JP2744861B2 - 電気カーペット等の安全装置 - Google Patents

電気カーペット等の安全装置

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JP2744861B2
JP2744861B2 JP3300383A JP30038391A JP2744861B2 JP 2744861 B2 JP2744861 B2 JP 2744861B2 JP 3300383 A JP3300383 A JP 3300383A JP 30038391 A JP30038391 A JP 30038391A JP 2744861 B2 JP2744861 B2 JP 2744861B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電気カーペット等の安
全装置に係り,詳しくは異常発熱等の発生時に電源回路
を遮断する安全回路を2系統具備してなる電気カーペッ
ト等の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発熱布として電気カーペット,電気毛
布,電気敷布等が知られているが,ここでは電気カーペ
ットの従来例について,添付図面を参照して説明する。
電気カーペット20は図8に示すように,表布24と裏
布25との間に発熱コード14(実線)と温度検出コー
ド15(点線)とが敷設されたカーペット体21と,該
カーペット体21の端部に設けられる制御器22とによ
り構成され,制御器22内に温度制御回路,安全回路等
が配置されている。前記発熱コード14は図9に示すよ
うに,巻芯9に巻回された発熱線5をナイロン等による
感熱層6で被覆して,更に短絡線7を巻回して絶縁外被
8で被覆した構造になっている。また,前記温度検出コ
ード15も同様の構造で,感熱層を介して2本の巻線が
互いに巻回されて構成されている。本例における電気カ
ーペット20においては,カーペット体21を左右2面
に区分して,各面を個別または同時に加熱できるよう発
熱コード14が分割敷設されている。電気カーペット等
の発熱布においては,故障時や誤った使用方法をしたと
きの事故を防止するために安全装置が設けられる。図1
は電気カーペット20の電気回路図を示し,発熱回路と
温度制御回路と2系統の安全回路とを具備して構成され
ている。図1において,カーペット体21が局部的な保
温や外部加熱を受けたとき,発熱コード14が局部的に
異常温度上昇する結果,感熱層6のインピーダンス変化
または溶断により発熱線5から短絡線7に電流が流れ
て,短絡線7に接続された発熱抵抗R1を発熱させる。
発熱抵抗R1は電源回路に直列に接続された温度ヒュー
ズ10の至近位置に配されており,その発熱により温度
ヒューズ10を溶断し,電源回路を遮断して通電を停止
させる。また,発熱線5への通電をリレー接点12aの
開閉操作により制御して温度調節するリレー12の接点
12aの溶着等により制御温度を越える温度上昇があっ
たときには,その温度は温度検出コード15によって検
出され,温度制御回路18によりSCR19のゲートを
開くことにより前記温度ヒューズ10の至近位置に配さ
れた発熱抵抗R2に電流を流して発熱させ,温度ヒュー
ズ10を溶断して電源回路を遮断する。上記のように構
成される温度ヒューズ10を発熱抵抗R1またはR2に
より溶断させ電源回路を遮断する温度ヒューズ溶断回路
は,図10,図11に示すように構成されている。図1
0に示すものは,温度ヒューズ10を中心にして発熱抵
抗R1及びR2を密着させ,アルミニウムテープ16等
で一体的に結束したものである。また,図11に示すも
のは温度ヒューズ10と発熱抵抗R1,R2とをセラミ
ック等のモールド体17で一体的にモールドしたもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように2系統で
設けられた安全回路は,異常発熱時にそれぞれの発熱抵
抗R1,R2に電流を流し,その発熱により温度ヒュー
ズ10を溶断させている。この温度ヒューズ10が溶断
したとき,2系統の安全回路にそれぞれに設けられた発
熱抵抗R1,R2のいずれの発熱で溶断したのかは,各
回路を詳しく調べることで判定できる。しかし,故障修
理や故障原因の究明にあたっては,温度ヒューズ10の
溶断の原因が速やかに判定できることが重要で,従来例
においては,その判定に時間と労力を要していた。本発
明は上記問題点に鑑み,温度ヒューズ溶断の原因がいず
れの安全回路の動作によるものかの判定を容易に判定で
き,速やかな修理復旧を可能にする電気カーペットの安
全装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の発明は,発熱線に直列に接続された
温度ヒューズの至近位置に第1の発熱抵抗と第2の発熱
抵抗とを配置した温度ヒューズ溶断回路と,前記発熱線
の異常時に前記第1の発熱抵抗に電流を流して発熱させ
前記温度ヒューズを溶断させる第1の安全回路と,前記
発熱線の発熱温度を制御する温度制御回路の異常時に前
記第2の発熱抵抗に電流を流して前記温度ヒューズを溶
断させる第2の安全回路とを具備してなる電気カーペッ
ト等の安全装置において,前記第1の発熱抵抗もしくは
前記第2の発熱抵抗と並列にヒューズもしくはヒューズ
抵抗等の過電流溶断素子を接続したことを特徴とする電
気カーペット等の安全装置として構成される。また,
求項2に記載の発明は,発熱線に直列に接続された温度
ヒューズの至近位置に第1の発熱抵抗と第2の発熱抵抗
とを配置した温度ヒューズ溶断回路と,前記発熱線の異
常時に前記第1の発熱抵抗に電流を流して発熱させ前記
温度ヒューズを溶断させる第1の安全回路と,前記発熱
線の発熱温度を制御する温度制御回路の異常時に前記第
2の発熱抵抗に電流を流して前記温度ヒューズを溶断さ
せる第2の安全回路とを具備してなる電気カーペット等
の安全装置において,前記第1の発熱抵抗及び第2の発
熱抵抗のいずれか又は両方に発熱抵抗を接続し,並列接
続した発熱抵抗側に所定温度で変色する示温塗料を塗布
すると共に,前記第1の発熱抵抗又は第2の発熱抵抗の
発熱の影響を受けない位置に配置したことを特徴とする
電気カーペットの安全装置として構成される。更に,請
求項3に記載の発明は,上記請求項2に係る発明におい
て,前記発熱抵抗は,例えば前記第1の発熱抵抗,第2
の発熱抵抗,及び前記温度ヒューズが一体的にモールド
されたモールド体の外部に配置されたものである。
た,請求項4に記載の発明は,発熱線に直列に接続され
た温度ヒューズの至近位置に第1の発熱抵抗と第2の発
熱抵抗とを配置した温度ヒューズ溶断回路と,前記発熱
線の異常時に前記第1の発熱抵抗に電流を流して発熱さ
せ前記温度ヒューズを溶断させる第1の安全回路と,前
記発熱線の発熱温度を制御する温度制御回路の異常時に
前記第2の発熱抵抗に電流を流して前記温度ヒューズを
溶断させる第2の安全回路とを具備してなる電気カーペ
ット等の安全装置において,前記温度ヒューズが前記第
1の発熱抵抗に対応する第1の温度ヒューズと,上記第
1の温度ヒューズに直列に接続され前記第2の発熱抵抗
に対応する第2の温度ヒューズとよりなり,一方の温度
ヒューズの溶断により電源が遮断されてなることを特徴
とする電気カーペット等の安全装置として構成されてい
る。
【0005】
【作用】上記請求項1に記載の発明によれば,第1の安
全回路もしくは第2の安全回路が動作したとき,動作し
た側の安全回路に配された発熱抵抗に並列に接続された
ヒューズもしくはヒューズ抵抗等の過電流溶断素子が過
電流により溶断するので,いずれの安全回路の動作によ
り温度ヒューズが溶断したかは,過電流溶断素子の導通
を調べることにより容易に判定することができる。ま
た,上記請求項2に記載の発明によれば,第1の発熱抵
抗と第2の発熱抵抗とが温度ヒューズと共にモールドさ
れているような場合に,一方の発熱抵抗の発熱が他方の
発熱抵抗にも及び,両方の発熱抵抗の示温塗料が変色し
て判定が困難になることを避けるため,各発熱抵抗に並
列に電流を分流させる発熱抵抗を接続して,それぞれ他
方の発熱抵抗の発熱の影響の及ばないよう間隔を設けて
配置する。並列に接続した側の発熱抵抗には示温塗料が
塗布されて発熱したことを表示し,温度ヒューズの至近
位置に配した第1の発熱抵抗もしくは第2の発熱抵抗は
温度ヒューズを溶断させる。従って,いずれの安全回路
の動作により温度ヒューズが溶断したかは,並列に接続
された側の発熱抵抗の変色を目視することで容易に判定
することができる。更に,請求項3に記載の発明では,
前記発熱抵抗が,例えば前記第1の発熱抵抗,第2の発
熱抵抗,及び前記温度ヒューズが一体的にモールドされ
たモールド体の外部に配置される。また,上記請求項4
に記載の発明によれば,第1の発熱抵抗と第2の発熱抵
抗とのそれぞれに対応する第1の温度ヒューズと第2の
温度ヒューズとを直列に設けて,第1の安全回路もしく
は第2の安全回路が動作したとき,動作した側の安全回
路に配された発熱抵抗に対応する温度ヒューズだけが溶
断するので,第1の温度ヒューズもしくは第2の温度ヒ
ューズの溶断を調べることにより,いずれの安全回路が
動作したかが容易に判定できる。上記のように2系統に
設けられた安全回路のいずれが動作したことにより温度
ヒューズが溶断したかの判定が容易にできるので,修理
するための場所の特定が可能となり,修理を効率よく実
行することができる。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して,本発明を具体化
した実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,
以下の実施例は本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定するものではない。ここに,図1
は電気カーペットの電気回路図,図2,図3は温度ヒュ
ーズと発熱抵抗との組合せ構成を示す平面図である。図
1における電気回路図は,従来例に示した回路と同一で
あり,その動作も同一であるので説明は省略する。しか
し,回路的には同一ながら,各発熱抵抗R1,R2には
図2,図3に示すように発熱したことの履歴を示す示温
塗料が塗布されており,第1の発熱抵抗R1,第2の発
熱抵抗R2のいずれの発熱により温度ヒューズ10が溶
断したのかが目視で容易に判定できるよう構成されてい
る。即ち,発熱抵抗R1,R2と温度ヒューズ10との
組合せによる温度ヒューズ溶断回路は,図2に示すよう
に各発熱抵抗R1,R2に示温塗料(斜線)が塗布さ
れ,温度ヒューズ10を中心にしてアルミニウムテープ
16で結束して構成される。あるいは,図3に示すよう
に発熱抵抗R1,R2の間に温度ヒューズ10を配し
て,セラミック等のモールド体17で一体的にモールド
し,前記モールド体17の外周に示温塗料(斜線)を塗
布して構成される。示温塗料は所定の温度以上に加熱さ
れたとき,変色して温度変化があったことの履歴を残す
ものである。カーペット体21が部分的に保温または外
部加熱を受けたような局部的異常温度上昇があったとき
に,発熱線5から短絡線7に流れる電流により第1の発
熱抵抗R1が発熱して,その発熱により温度ヒューズ1
0が溶断して電源回路を遮断する。このとき,第1の発
熱抵抗R1に塗布された示温塗料またはモールド体17
の第1の発熱抵抗R1側の示温塗料が変色する。一方,
リレー接点12aの溶着等のより制御温度以上の発熱が
生じたときには,温度検出コード15の温度検出により
SCR19がオン動作するよう温度制御回路18により
制御され,第2の発熱抵抗R2に電流を流して発熱さ
せ,その発熱により温度ヒューズ10が溶断して電源回
路を遮断する第2の安全回路が動作する。第2の安全回
路が動作したときには,第2の発熱抵抗R2に塗布され
た示温塗料またはモールド体17の第2の発熱抵抗R2
側の示温塗料が変色する。
【0007】従って,温度ヒューズ10が溶断した電気
カーペットを修理するに際して,温度ヒューズ10の溶
断の原因が第1の安全回路の作動によるものか,第2の
安全回路の作動によるものかは,変色している発熱抵抗
がR1かR2かによって容易に判定できるので,修理は
作動した安全回路に関係する場所を点検することで能率
よく実行することができる。特に,第1の安全回路の作
動による場合,温度低下により発熱線5と短絡線7との
短絡状態が回復している場合があり,修理時に発見でき
ないことがある。これを見逃した場合には,一度ダメー
ジを受けている位置は短絡しやすくなっているため再び
短絡して再修理しなければならない。これに対し,上記
のように示温塗料を発熱抵抗に塗布すれば,温度ヒュー
ズ10を溶断させた動作が第1の安全回路か第2の安全
回路かが明確に表示されるので,修理時の誤りも解消さ
れる。尚,示温塗料は第1及び第2の発熱抵抗R1,R
2のいずれか一方に塗付するのみでも判定は可能であ
る。しかしながら,温度ヒューズ10と発熱抵抗R1,
R2とが一体的に構成されることにより,第1の発熱抵
抗もしくは第2の発熱抵抗の発熱が発熱していない側に
も及び,両方の示温塗料を変色させ,いずれの発熱抵抗
が発熱したのかの判定が困難な場合がある。特に,図3
に示したようにモールド体17により一体的に構成した
場合には,前記のような状態になりやすい。このような
発熱抵抗R1,R2に塗布された示温塗料の変色による
判定が不明瞭になることを避けるのが本発明に係る第1
実施例(請求項2,3に係る発明に相当)であり,以下
示す。図4は第実施例に係る要部電気回路図を示
し,省略した他の回路は図1と同一である。図4に示す
ように第1の発熱抵抗R1と第2の発熱抵抗R2とに,
それぞれ分流抵抗1及び2が接続されている。分流抵抗
1及び2には,図5に示すように示温塗料(斜線)を塗
布すると共に,発熱抵抗R1,R2から間隙を空けて配
置している。第1の安全回路による電流は第1の発熱抵
抗R1と分流抵抗1とに流れ,両方を発熱させる。発熱
抵抗R1はその発熱により温度ヒューズ10を溶断さ
せ,分流抵抗1は発熱により塗布された示温塗料を変色
させる。同様に,第2の安全回路による電流は第2の発
熱抵抗R2と分流抵抗2とに流れ,その両方を発熱さ
せ,発熱抵抗R2は温度ヒューズ10を溶断させ,分流
抵抗は発熱により塗布された示温塗料を変色させる。こ
の構成により,一方の発熱抵抗R1もしくはR2あるい
は分流抵抗1もしくは2の発熱が他方に及ぶことがな
く,動作した安全回路がいずれの側であるかが明瞭に表
示される。尚,分流抵抗1または2は,それぞれの発熱
抵抗R1,R2に設けることなく,いずれか一方に設け
るだけでも判定は可能である。
【0008】次いで,本発明の第実施例(請求項1に
係る発明に相当)について説明する。図6は第実施例
に係る電気回路図で,要部のみを示し,省略した回路は
図1と同一である。図6において,第2の発熱抵抗R2
に並列にヒューズ抵抗3とダイオード11とが接続され
ている。第2の安全回路が動作したときSCR19に流
れる電流は第2の発熱抵抗R2と前記ヒューズ抵抗3と
に分流する。ヒューズ抵抗3は定格電流以上(20倍以
上)の分流電流になるよう抵抗値が設定されているた
め,過大電流のため即座に切れて第2の発熱抵抗R2の
みに電流は流れる。第2の発熱抵抗R2はヒューズ抵抗
3が切れた後に,その発熱により温度ヒューズ10を溶
断して電源回路を遮断する。本実施例による電気カーペ
ットの温度ヒューズ10の溶断の原因究明に際しては,
前記ヒューズ抵抗3の導通の有無を調べることにより,
第1の安全回路の動作によるものか,第2の安全回路の
動作によるものかが容易に判定できる。ヒューズ抵抗3
は抵抗体に限ることなく,過電流により速やかに回路切
断するヒューズ様のものであれば同様に動作させること
ができる。尚,ヒューズ抵抗3に直列に接続されたダイ
オード11は,ヒューズ抵抗3の導通を検査するときの
導通テストを簡単に実行するために挿入されたものであ
る。上記は発熱抵抗R2にヒューズ抵抗3を並列に接続
しているが,第1の発熱抵抗R1に並列にヒューズ抵抗
を接続することも,あるいは両方に接続することもでき
る。次いで,本発明の第実施例(請求項4に係る発明
に相当)について説明する。図7は第実施例に係る要
部電気回路図で,省略した回路は図1と同一である。図
7において,第1の発熱抵抗R1と第2の発熱抵抗R2
とに,それぞれに対応して第1の温度ヒューズ10aと
第2の温度ヒューズ10bとが設けられ,各温度ヒュー
ズ10a,10bは直列に接続されており,いずれか一
方の温度ヒューズが溶断したとき,電源回路は直ぐさま
遮断される。第1の発熱抵抗R1と第1の温度ヒューズ
10aとは熱的に結合するよう至近位置に配され,同様
に第2の発熱抵抗と第2の温度ヒューズ10bとは熱的
に結合するよう至近位置に配置される。上記構成におい
て,第1の安全回路が動作したときには第1の発熱抵抗
R1が発熱して第1の温度ヒューズ10aを溶断し,第
2の安全回路が動作したときには第2の発熱抵抗R2が
発熱して第2の温度ヒューズ10bのみを溶断する。従
って,第1の温度ヒューズ10aまたは第2の温度ヒュ
ーズ10bのいずれが溶断しているかを調べれば,動作
した安全回路が判定でき,修理は効率良く実行できる。
以上の各実施例は,安全回路が2系統で設けられた電気
カーペットについて説明したが,2系統以上の複数の安
全回路を設けた場合にも同様の手段により実施すること
ができる。
【0009】
【発明の効果】以上の説明の通り請求項1に記載の発明
によれば,第1の安全回路もしくは第2の安全回路が動
作したとき,動作した側の安全回路に配された発熱抵抗
に並列に接続されたヒューズもしくはヒューズ抵抗等の
過電流溶断素子が過電流により溶断するので,いずれの
安全回路の動作により温度ヒューズが溶断したかは,過
電流溶断素子の導通を調べることにより容易に判定する
ことができる。また,請求項2に記載の発明によれば
例えば第1の発熱抵抗と第2の発熱抵抗とが温度ヒュー
ズと共にモールドされているような場合に,一方の発熱
抵抗の発熱が他方の発熱抵抗にも及び,両方の発熱抵抗
の示温塗料が変色して判定が困難になることを避けるた
め,各発熱抵抗に並列に電流を分流させる発熱抵抗を接
続して,それぞれ他方の発熱抵抗の発熱の影響の及ばな
いよう間隔を設けて配置する。並列に接続した側の発熱
抵抗には示温塗料が塗布されて発熱したことを表示し,
温度ヒューズの至近位置に配した第1の発熱抵抗もしく
は第2の発熱抵抗は温度ヒューズの溶断させる。従っ
て,いずれの安全回路の動作により温度ヒューズが溶断
したかは,並列に接続された側の発熱抵抗の変色を目視
することで容易に判定することができる。また,請求項
4に記載の発明によれば,第1の発熱抵抗と第2の発熱
抵抗とのそれぞれに対応する第1の温度ヒューズと第2
の温度ヒューズとを直列に設けて,第1の安全回路もし
くは第2の安全回路が動作したとき,動作した側の安全
回路に配された発熱抵抗に対応する温度ヒューズだけ
溶断するので,第1の温度ヒューズもしくは第2の温度
ヒューズの溶断を調べることにより,いずれの安全回路
が動作したかが容易に判定できる。本発明は上記のよう
に複数に設けられた安全回路のいずれが動作したことに
より温度ヒューズが溶断したかの判定が容易にできるの
で,修理するための位置の特定が可能となり,修理を効
率よく実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気カーペットの電気回路図。
【図2】示温塗料が塗付された発熱抵抗を有する温度ヒ
ューズ溶断回路の構成を示す平面図。
【図3】示温塗料が塗付された発熱抵抗を有する温度ヒ
ューズ溶断回路がモールドされた構成を示す平面図。
【図4】本発明の第実施例に係る電気カーペットの要
部電気回路図。
【図5】本発明の第実施例に係る温度ヒューズ溶断回
路と分流接続した発熱抵抗との配置を示す平面図。
【図6】本発明の第実施例に係る電気カーペットの要
部電気回路図。
【図7】本発明の第実施例に係る電気カーペットの要
部電気回路図。
【図8】電気カーペットの構造を示す平面構成図。
【図9】発熱コードの構造を示す分解構造図。
【図10】従来例に係る温度ヒューズ溶断回路の構成を
示す平面図。
【図11】従来例に係る温度ヒューズ溶断回路の構成を
示す平面図。
【符号の説明】
1,2…分流抵抗 3…ヒューズ抵抗(過電流溶断素子) 5…発熱線 6…感熱層 7…短絡線 10…温度ヒューズ 10a…第1の温度ヒューズ 10b…第2の温度ヒューズ 18…温度制御回路 R1…第1の発熱抵抗 R2…第2の発熱抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−41686(JP,A) 特開 昭63−113232(JP,A) 特開 昭64−33435(JP,A) 特開 昭58−211221(JP,A) 実開 平4−132305(JP,U) 実開 平3−22390(JP,U) 実開 昭62−198646(JP,U) 実開 昭51−21613(JP,U) 実開 昭60−40999(JP,U) 実開 昭61−95087(JP,U) 実開 昭59−156391(JP,U) 実公 昭50−37514(JP,Y2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱線に直列に接続された温度ヒューズの
    至近位置に第1の発熱抵抗と第2の発熱抵抗とを配置し
    た温度ヒューズ溶断回路と,前記発熱線の異常時に前記
    第1の発熱抵抗に電流を流して発熱させ前記温度ヒュー
    ズを溶断させる第1の安全回路と,前記発熱線の発熱温
    度を制御する温度制御回路の異常時に前記第2の発熱抵
    抗に電流を流して前記温度ヒューズを溶断させる第2の
    安全回路とを具備してなる電気カーペット等の安全装置
    において, 前記第1の発熱抵抗及び/もしくは前記第2の発熱抵抗
    と並列にヒューズもしくはヒューズ抵抗等の過電流溶断
    素子を接続したことを特徴とする電気カーペット等の安
    全装置。
  2. 【請求項2】発熱線に直列に接続された温度ヒューズの
    至近位置に第1の発熱抵抗と第2の発熱抵抗とを配置し
    た温度ヒューズ溶断回路と,前記発熱線の異常時に前記
    第1の発熱抵抗に電流を流して発熱させ前記温度ヒュー
    ズを溶断させる第1の安全回路と,前記発熱線の発熱温
    度を制御する温度制御回路の異常時に前記第2の発熱抵
    抗に電流を流して前記温度ヒューズを溶断させる第2の
    安全回路とを具備してなる電気カーペット等の安全装置
    において, 前記第1の発熱抵抗及び第2の発熱抵抗のいずれか又は
    両方に発熱抵抗を接続し,並列接続した発熱抵抗側に所
    定温度で変色する示温塗料を塗布すると共に,前記第1
    の発熱抵抗又は第2の発熱抵抗の発熱の影響を受けない
    位置に配置したことを特徴とする電気カーペット等の安
    全装置。
  3. 【請求項3】前記発熱抵抗が,前記第1の発熱抵抗,第
    2の発熱抵抗,及び前記温度ヒューズが一体的にモール
    ドされたモールド体の外部に配置されてなる請求項2に
    記載の電気カーペットの安全装置。
  4. 【請求項4】発熱線に直列に接続された温度ヒューズの
    至近位置に第1の発熱抵抗と第2の発熱抵抗とを配置し
    た温度ヒューズ溶断回路と,前記発熱線の異常時に前記
    第1の発熱抵抗に電流を流して発熱させ前記温度ヒュー
    ズを溶断させる第1の安全回路と,前記発熱線の発熱温
    度を制御する温度制御回路の異常時に前記第2の発熱抵
    抗に電流を流して前記温度ヒューズを溶断させる第2の
    安全回路とを具備してなる電気カーペット等の安全装置
    において, 前記温度ヒューズが前記第1の発熱抵抗に対応する第1
    の温度ヒューズと,上記第1の温度ヒューズに直列に接
    続され前記第2の発熱抵抗に対応する第2の温度ヒュー
    ズとよりなり,一方の温度ヒューズの溶断により電源が
    遮断されてなることを特徴とする電気カーペット等の安
    全装置。
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