JP2745917B2 - トイレ装置 - Google Patents

トイレ装置

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JP2745917B2
JP2745917B2 JP3336564A JP33656491A JP2745917B2 JP 2745917 B2 JP2745917 B2 JP 2745917B2 JP 3336564 A JP3336564 A JP 3336564A JP 33656491 A JP33656491 A JP 33656491A JP 2745917 B2 JP2745917 B2 JP 2745917B2
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭用に用いられている
温風機能付のトイレ装置の暖房に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のトイレ装置は、実開昭5
8−62999号公報に示すような構成が一般的であっ
た。以下その構成について、図4,図5を参照しながら
説明する。
【0003】暖房スイッチ1を入れると、本体ケース2
に内蔵されたファンモータ3とヒータ4が通電され、温
風吹き出し口5より温風が発生し、トイレ内を暖房する
ようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成ではトイレ内の窓やドアを締め忘れ、開けた
まま暖房運転をすると、トイレ内を暖めずに電気代が無
駄に消費されるという問題があった。
【0005】本発明はかかる従来の課題を解消するもの
で、暖房運転時、トイレ内の窓やドアを締め忘れると、
自動的に運転を停止し、使用者にそのことを知らせ、無
駄な電気代の消費を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のトイレ装置は、室温を検知する室温検知装置
と、時間をカウントするタイマーと、室内を暖房する温
風発生装置と、前記温風発生装置の運転開始後の室温と
一定時間経過後の室温から室温上昇速度を演算する室温
上昇率の演算手段と、前記演算手段の演算結果に基づい
て前記温風発生装置の運転を制御し、警報信号を発生す
る制御部とを備えたものである。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成によって、暖房運転開始
後の室温上昇速度の大、小により、トイレ内の窓やドア
の開け締めを判断し、温風発生装置の運転を制御する。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面にもとづいて説
明する。図1,図2において、室温設定つまみ13を操
作すると、可変抵抗10の位置が決まり、希望のトイレ
内暖房温度が設定される。運転スイッチ1を入れると、
空気吸い込み口15にある室温センサー4で検知された
室温が設定温度より低ければ、マイクロコンピュータ6
の制御部9で室温センサー4と可変抵抗10の信号電圧
を比較し、リレー5を動作させリレー接点5aを閉成す
る。その結果、ファンモータ2とヒータ3に通電が開始
され、温風吹き出し口14より温風が発生し、トイレ内
を暖房し始める。この時、マイクロコンピュータ6内の
タイマーカウント部7は時間をカウントし始め、同時
に、室温上昇率の演算手段8では、室温センサー4から
の信号と、タイマーカウント部7でカウントされた経過
時間にもとづいて、一定時間(t分)経過後の室温上昇
速度 m=(T−TO )/t T:t分経過後の室温 TO :暖房運転開始直後の室温 を計算する。そして、室温上昇率判定手段19で、予め
メモリーされた定数aと、前記室温上昇率の演算手段8
で得られた室温上昇速度mとの大小を判定し、制御部9
はリレー5への信号を制御し暖房運転の継続、停止を決
定する。
【0009】室温上昇速度mがマイクロコンピュータ6
内に記憶された定数aより大きいとき、暖房運転を続行
し、室温センサー4が室温設定値に等しくなればファン
モータ2とヒータ3への通電を停止する。逆に、aより
小さい場合、暖房運転を停止し、同時に警報装置11が
作動するように制御されている。
【0010】図3はヒータ消費電力が700ワット、ト
イレ寸法が幅1.0×奥行き1.2×高さ2.0m、外気温5
℃、初期室温10℃の時のトイレ内暖房時の室温上昇測
定結果を示すが、10分間で7℃の温度上昇があり、室
温上昇速度m=0.7となる。マイクロコンピュータ内に
記憶させる定数aを0.05位に決めておくと、暖房運転
開始後に室温が確実に上昇しているかどうか、マイクロ
コンピュータが自動的に判断することができる。つま
り、冬の寒い日に、トイレ内の窓やドアが開いていると
室温上昇速度はきわめて遅く、室温上昇速度mは0.05
より小さくなり、暖房運転を自動的に停止させることが
できる。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明のトイレ装置によ
れば次の効果が得られる。 (1)暖房運転開始後の室温上昇速度を検出することに
よりトイレ内が外気に開放されているかどうかがわか
り、窓やドアが開いているときや換気扇の作動時には自
動的に暖房を停止するので無駄な電気代を浪費するのを
防止することができる。 (2)窓が開放していて室温上昇速度が遅いときには、
警報装置が作動するので、使用者は、窓が開放になって
いることを知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明トイレ装置の一実施例の電気回路図
【図2】同トイレ装置の外観図
【図3】同トイレ装置の実施例の室温上昇測定結果を示
す図
【図4】従来例の外観図
【図5】従来例の電気回路図
【符号の説明】
1 暖房スイッチ 2 ファンモータ 3 ヒータ 4 室温センサー 5 リレー 6 マイクロコンピュータ 7 タイマーカウント部 8 室温上昇率の演算手段 9 制御部 11 警報装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室温を検知する室温検知装置と、時間をカ
    ウントするタイマーと、室内を暖房する温風発生装置
    と、前記温風発生装置の運転開始直後の室温と一定時間
    経過後の室温から室温上昇速度を演算する室温上昇率の
    演算手段と、前記演算手段の演算結果に基づいて前記温
    風発生装置の運転を制御し、警報信号を発生する制御部
    とを備えたトイレ装置。
  2. 【請求項2】制御装置とタイマーはマイクロコンピュー
    タで構成される請求項1記載のトイレ装置。
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