JP2745803B2 - エポキシ樹脂―アクリル樹脂水性被覆用組成物 - Google Patents
エポキシ樹脂―アクリル樹脂水性被覆用組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は缶用被覆組成物として有用な、エポキシ樹脂
/アクリル酸共重合体の水性分散液に関する。
/アクリル酸共重合体の水性分散液に関する。
(従来の技術) 金属容器の製造の際、缶の金属表面が内容物に接触す
るのを防ぐために、薄い合成樹脂保護被膜を容器内部に
施す。このような被膜は理想的には、金属内面へ良好に
接着し、容器内容物の汚染を防ぐために抽出分が少な
く、そして容器製造の経済性の点から硬化、乾燥速度が
速いという性質を持つべきである。多年にわたり使用さ
れてきた合成樹脂被覆用組成物には、ビニル樹脂、ポリ
ブタジエン樹脂、エポキシ樹脂、アミノプラストおよび
フェノプラスト樹脂、ならびに油樹脂材料の有機溶液が
ある。
るのを防ぐために、薄い合成樹脂保護被膜を容器内部に
施す。このような被膜は理想的には、金属内面へ良好に
接着し、容器内容物の汚染を防ぐために抽出分が少な
く、そして容器製造の経済性の点から硬化、乾燥速度が
速いという性質を持つべきである。多年にわたり使用さ
れてきた合成樹脂被覆用組成物には、ビニル樹脂、ポリ
ブタジエン樹脂、エポキシ樹脂、アミノプラストおよび
フェノプラスト樹脂、ならびに油樹脂材料の有機溶液が
ある。
ビールまたは飲料缶の端面に用いる被覆には特別な要
求がある。端面の外面被覆は、1.5〜2.5mg/in2(msi)
の範囲の付着量の透明皮膜として施される。この付着量
範囲はビール缶の端面の内面被覆にも用いられる。飲料
缶では、内面被覆の付着量は7.5〜10.0msiの範囲であ
る。外面の被覆は、缶に端面を接合する二重シーム工程
を含む製缶中に、リベットおよび切れ目の部分で厳しく
検査される。内表面の保護にとって、最も重要なことは
製品の香りの保持である。許容できるフィルム性能は、
標準エナメル等級(enamel rater)試験により測定して
実質的に金属の露出がないことである。他の重要な性能
基準には、ビールおよび水の低温殺菌、腐食防止、抽出
分の少なさ及び光沢がある。
求がある。端面の外面被覆は、1.5〜2.5mg/in2(msi)
の範囲の付着量の透明皮膜として施される。この付着量
範囲はビール缶の端面の内面被覆にも用いられる。飲料
缶では、内面被覆の付着量は7.5〜10.0msiの範囲であ
る。外面の被覆は、缶に端面を接合する二重シーム工程
を含む製缶中に、リベットおよび切れ目の部分で厳しく
検査される。内表面の保護にとって、最も重要なことは
製品の香りの保持である。許容できるフィルム性能は、
標準エナメル等級(enamel rater)試験により測定して
実質的に金属の露出がないことである。他の重要な性能
基準には、ビールおよび水の低温殺菌、腐食防止、抽出
分の少なさ及び光沢がある。
有機溶剤の使用を減らすため、被覆用組成物を水性の
系に切り替える努力がなされてきた。そのような系の1
つが、米国特許第4,247,439号に記載され、これはエポ
キシ樹脂と、カルボン酸基を含むアクリル共重合体と第
3級アミンとの混合物を水中に分散させたものである。
系に切り替える努力がなされてきた。そのような系の1
つが、米国特許第4,247,439号に記載され、これはエポ
キシ樹脂と、カルボン酸基を含むアクリル共重合体と第
3級アミンとの混合物を水中に分散させたものである。
水性の被覆用組成物とする別の方法は米国特許第4,28
9,811号に記載されている。アミノプラスト樹脂の存在
下でアクリル酸またはメタクリル酸を他の単量体と共重
合させ、次いでエポキシ樹脂およびアミンを添加する。
9,811号に記載されている。アミノプラスト樹脂の存在
下でアクリル酸またはメタクリル酸を他の単量体と共重
合させ、次いでエポキシ樹脂およびアミンを添加する。
米国特許第4,212,781号では、2価フェノールのグリ
シジルポリエーテルであるエポキシ樹脂の存在下でアク
リル酸又はメタクリル酸を他の単量体と共重合させてい
る。生成共重合体の一部は主鎖がエポキシ樹脂のグラフ
ト重合体を形成している。次いで、生成したグラフト重
合体およびアクリル酸共重合体をアミンで中和し、水中
に分散させる。
シジルポリエーテルであるエポキシ樹脂の存在下でアク
リル酸又はメタクリル酸を他の単量体と共重合させてい
る。生成共重合体の一部は主鎖がエポキシ樹脂のグラフ
ト重合体を形成している。次いで、生成したグラフト重
合体およびアクリル酸共重合体をアミンで中和し、水中
に分散させる。
米国特許第4,442,246号には、酸共重合体と部分末端
エポキシ樹脂との反応生成物をアミンで中和し、水に分
散させて得た衛生缶用被覆組成物が記載されている。
エポキシ樹脂との反応生成物をアミンで中和し、水に分
散させて得た衛生缶用被覆組成物が記載されている。
英国特許第2,068,967号では、エポキシ樹脂をアクリ
ル酸共重合体と部分的に反応させ、反応生成物をアミン
で中和し、水中に分散させて被覆用組成物としている。
ル酸共重合体と部分的に反応させ、反応生成物をアミン
で中和し、水中に分散させて被覆用組成物としている。
米国特許第4,547,535号では、カルボキシル含有共重
合体とエポキシ樹脂との反応生成物を水中に乳化させる
ことにより水性被覆用組成物を製造している。少量のア
ミノプラストまたはフェノプラスト樹脂を焼き付け時の
硬化を促進するために加えてもよい。
合体とエポキシ樹脂との反応生成物を水中に乳化させる
ことにより水性被覆用組成物を製造している。少量のア
ミノプラストまたはフェノプラスト樹脂を焼き付け時の
硬化を促進するために加えてもよい。
米国特許第4,579,888号によれば、アクリル樹脂とエ
ポキシ樹脂とフェノール樹脂との反応生成物のアンモニ
アまたはアミン塩を水中に分散させることによって水性
樹脂分散液を製造している。
ポキシ樹脂とフェノール樹脂との反応生成物のアンモニ
アまたはアミン塩を水中に分散させることによって水性
樹脂分散液を製造している。
米国特許第4,751,256号には、エポキシ樹脂とアクリ
ル樹脂とアルキル化フェノールノボラック樹脂との水性
分散液から製造した被覆用組成物が記載されている。
ル樹脂とアルキル化フェノールノボラック樹脂との水性
分散液から製造した被覆用組成物が記載されている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、缶の被覆に適した水性被覆用組成物
を提供することである。
を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明は缶被覆に有用な、エポキシ樹脂/アクリル樹
脂の水性分散液に関する。一側面において、本発明はフ
ェノキシ樹脂、ノボラック樹脂およびレゾール樹脂で改
質されたエポキシ樹脂/アクリル樹脂水性分散液に関す
る。他の側面において、本発明はフェノキシ樹脂、ノボ
ラック樹脂、レゾール樹脂およびアミノプラスト樹脂で
改質されたエポキシ樹脂/アクリル樹脂水性分散液に関
する。
脂の水性分散液に関する。一側面において、本発明はフ
ェノキシ樹脂、ノボラック樹脂およびレゾール樹脂で改
質されたエポキシ樹脂/アクリル樹脂水性分散液に関す
る。他の側面において、本発明はフェノキシ樹脂、ノボ
ラック樹脂、レゾール樹脂およびアミノプラスト樹脂で
改質されたエポキシ樹脂/アクリル樹脂水性分散液に関
する。
本発明の組成物は次の(a)〜(e)の樹脂成分から
製造される。
製造される。
(a) 約35〜約55重量%のエポキシ樹脂、但しこのエ
ポキシ樹脂は、2価フェノールのグリシジルポリエーテ
ルで、エポキシ当量約1,200〜約6,000である。
ポキシ樹脂は、2価フェノールのグリシジルポリエーテ
ルで、エポキシ当量約1,200〜約6,000である。
(b) 約7〜約30重量%のアクリル樹脂、但しこのア
クリル樹脂は重合性エチレン系不飽和カルボン酸とこれ
と重合可能な別の単量体との共重合体であり、重合性の
酸をアクリル樹脂の重量に基づいて約5〜約45重量%含
有している。
クリル樹脂は重合性エチレン系不飽和カルボン酸とこれ
と重合可能な別の単量体との共重合体であり、重合性の
酸をアクリル樹脂の重量に基づいて約5〜約45重量%含
有している。
(c) 約10〜約30重量%のフェノキシ樹脂、但し、こ
の樹脂は、エピクロロヒドリンとビスフェノールAとの
分子量約6,000〜約85,000の反応生成物である。
の樹脂は、エピクロロヒドリンとビスフェノールAとの
分子量約6,000〜約85,000の反応生成物である。
(d) 約5〜約15重量%のアルキル化フェノールノボ
ラック樹脂、但しこの樹脂は、樹脂中のアルキル基の炭
素数が8〜12であり、分子量約1,000〜約4,000である。
ラック樹脂、但しこの樹脂は、樹脂中のアルキル基の炭
素数が8〜12であり、分子量約1,000〜約4,000である。
(e) 3〜約10重量%のレゾール樹脂、但しこの樹脂
はアルカリ触媒による熱硬化性フェノール−ホルムアル
デヒド樹脂である。
はアルカリ触媒による熱硬化性フェノール−ホルムアル
デヒド樹脂である。
この各成分(エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フェノキ
シ樹脂、ノボラック樹脂およびレゾール樹脂)の重量%
はこの5つの成分の合計重量に基づいている。
シ樹脂、ノボラック樹脂およびレゾール樹脂)の重量%
はこの5つの成分の合計重量に基づいている。
本発明組成物は、組成物の全重量に基づいて約5重量
%以下のアミノプラスト樹脂で改質してもよい。さら
に、組成物の全重量に対して30重量%以下の熱可塑性ビ
ニル樹脂で改質することもできる。
%以下のアミノプラスト樹脂で改質してもよい。さら
に、組成物の全重量に対して30重量%以下の熱可塑性ビ
ニル樹脂で改質することもできる。
アンモニアまたはアミンにより中和すると、本発明の
樹脂組成物は水中に分散して、容易に被覆用組成物に調
合できる安定な分散液を形成しうるようになる。この組
成物は良好な可撓性と靭性を有し、そのため2次加工用
金属のプレコートに適する。
樹脂組成物は水中に分散して、容易に被覆用組成物に調
合できる安定な分散液を形成しうるようになる。この組
成物は良好な可撓性と靭性を有し、そのため2次加工用
金属のプレコートに適する。
本発明で用いるエポキシ樹脂は2価フェノールのグリ
シジルポリエーテル類であり、1分子中に2個以上の1,
2−エポキシ基を含む。このエポキシ樹脂はエピハロヒ
ドリンと多価フェノールとの反応により得られ、エポキ
シ当量は約1,200〜約6,000である。エピハロヒドリンの
例にはエピクロロヒドリン、エピブロモヒドリン、エピ
ヨードヒドリンがあり、好ましいのはエピクロロヒドリ
ンである。2価フェノールとしてはレゾルシノール、ヒ
ドロキノン、p,p′−ジヒドロキシジフェニルプロパン
(慣用名:ビスフェノールA)、p,p′−ジヒドロキシ
ビフェニル、p,p′−ジヒドロキシジフェニルメタン、
p,p′−ジヒドロキシジフェニルエタン、ビス(2−ヒ
ドロキシナフチル)メタン、1,5−ジヒドロキシナフタ
レン等が例示される。好ましい2価フェノールはビスフ
ェノールAである。本発明で使用するのに好ましいエポ
キシ樹脂はエポキシ当量が約2,000〜約2,800である。
シジルポリエーテル類であり、1分子中に2個以上の1,
2−エポキシ基を含む。このエポキシ樹脂はエピハロヒ
ドリンと多価フェノールとの反応により得られ、エポキ
シ当量は約1,200〜約6,000である。エピハロヒドリンの
例にはエピクロロヒドリン、エピブロモヒドリン、エピ
ヨードヒドリンがあり、好ましいのはエピクロロヒドリ
ンである。2価フェノールとしてはレゾルシノール、ヒ
ドロキノン、p,p′−ジヒドロキシジフェニルプロパン
(慣用名:ビスフェノールA)、p,p′−ジヒドロキシ
ビフェニル、p,p′−ジヒドロキシジフェニルメタン、
p,p′−ジヒドロキシジフェニルエタン、ビス(2−ヒ
ドロキシナフチル)メタン、1,5−ジヒドロキシナフタ
レン等が例示される。好ましい2価フェノールはビスフ
ェノールAである。本発明で使用するのに好ましいエポ
キシ樹脂はエポキシ当量が約2,000〜約2,800である。
本発明で用いるアクリル樹脂は、少なくとも1種の重
合性エチレン系不飽和カルボン酸単量体と、酸基を含ま
ない少なくとも1種の重合性エチレン系不飽和単量体か
ら、慣用のラジカル重合法によって製造されるカルボキ
シル官能性重合体である。好適な重合性カルボン酸単量
体には、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸、マレイン酸またはその無水物、フマル酸、マレ
イン酸水素メチルやフマル酸水素エチルのようなジカル
ボン酸単量体のモノエステル等がある。
合性エチレン系不飽和カルボン酸単量体と、酸基を含ま
ない少なくとも1種の重合性エチレン系不飽和単量体か
ら、慣用のラジカル重合法によって製造されるカルボキ
シル官能性重合体である。好適な重合性カルボン酸単量
体には、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸、マレイン酸またはその無水物、フマル酸、マレ
イン酸水素メチルやフマル酸水素エチルのようなジカル
ボン酸単量体のモノエステル等がある。
酸基を含まない重合性エチレン系不飽和単量体として
はビニル芳香族化合物や重合性エチレン系不飽和カルボ
ン酸のアルキルエステルが好適である。このような単量
体の例にはスチレン、ハロスチレン類、ビニルトルエ
ン、ビニルナフタレンや、アクリル酸、メタクリル酸お
よびクロトン酸のメチル、エチル、プロピル、ブチル、
ヘキシル、エチルヘキシルおよびラウリルエステル、マ
レイン酸ジメチル、フマル酸ジブチル等がある。これら
の単量体の混合物もまた使用できる。
はビニル芳香族化合物や重合性エチレン系不飽和カルボ
ン酸のアルキルエステルが好適である。このような単量
体の例にはスチレン、ハロスチレン類、ビニルトルエ
ン、ビニルナフタレンや、アクリル酸、メタクリル酸お
よびクロトン酸のメチル、エチル、プロピル、ブチル、
ヘキシル、エチルヘキシルおよびラウリルエステル、マ
レイン酸ジメチル、フマル酸ジブチル等がある。これら
の単量体の混合物もまた使用できる。
他の好適な重合性エチレン系不飽和単量体には、塩化
ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、イ
ソブトキシメチルアクリルアミド等がある。
ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、イ
ソブトキシメチルアクリルアミド等がある。
好ましい単量体はスチレン、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸およびメ
タクリル酸である。最も好ましいのはスチレン、アクリ
ル酸エチルおよびアクリル酸である。
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸およびメ
タクリル酸である。最も好ましいのはスチレン、アクリ
ル酸エチルおよびアクリル酸である。
アクリル樹脂は約5〜約45重量%、好ましくは約20〜
約40重量%の重合性カルボン酸を含む。この樹脂の酸価
は一般に約180〜約300の範囲である。アクリル酸共重合
体の分子量は約1,000〜約12,000の範囲である。
約40重量%の重合性カルボン酸を含む。この樹脂の酸価
は一般に約180〜約300の範囲である。アクリル酸共重合
体の分子量は約1,000〜約12,000の範囲である。
本発明で用いるノボラック樹脂はアルキル化フェノー
ルとホルムアルデヒドから得られたものである。ノボラ
ック樹脂は酸性条件下でフェノールとホルムアルデヒド
とを反応させて製造する。得られた樹脂はフェノール部
分がメチレンの架橋により結合した構造をとる。この樹
脂はメチロール基を含まない。本発明で用いるアルキル
化フェノールノボラック樹脂はアルキル基の炭素数が約
8〜約12個のものである。このようなアルキル基の例に
は、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、ウンデシル
やドデシル基があり、中でもノニル基が好ましい。この
C8〜C12アルキル化フェノールノボラック樹脂の一部
は、場合により、ノボラック樹脂の全重量に基づいて10
重量%以下の、アルキル置換基を持たないか、あるいは
アルキル基の炭素数が1〜7個の、すなわちC0〜C7アル
キル置換基を持つノボラック樹脂で置き換えることも有
利である。本発明で有用なノボラック樹脂は分子量が約
250〜約5,000、好ましくは約1,500〜約3,000である。
ルとホルムアルデヒドから得られたものである。ノボラ
ック樹脂は酸性条件下でフェノールとホルムアルデヒド
とを反応させて製造する。得られた樹脂はフェノール部
分がメチレンの架橋により結合した構造をとる。この樹
脂はメチロール基を含まない。本発明で用いるアルキル
化フェノールノボラック樹脂はアルキル基の炭素数が約
8〜約12個のものである。このようなアルキル基の例に
は、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、ウンデシル
やドデシル基があり、中でもノニル基が好ましい。この
C8〜C12アルキル化フェノールノボラック樹脂の一部
は、場合により、ノボラック樹脂の全重量に基づいて10
重量%以下の、アルキル置換基を持たないか、あるいは
アルキル基の炭素数が1〜7個の、すなわちC0〜C7アル
キル置換基を持つノボラック樹脂で置き換えることも有
利である。本発明で有用なノボラック樹脂は分子量が約
250〜約5,000、好ましくは約1,500〜約3,000である。
本発明で用いるレゾール樹脂はA段階樹脂あるいは1
段法樹脂といわれるものである。この樹脂は熱硬化性で
あり、フェノールと過剰のホルムアルデヒドとのアルカ
リ触媒反応の生成物である。レゾール樹脂は、フェノー
ル部分がメチレン架橋によって結合した構造を有し、ベ
ンゼン環に結合したメチロール置換基を含む。レゾール
樹脂を製造するのに使用できるフェノール化合物は、フ
ェノールおよびオルト、メタおよびパラ位に炭素数1〜
8のアルキル置換基を有する置換フェノールである。特
に好ましいレゾール樹脂は、フェノール化合物がビスフ
ェノールAである樹脂である。有用なレゾール樹脂は、
軟化点が約55〜約85℃、185℃熱板上での硬化時間が約5
0〜約130秒のものである。レゾール樹脂については“En
cyclopedia of Polymer Science and Techinology"第10
巻、第1〜14頁(1969)に記述されている。
段法樹脂といわれるものである。この樹脂は熱硬化性で
あり、フェノールと過剰のホルムアルデヒドとのアルカ
リ触媒反応の生成物である。レゾール樹脂は、フェノー
ル部分がメチレン架橋によって結合した構造を有し、ベ
ンゼン環に結合したメチロール置換基を含む。レゾール
樹脂を製造するのに使用できるフェノール化合物は、フ
ェノールおよびオルト、メタおよびパラ位に炭素数1〜
8のアルキル置換基を有する置換フェノールである。特
に好ましいレゾール樹脂は、フェノール化合物がビスフ
ェノールAである樹脂である。有用なレゾール樹脂は、
軟化点が約55〜約85℃、185℃熱板上での硬化時間が約5
0〜約130秒のものである。レゾール樹脂については“En
cyclopedia of Polymer Science and Techinology"第10
巻、第1〜14頁(1969)に記述されている。
フェノキシ樹脂とは、ジフェノール類とエピクロロヒ
ドリンから得られる非晶質高分子量ポリ(ヒドロキシエ
ーテル)を総称する用語である。本発明で用いるフェノ
キシ樹脂はビスフェノールAとエピクロロヒドリンとの
高分子量反応生成物である。このポリ(ヒドロキシエー
テル)反応生成物は、約6,000〜約85,000の範囲の分子
量をもつ。フェノキシ樹脂については、“Encyclopedia
of Polymer Science and Technology"第10巻、第111〜
122頁(1969)に詳述されている。
ドリンから得られる非晶質高分子量ポリ(ヒドロキシエ
ーテル)を総称する用語である。本発明で用いるフェノ
キシ樹脂はビスフェノールAとエピクロロヒドリンとの
高分子量反応生成物である。このポリ(ヒドロキシエー
テル)反応生成物は、約6,000〜約85,000の範囲の分子
量をもつ。フェノキシ樹脂については、“Encyclopedia
of Polymer Science and Technology"第10巻、第111〜
122頁(1969)に詳述されている。
本発明の被覆用組成物の製造において、フェノキシ樹
脂は固形分100%の粉末状で、あるいは米国特許第4,35
5,122号に記載の水性分散液状で反応させることができ
る。
脂は固形分100%の粉末状で、あるいは米国特許第4,35
5,122号に記載の水性分散液状で反応させることができ
る。
本発明で用いる有用なアミノプラスト樹脂は、尿素お
よびトリアジン化合物とアルデヒドとの反応生成物をさ
らにアルコールでエーテル化した既知の樹脂である。こ
の樹脂には、尿素、チオ尿素、エチレン尿素、メラミ
ン、ベンゾグアナミンおよびアセトグアナミンから誘導
されたものがある。尿素およびトリアジンとの反応に用
いるアルデヒド類は炭素数1〜8のアルデヒド類であ
り、例えばホルムアルデヒド、ホルムアルデヒド形成性
化合物であるトリオキサンやパラホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒド、プロピオンアルデヒドおよびブチルア
ルデヒドがある。尿素およびトリアジンと、アルデヒド
との反応生成物をアルキル化即ちエーテル化するのに用
いるアルコール類は炭素数1〜8の1価アルコール、例
えばメチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチ
ルアルコールおよび2−エチルヘキシルアルコールがあ
る。アミノプラスト樹脂の詳細は、“Encyclopedia of
Polymer Science and Technology"第2巻、第1〜94
頁、インターサイエンス出版社刊(1965)にみられる。
よびトリアジン化合物とアルデヒドとの反応生成物をさ
らにアルコールでエーテル化した既知の樹脂である。こ
の樹脂には、尿素、チオ尿素、エチレン尿素、メラミ
ン、ベンゾグアナミンおよびアセトグアナミンから誘導
されたものがある。尿素およびトリアジンとの反応に用
いるアルデヒド類は炭素数1〜8のアルデヒド類であ
り、例えばホルムアルデヒド、ホルムアルデヒド形成性
化合物であるトリオキサンやパラホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒド、プロピオンアルデヒドおよびブチルア
ルデヒドがある。尿素およびトリアジンと、アルデヒド
との反応生成物をアルキル化即ちエーテル化するのに用
いるアルコール類は炭素数1〜8の1価アルコール、例
えばメチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチ
ルアルコールおよび2−エチルヘキシルアルコールがあ
る。アミノプラスト樹脂の詳細は、“Encyclopedia of
Polymer Science and Technology"第2巻、第1〜94
頁、インターサイエンス出版社刊(1965)にみられる。
本発明で使用するのに好ましいアミノプラスト樹脂は
ブチル化尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メチル化および
ブチル化メラミン−ホルムアルデヒドおよびベンゾグア
ナミン−ホルムアルデヒド樹脂である。
ブチル化尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メチル化および
ブチル化メラミン−ホルムアルデヒドおよびベンゾグア
ナミン−ホルムアルデヒド樹脂である。
本発明組成物を製造するのに使用できる有機溶剤は、
実質的に水混和性のものが好ましく、1種類の極性化合
物でも、あるいは無極性溶剤を含んだ混合物のいずれで
もよい。適当な有機溶剤としては次のようなものを単独
であるいは混合して用いる:ジイソブチルケトン、メチ
ルプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、ヒドロキ
シエチルアセテート、2−エトキシエチルアセテート、
プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、n−プロパノール、
イソプロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、
アミルアルコール、シクロヘキサノール等。有機溶剤に
少量含有させてもよい無極性溶剤には、脂肪族および芳
香族炭化水素があり、例えばナフサ、ヘプタン、ヘキサ
ン、ミネラルスピリット、トルエン、キシレン等が挙げ
られる。
実質的に水混和性のものが好ましく、1種類の極性化合
物でも、あるいは無極性溶剤を含んだ混合物のいずれで
もよい。適当な有機溶剤としては次のようなものを単独
であるいは混合して用いる:ジイソブチルケトン、メチ
ルプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、ヒドロキ
シエチルアセテート、2−エトキシエチルアセテート、
プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル、n−プロパノール、
イソプロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、
アミルアルコール、シクロヘキサノール等。有機溶剤に
少量含有させてもよい無極性溶剤には、脂肪族および芳
香族炭化水素があり、例えばナフサ、ヘプタン、ヘキサ
ン、ミネラルスピリット、トルエン、キシレン等が挙げ
られる。
水分散性樹脂とするには、アクリル樹脂のカルボン酸
基の一部または全部をアンモニア、または硬化条件下で
皮膜から揮発性のアミンで中和する。このようなアミン
類の例には、エチルアミン、ブチルアミン、ジメチルア
ミン、ジイソプロピルアミン、ジメチルエチルアミン、
ベンジルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミ
ン、ジメチルエタノールアミン、N−メチルモルホリン
等がある。一般には、アクリル樹脂中の酸1当量に対し
て約0.4〜約0.9当量のアンモニアまたはアミンを用い
る。
基の一部または全部をアンモニア、または硬化条件下で
皮膜から揮発性のアミンで中和する。このようなアミン
類の例には、エチルアミン、ブチルアミン、ジメチルア
ミン、ジイソプロピルアミン、ジメチルエチルアミン、
ベンジルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミ
ン、ジメチルエタノールアミン、N−メチルモルホリン
等がある。一般には、アクリル樹脂中の酸1当量に対し
て約0.4〜約0.9当量のアンモニアまたはアミンを用い
る。
流動性改善のために、低分子量ポリエステル類(分子
量約500〜約5,000)や、カルナウバ、パラフィンワック
ス等のワックス類を添加できる。
量約500〜約5,000)や、カルナウバ、パラフィンワック
ス等のワックス類を添加できる。
本発明の組成物を製造するにあたっては、エポキシ樹
脂、フェノキシ樹脂、アクリル樹脂、ノボラック樹脂お
よびレゾール樹脂を水混和性溶剤中に溶解し、次いでア
ミンを加え、アクリル樹脂中の酸基を塩の形態とし、水
を加えて分散液とする。
脂、フェノキシ樹脂、アクリル樹脂、ノボラック樹脂お
よびレゾール樹脂を水混和性溶剤中に溶解し、次いでア
ミンを加え、アクリル樹脂中の酸基を塩の形態とし、水
を加えて分散液とする。
本発明の組成物で用いるエポキシ樹脂、フェノキシ樹
脂、アクリル樹脂、ノボラック樹脂およびレゾール樹脂
の量は、エポキシ樹脂が約35〜約55重量%、好ましくは
約35〜約50重量%、アクリル樹脂が約7〜約30重量%、
好ましくは約10〜約25重量%、フェノキシ樹脂が約4〜
約30重量%、好ましくは約15〜約25重量%、ノボラック
樹脂が約5〜約15重量%、好ましくは約10〜約15重量
%、そしてレゾール樹脂が3〜約10重量%、好ましくは
約5〜約10重量%である。重量%はエポキシ樹脂、アク
リル樹脂、フェノキシ樹脂、ノボラック樹脂およびレゾ
ール樹脂の合計重量に基づく。
脂、アクリル樹脂、ノボラック樹脂およびレゾール樹脂
の量は、エポキシ樹脂が約35〜約55重量%、好ましくは
約35〜約50重量%、アクリル樹脂が約7〜約30重量%、
好ましくは約10〜約25重量%、フェノキシ樹脂が約4〜
約30重量%、好ましくは約15〜約25重量%、ノボラック
樹脂が約5〜約15重量%、好ましくは約10〜約15重量
%、そしてレゾール樹脂が3〜約10重量%、好ましくは
約5〜約10重量%である。重量%はエポキシ樹脂、アク
リル樹脂、フェノキシ樹脂、ノボラック樹脂およびレゾ
ール樹脂の合計重量に基づく。
本発明組成物は組成物樹脂全重量に対して約5重量%
以下のアミノプラスト樹脂で変性することができる。好
ましくは、組成物は約0.5〜約2重量%の尿素−ホルム
アルデヒド樹脂および約0.5〜約2重量%のトルアジン
−ホルムアルデヒド樹脂を含む。
以下のアミノプラスト樹脂で変性することができる。好
ましくは、組成物は約0.5〜約2重量%の尿素−ホルム
アルデヒド樹脂および約0.5〜約2重量%のトルアジン
−ホルムアルデヒド樹脂を含む。
本発明組成物は、さらに、組成物樹脂全重量に基づい
て約30重量%以下のポリ塩化ビニル樹脂を添加して変性
することができる。この樹脂は、塩化ビニルの単独重合
体でも、塩化ビニルと酢酸ビニルまたはエチレンとの共
重合体であってもよく、共重合体は少量のアクリル酸を
含んでいてもよい。ポリ塩化ビニル樹脂は、水系エマル
ジョンまたは分散液として、あるいは有機溶剤溶液とし
て加えることもできるが、微粉固体として添加して組成
物中に練り込むのが好ましい。
て約30重量%以下のポリ塩化ビニル樹脂を添加して変性
することができる。この樹脂は、塩化ビニルの単独重合
体でも、塩化ビニルと酢酸ビニルまたはエチレンとの共
重合体であってもよく、共重合体は少量のアクリル酸を
含んでいてもよい。ポリ塩化ビニル樹脂は、水系エマル
ジョンまたは分散液として、あるいは有機溶剤溶液とし
て加えることもできるが、微粉固体として添加して組成
物中に練り込むのが好ましい。
水および有機溶剤は、水と有機溶剤の合計量に基づい
て次のような量で存在させる。有機溶剤が約12.6〜約3
2.6重量%、水が約67.4〜約87.4重量%。好ましい量
は、有機溶剤が約17.6〜約27.6重量%で、水が約62.4〜
約82.4重量%である。
て次のような量で存在させる。有機溶剤が約12.6〜約3
2.6重量%、水が約67.4〜約87.4重量%。好ましい量
は、有機溶剤が約17.6〜約27.6重量%で、水が約62.4〜
約82.4重量%である。
被覆用組成物中の固形分、すなわち皮膜形成性成分の
重量%は、約20〜約50重量%の範囲であり、好ましくは
約25〜約40重量%である。
重量%は、約20〜約50重量%の範囲であり、好ましくは
約25〜約40重量%である。
本発明の被覆用組成物はアルミニウムやスチール缶の
内面の被覆用組成物として有用であるが、特にそれらの
缶の端面あるいはふたに有用である。缶の端面は乾燥膜
厚が約1.5〜約12mg/in2となるようにロールコート法に
より被覆する。被覆はオーブン中で320〜500゜F(160〜
260℃)の金属温度に加熱して硬化させる。オーブン中
の全滞留時間は約2秒〜約12分の範囲である。
内面の被覆用組成物として有用であるが、特にそれらの
缶の端面あるいはふたに有用である。缶の端面は乾燥膜
厚が約1.5〜約12mg/in2となるようにロールコート法に
より被覆する。被覆はオーブン中で320〜500゜F(160〜
260℃)の金属温度に加熱して硬化させる。オーブン中
の全滞留時間は約2秒〜約12分の範囲である。
缶端面、特に開口用タブを持った缶端面に加工される
金属板上の被膜は、2つの異なる方法で硬化される。シ
ート焼付け法と呼ばれる1つの方法は、約35インチ(8
8.9cm)×約36インチ(91.4cm)の寸法の金属板を被覆
する方法である。被覆されたシートを棚に垂直に立て、
オーブンに入れて最高金属温度約320゜F〜約400゜F(16
0〜204℃)で約7〜約12分間加熱する。
金属板上の被膜は、2つの異なる方法で硬化される。シ
ート焼付け法と呼ばれる1つの方法は、約35インチ(8
8.9cm)×約36インチ(91.4cm)の寸法の金属板を被覆
する方法である。被覆されたシートを棚に垂直に立て、
オーブンに入れて最高金属温度約320゜F〜約400゜F(16
0〜204℃)で約7〜約12分間加熱する。
別の方法はコイル被覆法である。鋼またはアルミニウ
ムの薄板の大ロールを巻き戻し、被覆し、加熱硬化さ
せ、再び巻取る。オーブンでの全加熱時間は約8〜約30
秒で、最高金属温度は約400〜約475゜F(約204〜約256
℃)に達する。
ムの薄板の大ロールを巻き戻し、被覆し、加熱硬化さ
せ、再び巻取る。オーブンでの全加熱時間は約8〜約30
秒で、最高金属温度は約400〜約475゜F(約204〜約256
℃)に達する。
金属のプライマー塗装等の他の用途においては、本発
明被覆用組成物は約300〜約500゜F(約149〜約260℃)
の温度で十分な時間硬化させる。本発明被覆用組成物は
クリヤー塗料にも着色塗料にも調合できる。被覆用組成
物に配合できる他の添加剤は、凝集溶剤、均展剤、湿潤
剤、別の樹脂の分散液、水溶性樹脂、増粘剤、沈殿防止
剤、界面活性剤、消泡剤、密着改善剤、腐食防止剤、着
色剤等である。
明被覆用組成物は約300〜約500゜F(約149〜約260℃)
の温度で十分な時間硬化させる。本発明被覆用組成物は
クリヤー塗料にも着色塗料にも調合できる。被覆用組成
物に配合できる他の添加剤は、凝集溶剤、均展剤、湿潤
剤、別の樹脂の分散液、水溶性樹脂、増粘剤、沈殿防止
剤、界面活性剤、消泡剤、密着改善剤、腐食防止剤、着
色剤等である。
本発明組成物の硬化被膜の試験法を次に説明する。
エナメル等級 エナメル等級(ER)試験は、被覆金属を飲料用缶端面
に加工した後、金属露出量(ミリアンペアで測定)を測
定するために用いる。この試験はエナメルレーター端面
用カップ(Enamel Rater end−cup)付属品を備えたワ
コ(Waco)エナメルレーターを用いて行う。電極を挿入
した端面用カップに1%の電解質溶液をおよそ半分まで
注入する。試験する端面をその被覆面をカップの内側に
向けてカップ上に置く。次にカップを回転させて、電解
質溶液が被覆端面に接触するようにする。カップ内の電
極は電解質溶液に浸るように保つ。残りの電極は端面の
被覆されていない面に接触させて置く。両電極間に12ボ
ルトの電圧を印加する。洩れ電流をミリアンペア単位で
測定する。ER試験の測定値の平均が0〜25であれば優、
25〜50は良、50〜75は可、75〜100はやや不良、100以上
は不良である。
に加工した後、金属露出量(ミリアンペアで測定)を測
定するために用いる。この試験はエナメルレーター端面
用カップ(Enamel Rater end−cup)付属品を備えたワ
コ(Waco)エナメルレーターを用いて行う。電極を挿入
した端面用カップに1%の電解質溶液をおよそ半分まで
注入する。試験する端面をその被覆面をカップの内側に
向けてカップ上に置く。次にカップを回転させて、電解
質溶液が被覆端面に接触するようにする。カップ内の電
極は電解質溶液に浸るように保つ。残りの電極は端面の
被覆されていない面に接触させて置く。両電極間に12ボ
ルトの電圧を印加する。洩れ電流をミリアンペア単位で
測定する。ER試験の測定値の平均が0〜25であれば優、
25〜50は良、50〜75は可、75〜100はやや不良、100以上
は不良である。
フェザリング(featherring) この試験はプルタブを取り除いた後、開口部の縁の被
膜のフリリング(frilling)状況を検査するために用い
る。被覆された端面を、プルタブ側を下にして180゜F
(82℃)に加熱した水浴中に10分間浸す。10分後、端面
を取り出し、けばのないタオルでふいて過剰の水を除
く。次に、プルタブを引っ張ってはずし、開口部の縁部
を、被膜のフリリング、すなわち被膜のはがれや被膜の
不均一な裂けについて観察する。
膜のフリリング(frilling)状況を検査するために用い
る。被覆された端面を、プルタブ側を下にして180゜F
(82℃)に加熱した水浴中に10分間浸す。10分後、端面
を取り出し、けばのないタオルでふいて過剰の水を除
く。次に、プルタブを引っ張ってはずし、開口部の縁部
を、被膜のフリリング、すなわち被膜のはがれや被膜の
不均一な裂けについて観察する。
被膜は次の基準で評価される。
10 :良好 9〜8:わずかに劣るからやや劣るまで 7 :やや劣る 6〜5:劣る 4〜0:非常に劣る MEK耐性(メチルエチルケトン耐性) この試験は硬化被膜の耐溶剤性を測定するために行
う。被膜をメチルエチルケトンをふくませた布でこす
る。耐性はこすって被膜を溶かすのに、何往復必要かで
測定できる。
う。被膜をメチルエチルケトンをふくませた布でこす
る。耐性はこすって被膜を溶かすのに、何往復必要かで
測定できる。
低温殺菌 この試験は温水に接触した後の被膜の密着性および白
化抵抗性を測定するために行う。被覆された缶の端面を
180゜F(82℃)の湯に10分間つける。次にこれを湯より
取り出し、乾燥させ、縦横少なくとも3本づつの線でけ
がくことによりごばん目を入れる。ごばん目を入れた部
分に、No.610のスコッチ(登録商標名)セロファンテー
プをしっかり固定し、次いで板の表面からまっすぐ上に
引っ張る。密着性は板の上に残った被膜の良で測定す
る。また、被膜の白化抵抗性は湯から取り出してから5
分後に被膜を観察することにより測定する。白化は、皮
膜の乳白色の変色または曇りであり、一般には全体にわ
たって一様に起こるが、時にはしみ状、斑点状となる。
化抵抗性を測定するために行う。被覆された缶の端面を
180゜F(82℃)の湯に10分間つける。次にこれを湯より
取り出し、乾燥させ、縦横少なくとも3本づつの線でけ
がくことによりごばん目を入れる。ごばん目を入れた部
分に、No.610のスコッチ(登録商標名)セロファンテー
プをしっかり固定し、次いで板の表面からまっすぐ上に
引っ張る。密着性は板の上に残った被膜の良で測定す
る。また、被膜の白化抵抗性は湯から取り出してから5
分後に被膜を観察することにより測定する。白化は、皮
膜の乳白色の変色または曇りであり、一般には全体にわ
たって一様に起こるが、時にはしみ状、斑点状となる。
次に本発明をより明確に説明するために実施例を示
す。特に指定がない限り、部および%は重量による。
す。特に指定がない限り、部および%は重量による。
(実施例) 実施例1 適当な反応器に、エポキシ当量約2,200〜2,300のビス
ェノールAのグリシジルポリエーテル400部、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル250部およびアセチル
化されたクエン酸アルキルエステル50部を入れた。
ェノールAのグリシジルポリエーテル400部、ジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル250部およびアセチル
化されたクエン酸アルキルエステル50部を入れた。
加熱して、グリシジルポリエーテルを溶かし、320゜F
(160℃)に昇温させた。温度が320゜Fに達したとき、
平均分子量が18,000〜21,000のフェノキシ樹脂250部を
加えた。温度を320゜Fに45分間維持した。温度を260゜F
(126℃)に下げ、n−ブタノール120部を加えた。温度
を200゜F(93℃)に下げ、この温度に保ちながら、アク
リル樹脂溶液182部、レゾール樹脂80部およびノボラッ
ク樹脂120部を30分間かけて加えた。アクリル樹脂は、
スチレン45重量%、エチルアクリレート21.14重量%お
よびアクリル酸33,86重量%からなり、水、n−ブタノ
ールおよびエチレングリコールモノブチルエーテルの混
合溶液に55%固形分で溶解したものである。ノボラック
樹脂は分子量が約1500〜2300の、ノニフェノールとホル
ムアルデヒドとの反応生成物である。レゾール樹脂は、
ビスフェノールAとホルムアルデヒドの反応生成物であ
り、比重1.22〜1.24、185℃でのストローク硬化速度(S
troke Cure)105〜125秒、軟化点70〜80℃のものであ
る。
(160℃)に昇温させた。温度が320゜Fに達したとき、
平均分子量が18,000〜21,000のフェノキシ樹脂250部を
加えた。温度を320゜Fに45分間維持した。温度を260゜F
(126℃)に下げ、n−ブタノール120部を加えた。温度
を200゜F(93℃)に下げ、この温度に保ちながら、アク
リル樹脂溶液182部、レゾール樹脂80部およびノボラッ
ク樹脂120部を30分間かけて加えた。アクリル樹脂は、
スチレン45重量%、エチルアクリレート21.14重量%お
よびアクリル酸33,86重量%からなり、水、n−ブタノ
ールおよびエチレングリコールモノブチルエーテルの混
合溶液に55%固形分で溶解したものである。ノボラック
樹脂は分子量が約1500〜2300の、ノニフェノールとホル
ムアルデヒドとの反応生成物である。レゾール樹脂は、
ビスフェノールAとホルムアルデヒドの反応生成物であ
り、比重1.22〜1.24、185℃でのストローク硬化速度(S
troke Cure)105〜125秒、軟化点70〜80℃のものであ
る。
温度を200゜F(93℃)に保ちながら、2−ジメチルエ
タノールアミン44部を、10分間かけて加えた。温度を20
0゜Fに30秒間保った。脱イオン水870部を1時間かけて
撹拌しながらゆっくり加えた。その間に温度は150゜F
(66℃)に下がった。温度を室温に下げながら、撹拌を
3時間続けた。カルナウバおよび合成ワックスを固形分
25%で含む陰イオン系ワックスエマルジョン160部を加
えた。次いで、得られた被覆用組成物を濾過し貯蔵し
た。この組成物はNo.4のフォードカップ(Ford cup)で
77秒の粘度を示し、固形分は39.06%であった。
タノールアミン44部を、10分間かけて加えた。温度を20
0゜Fに30秒間保った。脱イオン水870部を1時間かけて
撹拌しながらゆっくり加えた。その間に温度は150゜F
(66℃)に下がった。温度を室温に下げながら、撹拌を
3時間続けた。カルナウバおよび合成ワックスを固形分
25%で含む陰イオン系ワックスエマルジョン160部を加
えた。次いで、得られた被覆用組成物を濾過し貯蔵し
た。この組成物はNo.4のフォードカップ(Ford cup)で
77秒の粘度を示し、固形分は39.06%であった。
アルミニウム板をこの被覆用組成物を用いて7〜8mg/
in2の皮膜付着量で被覆した。この被覆を475゜F(246
℃)で2〜4秒加熱して硬化させた。次に、この被覆さ
れたアルミニウム板を開口用タブ付きの缶端面に加工し
た。被膜の金属被覆性(エナメル等級試験)、耐溶剤性
(MEK往復摩擦)、低温殺菌およびフェザリングについ
て試験を行った。これらの試験の結果を第2表に示す。
被覆用組成物の成分は第1表に示す通りである。
in2の皮膜付着量で被覆した。この被覆を475゜F(246
℃)で2〜4秒加熱して硬化させた。次に、この被覆さ
れたアルミニウム板を開口用タブ付きの缶端面に加工し
た。被膜の金属被覆性(エナメル等級試験)、耐溶剤性
(MEK往復摩擦)、低温殺菌およびフェザリングについ
て試験を行った。これらの試験の結果を第2表に示す。
被覆用組成物の成分は第1表に示す通りである。
実施例2 実施例1に記載したと同様の方法を用いて、ビスフェ
ノールAのグリシジルポリエーテル40部、フェノキシ樹
脂25部、アクリル樹脂10部およびノボラック樹脂12部か
ら被覆用組成物を製造した。これらの樹脂はすべて実施
例1に記載のものと同じである。これらの成分にレゾー
ル樹脂8部および固形分25%のカルナウバとパラフィン
ワックスの水性陰イオン系エマルジョン5部を混合し
た。実施例1に記載したと同じ方法で、アルミニウム板
に被覆用組成物を被覆し、硬化させ、次いで加工した。
被覆用組成物の成分および試験結果をそれぞれ第1表お
よび第2表に示す。
ノールAのグリシジルポリエーテル40部、フェノキシ樹
脂25部、アクリル樹脂10部およびノボラック樹脂12部か
ら被覆用組成物を製造した。これらの樹脂はすべて実施
例1に記載のものと同じである。これらの成分にレゾー
ル樹脂8部および固形分25%のカルナウバとパラフィン
ワックスの水性陰イオン系エマルジョン5部を混合し
た。実施例1に記載したと同じ方法で、アルミニウム板
に被覆用組成物を被覆し、硬化させ、次いで加工した。
被覆用組成物の成分および試験結果をそれぞれ第1表お
よび第2表に示す。
実施例3 実施例1に記載したと同様の方法を用いて、ビスフェ
ノールAのグリシジルポリエーテル40部、フェノキシ樹
脂15部、アクリル樹脂20部、及びノボラック樹脂11部か
ら被覆用組成物を製造した。これらの成分はすべて実施
例1に記載したのと同じものである。さらに、レゾール
樹脂7部および実施例2に記載のワックスエマルジョン
5部を加えた。追加成分として、メトキシメチルメラミ
ン1部と、イソブチルアルコール中の不揮発分60%のイ
ソブチル化尿素−ホルムアルデヒド樹脂1部を加えた。
組成および試験結果をそれぞれ第1表および第2表に示
す。
ノールAのグリシジルポリエーテル40部、フェノキシ樹
脂15部、アクリル樹脂20部、及びノボラック樹脂11部か
ら被覆用組成物を製造した。これらの成分はすべて実施
例1に記載したのと同じものである。さらに、レゾール
樹脂7部および実施例2に記載のワックスエマルジョン
5部を加えた。追加成分として、メトキシメチルメラミ
ン1部と、イソブチルアルコール中の不揮発分60%のイ
ソブチル化尿素−ホルムアルデヒド樹脂1部を加えた。
組成および試験結果をそれぞれ第1表および第2表に示
す。
表中、A、B、C、DおよびEで示した比較例は、組
成物がノボラック樹脂またはレゾール樹脂を含まない場
合に、1またはそれ以上の性質が劣ることを示す。
成物がノボラック樹脂またはレゾール樹脂を含まない場
合に、1またはそれ以上の性質が劣ることを示す。
実施例4 実施例3に記載の被覆用組成物90部に、微粉ポリ塩化
ビニル(B.F.グッドリッチ社製の分散用グレード、ゼオ
ン198)10部を加えた。この混合物をサンドミルにか
け、なめらかな均質組成物とした。アルミニウム板を、
実施例1に記載の方法により、この組成物で被覆した。
450゜F(232℃)で5秒間加熱して被膜を硬化させた。
次いで、被膜アルミニウム板を開口用タブ付き缶端面に
加工した。次に、この被膜を試験し、次の結果を得た。
エナメル等級の平均値は6.7、耐溶剤性はMEK往復摩擦12
回、耐水性[180゜F(82℃)水中10分間]は8(白化)
および10(密着力)であり、フェザリングは10で、耐し
み性は10であった。
ビニル(B.F.グッドリッチ社製の分散用グレード、ゼオ
ン198)10部を加えた。この混合物をサンドミルにか
け、なめらかな均質組成物とした。アルミニウム板を、
実施例1に記載の方法により、この組成物で被覆した。
450゜F(232℃)で5秒間加熱して被膜を硬化させた。
次いで、被膜アルミニウム板を開口用タブ付き缶端面に
加工した。次に、この被膜を試験し、次の結果を得た。
エナメル等級の平均値は6.7、耐溶剤性はMEK往復摩擦12
回、耐水性[180゜F(82℃)水中10分間]は8(白化)
および10(密着力)であり、フェザリングは10で、耐し
み性は10であった。
本発明の原理、好適態様および作用を以上に説明し
た。ただし、本発明はここに開示さた具体的内容に限定
されるものではない。以上の説明は限定ではなく、例示
を目的としたものであり、本発明の範囲内で、当業者に
は種々の変形や変更が可能である。
た。ただし、本発明はここに開示さた具体的内容に限定
されるものではない。以上の説明は限定ではなく、例示
を目的としたものであり、本発明の範囲内で、当業者に
は種々の変形や変更が可能である。
(発明の効果) 本発明によれば、缶被覆、特に缶の端面の被覆に適す
る優れた性能の被覆用組成物が得られる。
る優れた性能の被覆用組成物が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 161:14 161:06)
Claims (12)
- 【請求項1】下記(a)〜(e)の成分を含む、アンモ
ニア又はアミンと塩を形成した樹脂成分の水性分散液か
らなる熱硬化性水性被覆用組成物。 (a)約35〜約55重量%のエポキシ樹脂、 (b)約7〜約30重量%のアクリル樹脂、 (c)約10〜約30重量%のフェノキシ樹脂、 (d)約5〜約15重量%のアルキル化フェノールノボラ
ック樹脂、および (e)3〜約10重量%のレゾール樹脂。 但し、前記重量%は(a)、(b)、(c)、(d)お
よび(e)の合計重量に基づくものであり、 エポキシ樹脂は、エポキシ当量約1,200〜約6,000の、2
価フェノールのグリシジルポリエーテルであり、 アクリル樹脂は、重合性エチレン系不飽和カルボン酸単
量体とこれと共重合可能な、酸基を含まない単量体との
共重合体であり、重合性の酸はアクリル樹脂中に、この
樹脂の全重量に基づいて約5〜約45重量%の量で存在
し、 フェノキシ樹脂は、エピクロロヒドリンとビスフェノー
ルAとの、分子量約6,000〜約85,000の反応生成物であ
り、 アルキル化フェノールノボラック樹脂は、そのアルキル
置換基が炭素数約8〜約12のものであり、 レゾール樹脂は、軟化点約55〜約85℃、185℃の熱板上
での硬化時間が約60〜130秒のものである。 - 【請求項2】エポキシ樹脂が約35〜約50重量%、アクリ
ル樹脂が約10〜約25重量%、フェノキシ樹脂が約15〜約
25重量%、ノボラック樹脂が約10〜15重量%、そしてレ
ゾール樹脂が約5〜約10重量%の量でそれぞれ存在す
る、請求項1記載の被覆用組成物。 - 【請求項3】ノボラック樹脂の約10重量%以下を、芳香
環上にアルキル置換基を持たないかあるいは炭素数1〜
7のアルキル置換基を持ったノボラック樹脂で置き換え
た、請求項1記載の被覆用組成物。 - 【請求項4】エポキシ樹脂が、エポキシ当量約2,000〜
2,800の、ビスフェノールAのグリシジルポリエーテル
である請求項1記載の被覆用組成物。 - 【請求項5】アクリル樹脂がスチレン、エチルアクリレ
ートおよびアクリル酸の共重合体である請求項1記載の
被覆用組成物。 - 【請求項6】アクリル酸がアクリル樹脂中に約20〜約40
重量%の量で存在する請求項5記載の被覆用組成物。 - 【請求項7】ノボラック樹脂がノニルフェノールノボラ
ック樹脂である請求項1記載の被覆用組成物。 - 【請求項8】レゾール樹脂がビスフェノールA−ホルム
アルデヒド樹脂である請求項1記載の被覆用組成物。 - 【請求項9】アミノプラスト樹脂を約5重量%以下含む
請求項1記載の被覆用組成物。 - 【請求項10】アミノプラスト樹脂が、尿素−ホルムア
ルデヒド樹脂、トリアジン−ホルムアルデヒド樹脂ある
いはそれらの混合物である請求項9記載の被覆用組成
物。 - 【請求項11】アミノプラスト樹脂が、イソブチル化尿
素−ホルムアルデヒド樹脂約0.5〜約2重量%とアルコ
キシメチルメラミン樹脂約0.5〜約2重量%の量で存在
する請求項10記載の被覆用組成物。 - 【請求項12】ポリ塩化ビニル樹脂を約30重量%以下含
む請求項1記載の被覆用組成物。
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