JP2003021981A - 定着装置 - Google Patents
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- fixing device
- halogen lamp
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2039—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
- G03G15/2042—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature specially for the axial heat partition
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- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2053—Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のヒートローラを有する定着装置におい
て、異常が発生した場合に異常状態が継続する時間を短
くする。 【解決手段】 定着装置21には2本のヒートローラ2
2、23が設けられ、ヒートローラ22、23にはそれ
ぞれハロゲンランプ26、27が内装されていると共
に、表面にはサーモスタット13、14がそれぞれ配設
されている。サーモスタット13、14は両方のハロゲ
ンランプ26、27と直列の接続され、いずれかのサー
モスタットに異常が発生すると両方のハロゲンランプ2
6、27への電流が遮断される。
て、異常が発生した場合に異常状態が継続する時間を短
くする。 【解決手段】 定着装置21には2本のヒートローラ2
2、23が設けられ、ヒートローラ22、23にはそれ
ぞれハロゲンランプ26、27が内装されていると共
に、表面にはサーモスタット13、14がそれぞれ配設
されている。サーモスタット13、14は両方のハロゲ
ンランプ26、27と直列の接続され、いずれかのサー
モスタットに異常が発生すると両方のハロゲンランプ2
6、27への電流が遮断される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真記録装置
などに使用される定着装置に関し、とくに媒体上の現像
剤を加熱および加圧することにより定着する定着装置に
関する。
などに使用される定着装置に関し、とくに媒体上の現像
剤を加熱および加圧することにより定着する定着装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の電子写真プリンタで使用
される定着装置は、回転する一つのヒートローラと一つ
のバックアップローラとから構成されている。ヒートロ
ーラおよびバックアップローラの表面は、ゴムや樹脂な
どが巻かれており、また円筒状のヒートローラの中には
ハロゲンランプなどのヒータが挿入されている。ヒータ
に電力を供給することによりヒータは発熱し、ヒートロ
ーラが加熱される。
される定着装置は、回転する一つのヒートローラと一つ
のバックアップローラとから構成されている。ヒートロ
ーラおよびバックアップローラの表面は、ゴムや樹脂な
どが巻かれており、また円筒状のヒートローラの中には
ハロゲンランプなどのヒータが挿入されている。ヒータ
に電力を供給することによりヒータは発熱し、ヒートロ
ーラが加熱される。
【0003】ヒートローラの表面には温度を検出するた
めのサーミスタ温度センサが設けられ、このサーミスタ
温度センサによりヒートローラの表面温度が検出され、
この検出結果に基いてハロゲンランプに電力を供給する
制御回路のオン、オフ制御が行われる。このオン、オフ
制御によりヒートローラの表面温度が一定に保たれる
が、万が一の異常の場合に備えて、ヒートローラの表面
にはサーモスタットが設けられている。万が一の異常で
サーミスタ温度センサによるフィードバックが動作せ
ず、ヒートローラが異常過熱した場合、サーモスタット
が安全性が保たれる限界温度以下で回路を遮断するよう
にしている。
めのサーミスタ温度センサが設けられ、このサーミスタ
温度センサによりヒートローラの表面温度が検出され、
この検出結果に基いてハロゲンランプに電力を供給する
制御回路のオン、オフ制御が行われる。このオン、オフ
制御によりヒートローラの表面温度が一定に保たれる
が、万が一の異常の場合に備えて、ヒートローラの表面
にはサーモスタットが設けられている。万が一の異常で
サーミスタ温度センサによるフィードバックが動作せ
ず、ヒートローラが異常過熱した場合、サーモスタット
が安全性が保たれる限界温度以下で回路を遮断するよう
にしている。
【0004】図6は他の従来の定着装置を示す図であ
る。図6において、定着装置1は、バックアップローラ
を用いずに、2つのヒートローラ2、3を用い、定着す
べき媒体を表裏から同時に加熱するものである。2つの
ヒートローラ2、3の表面にはそれぞれサーミスタ温度
センサ4、5が配設され、サーミスタ温度センサ4、5
はそれぞれコネクタ6、7を介して制御回路8、9へ接
続されている。制御回路8、9はそれぞれサイリスタ1
0、11を介して交流電源12に接続されている。
る。図6において、定着装置1は、バックアップローラ
を用いずに、2つのヒートローラ2、3を用い、定着す
べき媒体を表裏から同時に加熱するものである。2つの
ヒートローラ2、3の表面にはそれぞれサーミスタ温度
センサ4、5が配設され、サーミスタ温度センサ4、5
はそれぞれコネクタ6、7を介して制御回路8、9へ接
続されている。制御回路8、9はそれぞれサイリスタ1
0、11を介して交流電源12に接続されている。
【0005】ヒートローラ2、3の表面にはまたサーモ
スタット13、14がそれぞれ配設されている。サーモ
スタット13から出ているコードの一方はヒートローラ
2内のハロゲンランプ15に接続され、他方のコードは
コネクタ6およびヒューズ16を介して交流電源12に
接続されている。同様に、サーモスタット14から出て
いるコードの一方はヒートローラ3内のハロゲンランプ
17に接続され、他方のコードはコネクタ7およびヒュ
ーズ16を介して交流電源12に接続されている。
スタット13、14がそれぞれ配設されている。サーモ
スタット13から出ているコードの一方はヒートローラ
2内のハロゲンランプ15に接続され、他方のコードは
コネクタ6およびヒューズ16を介して交流電源12に
接続されている。同様に、サーモスタット14から出て
いるコードの一方はヒートローラ3内のハロゲンランプ
17に接続され、他方のコードはコネクタ7およびヒュ
ーズ16を介して交流電源12に接続されている。
【0006】万が一の異常でどちらか一方のサーミスタ
温度センサによるフィードバックが動作せず、ヒートロ
ーラが異常過熱した場合、異常が発生した側のサーモス
タットが安全性が保たれる限界温度以下で回路を遮断す
るようにしている。
温度センサによるフィードバックが動作せず、ヒートロ
ーラが異常過熱した場合、異常が発生した側のサーモス
タットが安全性が保たれる限界温度以下で回路を遮断す
るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のヒートローラを2本使った定着装置においては、サー
モスタットが接続される回路が互いに独立しているの
で、万が一の異常でどちらか一方のサーミスタ温度セン
サによるフィードバックが動作せず、ヒートローラが異
常過熱した場合、異常が発生した側のサーモスタットが
回路を遮断するが、このとき他方のサーモスタットは回
路を遮断せず、サーミスタ温度センサによるフィードバ
ックに基いてオン、オフ制御が行われている。即ち、異
常が発生していない側のヒートローラの表面はある一定
の温度に保たれている。したがって異常過熱した側のヒ
ートローラの温度がなかなか下がらず、異常状態が長く
続く惧れがあるという問題があった。
のヒートローラを2本使った定着装置においては、サー
モスタットが接続される回路が互いに独立しているの
で、万が一の異常でどちらか一方のサーミスタ温度セン
サによるフィードバックが動作せず、ヒートローラが異
常過熱した場合、異常が発生した側のサーモスタットが
回路を遮断するが、このとき他方のサーモスタットは回
路を遮断せず、サーミスタ温度センサによるフィードバ
ックに基いてオン、オフ制御が行われている。即ち、異
常が発生していない側のヒートローラの表面はある一定
の温度に保たれている。したがって異常過熱した側のヒ
ートローラの温度がなかなか下がらず、異常状態が長く
続く惧れがあるという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、媒体上の現像剤を加熱および加圧すること
により定着する定着装置において、電力を供給されるこ
とにより発熱する複数の加熱手段と、前記複数の加熱手
段の表面にそれぞれ配設され、該加熱手段が所定の温度
を超えたとき該加熱手段への電力の供給を遮断する複数
の電力遮断手段とを具備し、前記複数の加熱手段にそれ
ぞれ対応する電力遮断手段を各加熱手段と直列に接続し
たことを特徴とする。
に本発明は、媒体上の現像剤を加熱および加圧すること
により定着する定着装置において、電力を供給されるこ
とにより発熱する複数の加熱手段と、前記複数の加熱手
段の表面にそれぞれ配設され、該加熱手段が所定の温度
を超えたとき該加熱手段への電力の供給を遮断する複数
の電力遮断手段とを具備し、前記複数の加熱手段にそれ
ぞれ対応する電力遮断手段を各加熱手段と直列に接続し
たことを特徴とする。
【0009】上記構成を有する本発明によれば、複数の
加熱手段を有する定着装置において、ある加熱手段に異
常が発生した場合、電力遮断手段が異常の発生した加熱
手段への電力の供給を遮断するが、このとき他の加熱手
段への電力の供給も遮断されるので、異常状態が継続す
る時間が短くなる。
加熱手段を有する定着装置において、ある加熱手段に異
常が発生した場合、電力遮断手段が異常の発生した加熱
手段への電力の供給を遮断するが、このとき他の加熱手
段への電力の供給も遮断されるので、異常状態が継続す
る時間が短くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって説明する。図1は本発明の第1の実施の形
態の定着装置を示す回路図である。図1において、第1
の実施の形態の定着装置21には2本のヒートローラ2
2、23が設けられ、ヒートローラ22、23の表面2
4、25はそれぞれゴムや樹脂が巻かれている。ヒート
ローラ22、23の内部にはそれぞれヒータとしてハロ
ゲンランプ26、27が配設され、ヒートローラ22、
23の両端部にはハロゲンランプ26、27に電力を供
給するコード28、29、30が配設されている。
にしたがって説明する。図1は本発明の第1の実施の形
態の定着装置を示す回路図である。図1において、第1
の実施の形態の定着装置21には2本のヒートローラ2
2、23が設けられ、ヒートローラ22、23の表面2
4、25はそれぞれゴムや樹脂が巻かれている。ヒート
ローラ22、23の内部にはそれぞれヒータとしてハロ
ゲンランプ26、27が配設され、ヒートローラ22、
23の両端部にはハロゲンランプ26、27に電力を供
給するコード28、29、30が配設されている。
【0011】ヒートローラ22、23の表面上にはサー
ミスタ温度センサ4、5が配設され、サーミスタ温度セ
ンサ4、5はそれぞれコネクタ6、7を介して温度制御
回路8、9へ接続されている。
ミスタ温度センサ4、5が配設され、サーミスタ温度セ
ンサ4、5はそれぞれコネクタ6、7を介して温度制御
回路8、9へ接続されている。
【0012】ヒートローラ22、23の表面上にはまた
サーモスタット13、14がそれぞれ配設されている。
サーモスタット13の一方の端子から出ているコード3
1はサーモスタット14の他方の端子に接続されてい
る。サーモスタット14の一方の端子には、ヒートロー
ラ22、23のそれぞれの一端部に接続したコード29
が接続されている。
サーモスタット13、14がそれぞれ配設されている。
サーモスタット13の一方の端子から出ているコード3
1はサーモスタット14の他方の端子に接続されてい
る。サーモスタット14の一方の端子には、ヒートロー
ラ22、23のそれぞれの一端部に接続したコード29
が接続されている。
【0013】ヒートローラ22の他端部に接続されたコ
ード28は、コネクタ6を介してサイリスタ10のカソ
ードに接続されている。サイリスタ10のアノードは交
流電源12の一方に接続されている。ヒートローラ23
の他端部に接続されたコード30は、コネクタ7を介し
てサイリスタ11のカソードに接続され、サイリスタ1
1のアノードは交流電源12の一方に接続されている。
またサーモスタット13の他方の端子に接続されたコー
ド32は、コネクタ6およびヒューズ16を介して交流
電源12の他方に接続されている。上記の配線接続によ
り、サーモスタット13とサーモスタット14は直列に
接続される。
ード28は、コネクタ6を介してサイリスタ10のカソ
ードに接続されている。サイリスタ10のアノードは交
流電源12の一方に接続されている。ヒートローラ23
の他端部に接続されたコード30は、コネクタ7を介し
てサイリスタ11のカソードに接続され、サイリスタ1
1のアノードは交流電源12の一方に接続されている。
またサーモスタット13の他方の端子に接続されたコー
ド32は、コネクタ6およびヒューズ16を介して交流
電源12の他方に接続されている。上記の配線接続によ
り、サーモスタット13とサーモスタット14は直列に
接続される。
【0014】温度制御回路8および9は温度指令回路3
4に接続されるとともに、それぞれサイリスタ10、1
1のゲート端子に接続されている。温度指令回路34は
温度制御回路8、9に指令信号を送ることにより、ヒー
トローラ22、23の温度制御を行う。
4に接続されるとともに、それぞれサイリスタ10、1
1のゲート端子に接続されている。温度指令回路34は
温度制御回路8、9に指令信号を送ることにより、ヒー
トローラ22、23の温度制御を行う。
【0015】次に第1の実施の形態の動作を説明する。
まず図示しない電源スイッチが投入され、印刷起動がか
かると、定着装置21はヒートローラ22、23の表面
を規定の温度にするために、温度指令回路34から温度
制御回路8、9に対して温度の指令信号が出される。温
度制御回路8はサーミスタ温度センサ4からの検出信号
による温度と規定の温度を比較し、検出温度が低い場合
はサイリスタ10をオンするようにゲートに信号を送
る。サイリスタ10は交流電流を流すように動作し、交
流電流はコード28を通り、ハロゲンランプ26を流れ
てヒートローラ22を加熱させる。
まず図示しない電源スイッチが投入され、印刷起動がか
かると、定着装置21はヒートローラ22、23の表面
を規定の温度にするために、温度指令回路34から温度
制御回路8、9に対して温度の指令信号が出される。温
度制御回路8はサーミスタ温度センサ4からの検出信号
による温度と規定の温度を比較し、検出温度が低い場合
はサイリスタ10をオンするようにゲートに信号を送
る。サイリスタ10は交流電流を流すように動作し、交
流電流はコード28を通り、ハロゲンランプ26を流れ
てヒートローラ22を加熱させる。
【0016】ヒートローラ22の表面温度はサーミスタ
温度センサ4により監視され、サーミスタ温度センサ4
による検出温度が規定温度を超えると、温度制御回路8
はサイリスタ10をオフするようにゲートに信号を送
る。これによりサイリスタ10は交流電流を遮断する動
作を行い、ハロゲンランプ26には電流が流れなくな
り、ヒートローラ22は冷却し始める。ヒートローラ2
2の表面温度が規定温度より下がると、上述の動作を行
って再びハロゲンランプ26に電流を流す動作を行う。
この動作を繰り返すことにより、ヒートローラ22の表
面温度はほぼ規定温度に保たれる。
温度センサ4により監視され、サーミスタ温度センサ4
による検出温度が規定温度を超えると、温度制御回路8
はサイリスタ10をオフするようにゲートに信号を送
る。これによりサイリスタ10は交流電流を遮断する動
作を行い、ハロゲンランプ26には電流が流れなくな
り、ヒートローラ22は冷却し始める。ヒートローラ2
2の表面温度が規定温度より下がると、上述の動作を行
って再びハロゲンランプ26に電流を流す動作を行う。
この動作を繰り返すことにより、ヒートローラ22の表
面温度はほぼ規定温度に保たれる。
【0017】もう一方のヒートローラ23についても同
様の温度制御を行う。即ち、サーミスタ温度センサ5の
温度検出信号と温度指令回路34からの温度の指令信号
とを温度制御回路9で比較し、サイリスタ11を駆動し
てハロゲンランプ27に流れる電流を制御し、ヒートロ
ーラ23の表面温度がほぼ規定温度に保持されるように
制御する。
様の温度制御を行う。即ち、サーミスタ温度センサ5の
温度検出信号と温度指令回路34からの温度の指令信号
とを温度制御回路9で比較し、サイリスタ11を駆動し
てハロゲンランプ27に流れる電流を制御し、ヒートロ
ーラ23の表面温度がほぼ規定温度に保持されるように
制御する。
【0018】通常の動作において、ハロゲンランプ26
とハロゲンランプ27から出た交流電流は、サーモスタ
ット14の端子で配線接続されているので、加算され、
さらにサーモスタット14に直列接続されたサーモスタ
ット13を通り、ヒューズ16を流れる。
とハロゲンランプ27から出た交流電流は、サーモスタ
ット14の端子で配線接続されているので、加算され、
さらにサーモスタット14に直列接続されたサーモスタ
ット13を通り、ヒューズ16を流れる。
【0019】万が一の異常によりサーミスタ温度センサ
からのフィードバック制御が正しく動作せず、ハロゲン
ランプが異常過熱した場合には、異常過熱した側のサー
モスタットが動作して電力供給回路を遮断する。例え
ば、サーミスタ温度センサ4とヒートローラ22表面と
の間に異物が挟り、サーミスタ温度センサ4が表面温度
を正しく検出できない場合、ハロゲンランプ26に多く
の電流が流れ、ヒートローラ22の表面温度が規定の温
度を超えることがある。
からのフィードバック制御が正しく動作せず、ハロゲン
ランプが異常過熱した場合には、異常過熱した側のサー
モスタットが動作して電力供給回路を遮断する。例え
ば、サーミスタ温度センサ4とヒートローラ22表面と
の間に異物が挟り、サーミスタ温度センサ4が表面温度
を正しく検出できない場合、ハロゲンランプ26に多く
の電流が流れ、ヒートローラ22の表面温度が規定の温
度を超えることがある。
【0020】ヒートローラ22の表面温度が規定の温度
を超えると、サーモスタット13が動作し、ハロゲンラ
ンプ26に流れる電流を遮断する。サーモスタット13
が電流回路を遮断することにより、同時にハロゲンラン
プ27に流れる電流も遮断される。両方のハロゲンラン
プ26、27への電流を遮断することにより、両方のヒ
ートローラ22、23の表面温度は急速に低下する。
を超えると、サーモスタット13が動作し、ハロゲンラ
ンプ26に流れる電流を遮断する。サーモスタット13
が電流回路を遮断することにより、同時にハロゲンラン
プ27に流れる電流も遮断される。両方のハロゲンラン
プ26、27への電流を遮断することにより、両方のヒ
ートローラ22、23の表面温度は急速に低下する。
【0021】図2は第1の実施の形態におけるヒートロ
ーラの表面温度の変化を示すグラフである。図2におい
て、曲線35はヒートローラ22の表面温度を示し、曲
線36はヒートローラ23の表面温度を示している。ま
た設定上限温度はサーモスタット13が電流回路を遮断
する温度であり、目標温度はヒートローラ22、23の
規定温度である。図に示すように、ヒートローラ22の
表面温度が設定上限温度まで上昇した時点t1でサーモ
スタット13が電流を遮断するが、このとき同時にヒー
トローラ23内のハロゲンランプ27も電流が遮断され
るので、ヒートローラ23の表面温度も低下する。そし
てヒートローラ23の温度低下により、ヒートローラ2
2の表面温度は急速に低下し、例えば目標温度まで低下
する時間t2−t1が短縮される。
ーラの表面温度の変化を示すグラフである。図2におい
て、曲線35はヒートローラ22の表面温度を示し、曲
線36はヒートローラ23の表面温度を示している。ま
た設定上限温度はサーモスタット13が電流回路を遮断
する温度であり、目標温度はヒートローラ22、23の
規定温度である。図に示すように、ヒートローラ22の
表面温度が設定上限温度まで上昇した時点t1でサーモ
スタット13が電流を遮断するが、このとき同時にヒー
トローラ23内のハロゲンランプ27も電流が遮断され
るので、ヒートローラ23の表面温度も低下する。そし
てヒートローラ23の温度低下により、ヒートローラ2
2の表面温度は急速に低下し、例えば目標温度まで低下
する時間t2−t1が短縮される。
【0022】これを従来の定着装置と比較してみる。図
3は図6に示す定着装置における異常発生時のヒートロ
ーラの温度変化を示すグラフである。図2と同様に、曲
線35はヒートローラ22の表面温度を示し、曲線36
はヒートローラ23の表面温度を示し、ヒートローラ2
2側に異常が発生した場合である。この場合、ヒートロ
ーラ23の表面温度はほぼ目標温度を保っているので、
ヒートローラ23の表面温度は急速には低下せず、設定
上限温度から目標温度まで低下する時間t2−t1が長
くかかっている。
3は図6に示す定着装置における異常発生時のヒートロ
ーラの温度変化を示すグラフである。図2と同様に、曲
線35はヒートローラ22の表面温度を示し、曲線36
はヒートローラ23の表面温度を示し、ヒートローラ2
2側に異常が発生した場合である。この場合、ヒートロ
ーラ23の表面温度はほぼ目標温度を保っているので、
ヒートローラ23の表面温度は急速には低下せず、設定
上限温度から目標温度まで低下する時間t2−t1が長
くかかっている。
【0023】以上のように第1の実施の形態によれば、
ヒートローラ22のハロゲンランプ26のヒータ端子と
もう一方のヒートローラ23のハロゲンランプ27のヒ
ータ端子とを電気的に接続し、これをヒートローラ23
に配したサーモスタット14の一方の端子に接続し、他
方の端子をヒートローラ22に配したサーモスタット1
3の一方の端子に直列接続したので、万が一、一方のヒ
ートローラの表面温度制御が不能になって異常過熱した
場合、異常が発生した側のハロゲンランプの電流を遮断
するだけでなく、もう一方のハロゲンランプの電流も同
時にオフするので、異常状態が継続する時間を短縮で
き、保安性の向上が図れる。
ヒートローラ22のハロゲンランプ26のヒータ端子と
もう一方のヒートローラ23のハロゲンランプ27のヒ
ータ端子とを電気的に接続し、これをヒートローラ23
に配したサーモスタット14の一方の端子に接続し、他
方の端子をヒートローラ22に配したサーモスタット1
3の一方の端子に直列接続したので、万が一、一方のヒ
ートローラの表面温度制御が不能になって異常過熱した
場合、異常が発生した側のハロゲンランプの電流を遮断
するだけでなく、もう一方のハロゲンランプの電流も同
時にオフするので、異常状態が継続する時間を短縮で
き、保安性の向上が図れる。
【0024】第1の実施の形態では2本のヒートローラ
を有する定着装置を説明したが、次に第2の実施の形態
として、ヒートローラを3本有する(3連)定着装置に
ついて説明する。図4は第2の実施の形態の定着装置を
示す回路図である。
を有する定着装置を説明したが、次に第2の実施の形態
として、ヒートローラを3本有する(3連)定着装置に
ついて説明する。図4は第2の実施の形態の定着装置を
示す回路図である。
【0025】図4において、ヒートローラ22に接触し
てヒートローラ41が配設されている。ヒートローラ4
1の表面上にはサーミスタ温度センサ42が配設され、
サーミスタ温度センサ42はコネクタ43を介して温度
制御回路44へ接続されている。温度制御回路44はサ
イリスタ45のゲート端子および温度指令回路34に接
続されている。
てヒートローラ41が配設されている。ヒートローラ4
1の表面上にはサーミスタ温度センサ42が配設され、
サーミスタ温度センサ42はコネクタ43を介して温度
制御回路44へ接続されている。温度制御回路44はサ
イリスタ45のゲート端子および温度指令回路34に接
続されている。
【0026】ヒートローラ41の表面上にはまたサーモ
スタット46が配設されている。サーモスタット146
の一方の端子から出ているコード47はサーモスタット
13の他方の端子に接続されている。サーモスタット4
6の他方の端子は、コード48によりコネクタ43およ
びヒューズ16を介して交流電源12の他方の端子に接
続されている。
スタット46が配設されている。サーモスタット146
の一方の端子から出ているコード47はサーモスタット
13の他方の端子に接続されている。サーモスタット4
6の他方の端子は、コード48によりコネクタ43およ
びヒューズ16を介して交流電源12の他方の端子に接
続されている。
【0027】ヒートローラ41内のハロゲンランプ49
の一端部はコード29によりサーモスタット14の一方
の端子に接続され、ハロゲンランプ49の他端部はコー
ド50によりコネクタ43を介してサイリスタ45のカ
ソードに接続されている。サイリスタ45のアノードは
交流電源12の一方に接続されている。その他の構成は
前記第1の実施の形態と同様である。
の一端部はコード29によりサーモスタット14の一方
の端子に接続され、ハロゲンランプ49の他端部はコー
ド50によりコネクタ43を介してサイリスタ45のカ
ソードに接続されている。サイリスタ45のアノードは
交流電源12の一方に接続されている。その他の構成は
前記第1の実施の形態と同様である。
【0028】以上のように構成した第2の実施の形態に
おいては、いずれかのヒートローラに異常が発生して過
熱した場合、他のすべてのヒートローラ内のハロゲンラ
ンプの電流が遮断されるので、第1の実施の形態と同様
に、異常状態が長く継続することはない。
おいては、いずれかのヒートローラに異常が発生して過
熱した場合、他のすべてのヒートローラ内のハロゲンラ
ンプの電流が遮断されるので、第1の実施の形態と同様
に、異常状態が長く継続することはない。
【0029】次に第3の実施の形態を説明する。図5は
第3の実施の形態の定着装置を示す回路図である。上記
各実施の形態は、ヒートローラの数に拘らずサーモスタ
ットの直列接続は1系統であるが、第3の実施の形態
は、少なくともヒートローラの数と同数系統のサーモス
タットの直列接続を有するものである。
第3の実施の形態の定着装置を示す回路図である。上記
各実施の形態は、ヒートローラの数に拘らずサーモスタ
ットの直列接続は1系統であるが、第3の実施の形態
は、少なくともヒートローラの数と同数系統のサーモス
タットの直列接続を有するものである。
【0030】図5において、第3の実施の形態の定着装
置51には2本のヒートローラ52、53が設けられ、
ヒートローラ52、53の表面54、55はそれぞれゴ
ムや樹脂が巻かれている。ヒートローラ52、53の内
部にはそれぞれヒータとしてハロゲンランプ56、57
が配設され、ヒートローラ52、53の両端部にはハロ
ゲンランプ56、57に電力を供給するコード58、5
9、60、61が配設されている。
置51には2本のヒートローラ52、53が設けられ、
ヒートローラ52、53の表面54、55はそれぞれゴ
ムや樹脂が巻かれている。ヒートローラ52、53の内
部にはそれぞれヒータとしてハロゲンランプ56、57
が配設され、ヒートローラ52、53の両端部にはハロ
ゲンランプ56、57に電力を供給するコード58、5
9、60、61が配設されている。
【0031】ヒートローラ52、53の表面上にはサー
ミスタ温度センサ4、5が配設され、サーミスタ温度セ
ンサ4、5はそれぞれコネクタ62、63を介して温度
制御回路64、65へ接続されている。ヒートローラ5
2の表面上には2つのサーモスタット66、67が配設
され、ヒートローラ53の表面上にも2つのサーモスタ
ット68、69が配設されている。
ミスタ温度センサ4、5が配設され、サーミスタ温度セ
ンサ4、5はそれぞれコネクタ62、63を介して温度
制御回路64、65へ接続されている。ヒートローラ5
2の表面上には2つのサーモスタット66、67が配設
され、ヒートローラ53の表面上にも2つのサーモスタ
ット68、69が配設されている。
【0032】ヒートローラ52に内装したハロゲンラン
プ56の一端部は、コード58により他方のヒートロー
ラ53側のサーモスタット69の一方の端子に接続さ
れ、このサーモスタット69の他方の端子はコード70
によりヒートローラ52側のサーモスタット66の一方
の端子に接続されている。サーモスタット66の他方の
端子は、コード71によりコネクタ62およびヒューズ
72を介して交流電源73に接続されている。ハロゲン
ランプ56の他端部はコード59によりコネクタ62を
介してサイリスタ74のカソードに接続されている。サ
イリスタ74のアノードは交流電源73に接続されてい
る。これにより1つの系統の直列接続を構成する。
プ56の一端部は、コード58により他方のヒートロー
ラ53側のサーモスタット69の一方の端子に接続さ
れ、このサーモスタット69の他方の端子はコード70
によりヒートローラ52側のサーモスタット66の一方
の端子に接続されている。サーモスタット66の他方の
端子は、コード71によりコネクタ62およびヒューズ
72を介して交流電源73に接続されている。ハロゲン
ランプ56の他端部はコード59によりコネクタ62を
介してサイリスタ74のカソードに接続されている。サ
イリスタ74のアノードは交流電源73に接続されてい
る。これにより1つの系統の直列接続を構成する。
【0033】ヒートローラ53に内装したハロゲンラン
プ57の一端部は、コード60により他方のヒートロー
ラ52側のサーモスタット67の一方の端子に接続さ
れ、このサーモスタット67の他方の端子はコード75
によりヒートローラ53側のサーモスタット68の一方
の端子に接続されている。サーモスタット68の他方の
端子は、コード76によりコネクタ63およびヒューズ
72を介して交流電源73に接続されている。ハロゲン
ランプ57の他端部はコード61によりコネクタ63を
介してサイリスタ77のカソードに接続されている。サ
イリスタ77のアノードは交流電源73に接続されてい
る。これによりもう1つの系統の直列接続を構成する。
プ57の一端部は、コード60により他方のヒートロー
ラ52側のサーモスタット67の一方の端子に接続さ
れ、このサーモスタット67の他方の端子はコード75
によりヒートローラ53側のサーモスタット68の一方
の端子に接続されている。サーモスタット68の他方の
端子は、コード76によりコネクタ63およびヒューズ
72を介して交流電源73に接続されている。ハロゲン
ランプ57の他端部はコード61によりコネクタ63を
介してサイリスタ77のカソードに接続されている。サ
イリスタ77のアノードは交流電源73に接続されてい
る。これによりもう1つの系統の直列接続を構成する。
【0034】ここで、各々のサーモスタットに流れる電
流は、ハロゲンランプ56およびハロゲンランプ57の
何れか一方に流れる電流と等しくなるよう接続されてい
る。
流は、ハロゲンランプ56およびハロゲンランプ57の
何れか一方に流れる電流と等しくなるよう接続されてい
る。
【0035】なおヒートローラ52に配設したサーモス
タット66、67は同じかほぼ同じ温度で動作(電流遮
断動作)するものであり、他方のヒートローラ53に配
設したサーモスタット68、69も互いに同じかほぼ同
じ温度で動作するものが選択されている。
タット66、67は同じかほぼ同じ温度で動作(電流遮
断動作)するものであり、他方のヒートローラ53に配
設したサーモスタット68、69も互いに同じかほぼ同
じ温度で動作するものが選択されている。
【0036】温度制御回路64および65は温度指令回
路78に接続されるとともに、それぞれサイリスタ7
4、77のゲート端子に接続されている。温度指令回路
78は温度制御回路64、65に指令信号を送ることに
より、ヒートローラ52、53の温度制御を行う。
路78に接続されるとともに、それぞれサイリスタ7
4、77のゲート端子に接続されている。温度指令回路
78は温度制御回路64、65に指令信号を送ることに
より、ヒートローラ52、53の温度制御を行う。
【0037】次に第3の実施の形態の動作を説明する。
温度指令回路78からの指令信号により温度制御回路6
4がサイリスタ74にオン信号を送ると、サイリスタ7
4は交流電流を流すように動作し、ヒートローラ52の
ハロゲンランプ56に電流が流れる。ハロゲンランプ5
6に流れる電流は、ヒートローラ53側のサーモスタッ
ト69を流れ、さらに直列接続されたヒートローラ52
側のサーモスタット66を通り、コネクタ62を通って
ヒューズ72を介して電源73に戻る。
温度指令回路78からの指令信号により温度制御回路6
4がサイリスタ74にオン信号を送ると、サイリスタ7
4は交流電流を流すように動作し、ヒートローラ52の
ハロゲンランプ56に電流が流れる。ハロゲンランプ5
6に流れる電流は、ヒートローラ53側のサーモスタッ
ト69を流れ、さらに直列接続されたヒートローラ52
側のサーモスタット66を通り、コネクタ62を通って
ヒューズ72を介して電源73に戻る。
【0038】また温度指令回路78からの指令信号によ
り温度制御回路65がサイリスタ77にオン信号を送る
と、サイリスタ77は交流電流を流すように動作し、ヒ
ートローラ53のハロゲンランプ57に電流が流れる。
ハロゲンランプ57に流れる電流は、ヒートローラ52
側のサーモスタット67を流れ、さらに直列接続された
ヒートローラ53側のサーモスタット68を通り、コネ
クタ63を通ってヒューズ72の手前でハロゲンランプ
56からの電流と加算されて、電源73に戻る。
り温度制御回路65がサイリスタ77にオン信号を送る
と、サイリスタ77は交流電流を流すように動作し、ヒ
ートローラ53のハロゲンランプ57に電流が流れる。
ハロゲンランプ57に流れる電流は、ヒートローラ52
側のサーモスタット67を流れ、さらに直列接続された
ヒートローラ53側のサーモスタット68を通り、コネ
クタ63を通ってヒューズ72の手前でハロゲンランプ
56からの電流と加算されて、電源73に戻る。
【0039】万が一の異常によりサーミスタ温度センサ
からのフィードバック制御が正しく動作せず、ハロゲン
ランプが異常過熱した場合には、異常過熱した側のサー
モスタットが動作して電力供給回路を遮断する。即ち、
ヒートローラ52が異常過熱した場合には、サーモスタ
ット66とサーモスタット67が同時にもしくはほぼ同
時に動作し、それぞれに接続されている電流回路を遮断
する。またヒートローラ53が異常過熱した場合には、
サーモスタット68とサーモスタット69が同時にもし
くはほぼ同時に動作し、それぞれに接続されている電流
回路を遮断する。
からのフィードバック制御が正しく動作せず、ハロゲン
ランプが異常過熱した場合には、異常過熱した側のサー
モスタットが動作して電力供給回路を遮断する。即ち、
ヒートローラ52が異常過熱した場合には、サーモスタ
ット66とサーモスタット67が同時にもしくはほぼ同
時に動作し、それぞれに接続されている電流回路を遮断
する。またヒートローラ53が異常過熱した場合には、
サーモスタット68とサーモスタット69が同時にもし
くはほぼ同時に動作し、それぞれに接続されている電流
回路を遮断する。
【0040】例えば、サーミスタ温度センサ4とヒート
ローラ52表面との間に異物が挟り、サーミスタ温度セ
ンサ4が表面温度を正しく検出できない場合、ハロゲン
ランプ56に多くの電流が流れ、ヒートローラ52の表
面温度が規定の温度を超えることがある。
ローラ52表面との間に異物が挟り、サーミスタ温度セ
ンサ4が表面温度を正しく検出できない場合、ハロゲン
ランプ56に多くの電流が流れ、ヒートローラ52の表
面温度が規定の温度を超えることがある。
【0041】ヒートローラ52の表面温度が規定の温度
を超えると、サーモスタット66および67が動作す
る。サーモスタット66の動作によりハロゲンランプ5
6に流れる電流が遮断され、サーモスタット67の動作
によりハロゲンランプ57に流れる電流が遮断される。
両方のハロゲンランプ56、57への電流を遮断するこ
とにより、両方のヒートローラ52、53の表面温度は
急速に低下する。
を超えると、サーモスタット66および67が動作す
る。サーモスタット66の動作によりハロゲンランプ5
6に流れる電流が遮断され、サーモスタット67の動作
によりハロゲンランプ57に流れる電流が遮断される。
両方のハロゲンランプ56、57への電流を遮断するこ
とにより、両方のヒートローラ52、53の表面温度は
急速に低下する。
【0042】以上のように第3の実施の形態によれば、
複数のヒートローラを有するものにおいて、一つのヒー
トローラの表面温度制御が不能になって異常過熱した場
合、異常が発生したヒートローラのハロゲンランプの電
流を遮断するだけでなく、他のハロゲンランプの電流も
同時に遮断するので、異常状態が継続する時間を短縮で
き、保安性の向上が図れる。
複数のヒートローラを有するものにおいて、一つのヒー
トローラの表面温度制御が不能になって異常過熱した場
合、異常が発生したヒートローラのハロゲンランプの電
流を遮断するだけでなく、他のハロゲンランプの電流も
同時に遮断するので、異常状態が継続する時間を短縮で
き、保安性の向上が図れる。
【0043】さらに、各々のサーモスタットに流れる電
流が、ハロゲンランプ一本分の電流となるよう接続した
ので、電流定格の低い、より安価なサーモスタットを使
用することができる。
流が、ハロゲンランプ一本分の電流となるよう接続した
ので、電流定格の低い、より安価なサーモスタットを使
用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、複数の加熱手段を有する定着装置において、異常加
熱の際に電流を遮断する手段を直列に接続したので、異
常が発生した過熱手段のみでなく、他の過熱手段に対し
ても電流を遮断したので、異常状態が継続する時間を短
縮でき、保安性の向上が図れる。
ば、複数の加熱手段を有する定着装置において、異常加
熱の際に電流を遮断する手段を直列に接続したので、異
常が発生した過熱手段のみでなく、他の過熱手段に対し
ても電流を遮断したので、異常状態が継続する時間を短
縮でき、保安性の向上が図れる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の定着装置を示す回
路図である。
路図である。
【図2】第1の実施の形態におけるヒートローラの表面
温度の変化を示すグラフである。
温度の変化を示すグラフである。
【図3】図6に示す定着装置における異常発生時のヒー
トローラの温度変化を示すグラフである。
トローラの温度変化を示すグラフである。
【図4】第2の実施の形態の定着装置を示す回路図であ
る。
る。
【図5】第3の実施の形態の定着装置を示す回路図であ
る。
る。
【図6】従来の他の定着装置を示す図である。
13、14 サーモスタット
21 定着装置
22、23 ヒートローラ
26、27 ハロゲンランプ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H033 AA42 BA25 BA32 BA38 BB18
BB21 CA06 CA07 CA34
3K058 AA12 BA18 CA12 CA23 CA71
CB02 DA11
Claims (3)
- 【請求項1】 媒体上の現像剤を加熱および加圧するこ
とにより定着する定着装置において、 電力を供給されることにより発熱する複数の加熱手段
と、 前記複数の加熱手段の表面にそれぞれ配設され、該加熱
手段が所定の温度を超えたとき該加熱手段への電力の供
給を遮断する複数の電力遮断手段とを具備し、 前記複数の加熱手段にそれぞれ対応する電力遮断手段を
各加熱手段と直列に接続したことを特徴とする定着装
置。 - 【請求項2】 前記複数の電力遮断手段は互いに直列に
接続される請求項1記載の定着装置。 - 【請求項3】 前記電力遮断手段は各加熱手段に対して
それぞれ加熱手段と同数配設されている請求項1記載の
定着装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001204726A JP2003021981A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 定着装置 |
US10/153,534 US6597879B2 (en) | 2001-07-05 | 2002-05-21 | Fixing unit |
US10/448,845 US6775491B2 (en) | 2001-07-05 | 2003-05-30 | Fixing unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001204726A JP2003021981A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003021981A true JP2003021981A (ja) | 2003-01-24 |
Family
ID=19041151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001204726A Pending JP2003021981A (ja) | 2001-07-05 | 2001-07-05 | 定着装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6597879B2 (ja) |
JP (1) | JP2003021981A (ja) |
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JP4557623B2 (ja) * | 2004-07-29 | 2010-10-06 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
US11641418B2 (en) * | 2007-12-31 | 2023-05-02 | Bklk Ltd. | Method and a system for rapid awareness, recognition, and response to digital messages |
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US8855510B2 (en) * | 2010-12-02 | 2014-10-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image forming apparatus and fixing unit control method thereof |
JP5911257B2 (ja) * | 2011-10-21 | 2016-04-27 | キヤノン株式会社 | 画像加熱装置 |
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US4714819A (en) * | 1985-07-17 | 1987-12-22 | Hitachi Metals, Ltd. | Directly heating fixing apparatus having current collecting bearings |
JPS63180989A (ja) * | 1987-01-23 | 1988-07-26 | Fuji Xerox Co Ltd | 安全装置 |
NL8802202A (nl) * | 1988-09-07 | 1990-04-02 | Oce Nederland Bv | Werkwijze en inrichting voor het door middel van warmte fixeren van een poederbeeld op een ontvangstdrager. |
JPH08110732A (ja) | 1994-10-13 | 1996-04-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置の定着装置 |
JP3445034B2 (ja) * | 1995-07-28 | 2003-09-08 | キヤノン株式会社 | 加熱装置 |
JP3159046B2 (ja) * | 1996-04-11 | 2001-04-23 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置における定着装置 |
US6097904A (en) * | 1997-02-13 | 2000-08-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Control apparatus for energizing heating element |
EP1016941B1 (en) * | 1997-09-18 | 2005-11-16 | Canon Finetech Inc. | Fixing heater controlling method and an image forming device |
JPH11316517A (ja) | 1998-05-01 | 1999-11-16 | Canon Inc | 画像形成装置 |
CA2262852A1 (en) * | 1998-06-01 | 1999-12-01 | Nitto Kogyo Co., Ltd. | Toner image fixing apparatus capable of keeping constant fixing roller temperature |
US6385410B1 (en) * | 1999-07-30 | 2002-05-07 | Konica Corporation | Fixing apparatus using a thin-sleeve roller which achieves a good fixing result while suppressing electric power consumption |
US6292647B1 (en) * | 2000-06-08 | 2001-09-18 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Heating mechanism for use in image forming apparatus |
US6542705B2 (en) * | 2000-09-29 | 2003-04-01 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic heating apparatus, system, and method |
JP2003021981A (ja) * | 2001-07-05 | 2003-01-24 | Oki Data Corp | 定着装置 |
-
2001
- 2001-07-05 JP JP2001204726A patent/JP2003021981A/ja active Pending
-
2002
- 2002-05-21 US US10/153,534 patent/US6597879B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2003
- 2003-05-30 US US10/448,845 patent/US6775491B2/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008224903A (ja) * | 2007-03-09 | 2008-09-25 | Sharp Corp | 定着装置および画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6775491B2 (en) | 2004-08-10 |
US6597879B2 (en) | 2003-07-22 |
US20030206745A1 (en) | 2003-11-06 |
US20030007803A1 (en) | 2003-01-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040113 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040217 |