JP2744162B2 - 固体録音再生装置 - Google Patents

固体録音再生装置

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JP2744162B2
JP2744162B2 JP4017012A JP1701292A JP2744162B2 JP 2744162 B2 JP2744162 B2 JP 2744162B2 JP 4017012 A JP4017012 A JP 4017012A JP 1701292 A JP1701292 A JP 1701292A JP 2744162 B2 JP2744162 B2 JP 2744162B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ(ICメ
モリ)を利用し、複数の音声データ(例えば、留守番電
話機における複数の伝言データ等)を録音再生する固体
録音再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ICメモリを利用した固体録
音再生装置が知られており、小型であること、機械的機
構が不要であること、ランダムアクセスが可能であるこ
となどの利点を有するため、留守番電話機における伝言
の記憶などに広く利用されている。
【0003】ここで、このICメモリでは、記録を正常
に行うことのできない不良ビットが製造工程で少なから
ず生成されてしまう。従って、不良ビットを含むICメ
モリを使用したいという要求がある。そして、このよう
なICメモリを用いるシステムにおいては、この不良ビ
ットの位置をチェックし、ここを使用することを避けな
ければならない。そこで、ICメモリの使用に先立っ
て、ICメモリの全記憶領域を調査し、不良ビットの存
在するアドレスを認識し、これをICメモリの特定領域
に書き込んでいた。そして、記録再生動作の際には、不
良ビットを含むアドレスの使用を禁止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
方式ではでは、ICメモリの全メモリ領域の不良ビット
調査をまとめて行うため、その所用時間が無視できない
値になり、動作開始までの利用者の待ち時間が長くな
り、操作性が悪いという問題点があった。特に、ICメ
モリが大容量になると、この不良ビット調査の時間がか
なり長くなってしまう。
【0005】また、不良ビット1つに対し、この位置を
特定するためのアドレス情報が必要となり、それぞれの
ためにICメモリの全番地を表現可能なビット数が必要
になる。このため、音声データの記憶のための領域が少
なくなってしまうという問題点があった。
【0006】さらに、不良ビットのアドレスを記憶する
特定領域には不良ビットは存在してはならず、このため
に不良ビットを持つICメモリの選別の処理も必要とな
り、処理が複雑になるという問題点もあった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、ICメモリの不良ビット
チェックに起因する待ち時間を実質的になくすと共に、
不良ビットを含むメモリの記憶容量の効率的な利用が可
能である固体録音再生装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体メモリ
と、この半導体メモリに対する書き込み手段及び読み出
し手段を含み、半導体メモリに対する音声データの記
録、読み出しを所定数のアドレスで特定される所定数の
データからなるフレームごとに行う固体録音再生装置に
おいて、上記書き込み手段に、あらかじめ定められた所
定数のデータ列からなるチェックパターンを供給するチ
ェックパターン供給手段と、上記読み出し手段によって
半導体メモリから読み出されたデータが上記チェックパ
ターンと一致するか否かを判定する不良フレーム判定手
段と、音声データの記録に先立ち、書き込み対象となっ
ているフレームに対して、アドレス毎、に上記チェック
パターン供給手段から供給されるチェックパターンを書
き込むと共に、書き込み後にそのフレームのデータを読
み出し、この読み出しデータを上記不良フレーム判定手
段によって判定し、不良フレームと判定された場合には
そのフレームに対する音声データの書き込みを行わない
ように制御する制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0009】また、前記制御手段は、音声データの読み
出しに先立ち、読み出しの対象となっているフレーム
対して、アドレス毎、にデータを読み出し、この読み出
しデータを上記不良フレーム判定手段によって判定し、
不良フレームと判定された場合には、そのフレームから
読み出されたデータに基づく音声の再生を行わないよう
に制御することを特徴とする。
【0010】
【作用】このように、本発明においては、音声データの
記録時には、データの書き込みに先立って、書き込み対
象となっているフレームにチェックパターンを書き込
み、読み出し、書き込んだ通りのデータが読み出された
か否かによって、不良ビットが存在するか否かを判定す
る。そして、不良ビットが存在した場合には、そのフレ
ームを不良フレームと判定し、ここに対する音声データ
の書き込みを行わないように制御する。
【0011】これによって、各フレーム毎の音声データ
書き込み時に不良ビットのチェックを行うことができ
る。1フレームのチェック、音声データの書き込みは、
十分小さな時間で行うことができるため、入力されてく
る音声データをリアルタイムで処理する際の空き時間内
において不良ビットチェックの処理が可能である。従っ
て、実質的な待ち時間を0にすることができる。また、
記録時に必ず不良ビットのチェックを行うため、不良ビ
ットに対する音声データの書き込みを効果的に防止する
ことができる。
【0012】さらに、不良ビットが存在するフレームに
ついては、チェックパターンがそのまま残っている。こ
のため、再生時等においてはこれを判定することで容易
に不良フレームを検出することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面に基
づいて説明する。
【0014】全体構成の説明 図1は、全体構成を示すブロック図であり、ICメモリ
10は、たとえば、2Mバイト程度の記憶容量を持つD
RAM等から構成される。制御回路12は、各種動作を
制御するものであり、各種キー等とCPU等によって構
成された入力手段14からフレーズ番号等を示すデータ
の入力を受ける。そして、制御回路12には、トラック
カウンタ16、データカウンタ18が接続され、この2
つのカウンタ16、18の出力が、ICメモリ10にア
ドレスバス20を介して接続されている。また、制御回
路12には、メモリ22が接続されており、このメモリ
22には、トラックカウンタ16の出力がアドレスバス
20aを介して接続されている。
【0015】一方、データバス24は、録音再生音声デ
ータの入出力ラインとして、ICメモリ10と接続され
ていると共に、データ判別回路26にも接続されてお
り、このデータ判別回路26の出力は、メモリ22に接
続されている。
【0016】従って、トラックカウンタ16及びデータ
カウンタ18の内容に応じて、ICメモリ10のアドレ
スを指定し、データバス24上のデータをICメモリ1
0に書き込むことにより音声データの録音を行うことが
でき、データバス24上にICメモリ10のデータを読
み出すことにより音声データの再生を行うことができ
る。また、データ判別回路26は、ICメモリ10から
の読み出しデータの内容を判定する。すなわち、読み出
しデータの内容から、不良フレーム、未記録トラック、
処理対象トラックであるかを判別し、この結果を制御回
路12に供給したり、この結果によりメモリ22の内容
を変更する。
【0017】また、トラックカウンタ16の出力がアド
レスバス20にのるアドレス信号SG5の上位ビットを
構成し、データカウンタ18の出力がアドレス信号SG
5の下位ビットを構成しているので、両カウンタ16、
18の値を制御回路12からの出力信号により制御する
ことにより、ICメモリ10の全アドレスを指定でき
る。このために、トラックカウンタ16はICメモリ1
0のトラック数だけカウントし、データカウンタ18
は、各トラックの容量分のカウントを行えるものとす
る。従って、データカウンタ18のカウント値がオーバ
ーフローした時にデータカウンタ18をリセットし、ト
ラックカウンタ16を1つカウントアップすることを繰
り返すことにより、ICメモリ10の全アドレスを指定
することができる。
【0018】そして、データバス24には、チェックパ
ターン発生回路28が接続されており、制御回路12の
指令により、データバス24を介し、ICメモリ10に
所定のチェックパターンを形成するためのデータを供給
する。
【0019】ICメモリの構成 次に、図2にICメモリ10の構成を示す。図2(a)
に示すように、ICメモリ10は、N個のトラックに分
離されており、1つのトラックは、4*32ビットを1
ブロックとして複数のブロックに分割されている。そし
て、音声データの記録は、このブロックを複数個まとめ
たフレーム毎に行われるが、本実施例の場合、音声デー
タの記録モードに応じて1フレームの大きさを変更して
いる。
【0020】すなわち、音声データをデジタルデータと
して記憶する場合、音声データを所定の符号化手段によ
り符号化するが、この符号化データのビット数を大きく
すれば、それだけ高品質の録音再生が行える。本実施例
の場合、32個の符号化データを1かたまりとして取り
扱うが、これに対して割り当てるブロック数を2、3、
4とする3つのモードを有している。従って、1フレー
ムは、その時のモードに応じて、2、3、4ブロックと
なる。
【0021】また、図2(b)に示すように、これらの
先頭ブロックの1ビット列(1*32ビット)は符号化
におけるパラメータの値等を記憶するパラメータ領域と
している。そして、本実施例においては、このパラメー
タ記憶領域に、1回の録音で録音されるフレーズ、即ち
音声データの集合に付与されるフレーズ識別番号を記憶
する。また、1つのフレーズが1つのトラックの容量を
超えていた場合には、次の未記録トラックに分割して記
録するが、その際にそのトラックのパラメータ記憶領域
に同一のフレーズ識別番号が記録される。従って、各ト
ラックの先頭ブロックのパラメータ記憶領域の内容を読
み取ることにより、このトラックに記憶されているフレ
ーズを認識することができる。
【0022】メモリ22の構成 メモリ22は、図3に示すように、トラック数Nに対応
してトラックカウンタ16でアドレスされるNアドレス
×2ビットのキャッシュメモリを有して、2ビット中の
一方のビットは対応するトラックが録音済みであるか否
かを表し、他方のビットは対応するトラックがフレーズ
識別番号処理対象となっているかを表している。なお、
この識別は、トラックに対応するビットに1をたてるこ
とによる。
【0023】全体動作の説明 この実施例の動作について説明する。まず、図4は全体
動作を説明するフローチャートであり、ユーザの指定ま
たはシステムの要求により、ICメモリ10の全体の消
去を行う全消去(S1)、指定されたフレーズの消去を
行う消去(S2)、指定のフレーズ識別番号での音声デ
ータの録音を行う録音(S3)、処理対象となるフレー
ズの指定を行うフレーズ識別番号の指定(S4)、指定
されたフレーズ識別番号のフレーズを再生する再生(S
5)を行う。S1〜S4の処理の場合には、これに続い
て自動的にトラック判定(S6)を行う。
【0024】そして、録音時(S3)、再生時(S
5)、トラック判定時(S6)には、処理対象フレーム
が不良フレームか否かを判定する。
【0025】個別動作の説明 全消去(S1)は、システムを立ち上げた場合などのシ
ステムイニシャル後に自動的に起動されるものであっ
て、ICメモリ10内の記憶領域の全てにゼロを書き込
み未録音状態にすることによって行う。このため、制御
回路12がデータバス24のデータを0に固定した状態
で、アドレスバス20にICメモリ10の全アドレスを
順次指定し、0を書き込むことによって行う。
【0026】また、消去、再生(S2、S5)の前に
は、フレーズ識別番号の指定(S4)を行う必要があ
る。すなわち、S2及びS5は指定された処理対象であ
るフレームを処理するからである。そこで、制御回路1
2により、フレーズ識別番号入力待ちのモードとし、入
力手段14からフレーズ識別番号を入力する。なお、録
音(S3)の場合のフレーズ識別番号は、すでに録音さ
れているフレーズに付与されたフレーズ識別番号以外の
番号を自動発生させる。あるいは、本工程において、付
与するフレーズ識別番号を指定しても良い。この場合に
は、同一のフレーズ識別番号が使用されたフレーズを上
記の消去S2と同様に消去し、その後、録音を行う。
【0027】また、トラック判定(S6)は、S1〜S
4の動作が終了した後に自動的に行う。
【0028】このトラック判定においては、各トラック
の先頭の2ブロック(64ニブル:4ビット×64)の
データを読み出し、データ判定回路26において、後述
する図6及び図7の動作に基づき、不良ビットを含む不
良フレームか否か、及び未記録トラックであるか否かを
判定すると共に、不良フレームと判定されず、且つ、未
録音トラックでなかった場合には、トラックの先頭ブロ
ックのパラータ記憶領域からフレーズ識別番号を読み出
し、フレーズ識別番号指定(S4)で指定された番号と
一致するか否かを判定する。この時、上記先頭の2ブロ
ックを読み出した際に、これらデータを図示しないバッ
ファメモリに蓄積しておけば、改めてパラメータ記憶領
域からフレーズ識別番号を読み出す必要はない。一方、
不良フレームと判定された場合には、次の2ブロックを
読み出し同様に判定を行う。このトラック判定の結果、
即ち、録音済か未録音かの判定結果と、フレーズ識別番
号の一致/不一致の判定結果を対応するアドレスのメモ
リ22に書き込む。
【0029】次に、録音時には、未録音のトラックに対
し、音声データの記録を行う。特に、長いフレーズにつ
いては、複数のトラックに別けて記録する。即ち、トラ
ックカウンタ16を順次インクリメントしてメモリ22
から2ビットのデータを読み出し、そのデータの1ビッ
トから未録音を示すトラックを検索する。そして、後述
する図5に示される不良フレームのチェックを行い、不
良フレームがあった場合には、そのフレームを除いて音
声データの記録を行う。記録しきれない場合には同様に
次の未録音を示すトラックを検索し、同様に記録を行
う。このとき、当該各トラックには、フレーズ識別番号
も前述の如く記録される。
【0030】また、再生時には、トラックカウンタ16
を順次インクリメントしてメモリ22から2ビットのデ
ータを読み出し、フレーズ識別番号の一致したトラック
を検索する。そして、図6に示す不良フレームか否かの
判定を64ニブル毎に行い、不良フレームでなかったら
順次読み出したデータから音声を再生する。不良フレー
ムであったら次のフレームを読み出し同様のことを行
う。そして、メモリ22で示されるトラック全てを再生
する。
【0031】さらに、消去動作の場合は、フレーズ識別
番号指定(S4)において指定されたフレーズを記憶し
ているトラックについてすべて0を書き込む。処理すべ
きトラックの検索の動作については再生の場合と同様で
ある。
【0032】録音時の不良フレームのチェック 本実施例においては、録音時にフレーム毎に不良ビット
を含むか否かのチェックを行う。そして、不良ビットが
存在した場合には、このフレームに対する音声データの
書き込みを行わない。そこで、不良ビットが存在するか
否かを図5及び図6に示すような処理によって判定す
る。
【0033】まず、不良フレームか否かを判定するため
のフラグFを「0」にセットし(S501)、ICメモ
リ10のアクセスすべきアドレスを処理対象となるフレ
ーム(最初はトラック)の先頭にセットする(S50
2)。具体的にはトラックカウンタ16及びデータカウ
ンタ18の値が、アクセスされるアドレスになってい
る。
【0034】次に、このアドレスが偶数アドレスか否か
を判定し(S503)、偶数アドレスであった場合に
は、データとして「1010」を書き込み(S50
4)、奇数アドレスであった場合には、データとして
「0101」を書き込み(S505)、アドレスを増加
する(S506)。なお、このアドレスの増加は、デー
タカウンタ18の値を1だけ増加させることによる。そ
して、1フレーム分の書き込みが終了したか否かを判定
し(S507)、フレーム終了でなければS503に戻
る。従って、1フレーム分の全アドレスに対し、「10
10」または「0101」のデータを書き込む。
【0035】次に、アドレスをフレームの先頭に戻す
(S508)。そして、データを1ニブル(4ビット)
読み出し(S509)、偶数アドレスか否かを判定した
後(S510)、偶数アドレスであった場合は「101
0」か否かを判定し(S511)、偶数アドレスでなか
った場合には読み出したデータが「0101」か否かを
判定する。そして、S511またはS512において、
ノーであった場合には、フラグFに「1」をセットする
(S513)。すなわち、上述のS504またはS50
5において書き込んだデータ通りのデータが読み出され
なかった場合に、フラグFを「1」にセットする。
【0036】そして、アドレスを1増加し(S51
4)、フレームが終了したかを判定する(S515)。
フレームが終了しなかった場合には、S509に戻る。
従って、フレームの終了まで、このデータ読み出し及び
比較を繰り返すこととなる。
【0037】このような固定のチェックパターンの書き
込み及び読み出しを行い、書き込んだ通りのデータが読
み出されたか否かを判定した後に、前述のチェックパタ
ーンと逆のチェックを行う。即ち、偶数アドレスであっ
た場合には、「0101」を書き込み(S524)、奇
数アドレスであった場合には、「1010」を書き込み
(S525)、この通りの書き込みができたか否かを判
定する(S522〜536)。これによって、全てのア
ドレスについて0及び1が書き込まれ、これが読み出さ
れ書き込んだ通りのデータが読み出されたか否かを判定
することとなる。そして、1つでも書き込んだ通りのデ
ータが読み出されない場合には、フラグ1をセットする
ことになる。従って、フラグFが1であるか否かを判定
する(S536)ことによって正常フレームまたは不良
フレームであることの判定を行うことができる。
【0038】再生時及びトラック判定時の不良フレーム
チェック 次に、再生時及びトラック判定時においては、データを
読み出したフレームが不良フレームであった場合には、
このデータを利用しない。そこで、不良フレームか否か
のチェックを図7に示すフローチャートによって行う。
【0039】上述のようにデータの録音時において、不
良フレームについては、偶数フレームに「0101」、
奇数フレームに「1010」を記録する。そして、不良
フレームと判定された場合には、このフレームに対し、
録音データの記録を行わない。従って、不良フレームに
ついては、不良フレームチェックにおいて書き込んだチ
ェックパターンがそのまま残っている。そこで、これを
以下のようにして判定する。
【0040】まず、不良フレームを表すチェックパター
ンが書かれていなかった数を表す変数Nを「0」にセッ
トする(S601)。そして、読み出しのためのアドレ
スをフレームの先頭にセットする(S602)。この状
態で、データを1ニブル(4ビット)読み出し(S60
3)、この読み出したアドレスが偶数アドレスか否かを
判定する(S604)。そして、偶数アドレスであった
場合には、読み出したデータが「0101」であるか否
かを判定し(S605)、奇数アドレスであった場合に
は、読み出したデータが「1010」であるか否かを判
定する(S606)。S605またはS606において
データが不良フレームを示すチェックパターンでなかっ
た場合には上述の変数Nに1を加算する(S607)。
そして、アドレスを1増加し(S608)、64ニブル
読み出したか否かを判定する(S609)。64ニブル
読み出していなかった場合には、S603に戻り上述の
判定動作を繰り返す。そこで、64ニブルのデータにつ
いて不良フレームを示すチェックパターンが書かれてい
るか否かが判定されることとなる。
【0041】そして、64ニブルの読み出しを終了した
場合には、変数Nが16未満か否かを判定する(S61
0)。Nが16以上であった場合には、このフレームを
正常フレームと判定し、このフレームについての処理を
行う。一方、Nが16未満であった場合には、64ニブ
ルのうち48ニブル以上が不良フレームを示すデータを
記録していることとなり、このフレームを不良フレーム
と判定する。
【0042】このような処理により不良フレームと判定
されたフレームに対しては、再生及びトラック判定の処
理を行わない。
【0043】トラック判定時の未記録フレームのチェッ
上述のように、メモリ22においては、未記録フレーム
を示すデータが書き込まれる。そこで、トラック判定工
程において未記録フレームであるか否かの判定を行わな
ければならない。
【0044】そこで、これについて図8に基づいて説明
する。
【0045】まず、変数N=0とし(S701)、アド
レスをフレームの先頭にセットする(S702)。そし
て、データを1ニブル(4ビット)読み出し、このデー
タが「0000」であるか否かを判定する(S70
4)。そして、データが「0000」でなかった場合に
はNに1を加算し(S705)、データが「0000」
であった場合にはそのままアドレスを1増加する(S7
06)。そして、64ニブル読み出したか否かを判定し
(S707)、64ニブルに満たない場合には、S70
3に戻る。従って、64ニブルのデータについて全てデ
ータが「0000」であるか否かが判定され、「000
0」でなかった場合の数が変数Nにセットされることと
なる。そこで、Nが16未満であるかを判定し(S70
8)、Nが16未満であった場合には、48ニブル以上
のデータが「0000」であったため、これを未記録フ
レームと判定する。一方、データが「0000」でない
場合が16以上であった場合には録音状態が行われたフ
レームと判定する。
【0046】このようにしてデータが「0000」であ
るか否かを判定することによって未記録フレームを判定
することができる。従って、この判定結果をメモリ22
に供給し、ここに未記録フレームについてのデータを記
録することができる。また、トラック判定時は、前述の
如く、図7に示された不良フレームのチェックも行う
が、図7と図8から明らかなように、データカウンタ1
8にフレームの先頭アドレスをセットして64ニブル読
み出す動作が共通であるため、読み出しデータが「01
01」であるか「1010」であるか、更に「000
0」であるかは図9に示される回路で同時に判定され
る。
【0047】不良フレーム及び未記録フレームの判定の
ための回路 図9に上述の判定のための回路を示す。読み出しデータ
は4ビットのデータ線DT0〜DT3で3つのノアゲー
ト40a、40b、40cにそれぞれ入力されるが、ノ
アゲート40aにはデータDT0,DT2が反転して入
力され、ノアゲート40bにはデータDT1,DT3が
反転して入力される。従って、ノアゲート40aは、読
み出しデータ「1010」の時にだけ1を出力し、ノア
ゲート40bは読み出しデータが「0101」の時にだ
け1を出力し、ノアゲート40cは、読み出しデータが
「0000」の時にだけ1を0を出力することになる。
【0048】そして、3つのノアゲート40a,40
b,40cからの出力は、ストローブ信号によって開く
反転ゲート42a,42b,42c及び読み出し時に開
くゲート44a,44b,44cを通る。これによっ
て、データ読み出し時の所定のタイミングで読み出しデ
ータが「0101」、「1010」、「0000」であ
った場合に0となる3つの信号が得られる。
【0049】また、ゲート44a,44bの出力は反転
選択ゲート46に入力される。この選択ゲートは、読み
出しデータが偶数アドレスのものか奇数アドレスのもの
かを表す信号GAD0と、パターンが第1のパターンか
第2のパターンかを示す信号CPTR1の排他的論理和
の出力に応じて、ゲート44a,44bのいずれか一方
の出力を選択して出力するものである。
【0050】すなわち、信号GAD0はアドレスが奇数
の場合に1、偶数の場合に0となる信号であり、信号C
PTR1は奇数アドレスに「1010」、偶数アドレス
に「0101」が書かれているシーケンスの場合に0、
反対のシーケンスの場合に1になる信号である。従っ
て、記録時の不良ビットチェックの1回目のチェックの
場合に信号CPTR1を1とし、その他の不良ビットの
チェックの場合には信号CPTR1を0にしておく。こ
れによって、読み出しアドレスに応じて書き込んだチェ
ックパターンが書き込まれていた場合に反転選択ゲート
46から1が出力される。
【0051】そして、反転選択ゲート46の出力は、反
転した後、フリップフロップ50に入力される。従っ
て、反転選択ゲート46の出力が1つでも0であれば、
このフリップフロップ50は1にセットされる。
【0052】また、反転選択ゲート46の出力はオアゲ
ート52を介し、カウンタ54に入力される。このカウ
ンタ54は16ビットのカウンタであり、オアゲート5
2からの出力として1が16以上となった場合に、これ
を表す信号が得られる。従って、書き込んだチェックパ
ターン以外のデータが読み出された数が16以上であっ
たか否かを判定できる。
【0053】なお、オアゲート52にはカウンタ56の
出力も供給されており、このカウンタ56の出力が0の
場合にのみ選択ゲート46の出力をカウンタ54に供給
する。そして、このカウンタ56は2ビットのカウンタ
であり、ここにはブロックが変更されたことを示すクロ
ック信号が供給されている。そこで、2ブロックの読み
出しデータのみをカウンタ54がカウントすることにな
る。
【0054】さらに、ゲート44cの出力はそのまま1
6ビットのカウンタ58に入力される。そこで、このカ
ウンタ58は読み出しデータが「0000」でない数が
16以上であった場合に、これを示す信号を出力する。
【0055】このようにして、上述の不良ビットのチェ
ック、未記録フレームのチェックを行うことができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不良ビットのチェックを音声データの記録時にフレーム
毎に行う。そこで、不良ビットのチェックは、処理の空
き時間に行うことができ、チェック作業による待ち時間
を実質的に0にできる。また、再生時における不良フレ
ームのチェックは読み出しデータがほとんどチェックパ
ターンと一致するか否かによって行えるため、不良ビッ
トの位置を記憶する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】ICメモリの構成を示す説明図である。
【図3】メモリ22の構成を示す説明図である。
【図4】全体動作を説明するフローチャート図である。
【図5】記録時の不良フレームチェック動作を説明する
フローチャートである。
【図6】記録時の不良フレームチェック動作を説明する
フローチャートである。
【図7】再生、トラック判定時の動作を説明するフロー
チャートである。
【図8】未記録フレームのチェック動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図9】不良フレーム、未記録フレーム判定のための構
成を示す回路図である。
【符号の説明】
10 ICメモリ 12 制御回路 14 入力手段 16 トラックカウンタ 18 データカウンタ 22 メモリ 26 データ判別回路 28 チェックパターン発生回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体メモリと、この半導体メモリに対
    する書き込み手段及び読み出し手段を含み、半導体メモ
    リに対する音声データの記録、読み出しを所定数のアド
    レスで特定される所定数のデータからなるフレームごと
    に行う固体録音再生装置において、 上記書き込み手段に、あらかじめ定められた所定数のデ
    ータ列からなるチェックパターンを供給するチェックパ
    ターン供給手段と、 上記読み出し手段によって半導体メモリから読み出され
    たデータが上記チェックパターンと一致するか否かを判
    定する不良フレーム判定手段と、 音声データの記録に先立ち、書き込み対象となっている
    フレームに対して、アドレス毎、に上記チェックパター
    ン供給手段から供給されるチェックパターンを書き込む
    と共に、書き込み後にそのフレームのデータを読み出
    し、この読み出しデータを上記不良フレーム判定手段に
    よって判定し、不良フレームと判定された場合にはその
    フレームに対する音声データの書き込みを行わないよう
    に制御する制御手段と、 を有することを特徴とする固体録音再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、音声データの読み出し
    に先立ち、読み出しの対象となっているフレームに対し
    て、アドレス毎、にデータを読み出し、この読み出しデ
    ータを上記不良フレーム判定手段によって判定し、不良
    フレームと判定された場合には、そのフレームから読み
    出されたデータに基づく音声の再生を行わないように制
    御することを特徴とする固体録音再生装置。
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JPS62131354A (ja) * 1985-12-03 1987-06-13 Sharp Corp Icカ−ドに於ける情報書き込み制御方法
JP2703415B2 (ja) * 1991-03-27 1998-01-26 三洋電機株式会社 Icメモリのデータ書込・読出方式

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