JP2742203B2 - 赤外線センサ - Google Patents

赤外線センサ

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JP2742203B2
JP2742203B2 JP5315739A JP31573993A JP2742203B2 JP 2742203 B2 JP2742203 B2 JP 2742203B2 JP 5315739 A JP5315739 A JP 5315739A JP 31573993 A JP31573993 A JP 31573993A JP 2742203 B2 JP2742203 B2 JP 2742203B2
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diaphragm
thermopile
infrared sensor
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ccd
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俊雄 菅野
信一 寺西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱型赤外線センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】熱型赤外線センサにはサーモパイル型、
焦電型、ボロメータ型がある。
【0003】サーモパイル型赤外線センサでは2種類の
熱電材料を用いる。従来、理化学辞典(第4版)486
ページによると、ビスマスとアンチモン、クロメルとコ
ンスタンタン、鉄とコンスタンタンの組合せが用いられ
てきた。また、サロ(P.M.Sarro)とハワーデ
ン(A.W.V.Herwaarden)の「Infr
ared Detector Based on an
Integrated Silicon Therm
oPile」(Proceedings ofSPIE
807巻113ページから118ページ)によると、
p型シリコンと、アルミニウムが使われている。またシ
バタ(C.Shibata)、キムラ(C.Kimur
a)、ミカミ(K.Mikami)の「Far Inf
rared Sensor with ThermoP
ile Structure」(Proceeding
of the 1st Sensor SymPos
ium 1981年P211〜255)によると、テル
ルとインジウムアンチモンが使われている。
【0004】また、本出願人の特願平1−40769号
(特開平2−219286号公報)では熱電材料として
p型とn型の半導体を用いることが示されている。特に
p型とn型のシリコンを用いる場合にはシリコンICの
製造技術を用いることができ有利である。図2はp型と
n型のシリコンを熱電材料に用いたサーモパイル型赤外
線センサの平面図(a)とA−A’断面図(b)であ
る。面方位(100)のシリコン基板1上にCVD法や
プラズマCVD法で作成されたシリコン窒化膜2が形成
されており、窒化膜2の中央部分の下のシリコン基板が
四角錐台状にエッチングされ、空洞3が形成されてい
る。空洞3の上面を被っている膜をダイヤフラム4と呼
ぶ。窒化膜2の上に熱電材料としてのn型シリコン膜5
とp型シリコン膜6とが形成されている。接点部7はア
ルミニウムなどの金属層を有しており、n型シリコン膜
と接点部7、p型シリコン膜6と接点部7とはそれぞれ
オーミックコンタクトをなしている。サーモパイルでは
ダイヤフラム4上の接点を温接点、ダイヤフラム領域4
外部のシリコン基板上に設けられた接点を冷接点と呼ん
でいる。これらの接点を多くするとサーモパイルの感度
は向上するので、図のようなつづら折り状のパターンに
なっている。n型シリコン膜5とp型シリコン膜6と接
点部7を保護する目的でシリコン窒化膜やシリコン酸化
膜等の保護膜8が形成されている。保護膜8と窒化膜2
にはスリット9が形成されている。スリット9はダイヤ
フラム領域4の対角線に位置している。このスリット9
より異方性エッチング液を用いて空洞3を形成する。保
護膜8や窒化膜2は異方性エッチング液からn型シリコ
ン膜5とp型シリコン膜6と接点部7を保護する目的が
ある。
【0005】また、本願発明者の一人が発明者である特
願平2−83480号明細書では、図2の赤外線センサ
とMOS型走査回路ないしはCCDとの組み合わせによ
り、画素数が大きいイメージセンサにも適した構成の赤
外線イメージセンサを示した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ダイヤフラム中心部は
最も温度上昇が大きいのでここにサーモパイルの温接点
を配置して感度を高くしたいが、図2の赤外線センサで
は、ダイヤフラム中心部にスリットを設ける必要があっ
てそれができず感度が小さくなっていた。
【0007】また、サーモパイル型赤外線センサでは、
ダイヤフラムが大きい程、受光する赤外線の量が大きく
ダイヤフラムの温度上昇が大きくなり、かつ接点数を大
きくできるので、感度が大きくなる。しかし、図2の構
造のサーモパイルを受光部に用いた2次元赤外線イメー
ジセンサでは、限られた面積の画素の中にサーモパイル
部と電荷蓄積部と電荷読み出し部とを配置する必要があ
り、ダイヤフラムを大きくすることができず感度を大き
くできないという欠点があった。
【0008】さらに、図2の構造のサーモパイルを受光
部に用いた2次元赤外線イメージセンサでは、シリコン
基板をエッチングすることによって空洞を設けている。
このために、シリコン基板1は空洞3の部分で露出状態
となり、生成消滅中心が多数存在することになる。ここ
で発生した電子正孔対のうちの少数キャリアは拡散によ
って拡がり、電荷蓄積部や電荷読み出し部に流入し、暗
電流となる。暗電流はダイナミックレンジを小さくす
る。雑音が増加し感度が小さくなる等の欠点を有する。
【0009】以上サーモパイル型赤外線センサについて
述べたが、焦電型赤外線センサやボロメータ型赤外線セ
ンサにおいても状況は同様である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の赤外線セン
は4つある
【0011】その第1は、基板の主面に設けられた複数
ダイヤフラム領域と、このダイヤフラム領域上に少な
くとも一部が設けられた熱型赤外線検出部と、前記赤外
線検出部からの信号を順次読み出すための走査回路とを
有する赤外線センサにおいて、前記ダイヤフラム領域で
は平坦化された基板上に薄い膜で囲まれた空洞が形成さ
れ、かつ、少なくともダイヤフラム領域の一部が前記走
査回路上に設けられていることを特徴とする赤外線セン
サである。
【0012】その第2は、半導体基板の主面に設けられ
た複数のダイヤフラム領域と、このダイヤフラム領域に
一方の接点群を有し、ダイヤフラム領域の外に他方の接
点群を有し、その一端は第1の電圧源に接続されたサー
モパイルと、そのゲートがサーモパイルの他端と接続さ
れ、そのソースが第2の電圧源に接続され、そのドレイ
ンが電荷蓄積部であるMOS型トランジスタと、この電
荷蓄積部に対応して設けられた電荷読み出し部とを有す
る赤外線センサにおいて、前記ダイヤフラム領域では平
坦化された基板上に薄い膜で囲まれた空洞が形成され、
空洞上の前記薄い膜の上に前記サーモパイルの一方の接
点群が設けられており、かつ、少なくともダイヤフラム
領域の一部が前記MOS型トランジスタまたは電荷蓄積
部または電荷読み出し部上に設けられていることを特徴
とする赤外線センサである。
【0013】その第3は、半導体基板の主面に設けられ
た複数のダイヤフラム領域と、このダイヤフラム領域に
一方の接点群を有し、ダイヤフラム領域の外に他方の接
点群を有し、その一端は第1の電圧源に接続されたサー
モパイルと、前記多数のダイヤフラム領域に対応して設
けられたCCDと、そのゲートがサーモパイルの他端と
接続され、そのソースが第2の電圧源に接続され、その
ドレインが前記CCDのチャネルであるMOS型トラン
ジスタとを有する赤外線センサにおいて、前記ダイヤフ
ラム領域では平坦化された基板上に薄い膜で囲まれた空
洞が形成され、空洞上の前記薄い膜の上に前記サーモパ
イルの一方の接点群が設けられており、かつ、少なくと
もダイヤフラム領域の一部が前記MOS型トランジスタ
または前記CCD上に設けられていることを特徴とする
赤外線センサである。
【0014】その第4は、半導体基板の主面に二次元的
に接続された複数のダイヤフラム領域と、このダイヤフ
ラム領域に一方の接点群を有し、ダイヤフラム領域の外
に他方の接点群を有し、その一端は第1の電圧源に接続
されたサーモパイルと、前記多数のダイヤフラム領域に
対応して設けられた第1垂直CCDと、そのゲートがサ
ーモパイルの他端と接続され、そのソースが第2の電圧
源に接続され、そのドレインが第1垂直CCDのチャネ
ルであるMOS型トランジスタと、第1垂直CCDに直
列接続され、第1垂直CCDの転送段数以上の転送段数
を持つ第2垂直CCDと、第2垂直CCDの第1垂直C
CDと接続されていない端部に対応して設けられた水平
CCDと、水平CCDの転送方向端部に設けられた出力
部とを有する赤外線センサにおいて、前記ダイヤフラム
領域では平坦化された基板上に薄い膜で囲まれた空洞が
形成され、空洞上の前記薄い膜の上に前記サーモパイル
の一方の接点群が設けられており、かつ、少なくともダ
イヤフラム領域の1部が前記MOS型トランジスタまた
は前記第1垂直CCD上に設けられていることを特徴と
する赤外線センサである。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0016】図3(a)は第1の発明の前提となる赤外
線センサの平面模式図である。図3(b)は(a)にお
いて1点鎖線BB’で示した部分の模式的断面図であ
る。単結晶シリコン基板61上にCVD法やプラズマC
VD法でシリコン窒化膜の下層膜62を形成する。その
上に、犠牲層をエッチングした結果できた空洞63を被
う形でシリコン窒化膜の薄膜64を形成する。空洞63
の上面を被う膜状の部分をダイヤフラム65と呼ぶ。薄
膜64には犠牲層をエッチングした時に用いたエッチン
グホール66が設けられている。薄膜64上には熱型赤
外線検出部67の少なくとも一部が形成されている。こ
れにはサーモパイル型や焦電型やボロメータ型がある。
【0017】図1(a)はこの発明の第2の発明の前提
となる赤外線センサの平面模式図である。図1(b)は
(a)において1点鎖線BB’で示した部分の模式断面
図である。単結晶シリコン基板31上にCVD法やプラ
ズマCVD法でシリコン窒化膜の下層膜32を形成す
る。その上に、犠牲層をエッチングした結果できた空洞
33をおおう形でシリコン窒化膜の薄膜34を形成す
る。空洞33の上面を被っている膜をダイヤフラム35
と呼ぶ。薄膜34の上に熱電材料としてのn型シリコン
膜36とp型シリコン膜37とを形成する。接点部38
はアルミニウムなどの金属層を有しており、n型シリコ
ン膜36と接点部38、p型シリコン膜37と接点部3
8とはそれぞれオーミックコンタクトをなしている。サ
ーモパイルではダイヤフラム35上の接点を温接点、ダ
イヤフラム領域35外部のシリコン基板31上に設ける
接点を冷接点と呼んでいる。これらの接点を多くすると
サーモパイルの感度は向上するので、図のようなつづら
折り状のパターンになっている。n型シリコン膜36と
p型シリコン膜37と接点部38を保護する目的でシリ
コン窒化膜やシリコン酸化膜等の保護膜39が形成され
ている。保護膜39と薄膜34にはエッチングホール4
0を設けてある。2個以上のエッチングホールを設けた
方がエッチング液の浸透やエッチング後の洗浄の効果に
優れる。エッチングホール40はダイヤフラム35の隅
に1つずつ設ける。これらのエッチングホール40より
エッチング液を浸透させ、犠牲層をエッチングし、空洞
33を形成する。下層膜32、薄膜34、保護膜39
は、犠牲層のエッチング液に対して耐性があることが必
要である。この発明の前提となる赤外線センサではエッ
チングのためのスリットをダイヤフラム中心部に設ける
必要がないので図1(a)からわかるように温接点をダ
イヤフラムの中心部に形成することができ高感度にな
る。
【0018】図1の 赤外線センサの製造方法を図4を用
いて説明する。図4において図1と同一記号は同一構成
要素を示す。単結晶シリコン基板31の主面上にCVD
法あるいはプラズマCVD法によりシリコン窒化膜の下
層膜32を形成する。フォトリソグラフィ工程により、
ダイヤフラム35よりやや大きな大きさにエッチングす
ることもある。その後、CVD法やスパッタ法や蒸着法
により多結晶シリコン膜を形成し、フォトリソグラフィ
工程によりダイヤフラム35の大きさにエッチングし、
犠牲層41とする。この様子を示したのが図4(a)で
ある。この上にCVD法あるいはプラズマCVD法によ
りシリコン窒化膜の薄膜34を形成する。その後、CV
D法やスパッタ法や蒸着法により多結晶シリコン膜を形
成し、フォトレジスト工程とエッチング工程によりサー
モパイルのパターンを形成する。その後、n型にドープ
しない部分をフォトレジストで被い、リンのイオン注入
を行い、n型シリコン膜36を形成する。その後、p型
にドープしない部分をフォトレジストで被い、ボロンの
イオン注入を行い、p型シリコン膜37を形成する。こ
の際、リンをドープする領域とボロンをドープする領域
を一部オーバーラップさせた。この様子を示したのが図
4(b)である。なおn型、p型のシリコン膜36,3
7の不純物濃度は1013cm-3〜固溶限までの濃度を用
いることができる。出力インピーダンスを低くしたいと
きは濃度を上げて抵抗を下げればよいし、熱電能を高く
したいときは濃度を下げて抵抗を上げればよい。その
後、接合部にアルミニウムや高融点金属やシリサイドな
どの金属を形成し、n型シリコン膜36と金属領域、p
型シリコン膜37と金属領域との間をそれぞれオーミッ
ク接触にして接点部38とする。さらに、CVD法やプ
ラズマCVD法によりシリコン窒化膜やシリコン酸化膜
の保護膜39を形成する。ダイヤフラム35となる領域
の隅の保護膜39と薄膜34とに小さいエッチングホー
ル40を形成する。この様子を示したのが図4(c)で
ある。硝酸フッ酸混合液やヒドラジン溶液などシリコン
のエッチング液をエッチングホール40から浸透させ、
犠牲層41をエッチングし、空洞33を形成し、その上
をダイヤフラムとする。この様子を示したのが図1
(b)である。ここでは図示しなかったが、赤外線吸収
層や外部引出し電極も適宜形成する。薄膜34と保護膜
39の材質は犠牲層41のエッチング液に耐性があるこ
との他に内部応力にも考慮する必要がある。すなわち、
出来上がったダイヤフラムが内部に残留する応力のため
に変形しないようにする必要がある。膜がたるまないた
めに残留応力は引張応力であることが好ましく、かつ、
変形が起こらないようにその引張応力の値は小さいこと
が望ましい。
【0019】 図11はこの発明の第1の実施例の模式断
面図である。図3(b)と同一構成要素は同じ記号で示
している。単結晶シリコン基板61上に赤外線検知部か
らの信号の読み出しや走査のための走査回路91がMO
Sトランジスタを能動素子として形成されている。MO
Sトランジスタ回路、特にCMOSトランジスタ回路は
集積度を大きくでき、消費電力が小さいという長所があ
る。走査回路91が形成されたためにできた単結晶シリ
コン基板61の表面の凹凸を緩和するために、平坦化層
92が形成されている。平坦化層92としては、CVD
法やプラズマCVD法で形成されたボロンリンガラスや
スピンコートガラスが用いられる。また、酸化膜を形成
し、その酸化膜を研磨することによって平坦化すること
もある。この場合、研磨される酸化膜が平坦化層92に
なる。平坦化層92の上にCVD法やプラズマCVD法
でシリコン窒化膜の下層膜62を形成する。その上に、
犠牲層をエッチングした結果できた空洞63を被う形で
シリコン窒化膜の薄膜64を形成する。空洞63の上面
を被う膜上の部分をダイアフラムと呼ぶ。薄膜64には
犠牲層をエッチングした時に用いたエッチングホール6
6が設けられている。これにはサーモパイル型や焦電型
やボロメータ型がある。図示されていないが、熱型赤外
線検知部67と走査回路91との間には金属の電気配線
が施されており、それを通して、熱型赤外線検知部67
の駆動が行われたり、信号の読み出しが行われる。走査
回路91の少なくとも一部の上に空洞63は形成されて
いる。この結果、赤外線の受光部に当たるダイヤフラム
の面積を大きくとることができ、すなわち、画素(セ
ル)の面積に占めるダイヤフラムの面積の比率であるフ
ィルファクタを大きくでき、感度の良い赤外線センサ
実現できる。
【0020】 図5はこの発明の第2の実施例の平面模式
図である。この実施例は図1のようなサーモパイル10
が二次元に多数配列され、かつ、電荷蓄積部と走査回路
がシリコン主面上に集積された赤外線センサである。サ
ーモパイル10の熱接点はダイヤフラム上に形成してあ
る。サーモパイル10の一端11は第1の電圧源12に
共通接続する。サーモパイル10に対応してMOS型ト
ランジスタ14を形成する。サーモパイル10の他端1
3はMOS型トランジスタ14のゲートに接続する。M
OS型トランジスタ14のソースは第2の電圧源15に
共通接続する。第2の電圧源15はシリコン基板の電
位、すなわち、接地とすることも可能である。さらに、
各画素には電荷蓄積部16を設ける。電荷蓄積部16と
してはMOS型容量や接合容量やダイナミックRAMで
用いられているスタック容量を用いる。MOS型トラン
ジスタ14のドレインは電荷蓄積部16と各画素に設け
られたトランスファゲート17のソースに接続する。こ
のトランスファゲート17に対応して埋め込み型の垂直
CCD18が設けられている。垂直CCD18のチャネ
ルはトランスファゲート17のドレインを兼ねている。
また、垂直CCD18の一つの電極の一部を表面型チャ
ネルとし、トランスファゲート17と兼ねさせることも
できる。垂直CCD18の転送方向の端部には水平CC
D19を設ける。さらに、水平CCD19の転送方向の
端部には浮遊拡散層型の出力部20を形成する。トラン
スファゲート17、垂直CCD18、水平CCD19、
出力部20とで読み出し部を形成している。
【0021】 この赤外線センサでは、入射赤外線量に応
じてダイヤフラムの温度が上昇し、それによってサーモ
パイル10に起電圧が生ずる。この起電圧は第1の電圧
源12に相加されてMOS型トランジスタ14のゲート
に印加されて、ドレイン電流を変化させる。このドレイ
ン電流は蓄積期間の間電荷蓄積部16に蓄積され信号電
荷となる。蓄積期間が終了すると、トランスファゲート
17をオン状態にし、蓄積されせた信号電荷は電荷蓄積
部16から垂直CCD18に移されると同時に、電荷蓄
積部16の電位はトランスファゲート17のチャネル電
位にリセットされる。トランスファゲート17をオフ状
態にし、次の蓄積期間が開始する。蓄積期間において、
垂直CCD18と水平CCD19の働きによって、垂直
CCD18に移された信号電荷は順次出力部20に転送
され、信号は外部に取り出される。
【0022】 MOS型トランジスタ14は弱反転状態な
いしは飽和領域で動作させる。ドレイン電流の最大値を
1アンペア、蓄積期間をT秒とすると、最大蓄積電荷
量はI1×Tクーロンである。この電荷量を蓄積および
転送できるように電荷蓄積部16、垂直CCD18、水
平CCD19を設計する必要がある。
【0023】 図6は図5の赤外線センサの一画素の模式
的断面図である。図6において図1と同一記号は同一構
成要素を示す。p型シリコン基板42の主面にp型の分
離領域43、垂直CCDのn型埋め込み層44、図5の
MOS型トランジスタ14のn型ソース45とn型のド
レイン46をイオン注入によって形成してある。ドレイ
ン46は電荷蓄積部を兼ねる。ゲート絶縁膜47を介し
てn型のポリシリコンの垂直CCDの電極48、トラン
スファゲート49、MOS型トランジスタのゲート50
を形成してある。ポリシリコンの段差を平坦化するため
にボロンリンガラス層51を形成しており、その上にシ
リコン窒化膜の下層膜32が形成されている。その上に
犠牲層をエッチングした結果できた空洞33をおおう形
でシリコン窒化膜の薄膜34を形成する。薄膜34の上
に熱電材料としてのn型シリコン膜36と図示されてい
ないがp型シリコン膜のパターンを形成してあり、サー
モパイルを構成する。さらにその上にシリコン酸化膜や
シリコン窒化膜の保護膜39を形成する。保護膜39と
薄膜34を貫通してエッチングホール40を形成し、こ
のエッチングホール40より犠牲層のエッチング液を浸
透させ、犠牲層をエッチングし、空洞33を形成する。
コンタクトホールを介してアルミニウム配線52を施
し、MOS型トランジスタのソース45を分離領域43
と接続し接地し、また、サーモパイルの他端とMOS型
トランジスタのゲート50を接続している。図示してい
ないがサーモパイルの一端を外部の電源と接続してい
る。
【0024】 図6に示したように、ダイヤフラム領域は
トランスファゲート49や垂直CCDの電極などの電荷
読み出し部上に平坦化膜を介して設けられている。
【0025】 なおダイヤフラム領域はMOS型トランジ
スタ上あるいは電荷蓄積部上に形成してもよく、またよ
り大きくしたい場合は電荷読み出し部と電荷蓄積部上、
あるいはMOS型トランジスタと電荷蓄積部と電荷読み
出し部上にまたがって形成するとよい。
【0026】 図7はこの発明の第3の実施例の平面模式
図である。この実施例では図1のようなサーモパイルを
二次元に多数配列し、かつ電荷蓄積部といわゆるMOS
型と呼ばれる走査回路をシリコン主面上に集積した赤外
線センサである。図5と同一記号で示したものは同一構
成要素を示す。図5の赤外線センサとの違いは電荷蓄積
部16に蓄積された信号電荷の読み出し方にあるので、
それを説明する。電荷蓄積部16に対応して垂直スイッ
チ21が形成されている。垂直スイッチ21はMOS型
トランジスタで形成されている。ソースは電荷蓄積部1
6と接続され、ゲートは水平期間遅延したパルスを発生
する垂直シフトレジスタ22のタップに1行毎に共通接
続されている。また、垂直スイッチ21のドレインは一
行毎に垂直信号線23に共通接続されている。垂直信号
線23に対応して水平スイッチ24が形成されている。
水平スイッチ24はMOS型トランジスタであり、その
ソースは垂直信号線23に接続されている。ゲートは水
平シフトレジスタ25の各タップに接続されている。ド
レインは出力ライン26に共通接続されている。垂直ス
イッチ21、垂直シフトレジスタ22、垂直信号線2
3、水平スイッチ24、水平シフトレジスタ25、出力
ライン26とで読み出し部を形成している。
【0027】 この赤外線センサでは、第2の実施例の赤
外線センサと同様にして、蓄積期間において電荷蓄積部
16に信号電荷が蓄積される。蓄積された信号電荷は、
垂直シフトレジスタ22のあるタップがオン状態になる
とこのタップに接続された行の垂直スイッチ21が導通
状態となり信号電荷はそれぞれ対応する垂直信号線23
に読み出される。この信号電荷は、水平シフトレジスタ
25からの各タップ出力により水平スイッチ24を介し
て順次出力ライン26へ読み出される。このように垂直
シフトレジスタ22のあるタップに対応する電荷蓄積部
16の信号がすべて読み出されたら、垂直シフトレジス
タ22は1行進んで次のタップがオン状態となり、同時
にそのタップに対応する行の電荷蓄積部16の信号電荷
が対応する垂直信号線23に読み出される。以下同様な
動作を繰り返すことにより、電荷蓄積部16に蓄えられ
た信号電荷を1行毎に読み出すことができる。信号電荷
が垂直信号線23に転送され、電位がリセットされた電
荷蓄積部16では垂直スイッチ21がオフ状態になった
後から次の蓄積期間が開始される。
【0028】 図8はこの発明の第4の実施例の平面模式
図である。この実施例では図1のようなサーモパイルを
二次元に多数配列し、かつ、電荷蓄積と転送とを兼ねた
垂直CCDをシリコン基板上に集積した赤外線センサで
ある。可視光用イメージセンサで言うところのフルフレ
ーム型に近い構成である。図5と同一記号で示したもの
は同一構成要素を示す。図において、多数のサーモパイ
ル10が二次元に配列されている。サーモパイル10の
一端11は第1の電圧源12に共通接続されている。サ
ーモパイル10に対応してMOS型トランジスタ14が
形成されている。サーモパイル10の他端13はMOS
型トランジスタ14のゲートに接続されている。MOS
型トランジスタ14のソースは第2の電圧源15に共通
接続させている。第2の電圧源15はシリコン基板の電
位、すなわち、接地とすることも可能である。さらに、
MOS型トランジスタ14に対応して埋め込み型の垂直
CCD27が設けられている。垂直CCD27のチャネ
ルはMOS型トランジスタ14のドレインを兼ねてい
る。垂直CCD27の転送方向の端部には水平CCD1
9が設けられている。さらに、水平CCD19の転送方
向の端部には浮遊拡散層型の出力部20が形成されてい
る。
【0029】 第2、第3の実施例の赤外線センサにおい
て電荷蓄積部16が行なっていた信号電荷の蓄積の役割
をこの第5の実施例の赤外線センサでは垂直CCD27
が行なっている。入射赤外線量に応じてダイヤフラムの
温度が上昇し、それによってサーモパイル10に起電圧
が生ずる。この起電圧は第1の電圧源12に相加されて
MOS型トランジスタ14のゲートに印加され、ドレイ
ン電流を変化させる。このドレイン電流は蓄積期間対応
する垂直CCD27に蓄積され信号電荷となる。蓄積期
間が終了すると信号電荷は垂直CCD27と水平CCD
19の働きによって順次出力部20に転送され、信号は
外部に取り出される。第1の電圧源12をパルス駆動
し、すなわち、蓄積期間にはMOS型トランジスタ14
が弱反転状態ないしは飽和領域で動作するような電圧
に、垂直CCD27を信号電荷が転送される期間にはM
OS型トランジスタ14がカットオフ状態になるような
電圧に第1の電圧源の電圧を設定する。すると、信号電
荷が垂直CCD27を転送中に他の画素の信号電荷と混
じることがない。
【0030】 図9はこの発明の第5の実施例の平面模式
図である。この実施例では図1のようなサーモパイルを
二次元に多数配列し、かつ、電荷蓄積と転送とを兼ねた
第1垂直CCDとフレームメモリの役割をする第2垂直
CCDとがシリコン主面上に集積された赤外線センサで
ある。可視光用イメージセンサで言うところのフレーム
転送型に近い構成である。図5、8と同一記号で示した
ものは同一構成要素を示す。第3の実施例の垂直CCD
27と水平CCD19との間にフレームメモリを設けた
ことが第3の実施例との違いである。すなわち、MOS
型トランジスタ14のドレインの役割をし、信号電荷の
蓄積を行う第1垂直CCD28の他に第1垂直CCD2
8の転送方向に直列に第2垂直CCD29が設けられて
いる。第2垂直CCD29の転送段数は第1垂直CCD
28の転送段数に等しいかやや多く設定されている。第
2垂直CCD29の転送方向の端部には水平CCD19
が設けられている。
【0031】 この実施例の赤外線センサでは、信号電荷
の蓄積は第1垂直CCD28が行なっている。蓄積期間
が終了すると、第1垂直CCD28に蓄積された信号電
荷は第2垂直CCD29にフレーム転送される。その
後、第1垂直CCD28では次の信号電荷の蓄積が開始
される。また第2垂直CCD29から水平CCD19へ
一行ずつ信号電荷が転送され、さらに水平CCD19の
働きで出力部20へ順次転送され、信号は外部へ取り出
される。第3の実施例と同様に、第1垂直CCD28が
転送動作中は第1の電圧源12の電圧をMOS型トラン
ジスタ14がカットオフ状態になるように設定すると信
号の混入がなく良好な出力信号が得られる。
【0032】 図10(a)はこの発明の第6の実施例の
赤外線センサの平面図である。焦電型赤外線検出部を用
いており、かつ、2次元イメージセンサである。(a)
は2画素を示している。図10(b)は(a)において
1点鎖線BB’で示した部分の模式断面図である。p型
シリコン基板71の主面に画素毎にnチャネル型MOS
トランジスタが形成されている。すなわち、n型のソー
ス・ドレイン領域72、ポリシリコンゲート73、熱酸
化膜74が形成されている。ポリシリコンの段差を平坦
化するためにボロンリンガラス層75を形成しており、
その上にシリコン窒化膜の下層膜76が形成されてい
る。その上に犠牲層をエッチングした結果できた空洞7
7をおおう形でシリコン窒化膜の薄膜78を形成する。
薄膜78には犠牲層をエッチングする時にエッチング液
を侵入させるためのエッチングホール79が形成されて
いる。薄膜78上には下部電極80と上部電極81とに
はさまれた焦電体82が形成されている。下部電極80
は画素毎に分離するようパターニングされており、MO
Sトランジスタのゲート73やソース・ドレイン領域7
2とコンタクトホール83を介して接続されている。入
射した赤外線により、ダイヤフラム領域、すなわち空洞
77上の温度が上昇する。この温度上昇によって焦電体
82の自発分極が減少する。この自発分極の変化は下部
電極80を介してMOSトランジスタへ伝えられ、増幅
される。図10のようにソース・ドレインに接続される
場合とゲートに接続される場合がある。また1画素に2
個のMOSトランジスタを有し、一方を読み出し用とし
て、他方をリセット用として用いる場合もある。
【0033】
【発明の効果】本発明の前提となる熱型赤外線センサは
図3、図1、図10に示すようにエッチングホールをダ
イヤフラムの端付近に設けることができ、入射赤外線に
対して最も温度上昇が期待できるダイヤフラム中心付近
に熱型赤外線検出部を配置でき、感度が大きくなるとい
う利点がある。すなわち、サーモパイル型では温接点を
ダイヤフラム中心付近に配列できる。焦電型でも焦電体
をダイヤフラム中心付近にも設けることができ、感度が
大きくなるという利点がある。
【0034】本発明センサによる熱型赤外線である図
6、10、11に示すように、犠牲層を使ったダイヤフ
ラムを用いると、MOS型トランジスタを用いた電荷蓄
積部や信号読み出し部や走査部などの走査回路上にダイ
ヤフラム、すなわちサーモパイルや焦電体を配置するこ
とが可能となる。このため、限られた画素面積の中で電
荷蓄積部や信号読み出し部の取り扱い信号量を大きくで
きる。受光部にあたるダイヤフラム面積の比率も従来3
0〜50%であったのが90%程度に大きくでき感度が
2〜3倍改善される。走査回路部が形成されることによ
って生じる凹凸は平坦化層を用いることによって大幅に
緩和され、犠牲層を使って空洞を作ることが可能にな
る。
【0035】さらに、シリコン基板を掘り込んで空洞を
作るのではないので、シリコン基板が露出し、生成消滅
中心が多数存在し、暗電流を増加させるということはな
い。暗電流は1000分の1以下に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第2の前提となる赤外線センサの模式
的平面図と断面図である。
【図2】従来の赤外線センサの模式的平面図と断面図で
ある。
【図3】本発明の第1の前提となる赤外線センサの模式
的平面図と断面図である。
【図4】本発明の第2の前提となる赤外線センサの製造
方法を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例の赤外線センサの模式的
平面図である。
【図6】本発明の第2の実施例の赤外線センサの画素の
断面図である。
【図7】本発明の第3の実施例の赤外線センサの模式的
平面図である。
【図8】本発明の第4の実施例の赤外線センサの模式的
平面図である。
【図9】本発明の第5の実施例の赤外線センサの模式的
平面図である。
【図10】本発明の第6の実施例の赤外線センサの模式
的平面図と断面図である。
【図11】 本発明の第1の実施例の赤外線センサの断面
図である。
【符号の説明】
10 サーモパイル 11 サーモパイルの一端 12 第1の電圧源 13 サーモパイルの他端 14 MOS型トランジスタ 15 第2の電圧源 16 電荷蓄積部 17 トランスファゲート 18、27 垂直CCD 19 水平CCD 20 出力部 21 垂直スイッチ 22 垂直シフトレジスタ 23 垂直信号線 24 水平スイッチ 25 水平シフトレジスタ 26 出力ライン 28 第1垂直CCD 29 第2垂直CCD 31、42、61、71 シリコン基板 33、66、77 空洞 34、64、78 薄膜 35、65 ダイヤフラム 40、66、79 エッチングホール 41 犠牲層 45 MOS型トランジスタのソース 46 MOS型トランジスタのドレイン 48 垂直CCDの電極 49 トランスファゲート 50、73 MOS型トランジスタのゲート 51、75 ボロンリンガラス層 67 熱型赤外線検出部 72 ソース・ドレイン領域 82 焦電体91 走査回路 92 平坦化層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−244168(JP,A) 特開 平4−333292(JP,A) 特開 平5−126643(JP,A) 特開 平5−66529(JP,A) 特開 平5−79906(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の主面に設けられた複数のダイヤフ
    ラム領域と、このダイヤフラム領域上に少なくとも一部
    が設けられた熱型赤外線検出部と、前記赤外線検出部か
    らの信号を順次読み出すための走査回路とを有する赤外
    線センサにおいて、前記ダイヤフラム領域では平坦化さ
    れた基板上に薄い膜で囲まれた空洞が形成され、かつ、
    少なくともダイヤフラム領域の一部が前記走査回路上に
    設けられていることを特徴とする赤外線センサ。
  2. 【請求項2】 基板の主面に設けられた複数のダイヤフ
    ラム領域と、このダイヤフラム領域に一方の接点群を有
    し、ダイヤフラム領域の外に他方の接点群を有し、その
    一端は第1の電圧源に接続されたサーモパイルと、その
    ゲートがサーモパイルの他端と接続され、そのソースが
    第2の電圧源に接続され、そのドレインが電荷蓄積部で
    あるMOS型トランジスタと、この電荷蓄積部に対応し
    て設けられた電荷読み出し部とを有する赤外線センサに
    おいて、前記ダイヤフラム領域では平坦化された基板上
    に薄い膜で囲まれた空洞が形成され、空洞上の前記薄い
    膜の上に前記サーモパイルの一方の接点群が設けられて
    おり、かつ、少なくともダイヤフラム領域の一部が前記
    MOS型トランジスタまたは電荷蓄積部または電荷読み
    出し部上に設けられていることを特徴とする赤外線セン
    サ。
  3. 【請求項3】 基板の主面に設けられた複数のダイヤフ
    ラム領域と、このダイヤフラム領域に一方の接点群を有
    し、ダイヤフラム領域の外に他方の接点群を有し、その
    一端は第1の電圧源に接続されたサーモパイルと、前記
    多数のダイヤフラム領域に対応して設けられたCCD
    と、そのゲートがサーモパイルの他端と接続され、その
    ソースが第2の電圧源に接続され、そのドレインが前記
    CCDのチャネルであるMOS型トランジスタとを有す
    る赤外線センサにおいて、前記ダイヤフラム領域では平
    坦化された基板上に薄い膜で囲まれた空洞が形成され、
    空洞上の前記薄い膜の上に前記サーモパイルの一方の接
    点群が設けられており、かつ、少なくともダイヤフラム
    領域の一部が前記MOS型トランジスタまたは前記CC
    D上に設けられていることを特徴とする赤外線センサ。
  4. 【請求項4】 基板の主面に二次元的に配列された複数
    のダイヤフラム領域と、このダイヤフラム領域に一方の
    接点群を有し、ダイヤフラム領域の外に他方の接点群を
    有し、その一端は第1の電圧源に接続されたサーモパイ
    ルと、前記多数のダイヤフラム領域に対応して設けられ
    た第1垂直CCDと、そのゲートがサーモパイルの他端
    と接続され、そのソースが第2の電圧源に接続され、そ
    のドレインが第1垂直CCDのチャネルであるMOS型
    トランジスタと、第1垂直CCDに直列接続され、第1
    垂直CCDの転送段数以上の転送段数を持つ第2垂直C
    CDと、第2垂直CCDの第1垂直CCDと接続されて
    いない端部に対応して設けられた水平CCDと、水平C
    CDの転送方向端部に設けられた出力部とを有する赤外
    線センサにおいて、前記ダイヤフラム領域では平坦化さ
    れた基板上に薄い膜で囲まれた空洞が形成され、空洞上
    の前記薄い膜の上に前記サーモパイルの一方の接点群が
    設けられており、かつ、少なくともダイヤフラム領域の
    1部が前記MOS型トランジスタまたは前記第1垂直C
    CD上に設けられていることを特徴とする赤外線セン
    サ。
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