JP2626141B2 - 検知マークを付した感熱転写記録媒体の製造方法 - Google Patents

検知マークを付した感熱転写記録媒体の製造方法

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JP2626141B2 JP2072770A JP7277090A JP2626141B2 JP 2626141 B2 JP2626141 B2 JP 2626141B2 JP 2072770 A JP2072770 A JP 2072770A JP 7277090 A JP7277090 A JP 7277090A JP 2626141 B2 JP2626141 B2 JP 2626141B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、サーマルヘッドを用いた熱転写プリンタ
ーに使用する感熱転写記録媒体に係わり、特にその裏面
の粘着防止層の上面に、位置等に関する検知マークを形
成した感熱転写記録媒体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕 サーマルヘッドを用いた熱転写プリンターに使用する
感熱転写記録媒体においては、終端検知、印字位置合わ
せ等の目的で感熱転写記録媒体の一定位置に光学的に検
知できるようなマークを設けることが行われていた。こ
のマークを設ける方法としては、マーキングインキを直
接印刷する方法、および転写による方法が従来より行わ
れている。
しかしながら、上記マーキングインキを直接印刷する
方法は、一般的に印刷、乾燥のための装置が複雑でいろ
いろな種類の形状への対応が困難であり、とくにインキ
の部分削除いわゆる透過型のマーキングができないとい
う欠点を有している。
転写による方法は上記の欠点を改善したものであり、
マーキング転写用のフィルムを使用して加熱または加圧
により感熱転写記録媒体裏面に転写によってマーキング
を形成するものである。しかし、この転写法によって感
熱転写記録媒体の基材裏面の粘着防止層に検知用マーキ
ング(以下、単に検知マークと呼ぶ)を転写しようとし
ても、粘着防止層が有する剥離性のために転写が困難で
あるとともに、感熱転写記録媒体の基材表面の感熱転写
層が溶融して表面平滑性が損われ、印字性能の低下をも
たらすなどの問題があった。この従来の転写法により感
熱転写記録媒体の基材裏面の粘着防止層上に検知マーク
を熱転写によって形成しようとしても種々の問題が発生
し、不可能であった。例えば検知マーク転写用リボンを
重ね加熱、加圧し、ついで検知マーク転写用リボンを剥
離すると、検知マークがかすれてしまったり、あるいは
感熱転写記録媒体側の転写層が溶融して、転写層の表面
にムラが発生し、転写法の濃度に不均一が生じてしまう
などの問題があった。
その他、感熱転写記録媒体の感熱転写層の一部を剥離
して検知マークとする方法も考えられているが、その場
合はこの検知マークを施した部分は転写できなくなるか
ら無駄となるという問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上述の如き従来の転写法による検知マークの
感熱転写記録媒体への転写における種々の問題点を回避
し得る方法を提供し、上記記録媒体の粘着防止層への検
知マークの熱転写を可能とすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するため、検知マーク形成用
転写リボンを用い感熱転写記録媒体の粘着防止層上に検
知マークを加熱加圧によって転写するに際し、この加
熱、加圧工程ののち、これにより溶融した検知マーク形
成用転写層を十分に冷却、固化させてから上記検知マー
ク形成用転写リボンの基材を感熱転写記録媒体から剥離
するという手段を講じ、これにより検知マークを感熱転
写記録媒体の粘着防止層上に形成することに成功したも
のである。
即ち、本発明は、基材と、該基材の裏面に形成された
粘着防止層と、該基材の表面に形成された感熱転写層と
を具備してなる感熱転写記録媒体の、該粘着防止層の上
面の所定部分に、基材の一方の面に前記感熱転写層の溶
融温度よりも低い温度で接着性を現わす検知マーク形成
用転写層を形成した検知マーク形成用転写リボンを、そ
の検知マーク形成用転写層を内側にして重ね、加熱加圧
して該検知マーク形成用転写層を溶融させた後、この溶
融した検知マーク形成用転写層を冷却固化さてから前記
検知マーク形成用転写リボンの基材を剥離することを特
徴とする検知マークを付した感熱転写記録媒体の製造方
法、および、基材と、該基材の裏面に形成された粘着防
止層と、該基材の表面に形成された感熱転写層とを具備
してなる感熱転写記録媒体の、該粘着防止層の上面の所
定部分に、基材の一方の面に検知マーク形成用転写層
と、前記感熱転写層の溶融温度よりも低い温度で接着性
を現わす熱活性型接着剤層とを順に形成した検知マーク
形成用転写リボンを、その接着剤層を内側にして重ね、
加熱加圧して該接着剤層を溶融させた後、この接着剤層
を冷却固化させてから前記検知マーク形成用転写リボン
の基材を剥離することを特徴とする検知マークを付した
感熱転写記録媒体の製造方法を提供するものである。
〔作用〕
感熱転写記録媒体の粘着防止層上に検知マーク形成用
転写リボンを重ね、加熱、加圧したのち、この加熱によ
り溶融した部分を十分に冷却、固化させることにより、
検知マーク形成用転写層又は熱活性型接着層は粘着防止
層に強固に接着され、転写リボンの基材を剥離しても検
知マーク部分の剥離は生じない。ここで冷却工程を経な
いと、検知マーク形成用転写層や熱活性型接着層の粘着
防止層に対する接着力が十分に現われない内に基材を剥
離することになり、好ましくない。
なお、転写リボンの基材と検知マーク形成用転写層と
の間に剥離層を形成しておくと、検知マークの形成はよ
り容易となる。
粘着防止層に検知マークを形成する際には熱が加えら
れ、検知マーク形成用転写層や熱活性型接着層が溶融し
て粘着防止層に対する接着力が現われるが、このとき、
感熱転写記録媒体の感熱転写層にもその熱が伝わり、該
感熱転写層の表面が溶融して表面の平滑性が失なわれた
り印字性能が低下するという問題があるが、本発明では
検知マーク形成用転写層および熱活性型接着層の溶融温
度を感熱転写記録媒体の感熱転写層の溶融温度よりも低
くなるように構成しているので、前記の様な問題は生じ
ない。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を説明す
る。
第1図中、1は感熱転写記録媒体であって、例えばポ
リエステルフィルムからなる基材1aと、その裏面に塗布
された例えばシリコーン混入ウレタン樹脂からなる粘着
防止層1dと、基材1aの表面に必要に応じてワックス等か
らなる剥離層1cを介して形成された色素及びバインダー
を含むインキからなる感熱転写層1bとから構成されてい
る。さらに第1図中、2は検知マーク形成用転写リボン
であって、検知マーク形成用転写リボンの基材2aと、そ
の裏面に塗布された粘着防止層2dと、前記基材2aの表面
に必要に応じて剥離層2cを介して形成された検知マーク
形成用転写層2bとからなっている。検知マーク形成用転
写リボン2を構成する各層の材質については感熱転写記
録媒体1と同様のものを用いることができる。ただし、
検知マーク形成用転写リボンに形成する転写層2bの溶融
温度は、感熱転写記録媒体の感熱転写層1bの溶融温度よ
りも低くなるように構成する。又、剥離層を形成する場
合は、検知マーク形成用転写リボン2側の剥離層2cの剥
離強度が感熱転写記録媒体1側の剥離層1cより小さくな
るように設計する。
感熱転写記録媒体1の粘着防止層1dの上面に、位置情
報等に関する検知マークを施すに際し、まず第1図に示
すように、感熱転写記録媒体1の粘着防止層1dの上面の
所定部分に、検知マーク形成用転写リボン2の検知マー
ク形成用転写層2dを内側に向け、次いで第2図に示すよ
うに両者を重ね、この状態で検知マーク形成用転写リボ
ンの側から検知マーク形成用転写層2dが溶融する温度以
上の熱で加熱加圧する。この状態で一定時間(転写層に
使用する材料の組成と塗布量によって決まる)放冷又は
冷却することによって転写層を固化させた後に、検知マ
ーク形成用転写リボンの基材2aを剥離すると、粘着防止
層1dの上面に検知マークが形成される。
また、第3図に示すように検知マーク形成用転写層2b
の上に熱活性型接着剤層2eを形成することもでき、この
熱活性型接着剤層が接着性を現わす温度を、感熱転写記
録媒体の感熱転写層の溶融温度よりも低くすることによ
って、第1図に示したものと同様の作用効果を有する検
知マーク形成用転写リボンが得られ、第2図で示したの
と同じ方法で検知マークを付した感熱転写記録媒体が製
造できる。この場合の転写層2bの溶融温度は、特に制限
はない。
熱活性型接着剤としては、50〜60℃で接着性を現わす
低分子量のものが好ましく、例えばアクリル系接着剤、
ポリブタジエン等のゴム系接着剤が適している。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によれば、感熱転写記録
媒体の粘着防止層上に検知マーク形成用転写リボンを重
ね、熱圧着したのち、この溶融部分を十分に冷却、固化
させたのち、検知マーク形成用転写リボンの基材を剥離
するようにしたから、感熱転写記録媒体の粘着防止層上
に検知マークを容易かつ確実に転写させることが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の方法を工程順に説明する
断面図、第3図は検知マーク形成用転写リボンの一例を
示す断面図である。 1……感熱転写記録媒体 1a……基材 1b……感熱転写層 1c……剥離層 1d……粘着防止層 2,2′……検知マーク形成用転写リボン 2a……検知マーク形成用転写リボンの基材 2b……検知マーク形成用転写層 2c……剥離層 2e……熱活性型接着剤層

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材と、該基材の裏面に形成された粘着防
    止層と、該基材の表面に形成された感熱転写層とを具備
    してなる感熱転写記録媒体の、該粘着防止層の上面の所
    定部分に、基材の一方の面に前記感熱転写層の溶融温度
    よりも低い温度で接着性を現わす検知マーク形成用転写
    層を形成した検知マーク形成用転写リボンを、その検知
    マーク形成用転写層を内側にして重ね、加熱加圧して該
    検知マーク形成用転写層を溶融させた後、この溶融した
    検知マーク形成用転写層を冷却固化させてから前記検知
    マーク形成用転写リボンの基材を剥離することを特徴と
    する検知マークを付した感熱転写記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】基材と、該基材の裏面に形成された粘着防
    止層と、該基材の表面に形成された感熱転写層とを具備
    してなる感熱転写記録媒体の、該粘着防止層の上面の所
    定部分に、基材の一方の面に検知マーク形成用転写層
    と、前記感熱転写層の溶融温度よりも低い温度で接着性
    を現わす熱活性型接着剤層とを順に形成した検知マーク
    形成用転写リボンを、その接着剤層を内側にして重ね、
    加熱加圧して該接着剤層を溶融させた後、この接着剤層
    を冷却固化させてから前記検知マーク形成用転写リボン
    の基材を剥離することを特徴とする検知マークを付した
    感熱転写記録媒体の製造方法。
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