JP2745267B2 - 濁度をデジタル表示する濁度計測方法 - Google Patents

濁度をデジタル表示する濁度計測方法

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JP2745267B2
JP2745267B2 JP4224565A JP22456592A JP2745267B2 JP 2745267 B2 JP2745267 B2 JP 2745267B2 JP 4224565 A JP4224565 A JP 4224565A JP 22456592 A JP22456592 A JP 22456592A JP 2745267 B2 JP2745267 B2 JP 2745267B2
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義人 野田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、濁度をデジタル表示す
る濁度計測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば沈澱槽、濃縮槽などの内部におけ
る懸濁液の濁度は、従来、光の透過率又は超音波の減衰
率などによる一対の検出器で検出され、検出器の出力し
た濁度信号を制御部に入力させてあらかじめ設定した基
準値と比較演算させ、その出力により濁度の値を表示部
に表示させている。この制御部における濁度の演算は、
一般に、一定の基準による設定値、例えばJIS法のカ
オリン標準液による校正値を用いたソフトウエア等によ
ってなされており、濁度の表示にはアナログ型表示が多
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、懸濁液の濁度
は、液中に懸濁する物質の種類、量などによってその比
重が多様に異っているから、前述したように一定の標準
値を用いて濁度を演算すると、当該表示値と実際上の計
測値との間に誤差が生じ、正確な濁度が表示されなかっ
た。また、アナログ型の表示であるため、異なる懸濁物
に対しては、その都度ダイヤル等による量子化の操作を
必要としていた。
【0004】本発明は上記の問題点を解決しようとする
もので、計測された実際の値と表示値からファクター値
を演算し、このファクター値で濁度を補正して濁度の実
際の値を正確にデジタル表示し得る方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する
め本発明に係る方法は、ケーブルにより濁度検出器を懸
濁液の中に吊下し、ケーブルを介して検出器から出力す
る計測信号を増幅部に入力し、増幅器で増幅した増幅計
測信号を変換部により濁度信号に変換して演算回路と数
値設定部をもつ補正回路とから成る制御部に入力し、こ
の入力した濁度信号の値と演算回路に予め設定された基
準値とを比較演算して出力し、この出力信号を補正回路
および操作部を経てデジタル表示部に入力するように
し、この場合において補正回路および操作部は濁度信号
値と基準値とが同一もしくは近接しているときには補正
回路が動作しなく、異なるときには操作部を動作さ甘て
補正回路からの出力をファクター値表示部側に切換える
ことによって補正回路を動作状態とし、この動作状態に
より演算回路の出力信号から実際の計測値とデジタル表
示部の表示値を取り出し、ファクター演算してファクタ
ー値表示部にファクター値を表示すると共にこのファク
ター値を数値設定部に設定し、再び操作部を動作させる
と、前記ファクター値により補正回路で濁度が補正演算
され、補正された濁度が実際の濁度値と同一となって表
示部にデジタル表示されるようにしたものである。
【0006】
【作 用】補正回路が動作し、演算回路の出力信号から
実際の計測値(濁度信号の値)と表示部の表示値を取り
出し、ファクター演算してファクター値表示部にファク
ター値を表示する。このファクター値を数値設定部に設
定し、再び補正回路を動作させると、前記ファクター値
により補正回路で濁度が補正演算され、補正された濁度
は実際の濁度値と同一となって表示部にデジタル表示さ
れる。なお、制御部に設定する基準値は、計測する懸濁
液の種類に応じてあらかじめ分析した複数の基準値が設
定されるから、演算回路で演算する場合には計測懸濁液
に対応した基準値が選択されるようになっており、この
計測懸濁液について濁度が補正される。
【0007】
【実施例】図1は、懸濁液の濁度の計測装置の一例を概
括的に示したもので、懸濁液は沈澱槽1の内部に満たさ
れている。2は一対の検出器、3は前記検出器を吊下す
るケーブルで、検出器2から出力する計測信号は、ケー
ブル3から増幅部4、変換部5を経て濁度信号として制
御部6に入力する。
【0008】上記の制御部6は、図2にその一例をブロ
ック図で示したように、演算回路7と補正回路8からな
っている。すなわち、演算回路7の出力側に補正回路8
が接続され、補正回路8の出力側は操作部9を介して表
示部10に接続されている。この操作部9は、第1の動
作で前記表示部10への電路を開くとともに、ファクタ
ー値表示部11への電路を閉じて補正回路8を動作さ
せ、第2の動作で逆に表示部10への電路を閉じ、ファ
クター値表示部11への電路を開くようになっている。
また、前記補正回路8には、数値設定部12から選択し
た数値を入力できるようにしてある。
【0009】制御部6の演算回路7には、あらかじめ一
定の基準値が設定されており、入力した濁度信号の値を
前記基準値により比較演算し、その出力が補正回路8、
操作部9を経て表示部10に入力し、デジタル表示され
る。なお、この段階では補正回路8は動作しないが、懸
濁液の比重等が演算回路7に設定された基準値と同一又
は近接しているときは、表示された濁度は実際の計測
値、すなわち、濁度信号の値とほぼ等しくなってその間
に特別な誤差は生じない。
【0010】また、懸濁液の比重等が前記基準値と異な
り補正演算を必要とするときは、実際の計測値と前記表
示値との間に誤差が生ずるから、この場合には操作部9
を動作させて補正回路8の出力をファクター値表示部1
1側に切り替える。この切り替えにより、補正回路8が
動作し、演算回路7の出力信号から実際の計測値(濁度
信号の値)と表示部10の表示値を取り出し、ファクタ
ー演算してファクター値表示部11にファクター値を表
示する。具体的に、例えば計測した実際の濁度の値が2
90ppm、表示部10の表示値が250ppmである
とき、ファクター値は、 290÷250=1.16 となる。そこで、このファクター値(上記例の1.1
6)を数値設定部12に設定し、再び操作部9を動作さ
せると、前記ファクター値により補正回路8で濁度が補
正演算(250×1.16=290)され、補正された
濁度(290ppm)は実際の濁度値(290ppm)
と同一となって表示部10にデジタル表示される。
【0011】なお、上記の実施例においては、制御部6
に設定する基準値が単一の場合について説明したが、こ
の基準値は計測する懸濁液の種類に応じてあらかじめ分
析した複数の基準値が設定されるもので、演算回路7で
演算する場合に計測する懸濁液に対応した基準値を選択
できるようにしてあり、この計測懸濁液について前述し
たように濁度を補正するものである。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、上記の通りであるの
で、濁度計測およびその結果の正確なデジタル表示を確
実になすことができる著効があるは勿論であるが、特に
制御部の演算回路の出力側に補正回路を接続し、この補
正回路が濁度の前記表示値と濁度計から出力した濁度信
号によりファクター値を演算して表示し、該ファクター
値を補正回路に設定して濁度を補正演算させ、この濁度
デジタル表示部にデジタル表示させるから、懸濁液の
比重等が制御部に設定した一定の標準値と異なっている
場合に、表示部に表示される濁度の値を実際の濁度値と
ほぼ同一にして正確に表示し得る効果があり、また、懸
濁液の種類に応じてあらかじめ分析した複数の基準値を
制御部に設定するため、異なる懸濁液に対しても容易に
その濁度を検出し、これを補正を補正することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】濁度計測装置の一例を示す概念図である。
【図2】本発明の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
2…検出器 6…制御部 7…演算回路 8…補正回路 9…操作部 10…表示部 11…ファクター値表示部 12…数値設定部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルにより濁度検出器を懸濁液の中
    に吊下し、ケーブルを介して検出器から出力する計測信
    号を増幅部に入力し、増幅器で増幅した増幅計測信号を
    変換部により濁度信号に変換して演算回路と数値設定部
    をもつ補正回路とから成る制御部に入力し、この入力し
    た濁度信号の値と演算回路に予め設定された基準値とを
    比較演算して出力し、この出力信号を補正回路および操
    作部を経てデジタル表示部に入力するようにし、この場
    合において補正回路および操作部は濁度信号値と基準値
    とが同一もしくは近接しているときには補正回路が動作
    しなく、異なるときには操作部を動作させて補正回路か
    らの出力をファクター値表示部側に切換えることによっ
    て補正回路を動作状態とし、この動作状態により演算回
    路の出力信号から実際の計測値とデジタル表示部の表示
    値を取り出し、ファクター演算してファクター値表示部
    にファクター値を表示すると共にこのファクター値を数
    値設定部に設定し、再び操作部を動作させると、前記フ
    ァクター値により補正回路で濁度が補正演算され、補正
    された濁度が実際の濁度値と同一となって表示部にデジ
    タル表示されるようにしたことを特徴とする濁度をデジ
    タル表示する濁度計測方法
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JP2569758B2 (ja) * 1988-09-27 1997-01-08 株式会社明電舎 濁度計の校正方法

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