JPH05210997A - 固体録音再生装置 - Google Patents

固体録音再生装置

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JPH05210997A
JPH05210997A JP4016300A JP1630092A JPH05210997A JP H05210997 A JPH05210997 A JP H05210997A JP 4016300 A JP4016300 A JP 4016300A JP 1630092 A JP1630092 A JP 1630092A JP H05210997 A JPH05210997 A JP H05210997A
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JP
Japan
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track
phrase
data
memory
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JP4016300A
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English (en)
Inventor
Satoshi Okuzawa
聖史 奥沢
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICメモリの効率的な利用を図る。 【構成】 ICメモリ10をN個のトラックに分け、こ
こに音声データを録音するが、各トラックの先頭部分に
音声データを識別するためのフレーズ識別番号を記録し
ておく。そして、再生する場合にはフレーズ識別番号を
指定する。これによって、制御回路12は各トラックの
先頭部分の読み出し、フレーズ識別番号が一致するトラ
ックを探し、この結果をメモリ22に書き込む。そこ
で、再生する場合には、このメモリ22の内容に応じ対
応するトラックを順次再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ(ICメ
モリ)を利用し、複数の音声データ(例えば、留守番電
話機における複数の伝言データ等)を効率的に録音再生
する固体録音再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ICメモリを利用した固体録
音再生装置が知られており、小型であること、機械的機
構が不要であること、ランダムアクセスが可能であるこ
となどの利点を有するため、留守番電話機における伝言
の記憶などに広く利用されている。
【0003】ここで、伝言の録音の場合、できるだけ多
くの伝言を記憶することができ、かつ個別に再生、消去
できることが望ましい。このため、従来より、次のよう
な管理方式が利用されている。
【0004】(a)ICメモリの全領域を所定の数
(N)の領域(例えば、これをトラックという)に当分
割し、各トラック(容量:L,N*L=全領域の記憶容
量)に録音される1つの伝言(1つの伝言が音声データ
の録音単位であり、これをフレーズという)を割り当て
て録音する。そして、フレーズとトラックの対応関係を
記憶しておき、再生する場合には、再生したいフレーズ
識別番号を入力し、これに対応するトラックのみを再生
する。また、消去もトラック毎に行う。
【0005】(b)ICメモリに任意の長さのフレーズ
を連続して記録し、該ICメモリの領域の一部である所
定位置(検索情報記憶位置)に各フレーズの開始番地と
終了番地を記憶してフレーズへの検索情報とする。そし
て、再生する場合には、フレーズ識別番号を入力し、検
索情報から対応するフレーズの記憶位置を検出し、この
部分のデータを読みだし、再生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の(a)の方式
は、フレーズとトラックについての対応関係を記憶すれ
ば良いため、管理が容易であるという利点を有する。し
かし、フレーズの長さがトラックの容量Lを超える場合
には、記録することが困難であり、またフレーズの長さ
が、トラックの長さより短い場合には、ここに不要な空
き領域が存在することになり、メモリの使用効率が悪い
という問題点があった。
【0007】また、上述の(b)の方式は、メモリの全
容量以下であればどのような長さのフレーズであっても
記憶可能であり、またフレーズが短くても空き領域は生
じない。しかし、フレーズを消去した場合には、データ
を前詰めしなければならない。そして、ICメモリの容
量が大きくなるほど、また消去フレーズが前の方にある
ほど、この前詰めのための処理時間が大きくなり、消去
のための時間が無視できないくらいに大きくなってしま
うという問題点があった。さらに検索情報として、開始
番地と、終了番地をもつため、それぞれのためにICメ
モリの全番地を表現可能なビット数が必要である。この
ため、音声データの記憶のための領域が少なくなってし
まうという問題点があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、ICメモリの記憶容量の
効率的な利用が可能であり、フレーズの前詰め等の動作
が不要な固体録音再生装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体メモリ
に音声データを記憶すると共に、ここに記憶されている
データを読みだし、音声を再生する固体録音再生装置に
おいて、複数に分割されたトラックに音声データが記憶
される半導体メモリと、この半導体メモリの各トラック
に設けられ、そのトラックに記憶されている録音データ
を識別するためのフレーズ識別番号を記憶するフレーズ
識別番号記憶部と、再生すべきフレーズ識別番号を入力
する入力手段と、上記フレーズ識別番号記憶部に記憶さ
れている内容をトラック毎に順次読みだし、入力手段に
より入力されたフレーズ識別番号に対応する再生すべき
フレーズがどのトラックに記憶されているかを検出する
検出手段と、この検出手段により検出された再生すべき
トラックの位置を記憶する再生トラック位置記憶手段
と、この再生トラック位置記憶手段に記憶されている内
容に応じて、入力されたフレーズが記憶されているトラ
ックの音声データを順次読みだし再生する再生手段と、
を有することを特徴とする。
【0010】
【作用】このように、本発明においては、トラック位置
記憶手段に再生を行いたいフレーズ識別番号に対応する
トラックを記憶している。従って、フレーズとトラック
の対応関係のための記憶容量は非常に小さくて良い。ま
た、1つのフレーズを1つのトラックに記憶するのでは
なく、複数トラックに分けて記憶することができる。こ
のため、トラックの数を増すことによって、フレーズの
最終記録部分からトラックの終わりまでの空き領域を少
なくでき、全体として空き領域が少なくなり、メモリの
効率的な利用を図ることができる。さらに、再生トラッ
ク位置記憶手段に再生すべきトラックを記憶してから再
生するため、音声データを複数のトラックに分割して記
憶していてもスムーズな再生を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面に基
づいて説明する。
【0012】全体構成の説明 図1は、全体構成を示すブロック図であり、ICメモリ
10は、たとえば、2Mバイト程度の記憶容量を持つデ
ータ記憶するDRAM等から構成される。制御回路12
は、各種動作を制御するものであり、各種キー等とCP
U等によって構成された入力手段14からフレーズ番号
等を示すデータ入力を受ける。そして、制御回路12に
は、トラックカウンタ16、データカウンタ18が接続
され、この2つのカウンタ16、18の出力が、ICメ
モリ10にアドレスバス20を介して接続されている。
また、制御回路12には、メモリ22が接続されてお
り、このメモリ22には、トラックカウンタ16の出力
がアドレスバス20aを介して接続されている。
【0013】一方、データバス24は、録音再生音声デ
ータの入出力ラインとして、ICメモリ10と接続され
るとともに、データ判別回路26にも接続されており、
このデータ判別回路26の出力は、メモリ22に接続さ
れている。
【0014】従って、トラックカウンタ16およびデー
タカウンタ18の内容に応じて、ICメモリ10のアド
レスを指定し、データバス24上のデータをICメモリ
10に書き込むことにより音声データの録音を行うこと
ができ、データバス24上にICメモリ10のデータを
読み出すことにより音声データの再生を行うことができ
る。また、ICメモリ10からの読み出しデータをデー
タ判別回路26により判別し、この結果によりメモリ2
2の内容を変更することができる。
【0015】また、トラックカウンタ16の出力がアド
レスバス20にのるアドレス信号SG5の上位ビットを
構成し、データカウンタ18の出力がアドレス信号SG
5の下位ビットを構成しているので、両カウンタ16、
18の値を制御回路12からの出力信号により制御する
ことにより、ICメモリ10の全アドレスを指定でき
る。このために、トラックカウンタ16はICメモリ1
0のトラック数だけカウントし、データカウンタ18
は、各トラックの容量分のカウントを行えるものとす
る。従って、データカウンタ18のカウント値がオーバ
フローした時にデータカウンタ18をリセットし、トラ
ックカウンタ16を1つカウントアップすることを繰り
返すことにより、ICメモリ10の全アドレスを指定す
ることができる。
【0016】ICメモリの構成 次に、図2にICメモリ10の構成を示す。図2(a)
に示すように、ICメモリ10は、N個のトラックに分
離されており、1つのトラックは、4*32ビットを1
ブロックとして複数のブロックに分割されている。そし
て、音声データの記録は、このブロックを複数個まとめ
たフレーム毎に行われるが、本実施例の場合、音声デー
タの記録モードに応じて、1フレームの大きさを変更し
ている。すなわち、音声データをデジタルデータとして
記憶する場合、音声データを所定の符号化手段により符
号化するが、この符号化データのビット数を大きくすれ
ば、それだけ高品質の録音再生が行える。本実施例の場
合、32個の符号化データを1かたまりとして取り扱う
が、これに対して割り当てるブロック数を2、3、4と
する4つのモードを有している。従って、1フレーム
は、その時のモードに応じて、2、3、4ブロックとな
る。
【0017】また、図2(b)に示すように、これらの
先頭ブロックの1ビット列(1*32ビット)は符号化
におけるパラメータの値等を記憶するパラメータ領域と
している。そして、本実施例においては、このパラメー
タ記憶領域に、フレーズ識別番号を記憶する。また、一
つのフレーズが一つのトラックの容量を超えていた場合
には、次の未記録トラックに分割して記録するが、その
際にそのトラックのパラメータ記憶領域に同一のフレー
ズ識別番号が記録される。従って、各トラックの先頭ブ
ロックのパラメータ記憶領域の内容を読み取ることによ
り、このトラックに記憶されているフレーズを認識する
ことができる。
【0018】メモリ22の構成 メモリ22は、図3に示すように、トラック数Nに対応
してトラックカウンタ16でアドレスされるNアドレス
×2ビットのキャッシュメモリを有し、2ビット中の一
方のビットは対応するトラックが録音済みであるか否か
を表し、他方のビットは対応するトラックがフレーズ識
別番号処理対象となっているかを表している。なお、こ
の識別は、トラックに対応するビットに1をたてること
による。全体動作の説明 この実施例の動作について説明する。まず、図4は全体
動作を説明するフローチャートであり、ユーザの指定ま
たはシステムの要求により、ICメモリ10の全体の消
去を行う全消去(S1)、指定されたフレーズの消去を
行う消去(S2)、指定のフレーズ識別番号での音声デ
ータの録音を行う録音(S3)、処理対象となるフレー
ズの指定を行うフレーズ識別番号の指定(S4)、指定
されたフレーズ識別番号のフレーズを再生する再生(S
5)を行う。S1〜S4の処理の場合には、これに続い
て自動的にトラック判定(S6)を行う。
【0019】個別動作の説明 全消去(S1)は、システムを立ち上げた場合などのシ
ステムイニシャル後に自動的に起動されるものであっ
て、ICメモリ10内の記憶領域の全てにゼロを書き込
み未録音状態にすることによって行う。このため、制御
回路12がデータバス24のデータを0に固定した状態
で、アドレスバス20にICメモリ10の全アドレスを
順次指定し、0を書き込むことによって行う。
【0020】また、消去、再生(S2、S5)の前に
は、フレーズ識別番号の指定(S4)を行う必要があ
る。すなわち、S2およびS5の処理は、処理対象とな
るフレーズについて行うものであり、S3の場合には録
音されるフレーズのフレーズ識別番号を特定する必要が
あるからである。そこで、制御回路12により、フレー
ズ識別番号入力待ちのモードとし、入力手段14からフ
レーズ識別番号を入力する。なお、録音(S3)の場合
のフレーズ識別番号は、すでに録音されているフレーズ
に付与されたフレーズ識別番号以外の番号を自動発生さ
せる。あるいは、本工程において、フレーズ識別番号を
指定しても良い。この場合には、同一の付与するフレー
ズ識別番号が使用されたフレーズを上記の消去S2と同
様に消去し、その後録音を行う。
【0021】トラック判定動作の説明 全消去(S1)、フレーズ識別番号の指定(S4)が終
了すると、次にトラック判定(S6)を行う。このトラ
ック判定は、上述のように、S1〜S4の動作が終了し
た後に自動的に行うものであり、この動作について図5
に基づいて説明する。
【0022】まず、制御回路12は、SG2およびSG
4にHパルスを出力し、トラックカウンタ16およびデ
ータカウンタ18の値をリセットする(S101,10
2)。そして、ICメモリ10のトラックカウンタ16
およびデータカウンタ18によって特定されるアドレス
のデータ、この場合はトラック1の先頭アドレスのデー
タを読み出す(S103)。
【0023】次に、データカウンタ18のクロック信号
S3としてHパルスを供給し、カウンタ値をインクリメ
ントする(S104)。そして、データカウンタ18の
カウント値を所定値Mと比較し(S105)、所定値M
に達しない場合にはS103に戻りデータカウンタ18
のカウント値が1つインクリメントされた状態、すなわ
ち同一トラックの次のアドレスのデータを読みだす。こ
こで、この所定値Mは、上述の2ブロックの値(4*6
4)とする。このデータにより次に説明するデータ判別
回路26における動作が十分に行えるからである。
【0024】そして、Mビット分のデータを読み出した
場合には、このデータをデータ判別回路26において判
別する。すなわち、全消去(S1)または消去(S2)
の後の場合は当該トラックの全アドレスについて0が書
かれているため、データ判別回路26において、読みだ
したMビットのデータがすべて0であるかを判定する。
なお、この判定は、例えば4ビット毎にすべて0かを判
定し、すべて0でない数が16未満(すべて0が48以
上)であることによって判定すると良い。そして、未録
音トラックであるか否かの判定結果は、信号SG9とし
てメモリ22に供給される。
【0025】一方、録音済みのトラックでは、上述のよ
うにパラメータ記憶領域にフレーズ識別番号が記憶され
ている。また、全消去(S1)の直後でなければ、フレ
ーズ識別番号指定(S4)によって処理対象となるフレ
ーズ識別番号が指定されているかが制御回路12内に記
憶されている。このため、データ判別回路26は、読み
だしたフレーズ識別番号と、制御回路12から供給され
る処理対象となるフレーズ識別番号とを比較する。
【0026】このようにして、データ判別回路26の判
定結果により、読みだしたMビットのトラックが録音済
みか否かおよびフレーズ識別番号が一致しているか否か
が判別される。そこで、データ判別回路26はこの判別
結果を信号SG9、SG8として、メモリ22に供給
し、判別対象となっていたトラックの対応ビットに書込
む(S106)。ここで、メモリ22には、トラックカ
ウンタ16の出力がアドレスバス20aとして接続され
ているため、判別が行われる時のアドレスは自動的に読
みだしたトラックに対応するものとなっている。
【0027】次に、トラックカウンタ16にクロックS
G1としてHパルスを供給し、カウントアップする(S
107)。そして、このトラックカウンタ16のカウン
ト値を全トラック数Nと比較し(S108)、達してい
なかった場合にはS102に戻り、次のトラックについ
て上述の動作を繰り返し、トラックカウンタ16のカウ
ント値がNに達するまでこれを繰り返す。従って、全ト
ラックの先頭からMビットが順次読みだされ、各トラッ
クについての判別結果がメモリ22に書込まれることに
なり該当するビットについてのみ1が書き込まれる。
【0028】録音動作の説明 次に、録音動作について、図6に基づいて説明する。ま
ず、制御回路12は、SG2およびSG4にHパルスを
出力し、トラックカウンタ16およびデータカウンタ1
8の値をリセットし(S201,202)、このときの
トラックカウンタ16により特定されるアドレスのメモ
リ22の録音済み/未録音データの該当ビット、この場
合は先頭ビットのデータを読み出す(S203)。そし
て、この値が1であるか否かによって録音済みか未録音
かを判定する(S204)。
【0029】未録音であった場合には、ICメモリ10
のパラメータ記憶領域にフレーズ識別番号を書き込んだ
後(S205)、ICメモリ10に入力されてくる符号
化されている音声データを1つ書込む(S206)。そ
して、データカウンタ18の値を1インクリメントし
(S207)、データカウンタ18がオーバフローして
いないかを判定し(S208)、オーバフローしていな
ければ、S206に戻り、音声データを順次書込む。
【0030】S208において、オーバフローしたとい
うことは、書き込みを行っていたトラックについてすべ
て書き込みが終わったことであり、そのフレーズの音声
データが終了しているか否かを判定する(S209)。
ここで、音声データが終了していれば、続いて録音を行
う必要は無いため終了するが、音声データが存在してい
れば、他の未録音トラックに引き続き音声データの録音
を行わなければならない。そこで、トラックカウンタ1
6の値を1つインクリメントし(S210)、トラック
カウンタ16の値がオーバフローしているかを判定する
(S211)。オーバフローしていれば、全トラックに
ついての処理が終了しているため、録音処理を終了する
が、オーバフローしていなければ、データカウンタ18
をリセットし(S202)、また、メモリ22から録音
済み/未録音データを読み出して判定し、未録音のトラ
ックを検索し、 このようにして、録音対象となる音声
データのフレーズについての録音を空きトラックが在る
限り、トラックナンバーの若い順に順次行う。また、録
音したフレーズのナンバーは各トラックにおいて記憶さ
れる。なお、S204において、録音済みと判定された
場合も上述の場合と同様に次のトラックに対し、書き込
みを行うべきであるため、S209に移行する。
【0031】この例では、フレーズ識別番号の書き込み
は各トラックの先頭ブロックについてのみ行うことにな
るが、各フレーム毎に符号化のためのパラメータを記憶
しなければならず、パラメータ記憶領域はフレーム毎に
設けられるため、フレーズ識別番号は各フレームの先頭
ブロックにすべて記録しても良く、この方がパラメータ
記憶領域のフォーマットを一定にでき、書き込みのため
の回路が簡略となる。また、この例では、未録音トラッ
クのみに録音を行うこととした。従って、新しいフレー
ズを記憶するためには、適当な頻度で、ユーザが消去ま
たは全消去を行う必要がある。しかし、音声データの録
音日時等をデータとして持ち、古いフレーズから自動的
に消去して、新しいフレーズを録音しても良い。
【0032】再生動作の説明 次に、再生の動作について、図7に基づいて説明する。
まず、制御回路12は、SG2およびSG4にHパルス
を出力し、トラックカウンタ16およびデータカウンタ
18の値をリセットし(S301,302)、このとき
のトラックカウンタ16により特定されるアドレスのメ
モリ22の録音済み/未録音データおよびフレーズ識別
番号一致/不一致の該当ビット、この場合は先頭アドレ
スのデータを読み出す(S303)。そして、録音済み
/未録音データの値が1であるか否かによって録音済み
か未録音かを判定する(S304)。これは、消去デー
タが記憶されている未録音トラックが、特定のフレーズ
識別番号として誤認識されるのを防止するためである。
そして、録音済みであれば、フレーズ識別番号が一致し
ているか否かをフレーズ識別番号一致/不一致の値が1
であるか否かによって判定する(S305)。
【0033】そして、ICメモリ10から読み出されて
くる符号化音声データを1つ出力する(S306)。そ
して、データカウンタ18の値を1インクリメントし
(S307)、データカウンタ18がオーバフローして
いないかを判定し(S308)、オーバフローしていな
ければ、S306に戻り、音声データを順次出力する。
S308において、オーバフローしたということは、読
みだしを行っていたトラックについてすべて読みだしが
終わったことであり、そのフレーズの音声データが終了
しているか否かを判定する(S309)。音声データが
終了していた場合には、ICメモリ10から読み出され
たデータは通常0データのみとなるため、データ判別手
段で未録音か否かの判定をしたのと同じ方法で判定し、
音声データの有無を検出すれば良い。音声データが終了
していれば、そのフレーズについての再生は終了してい
るため、続いて読みだしを行う必要は無いため終了する
が、音声データが存在していれば、同一フレーズの音声
データが他のトラックに引き続き録音されているはずで
ある。そこで、トラックカウンタ16の値を1つインク
リメントし(S310)、トラックカウンタ16の値が
オーバフローしているかを判定する(S311)。オー
バフローしていれば、全トラックについての読みだしが
終了しているため、再生処理を終了するが、オーバフロ
ーしていなければ、未処理のトラックが存在するため、
そのトラックについての処理を上述と同様にして行う。
【0034】なお、S304において未録音またはS3
05においてフレーズ識別番号が不一致であった場合に
は、上述の場合とフレーズ識別番号が一致する音声デー
タの再生を行うべきであるため、S309に移行する。
【0035】このようにして、フレーズ識別番号指定
(S4)において指定されたフレーズの再生が行われ
る。
【0036】消去動作の説明 消去動作の場合もフレーズ識別番号指定(S4)におい
て指定されたフレーズについての処理を行うため、S4
01〜S405は、再生動作と同一である。そして、S
405において、フレーズ識別番号が一致した場合に
は、そのトラックの先頭アドレスより消去データ0を書
き込み(S406)、データカウンタ18を1インクリ
メントする(S407)。そして、データカウンタ18
がオーバフローしているかを判定し(S408)、オー
バフローしていない場合にはS406に戻り、このトラ
ックについての消去データ0の書き込みがデータカウン
タ18がオーバフローするまで、すなわち当該トラック
全部の消去が終了するまで行われる。
【0037】S404において未録音の場合、S405
においてフレーズ識別番号不一致の場合、S408にお
いてデータオーバフローした場合には、他のトラックに
ついて消去すべきトラックか否かを判定しなければなら
ないため、トラックカウンタ16の値をインクリメント
後(S409)、トラックカウンタ16がオーバフロー
したか、すなわち全トラックについての処理が終了した
か否かを判定する(S410)。オーバフローしていな
かった場合にはS402に戻り、新しいトラックについ
て同様の処理を順次繰り返す。そして、トラックカウン
タがオーバフローした場合には、消去の処理を終了す
る。
【0038】このようにして、フレーズ識別番号指定
(S4)において指定されたフレーズ識別番号の音声デ
ータが複数トラックにわたり消去される。
【0039】その他の構成等の説明 また、本実施例においては、録音の際に、各トラックに
フレーズ識別番号を書き込んである。従って、フレーズ
識別番号と記憶場所の対応関係を記憶する場所を特別に
設けなくても良い。そこで、不良箇所の存在するICメ
モリを利用した場合にも、その対応が容易となる。例え
ば、不良箇所の存在するICメモリを利用した場合に
は、録音動作時にフレーム毎に特定のパターンの書き込
み読みだしを複数回(例えば0101および1010を
それぞれ1回)行い、書き込みと読み出しが一致するか
で不良か否かの判定を行う。そして、不良であった場合
には、このフレームにデータの書き込みを行なわないよ
うにする。
【0040】これによって、不良のフレームについて
は、特定のパターンが残っている。そこで、再生時に
は、未録音トラックの認識と同様の手法によって、不良
フレームを認識し、不良フレームであった場合には、次
のフレームを再生処理の対象とすれば良い。
【0041】実施例の効果の説明 本実施例によれば、次のような効果が得られる。
【0042】(A)全消去(S1)、消去(S2)、録
音(S3)、フレーズ識別番号指定(S4)の後には、
必ずトラック判定(S6)を行う。従って、再生、録音
等の動作の際に、小容量のメモリ22の内容を見るだけ
で該当するトラックを判定でき、必要なトラック選択し
て1つのフレーズの連続した再生を行うことができる。 (B)1トラックを比較的小さく設定することができる
ため、ICメモリの効率的利用ができる。また、1〜N
トラックの任意の長さのフレーズの録音が行える。
【0043】(C)録音/消去を繰り返しても、音声デ
ータの再配置の必要がなく、速やかな録音・再生動作が
実行可能である。
【0044】(D)フレーズの検索情報はフレーズ識別
番号だけであり、従来のようにICメモリの全アドレス
を表現可能なビット数は必要ない。
【0045】(E)未録音トラック数を常に知ることが
でき、メモリ残量の表示が容易である。
【0046】(F)指定フレーズのトラック数を常に知
ることができ、指定のフレーズが未録音または録音済み
であれば再生所用時間の表示が容易である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1つのフレーズを1つのトラックに記憶するのではな
く、複数トラックに分けて記憶することができる。この
ため、全体として空き領域が少なくなり、メモリの効率
的な利用を図ることができる。さらに、再生トラック位
置記憶手段に再生すべきトラックを記憶してから再生す
るため、音声データを複数のトラックに分割して記憶し
ていてもスムーズな再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】ICメモリの構成を示す説明図である。
【図3】メモリ22の構成を示す説明図である。
【図4】全体動作を説明するフローチャート図である。
【図5】トラック判定動作を説明するフローチャート図
である。
【図6】録音動作を説明するフローチャート図である。
【図7】再生動作を説明するフローチャート図である。
【図8】消去動作を説明するフローチャート図である。
【符号の説明】
10 ICメモリ 12 制御回路 14 入力手段 16 トラックカウンタ 18 データカウンタ 22 メモリ 26 データ判別回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体メモリに音声データを記憶すると共
    に、ここに記憶されているデータを読みだし、音声を再
    生する固体録音再生装置において、 複数に分割されたトラックに音声データが記憶される半
    導体メモリと、 この半導体メモリの各トラックに設けられ、そのトラッ
    クに記憶されている録音データを識別するためのフレー
    ズ識別番号を記憶するフレーズ識別番号記憶部と、 再生すべきフレーズ識別番号を入力する入力手段と、 上記フレーズ識別番号記憶部に記憶されている内容をト
    ラック毎に順次読みだし、入力手段により入力されたフ
    レーズ識別番号に対応する再生すべきフレーズがどのト
    ラックに記憶されているかを検出する検出手段と、 この検出手段により検出された再生すべきトラックの位
    置を記憶する再生トラック位置記憶手段と、 この再生トラック位置記憶手段に記憶されている内容に
    応じて、入力されたフレーズが記憶されているトラック
    の音声データを順次読みだし再生する再生手段と、 を有することを特徴とする固体録音再生装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62232695A (ja) * 1986-04-03 1987-10-13 カシオ計算機株式会社 音声録音装置
JPS6481088A (en) * 1987-09-22 1989-03-27 Hitachi Maxell Ic card

Patent Citations (2)

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