JP2530017B2 - 浴室用換気扇の運転装置 - Google Patents

浴室用換気扇の運転装置

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JP2530017B2
JP2530017B2 JP64000761A JP76189A JP2530017B2 JP 2530017 B2 JP2530017 B2 JP 2530017B2 JP 64000761 A JP64000761 A JP 64000761A JP 76189 A JP76189 A JP 76189A JP 2530017 B2 JP2530017 B2 JP 2530017B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は浴室内,外の状況に応じて換気扇の運転を制
御する浴室用換気扇の運転装置に関する。
(従来の技術) 浴室においては、結露によるかびの発生及び内装材の
劣化を防止するために換気を行なうべく換気扇が設置さ
れるのが一般的である。この種の浴室内換気扇の運転装
置としては、使用者がタイマを所望の時間にセットする
ことにより換気扇を運転させる構成のものが供されてい
る。
ところが、タイマを用いた構成のものでは、タイマの
セット時間は、使用者の判断によって決められることか
ら、結露解消に要する時間と合致することは少なく、こ
のため、タイマによる換気扇の運転が停止された時に結
露状況が解消されていなかったり、或いは、結露状況が
解消された後もタイマによる換気扇の運転が無駄に続行
されたりする不具合があった。
このような不具合を解消するために、最近では、結露
センサを用いることが考えられており、これは、浴室内
の結露を結露センサが検出することに基づく結露検出信
号の有無により換気扇の運転,停止を制御する構成であ
る。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述したような結露センサを用いる構成の
ものにおいては、冬期等の低温度状態の時に使用者が入
浴しているような場合でも、結露センサからの結露検出
信号に基づいて換気扇が運転されるため、浴室の換気に
よって使用者が寒い思いをする問題があった。このた
め、使用者側においては、冬期等の低温度状態の時、入
浴前に換気扇の電源スイッチを予め切っておき、入浴後
に再度電源スイッチを入れるようにすることもあり、本
来自動的に結露解消のための換気運転を行なうようにし
ているのにもかかわらず、余儀無く手動運転仕様で使用
するといった不便さがあった。
又、夏期等の高温度状態の時には、使用者が入浴して
いればこれに合わせて換気運転を行なうことが好ましい
ものであるが、上述のものでは、結露検出信号が出力す
るまでは換気運転がなされず、不便であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的は、浴室愛の温度及び浴室外の温度のいずれか一方
でも夫々の設定温度以上の時には使用者の入室に応じて
換気扇を運転させることができて、実用上便利であり、
又、浴室内の温度及び浴室外の温度の双方が夫々の設定
温度未満の時には使用者の入室に応じて換気扇を停止若
しくは弱運転させることができて、使用者に寒感を生じ
させることがなく、しかも、浴室内の結露を確実になく
すことができる浴室用換気扇の運転装置を提供するにあ
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の浴室用換気扇の運転装置は、浴室内における
人を検出して人検出信号を出力す人検出手段を設け、前
記浴室内の結露状態若しくは湿度状態を検出して換気要
の時に状態検出信号を出力する状態検出手段を設け、前
記浴室内の温度を検出して室内温度検出信号を出力する
室内温度検出手段を設け、前記浴室外の温度を検出して
室外温度検出信号を出力する室外温度検出手段を設け、
これらの人検出手段の人検出信号,状態検出手段の状態
検出信号,室内温度検出手段の室内温度検出信号及び室
外温度検出手段の室外温度検出信号に応じて前記換気扇
の運転を制御する制御手段を設け、そして、前記制御手
段を、換気扇に対して、前記室内温度検出信号及び室外
温度検出信号の示す温度の一方でも夫々の設定温度以上
の時であって前記人検出信号が出力されている場合には
運転させ、前記室内温度検出信号及び室外温度検出信号
の示す温度の双方が夫々の設定温度未満の時であって前
記人検出信号が出力されている場合には停止状態とし、
前記人検出信号が出力されていない場合には前記状態検
出信号の出力を条件に運転させるように制御する構成と
するところに特徴を有する。
又、制御手段を、換気扇に対して、前記室内温度検出
信号及び室外温度検出信号の示す温度の一方でも夫々の
設定温度以上の時であって前記人検出信号が出力されて
いる場合には強運転させ、前記室内温度検出信号及び室
外温度検出信号の示す温度の双方が夫々の設定温度未満
の時であって前記人検出信号が出力されている場合には
弱運転させ、前記人検出信号が出力されていない場合に
は前記状態検出信号の出力を条件に強運転させるように
制御する構成としてもよい。
(作用) 本発明の浴室用換気扇の運転装置によれば、浴室内の
温度及び浴室外の温度の一方でも夫々の設定温度以上の
時には、使用者の入室に応じて当初から換気扇が運転さ
れるようになり、実用上便利であるとともに、壁面への
結露を当初から極力防止することができる。更に、浴室
内の温度及び浴室外の温度の双方が夫々の設定温度未満
の時には、使用者の入室によっても換気扇が停止状態に
されるようになり、使用者が寒感を生ずることはない。
そして、使用者が退室して人検出信号の出力がなくなっ
た時には、換気扇は浴室内の結露状態若しくは湿度状態
に応じて運転されるので、浴室内の結露は完全になくな
るのである。
又、浴室内の温度及び浴室外の温度の一方でも夫々の
設定温度以上の時に使用者の入室に応じて換気扇を強運
転させ、浴室内の温度及び浴室外の温度の双方が夫々の
設定温度未満の時に使用者の入室に応じて換気扇を弱運
転させ、そして、使用者の退室後は浴室内の結露状態若
しくは温度状態に応じて換気扇を強運転させる場合に
は、浴室内,外の温度状況に応じてより効果的な換気運
転を実行し得る。
(実施例) 以下本発明の第1の実施例につき第1図乃至第5図を
参照しながら説明する。
まず、第2図において、1は浴室であり、その奥壁1a
には換気扇2が取付けられている。第3図にはこの換気
扇2の構造が略図的に示されている。即ち、3は奥壁1a
に嵌め込み装着された外枠で、これには風胴部4が設け
られ、風胴部4内には送風羽根5を駆動する駆動モータ
6が配設されている。又、風胴部4の室外側開口部には
風圧式のシャッタ7,7が設けられている。8は外枠3及
び風胴部4の上部間に形成された吸気路であり、その室
外側開口部にはシャッタ9が配設されており、このシャ
ッタ9は前記シャッタ7,7と連動して開閉されるように
なっている。10は外枠及3及び風胴部4の室内側開口部
を覆う化粧カバーであり、これには風胴部4に対応する
排気孔10a及び吸気路8に対応する吸気孔10bが形成され
ている。11は室外たる屋外12側に位置して奥壁1aに取付
けられたウェザーカバーである。尚、13,13は外枠3と
風胴部4との間に配設された隔壁であり、これらは浴室
1内と屋外12との間の連通をしゃ断する。
一方、第3図において、14は化粧カバー10の下部に取
付けられた人センサであり、これは、例えば人体から放
出される赤外線を検出する焦電断赤外線センサ或いは熱
電形赤外線センサからなり、赤外線量の変動による電圧
の変化を利用して浴室1内の人体を検出する。15は化粧
カバー10の下部に対向するようにして奥壁1aに取付けら
れた結露センサであり、これは、例えばセラミック基板
上の電極間に感湿膜を設けた構成のもので、結露による
抵抗値の変化を利用して奥壁1aの結露状態を検出する。
16は化粧カバー10の下部に取付けられた室内温度センサ
であり、これは、例えばサーミスタからなり、温度によ
る抵抗値の変化を利用して浴室1内の温度を検出する。
17は室外12に位置して風胴部4の下部に取付けられた室
外温度センサであり、これは、例えばサーミスタからな
り、温度による抵抗値の変化を利用して室外(屋外12)
の温度を検出する。
さて、第1図に従って電気的構成について述べる。18
は人センサ14とともに人検出手段19を構成する人検出回
路であり、これは人センサ14の電圧の変化に応じて人検
出信号S18を出力する。20は結露センサ15とともに状態
検出手段たる結露検出手段21を構成する結露検出回路で
あり、これは結露センサ15の抵抗値の変化に応じて状態
検出信号たる換気要としての結露検出信号S20を出力す
る。22は室内温度センサ16とともに室内温度検出手段23
を構成する室内温度検出回路であり、これは室内温度セ
ンサ16の抵抗値即ち浴室1内の温度に応じた温度検出信
号S22を出力するようになっている。24は室外温度セン
サ17とともに室外温度検出手段25を構成する室外温度検
出回路であり、これは室外温度センサ17の抵抗値即ち浴
室1外の温度に応じた温度検出信号S24を出力するよう
になっている、26は浴室1に隣接する脱水場に設けられ
た手動運転スイッチであり、これはオン操作されると手
動信号S26を出力する。27は手動運転スイッチ26に近接
して設けられた自動運転スイッチであり、これはオン操
作されると自動信号S27を出力する。そして、以上の人
検出信号S18,結露検出信号S20,室内温度検出信号S22,室
外温度検出信号S24,手動信号S26及び自動信号S27は制御
手段たるマイクロコンピュータ28に与えられるようにな
っており、該マイクロコンピュータ28は後述するように
動作するようになっている。29はモータ駆動回路であ
り、これはマイクロコンピュータ28からモータ駆動信号
S28が与えられると駆動モータ6に通電するようになっ
ている。
次に、本実施例の作用につき第4図のタイムチャート
及び第5図のフローチャートをも参照して説明する。
(I)手動運転の場合 使用者が浴室1内に入室する時に手動運転スイッチ26
をオン操作した場合には、その手動運転スイッチ26は手
動信号S26を出力する。これにより、マイクロコンピュ
ータ28は、「スタート」後の「手動信号S26有りか?」
の判断ステップ(A1)で「YES」と判断し、次の「モー
タ駆動信号S28出力」の出力ステップ(A2)に移行して
モータ駆動信号S28を出力する。これにより、駆動モー
タ6はモータ駆動回路29を介して通電され、送風羽根5
が回転駆動される。そして、この送風羽根5の送風圧に
よりシャッタ7,7が開放されるとともに、これらのシャ
ッタ7,7に連動してシャッタ9が開放される。従って、
浴室1内の空気が風胴部4を介して屋外12に排出される
とともに、屋外12の空気が吸気路8を介して浴室1内に
自然吸入され、以て換気扇2が換気運転を開始する。マ
イクロコンピュータ28は、次に「手動信号S26有りか
?」の判断ステップ(A3)となり、ここで「YES」と判
断した時には出力ステップ(A2)に戻るようになり、換
気扇2による換気運転が続行される。その後、使用者が
浴室1から退室して手動運転スイッチ26をオフさせる
と、該手動運転スイッチ26は手動信号S26の出力を停止
するようになる。マイクロコンピュータ28は、これによ
り「手動信号S26有りか?」の判断ステップ(A3)とな
った時に「NO」と判断して「モータ駆動信号S28停止」
の出力ステップ(A4)となり、モータ駆動信号S28出力
を停止する。これにより、駆動モータ6が断電されて換
気扇2は運転を停止する。その後は、マイクロコンピュ
ータ28は判断ステップ(A1)に戻るようになる。
(II)自動運転の場合 (i)浴室1内の温度T1aが室内設定温度T1b(例えば25
℃)以上の時(第4図(a)参照) 使用者が自動運転スイッチ27をオン操作した場合に
は、自動運転スイッチ27は自動信号S27を出力する。こ
れにより、マイクロコンピュータ28は、「手動信号S26
有りか?」の判断ステップ(A1)で「NO」と判断して次
の「自動信号S27有りか?」の判断ステップ(A5)とな
る。而して、自動運転スイッチ27が自動信号S27を出力
している場合には、マイクロコンピュータ28は、「自動
信号S27有りか?」の判断ステップ(A5)で「YES」と判
断して「室内温度T1a≧T1b?」の判断ステップ(A6)と
なり(「NO」と判断した場合には判断ステップ(A1)に
戻る。)、ここで室内温度検出信号S16の示す浴室1内
の温度T1aが室内設定温度T1b以上の時には「YES」と判
断して「人検出信号S18有りか?」の判断ステップ
(A7)となる。そして、使用者が浴室1に入室すれば、
人検出回路18が人検出信号S18を出力するので、マイク
ロコンピュータ28は、この判断ステップ(A7)では「YE
S」と判断して「モータ駆動信号S28出力」の出力ステッ
プ(A8)となり、モータ駆動信号S28を出力するように
なる。従って、換気扇2が換気運転を開始する。マイク
ロコンピュータ28は、次に「人検出信号S18有りか?」
の判断ステップ(A9)となり、「YES」と判断した時に
は出力ステップ(A8)に戻るようになる。その後、使用
者が浴室1から退室すると、人検出回路18は人検出信号
S18の出力を停止する。これにより、マイクロコンピュ
ータ28は、「人検出信号S18有りか?」の判断ステップ
(A9)となった時に「NO」と判断して「結露検出信号S
20有りか?」の判断ステップ(A10)となる。而して、
浴室1内の壁1aに結露が生じていて、結露検出回路20が
結露検出信号S20を出力している場合には、マイクロコ
ンピュータ28は、「結露検出信号S20有りか?」の判断
ステップ(A10)で「YES」と判断して「モータ駆動信号
S28出力」の出力ステップ(A8)に戻るようになる。そ
の後、換気扇2による換気によって浴室1内の壁1aに対
する結露がなくなった場合には、結露検出回路20は結露
検出信号S20の出力を停止する。これにより、マイクロ
コンピュータ28は、「結露検出信号S20有りか?」の判
断ステップ(A10)になった時に「NO」と判断して「遅
延時間後モータ駆動信号S28停止」の出力ステップ
(A11)となる。この結果、マイクロコンピュータ28は
一定の遅延時間tだけモータ駆動信号S28を出力した後
そのモータ駆動信号S28の出力を停止するようになり、
換気扇2は一定の遅延時間tだけ換気運転を行なった後
停止するようになる。その後、マイクロコンピュータ28
は判断ステップ(A1)に戻るようになる。
ところで、使用者が浴室1に入室しなかった時には、
マイクロコピュータ28は「人検出信号S18有りか?」の
判断ステップ(A7)で「NO」と判断して「結露検出信号
S20有りか?」の判断ステップ(A12)に移行するように
なる。そして、マイクロコンピュータ28は、この判断ス
テップ(A12)において、「NO」と判断した時には判断
ステップ(A1)に戻り、「YES」と判断した時には出力
ステップ(A8)に移行するようになる。従って、結露検
出信号S20ほ有無により換気扇2の運転が決定される。
尚、浴室1内の温度T1aが室内設定温度T1b(例えば25
℃)以上になる場合としては、夏期又は春期,秋期等に
おいて浴槽1b(第2図参照)内の湯の熱気により浴室1
内の温度が上昇して使用者に不快感を与えるような状況
が想定される。
(ii)浴室1内の温度T1aが室内設定温度T1b(例えば25
℃)未満(T1a<T1b)で且つ浴室1外の温度即ち屋外12
の温度T2aが室外設定温度T2b以上(T1a≧T2b)の時(第
4図(a)参照) マイクロコンピュータ28は、前述同様にして「室内温
度T1a≧T2b?」の判断ステップ(A6)になると、ここで
は「NO」(T1a<T1b)と判断して次の「室外温度T2a≧T
2b?」の判断ステップ(A13)に移行する。そして、マイ
クロコンピュータ28は、この判断ステップ(A13)では
「YES」と判断して前述の「人検出信号S18有りか?」の
判断ステップ(A7)に移行することになる。従って、そ
の後は(i)の項の場合と同様の動作が行なわれる。
尚、浴室1内の温度T1aが室内設定温度T1b(例えば25
℃)未満で且つ浴室1外の温度即ち屋外12の温度T2aが
室外設定温度T2b(例えば25℃)以上の場合としては、
夏期等において冷房機により冷房されている他の部屋か
らの冷気が浴室1内に流入してその浴室1内の温度が上
昇していなかったり、或いは、浴室1が余り日の当たら
ない場所にあって通常は浴室1内の温度がそれほど上昇
しない状況が想定され、このような場合に換気扇2を運
転すれば、屋外12の暖気が浴室1内に供給されることに
なって、浴室1内が快適な状態になる。
(iii)浴室1内の温度T1aが室内設定温度T1b(例えば2
5℃)未満(T1a<T1b)で且つ浴室1外の温度即ち屋外1
2の温度T2aが室外設定温度T2b(例えば25℃)未満(T2a
<T2b)の時(第4図(b)参照) マイクロコンピュータ28は、前述同様にして「室外温
度T2a≧T2b?」の判断ステップ(A13)となると、ここで
は「NO」(T2a<T2b)と判断して次の「人検出信号S18
有りか?」の判断ステップ(A14)に移行し、ここで「Y
ES」と判断した時にはその判断ステップ(A14)に戻る
ようになる。その後、使用者が浴室1から退室すると、
人検出回路18は人検出信号S18の出力を停止する。これ
により、マイクロコンピュータ28は、「人検出信号S18
有りか?」の判断ステップ(A14)で「NO」と判断して
「結露検出信号S20有りか?」の判断ステップ(A15)と
なり、ここで「NO」と判断した時には判断ステップ
(A1)に戻り、又、「YES」と判断した時には「モータ
駆動信号S28出力」の出力ステップ(A16)となり、換気
扇2に換気運転を開始させる。その後、マイクロコンピ
ュータ28は、「結露検出信号S20有りか?」の判断ステ
ップ(A17)となり、ここで「YES」と判断した時には出
力ステップ(A16)に戻るようになり、換気扇2に換気
運転を続行させる。そして、マイクロコンピュータ28
は、「結露検出信号S20有りか?」の判断ステップ
(A17)で「NO」と判断した時には前述の「遅延時間後
モータ駆動信号S28停止」の出力ステップ(A11)を経て
判断ステップ(A1)に戻るようになる。従って、換気扇
2は一定の遅延時間tの経過後に停止する。
尚、浴室1内の温度T1aが室内設定温度T1b(例えば25
℃)未満で且つ浴室1外の温度即ち屋外12の温度T2aが
室外設定温度T2b(例えば25℃)未満の場合としては、
冬期等の外気温が極めて低い状況が想定される。
このような本実施例によれば、次のような効果を奏す
るものである。即ち、自動運転状態において、夏期又は
春期,秋期等のように浴室1内の温度T1a及び浴室1外
の温度T2aの一方でも夫々の設定温度T1b及びT2b以上の
場合には、使用者の入室たる人検出信号S18出力を条件
に直ちに換気扇2が換気運転を開始し、冬期等のように
浴室1内の温度T1a及び浴室1外の温度T2aの双方が夫々
の設定温度Tib及びT2b未満の場合には、使用者の入室に
よって直ちには換気扇2の換気運転を行なわない。従っ
て、夏期又は春期,秋期等の場合には、使用者の浴室1
への入室時(入浴時)から換気扇2が換気運転を開始す
るので、使用者に対して清涼感を与えることができると
ともに、当初から結露を極力防止し得て、実用上便利で
あり、又、冬期等の場合には、使用者が浴室1に入室し
ても換気扇2による換気運転が行なわれないので、使用
者に寒感を生じさせるというようなことはなく、浴室1
内,外の温度に応じて換気扇2の適切な運転制御を行な
うことができる。しかも、いずれの場合でも、使用者が
浴室1から退室した時には、結露検出回路20の結露検出
信号S20の有無により換気扇2の運転を行なわせるか否
かが判断選択されるので、浴室1内に結露があった時に
はこれを確実に除去することができ、又、結露が無かっ
た時には換気扇2を無駄に運転させることもない。
第6図は本発明の第2の実施例を示すタイムチャート
であり、以下第1の実施例と異なる点について述べる。
先ず、換気扇2としては強,弱運転の切換え可能なも
のを用いる。
而して、浴室1(第2図参照)内の温度T1a及び浴室
1外の温度T2aの一方でも夫々の設定温度T1b及びT2b以
上の場合には、同図(a)のように、人検出信号S18
出力に応じて換気扇2を強運転させる。
又、浴室1内の温度T1a及び浴室1外の温度T2aの双方
が夫々の設定温度T1b及びT2b未満の場合には、同図
(b)のように、人検出信号S18の出力に応じて換気扇
2を弱運転させ、その後に、人検出信号S18の出力が停
止され且つ結露検出信号S20が出力されていれば換気扇
2を強運転させる。
このような第2の実施例によれば、浴室1内,外の温
度に応じたより効果的な換気運転を行なうことができ
る。
尚、上記各実施例では、換気扇2を浴室1の奥壁1aに
取付けて室外温度センサ17により浴室1外の温度として
屋外12の温度を検出させるようにしたが、例えば浴室1
の天井に取付けられる天井用換気扇の場合には、天井裏
の温度を検出する室外温度センサを設けるようにしても
よく、更には、換気扇による吸気側を脱衣場とした場合
には、その脱衣場に室外温度センサを設けるようにして
もよい。
その他、本発明は上記し且つ図面に示す実施例のみに
限定されるものではなく、例えば、状態検出手段として
浴室1内の温度状態を検出する温度検出回路を設けてそ
の浴室1内の結露の有無を間接的に検出してもよい等、
要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して実施し得ること
は勿論である。
[発明の効果] 本発明は以上説明した通りであるので、次のような効
果を得ることができる。
請求項1記載の浴室用換気扇の運転装置によれば、浴
室内の温度及び浴室外の温度の一方でも夫々の設定温度
以上の時であって使用者が浴室に入室した場合には換気
扇を運転させるようにしたので、浴室内を快適な状態に
なし得るとともに、当初から結露を極力防止し得て、実
用上便利であり、又、浴室内の温度及び浴室外の温度の
双方が夫々の設定温度未満の場合には使用者の浴室への
入室にもかかわらず換気扇を停止状態にしたので、使用
者に寒感を生じさせることがないものであり、しかも、
使用者が浴室に入室していない場合には浴室の結露状態
若しくは湿度状態に応じて換気扇を運転させるようにし
たので、結露を確実になくし得るものである。
請求項2記載の浴室用換気扇の運転装置によれば、浴
室内の温度及び浴室外の温度の一方でも夫々の設定温度
以上の時であって使用者が浴室に入室した場合には換気
扇を強運転させ、浴室内の温度及び浴室外の温度の双方
が夫々の設定温度未満の時であって使用者が浴室に入室
した場合には換気扇を弱運転させるようにしたので、浴
室内,外の温度に応じてより効果的な換気運転を行なわ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の第1の実施例を示し、第1
図は電気的構成を示すブロック線図、第2図は浴室の斜
視図、第3図は換気扇の断面図、第4図は作用説明用の
タイムチャート、第5図は作用説明用のフローチャート
であり、そして、第6図は本発明の第2の実施例を示す
作用説明用のタイムチャートである。 図面中、1は浴室、2は換気扇、3は駆動モータ、19は
人検出手段、21は結露検出手段(状態検出手段)、23は
室内温度検出手段、25は室外温度検出手段、28はマイク
ロコンピュータ(制御手段)を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室用の換気扇と、前記浴室内における人
    を検出して人検出信号を出力する人検出手段と、前記浴
    室内の結露状態若しくは湿度状態を検出して換気要の時
    に状態検出信号を出力する状態検出手段と、前記浴室内
    の温度を検出して室内温度検出信号を出力する室内温度
    検出手段と、前記浴室外の温度を検出して室外温度検出
    信号を出力する室外温度検出手段と、これらの人検出手
    段の人検出信号,状態検出手段の状態検出信号,室内温
    度検出手段の室内温度検出信号及び室外温度検出手段の
    室外温度検出信号に応じて前記換気扇の運転を制御する
    制御手段とを具備し、前記制御手段は、前記換気扇を、
    前記室内温度検出信号及び室外温度検出信号の示す温度
    の一方でも夫々の設定温度以上の時であって前記人検出
    信号が出力されている場合には運転させ、前記室内温度
    検出信号及び室外温度検出信号の示す温度の双方が夫々
    の設定温度未満の時であって前記人検出信号が出力され
    ている場合には停止状態とし、前記人検出信号が出力さ
    れていない場合には前記状態検出信号の出力を条件に運
    転させるように制御する構成とされていることを特徴と
    する浴室用換気扇の運転装置。
  2. 【請求項2】浴室用の強,弱運転可能な換気扇と、前記
    浴室内における人を検出して人検出信号を出力する人検
    出手段と、前記浴室内の結露状態若しくは湿度状態を検
    出して換気要の時に状態検出信号を出力する状態検出手
    段と、前記浴室内の温度を検出して室内温度検出信号を
    出力する室内温度検出手段と、前記浴室外の温度を検出
    して室外温度検出信号を出力する室外温度検出手段と、
    これらの人検出手段の人検出信号,状態検出手段の状態
    検出信号,室内温度検出手段の室内温度検出信号及び室
    外温度検出手段の室外温度検出信号に応じて前記換気扇
    の運転を制御する制御手段とを具備し、前記制御手段
    は、前記換気扇を、前記室内温度検出信号及び室外温度
    検出信号の示す温度の一方でも夫々の設定温度以上の時
    であって前記人検出信号が出力されている場合には強運
    転させ、前記室内温度検出信号及び室外温度検出信号の
    示す温度の双方が夫々の設定温度未満の時であって前記
    人検出信号が出力されている場合には弱運転させ、前記
    人検出信号が出力されていない場合には前記状態検出信
    号の出力を条件に強運転させるように制御する構成とさ
    れていることを特徴とする浴室用換気扇の運転装置。
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