JP2745532B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

Info

Publication number
JP2745532B2
JP2745532B2 JP63119546A JP11954688A JP2745532B2 JP 2745532 B2 JP2745532 B2 JP 2745532B2 JP 63119546 A JP63119546 A JP 63119546A JP 11954688 A JP11954688 A JP 11954688A JP 2745532 B2 JP2745532 B2 JP 2745532B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
electrode means
focusing
vertical direction
extracting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63119546A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01289054A (ja
Inventor
敏伸 関原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP63119546A priority Critical patent/JP2745532B2/ja
Publication of JPH01289054A publication Critical patent/JPH01289054A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2745532B2 publication Critical patent/JP2745532B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は画像表示装置に関するものであった。
従来の技術 従来、円筒状の画面にカラーテレビジョン画像を再現
し、360゜近いあらゆる方向から画像を視ることができ
る方式の画像表示素子の例はあまり見当らないが、たと
えば、第4図に示すような方法が考えられる。
第4図は従来の円筒形画像表示装置の外観および水平
断面を示す概略図である。これは、6個のブラウン管1
を放射状に配したものを数段に積み上げて、全体として
円筒形の画像を得る方法である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成においては、各ブラウ
ン管を密着させて配置しても、ある程度のすき間2が生
じ、円筒面全体で画像を形成したとき、画像の不連続と
なって目障りとなる。また、数多くのブラウン管を用い
るため、コスト高となり、さらに全体として大型のディ
スプレイ(例えば建造物の一部)としては実施できて
も、小型のディスプレイとしては実現困難という課題が
ある。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、垂直に架張され
た陰極線管と、これを中心軸として同心円筒面上に配設
された略円筒形状の導電板からなる数枚の電極手段およ
び円筒状の表示手段を用いると共に、引き出し電極手段
が水平方向に複数個の貫通孔列を有した円筒状の導電板
を垂直方向に一定間隔を介してたがいに絶縁し、同心円
筒上に複数枚配設したものからなることを特徴とする。
作用 本発明は上記構成によって、線陰極から複数本の電子
ビームを放射状に取り出し、それぞれの電子ビームを映
像信号に応じて制御し、かつ静電集束,静電偏向するこ
とによって、表示手段上にマトリクス状の画像を形成
し、全体として継ぎ目のない略円筒形の画像を提供する
ことができる。
実 施 例 以下本発明の一実施例の画像表示装置について、図面
を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例における画像表示装置の内
部構成を示すものである。11は線陰極、12は電子ビーム
引出し電極、13は信号電極、14は集束電極、15は水平偏
向電極、16は垂直偏向電極、17は表示手段であり、これ
らの構成部品をガラス容器18の内部に収納し、容器内を
真空としたものである。
線陰極11は、垂直方向および円周方向にほぼ一様な電
流密度分布の電子流を発生するものであり、たとえばタ
ングステン線の表面に酸化物陰極材料が塗着されて構成
される。
引き出し電極12は、水平方向に貫通孔19の列を有する
円筒状の導電板を適宜間隔20を介して垂直方向に並設し
たものからなる。
信号電極13は、垂直方向に貫通孔21の列を有する細長
い導電板を適宜空間を介して略円筒面上に並設して柵状
としたものからなり、各貫通孔21は、引き出し電極の貫
通孔19と各々が対向する位置にある。
集束電極14は、前記信号電極の貫通孔21と各々対向す
る位置に貫通孔22を有する円筒状の導電板からなる。
水平偏向電極15は、垂直方向に細長い導電板をたがい
に一定幅の空間23を介して略円筒面上に並設したものか
らなり、前記貫通穴19,21,22を通過してきた電子ビーム
列が、それぞれの導電板群の空間23を通過できるように
したものである。
垂直偏向電極16は、略円筒状の導電板を垂直方向に一
定間隔24を介して同一円筒面上に並設したものからな
り、電子ビーム列が空間24を通過できるようにしたもの
である。
表示手段17は、電子ビームの照射によって発光する螢
光体をガラス容器18の内面に塗布し、その上に薄導電膜
からなるメタルバック層(図示せず)が付加されて構成
される。
以上の構成において、引き出し電極12,信号電極13,集
束電極14,水平集束電極15,垂直偏向電極16,および表示
手段17は、いずれも線陰極11を中心軸とする同心円筒面
上に位置している。また、貫通孔19,21,22はいずれも本
実施例では円形であるが、矩形,楕円その他の任意形状
でも良い。集束電極14は、本実施例では1枚のみ示して
いるが、複数枚の重ね合わせを用いても良い。また、各
電極の導電板には、各々独立した電圧が印加されるが、
そのための導線や端子を容器外に引き出す必要がある。
本実施例では、25に示すごとく、垂直偏向電極16の一部
を切り込み、延長して容器外に引き出すための手段を示
してあるが、他の電極についても同様の方法、あるいは
垂直上方および下方から端子を取り出しても良い。
以上のように構成された画像表示装置について、以下
その動作を説明する。はじめに電子の取り出し方法につ
いて第2図を用いて説明する。
まず、線陰極31に電圧V0を印加し、電流を通じて加熱
し、電子放出を容易な状態にしておく。そして引き出し
電極32a〜32dのうち、32a,32c,32dにそれぞれV1、32bに
V2なる電位を印加し、V1<V0<V2とすれば、32bだけが
線陰極31に対して陽極となり、図に示すごとく電子流が
線陰極より発生し、一部は、貫通孔を通過して33のごと
く電子ビームとして取り出すことができる。したがっ
て、引き出し電極に上方より順にV2なる電位を印加し、
他をV1として切り換えてゆくと、放射状の電子ビーム列
を一定時間ずつ上方より順に取り出してゆくことができ
る。
つぎに再び第3図を用いて説明を続ける。第3図は、
本実施例の水平断面図であり、41は線陰極で電位V0,42
は引出し電極で電位V2,43a,43b,43cは信号電極で、それ
ぞれ電位V4,V4,V3,44は集束電極、45a,45bは水平偏向電
極で、それぞれ電位V+,V-,46は垂直偏向電極、47はメタ
ルバック層の付加された表示手段で電位VH,48a,48b,48c
は電子ビームである。
前述のようにV0<V2なる引き出し電極の電位V2により
引き出し電極42を通過した電子ビームは、さらにV0<V4
なる電位を印加された信号電極43a,43bは通過するが、V
0>V3なる電位の信号電極43cに対しては、運動エネルギ
を失って48cのごとく電極を通過することができない。
そこで、テレビジョン映像信号に応じて、各々の信号電
極の電位を経時的にV3またはV4に切換えることにより、
各電子ビーム流を経時的に制御する。
つぎに信号電極を通過した電子ビームは、集束電極44
に印加された電位V5の静電レンズ効果によって集束され
たのち、水平偏向電極45a,45bの間に流入する。ここで
は、例えば図に示すごとく45aにV+,45bにV-なるV+>V-
の電圧が印加されており、電子ビームは48aのごとく水
平方向に静電偏向され、垂直偏向電極46のスリットを通
過したのち、表示手段47のメタルバック層に印加された
高電圧VHによって加速され、高エネルギで螢光体を照射
して発光させる。水平偏向電極45a,45bの電圧を変化さ
せることにより、図中の点線で示した電子ビーム48a′
のごとく電子ビームを左右いずれにも偏向させることが
可能である。
また、垂直偏向電極においても、電子ビームの垂直方
向(第4図では紙面に垂直方向)の上下の電極間に電位
差を設けることにより、上記水平偏向の作用と全く同様
に垂直方向に電子ビーム列を偏向することができる。こ
の垂直偏向の様子は、第1図における電子ビーム26に示
してある。
以上のような電圧制御を各電極に対して繰り返し、映
像信号,垂直偏向,水平偏向を組み合わせれば、各電子
ビームは、例えば第1図の27に示す小画面を走査してRG
B螢光体を照射し、さらにこれらの小画面をすき間なく
継ぎ合わせれば、全体として円筒状のカラーテレビジョ
ン画像を提供することができる。
この方式によれば、原理的には360゜全角度から画像
を視覚することができる。実際には、第1図25に示した
ような端子引き出し部を設ける必要から、若干の画像欠
落部を必要とするが、ほぼ、水平面内全角度に近い方向
からテレビジョン画像を楽しむことができる。
つぎに本実施例の製造方法について述べる。第1図に
おける引き出し電極12,信号電極13,集束電極14,水平偏
向電極15,垂直偏向電極16は、いずれも板厚の薄い導電
板であるから、はじめは平面上の展開面において、貫通
孔やスリット等は、エッチング加工によってミクロンオ
ーダまでの加工精度での製造が可能である。特に、引き
出し電極12,信号電極13や、水平偏向電極15および垂直
偏向電極16のごとく分離した導電板からなる電極の場合
においても、当初は適宜桟等を設けて、全て部分的に連
結させた一枚物としてエッチング加工し、たがいに絶縁
スペーサを介して積層して円筒状に成形,接着したの
ち、レーザービーム加工等の方法で不要の桟を除去する
ことにより、最終的に分離された導電板を安価に精度良
く製作することができる。
また、上記のようにして製造された円筒電極群は、円
筒形の真空容器(例えばガラス容器)の上下面にて位置
決め、固定することができ、円筒の軸上に線陰極を架張
し、それぞれの端子や導線を容器外に引き出したのち容
器を真空にして封止することにより、本実施例の組立て
を完了する。
このようにして本実施例によれば、縦横に継ぎ目のな
い高品質の円筒形画像を、水平面内ほぼ全方向に対して
提供することができる。
発明の効果 本発明によれば、垂直に架張された線陰極を中心軸と
して、同心円筒面上に配設された略円筒形状の導電板か
らなる数枚の電極手段および略円筒形状の表示手段を用
い、複数本の放射状電子ビームを制御することにより、
縦横に継ぎ目のない高品質の円筒形画像を、水平面内ほ
ぼ全方向に対して提供することができ、しかも低コスト
である。本発明の応用により、例えばまわり灯篭のよう
なデコレーションや、ゲーム機などの用途に対する円筒
画面の特殊ディスプレイが実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における要部構成図、第2図
は同垂直断面図、第3図は同要部平面図、第4図(a)
は従来の画像表示装置の平面図、同図(b)は同斜視図
である。 11……線陰極、12……引き出し電極、13……信号電極、
14……集束電極、15……水平偏向電極、16……垂直集束
電極、17……表示手段、18……真空容器。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直方向に架張された電子ビーム源として
    の線陰極と、複数本の電子ビームを取り出すための電子
    ビーム引き出し電極手段と、映像信号に応じて前記電子
    ビームの通過電流を制御する信号電極手段と、前記電子
    ビームを集束する集束電極手段と、前記電子ビームを水
    平方向に静電偏向する水平偏向電極手段と、前記電子ビ
    ームを垂直方向に静電偏向する垂直偏向電極手段と、電
    子ビームの衝突により発行する蛍光体を有する表示手段
    とを有し、前記引き出し電極手段が、水平方向に複数個
    の貫通孔を有した円筒状の導電板を垂直方向に一定を間
    隔介してたがいに絶縁し、同心円筒上に複数枚配設した
    ものからなることを特徴とした画像表示装置。
  2. 【請求項2】垂直方向に架張された電子ビーム源として
    の線陰極と、複数本の電子ビームを取り出すための電子
    ビーム引き出し電極手段と、映像信号に応じて前記電子
    ビームの通過電流を制御する信号電極手段と、前記電子
    ビームを集束する集束電極手段と、前記電子ビームを水
    平方向に静電偏向する水平偏向電極手段と、前記電子ビ
    ームを垂直方向に静電偏向する垂直偏向電極手段と、電
    子ビームの衝突により発行する螢光体を有する表示手段
    とを有し、前記信号電極手段が、垂直方向に複数個の貫
    通孔列を有した導電板を一定間隔を介してたがいに絶縁
    して同心円筒面上に複数枚配設し、全体として略円筒形
    の棚状としたものからなることを特徴とする画像表示装
    置。
  3. 【請求項3】垂直方向に架張された電子ビーム源として
    の線陰極と、複数本の電子ビームを取り出すための電子
    ビーム引き出し電極手段と、映像信号に応じて前記電子
    ビームの通過電流を制御する信号電極手段と、前記電子
    ビームを集束する集束電極手段と、前記電子ビームを水
    平方向に静電偏向する水平偏向電極手段と、前記電子ビ
    ームを垂直方向に静電偏向する垂直偏向電極手段と、電
    子ビームの衝突により発行する螢光体を有する表示手段
    とを有し、前記水平偏向電極手段が、垂直方向に細長い
    略長方形状の導電板を一定間隔を介してたがいに絶縁し
    て同心円筒面上に複数枚配設し、全体として略円筒形の
    冊状としたものからなることを特徴をする画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】垂直方向に架張された電子ビーム源として
    の線陰極と、複数本の電子ビームを取り出すための電子
    ビーム引き出し電極手段と、映像信号に応じて前記電子
    ビームの通過電流を制御する信号電極手段と、前記電子
    ビームを集束する集束電極手段と、前記電子ビームを水
    平方向に静電偏向する水平偏向電極手段と、前記電子ビ
    ームを垂直方向に静電偏向する垂直偏向電極手段と、電
    子ビームの衝突により発行する螢光体を有する表示手段
    とを有し、前記垂直偏向電極手段が、円筒状の導電板を
    垂直方向に一定間隔を介してたがいに絶縁し、同一円筒
    面上に複数枚配設したものからなることを特徴とした画
    像表示装置。
JP63119546A 1988-05-17 1988-05-17 画像表示装置 Expired - Fee Related JP2745532B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63119546A JP2745532B2 (ja) 1988-05-17 1988-05-17 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63119546A JP2745532B2 (ja) 1988-05-17 1988-05-17 画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01289054A JPH01289054A (ja) 1989-11-21
JP2745532B2 true JP2745532B2 (ja) 1998-04-28

Family

ID=14763979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63119546A Expired - Fee Related JP2745532B2 (ja) 1988-05-17 1988-05-17 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2745532B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60193242A (ja) * 1984-03-14 1985-10-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 平板形陰極線管

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01289054A (ja) 1989-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4955681A (en) Image display apparatus having sheet like vertical and horizontal deflection electrodes
EP0201609A1 (en) Electron gun of picture display device
JP2745532B2 (ja) 画像表示装置
JPS6229046A (ja) 平面型画像表示装置
JPH0799679B2 (ja) 平板型表示装置
JP2754546B2 (ja) 画像表示装置
JP2929620B2 (ja) 画像表示装置
JPH0448538A (ja) 平面型表示装置
JP2830190B2 (ja) 画像表示装置
JP2943253B2 (ja) 画像表示装置
JP2687700B2 (ja) 画像表示装置
JP3158868B2 (ja) 画像表示装置
JP2737404B2 (ja) 画像表示装置
JPS625545A (ja) 画像表示装置
JP2764951B2 (ja) 画像表示装置
JPH0799680B2 (ja) 平板型画像表示装置
JPS6258554A (ja) 平板形陰極線管
JPH01173555A (ja) パネル型陰極線管
KR20040006688A (ko) 평판형 칼라 디스플레이 장치
JPH08115688A (ja) 画像表示素子
JPS6221218B2 (ja)
JPS59112549A (ja) 平板型画像表示装置
JPH0197352A (ja) 平板型表示装置
JPH08222154A (ja) 画像表示装置
JPS625544A (ja) 画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees