JPH05143174A - ヒータ制御装置 - Google Patents

ヒータ制御装置

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JPH05143174A
JPH05143174A JP3301700A JP30170091A JPH05143174A JP H05143174 A JPH05143174 A JP H05143174A JP 3301700 A JP3301700 A JP 3301700A JP 30170091 A JP30170091 A JP 30170091A JP H05143174 A JPH05143174 A JP H05143174A
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JP
Japan
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heater
power supply
control
short
temperature
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JP3301700A
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Inventor
Yoshiki Sumiya
与司樹 角谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒータの異常発熱を、迅速、正確、かつ、安
定して検出する。 【構成】 ヒータへの電源の給電遮断を行なう第1のス
イッチング部と、ヒータの温度を測定する検温部と、こ
の検温部の測定結果に基づき、第1のスイッチング部の
動作を制御する制御部とを具備したヒータ制御装置に、
さらに、ヒータと電源との間でヒータへの電源の給電遮
断制御を行なう第2のスイッチング部と、第1のスイッ
チング部の給電遮断状態を検出するヒータ動作検出部
と、このヒータ動作検出部の検出結果と、制御部の第1
のスイッチング回路の制御状態との比較に基づき、ヒー
タへの異常給電状態を検出し、第2のスイッチング部を
起動して、ヒータへの電源の接続を遮断する異常給電停
止制御部とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタやファクシミ
リ、複写機などの機器に用いるヒータを一定の温度で駆
動制御するヒータ制御装置に係わり、特に、障害による
ヒータの異常発熱を効率良く回避するのに好適なヒータ
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリなどの機器におい
ては、印字動作を行なうために、ヒータを用いている。
そして、印字品質を確保するためには、ヒータの温度を
一定に保つ必要があり、ヒータ制御装置を具備してい
る。ヒータ制御装置は、ヒータの温度を一定に保つため
に、例えば、CQ出版社発行の「トランジスタ技術 1
990 10月号」の第468頁から第469頁に記載
の温度センサ回路などを用いて温度測定を行ない、その
測定結果に基づき、ヒータの温度を制御している。
【0003】図4は、従来のヒータ制御装置の構成を示
すブロック図である。ヒータ制御装置は、ヒータ1の周
囲温度を検知するサーミスタ2と、AC電源3からヒー
タ1への給電および遮断を行なうトライアック5と、サ
ーミスタ2の検知温度に基づき、ゲート回路4を介して
トライアック5のオンオフ(給電、遮断)制御を行なう
制御部6により構成されている。制御部6には、比較回
路などが設けられており、例えば、この比較回路によ
り、サーミスタ2の検知結果と、予め定めた温度値を比
較している。そして、サーミスタ2の検知結果が、予め
定めた温度値以内であれば、制御部6は、ゲート回路4
を介して、トライアック5をオン状態にして、AC電源
3をヒータ1に接続して発熱させる。そして、この発熱
状態が続き、周囲温度が上昇して、サーミスタ2の検知
結果が予め定めた温度値を超えた場合に、制御部6は、
トライアック5をオフ状態にして、ヒータ1への給電を
遮断し、ヒータ1の発熱を中断させる。給電の中断状態
が続き、ヒータ1の温度が下がってくると、サーミスタ
2の検知結果が、再度、予め定めた温度値以内になり、
制御部6は、再び、ゲート回路4を介してトライアック
5をオン制御し、AC電源3をヒータ1に接続して、発
熱させる。このような動作を繰り返すことにより、ヒー
タ1からの発熱は、比較回路で規制される変化内の温度
に調整される。
【0004】このようなヒータ制御装置においては、例
えば、ゲート回路4やトライアック5などの障害によ
り、制御部6から、トライアック5のオフ制御用の信号
が、ゲート回路4に送出されても、AC電源3からヒー
タ1への給電が継続されることがある。このような場
合、ヒータ1の発熱が続き、発火を引き起こすなどの問
題が生じる。
【0005】このような問題に対処するための従来技術
としては、サーミスタ2と同様に、ヒータ1の近傍に、
ある温度以上になると溶けてしまう温度ヒューズを設け
るものがある。すなわち、この温度ヒューズを、ヒータ
1に直列に接続して、ゲート回路4やトライアック5な
どの障害により、ヒータ1の発熱が続き、温度が異常に
上昇した場合には、温度ヒューズが溶けて、AC電源3
からヒータ1への給電を遮断してしまうものである。
【0006】しかし、このようなヒータの異常発熱を防
止する技術では、温度ヒューズの取付け位置、すなわ
ち、ヒータからの距離が、設計通りに、正確でなければ
ならない。例えば、温度ヒューズを、ヒータに、設計値
よりも近くに取付けた場合には、設計値よりも低い温度
で、温度ヒューズが切れ、ヒータの温度が十分に上がら
ず、印字不良を起こしてしまう。また、温度ヒューズ
を、ヒータに、設計値よりも遠くに取付けた場合には、
設計値よりも高い温度で、温度ヒューズが切れることに
なり、ヒータの温度が危険な状態まで上がり、発火の原
因となる。
【0007】このように、温度ヒューズを、設計通りに
取付けることが、非常に重要であるが、温度ヒューズの
構造などの理由により、温度ヒューズを、設計値通り
に、ヒータの近傍に取付けるのは、非常に難しく、作業
者の負担となっていた。特に、温度ヒューズが切れた場
合には、ヒータの異常動作の原因を取り除いた後には、
新しい温度ヒューズに取替える必要があり、治具などを
持たないサービスマンには、正確な位置で取付けられな
い場合があり、危険であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、温度ヒューズを取付ける作業者
のスキルのバラツキにより、ヒータの異常発熱の検出温
度が変化してしまい、トライアックなどの不良に起因す
るヒータの異常発熱に対して、正確かつ効率良く対処で
きない点である。本発明の目的は、これら従来技術の課
題を解決し、ヒータの異常発熱に対する検知および発火
防止制御を、作業者のスキルに左右されずに安定して行
ない、ヒータを用いた機器の安全性を向上させることを
可能とするヒータ制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のヒータ制御装置は、(1)ヒータに直列に
接続され、このヒータへの電源からの給電および遮断制
御を行なう第1のスイッチング部と、ヒータの温度を測
定する検温部と、この検温部の測定結果に基づき、第1
のスイッチング部の給電および遮断制御動作を制御する
制御部とを具備し、ヒータを予め任意に定めた温度に保
つヒータ制御装置において、ヒータと電源との間でこの
ヒータへの電源からの給電および遮断制御を行なう第2
のスイッチング部と、ヒータへの電源の給電および遮断
状態を検出するヒータ動作検出部と、このヒータ動作検
出部の検出によるヒータへの電源の給電および遮断状態
と、制御部の第1のスイッチング回路に対する給電遮断
制御状態との比較に基づき、ヒータへの異常給電状態を
検出し、第2のスイッチング部を起動して、ヒータへの
電源からの給電を遮断する異常給電停止制御部とを設け
たことを特徴とする。また、(2)ヒータに直列に接続
され、このヒータへの電源からの給電および遮断制御を
行なう第1のスイッチング部と、ヒータの温度を測定す
る検温部と、この検温部の測定結果に基づき、第1のス
イッチング部の給電および遮断制御動作を制御する制御
部とを具備し、ヒータを予め任意に定めた温度に保つヒ
ータ制御装置において、ヒータと第1のスイッチング部
との短絡障害時に流れる電源からの過電流に基づき、こ
の電源からヒータへの給電を遮断する短絡保護部と、制
御部による第1のスイッチング部の遮断制御動作に基づ
き、ヒータの両端を短絡するヒータ短絡部とを設け、こ
のヒータ短絡部の短絡動作時での、第1のスイッチング
部の異常によるヒータへの給電動作に伴い、短絡保護部
を起動して、電源からの給電を遮断することを特徴とす
る。また、(3)上記(2)に記載のヒータ制御装置に
おいて、短絡保護部の代わりに、手動で閉状態に復帰す
る手動復帰型リレーを、かつ、第1のスイッチング部と
ヒータ短絡部との間に、このヒータ短絡部の短絡動作時
での、第1のスイッチング部の障害によるヒータへの給
電動作に伴い、手動復帰型リレーを開状態に駆動する高
抵抗のリレー駆動部を設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明においては、ヒータの異常発熱動作を、
ヒータの周囲温度の測定によらず、トライアックなどの
ヒータへの給電およびその遮断を制御するスイッチング
部の動作状態に基づき検出する。すなわち、サーミスタ
に基づくヒータの発熱動作の中断モードにも係わらず、
トライアックなどのスイッチング部がヒータへの給電を
継続している場合に、異常障害発生として検知する。そ
して、新たに、ヒータと直列に設けたリレーなどのスイ
ッチング部(第2のスイッチング部)を、開(オフ)状
態にして、ヒータへの給電を遮断する。このように、ヒ
ータの給電や遮断制御の動作状態に基づき、ヒータの異
常発熱動作を検出するので、安定した検出動作を行なう
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。図1は、本発明を施したヒータ制御装置の本
発明に係わる構成の第1の実施例を示すブロック図であ
る。本実施例のヒータ制御装置は、図1(a)に示すよ
うに、ヒータ1の周囲温度を検知する検温部としてのサ
ーミスタ2と、AC電源3からヒータ1への給電および
遮断を行なう第1のスイッチング部としてのゲート回路
4およびトライアック5と、サーミスタ2の検知温度に
基づき、ゲート回路4を介してトライアック5のオンオ
フ制御を行なう制御部6と、そして、本発明に係わり、
ヒータ1とAC電源3との間にヒータ1と直列に設けら
れ、AC電源3からヒータ1への給電および遮断制御を
行なう第2のスイッチング部としてのリレー7と、ヒー
タ1へのAC電源3の給電状態および遮断状態を検出す
るヒータ動作検出部としてのフォトカプラ8と、このフ
ォトカプラ8の検出結果と、制御部6のトライアック5
のオンオフ制御状態との比較に基づきヒータ1の異常給
電状態を検出し、リレー7を開状態として、ヒータ1へ
のAC電源3の接続を遮断する異常給電停止制御回路
(以下、CONTと記載)9とにより構成されている。
このような構成により、本実施例のヒータ制御装置は、
ヒータ1への異常給電状態を、安定して検出することが
できる。以下、その動作を説明する。
【0012】AC電源3からのヒータ1への給電が続
き、ヒータ1の発熱すると、サーミスタ2は、ヒータ1
による周囲温度の上昇を検出し、その検出温度を、制御
部6に送出する。制御部6は、サーミスタ2からの検出
温度を常時監視し、この温度が、予め定めた値以下であ
れば、ゲート回路4へオン信号を送出して、トライアッ
ク5をオン状態にして、ヒータ1を給電状態にする。こ
の状態では、フォトカプラ8の両端電圧が落ち、フォト
カプラ8はオフ状態となる。このフォトカプラ8のオフ
状態は、CONT9に通知される。次に、ヒータ1の発
熱が続き、サーミスタ2からの検出温度が、予め定めた
値以上になれば、制御部6は、ゲート回路4へオフ信号
を送出し、トライアック5をオフ状態にして、AC電源
3からのヒータ1への給電を遮断する。このことによ
り、ヒータ1の発熱が止まり、温度が下がり、サーミス
タ2の検出温度が低下する。サーミスタ2の検出温度が
低下することにより、制御部6は、再び、ゲート回路4
に、トライアック5のオン制御信号を送出して、ヒータ
1への給電を行なう。このような動作を繰り返すことに
より、ヒータ制御装置は、ヒータ1の温度を、安定した
値に保つことができる。
【0013】このように、サーミスタ2からの検出温度
が、予め定めた値以上になり、制御部6が、AC電源3
からのヒータ1への給電を遮断するために、ゲート回路
4へ、トライアック5をオフ状態にするオフ信号を送出
するが、例えば、トライアック5が故障して、オン状態
のままとなると、ヒータ1の発熱が続き、異常な高温と
なり、発火する危険がある。しかし、本実施例のヒータ
制御装置では、CONT9により、トライアック5の動
作を監視することにより、このような問題の発生を回避
している。すなわち、ヒータ1の温度上昇に伴い、制御
部6が、ゲート回路4に、トライアック5のオフ制御信
号を送出するが、CONT9は、このオフ制御信号と、
フォトカプラ8から通知されるフォトカプラ8のオフ状
態とを比較する。制御部6が、トライアック5のオフ制
御信号を送出している場合は、通常、フォトカプラ8は
オン状態となる。もし、トライアック5が故障して、制
御部6がオフ制御したにも係わらず、給電状態となって
いる場合には、図1(b)に示すように、制御部6から
のゲート信号としてオフ制御信号が、また、フォトカプ
ラ8からはオフ状態が通知される。CONT9は、例え
ば、これらの通知信号に対して論理積演算を行なうこと
により、トライアック5の異常動作、すなわち、故障を
検出する。そして、トライアック5の故障を検出したC
ONT9は、リレー7を起動して開状態にし、AC電源
3からのヒータ1への給電を止める。このようにして、
トライアック5の異常検出に基づき、ヒータ1への給電
を止めるために、停止動作までの遅延が無く、安全性が
向上する。
【0014】次に、CONT9により、ヒータ1への電
源供給が止まり、サーミスタ2の検出温度が下がると、
制御部6は、ゲート回路4に対して、トライアック5の
オン制御信号を送出する。このオン制御信号への変化に
より、CONT9による制御部6の制御動作とフォトカ
プラ8のオフ状態との論理積演算結果は、トライアック
5が正常であることを示し、CONT9は、リレー7を
閉状態に切替る。そして、このリレー7を介して、AC
電源3からヒータ1への給電が再開され、温度が上昇す
る。このような動作を繰り返すことにより、トライアッ
ク5が故障していても、ヒータ1の温度制御が可能であ
り、印字動作を継続することができる。しかし、トライ
アック5が故障したままでは、危険であり、基本的に
は、ヒータ1の発熱動作を止めたり、利用者に通知する
必要がある。そのために、リレー7に、手動復帰型のリ
レーを用いたり、または、CONT9からリレー7への
起動信号を、制御部6で読み取り、図示されていない表
示パネルなどに、警告を表示することにより、利用者
に、異常状態の発生を知らせる。
【0015】図2は、本発明を施したヒータ制御装置の
本発明に係わる構成の第2の実施例を示すブロック図で
ある。本第2の実施例のヒータ制御装置は、ヒータ1の
周囲温度を検知するサーミスタ2と、AC電源3からヒ
ータ1への給電および遮断を行なうトライアック5と、
サーミスタ2の検知温度に基づき、ゲート回路4を介し
てトライアック5のオンオフ制御を行なう制御部6と、
そして、本発明に係わり、ヒータ1とAC電源3との間
で、ヒータ1に直列に設けられ、ヒータ1およびトライ
アック5の短絡障害時に流れるAC電源3からの過電流
により溶け、このAC電源3からの給電を遮断する短絡
保護部としてのヒューズ10と、制御部6によるトライ
アック5の遮断(オフ)制御時に、制御部6からの反転
信号により、ヒータ1の両端を短絡するヒータ短絡部と
してのトライアック11およびゲート回路12とにより
構成されている。このような構成のヒータ制御装置で
は、トライアック5の故障時に、トライアック11とゲ
ート回路12の短絡動作時に基づき、ヒータ1の異常発
熱を防止する。すなわち、制御部6から、トライアック
5に対するオフ制御信号が送出されると、この信号の反
転信号により、ゲート回路12を介して、トライアック
11がオン制御される。この時、トライアック5が正常
であれば、トライアック5がオフ状態となり、ヒータ1
へのAC電源が遮断される。しかし、もし、トライアッ
ク5が故障しており、制御部6からオフ制御信号がゲー
ト回路4に送出されたにも係わらず給電状態にあれば、
AC電源3は、トライアック5とトライアック11とで
短絡され、ヒューズ10が切れる。このように、本第2
の実施例では、トライアック5の異常動作状態に基づ
き、ヒータ1への給電を停止するために、ヒータ1の異
常発熱を、正確に防止することができる。また、ゲート
回路4、12に、ACノイズが入り込み、トライアック
5、11共にオン状態になることがある。このような場
合にも、制御部6のオンオフ制御信号に係わらず、短絡
状態となり、ヒューズ10が切れるので、ノイズによる
ヒータ1の異常発熱の発生を防ぐことができる。尚、本
実施例の構成では、トライアック11には、通常、電流
が流れず、ほとんど故障せず、安全性が高い。
【0016】図3は、本発明を施したヒータ制御装置の
本発明に係わる構成の第3の実施例を示すブロック図で
ある。本第3の実施例のヒータ制御装置は、図2におけ
る第2の実施例のヒータ制御装置で用いたヒューズ10
の代わりに、手動でリセットが可能な手動復帰型のリレ
ー13を設け、また、このリレー13の駆動を、トライ
アック5、11の動作に基づき制御する高抵抗R1、R2
を内蔵したリレー駆動回路14を設けることにより、利
便性、および、AC電源3の遮断による他の装置への悪
影響を防止するものである。すなわち、図2で示したト
ライアック5、11間に、リレー駆動回路14を設け、
障害が発生して、制御部6の制御に係わらず、トライア
ック5、11が、共に、導通状態となると、リレー駆動
回路14の高抵抗R1、R2に電流が流れる。このよう
に、高抵抗R1、R2を設けることにより、短絡状態とな
っても大電流は流れない。これらの高抵抗R1、R2に流
れる電流に基づき、リレー駆動回路14は、リレー13
をオフ(開)状態制御して、AC電源3からヒータ1へ
の給電を遮断する。このように、本第3の実施例のヒー
タ制御装置では、高抵抗R1、R2を設けることにより、
短絡状態となっても大電流を流さずに、異常を処理する
ことができ、宅内配線に悪影響を与えない。また、異常
発生時にAC電源3からの給電を遮断する手段に、マニ
ュアル(手動)復帰型のリレーを用いているので、ヒュ
ーズなどのような交換部品を必要とせず、利便性が良く
なる。
【0017】以上、図1〜図3を用いて説明したよう
に、本実施例のヒータ制御装置では、ヒータの動作制御
に係わる異常状態を、トライアックの動作に基づき検出
する。このことにより、遅延の無い、安定したヒータの
異常発熱防止を行なうことができる。尚、本発明は、図
1〜図3を用いて説明した実施例に限定されるものでは
ない。例えば、ヒータのオンオフ制御は、トライアック
ではなく、リレーを用いて行なっても良く、また、図1
において、CONT9の処理動作を、制御部6で行なう
構成にしても良い。さらに、実際の構成では、要所要所
に、抵抗やサージダイオードなどを設け、トライアック
やリレーなどの各部品が正常に動作するような構成とす
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ヒータの異常発熱状態
の検出および発火防止制御を、迅速、正確、かつ、安定
して行なうことができ、ヒータを用いた機器の安全性を
向上させることが可能である。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を施したヒータ制御装置の本発明に係わ
る構成の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明を施したヒータ制御装置の本発明に係わ
る構成の第2の実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明を施したヒータ制御装置の本発明に係わ
る構成の第3の実施例を示すブロック図である。
【図4】従来のヒータ制御装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 ヒータ 2 サーミスタ 3 AC電源 4 ゲート回路 5 トライアック 6 制御部 7 リレー 8 フォトカプラ 9 CONT 10 ヒューズ 11 トライアック 12 ゲート回路 13 リレー 14 リレー駆動回路 R1、R2 高抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータに直列に接続され、該ヒータへの
    電源からの給電および遮断制御を行なう第1のスイッチ
    ング手段と、上記ヒータの温度を測定する検温手段と、
    該検温手段の測定結果に基づき、上記第1のスイッチン
    グ手段の給電および遮断制御動作を制御する制御手段と
    を具備し、上記ヒータを予め任意に定めた温度に保つヒ
    ータ制御装置において、上記ヒータと電源との間で該ヒ
    ータへの電源からの給電および遮断制御を行なう第2の
    スイッチング手段と、上記ヒータへの電源の給電および
    遮断状態を検出するヒータ動作検出手段と、該ヒータ動
    作検出手段の検出による上記ヒータへの電源の給電およ
    び遮断状態と、上記制御手段の上記第1のスイッチング
    回路に対する給電遮断制御状態との比較に基づき、上記
    ヒータへの異常給電状態を検出し、上記第2のスイッチ
    ング手段を起動して、上記ヒータへの電源からの給電を
    遮断する異常給電停止制御手段とを設けたことを特徴と
    するヒータ制御装置。
  2. 【請求項2】 ヒータに直列に接続され、該ヒータへの
    電源からの給電および遮断制御を行なう第1のスイッチ
    ング手段と、上記ヒータの温度を測定する検温手段と、
    該検温手段の測定結果に基づき、上記第1のスイッチン
    グ手段の給電および遮断制御動作を制御する制御手段と
    を具備し、上記ヒータを予め任意に定めた温度に保つヒ
    ータ制御装置において、上記ヒータと第1のスイッチン
    グ手段との短絡障害時に流れる上記電源からの過電流に
    基づき、該電源から上記ヒータへの給電を遮断する短絡
    保護手段と、上記制御手段による上記第1のスイッチン
    グ手段の遮断制御動作に基づき、上記ヒータの両端を短
    絡するヒータ短絡手段とを設け、該ヒータ短絡手段の短
    絡動作時での、上記第1のスイッチング手段の異常によ
    る上記ヒータへの給電動作に伴い、上記短絡保護手段を
    起動して、上記電源からの給電を遮断することを特徴と
    するヒータ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のヒータ制御装置におい
    て、上記短絡保護手段の代わりに、手動で閉状態に復帰
    する手動復帰型リレーを、かつ、上記第1のスイッチン
    グ手段と上記ヒータ短絡手段との間に、該ヒータ短絡手
    段の短絡動作時での、上記第1のスイッチング手段の障
    害による上記ヒータへの給電動作に伴い、上記手動復帰
    型リレーを開状態に駆動する高抵抗のリレー駆動手段を
    設けたことを特徴とするヒータ制御装置。
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