JP2745688B2 - 用紙類鑑別装置 - Google Patents

用紙類鑑別装置

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JP2745688B2 JP1150920A JP15092089A JP2745688B2 JP 2745688 B2 JP2745688 B2 JP 2745688B2 JP 1150920 A JP1150920 A JP 1150920A JP 15092089 A JP15092089 A JP 15092089A JP 2745688 B2 JP2745688 B2 JP 2745688B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《発明の分野》 この発明は、現金自動預金取出機に投入された紙幣な
どの用紙類を収集データに基づいて鑑別する装置に関す
る。
《発明の概要》 この発明は、投入された用紙類について検出される信
号パターンデータの入力開始と同時に、想定される全用
紙類の検出信号パターンに基づいて正券(真正の用紙
類)に対する類似度をファジィ推論し、その結果によっ
て正券判定を行うことにより、投入された用紙類の鑑別
処理を高速化し、併せて鑑別結果の信頼性を向上させる
ようにしたものである。
《従来技術とその問題点》 従来の用紙類鑑別装置において、用紙類例えばATM
(現金自動預金取出機)に投入される複数種類の紙幣を
鑑別するときは、第5図に示す手順で行われている。す
なわち、ステップ201でATM投入口に投入された紙幣(用
紙類)の外観的特徴をセンサで検出し、そのセンサ検出
信号パターンの全部または半分以上をCPUのRAM上にデー
タ収集する。次にステップ202で収集データに基づきCPU
により、紙幣の種類と、投入状態・方向、すなわち紙幣
の表・裏のどちらかが上側でありかつ紙幣の長手方向特
定端がその他端に対し投入方向側にあるか否かの状態を
判定する。
その後、ステップ203で各種類の紙幣例えば1万円札,
5千円札,千円札の図柄、透かし模様などの特徴的な外
観情報を正券のそれと比較し、投入された紙幣が正券
(真正の紙幣)であるか否かを判定する。そしてステッ
プ204で上記結果を総合的に比較判断して最終的な紙幣
鑑別を行っている。
しかしながら、このような従来装置による鑑別方式で
は、紙幣等の用紙類のパターンデータをセンサで収集し
た後、CPUで用紙類の種類および投入状態・方向を判定
しているため、用紙類データ収集開始時から種類、投入
状態・方向判定開始時までの間のCPUの処理時間と、正
券判定開始時から正券判定完了時までの間のCPUの処理
時間等がロスタイムとなっている。そのため、用紙類鑑
別処理の高速化が困難になっていた。
また、上記鑑別処理の高速化が図れないことは、限ら
れた短い鑑別処理時間内において、結局正券判定の処理
軸間を十分長く確保できないこととなる。その結果、正
券判定を正確に行うのに必要な情報をCPUに十分取込む
ことができず、判定ミスを多発させるなどして最終的な
鑑別結果の信頼性を低下させるという問題があった。
《発明の目的》 この発明は、このような従来の問題に着目してなされ
たもので、その目的は、用紙類から得られる検出信号パ
ターンデータを入力し始めると同時に、その検出信号に
対してファジィ推論を行って用紙類の正券判定を実行す
ることにより、鑑別処理の高速化を実現し、かつ正券判
定を正確に行い、鑑別結果の信頼性を高めることができ
る用紙類鑑別装置を提供することにある。
《発明の構成と効果》 この発明は、上記のような目的を達成するため、複数
種類の用紙類が投入される投入部と、 この投入部に投入された用紙類の種類および投入状態
・方向を検知する検知手段と、 この検知手段による検知開始とほぼ同時に、その検知
信号をファジィ推論により評価して、全用紙類の検出信
号パターンに対する類似度を求めて正券判定を行う判定
手段と、 を具備することを特徴とする。
従ってこの発明によれば、用紙類のパターンデータが
検知手段により検出されると同時に、判定手段において
ファジィ推論によって用紙類の正券判定が並行して処理
される。このため、従来のようにデータ収集後に判定処
理がなされるのではないので、判定開始時から判定完了
時までのロスタイムがなくなり、その分だけ鑑別処理の
高速化を図ることができる。
また、鑑別処理の高速化が可能であるにもかかわら
ず、正券判定の処理時間を検出信号パターンデータ収集
と並行して十分長く確保できるので、正確な情報を所要
量入力することにより、正券判定ミスが可及的に減少し
て用紙類鑑別の信頼性を上げることができる。
《実施例》 以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は紙幣の鑑別装置にこの発明を適用した実施例
のブロック図である。
同図において、1は複数種類の紙幣(用紙類)Wが投
入される鑑別用投入部であって、紙幣Wの搬送路2に沿
った所定位置には、紙幣Wの鑑別搬送と同期したエンコ
ーダパルス信号PSを出力するエンコーダ3が設けられて
いるとともに、エンコーダ3から搬送方向T側に所定距
離だけ離れた位置には、紙幣Wに関する透明度などの外
観的特徴に応じたアナログ信号パターンASを出力する光
学式センサ(検知手段)4が設けられている。
そして、上記エンコーダ3の出力部3aは、デジタル信
号変換器5を介してファジィ推論用P−ROM制御器6に
接続され、P−ROM制御器6の出力部はファジィ推論用
P−ROM7を介して演算器8に接続されている。
一方、センサ4の出力部4aは、増幅器9を介してA/D
変換器10に接続され、A/D変換器10で変換されたデジタ
ル信号DSは、ファジィ推論用P−ROM7およびCPU11のRAM
12にほぼ同時に送出されるようになされている。このRA
M12は、紙幣Wに関する検出信号パターンデータの類似
度が記憶されたエリアA1〜A12を有し、これらのエリアA
1〜A12には、演算器8で演算されたデータ信号が送られ
るようになされている。
また、RAM12を統括するCUP11には、紙幣判定プログラ
ムが格納されたプログラムP−ROM13,鑑別用投入部1に
投入された紙幣Wの搬送動作を制御するI/O装置14,およ
び紙幣Wの鑑別結果を上位制御部に出力するI/F(イン
ターフェース)回路15がそれぞれ接続されている。その
うちI/O装置14からはファジィ推論用P−ROM制御器6に
紙幣入力開始信号SSが送出されるようになされている。
次に、第2図のフローチャートを参照しながら、この
実施例の作用について説明する。
まず紙幣Wが投入部1に投入されローラ3bを介してエ
ンコーダ3が作動すると、そのことはエンコーダ3の出
力部3aからCPU11に出力される。次いでI/O装置14を介し
てファジィ推論用P−ROM制御器6に紙幣入力開始信号S
Sが送られる。
すると、CPU11より搬送駆動系に動作指令信号が送ら
れ、これにより紙幣Wが搬送方向Tへ所定ピッチずつ間
欠的に搬送されるとともに、エンコーダ3より搬送系の
エンコーダパルス信号PSが出力される。このエンコーダ
3からのパルス信号PSはデジタル信号変換器5によって
デジタル変換され、ファジィ推論用P−ROM制御器6に
入力される。この入力信号は、第3図に示すように、紙
幣搬送距離がx1,x2,x3,…である位置でのメンバーシッ
プ関数の移動信号として用いられる(ステップ101)。
一方、ステップ101の動作開始と同時にステップ102の
動作が開始する。すなわち、光学式センサ4により、紙
幣Wの外観的特徴に応じた波形のアナログ信号パターン
APが検出され、この検出信号パターンはA/D変換器10に
より紙幣パターンデジタル信号DSに変換される。得られ
た紙幣パターンデジタル信号DSは、ファジイ推論用P−
ROM7とCPU11のRAM12との双方にメモリアドレスとして入
力される。
ファジィ推論用P−ROM7には、第3図に示すように各
点x1,x2,x3…での全紙幣パターンのメンバーシップ関数
グラフ、つまり横軸をセンサ4による検出信号データと
し、かつ縦軸を正券に対する類似度とするグラフが格納
されている。この全紙幣パターンは、本例では3種類の
紙幣と4等りの紙幣投入状態・方向との組み合わせで合
計12パターンに分けられている。なお、ここでいう4通
りの投入状態・方向は、投入された紙幣の表の面が上側
にあるか否か、および紙幣の長手方向特定端がその他端
に対し投入方向側にあるか否かの組み合わせで一義的に
決まるものである。
この全紙幣パターン12通りについて搬送距離x1,x2,x3
…の各点でそれぞれ正券との類似度が推論される。例え
ば、第4図に示すように、x2点でのセンサ信号データが
符号dで示される位置のときは、パターン11,9,4につい
ての類似度はそれぞれ90%,60%,15%となり、得られた
パターン番号と類似度との双方がファジィ推論用P−RO
M7から演算器8に送られる。すると、演算器ではP−RO
M7の推論結果を演算して、パターン11,9,4に対応するRA
M12のパターンデータ類似度エリアに加算していく。
これとともにCPUは、紙幣投入後、信号パターンデー
タの類似度合を常時監視する(ステップ102)。そしてC
PUは、類似度合がある一定位置以上になるまで、他のプ
ログラム処理をしながら待機する(ステップ103否
定)。しかして、類似度合がある一定値になったときは
(ステップ103肯定)、紙幣パターン生データの入力と
同時に正券判定処理を行う(ステップ104)。
最後に、紙幣Wに関する全体的判別項目をセンサ信号
の収集データに照らしてチェックし、最終紙幣鑑別処理
を完了させる。その後CPU11からの指令に基づき、I/F回
路15により鑑別結果の内容を上位制御器に送信する(ス
テップ105)。
この動作手順ではステップ101とステップ102では時間
的に同時並行処理がなされているため、紙幣に関するセ
ンサ信号のデータ収集処理と、正券判定処理とがほとん
ど両者同時に完了する。
以上のようにこの発明では紙幣についてのセンサ信号
パターンデータを収集すると同時に、紙幣の類似度計算
および正券判定処理が並行して同時に行われる。従っ
て、従来のように上記データ収集後に正券判定が行われ
のではなく、ロスタイムを利用して正券判定がなされる
ので、その分だけ紙幣の鑑別処理を従来よりも高速に行
うことができる。
またセンサ信号パターンのデータ収集と同時に正券判
定を行うことにより、正券判定の処理時間を従来よりも
十分長く確保できるため、その分だけ正券判定に必要と
される正確な情報をより多く取り込むことができる。従
って、より多くの正確なデータを得ることにより、判定
ミスが極力減少し紙幣鑑別の信頼性向上を達成すること
ができる等の効果を有する。
実施例では鑑別の対象となる用紙類として紙幣に適用
したが、この発明はこれに限らず、これに類似した用紙
類であれば有価証券などにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第2図は
実施例の動作順序を示すフローチャート、第3図は用紙
搬送距離とセンサ信号データとの関係を示す特性図、第
4図はファジィ推論用P−ROMに設定されたメンバーシ
ップ関数を示すグラフ、第5図は従来の鑑別動作順序を
示すフローチャートである。 1……鑑別用投入部 3……エンコーダ 4……光学式センサ(検知手段) 7……ファジィ推論用P−ROM 11……CPU 12……RAM

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類の用紙類が投入される投入部と、
    この投入部に投入された用紙類の種類および投入状態・
    方向を検知する検知手段と、 この検知手段による検知開始とほぼ同時に、その検知信
    号をファジィ推論により評価して、全用紙類の検出信号
    パターンに対する類似度を求めて正券判定を行う判定手
    段と、 を具備することを特徴とする用紙類鑑別装置。
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