JP2742076B2 - カード処理装置における感熱印刷装置 - Google Patents

カード処理装置における感熱印刷装置

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JP2742076B2
JP2742076B2 JP33453688A JP33453688A JP2742076B2 JP 2742076 B2 JP2742076 B2 JP 2742076B2 JP 33453688 A JP33453688 A JP 33453688A JP 33453688 A JP33453688 A JP 33453688A JP 2742076 B2 JP2742076 B2 JP 2742076B2
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博 西ノ谷
薫 助川
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、プリペイドカード等のカードを反復挿入
処理するカード処理装置における感熱印刷装置に関す
る。
[従来技術とその欠点] 上記のカードを反復挿入処理するカード処理装置にお
いては、挿入口から挿入したカードを搬送装置により搬
送し、その途中に設けた磁気ヘッドを用いる読取り部に
よりカードからデータを読取り、さらに搬送中にその読
取ったデータに対して判定・演算・編集などのデータ処
理を行い、所定条件が満された場合に印刷装置によりそ
のカードの所定位置に必要な印刷を行って、再び挿入口
に向かって搬送し、その途中で前記読取り部に隣接設置
した書込み部により磁気エンコードして、挿入口から返
却するように構成されている。
ところで、印刷装置が感熱印刷装置である場合は、サ
ーマルヘッドを用いる。第5図に示すように、このサー
マルヘッドHは、回路部分51と発熱部分52とを一つの基
板53にモールド・接合したものであるが、通常は、回路
部分が基板から突出する部品を有することもあるため、
回路部分を被覆する保護カバー54を取付けているため、
保護カバーの先端と基板面との間にどうしても小さな隙
間が生じる。
そして、従来の印刷装置では、読取り部を通過したカ
ードを一度、サーマルヘッドHとプラテンPとの間を通
過させ、その後、搬送方向を逆にして再びサーマルヘッ
ドとプラテンの間を搬送させると同時にサーマルヘッド
を駆動して、そのカードに印刷し、挿入口方向に搬送し
ていた。つまり、印刷部においてはカードを往復移動さ
せ、往時はサーマルヘッドを摩耗軽減のためプラテンか
ら離間させていた。
従って、第1に、カードの往時にその先端がサーマル
ヘッドの基板と保護カバーとの間に隙間に侵入して搬送
を停止されるトラブルがしばしば発生した。第2に、サ
ーマルヘッドをプラテンから離間した状態でカードに搬
送力を伝えるには、サーマルヘッドの前後にカードをプ
ラテン又は搬送路ローラなどに近接させる案内部材を設
ける必要があり、狭い空間にその様な案内部材を設ける
ことは容易でなく、構造を徒に複雑にする問題があっ
た。
案内部材の設置を不要にするには、サーマルヘッドを
常にプラテンに近接させれば良いが、カードがサーマル
ヘッドに往復2回接触するため、その機械的寿命に影響
を与える。
[解決しようとする技術課題] この発明の解決しようとする課題は、搬送されるカー
ドが保護カバーと基板の間の隙間に侵入して停止される
ことを確実に防止するには、どのように構成すれば良い
かにある。また、サーマルヘッドを通常時はプラテンか
ら離間して摩耗率を軽減する場合に、案内部材をとくに
設けなくともカードを確実に搬送できるようにするため
には、どのように構成すれば良いかにある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するため、この発明に係る感熱印刷
装置では、 読取り部を通過したカードを、サーマルヘッドを迂回
して印刷前の位置に至る搬送路を形成し、印刷するため
のカードをサーマルヘッドに対して常に順方向に移動さ
せるようにしたこと、 また、カードがサーマルヘッドとプラテンとの間の所
定位置に到達するまで、サーマルヘッドをプラテンから
離間しておき、所定位置まで到達したときプラテンに近
接すること、を特徴とする。
すなわち、第一発明による印刷装置は、 (イ) 搬送手段と、ウィングと、第一カード検知器
と、第二カード検知器と、サーマルヘッドと、プラテン
と、ソレノイドと、制御装置とを有すること、 (ロ) 前記搬送手段は、他の搬送手段による往復搬送
路の後端部に入口と出口を接続されたループ状の搬送路
を形成し、かつ、前記前方の搬送路の後端部から送出さ
れるカードをそのループ状の搬送路の入口から出口の方
向に一方向に搬送させるものであること、 (ハ) 前記第一カード検知器は、前記往復搬送路に、
前記プラテンからカードの長さとほぼ等しい距離を隔て
た位置において設けられ、前記第二カード検知器は、前
記ループ状の搬送路の途中の前記プラテンよりカードの
印字範囲始端からカードの後端部までの距離と等しい距
離だけ前方に隔てた位置に設けられること、 (ニ) 前記ウィングは、ばねで付勢されて、前記往復
の搬送路の後端部から送出されるカードを前記ループ状
の搬送路の入口側に導くものであること、 (ホ) 前記プラテン、サーマルヘッド及びソレノイド
は、前記ループ状の搬送路の前記第二カード検知器から
出口間での間に配置されること、 (ヘ) 前記サーマルヘッドは、前記搬送手段のカード
搬送面に関して前記プラテンの反対側に、前記ソレノイ
ドにより前記プラテンに対して接触自在に離間した状態
で備えられ、 (ト) 前記プラテンは、前記搬送手段と同期して回転
されるものであること、 (チ) 前記制御装置は、第一カード検知器のONにより
前記搬送手段を正転させ、第二カード検知器のONに引続
くOFFにより前記ソレノイドを励磁させ、かつ、プリン
ト動作を開始させ、前記第一カード検知器のONにより前
記ソレノイドを消磁させ、かつ、前記搬送手段の正転を
停止するものであること、を特徴とする。
(2) (イ) 搬送手段と、第一ウィングと、第二ウィング
と、第一カード検知器と、第二カード検知器と、サーマ
ルヘッドと、プラテンと、ソレノイドと、制御装置とを
有すること、 (ロ) 前記搬送手段は、他の搬送手段による往復搬送
路の後端部に入口を接続され、それぞれカードの長さ以
上の搬送長さを有して、第1搬送路と、その第1搬送路
の後端部に前端部を接続された第2搬送路と、前端部を
前記第2搬送路の前端部に、出口を前記往復搬送路の後
端部にそれぞれ接続された第3搬送路とに形成され、一
枚のカードを前記往復搬送路から前記第1搬送路を経て
第2搬送路まで、及び第2搬送路から前記第3搬送路を
経て前記往復搬送路の後端部まで搬送されるものである
こと、 (ハ) 前記第一ウィングは、前記第1搬送路入口と第
3搬送路の出口の間に設けられ、ばねで所定方向に付勢
されて、往復搬送路から送出されるカードを前記第1搬
送路方向に導くものであること、 (ニ) 前記第二ウィングは、前記第1搬送路の後端部
と前記第3搬送路の前端部との間に設けられ、ばねで所
定方向に付勢されて、前記第2搬送路から送出されるカ
ードを第3搬送路方向に導くものであること、 (ホ) 前記第一カード検知器は、前記往復搬送路の後
端部に、前記プラテンからカードの長さとほぼ等しい距
離を隔てた位置において設けられ、前記第二カード検知
器は、前記第2搬送路に、前記プラテンよりカードの印
字範囲の始端からカードの後端部まで長さと等しい距離
だけ前方に隔てた位置に設けられること、 (ヘ) 前記サーマルヘッド、プラテン及びソレノイド
は、前記第3搬送路の途中に配置され、かつ、前記サー
マルヘッドは前記搬送手段のカード搬送面に関して前記
プラテンの反対側に、前記ソレノイドにより前記プラテ
ンに対して接触自在に離間した状態で備えられること、 (ト) 前記プラテンは、前記搬送手段と同期して回転
されるものであること、 (チ) 前記制御装置は、第一カード検知器のONにより
前記搬送手段を正転させ、第二カード検知器のONに引続
くOFFにより、前記搬送手段を逆転させるとともに、そ
の第二カード検知器のONに引続くOFFにより前記ソレノ
イドを励磁させ、かつ、プリント動作を開始させ、前記
第一カード検知器のONにより前記ソレノイドを消磁さ
せ、かつ、前記搬送手段の逆転を停止するものであるこ
と、 を特徴とする。
[作用] 第一発明の作用 前方の往復搬送路の内方に搬送されるカードが第一カ
ード検知器をONすると、搬送手段が駆動されるため、カ
ードはウィングの一側面を通って迂回路を搬送され、第
二カード検知器をONする。そして、その第二カード検知
器が再びOFFしたとき、カードの印刷範囲の先端部はサ
ーマルヘッドとプラテンの間に位置し、かつ、第二カー
ド検知器からの信号に基いて制御装置がソレノイドを励
磁させるため、サーマルヘッドがプラテンに近接され
る。
従って、カードはサーマルヘッドと回転するプラテン
の間を円滑に進行する。また、サーマルヘッドがカード
を案内するから案内部材を兼ねる。印刷部を通過したカ
ードは腰の強さでウィングを移動させ、その他側面を通
って往復搬送路の方向に進行する。第一カード検知器の
ONに基いてソレノイドが消磁され、サーマルヘッドがプ
ラテンから離間され、かつ、搬送手段は停止される。
第二発明の作用 往復搬送路を内方に搬送されるカードが第一カード検
知器をONすると、搬送手段が駆動されるため、カードは
第一ウィングにより第1搬送路の入口から、第1搬送路
を通って第2搬送路まで搬送される。
第2搬送路まで搬送されたカードは第二カード検知器
をONする。そして、その第二カード検知器のONに続くOF
Fに基いて搬送手段が逆転される。これに従い、カード
は第二ウィングにより第3搬送路方向に搬送される。第
二カード検知器がONし、かつ、引続いてOFFしたとき、
カードの印刷範囲の先端部はサーマルヘッドとプラテン
の間に位置し、かつ、第二カード検知器からのOFF信号
に基いて制御装置がソレノイドを励磁させるため、サー
マルヘッドがプラテンに近接される。従って、カードは
サーマルヘッドと回転するプラテンの間を円滑に進行す
る。また、サーマルヘッドがカードを案内するから案内
部材を兼ねる。印刷部を通過したカードは腰の強さでウ
ィングを移動させ、その他側面を通って前記往復搬送路
方向に進行する。第一カード検知器のONに基いてソレノ
イドが消磁され、サーマルヘッドがプラテンから離間さ
れ、かつ、搬送手段は停止される。
[実施例] 次に、第一発明の実施例を第1図と第2図に基いて説
明する。
第1図は、この発明に係る感熱印刷装置を用いるカー
ド処理装置の一例を示す。
このカード処理装置は、カードを読取り・書込み部に
対して往復搬送する第一搬送装置Aと、読取り・書込み
部を通過させたカードを印刷部に対して順方向の一方向
通行で搬送する第二搬送装置Bとを有する。
第一搬送装置Aは、正転・逆転可能なモータ3と、図
示を省略した伝動ベルト、プーリ、そのプーリに巻回し
た搬送ベルト、搬送ベルトに当接した搬送ローラなどで
構成された、カードを搬送するための既知のものであ
り、排出口を兼ねる挿入口1にカードCを挿入すると、
カード検知器2の出力する検知信号を後述される制御装
置が入力して、モータ3を正転し、挿入されたカードC
を往復搬送路4の後端部方向、すなわち、第1図におい
て左方向に搬送し、また、往復搬送路4の後端部に設け
たカード検知器7が一度カードの通過を検知した後、再
びカードを検知した時の出力信号に基いて、制御装置が
モータ3を逆転して、搬送路4の後端部に搬入されたカ
ードを挿入口1まで搬送するものである。
往復搬送路4の途中には、カードからデータを読取
り、かつ、カードにデータを書込む磁気ヘッド61,62を
有する読取り・書込み部6が設けてある。5は読取りタ
イミングを取るためのカード検知器であり、カード検知
器7は書込みタイミングを取るために併用される。
往復搬送路4の後端部にカード検知器7が設けてあ
り、かつ、搬送路4の後端部に第二搬送装置による搬送
路9が連続している。
第二搬送装置Bは、一方向にのみ回転するモータ8
と、図示を省略した伝動ベルト、プーリ、そのプーリに
巻回した搬送ベルト、搬送ベルトに当接した搬送ローラ
などのカードを搬送するための既知の部材で構成されて
いるが、搬送路9はループ状に形成されている点におい
て、従来のカード処理装置における搬送装置と異なる。
そして、ループ状搬送路9の途中にカード検知器10が設
けられ、このカード検知器10と搬送路9の出口との間
に、プラテン11及びサーマルヘッド12が、後述のような
所定距離関係をもって配置されている。
また、ループ状搬送路9の入口と出口は、前記第一搬
送装置の搬送路4の後端部に接続されており、その入口
と出口の間にウィング13が設けられている。このウィン
グ13は、楔状をなし、基端部付近で支軸14により回転自
在に支持され、かつ、ばね15により所定方向に付勢され
て、常時は搬送路9の出口を遮断し、往復搬送路4の後
端部を搬送路9の入口側に連通させる状態で保持されて
いる。
カード検知器10からプラテン11までの距離は、カード
Cの印刷範囲の先端からカードの後端部までの距離と等
しく設定され、また、プラテン11からカード検知器7ま
での距離は、カードCの長さとほぼ等しく設定されてい
る。
プラテン11は、図示されていない伝動ベルトによりモ
ータ8に連結されていて、第二搬送装置Bと同期回転さ
れる。
サーマルヘッド12は、一つの基板に回路部分と発熱部
分を有し、回路部分に保護カバーを取付けた、第5図に
示されたものと同様のものであり、搬送路9のカード搬
送面に関してプラテン11と反対側に備えられて、発熱部
分と反対側において軸16により回転自在に支持され、か
つ、図示されていないばねにより、常時は第1図に実線
で示すようにプラテン11から離間された位置に保持され
る。サーマルヘッド12は、また、ソレノイド18のプラン
ジャ19に連結されており、ソレノイドが励磁されると、
第1図に点線で示すようにプラテンに近接されるように
なっている。
上記第一搬送装置A、第二搬送装置B、読取り・書込
み部6、印刷機構を構成するサーマルヘッド12及びソレ
ノイド17は、第2図に例示するような制御装置Dにより
制御駆動される。
制御装置Dは、入力インターフェース19、出力インタ
ーフェース20、CPU21、ROM22及びRAM23を有する。
入力インターフェース19には、上記カード検知器2,5,
7,10及び読取りヘッド61が接続され、出力インターフェ
ース20にはモータ3,8、サーマルヘッド12、ソレノイド1
7及び書込みヘッド62が接続されている。ROM22は、この
カード処理装置が所定の機能を実現するために必要なプ
ログラムを格納し、RAM23はカードCより読取ったデー
タを一時記憶する。
上記構成による動作の一例を説明すると、カードCを
挿入口1に挿入すると、カード検知器2の検知出力が制
御装置DのCPU21に与えられることにより、制御装置D
は第一搬送装置のモータ3を正転するため、カードが往
復搬送路4を内方に搬送され、カード検知器5がそのカ
ード先端を検知してその検知出力が制御装置に与えられ
ると、制御装置は読取りヘッド61からのデータを取り込
んで、判定・論理演算・編集などの周知のデータ処理を
行う。
一方、搬送路4を搬送されるカードCがカード検知器
7に検知されると、その検知出力を入力した制御装置D
は、第二搬送装置Bのモータ8を回転させる。これによ
り、搬送路4の後端部に搬送されてきたカードCは、続
いて第二搬送装置Bにより搬送される。
カードCは、搬送路9の入口と出口の間に設けたウィ
ング13により、その一側面を通ってサーマルヘッドを迂
回する側に案内進行され、カード検知器10の間を通っ
て、さらにプラテン11とサーマルヘッド12の間の方向に
進む。
この時点では、サーマルヘッド12がプラテン11から離
間されている。従って、カードは円滑にプラテンとサー
マルヘッドの間を進行する。そして、カード検知器10が
カードの後端部の通過を検知すると、そのカード検知器
のOFF信号の入力に基いて、制御装置Dはソレノイド18
を励磁させる。カード検知器がカードの通過を検知した
ときは、そのカードの印刷範囲の先端部がプラテン11の
カード搬送面との接触線上に到達している。
従って、印刷範囲の先端がプラテン11に対応した時点
にサーマルヘッド12がプラテン方向に押圧されて、カー
ドCに接触する。
読取り・書込み部6によりカードから読取ったデータ
に対する判定・演算・編集などのデータ処理が未終了の
場合は、カードへの印刷準備が完了していないので、カ
ードを上記のようにプラテン11とサーマルヘッド12との
間に挾持した状態で、第二搬送装置Bを一時停止して、
データ処理終了まで待機する。データ処理を終了した場
合は、制御装置は第二搬送装置を再び駆動してカードを
搬送すると同時に、サーマルヘッドに印刷データを与え
て、カードに所定の印刷内容を印刷する。
これに対して、カード検知器10によるカード通過検知
時までに印刷準備が完了している場合は、第二搬送装置
Bにそのままカード搬送を継続させ、かつ、印刷動作を
行わせる。
そして、サーマルヘッド12とプラテン11の間を進行し
たカードの先端部は、ウィング13をカードの腰の強さ
で、ばね15に抗して回動させ、ウィングの他側面を通っ
て搬送路9の出口に至る。
そのカードの先端部がカード検知器7を再びONするこ
とにより、制御装置Dはカードの後端部がプラテン11と
サーマルヘッド12の間を通過したものと判定して、ソレ
ノイド17を消磁させるため、サーマルヘッド12がばねな
どにより当初位置に復帰される。
また、制御装置は、カード検知器7のONにより第二搬
送装置のモータ8の回転を停止させる。さらに、カード
検知器7のONに基いて第一搬送装置Aのモータ3を逆転
させ、かつ、読取り・書込み部6の書込みヘッド62によ
りカードに対して磁気エンコードを行い、挿入口3に返
却する。
返却されたカードによりカード検知器2がONして、検
知出力を制御装置が入力したことにより、第一搬送装置
のモータ3の逆転を停止する。
上記のように、この実施例では、カードがループ状の
搬送路を搬送されて、サーマルヘッド12を迂回してその
サーマルヘッドの印刷位置前方まで搬送され、サーマル
ヘッドに対しては順方向に、すなわち、サーマルヘッド
の保護カバー先端と基板との間の間隙に対して順方向
に、搬送されるから、搬送されるカードの先端が間隙に
進入して搬送を停止されることはない。
また、サーマルヘッドはカードの所定位置がプラテン
11に対応するまでプラテンから離間されており、印刷準
備完了時点にサーマルヘッドがプラテンに押圧されるか
ら、カードの進入が円滑に行われ、サーマルヘッドの機
械的寿命も伸長する。さらに、搬送装置はカードを一方
向にのみ搬送するから、安価なモータを用いることがで
き、制御も簡単である。
第3図は、この発明の他の実施例を示す。この実施例
では、第一搬送装置Aが先の実施例における第一搬送装
置Aと同一のものであるが、第二搬送装置Bは、正転・
逆転可能なモータ8を用い、かつ、第1搬送路9a、第2
搬送路9b及び第3搬送路9cの三つの搬送路を有し、第1
搬送路9aの一端部と第3搬送路9cの一端部とはその間に
第一ウィング13aを介在させて搬送路4の後端部に接続
し、第1搬送路9aの他端部と第3搬送路の他端部とはそ
の間に第二ウィング13bを介在させて第2搬送路9bの一
端部に接続してあり、第一ウィング13aはばね15aで所定
方向に付勢されて常時は搬送路4の後端部を第1搬送路
9a側に連通させており、また、第二ウィング13bは同様
にばね15bで所定方向に付勢されて常時は第1搬送路9a
を第2搬送路9b側に連通させている。
そして、カード検知器10は、第2搬送路9bに設置され
ている。
カード検知器10からプラテン11までの距離とプラテン
11からカード検知器7までの距離が、それぞれカードの
印刷範囲の先端からカード後端部までの距離とカードの
長さに等しく正転されている点、及び、サーマルヘッド
12、ソレノイド17を有する印刷機構の構成及び動作も先
の実施例と同一である。
続いて、上記構成による動作を説明すると、挿入口1
に挿入されたカードCが第一搬送装置Aにより読取り・
書込み部6を通過してカード検知器7をONさせると、制
御装置がモータ8を正転させるため、カードは搬送路4
の後端部から前進されて第一ウィング13aにより第1搬
送路9a方向に案内される。そして、第1搬送路を通過す
るカードは第二ウィング13bをカードの腰の強さでばね1
5bに打ち勝って押しよけて第2搬送路9b内に搬送され
る。
カード検知器10の出力状態の変化によりそのカードの
通過を検知したことに基いて、モータ8を逆転する。す
なわち、カード検知器10がONからOFFに変わった時点で
モータ8を逆転する。これにより、第2搬送路まで前進
されたカードは、逆方向に搬送される。
そして、第2搬送路9bから出るカードは、第二ウィン
グ13bが今はばね15bにより付勢されて第2搬送路9bを第
3搬送路9c側に連通させているから、第3搬送路内に進
行する。カードの後端部がカード検知器10を通過する
と、ソレノイド17が励磁されてサーマルヘッド12がプラ
テン11方向に移動される。従って、カードの前端部がプ
ラテンとサーマルヘッドとの間に挾まれる。
カードに対する印刷終了後は、カードは第一ウィング
13aをカードの腰の強さで押しよけて第3搬送路9cの出
口から第一搬送装置の搬送路4の後端部方向に搬送され
る。カード検知器7が再びONされたことにより、制御装
置Dは第二搬送装置Bのモータ8の逆転を停止し、ま
た、第一搬送装置のモータ3が逆転されるので、カード
は読取り・書込み部6でエンコードされた後、挿入口1
に返却される。
第4図は、上記第二の実施例の第二搬送装置の各搬送
路9a〜9cの具体的構成例を示す。24、25は搬送ベルトで
あり、それぞれプーリ261〜264,271〜273で支持され、
搬送ベルト24と搬送ローラ281,282により第1搬送路9a
が形成され、搬送ベルト24と25の接触する部分で第2搬
送路9bが形成され、また、搬送ベルト25の一部と、プラ
テンローラ11と、搬送ローラ283,281とで第3搬送路9c
が形成されている。29は補助ガイドである。
この実施例では、上記のようにカードの進行方向切替
えのために第3搬送路9cを有しているので、この第3搬
送路をカードのデータ処理終了までの間保留する保留位
置として使用することができ、また、第4図に矢印Eで
示すように、第3搬送路9cの他端部側よりカードを一枚
ずつ繰出し発行するカード発行装置を接続することによ
り、挿入口1より挿入されるカードばかりでなく、新た
に発行するカードを第3搬送路9cの他端部から搬入し
て、そのカードに対しても印刷して、挿入口1から出す
ことも可能である。
[この発明の効果] 上述のように、この発明によるカード処理装置におけ
る感熱印刷装置では、カードを印刷位置前方まで迂回路
を経て搬送し、サーマルヘッドに対しては保護カバーに
関して順方向の一方通行で搬送するので、カードがサー
マルヘッドの基板と保護カバーとの間の間隙に進入して
搬送を停止されるトラブルの発生が防止される。
また、サーマルヘッドを印刷するときだけプラテン方
向に近接してプラテンとの間にカードを挾み込むように
したから、カードの搬送が円滑であり、かつ、サーマル
ヘッドのカードに対する接触回数は従来の二分の一以下
に減るので、サーマルヘッドの機械的寿命が伸長する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第一実施例の概略構成図、第2図は
制御装置のブロック構成図、第3図は第二実施例の概略
構成図、第4図は第二実施例の第二搬送装置の具体的構
成例を示す側面図である。 第5図はサーマルヘッドの構成及びプラテンとの位置関
係を示す側面図である。 A……第一搬送装置、3……モータ、4……往復搬送
路、 B……第二搬送装置、6……読取り・書込み部、7……
第一カード検知器、8……モータ、9……搬送路、9a…
…第1搬送路、9b……第2搬送路、9c……第3搬送路、
10……第二カード検知器、11……プラテンローラ、12…
…サーマルヘッド、13……ウィング、13a……第一ウィ
ング、13b……第二ウィング、15,15a,15b……ばね、17
……ソレノイド、C……カード、D……制御装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ) 搬送手段と、ウィングと、第一カ
    ード検知器と、第二カード検知器と、サーマルヘッド
    と、プラテンと、ソレノイドと、制御装置とを有し、 (ロ) 前記搬送手段は、他の搬送手段による往復搬送
    路の後端部に入口と出口を接続されたループ状の搬送路
    を形成し、かつ、前記往復搬送路の後端部から送出され
    るカードをそのループの状搬送路の入口から出口の方向
    に一方向に搬送させるものであり、 (ハ) 前記第一カード検知器は、前記往復搬送路に、
    前記プラテンからカードの長さとほぼ等しい距離を隔て
    た位置において設けられ、前記第二カード検知器は、前
    記ループ状の搬送路の途中の前記プラテンよりカードの
    印字範囲始端からカードの後端部までの距離と等しい距
    離だけ前方に隔てた位置に設けられ、 (ニ) 前記ウィングは、ばねで付勢されて、前記前方
    の搬送路の後端部から送出されるカードを前記ループ状
    の搬送路の入口側に導くものであり、 (ホ) 前記プラテン、サーマルヘッド及びソレノイド
    は、前記ループ状の搬送路の前記第二カード検知器から
    出口間での間に配置され、 (ヘ) 前記サーマルヘッドは、前記搬送手段のカード
    搬送面に関して前記プラテンの反対側に、前記ソレノイ
    ドにより前記プラテンに対して接触自在に離間した状態
    で備えられ、 (ト) 前記プラテンは、前記搬送手段と同期して回転
    されるものであり、 (チ) 前記制御装置は、第一カード検知器のONにより
    前記搬送手段を正転させ、第二カード検知器のONに引続
    くOFFにより前記ソレノイドを励磁させ、かつ、プリン
    ト動作を開始させ、前記第一カード検知器のONにより前
    記ソレノイドを消磁させ、かつ、前記搬送手段の正転を
    停止するものである、 カード処理装置における感熱印刷装置。
  2. 【請求項2】(イ) 搬送手段と、第一ウィングと、第
    二ウィングと、第一カード検知器と、第二カード検知器
    と、サーマルヘッドと、プラテンと、ソレノイドと、制
    御装置とを有し、 (ロ) 前記搬送手段は、他の搬送手段による往復搬送
    路の後端部に入口を接続され、それぞれカードの長さ以
    上の搬送長さを有して、第1搬送路と、その第1搬送路
    の後端部に前端部を接続された第2搬送路と、前端部を
    前記第2搬送路の前端部に、出口を前記往復搬送路の後
    端部にそれぞれ接続された第3搬送路とに形成され、一
    枚のカードを前記往復搬送路から前記第1搬送路を経て
    第2搬送路まで、及び第2搬送路から前記第3搬送路を
    経て前記往復搬送路の後端部まで搬送されるものであ
    り、 (ハ) 前記第一ウィングは、前記第1搬送路入口と第
    3搬送路の出口の間に設けられ、ばねで所定方向に付勢
    されて、往復搬送路から送出されるカードを前記第1搬
    送路方向に導くものであり、 (ニ) 前記第二ウィングは、前記第1搬送路の後端部
    と前記第3搬送路の前端部との間に設けられ、ばねで所
    定方向に付勢されて、前記第2搬送路から送出されるカ
    ードを第3搬送路方向に導くものであり、 (ホ) 前記第一カード検知器は、前記往復搬送路の後
    端部に、前記プラテンからカードの長さとほぼ等しい距
    離を隔てた位置において設けられ、前記第二カード検知
    器は、前記第2搬送路に、前記プラテンよりカードの印
    字範囲の始端からカードの後端部まで長さと等しい距離
    だけ前方に隔てた位置に設けられ、 (ヘ) 前記サーマルヘッド、プラテン及びソレノイド
    は、前記第3搬送路の途中に配置され、かつ、前記サー
    マルヘッドは前記搬送手段のカード搬送面に関して前記
    プラテンの反対側に、前記ソレノイドにより前記プラテ
    ンに対して接触自在に離間した状態で備えられ、 (ト) 前記プラテンは、前記搬送手段と同期して回転
    されるものであり、 (チ) 前記制御装置は、第一カード検知器のONにより
    前記搬送手段を正転させ、第二カード検知器のONに引続
    くOFFにより、前記搬送手段を逆転させるとともに、そ
    の第二カード検知器のONに引続くOFFにより前記ソレノ
    イドを励磁させ、かつ、プリント動作を開始させ、前記
    第一カード検知器のONにより前記ソレノイドを消磁さ
    せ、かつ、前記搬送手段の逆転を停止するものである、 カード処理装置における感熱印刷装置。
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