JP2744152B2 - データ駆動型データ処理装置 - Google Patents

データ駆動型データ処理装置

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JP2744152B2
JP2744152B2 JP26338391A JP26338391A JP2744152B2 JP 2744152 B2 JP2744152 B2 JP 2744152B2 JP 26338391 A JP26338391 A JP 26338391A JP 26338391 A JP26338391 A JP 26338391A JP 2744152 B2 JP2744152 B2 JP 2744152B2
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雅久 清水
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はデータ駆動型データ処
理装置に関し、特にたとえばデータフローグラフをプロ
グラムとして実行するデータフロー計算機のような、デ
ータ駆動型データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、実用的な並列処理計算機の実現に
向けて種々の計算機の研究がなされており、特にデータ
駆動計算機は、並列処理に適した命令実行方式を有する
計算機として注目を集めている。そして、データ駆動方
式で動作するプロセサを多数接続して高速処理を目指し
たマルチプロセサ型のデータ駆動計算機を実用的な意味
で構築するためには、要素プロセサの1チップ化を図る
ことが有効である。そこで、図3に示すように、従来の
データ駆動型データ処理装置1では、実行処理部,演算
部および通信制御部などを1チップで構成した要素プロ
セサ2を設け、プログラムを記憶するプログラムメモ
リ,オペランドの待ち合わせをする待ち合わせメモリ,
データパケットの緩衝記憶を行うキューメモリおよびデ
ータを一時記憶するデータメモリなどの記憶要素を汎用
の大容量の半導体メモリ3で構成し、要素プロセサ2と
半導体メモリ3とをアドレスバス4およびデータバス5
によって接続していた。上述の各メモリは本来独立して
動作するものであるが、要素プロセサ2のピン数の制限
やメモリ素子の有効活用の点から、データ駆動型データ
処理装置1では半導体メモリ3を空間分割して使用する
形態が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のデー
タ駆動型データ処理装置1では、半導体メモリ3を空間
分割して得られるプログラムメモリ,待ち合わせメモ
リ,キューメモリおよびデータメモリなどの機能が縮退
されるため、メモリアクセスの頻度が過大になり、また
メモリアクセスのオーバヘッドが顕著になって障害を生
じていた。
【0004】また、行列演算などの定型的な処理におい
ては演算順序が一義的に決定するにも拘わらず、データ
駆動型データ処理装置1では定型的な処理についても常
にオペランドの待ち合わせを行ってから演算を実行する
ため、待ち合わせのオーバヘッドも顕著になり、高速化
の阻害要因となっていた。それゆえに、この発明の主た
る目的は、処理速度を向上できる、データ駆動型データ
処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、部分プログ
ラムの集合および待ち合わせ状態のオペランドを格納す
る共用メモリ、入力パケットについて演算可能なオペラ
ンド対を生成する発火制御手段、発火制御手段によって
生成されたオペランド対を受け取りそれに従って演算可
能となった部分プログラムおよびオペランドを共用メモ
リから呼び出すメモリ制御手段、メモリ制御手段によっ
て呼び出された部分プログラムが交互に格納される第1
および第2メモリ、メモリ制御手段によって呼び出され
たオペランドが交互に格納される第3および第4メモ
リ、ならびに第1および第2メモリのうち既に部分プロ
グラムが格納されている方の内容が示す処理手続に従っ
て、第3および第4メモリのうち既にオペランドが格納
されている方の内容に対して演算処理し、結果パケット
を生成する演算手段を備える、データ駆動型データ処理
装置である。
【0006】
【作用】外部または演算部から発火制御部にパケットが
転送されると、発火制御部では共用メモリの待ち合わせ
領域を用いてパケットの待ち合わせ処理をする。そし
て、演算に必要な全てのオペランドが揃えば、オペラン
ドが格納されている共用メモリのアドレスと演算を実行
するための部分プログラムが格納されている共用メモリ
のアドレスとをキャッシュメモリコントローラに転送す
る。キャッシュメモリコントローラは、第1および第2
メモリのうちいずれか一方に対して共用メモリから部分
プログラムをフェッチし、第3および第4メモリのうち
いずれか一方に対して共用メモリからオペランドをフェ
ッチする。このとき、演算部では、第1および第2メモ
リのうち既に部分プログラムが格納されている方のメモ
リの内容に従って、第3および第4メモリのうち既にオ
ペランドが格納されている方のメモリの内容に対して演
算処理する。演算結果は結果パケットとして演算部から
出力される。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、パケットの待ち合わ
せ処理,プログラムのフェッチおよび演算処理を、それ
ぞれ共用メモリ,第1または第2メモリおよび第3また
は第4メモリを対象として独立して行うことができるた
め、メモリアクセスの競合を大幅に緩和できる。また、
部分プログラムおよびオペランドを格納するメモリをそ
れぞれ2系統すなわち第1および第2メモリならびに第
3および第4メモリを備えることによって、フェッチす
なわちキャッシュ書き換えと演算処理とを同時に行うこ
とができるので、キャッシュ書き換え時間が事実上無視
できる。したがって、メモリアクセスおよび待ち合わせ
のオーバヘッドを大幅に低減でき高速処理が図れる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1を参照して、この実施例のデータ駆動型
データ処理装置10は要素プロセサ12を含む。要素プ
ロセサ12は入力バッファ14を含み、入力バッファ1
4には要素プロセサ12の外部からまたは演算部16か
ら、図2にそのパケットフォーマットが示されるオペラ
ンドパケット18が入力され、一時的に格納される。オ
ペランドパケット18は、プログラムセグメント番号2
0,データセグメント番号22,データセグメント内の
データアドレス24およびオペランドデータ26を有す
る。入力バッファ14に格納されたオペランドパケット
18は発火制御部28に入力され、待ち合わせ処理をす
る。すなわち、発火制御部28に入力されたオペランド
パケット18のデータセグメント番号22とデータアド
レス24とによって示される共用メモリ30の所定番地
すなわちデータセグメントに、データバス32およびア
ドレスバス34を通じてオペランドデータ26が書き込
まれる。共用メモリ30は、要素プロセサ12に外付け
される外部メモリとして構成される。
【0010】そして、共用メモリ30のデータセグメン
ト内に全てのオペランドデータ26が書き込まれれば、
発火制御部28における待ち合わせ処理が完了したとし
て、プログラムセグメント番号20とデータセグメント
番号22との値をキャッシュメモリコントローラ36に
送出する。キャッシュメモリコントローラ36は、スイ
ッチ38を通じて、小容量のプログラムキャッシュメモ
リ40aおよび40bのうち現在演算部16に使用され
ていない方に、プログラムセグメントで示される共用メ
モリ30内の部分プログラムをフェッチする。なお、部
分プログラムは、演算順序が一義的に決定される待ち合
わせの必要のない演算の集まりである。また、キャッシ
ュメモリコントローラ36は、スイッチ42を通じて、
小容量のデータキャッシュメモリ44aおよび44bの
うち現在演算部16に使用されていない方に、データセ
グメントで示される共用メモリ30内のオペランドデー
タの対をフェッチする。キャッシュ操作に使用される共
用メモリ30のアドレスおよびプログラムキャッシュメ
モリ40a,40bならびにデータキャッシュメモリ4
4a,44bの各アドレスは、キャッシュメモリコント
ローラ36によって生成される。
【0011】なお、プログラムキャッシュメモリ40
a,40bおよびデータキャッシュメモリ44a,44
bの各アドレスは、それぞれプログラムを実行する演算
処理時には演算部16の命令実行部(図示せず)から与
えられ、フェッチ時にはキャッシュコントローラ36か
ら与えられる。また、プログラムキャッシュメモリ40
aおよび40bのデータバス46aおよび46bは、演
算処理時にはそれぞれスイッチ48a,50および48
bおよび50を介して命令バス31に接続され、フェッ
チ時にはそれぞれスイッチ48aおよび48bを介して
データバス32に接続される。同様に、データキャッシ
ュメモリ44aおよび44bのデータバス54aおよび
54bは、演算処理時にはそれぞれスイッチ56a,5
8および56b,58を介してデータバス60に接続さ
れ、フェッチ時にはそれぞれスイッチ56aおよび56
bを介してデータバス32に接続される。
【0012】そして、演算部16では、プログラムキャ
ッシュメモリ40aおよび40bのうちフェッチの終了
した方のメモリの部分プログラムに従って、データキャ
ッシュメモリ44aおよび44bのうちフェッチの終了
した方のメモリに対して演算処理する。演算結果はオペ
ランドパケットの形式で、結果パケットとして演算部1
6から出力され、要素プロセサ12の外部に出力される
結果パケットであれば出力バッファ62に、また要素プ
ロセサ12の内部で引き続き処理される結果パケットで
あれば入力バッファ14に転送される。なお、データキ
ャッシュメモリ44aおよび44bの内容は必要があれ
ば再び共用メモリ30に格納される。
【0013】このようなデータ駆動型データ処理装置1
0では、プログラムキャッシュメモリ40aおよび40
bのいずれか一方ならびにデータキャッシュメモリ44
aおよび44bのいずれか一方を対象として演算処理さ
れているときには、同時にそれぞれ残りのプログラムキ
ャッシュメモリ40aおよび40bのいずれか一方なら
びにデータキャッシュメモリ44aおよび44bのいず
れか一方にフェッチされる。すなわち、要素プロセサ1
2の内部には、小容量の2系統のプログラムキャッシュ
メモリ40aおよび40bとデータキャッシュメモリ4
4aおよび44bとが含まれ、演算処理とフェッチとを
独立かつ並行して実行できる。また、アクセス頻度の高
い部分プログラムおよびオペランドデータを、それぞれ
プログラムキャッシュメモリ40a,40bおよびデー
タキャッシュメモリ44a,44bに一時的に格納し
て、演算処理時にはプログラムアクセスおよびデータア
クセスをそれぞれプログラムキャッシュメモリ40a,
40bおよびデータキャッシュメモリ44a,44bに
対して行える。
【0014】また、この発明では、共用メモリ30に記
憶された部分プログラムを用いて演算処理するため、演
算の単位が1命令ではなく複数個の命令とすることがで
きるので、さらに待ち合わせのオーバヘッドを低減する
ことができる。さらに、プログラムキャッシュメモリ4
0aおよび40bやデータキャッシュメモリ44aおよ
び44bは小容量のものでよいので、要素プロセサ12
に内蔵することができる。また、共用メモリ30は、高
速性をさほど要求されないため、システムの低価格化が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】パケットフォーマットを示す図解図である。
【図3】従来技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 …データ駆動型データ処理装置 12 …要素プロセサ 16 …演算部 18 …オペランドパケット 28 …発火制御部 30 …共用メモリ 36 …キャッシュメモリコントローラ 40a,40b …プログラムキャッシュメモリ 44a,44b …データキャッシュメモリ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部分プログラムの集合および待ち合わせ状
    態のオペランドを格納する共用メモリ、 入力パケットについて演算可能なオペランド対を生成す
    る発火制御手段、 前記発火制御手段によって生成された前記オペランド対
    を受け取り、それに従って演算可能となった前記部分プ
    ログラムおよび前記オペランドを前記共用メモリから呼
    び出すメモリ制御手段、 前記メモリ制御手段によって呼び出された前記部分プロ
    グラムが交互に格納される第1および第2メモリ、 前記メモリ制御手段によって呼び出された前記オペラン
    ドが交互に格納される第3および第4メモリ、ならびに
    前記第1および第2メモリのうち既に部分プログラムが
    格納されている方の内容が示す処理手続に従って、前記
    第3および第4メモリのうち既にオペランドが格納され
    ている方の内容に対して演算処理し、結果パケットを生
    成する演算手段を備える、データ駆動型データ処理装
    置。
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