(I/O) 6 は終了ステータスバイト 60 とか, 割り
込みステータスバイト 61 等を備えており、本発明にお
いては、これらのステータスバイト 60,61に発生日時(T
OD) を付加する。又、各入出力装置(I/O) 6 に入出力命
令を発行したときの入出力起動情報{図8(c) 参照}62
にも、その発生日時(TOD) を付加し、更に、RCHP命
令を発行したときのRCHP発行/完了情報{図8(d)
参照}63にも、その発生日時(TOD) を付加しておく。従
って、本発明を実施した場合、LCU(1) 〜テストタス
クが実行される毎に、上記入出力装置(I/O) 6 の終了
ステータスバイト 60 とか, 割り込みステータスバイト
61 が更新され、その更新日時(TOD) が記録されている
ことになる。又、該LCU(1) 〜テストタスクとは独
立に動作するリセットタスク (RCHPタスク)が実
行される毎に、上記RCHP発行/完了情報 63 が、そ
の発生/完了日時(TOD) と共に、主記憶装置(MSU) 2(図
10参照) 上に記録される。従って、図9に示したよう
に、本発明の、LCU(1) 〜(n) 7 単位に設けられてい
る入出力処理完了状態確認処理タスクにより、上記各
入出力装置(I/O) 6の完了状態 60 とか、RCHP発行
/完了情報 63 を、該LCU(1) 〜(n) 7 単位に、時系
列的にトレースして、該トレースされた情報を解析する
ことにより、該RCHP命令の影響を受けた入出力装置
(I/O) 6 のステータスの妥当性を確認することがしでき
るようになる。例えば、図9の例では、LCU(1) 〜テ
ストタスクにより入出力装置Aに入出力命令が発行さ
れたとき、その終了ステータスの日時(TOD) の後に、例
えば、RCHP命令が発行されていれば、正常終了して
いることを確認することで、その妥当性を認識すること
ができる。又、該終了ステータスが設定されていない場
合、上記RCHP命令の発行/完了の日時(TOD) を確認
することで、その妥当性を確認することができる。この
ようにして、あるLCU(1) 〜7 に対して、他のLCU
(2) 〜7 とは独立に、専用のLCUテストタスクを割
り当てることにより、該LCUテストタスクは、上記
入出力処理完了状態確認処理タスクを実行すること
で、RCHP命令の実行されたことを、先のLCU制御
情報ブロック内に設定された上記情報(RCHP命令
発行情報)を上記トレーステーブルに反映することによ
り認識することが可能となる。これにより、各LCUテ
ストタスクは自分が現在テストを行っている入出力装
置(I/O) 6 が接続されているチャネル・パスにリセット
処理が実施されたことを知り、入出力装置(I/O) 6 の入
出力処理の完了ステータス{図8(a),(b) 参照}に、こ
の情報(LCU単位でのRCHP命令発行情報)を加え
て、各LCU(1) 〜7 単位での、入出力装置(I/O) 6 の
完了動作の正常性の確認を行うことができる。該LCU
制御情報ブロックには、図5,図6に示したように、
該LCU(1)〜7 の配下の入出力装置 6のUCBに対
するポインタがあり、さらにUCB間には、図6に示し
たように、リンクポインタがある。これにより、各UC
Bに入出力処理の完了ステータスの確認に必要な、図
8に示したRCHP起動情報 63 ,およびマシンチェッ
ク割込み情報 61 ,入出力トレース情報(入出力命令の
起動情報 62,入出力割込み情報 61)の記録が可能とな
る。これにより、入出力命令実行中(RCHPは除く)
の装置が、RCHP命令の発行により、どのように入出
力動作が変更されたかを、LCU(1) 〜7 を単位として
知ることができ、入出力処理の完了ステータスの妥当性
を確認することが容易となる。図7は、上記入出力処理
完了状態確認処理タスクによる、LCU(1) 〜7 を単
位とした入出力処理の完了ステータスの妥当性の確認動
作を示している。LCU(1) 〜7 に割り当てるテストプ
ログラム群{LCUテストタスク}を複数の入出力命
令起動処理タスク,入出力処理完了状態確認処理タス
ク, および、エラー処理タスク,ERP処理タスク
(エラー回復処理タスク) で構成して実行することによ
り、入出力命令処理処理タスク群によるテストの入出
力動作の完了と,RCHPタスクのリセットの実行に
よる入出力動作の完了毎に、LCU(1) 〜 7の中で、入
出力処理完了状態確認タスクを起動して各入出力装置
(I/O) 6 の完了状態を確認し、且つ、それぞれの場合に
おける要因を区別して、入出力完了ステータスの妥当性
の確認が行える。これにより、RCHP命令の実行結果
をそのリセット処理に関係するLCU(1) 〜7 ごとに、
通常の入出力命令による入出力動作の完了確認と同様な
処理で確認可能となる。上記図7においては、入出力命
令起動処理タスクの完了時点,或いは、RCHPタスク
による入出力動作完了時点で、入出力処理完了状態確
認処理タスクを起動する例で示しているが、一連のL
CUテストタスクによる入出力処理を完了した時点
で、該入出力処理完了状態確認処理タスクを起動する
ように構成してもよいことはいう迄もないことである。
要は、通常の入出力動作完了した時点,或いは、RCH
Pタスクによる入出力動作完了時点,或いは、該LC
Uテストタスクによる入出力処理のテストを完了した
時点において、その時までに設定されている図9に示し
たトレーステーブル情報を、該入出力処理完了状態確認
処理タスクでトレースして、該LCU(1) 〜7 内での
入出力装置 6の完了ステータスの妥当性を確認できれば
良い。本発明による入出力装置の完了ステータスの確認
は、LCU(1) 〜(n) 7 の単位で行っているので、他の
LCU(2) 〜7 では、一般のジョブの実行を続けること
ができ、一般のジョブへの影響を少なくして、該RCH
P命令による入出力装置(I/O) 6 のステータスの正常性
の確認を行うことができる。このように、本発明は、チ
ャネル・パスリセット(RCHP)命令発行時の、入出力装置
(I/O) のステータス確認するのに、所定のチャネル(CH)
と, 所定の入出力制御装置(IOC) の組で論理制御装置(L
CU) を構成し、該論理制御装置(LCU) をテスト単位と
し、各論理制御装置(LCU) に対して、他の論理制御装置
(LCU) とは独立して、入出力処理完了状態確認処理タス
ク, エラー処理タスク, エラー回復処理タスク, 入出
力命令起動処理タスクからなるLCUテストタスク
を割当てる共に、各LCUテストタスクからチャネル
・パスリセット(RCHP)タスクを分離して、システムで唯
一つのリセットタスクを設け、各入出力装置のステー
タスバイト, 入出力命令発行時の入出力装置起動情報,
チャネル・パスリセット命令(RCHP)の発行情報に発生日
時(TOD) を付加し、上記LCUテストタスク, リセッ
トタスクを実行した時の、上記各種情報を、上記論理
制御装置(LCU) 単位の入出力処理完了状態確認処理タス
クで、時系列にトレースするようにした所に特徴があ
る。
る。前述の図1は、本発明の原理構成図であり、図2〜
図9は、本発明の一実施例を示した図であり、図2はハ
ードウェアシステムの構成例を示し、図3,図4は、L
CUテストタスクの構成例を示し、図5,図6は、RC
HPタスクの実行例を示し、図7は、入出力処理完了状
態確認処理タスクによるトレースの実行例を示し、図
8はトレーステーブルの一例を示し、図9は入出力処理
完了状態確認処理タスクによるLCU単位でのトレー
ステーブルのトレース動作の例を示している。本発明に
おいては、複数個のチャネル・パス 40 を介して、それ
ぞれのチャネル・パス 40 に複数個の入出力装置(I/O)
6 が接続されている計算機システムにおいて、中央処理
装置(CPU) 1 がチャネル・パスリセット(RCHP)命令を発
行したときの、各入出力装置(I/O) 6 のステータスを確
認するのに、所定のチャネル(CH) 4と, 所定の入出力制
御装置(IOC) 5 の組で論理制御装置(LCU) 7 を構成し、
該論理制御装置(LCU) 7 をテスト単位とし、各論理制御
装置(LCU) 7 に対して、他の論理制御装置(LCU) 7 とは
独立して、入出力処理完了状態確認処理タスク, エラ
ー処理タスク, エラー回復処理タスク, 入出力命令起動
処理タスクからなるLCUテストタスクを割当てる
共に、各LCUテストタスクからチャネル・パスリセ
ット(RCHP)タスクを分離してシステムで唯一つのリセッ
トタスクを設け、各入出力装置(I/O) 6 のステータス
バイト 60,61, 入出力命令発行時の入出力装置起動情報
62,チャネル・パスリセット命令(RCHP)の発行情報 63
に発生日時(TOD) を付加し、上記LCUテストタスク
, リセットタスクの実行に対応して生成, 更新され
ている、上記各入出力装置(I/O) 6 のステータスバイト
60,61, 入出力命令発行時の入出力装置起動情報 62,チ
ャネル・パスリセット命令(RCHP)の発行情報 63 を、上
記論理制御装置(LCU) 7 単位の入出力処理完了状態確認
処理タスクで、時系列にトレースする手段が、本発明
を実施するのに必要な手段である。尚、全図を通して同
じ符号は同じ対象物を示している。以下、図1を参照し
ながら、図2〜図9を用いて、本発明の入出力装置のス
テータスの確認方法を説明する。先ず、本発明において
は、ハードウェアシステムが、図2のように、論理制御
装置(LCU)を単位にして構成されている。該LCU
(1) 〜(n) 7 は、計算機システム内のハードウェア構成
情報に定義されている、あるアルゴリズムに基づいて決
定された複数のチャネル(CH00,01, 〜15) 4 と, 入出力
制御装置(IOC:MTC,DKC) 5間の結合の集合である。本発
明においては、テストプログラムでは、このグループに
接続された全入出力装置(I/O)6 までを含めてLCU(1)
〜(n) 7 として扱う。図3,図4は、テストシステム
体系,及び、LCUテストタスクの構成例を示した図で
ある。図3に図示されているように、テストシステム
は、テストプログラムモニタの配下に、上記LCU(1)
〜(n) 7 を単位としたテストタスク群{LCU(1) 〜
(n) テストタスク}と、該LCU(1) 〜(n) テストタ
スク群とは独立に構成されているRCHPタスクか
らなり、それぞれのLCU(1) 〜(n)テストタスク
は、図4に示されているように、入出力処理完了状態確
認処理タスクと,エラー処理タスクと,エラー回復処
理タスクと,入出力命令起動処理タスクから構成され
ていて、前述のLCU(1) 〜(n) 7 を単位としたテスト
が行われた後、上記入出力処理完了状態確認処理タスク
により、該LCU(1) 〜(n) 7 を単位として、入出力
装置(I/O) 6 のステータスの確認を行う。本発明におい
ては、図1,図3に示したように、リセットタスク(R
CHPタスク)が、各LCU(1) 〜(n) 7 単位のテス
トタスク群とは独立に構成されているので、該LCU
単位のテストタスク群による入出力動作に対応して、
図5に示したように、各CHPID (CH=00,01
で示す)により、各チャネル・パス 40 (図10参照)
を選択して、該チャネル・パス 40,及び、配下の全ての
入出力装置(I/O) 6 のリセットを行う。該チャネル・パ
スのリセット時の動作を、図5,図6によって、更に、
詳細に説明する。 <チャネル・パス・リセットにおける動作例> 処理手順:(1) RCHPタスクにおいてRCHP命令をCHPID=00に発 行 ↓ (2) CHPID=00のチャネル・パス制御情報ブロックのLCU (1) アドレスが指すLCU(1) 制御情報ブロックを選択 ↓ (3) LCU(1) 制御情報ブロックにRCHP命令発行を記録 ↓ (4) LCU(1) 制御情報ブロックのUCBアドレスが指すユニット 制御ブロック (以下、UCBという) を選択(図6参照) (5) UCBにRCHP命令発行を記録 (UCBリンクポインタのさすUCBすべてに対してRCHP命令 発行を記録) ※LCU(2) についても同様に、上記(2) から(5) までの処理を実行 する。 上記のように、チャネル・パスリセット(RCHP)を
実行する処理(RCHPタスク)を、上記LCU(1)
〜7 を単位とした入出力命令を実行する処理(LCUテ
ストタスク)から分離して、テストシステムにおいて
唯一存在するタスク{RCHPタスク}とすること
で、各LCU(1) 〜7 からのRCHP命令発行の依頼を
一カ所で受け付け、システムの全LCU(1) 〜7 に関係
するチャネル・パス群をチャネル・パスごとの上記チャ
ネル・パス制御情報ブロックにより一元管理できる。
{図5参照}次に、上記図5,図6,及び、図7〜図9
によって、入出力処理完了状態確認処理タスクによる
入出力装置(I/O) の動作完了状態のトレース動作を説明
する。上記チャネル・パス制御情報ブロックは、この
チャネル・パス(CHPID=00,01,〜)に関係
のあるLCU(1) 〜7 に対応するLCU制御情報ブロッ
クをポインタでリンクして管理する。従って、これに
よりRCHP命令発行による影響を、関係のあるLCU
(1) 〜7 すべてに伝える事が可能になる。図1,図5の
例では、LCU(2) 7 はCHPID=00,01に接続
しており,LCU(1) 7 はCHPID=01に接続して
いる。CHPID=00はLCU(1) 7 と, LCU(2)
7 とで共通に接続されている。このため、CHPID=
00にRCHP命令を発行すると、LCU(1) 7 配下の
入出力装置群 6と, LCU(2) 7 配下の入出力装置群 6
の両方にリセットの影響が、および、それに対する情報
が、それぞれのLCU制御情報ブロックに反映され
る。具体的には、図8(a),(b) に示したように、各入出
力装置(I/O) 6 は終了ステータスバイト 60 とか, 割り
込みステータスバイト 61 等を備えており、本発明にお
いては、これらのステータスバイト 60,61に発生日時(T
OD) を付加する。又、各入出力装置(I/O) 6 に入出力命
令を発行したときの入出力起動情報{図8(c) 参照}62
にも、その発生日時(TOD) を付加し、更に、RCHP命
令を発行したときのRCHP発行/完了情報{図8(d)
参照}63にも、その発生日時(TOD) を付加しておく。従
って、本発明を実施した場合、LCU(1) 〜テストタス
クが実行される毎に、上記入出力装置(I/O) 6 の終了
ステータスバイト 60 とか, 割り込みステータスバイト
61 が更新され、その更新日時(TOD) が記録されている
ことになる。又、該LCU(1) 〜テストタスクとは独
立に動作するリセットタスク (RCHPタスク)が実
行される毎に、上記RCHP発行/完了情報 63 が、そ
の発生/完了日時(TOD) と共に、主記憶装置(MSU) 2(図
10参照) 上に記録される。従って、図9に示したよう
に、本発明の、LCU(1) 〜(n) 7 単位に設けられてい
る入出力処理完了状態確認処理タスクにより、上記各
入出力装置(I/O) 6の完了状態 60 とか、RCHP発行
/完了情報 63 を、該LCU(1) 〜(n) 7 単位に、時系
列的にトレースして、該トレースされた情報を解析する
ことにより、該RCHP命令の影響を受けた入出力装置
(I/O) 6 のステータスの妥当性を確認することがしでき
るようになる。例えば、図9の例では、LCU(1) 〜テ
ストタスクにより入出力装置Aに入出力命令が発行さ
れたとき、その終了ステータスの日時(TOD) の後に、例
えば、RCHP命令が発行されていれば、正常終了して
いることを確認することで、その妥当性を認識すること
ができる。又、該終了ステータスが設定されていない場
合、上記RCHP命令の発行/完了の日時(TOD) を確認
することで、その妥当性を確認することができる。この
ようにして、あるLCU(1) 〜7 に対して、他のLCU
(2) 〜7 とは独立に、専用のLCUテストタスクを割
り当てることにより、該LCUテストタスクは、上記
入出力処理完了状態確認処理タスクを実行すること
で、RCHP命令の実行されたことを、先のLCU制御
情報ブロック内に設定された上記情報(RCHP命令
発行情報)を上記トレーステーブルに反映することによ
り認識することが可能となる。これにより、各LCUテ
ストタスクは自分が現在テストを行っている入出力装
置(I/O) 6 が接続されているチャネル・パスにリセット
処理が実施されたことを知り、入出力装置(I/O) 6 の入
出力処理の完了ステータス{図8(a),(b) 参照}に、こ
の情報(LCU単位でのRCHP命令発行情報)を加え
て、各LCU(1) 〜7 単位での、入出力装置(I/O) 6 の
完了動作の正常性の確認を行うことができる。該LCU
制御情報ブロックには、図5,図6に示したように、
該LCU(1)〜7 の配下の入出力装置 6のUCBに対
するポインタがあり、さらにUCB間には、図6に示し
たように、リンクポインタがある。これにより、各UC
Bに入出力処理の完了ステータスの確認に必要な、図
8に示したRCHP起動情報 63 ,およびマシンチェッ
ク割込み情報 61 ,入出力トレース情報(入出力命令の
起動情報 62,入出力割込み情報 61)の記録が可能とな
る。これにより、入出力命令実行中(RCHPは除く)
の装置が、RCHP命令の発行により、どのように入出
力動作が変更されたかを、LCU(1) 〜7 を単位として
知ることができ、入出力処理の完了ステータスの妥当性
を確認することが容易となる。図7は、上記入出力処理
完了状態確認処理タスクによる、LCU(1) 〜7 を単
位とした入出力処理の完了ステータスの妥当性の確認動
作を示している。LCU(1) 〜7 に割り当てるテストプ
ログラム群{LCUテストタスク}を複数の入出力命
令起動処理タスク,入出力処理完了状態確認処理タス
ク, および、エラー処理タスク,ERP処理タスク
(エラー回復処理タスク) で構成して実行することによ
り、入出力命令処理処理タスク群によるテストの入出
力動作の完了と,RCHPタスクのリセットの実行に
よる入出力動作の完了毎に、LCU(1) 〜 7の中で、入
出力処理完了状態確認タスクを起動して各入出力装置
(I/O) 6 の完了状態を確認し、且つ、それぞれの場合に
おける要因を区別して、入出力完了ステータスの妥当性
の確認が行える。これにより、RCHP命令の実行結果
をそのリセット処理に関係するLCU(1) 〜7 ごとに、
通常の入出力命令による入出力動作の完了確認と同様な
処理で確認可能となる。上記図7においては、入出力命
令起動処理タスクの完了時点,或いは、RCHPタスク
による入出力動作完了時点で、入出力処理完了状態確
認処理タスクを起動する例で示しているが、一連のL
CUテストタスクによる入出力処理を完了した時点
で、該入出力処理完了状態確認処理タスクを起動する
ように構成してもよいことはいう迄もないことである。
要は、通常の入出力動作完了した時点,或いは、RCH
Pタスクによる入出力動作完了時点,或いは、該LC
Uテストタスクによる入出力処理のテストを完了した
時点において、その時までに設定されている図9に示し
たトレーステーブル情報を、該入出力処理完了状態確認
処理タスクでトレースして、該LCU(1) 〜7 内での
入出力装置 6の完了ステータスの妥当性を確認できれば
良い。本発明による入出力装置の完了ステータスの確認
は、LCU(1) 〜(n) 7 の単位で行っているので、他の
LCU(2) 〜7 では、一般のジョブの実行を続けること
ができ、一般のジョブへの影響を少なくして、該RCH
P命令による入出力装置(I/O) 6 のステータスの正常性
の確認を行うことができる。このように、本発明は、チ
ャネル・パスリセット(RCHP)命令発行時の、入出力装置
(I/O) のステータス確認するのに、所定のチャネル(CH)
と, 所定の入出力制御装置(IOC) の組で論理制御装置(L
CU) を構成し、該論理制御装置(LCU) をテスト単位と
し、各論理制御装置(LCU) に対して、他の論理制御装置
(LCU) とは独立して、入出力処理完了状態確認処理タス
ク, エラー処理タスク, エラー回復処理タスク, 入出
力命令起動処理タスクからなるLCUテストタスク
を割当てる共に、各LCUテストタスクからチャネル
・パスリセット(RCHP)タスクを分離して、システムで唯
一つのリセットタスクを設け、各入出力装置のステー
タスバイト, 入出力命令発行時の入出力装置起動情報,
チャネル・パスリセット命令(RCHP)の発行情報に発生日
時(TOD) を付加し、上記LCUテストタスク, リセッ
トタスクを実行した時の、上記各種情報を、上記論理
制御装置(LCU) 単位の入出力処理完了状態確認処理タス
クで、時系列にトレースするようにした所に特徴があ
る。
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
入出力装置のステータス確認方法は、所定のチャネル(C
H)と, 所定の入出力制御装置(IOC) の組で論理制御装置
(LCU)を構成し、該論理制御装置(LCU) をテスト単位と
し、各論理制御装置(LCU) に対して、他の論理制御装置
(LCU) とは独立して、入出力処理完了状態確認処理タス
ク, エラー処理タスク, エラー回復処理タスク, 入出
力命令起動処理タスクからなるLCUテストタスク
を割当てる共に、各LCUテストタスクからチャネル
・パスリセット(RCHP)タスクを分離して、システムで唯
一つのリセットタスクを設け、各入出力装置のステー
タスバイト, 入出力命令発行時の入出力装置起動情報,
チャネル・パスリセット命令(RCHP)の発行情報に発生日
時(TOD) を付加し、上記LCUテストタスク, リセッ
トタスクを実行した時の、上記各種情報を、上記論理
制御装置(LCU) 単位の入出力処理完了状態確認処理タス
クで、時系列にトレースするようにしたものであるの
で、特定のチャネル・パスに接続された入出力装置(I/
O) のすべてについて、そのチャネル・パスに対する入
出力命令の影響を把握することが容易になり、チャネル
・パスをリセットする命令の実行に対する入出力処理の
完了ステータスの正常性の確認が容易となる。又、LC
Uの単位で試験ができるので、他のLCUでは、通常の
ジョブを続けることができ、一般ジョブへの影響を少な
くして、該RCHP命令の影響を確認することができ
る。
入出力装置のステータス確認方法は、所定のチャネル(C
H)と, 所定の入出力制御装置(IOC) の組で論理制御装置
(LCU)を構成し、該論理制御装置(LCU) をテスト単位と
し、各論理制御装置(LCU) に対して、他の論理制御装置
(LCU) とは独立して、入出力処理完了状態確認処理タス
ク, エラー処理タスク, エラー回復処理タスク, 入出
力命令起動処理タスクからなるLCUテストタスク
を割当てる共に、各LCUテストタスクからチャネル
・パスリセット(RCHP)タスクを分離して、システムで唯
一つのリセットタスクを設け、各入出力装置のステー
タスバイト, 入出力命令発行時の入出力装置起動情報,
チャネル・パスリセット命令(RCHP)の発行情報に発生日
時(TOD) を付加し、上記LCUテストタスク, リセッ
トタスクを実行した時の、上記各種情報を、上記論理
制御装置(LCU) 単位の入出力処理完了状態確認処理タス
クで、時系列にトレースするようにしたものであるの
で、特定のチャネル・パスに接続された入出力装置(I/
O) のすべてについて、そのチャネル・パスに対する入
出力命令の影響を把握することが容易になり、チャネル
・パスをリセットする命令の実行に対する入出力処理の
完了ステータスの正常性の確認が容易となる。又、LC
Uの単位で試験ができるので、他のLCUでは、通常の
ジョブを続けることができ、一般ジョブへの影響を少な
くして、該RCHP命令の影響を確認することができ
る。
【図1】本発明の原理構成図
【図2】本発明の一実施例を示した図(その1)
【図3】本発明の一実施例を示した図(その2)
【図4】本発明の一実施例を示した図(その3)
【図5】本発明の一実施例を示した図(その4)
【図6】本発明の一実施例を示した図(その5)
【図7】本発明の一実施例を示した図(その6)
【図8】本発明の一実施例を示した図(その7)
【図9】本発明の一実施例を示した図(その8)
【図10】従来の入出力装置のステータスの確認方法を
説明する図(その1)
説明する図(その1)
【図11】従来の入出力装置のステータスの確認方法を
説明する図(その2)
説明する図(その2)
1 中央処理装置(CPU) 2 主記憶装置
(MSU) 3 チャネル処理装置(CHP) 4 チャネル装
置(CH) 40 チャネル・パス 5 入出力制御
装置(IOC) 6 入出力装置(I/O) 7 論理制御装
置(LCU) 60 終了ステータスバイト 61 割り込みス
テータスバイト 62 入出力装置起動情報 63 RCHP発
行/完了情報 a テストプログラムA〜 LCU(1)
〜(n) テストタスク リセットタスク(RCHPタスク) 入出力処理完了状態確認処理タスク 入出力命令起動処理タスク チャネル・
パス制御情報ブロック LCU制御情報ブロック ユニット制
御ブロック(UCB)
(MSU) 3 チャネル処理装置(CHP) 4 チャネル装
置(CH) 40 チャネル・パス 5 入出力制御
装置(IOC) 6 入出力装置(I/O) 7 論理制御装
置(LCU) 60 終了ステータスバイト 61 割り込みス
テータスバイト 62 入出力装置起動情報 63 RCHP発
行/完了情報 a テストプログラムA〜 LCU(1)
〜(n) テストタスク リセットタスク(RCHPタスク) 入出力処理完了状態確認処理タスク 入出力命令起動処理タスク チャネル・
パス制御情報ブロック LCU制御情報ブロック ユニット制
御ブロック(UCB)
Claims (1)
- 【請求項1】複数個のチャネル・パス(40)を介して、そ
れぞれのチャネル・パス(40)に複数個の入出力装置(I/
O)(6)が接続されている計算機システムにおいて、 中央処理装置(CPU)(1)がチャネル・パスリセット(RCHP)
命令を発行したときの、各入出力装置(I/O)(6)のステー
タスを確認する方法であって、 所定のチャネル(CH)(4) と, 所定の入出力制御装置(IO
C)(5)の組で論理制御装置(LCU)(7)を構成し、該論理制
御装置(LCU)(7)をテスト単位とし、各論理制御装置(LC
U)(7)に対して、他の論理制御装置(LCU)(7)とは独立し
て、入出力処理完了状態確認処理タスク (),エラー処
理タスク, エラー回復処理タスク, 入出力命令起動処理
タスク()からなるLCUテストタスク () を割当
てる共に、各LCUテストタスク()からチャネル・
パスリセット(RCHP)タスクを分離してシステムで唯一つ
のリセットタスク()を設け、 各入出力装置(I/O)(6)のステータスバイト(60,61),入出
力命令発行時の入出力装置起動情報(62), チャネル・パ
スリセット命令(RCHP)の発行情報(63)に発生日時(TOD)
を付加し、 上記LCUテストタスク (),リセットタスク () の
実行に対応して生成,更新されている、上記各入出力装
置(I/O)(6)のステータスバイト(60,61),入出力命令発行
時の入出力装置起動情報(62), チャネル・パスリセット
命令(RCHP)の発行情報(63)を、上記論理制御装置(LCU)
(7)単位の入出力処理完了状態確認処理タスク ()
で、時系列にトレースして、該チャネル・パスリセット
(RCHP)命令発行時の個々の入出力装置(I/O)(6)のステー
タスの妥当性を、該論理制御装置(LCU)(7)単位で確認す
ることを特徴とする入出力装置のステータス確認方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP442992A JP2692477B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 入出力装置のステータス確認方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP442992A JP2692477B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 入出力装置のステータス確認方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05189348A JPH05189348A (ja) | 1993-07-30 |
JP2692477B2 true JP2692477B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=11584005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP442992A Expired - Fee Related JP2692477B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 入出力装置のステータス確認方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2692477B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP442992A patent/JP2692477B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05189348A (ja) | 1993-07-30 |
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