JP2745441B2 - 熱転写記録用リボンの製造方法 - Google Patents

熱転写記録用リボンの製造方法

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JP2745441B2
JP2745441B2 JP35215191A JP35215191A JP2745441B2 JP 2745441 B2 JP2745441 B2 JP 2745441B2 JP 35215191 A JP35215191 A JP 35215191A JP 35215191 A JP35215191 A JP 35215191A JP 2745441 B2 JP2745441 B2 JP 2745441B2
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ribbon
tape
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leader
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由紀夫 岩本
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワープロ、ファクシミ
リ、バーコード記録装置等のサーマルヘッドを用いたプ
リンタ等感熱転写記録装置において使用される印字記録
媒体としての熱転写記録用リボンの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写記録用リボンは、一般的に、コア
に多重に巻き付けられてカセットケース内に収納され、
更にカセットケースがプリンタに装着されて使用される
ことが多い。
【0003】ところで、プリンタには一般的にリボンの
終了部を検知するための光センサを用いたエンド検知機
構が装備されて、リボンの終了部を光学的に検知してプ
リンタを制御することが多い。そのためリボン本体の尾
端にはリボン本体とは光学的性質の異なるエンドテープ
が接続され、また、往復タイプのものにはリボン本体の
先頭部にもリーダーテープが接続されている。
【0004】リボン本体とエンドテープやリーダーテー
プを接続する場合、作業性等を考慮して一般的に粘着テ
ープが利用されることが多い。そして、粘着テープを用
いてリボン本体とエンドテープやリーダーテープとを接
続する場合に、粘着テープの粘着剤が露出しないように
する必要があるので、リボン本体とエンドテープやリー
ダーテープの接続箇所には重ねしろが取られている。こ
の重ねしろを取らないと、粘着テープの粘着剤が露出す
るので、リボンの巻き取り時等に粘着剤がコア等に付着
する場合があり、リボンの走行を停止させてエンド検知
機構が作用しなくなるなどの不都合が生じる虞がある。
【0005】しかしながら、図3に示すように、リボン
本体1とエンドテープ4やリーダーテープ(図示せず)
との接続箇所に重ねしろ1a,4aを設けても、その重
ねしろ1a,4aをフリーな状態にして置くと、リボン
の巻き取り時等に、図4に示すように、フリーな状態の
一方の重ねしろ1aが折れ曲がって反転し、つまり捲れ
た状態となるので、粘着テープ5の粘着剤7が露出して
しまい、上記の不都合を生じさせることになる。そこ
で、この不都合を解消するために、リボン本体とエンド
テープなどの接続箇所に設ける重ねしろの接触面を、接
着剤を用いて接着することが考えられた。
【0006】しかし、接着剤を塗布する場合には、接着
剤層をきわめて薄くする必要があること、必要のない場
所に接着剤が付着しないように所定の箇所に正確に接着
剤を塗布する必要があること等の制約があるので、製造
装置が複雑化して高価になる弊があり、又、接着剤の塗
布と固化に要する時間が余分にかかるので、製品コスト
の上昇が避けられない不利があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、リボン本体とエンドテープ等の接続のために使用す
る粘着テープの粘着剤の露出を防止してリボン走行の停
止等の不都合を解消することができ、且つ、そのように
するためにリボン本体とエンドテープ等の重ねしろを接
着剤を用いて接着する必要がなくて製造装置の複雑化や
製造コストの上昇を避けることのできる熱転写記録用リ
ボンの製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の熱転写記録用リボンの製造方法は、リボ
ン基材の片面に熱溶融性インクを塗布して成るリボン本
体の一端又は両端におけるインク層の上にリボン本体と
は光学的性質の異なるエンドテープ、リーダーテープの
一方又は双方の端部を重ねしろを取った状態で重ね合わ
せ、エンドテープとリーダーテープの一方又は双方の端
部に一端を接着した粘着テープの他端をリボン本体に接
着することにより、粘着テープを介してリボン本体とエ
ンドテープ、リーダーテープの一方又は双方とを接続す
ると共に、リボン本体とエンドテープ、リーダーテープ
の一方又は双方の重ねしろを接触させて、同接触箇所を
加熱押圧することによってリボン本体の溶融したインク
をホットメルト接着剤として利用することによりリボン
本体とエンドテープ、リーダーテープの一方又は双方の
重ねしろの接触面を接着したことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】リボン本体とエンドテープやリーダーテープと
の接続個所に設ける重ねしろが接着されてフリーな状態
が解消するので、リボン巻き取り時などに重ねしろが折
れ曲がって捲れることがなく、従って粘着テープの粘着
剤の露出が防止される。また、リボン本体のインク層の
熱溶融性インクを溶融状態としてホットメルト接着剤と
して利用するので、重ねしろを接着するために接着剤を
塗布する必要がない。
【0010】
【実施例】まず、図1に示した熱転写記録用リボンを得
るための本発明の第1実施例について詳説する。厚さ略
4.0μmのポリエステルフィルム製のリボン基材2の
片面にシリコン変性ウレタン樹脂からなるスティック防
止層(図示せず)を設けると共に、反対側の片面に熱溶
融性インクをホットメルトグラビアロールによって略
3.0μm厚に塗工してインク層3を設け、そのインク
層3の端部をインク残量が0.10g/m2 となるよう
に大部分のインクを除去して薄くしたリボン本体1を形
成する。尚、熱溶融性インクはエチレン一酢ビ共重合樹
脂15重量%、カーボンブラック20重量%、カルナバ
ワックス20重量%、及びパラフィンワックス45重量
%からなる配合組成物を、加熱したインク用三本ロール
を用いて充分に混練して調整される。次に、上記リボン
本体1の一端又は両端の薄くしたインク層3の上に、厚
さが10〜30μmのPET、PP等プラスチックフィ
ルム製のエンドテープ4、リーダーテープ(図示せず)
の一方又は双方の端部を重ねしろ1a,4aを取った状
態で重ね合せる。それから、所要長さに切断した市販の
ポリエステル粘着テープ5の略半分をエンドテープ4又
はリーダーテープに接着すると共に、粘着テープ5の他
方の略半分をリボン本体1の薄くしたインク層3に対し
接着する。その後、リボン本体1とエンドテープ4、リ
ーダーテープの一方又は双方の重ねしろ1a,4aの接
触面を、温度100℃、圧力100gf/cm2 で加熱
押圧して接着させる。以上の工程により接着した重ねし
ろ部分の90°剥離強度は20gf/cm2 であった。
尚、図中6は粘着テープ基材、7は粘着剤を示す。又、
図中3aがインク溶融接着部を示す。
【0011】次に、図2に示した熱転写記録用リボンを
得るための本発明の第2実施例について説明する。この
第2実施例は、上記の第1実施例のようにリボン本体1
の端部のインク層3を薄くすることなく、インク層3の
厚さが略3.0μmで一定のリボン本体1を形成し、そ
の他は上記第1実施例と同一の条件、工程で製造するも
のである。この場合、リボン本体1とエンドテープ4又
はリーダーテープの重ねしろの接着部分の90°剥離強
度は50gf/cm2 であった。
【0012】上記の第1実施例及び第2実施例により得
られた熱転写記録用リボンと、比較例(上記の第1実施
例において重ねしろ部分を接着しない製法)により得ら
れた熱転写記録用リボンを、50℃で2週間保存した後
に、35℃の環境化で、エンド検知機構を備えた市販の
ワープロにより走行テストを行い、リボン本体とリーダ
ーテープの接続箇所の重ねしろが折れ曲がった状態で巻
き取られた頻度、及びエンド検知が働かなかった頻度を
測定した。その試験結果は下記の表1の通りである。
尚、試験数はそれぞれ20個である。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】本発明は上記の通りであり、リボン本体
とエンドテープやリーダーテープとの重ねしろ部分が接
着して重ねしろのフリーな状態が解消するので、リボン
の巻き取り時等に重ねしろが折れ曲がって捲れた状態と
なることがなく、従って粘着テープの粘着剤が露出して
コア等に付着することもなく、リボン走行が安定してエ
ンド検知機構が正常に働くことになり、且つ、リボン本
体とエンドテープ又はリーダーテープの重ねしろを、リ
ボン本体の熱溶融性インクを溶融してホットメルト接着
剤として利用することにより接着するようにしたので、
接着剤を塗布する必要がなく、製造装置が簡素化すると
共に製造工程も時間短縮が可能となって安価に製造する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によって得られた熱転写記録用リボ
ンの要部断面図である。
【図2】第2実施例によって得られた熱転写記録用リボ
ンの要部断面図である。
【図3】従来例によって得られた熱転写記録用リボンの
要部断面図である。
【図4】従来例によって得られた熱転写記録用リボンに
おける重ねしろが捲れた状態の断面図である。
【符号の説明】
1 リボン本体 1a 重ねしろ 2 リボン基材 3 インク層 3a インク溶融接着部 4 エンドテ
ープ 4a 重ねしろ 5 粘着テー
プ 6 粘着テープ基材 7 粘着剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リボン基材の片面に熱溶融性インクを塗
    布して成るリボン本体の一端又は両端におけるインク層
    の上にリボン本体とは光学的性質の異なるエンドテー
    プ、リーダーテープの一方又は双方の端部を重ねしろを
    取った状態で重ね合わせ、エンドテープとリーダーテー
    プの一方又は双方の端部に一端を接着した粘着テープの
    他端をリボン本体に接着することにより、粘着テープを
    介してリボン本体とエンドテープ、リーダーテープの一
    方又は双方とを接続すると共に、リボン本体とエンドテ
    ープ、リーダーテープの一方又は双方の重ねしろを接触
    させて、同接触箇所を加熱押圧することによってリボン
    本体の溶融したインクをホットメルト接着剤として利用
    することによりリボン本体とエンドテープ、リーダーテ
    ープの一方又は双方の重ねしろの接触面を接着したこと
    を特徴とする熱転写記録用リボンの製造方法。
JP35215191A 1991-12-13 1991-12-13 熱転写記録用リボンの製造方法 Expired - Lifetime JP2745441B2 (ja)

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