JP2742884B2 - 押釦スイッチにおける押釦のクリップ機構 - Google Patents

押釦スイッチにおける押釦のクリップ機構

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JP2742884B2
JP2742884B2 JP6312772A JP31277294A JP2742884B2 JP 2742884 B2 JP2742884 B2 JP 2742884B2 JP 6312772 A JP6312772 A JP 6312772A JP 31277294 A JP31277294 A JP 31277294A JP 2742884 B2 JP2742884 B2 JP 2742884B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/50Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member
    • H01H13/64Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a single operating member wherein the switch has more than two electrically distinguishable positions, e.g. multi-position push-button switches

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、クレーン・ホ
イスト操作に用いられる、多段式の押釦スイッチに関
し、さらに詳しくは、押釦スイッチの押釦を押し下げ操
作したときに、押釦を中間の所定位置で一旦係止させる
ために設けられる押釦のクリップ機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】押釦スイッチの押釦を押し下げ操作した
ときに、押釦を中間の所定位置で一旦係止させるために
設けられる押釦のクリップ機構(停留機構)としては、
図18に示す、押釦3にスチールボール用バネ11によ
って付勢されるスチールボール12を配設するととも
に、押釦3が摺動するスイッチ本体1の壁面にスチール
ボール12と対向するようにクリップ用段部16を形成
し、押釦3の押し下げ時、スチールボール12をこのク
リップ用段部16に係止することにより押釦3を所定の
押し下げ位置でクリップするようにしたものが従来より
広く用いられている。
【0003】ところで、上記従来の押釦3のクリップ機
構は、スイッチ本体1を合成樹脂で製造する関係上、ス
イッチ本体1の壁面に形成されるクリップ用段部16を
先細りの階段状に形成しなければならず、このため、押
釦3を押し下げるほどスチールボール用バネ11の付勢
力が大きくなり、クリップされた押釦3を押し下げるた
めに要する力を一定にすることができない、すなわち、
押釦3の押し下げ操作において、1段目より2段目、2
段目より3段目に移行する際に要する力が極端に大きな
ものとなることに加え、クリップ用段部16がスチール
ボール12と接触することにより摩耗しやすく、このた
め、耐久性が乏しいという問題点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、クリップさ
れた押釦を押し下げるために要する力をほぼ一定にする
ことができるとともに、耐久性のある押釦スイッチにお
ける押釦のクリップ機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の押釦スイッチにおける押釦のクリップ機構
は、押釦にスチールボール用バネによって付勢されるス
チールボールを配設するとともに、スイッチ本体にクリ
ップ用バネを配設し、押釦の押し下げ時、スチールボー
ルをクリップ用バネの間隙に嵌合させることにより押釦
を所定の押し下げ位置でクリップするようにしたことを
要旨とする。
【0006】この場合において、スイッチ本体にクリッ
プ用バネを配設するとともに、クリップ用段部を形成
し、押釦の押し下げ時、一方のスチールボールをクリッ
プ用バネの間隙に嵌合させ、他方のスチールボールをク
リップ用段部に係止させることにより押釦を所定の押し
下げ位置でクリップするようにすることもできる。
【0007】
【作用】本発明の押釦スイッチにおける押釦のクリップ
機構は、押釦の押し下げ時、スチールボールをクリップ
用バネの間隙に嵌合させることにより押釦を所定の押し
下げ位置でクリップするため、クリップされた押釦を押
し下げるために要する力がほぼ一定となり、また、スチ
ールボールと接触するクリップ用バネは摩耗しにくいた
め、押釦スイッチの耐久性が向上する。
【0008】また、スイッチ本体にクリップ用バネを配
設するとともに、クリップ用段部を形成した場合には、
押釦の押し下げ時、クリップ用バネによってほぼ一定の
クリップ力を有しながら、クリップ用段部によって1段
目より2段目、2段目より3段目に移行する際に要する
力の増加量を適切に設定することができ、押釦スイッチ
の操作性が向上する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の押釦スイッチにおける押釦の
クリップ機構を図示の実施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図8は、本発明の押釦スイッチにお
ける押釦のクリップ機構をクレーン・ホイスト操作に用
いられる3段式の押釦スイッチに適用した第1実施例を
示す。 この押釦スイッチは、押釦3にスチールボール
用バネ11によって付勢されるスチールボール12,1
2を配設するとともに、押釦3が摺動するスイッチ本体
1に形成した収納溝1aの壁面の一方側にスチールボー
ル12と対向するようにクリップ用バネ10を配設し、
他方側にスチールボール12と対向するようにクリップ
用段部16を形成し、押釦3の押し下げ時、一方のスチ
ールボール12をクリップ用バネ10の間隙に嵌合させ
るとともに、他方のスチールボール12をクリップ用段
部16に係止することにより、押釦3を所定の押し下げ
位置でクリップするように構成したものである。この場
合、押釦のクリップ機構による押釦3のクリップ位置
は、クリップ用バネ10のピッチとクリップ用段部16
のピッチとによって決定されるため、クリップ用バネ1
0のピッチとクリップ用段部16のピッチとを一致する
ように構成する。
【0011】本実施例の3段式の押釦スイッチは、通常
の3段式の押釦スイッチを変形したもので、この押釦ス
イッチは、スイッチ本体1に固定したクリップ用バネ固
定台2と、スイッチ本体1に形成した収納溝1aに嵌挿
した2個の押釦3,3及び2・3段用可動接点台4と、
スイッチ本体1の下部に配設した4対の固定接点6及び
配線用端子ネジ7とからその主要部を構成する。スイッ
チ本体1には、押釦3及び2・3段用可動接点台4に配
設した可動接点5が嵌挿される可動接点収納窓1bと、
押釦スイッチをペンダントスイッチケースに固定するた
めのビス孔1cと、クリップ用バネ固定台2を固定する
ための固定用孔1dと、クリップ用バネ固定孔1eを、
それぞれ必要数、穿設する。
【0012】クリップ用バネ固定台2は、スイッチ本体
1との間でクリップ用バネ10を保持するもので、図1
及び図4に示すように、スイッチ本体1に形成したクリ
ップ用バネ固定孔1eにクリップ用バネ10の一方の位
置決め片10aを挿入した後、クリップ用バネ10の他
方の位置決め片10aがクリップ用バネ固定台2に形成
したクリップ用バネ固定孔2aに挿入されるようにしな
がら、スイッチ本体1に穿設した固定用孔1dに、固定
用孔1dより大径のクリップ用バネ固定台2に突設した
固定用軸2cを締まり填めすることにより、クリップ用
バネ固定台2をスイッチ本体1に固定する。クリップ用
バネ固定台2には、押釦スイッチをペンダントスイッチ
ケースに固定するためのビス孔2bを、スイッチ本体1
に穿設したビス孔1cと位置を合わせて穿設する。これ
により、スイッチ本体1とクリップ用バネ固定台2との
間で、クリップ用バネ10の位相が揃った状態で、クリ
ップ用バネ10を保持することができる。
【0013】押釦3には、その側面に2つの押釦3,3
間に配設した2・3段用可動接点台4を押し下げ操作す
るための突起部3aを突設するとともに、その躯体部に
クリップ機構を構成するスチールボール12,12及び
スチールボール用バネ11が挿入される収納用孔3b
と、1段用可動接点5a1が嵌挿される可動接点収納窓
3cと、押釦3とスイッチ本体1との間に配設される押
釦復帰用バネ8の一端が挿入される押釦復帰用バネ固定
用孔3dとを形成する。図5に示すように、押釦3の可
動接点収納窓3cに嵌挿された1段用可動接点5a1
は、1段用可動接点5a1と押釦3との間に配設された
1段用可動接点バネ13によって下向きに付勢される。
そして、押釦3は、スイッチ本体1の収納溝1aに、ス
イッチ本体1に穿設した可動接点収納窓1bの上面に1
段用可動接点5a1が当接することにより、抜け止めさ
れた状態で嵌挿される。
【0014】2つの押釦3,3間に配設される2・3段
用可動接点台4は、2つの押釦3,3に共通の部材で、
2つの押釦3,3のいずれか一方を押し下げることによ
り、押釦3に突設した突起部3aによって、押釦3と共
に押し下げ操作される。2・3段用可動接点台4には、
その躯体部に2段用可動接点5a2が嵌挿される可動接
点収納窓4aと、3段用可動接点5a3が嵌挿される可
動接点収納窓4bと、2・3段用可動接点台4とスイッ
チ本体1との間に配設される2・3段用可動接点台復帰
用バネ9の一端が挿入される2・3段用可動接点台復帰
用バネ固定用孔とを形成する。2・3段用可動接点台4
の可動接点収納窓4a,4bにそれぞれ嵌挿された2段
用可動接点5a2及び3段用可動接点5a3は、2段用可
動接点5a2又は3段用可動接点5a3と2・3段用可動
接点台4との間に配設された2段用可動接点バネ14又
は3段用可動接点バネ15によって下向きに付勢され
る。そして、2・3段用可動接点台4は、スイッチ本体
1の収納溝1aに、スイッチ本体1に穿設した可動接点
収納窓1bの上面に2段用可動接点5a2及び3段用可
動接点5a3が当接することにより、抜け止めされた状
態で嵌挿される。
【0015】1段用可動接点5a1、2段用可動接点5
a2及び3段用可動接点5a3からなる可動接点5には、
1段用可動接点バネ13、2段用可動接点バネ14又は
3段用可動接点バネ15固定用突起5bと、下向きの接
点部5cとを形成する。
【0016】固定接点6は、コ字状の固定接点片6aの
上片に上向きの接点部6bを形成して構成し、固定接点
片6aの下片には、配線用端子ネジ7を螺合する。
【0017】2つの押釦3,3(図6及び図7におい
て、一方をPB1、他方をPB2と記載する。)を、それ
ぞれ1段、2段、3段と押し下げ操作したとき、すなわ
ち、1段用可動接点5a1によるその固定接点6の閉
成、2段用可動接点5a2によるその固定接点6の閉
成、3段用可動接点5a3によるその固定接点6の閉成
を順に行ったときの、4対の端子(−,−,
−,−)の出力を図7に示す。
【0018】このように、本実施例の3段式の押釦スイ
ッチは、インターフェイスにおいて4対の端子の出力を
適宜組み合わせることにより、2つの押釦3,3を、そ
れぞれ1段、2段、3段と押し下げ操作したときの出力
(ただし、2段用可動接点5a2によるその固定接点6
の閉成及び3段用可動接点5a3によるその固定接点6
の閉成は、2つの押釦3,3で共通。2つの押釦3,3
の両方が開成されている場合及び2つの押釦3,3の両
方が閉成されている場合を含めて10種類の出力)を、
従来6対の端子が必要になるところを、4対の端子(
−,−,−,−)によりカバーするよう
にしたもので、これにより、押釦スイッチの小形化、配
線の簡略化及びコストの低廉化を実現することができ
る。
【0019】次に、上記押釦スイッチにおける押釦のク
リップ機構の作用を図8を用いて説明する。押釦3を押
し下げ操作していない状態では、一方のスチールボール
12がクリップ用バネ10の間隙に嵌合させるととも
に、他方のスチールボール12が第1のクリップ用段部
16に係止され、押釦3はこの位置でクリップされる。
なお、押釦3は、スイッチ本体1に穿設した可動接点収
納窓1bの上面に1段用可動接点5a1が当接すること
により抜け止めされている。(図8(a))
【0020】押釦3を押釦復帰用バネ8の付勢力に抗し
て押し下げ操作すると、クリップ用バネ10とクリップ
用段部16の作用により、スチールボール用バネ11の
付勢力に抗してスチールボール12が押釦3の収納用孔
3b内に押し込まれる。(図8(b))
【0021】さらに、押釦3を押釦復帰用バネ8の付勢
力に抗して押し下げ操作すると、一方のスチールボール
12がクリップ用バネ10の間隙に嵌合されるととも
に、他方のスチールボール12が第2のクリップ用段部
16に係止され、押釦3はこの位置でクリップされる。
(図8(c)) クリップ用バネ10と中間のクリップ用段部16の作用
により、スチールボール用バネ11の付勢力に抗してス
チールボール12が押釦3の収納用孔3b内に押し込ま
れる。(図8(c)) このとき、1段用可動接点5a1によりその固定接点6
が閉成される。
【0022】さらに、押釦3を押釦復帰用バネ8の付勢
力に抗して押し下げ操作すると、クリップ用バネ10と
クリップ用段部16の作用により、スチールボール用バ
ネ11の付勢力に抗してスチールボール12が押釦3の
収納用孔3b内に押し込まれ、その後、一方のスチール
ボール12がクリップ用バネ10の間隙に嵌合されると
ともに、他方のスチールボール12が第3のクリップ用
段部16に係止され、押釦3はこの位置でクリップされ
る。(図8(d)) このとき、2・3段用可動接点台4に配設された2段用
可動接点5a2によりその固定接点6が閉成される。
【0023】さらに、押釦3を押釦復帰用バネ8の付勢
力に抗して押し下げ操作すると、クリップ用バネ10と
クリップ用段部16の作用により、スチールボール用バ
ネ11の付勢力に抗してスチールボール12が押釦3の
収納用孔3b内に押し込まれ、その後、一方のスチール
ボール12がクリップ用バネ10の間隙に嵌合され、押
釦3はこの位置でクリップされる。(図8(e)) このとき、2・3段用可動接点台4に配設された3段用
可動接点5a3によりその固定接点6が閉成される。
【0024】上記押釦スイッチにおける押釦のクリップ
機構は、これにより、押釦3の押し下げ時、クリップ用
バネ10によってほぼ一定のクリップ力を有しながら、
クリップ用段部16によって1段目より2段目、2段目
より3段目に移行する際に要する力の増加量を適切に設
定することができ、押釦スイッチの操作性を向上して押
釦スイッチの誤操作をなくすことができる。
【0025】図9〜図10は、本発明の押釦スイッチに
おける押釦のクリップ機構をクレーン・ホイスト操作に
用いられる3段式の押釦スイッチに適用した第2実施例
を示す。この押釦スイッチは、押釦3にスチールボール
用バネ11によって付勢されるスチールボール12,1
2を配設するとともに、押釦3が摺動するスイッチ本体
1に形成した収納溝1aの壁面の両側にスチールボール
12と対向するようにクリップ用バネ10を配設し、押
釦3の押し下げ時、スチールボール12,12をクリッ
プ用バネ10の間隙に嵌合させることにより、押釦3を
所定の押し下げ位置でクリップするように構成したもの
である。この場合、押釦のクリップ機構による押釦3の
クリップ位置は、クリップ用バネ10のピッチによって
決定されるため、対向する2つのクリップ用バネ10,
10のピッチが一致するように構成する。なお、本実施
例の押釦スイッチのその他の構成は、上記第1実施例の
押釦スイッチと同じであるため、構成及び作用について
の説明は省略する。
【0026】上記押釦スイッチにおける押釦のクリップ
機構は、これにより、押釦3の押し下げ時、スチールボ
ール12をクリップ用バネ10の間隙に嵌合させること
により押釦3を所定の押し下げ位置でクリップするた
め、クリップされた押釦3を押し下げるために要する力
をほぼ一定とすることができ、また、スチールボール1
2と接触するクリップ用バネ10は摩耗しにくいため、
押釦スイッチの耐久性を向上することができる。
【0027】図11は、上記第1実施例の押釦スイッチ
の変形例(第3実施例)を示す。この押釦スイッチは、
第1実施例の押釦スイッチに、押釦3を押し下げ操作し
ていない状態の出力を得るための、いわゆるB接点を形
成したもので、スイッチ本体1の下部に配設した4対の
固定接点6に加えて、スイッチ本体1の上部に2対のコ
字状の固定接点片6a’の下片に下向きの接点部6b’
を形成した固定接点6’を配設するとともに、1段用可
動接点5a1’に上向きの接点部5c’を形成し、固定
接点片6a’の下片に配線用端子ネジ7’を螺合して構
成したものである。なお、本実施例の押釦スイッチのそ
の他の構成は、上記第1実施例の押釦スイッチと同じで
あるため、構成及び作用についての説明は省略する。
【0028】本実施例の押釦スイッチによれば、B接点
を設けることにより、一方の押釦のB接点と他方の押釦
の接点とを直列接続すれば、一方の押釦を押し下げ操作
したとき、他方の押釦の接点の出力をOFFにすること
ができ、また、両方の押釦を押し下げ操作したときは、
両方の押釦の接点の出力をOFFにすることができるた
め、押釦スイッチの安全性を高めることができる。
【0029】図12〜図17は、上記第1実施例の押釦
スイッチの変形例(第4実施例)を示す。この押釦スイ
ッチは、押釦スイッチとインターフェイスとを結ぶ配線
の本数を、電源線を除いて第1実施例の4本から2本
(本実施例の場合)に減少させるために、第1実施例の
押釦スイッチの回路にダイオード17を配設することに
より、押釦スイッチからインターフェイス18へ出力す
る信号波形として、全波の交流電流並びに正及び負の半
波整流電流を選択的に用いるように構成したものであ
る。なお、本実施例の押釦スイッチのその他の構成は、
上記第1実施例の押釦スイッチと同じであるため、同一
の構成及び作用についての説明は省略する。
【0030】この場合において、3個のダイオード17
を押釦スイッチの回路に配設するために、2つの1段用
可動接点5a1”及び2段用可動接点5a2”に、図13
〜図14に示す、躯体部をベークライト等の絶縁体で構
成し、接点5c”間をダイオード17により接続した可
動接点を用いる。この場合において、1段用可動接点5
a1”及び2段用可動接点5a2”の躯体部の形状を長手
方向に非対称に形成することにより、これらの可動接点
を押釦スイッチに装着する際の可動接点の取付方向(ダ
イオード17の極性)の誤りを防止することができる。
なお、ダイオードは、スイッチ本体1部分の押釦スイッ
チの回路に配設することもできる。
【0031】2つの押釦3,3(図15及び図16にお
いて、一方をPB1、他方をPB2と記載する。)を、そ
れぞれ1段、2段、3段と押し下げ操作したとき、すな
わち、1段用可動接点5a1”によるその固定接点6の
閉成、2段用可動接点5a2”によるその固定接点6の
閉成、3段用可動接点5a3によるその固定接点6の閉
成を順に行ったときの、4対の端子(−,−,
−,−)の出力を図16に示す。
【0032】このように、本実施例の3段式の押釦スイ
ッチは、インターフェイスにおいて4対の端子が出力す
る信号波形を判別することにより、2つの押釦3,3
を、それぞれ1段、2段、3段と押し下げ操作したとき
の出力(ただし、2段用可動接点5a2”によるその固
定接点6の閉成及び3段用可動接点5a3によるその固
定接点6の閉成は、2つの押釦3,3で共通。2つの押
釦3,3の両方が開成されている場合及び2つの押釦
3,3の両方が閉成されている場合を含めて10種類の
出力)を、従来6対の端子が必要になるところを、4対
の端子(−,−,−,−)によりカバ
ーするようにするとともに、押釦スイッチとインターフ
ェイスとの配線の本数を、電源線を除いて第1実施例の
4本から2本(本実施例の場合)に減少させたもので、
これにより、押釦スイッチの小形化、配線の簡略化及び
コストの低廉化を実現することができるとともに、押釦
スイッチの誤操作、誤作動をなくすことができる。
【0033】以上、本発明の押釦スイッチにおける押釦
のクリップ機構について、クレーン・ホイスト操作に用
いられる多段式の押釦スイッチに適用した実施例に基づ
いて説明したが、本発明は本実施例以外の押釦スイッチ
に広く適用することができる。また、例えば、第2実施
例に第3実施例のB接点を形成する構成を適用する等、
第1実施例〜第4実施例を適宜組み合わせて1つの押釦
スイッチとして構成することもできる。
【0034】
【発明の効果】本発明の押釦スイッチにおける押釦のク
リップ機構は、押釦の押し下げ時、スチールボールをク
リップ用バネの間隙に嵌合させることにより押釦を所定
の押し下げ位置でクリップするため、クリップされた押
釦を押し下げるために要する力をほぼ一定とすることが
でき、また、スチールボールと接触するクリップ用バネ
は摩耗しにくいため、押釦スイッチの耐久性を向上する
ことができる。
【0035】また、スイッチ本体にクリップ用バネを配
設するとともに、クリップ用段部を形成した場合には、
押釦の押し下げ時、クリップ用バネによってほぼ一定の
クリップ力を有しながら、クリップ用段部によって1段
目より2段目、2段目より3段目に移行する際に要する
力の増加量を最適に設定することができ、押釦スイッチ
の操作性を向上して押釦スイッチの誤操作をなくすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押釦スイッチにおける押釦のクリップ
機構の第1実施例を示す断面図である。
【図2】図1の押釦スイッチにおける押釦のクリップ機
構を適用した押釦スイッチを示し、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は底面図、(d)側面図であ
る。
【図3】図2の押釦スイッチの分解斜視図である。
【図4】図2の押釦スイッチのクリップ用バネ固定台の
組立工程を示し、(a)は分解斜視斜図、(b)は組立
斜視図、(c)は要部Aの斜視図、(d)は要部Aの斜
視断面図、(e)は要部Bの分解斜視断面図である。
【図5】図2の押釦スイッチの押釦の組立工程を示す斜
視図である。
【図6】図2の押釦スイッチの回路図である。
【図7】図2の押釦スイッチの押釦と出力の関係を示す
図である。
【図8】図2の押釦スイッチの押釦を押し下げ操作した
ときの押釦のクリップ機構の状態を示す断面図である。
【図9】本発明の押釦スイッチにおける押釦のクリップ
機構の第2実施例を示す断面図である。
【図10】図9の押釦スイッチにおける押釦のクリップ
機構を適用した押釦スイッチの分解斜視図である。
【図11】図2の押釦スイッチの変形例(第3実施例)
の分解斜視図である。
【図12】図2の押釦スイッチの変形例(第4実施例)
の分解斜視図である。
【図13】図12の押釦スイッチの可動接点を示し、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図であ
る。
【図14】図12の押釦スイッチの可動接点を示し、
(a)は上を向けた可動接点の斜視図、(b)は下を向
けた可動接点の斜視図である。
【図15】図12の押釦スイッチの回路図である。
【図16】図12の押釦スイッチの押釦と出力の関係を
示す図である。
【図17】図12の押釦スイッチのインターフェイスの
回路図である。
【図18】従来の押釦スイッチにおける押釦のクリップ
機構を示す断面図である。
【符号の説明】
1 スイッチ本体 2 クリップ用バネ固定台 3 押釦 4 2・3段用可動接点台 5 可動接点 6 固定接点 7 配線用端子ネジ 8 押釦復帰用バネ 9 2・3段用可動接点台復帰バネ 10 クリップ用バネ 11 スチールボール用バネ 12 スチールボール 13 1段用可動接点バネ 14 2段用可動接点バネ 15 3段用可動接点バネ 16 クリップ用段部 17 ダイオード 18 インターフェイス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押釦(3)にスチールボール用バネ(1
    1)によって付勢されるスチールボール(12)を配設
    するとともに、スイッチ本体(1)にクリップ用バネ
    (10)を配設し、押釦(3)の押し下げ時、スチール
    ボール(12)をクリップ用バネ(10)の間隙に嵌合
    させることにより押釦(3)を所定の押し下げ位置でク
    リップするようにしたことを特徴とする押釦スイッチに
    おける押釦のクリップ機構。
  2. 【請求項2】 スイッチ本体(1)にクリップ用段部
    (16)を形成し、押釦(3)の押し下げ時、一方のス
    チールボール(12)をクリップ用バネ(10)の間隙
    に嵌合させ、他方のスチールボール(12)をクリップ
    用段部(16)に係止させることにより押釦(3)を所
    定の押し下げ位置でクリップするようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の押釦スイッチにおける押釦のクリ
    ップ機構。
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