JP2741710B2 - メモリ書込み制御方法およびその装置 - Google Patents

メモリ書込み制御方法およびその装置

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JP2741710B2
JP2741710B2 JP1073096A JP7309689A JP2741710B2 JP 2741710 B2 JP2741710 B2 JP 2741710B2 JP 1073096 A JP1073096 A JP 1073096A JP 7309689 A JP7309689 A JP 7309689A JP 2741710 B2 JP2741710 B2 JP 2741710B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はメモリ書込み制御方法およびその装置に関
し、さらに詳細にいえば、画像メモリを表示専用メモリ
と描画専用メモリとに分割しておいて、描画メモリに対
する描画速度を高速化する新規な方法および装置に関す
る。
〈従来の技術、および発明が解決しようとする課題〉 グラフィックス表示装置においては少なくとも1画面
分の画像データを保持しておくための画像メモリが必要
であり、一般的には、表示中に次の画像データを書替え
ることができるようにデュアル・プレーン構成が採用さ
れているのであるから、著しく多数のメモリ・デバイ
ス、通常はダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ
(以下、DRAMと略称する)で画像メモリを構成しなけれ
ばならない。例えば、1画面が1280×1024画素であり、
DRAMの容量が256Kビットであれば、1プレーン当り5個
のDRAMが必要であり、1670万色の表示を行なおうとすれ
ば24プレーンが必要になるのであるから、ワーキング・
プレーンを考慮しなくても120個のDRAMが必要になる。
また、画像メモリの1プレーンが2K×1Kになれば、1プ
レーン当り8個のDRAMが、全体で192個のDRAMが必要に
なる。勿論、デュアル・プレーン構成であれば全体とし
て必要なDRAMの個数が2倍になる。
したがって、基板全体に占めるDRAMの実装面積の割合
が大きくなり、グラフィックス表示装置が全体として大
型化してしまう。
最近では、DRAMの集積度が向上し、1MビットのDRAMが
提供されるようになってきており、1MビットのDRAMを使
用すれば、全体として必要なDRAMの個数をほぼ1/4に減
少させることができる。しかし、1回にアクセスできる
ビット数は256KビットのDRAMも1MビットのDRAMも共に4
ビットであるから、DRAMの個数が減少すれば、画像メモ
リ全体としてみた場合において1回に書込み可能なビッ
ト数が1/4に減少してしまい、256KビットのDRAMで画像
メモリを構成した場合にはデータ生成速度が例えば50ns
ecのDDAを殆ど休止させることなく動作させることがで
きていたのに対して、1MビットのDRAMが画像メモリを構
成した場合にはDDAを休止させなければならない時間が
かなり長くなるので、グラフィックス表示装置において
最も重要視される表示速度が著しく低下してしまうとい
う問題がある。また、同一スキャン・ライン上の多数の
画素を高速にアクセスするための高速ページ・モード、
ページ・モード、スタティック・コラム・モード等の高
速アクセスが提案されているが、直線補間演算器により
連続的に生成される画素がスキャン・ライン方向に連続
しているという保証が全くなく、一般的にはある程度の
傾きを持っているのであるから、上記高速アクセスの利
点を十分には発揮させることができず、この結果、表示
速度の低下を殆ど補うことができない。このため、基板
全体に占めるDRAMの実装面積の割合が大きくなっても、
256KビットのDRAMを用いて画像メモリを構成している。
3次元グラフィックス表示装置において必須とされる
奥行きバッファ(以下、Zバッファと略称する)、断面
表示を行なわせる場合に必須とされるセクショニング・
バッファにおいても、同様に256KビットのDRAMを用いて
いる。尚、ここで断面表示とは、任意の3次元の境界面
により切断された3次元図形の内部状態を表示する方法
であり、3次元図形の切断に用いる境界面の奥行き値を
一般的にセクショニング値と称し、その境界面の奥行き
値を格納するためのメモリを一般的にセクショニング・
バッファと称している。
〈発明の目的〉 この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであ
り、内容を表示専用のフレーム・メモリに供給するため
の表示機能を有していないDRAMから構成される描画メモ
リを大容量のメモリ・デバイスで構成した場合にも十分
な書込み速度を達成することができるメモリ書込み制御
方法およびその装置を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための、この発明のメモリ書込
み制御方法は、表示機能を有していないDRAMから構成さ
れる描画メモリをm×n(m,nは自然数)の大きさの矩
形小領域に分割し、矩形小領域に対して直線補間演算器
から出力されるDRAMのアクセスアドレスのうち、互いに
異なる方向のアドレスの上位ビットから構成される同一
のロー・アドレスを割当てておいて、割当てられたロー
・アドレスおよび上記互いに異なる方向のアドレスの残
余のビットから構成されるコラム・アドレスに基づいて
矩形小領域内に対する高速アクセスを行なう方法であ
る。
上記の目的を達成するための、この発明のメモリ書込
み制御装置は、表示機能を有していないDRAMから構成さ
れる描画メモリを直線補間演算器から出力されるDRAMの
アクセスアドレスのうち、互いに異なる方向のアドレス
の上位ビットから構成される同一のロー・アドレスが割
当てられたm×n(m,nは自然数)の大きさの矩形小領
域に分割してあり、矩形小領域を指示するためのロー・
アドレスおよび矩形小領域内の各画素を指示するための
上記互いに異なる方向の残余のビットから構成されるコ
ラム・アドレスを生成して矩形小領域内に対する高速ア
クセスを行なう制御手段を有している。
但し、表示機能を有していないDRAMから構成される描
画メモリが複数個のメモリ・デバイスで構成されている
とともに、複数個のメモリ・デバイスで描画メモリの1
プレーンが構成されており、1プレーンを構成するメモ
リ・デバイスの数と等しい個数の書込み用ダブル・バッ
ファ・メモリを有しているとともに、複数個の直線補間
演算器を有しており、制御手段が、アクセスアドレスの
下位ビットに基づいてメモリ・デバイス選択信号を生成
するとともに、アクセスアドレスの残余のビットに基づ
いてロー・アドレスおよびコラム・アドレスを生成する
ものであることが好ましい。
他の発明のメモリ書込み制御方法は、内容を表示専用
のフレーム・メモリに供給するためのメモリ領域および
隠面処理のためのメモリ領域を有し、かつ表示機能を有
していないDRAMから構成される描画メモリを設けておい
て、このメモリをm×n(m,nは自然数)の矩形小領域
に分割するとともに、対応する画素の両メモリ領域を割
当て、矩形小領域に対して直線補間演算器から出力され
るDRAMのアクセスアドレスのうち、互いに異なる方向の
アドレスの上位ビットから構成される同一のロー・アド
レスを割当てておいて、割当てられたロー・アドレスお
よび上記互いに異なる方向のアドレスの残余のビットか
ら構成されるコラム・アドレスに基づいて矩形小領域内
に対する高速アクセスを行なう方法である。
他の発明のメモリ書込み制御装置は、内容を表示専用
のフレーム・メモリに供給するためのメモリ領域および
隠面処理のためのメモリ領域を有し、かつ表示機能を有
していないDRAMから構成される描画メモリが直線補間演
算器から出力されるDRAMのアクセスアドレスのうち、互
いに異なる方向のアドレスの上位ビットから構成される
同一のロー・アドレスが割当てられたm×n(m,nは自
然数)の大きさの矩形小領域に分割されてあり、矩形小
領域を指示するためのロー・アドレスおよび矩形小領域
内の各画素を指示するための上記互いに異なる方向の残
余のビットから構成されるコラム・アドレスを生成して
矩形小領域内に対する高速アクセスを行なう制御手段を
有している。
但し、表示機能を有していないDRAMから構成される描
画メモリが複数個のメモリ・デバイスで構成されている
とともに、複数個のメモリ・デバイスで描画メモリの1
プレーンが構成されており、1プレーンを構成するメモ
リ・デバイスの数と等しい個数の書込み用ダブル・バッ
ファ・メモリを有しているとともに、制御手段が、アク
セスアドレスの下位ビットに基づいてメモリ・デバイス
選択信号を生成するとともに、アクセスアドレスの残余
のビットに基づいてロー・アドレスおよび下位ビットが
メモリ領域選択信号として割当てられたコラム・アドレ
スを生成するものであることが好ましい。
さらに他の発明のメモリ書込み制御方法は、内容を表
示専用のフレーム・メモリに供給するためのメモリ領域
および隠面処理のためのメモリ領域を有し、かつ表示機
能を有していないDRAMから構成される描画専用メモリを
設けておくとともに、セクショニング値の1/2の桁分の
ビットを格納するバッファ領域および残余の1/2の桁分
のビットを格納するバッファ領域を有し、かつ描画専用
メモリの1/2の容量のセクショニング・バッファを設け
ておいて、描画専用メモリおよびセクショニング・バッ
ファをそれぞれm×n(m,nは自然数)の矩形小領域に
分割するとともに、描画専用メモリの矩形小領域に対応
する画素の両メモリ領域を割当て、セクショニング・バ
ッファの矩形小領域に対応する画素の両バッファ領域を
割当て、矩形小領域に対して直線補間演算器から出力さ
れるDRAMのアクセスアドレスのうち、互いに異なる方向
のアドレスの上位ビットから構成される同一のロー・ア
ドレスを割当てておいて、割当てられたロー・アドレス
および上記互いに異なる方向のアドレスの残余のビット
から構成されるコラム・アドレスに基づいて描画専用メ
モリおよびセクショニング・バッファの矩形小領域内に
対する高速アクセスを並行して行なう方法である。
さらに他の発明のメモリ書込み制御装置は、内容を表
示専用のフレーム・メモリに供給するためのメモリ領域
および隠面処理のためのメモリ領域を有し、かつ表示機
能を有していないDRAMから構成される描画専用メモリ
と、セクショニング値を上位ビットと下位ビット或は偶
数桁ビットと奇数桁ビット等ビットを1/2に区画して格
納するセクショニング・バッファとが直線補間演算器か
ら出力されるDRAMのアクセスアドレスのうち、互いに異
なる方向のアドレスの上位ビットから構成される同一の
ロー・アドレスが割当てられたm×n(m,nは自然数)
の大きさの矩形小領域に分割されてあり、矩形小領域を
指示するためのロー・アドレスおよび矩形小領域内の各
画素を指示するための上記互いに異なる方向の残余のビ
ットから構成されるコラム・アドレスを生成して矩形小
領域に対する高速アクセスを行なう描画専用メモリ用制
御手段およびセクショニング・バッファ用制御手段を有
している。
但し、描画専用メモリおよびセクショニング・バッフ
ァがそれぞれ複数個のメモリ・デバイスで構成されてい
るとともに、複数個のメモリ・デバイスで表示専用メモ
リの1プレーンおよびセクショニング・バッファの1プ
レーンが構成されており、1プレーンを構成するメモリ
・デバイスの数と等しい個数の書込み用ダブル・バッフ
ァ・メモリを有しているとともに、複数個の直線補間演
算器を有しており、描画専用メモリ用制御手段が、アク
セスアドレスの下位ビットに基づいてメモリ・デバイス
選択信号を生成するとともに、アクセスアドレスの残余
のビットに基づいてロー・アドレスおよび下位ビットが
メモリ領域選択信号として割当てられたコラム・アドレ
スを生成するものであり、セクショニング・バッファ用
制御手段が、アクセスアドレスの下位ビットに基づいて
メモリ・デバイス選択信号を生成するとともに、アクセ
スアドレスの残余のビットに基づいてロー・アドレスお
よび下位ビットがビット選択信号として割当てられたコ
ラム・アドレスを生成するものであることが好ましい。
〈作用〉 第1の発明のメモリ書込み制御方法であれば、表示機
能を有していないDRAMから構成される描画メモリをm×
n(m,nは自然数)の大きさの矩形小領域に分割し、矩
形小領域に対して直線補間演算器から出力されるDRAMの
アクセスアドレスのうち、互いに異なる方向のアドレス
の上位ビットから構成される同一のロー・アドレスを割
当てておいて、割当てられたロー・アドレスおよび上記
互いに異なる方向のアドレスの残余のビットから構成さ
れるコラム・アドレスに基づいて矩形小領域内に対する
高速アクセスを行なうので、従来公知の画像メモリのよ
うに表示のためのデータ転送による描画処理の中断がな
く、しかも同一ロー・アドレスが割当てられた矩形小領
域内に対して高速ページ・モード、ページ・モード、ス
タティック・コラム・モード等による高速アクセスを行
なうことができるので、描画すべき線分の傾きに拘らず
直線補間演算器を殆ど停止させることなく画素データの
書込みが行なわれる。
この結果、メモリ・デバイスの大容量化に拘らずメモ
リに対する1画面分のデータの書込みを直線補間演算器
の速度とほぼ等しい速度で行なうことができ、1画面分
のデータの書込みが完了した後は、表示専用のフレーム
・メモリに供給することにより可視的表示を行なうこと
ができる。
第2の発明のメモリ書込み制御装置であれば、表示機
能を有していないDRAMから構成される描画メモリが直線
補間演算器から出力されるDRAMのアクセスアドレスのう
ち、互いに異なる方向のアドレスの上位ビットから構成
される同一のロー・アドレスが割当てられたm×n(m,
nは自然数)の大きさの矩形小領域に分割されてあるの
で、制御手段により、矩形小領域を指示するためのロー
・アドレスおよび矩形小領域内の各画素を指示するため
の上記互いに異なる方向の残余のビットから構成される
コラム・アドレスを生成して矩形小領域内に対する高速
ページ・モード、ページ・モード、スタティック・コラ
ム・モード等による高速アクセスを行なうことができ
る。したがって、描画すべき線分の傾きに拘らず直線補
間演算器を殆ど停止させることなく画素データの書込み
が行なわれる。
この結果、メモリ・デバイスの大容量化に拘らずメモ
リに対する1画面分のデータの書込みを直線補間演算器
の速度とほぼ等しい速度で行なうことができ、1画面分
のデータの書込みが完了した後は、表示専用のフレーム
・メモリに供給することにより可視的表示を行なうこと
ができる。
第3の発明のメモリ書込み制御装置であれば、複数個
の直線補間演算器から出力される画素データを対応する
書込み用ダブル・バッファ・メモリに一時的に保持さ
せ、制御手段により生成されたメモリ・デバイス選択信
号により選択されたメモリ・デバイスに供給することが
できるので、高速アクセスのサイクル・タイムよりも著
しく短い動作時間の直線補間演算器を動作中断を伴なう
ことなく動作させ、著しく高速の描画メモリ書込みを達
成できる。
第4の発明のメモリ書込み制御方法であれば、表示機
能を有していないDRAMから構成される描画メモリをm×
n(m,nは自然数)の矩形小領域に分割するとともに、
各矩形小領域に対応する画素の、内容を表示専用のフレ
ーム・メモリに供給するためのメモリ領域および隠面処
理のためのメモリ領域を割当てておき、矩形小領域に対
して直線補間演算器から出力されるDRAMのアクセスアド
レスのうち、互いに異なる方向のアドレスの上位ビット
から構成される同一のロー・アドレスを割当てておい
て、割当てられたロー・アドレスおよび上記互いに異な
る方向のアドレスの残余のビットから構成されるコラム
・アドレスに基づいて矩形小領域内に対する高速アクセ
スを行なうので、従来公知の画像メモリのように表示の
ためのデータ転送による描画処理の中断がなく、しかも
同一ロー・アドレスが割当てられた矩形小領域内に対し
て高速ページ・モード、ページ・モード、スタティック
・コラム・モード等による高速アクセスを行なうことが
できるので、描画すべき線分の傾きに拘らず直線補間演
算器を殆ど停止させることなくデプス・バッファ・アル
ゴリズムに基づく隠線処理および線分データの書込みが
行なわれる。
この結果、メモリ・デバイスの大容量化に拘らずメモ
リに対する1画面分の隠面処理およびデータの書込み
は、バッファ2領域を1個のデバイス内にマップする結
果、全体としてのメモリ容量は代わらないが同時にアク
セスできるデバイス数が2倍になるので、1つのメモリ
・デバイスのアクセス時間がぼぼ2倍になっても、直線
補間演算器の速度とほぼ等しい速度で行なうことができ
る。そして、1画面分のデータの書込みが完了した後
は、表示専用のフレーム・メモリに供給することにより
3次元図形の可視的表示を行なうことができる。
第5の発明のメモリ書込み制御装置であれば、内容を
表示専用のフレーム・メモリに供給するためのメモリ領
域および隠面処理のためのメモリ領域を有し、かつ表示
機能を有していないDRAMから構成される描画メモリが直
線補間演算器から出力されるDRAMのアクセスアドレスの
うち、互いに異なる方向のアドレスの上位ビットから構
成される同一のロー・アドレスが割当てられたm×n
(m,nは自然数)の大きさの矩形小領域に分割されてあ
るので、制御手段により、矩形小領域を指示するための
ロー・アドレスおよび矩形小領域内の各画素を指示する
ための上記互いに異なる方向の残余のビットから構成さ
れるコラム・アドレスを生成して矩形小領域内の両メモ
リ領域に対する高速ページ・モード、ページ・モード、
スタティック・コラム・モード等による高速アクセスを
行なうことができる。したがって、描画すべき線分の傾
きに拘らず直線補間演算器を殆ど停止させることなく隠
線処理および隠線処理後の線分データの書込みが行なわ
れる。
この結果、メモリ・デバイスの大容量化に拘らずメモ
リに対する1画面分のデータの隠面処理および書込み
は、バッファ2領域を1個のデバイス内にマップする結
果、全体としてのメモリ容量は代わらないが同時にアク
セスできるデバイス数が2倍になるので、1つのメモリ
・デバイスのアクセス時間がぼぼ2倍になっても、直線
補間演算器の速度とほぼ等しい速度で行なうことができ
る。そして、1画面分のデータの書込みが完了した後
は、表示専用のフレーム・メモリに供給することにより
3次元図形の可視的表示を行なうことができる。
第6の発明のメモリ書込み制御装置であれば、複数個
の直線補間演算器から出力される画素データを対応する
書込み用ダブル・バッファ・メモリに一時的に保持さ
せ、制御手段により生成されたメモリ・デバイス選択信
号により選択されたメモリ・デバイスに供給することが
できるので、高速アクセスのサイクル・タイムよりも短
い動作時間の直線補間演算器を動作中断を伴なうことな
く動作させ、高速の描画メモリ書込みを達成できる。ま
た、この場合には、1プレーンに内容を表示専用のフレ
ーム・メモリに供給するためのメモリ領域および隠面処
理のためのメモリ領域が割当てられている関係上、1プ
レーンを構成するメモリ・デバイスの数が2倍になるの
で、一層高速の書込みを達成できる。
第7の発明のメモリ書込み制御方法であれば、表示機
能を有していないDRAMから構成される描画専用メモリを
m×n(m,nは自然数)の矩形小領域に分割するととも
に、各矩形小領域に対応する画素の、内容を表示専用の
フレーム・メモリに供給するためのメモリ領域および隠
面処理のためのメモリ領域を割当てておき、描画専用メ
モリの1/2の容量のセクショニング・バッファをもm×
nの矩形小領域に分割するとともに、各矩形小領域に対
応する画素の、セクショニング値の上位ビットを格納す
るバッファ領域および下位ビットを格納するバッファ領
域を割当てておき、割当てられたロー・アドレスおよび
上記互いに異なる方向のアドレスの残余のビットから構
成されるコラム・アドレスに基づいて描画専用メモリの
矩形小領域内およびセクショニング・バッファの矩形小
領域内に対する高速アクセスを行なうので、従来公知の
画像メモリのように表示のためのデータ転送による描画
処理の中断がなく、しかも同一ロー・アドレスが割当て
られた矩形小領域内に対して高速ページ・モード、ペー
ジ・モード、スタティック・コラム・モード等による高
速アクセスを行なうことができるので、描画すべき線分
の傾きに拘らず直線補間演算器を殆ど停止させることな
くデプス・バッファ・アルゴリズムに基づく隠線処理、
切断面処理および線分データの書込みが行なわれる。
この結果、メモリ・デバイスの大容量化に拘らずメモ
リに対する1画面分の隠面処理およびデータの書込み
は、バッファ2領域を1個のデバイス内にマップする結
果、全体としてのメモリ容量は代わらないが同時にアク
セスできるデバイス数が2倍になるので、1つのメモリ
・デバイスのアクセス時間がぼぼ2倍になっても、直線
補間演算器の速度とほぼ等しい速度で行なうことができ
る。そして、並行して切断面処理を行なうことができ、
1画面分のデータの書込みが完了した後は、表示専用の
フレーム・メモリに供給することにより3次元図形の可
視的切断表示を行なうことができる。
第8の発明のメモリ書込み制御装置であれば、内容を
表示専用のフレーム・メモリに供給するためのメモリ領
域および隠面処理のためのメモリ領域を有し、かつ表示
機能を有していないDRAMから構成される描画専用メモリ
がm×n(m,nは自然数)の矩形小領域に分割されてあ
るとともに、セクショニング値の上位ビットを格納する
バッファ領域および下位ビットを格納するバッファ領域
を有し、かつ描画専用メモリの1/2の容量のセクショニ
ング・バッファがm×nの矩形小領域に分割されてある
ので、描画専用メモリ用制御手段により、矩形小領域を
指示するためのロー・アドレスおよび矩形小領域内の各
画素を指示するための上記互いに異なる方向の残余のビ
ットから構成されるコラム・アドレスを生成して矩形小
領域内の両メモリ領域に対する高速ページ・モード、ペ
ージ・モード、スタティック・コラム・モード等による
高速アクセスを行なうことができるとともに、セクショ
ニング・バッファ用制御手段により、対応する矩形小領
域を指示するためのロー・アドレスおよび矩形小領域内
の各画素を指示するためのコラム・アドレスを生成して
矩形小領域内の両バッファ領域に対する高速ページ・モ
ード、ページ・モード、スタティック・コラム・モード
等による高速アクセスを行なうことができる。したがっ
て、描画すべき線分の傾きに拘らず直線補間演算器を殆
ど停止させることなくデプス・バッファ・アルゴリズム
に基づく隠線処理、切断面処理および線分データの書込
みが行なわれる。
この結果、メモリ・デバイスの大容量化に拘らずメモ
リに対する1画面分の隠面処理およびデータの書込み
は、バッファ2領域を1個のデバイス内にマップする結
果、、全体としてのメモリ容量は代わらないが同時にア
クセスできるデバイス数が2倍になるので、1つのメモ
リ・デバイスのアクセス時間がほぼ2倍になっても、直
線補間演算器の速度とほぼ等しい速度で行なうことがで
きる。そして、並行して切断面処理を行なうことがで
き、1画面分のデータの書込みが完了した後は、表示専
用のフレーム・メモリに供給することにより3次元図形
の可視的切断表示を行なうことができる。
第9の発明のメモリ書込み制御装置であれば、複数個
の直線補間演算器から出力される画素データを対応する
描画専用メモリ書込み用ダブル・バッファ・メモリおよ
びセクショニング・バッファ書込み用ダブル・バッファ
・メモリに一時的に保持させ、描画専用メモリ用制御手
段により生成されたメモリ・デバイス選択信号により選
択されたメモリ・デバイスに供給するとともに、セクシ
ョニング・バッファ用制御手段により生成されたメモリ
・デバイス選択信号により選択されたメモリ・デバイス
に供給することができるので、高速アクセスのサイクル
・タイムよりも短い動作時間の直線補間演算器を動作中
断を伴なうことなく動作させ、高速のメモリ書込みを達
成できる。また、この場合には、描画専用メモリの1プ
レーンに内容を表示専用のフレーム・メモリに供給する
ためのメモリ領域および隠面処理のためのメモリ領域が
割当てられているとともに、セクショニング・バッファ
の1プレーンにセクショニング値の上位ビットを格納す
るバッファ領域および下位ビットを格納するバッファ領
域が割当てられている関係上、セクショニング・バッフ
ァを構成するメモリ・デバイスの数を増加させることな
く1プレーンを構成するメモリ・デバイスの数を2倍に
できるので、一層高速のメモリ書込みを達成できる。
〈実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明す
る。
第6図はこの発明のメモリ書込み制御装置の一実施例
を組込んだグラフィックス表示装置を概略的に示すブロ
ック図であり、DDA(1)から出力される画素データを
ダブル・バッファ・メモリ(2)に供給しているととも
に、ダブル・バッファ・メモリ(2)から描画専用メモ
リ(3)に対して保持データを供給している。そして、
描画専用メモリ(3)の保持データを読出して表示専用
メモリ(5)に供給するためのインターフェース回路
(4)を有しているとともに、上記DDA(1)から出力
されるアドレスデータを入力として描画専用メモリ
(3)に対する高速アクセスを行なわせる制御部(6)
を有している。尚、(10)は表示専用メモリ(5)の内
容に基づく可視的表示を行なうためのCRTディスプレイ
装置である。
上記描画専用メモリ(3)および表示専用メモリ
(5)は、共に1280×1024画素の画面サイズに対応し、
かつRGB1670万色の表示を行なうために、1MビットのDRA
M(256K×4ビットのDRAM)2個で1プレーンを構成す
るとともに、全体を24プレーン構成している。そして、
上記表示専用メモリ(5)は、同一のスキャン・ライン
に対して同一のロー・アドレスが割当てられており、上
記描画専用メモリ(3)は、64×64画素の矩形小領域
(3a)に対して同一のロー・アドレス(スクリーン上の
ロー・アドレスとは異なるロー・アドレスであり、詳細
は後述する)が割当てられている。
また、上記ダブル・バッファ・メモリ(2)として2
×4画素のダブル・バッファ・メモリが使用されてい
る。
上記制御部(6)の構成は次のとおりである。
2048×1024画素のスクリーンにおいて画素アドレスを
定めるためには、ロー・アドレスをy0〜y9の10ビットで
定義し、コラム・アドレスをx0〜x10の11ビットで定義
すればよい。即ち、このように定義すれば、0〜1023の
ロー・アドレスが不都合なく定められ、各ロー・アドレ
スに対応させて0〜2047のコラム・アドレスが不都合な
く定められる。したがって、DDA(1)からはy0〜y9の
ロー・アドレスおよびx0〜x10のコラム・アドレスが出
力される。
このような情況の下において、上記制御部(6)は、
DDA(1)から出力されるロー・アドレスおよびコラム
・アドレスに基づいて、y6〜y9のビットおよびx6〜x10
のビットを複合させることにより新たなロー・アドレス
(第3図A参照)を生成し、y1〜y5のビットおよびx2〜
x5のビットを複合させることにより新たなコラム・アド
レス(第3図B参照)を生成し、例えば高速ページ・モ
ード・アクセスのためのアドレスとして描画専用メモリ
(3)に供給する。尚、y0,x0,x1のビットが新たなアド
レスに反映されていないが、これらのビットはダブル・
バッファ・メモリ(2)に対する画素データ格納位置を
示すアドレスデータとして使用されれば十分だからであ
る。
また、上記インターフェース回路(4)は、両メモリ
(3)(5)のビット間口が等しい場合には何ら特別な
構成は必要でないが、ビット幅が異なる場合には、例え
ば、第4図に示す構成のインターフェース装置を使用す
ればよい。尚、第4図は32ビット間口のメモリ(5)と
8ビット間口のメモリ(3)との間のインターフェース
部分を示している。
8ビットのレジスタ(31)(32)(33)(34)とセレ
クタ(35)(36)(37)(38)とを直列に接続すること
により、レジスタの内容をセレクタを介して隣のレジス
タにシフトさせるようにしている。そして、レジスタ
(34)からの出力データをトライ・ステート・コントロ
ール・バッファ(以下、単に制御バッファと略称する)
(39)の出力用端子に供給しているとともに、制御バッ
ファ(39)の入力用端子からの読出しデータをセレクタ
(35)に供給している。さらに、入出力端子がメモリ
(5)と接続された制御バッファ(40)の入力用端子か
ら出力されるデータを8ビットずつに分割してそれぞれ
セレクタ(35)(36)(37)(38)に供給しているとと
もに、レジスタ(31)(32)(33)(34)から出力され
る8ビットのデータを同時に並列化して出力用端子に供
給している。尚、上記全てのセレクタには同一の制御信
号が供給され、制御バッファ(40)からのデータをレジ
スタに供給し得る状態と供給し得ない状態とを選択す
る。また、上記全てのレジスタには同一のタイミング信
号が供給され、データ・シフトまたはデータ外部出力の
ためのデータ出力を同時に行なう。
したがって、仮にメモリ(5)から32ビット幅のデー
タが供給された場合には、8ビットずつのデータ・ブロ
ックに分割してそれぞれレジスタ(31)(32)(33)
(34)に保持させ、次いで、レジスタの内容を順次シフ
トさせることにより、メモリ(3)に対して8ビットず
つ供給することができる。
逆に、メモリ(3)からデータを読出す場合には、8
ビットずつの読出しデータをレジスタに格納するととも
に、レジスタの内容をシフトさせ、全てのレジスタにデ
ータ・ブロックが保持された状態においてデータ・シフ
トを行なわせないようにセレクタを制御して全てのレジ
スタの内容を出力することにより32ビット幅のデータと
してメモリ(5)に出力することができる。
但し、データの転送方向は描画専用メモリ(3)から
表示専用メモリ(5)の方向に定められているのである
から、描画専用メモリ(3)に対しては読出し動作の
み、表示専用メモリ(5)に対しては書込み動作のみを
行なわせればよい。また、描画専用メモリ(3)と表示
専用メモリ(5)との間においてプロセッサ等が介在す
る場合には、データ・バスと各メモリとの間に上記の構
成のインターフェース装置を介在させればよい。
上記の構成のグラフィックス表示装置の動作は次のと
おりである。
スキャン・ライン方向に連続する画素データがDDA
(1)から順次生成されている状態においては、y0〜y0
の値が変化せず、x0〜x10の値が順次変化するのである
から、x6〜x10の値が変化しない範囲においては制御部
(6)から出力されるロー・アドレスが変化しない。し
たがって、この範囲内において高速ページ・モード・ア
クセス(コラム・アドレスのみを変更するアクセス)に
よりダブル・バッファ・メモリ(2)に保持されている
4画素分の画素データを約120nsecのサイクル・タイム
で書込むことができる。その後は、x6〜x10の値が変化
する毎にロー・アドレスが変化するのでロー・アドレス
が変化した直後のサイクル・タイムが長くなるが、十分
に長い線分の描画を行なう場合についてみれば、64画素
分の書込みに対して1回サイクル・タイムが長い書込み
が発生するだけであるから、全体として画素データ書込
みのサイクル・タイムを短くすることができる。
スキャン・ラインに対して所定角度傾斜した方向に連
続する画素データがDDA(1)から順次生成される状態
においては、y0〜y9の値およびx0〜x10の値が共に順次
変化するのであるが、y6〜y9,x6〜x10の値が変化しない
範囲においては制御部(6)から出力されるロー・アド
レスが変化しない。したがって、この範囲内において高
速ページ・モード・アクセスによりダブル・バッファ・
メモリ(2)に保持されている少なくとも2画素分の画
素データを約120nsecのサイクル・タイムで書込むこと
ができる。その後は、y6〜y9,x6〜x10の値が変化する毎
にロー・アドレスが変化するのでロー・アドレスが変化
した直後のサイクル・タイムが長くなるが、十分に長い
線分の描画を行なう場合についてみれば、64画素分の書
込みに対して1回サイクル・タイムが長い書込みが発生
するだけであるから、全体として画素データ書込みのサ
イクル・タイムを短くすることができる。
スキャン・ラインに直角な方向に連続する画素データ
がDDA(1)から順次生成される状態においては、y0〜y
9の値が順次変化するのであるがy6〜y9の値が変化しな
い範囲においては制御部(6)から出力されるロー・ア
ドレスが変化しない。したがって、この範囲内において
高速ページ・モード・アクセスによりダブル・バッファ
・メモリ(2)に保持されている2画素分の画素データ
を約120nsecのサイクル・タイムで書込むことができ
る。その後は、y6〜y9の値が変化する毎にロー・アドレ
スが変化するのでロー・アドレスが変化した直後のサイ
クル・タイムが長くなるが、十分に長い線分の描画を行
なう場合についてみれば、64画素分の書込みに対して1
回サイクル・タイムが長い書込みが発生するだけである
から、全体として画素データ書込みのサイクル・タイム
を短くすることができる。
即ち、単にスキャン・ライン方向に連続する画素デー
タを順次書込む場合であれば、従来公知のように、スク
リーン座標に基づいてロー・アドレスおよびコラム・ア
ドレスを設定しておく方が全体としての画素データ書込
み所要時間を短くすることができるが、スキャン・ライ
ンに対して少しでも傾いた線分の描画を行なう場合に
は、高速ページ・モード・アクセスが殆ど機能しないこ
とになるので画素データ書込み速度が著しく低下してし
まう。また、ダブル・バッファ・メモリ(2)の個数を
増加させることも、1プレーン当り2個の1MビットDRAM
で構成してある関係上、不可能である。
これに対して上記実施例では、スキャン・ライン方向
に連続する画素データを書込む場合の速度が従来方法と
比較してある程度遅くなるが、描画すべき線分がスキャ
ン・ラインに対して傾いているか否かに拘らず同じ書込
み速度を達成することができる。但し、スキャン・ライ
ン方向の描画速度についても、上記実施例ではDDA
(1)を著しく高速に連続動作させることができるので
あるから、実際上は現時点で提供されているDDA(1)
の速度を考慮すれば、描画速度の低下は全く認められな
い。また、描画専用メモリ(3)においては、表示用の
リード転送は全く不要であるから、DRAMのリフレッシュ
については線分描画後にのみ行なうことができ、この点
からも描画速度の高速化を達成することができる(具体
的には、1280×1024画素、60Hz、ノンインターレース仕
様であれば、表示用のリード転送を伴なう場合には15.7
5μsecに1回リフレッシュを行なう必要があるが、上記
実施例においては8msecの間に512回のリフレッシュを行
なえばよく、タイミングは自由に設定できる)。この結
果、1280×1024画素のメモリの1プレーンを256Kビット
のDRAM8個で構成した場合と同程度の書込み速度を達成
することができ、しかもDRAMの個数を1/4に減少させる
ことに伴なって実装面積を著しく低減することができ
る。
さらに、描画専用メモリ(3)と表示専用メモリ
(5)とが必要になるのであるが、従来からフレーム・
メモリをデュアル・プレーン構成にすることが一般化し
ており、しかもデュアル・プレーン構成においては一方
のプレーンの内容に基づいて表示を行なうとともに、他
方のプレーンに新たな画素データの書込みを行なうので
あるから、切替可能なデュアル・プレーン構成に代えて
一方を描画専用メモリ(3)とし、他方を表示専用メモ
リ(5)とすることにより、特別にメモリ容量を増加さ
せることなく簡単に対処できる。
尚、以上には、描画専用メモリ(3)のみを有する場
合について説明したが、3次元表示を行なわせる必要が
ある場合、断面表示を行なわせる必要がある場合には、
デプス・バッファ、セクショニング・バッファをそれぞ
れ別個に設け、それぞれに対して上記と同様のダブル・
バッファ・メモリ、制御部を設けることにより、これら
に対する高速の書込みをも行なわせることができる。
第5図はDDA(1)から出力されるアドレスデータの
うちy6,x6の何れかの変化、線分描画の終了の何れかが
発生したことを検出するための回路構成を示す図であ
る。
x座標用のDDA加算器(11)から出力されるx6ビット
の値およびy座標用のDDA加算器(21)から出力されるy
6ビットの値をそれぞれ第1段目のDタイプのフリップ
・フロップ(以下、D−FFと略称する)(12)(22)の
D入力端子に供給し、各D−FF(12)(22)のQ出力端
子をそれぞれ第2段目のD−FF(13)(23)のD入力端
子に供給し、さらに、全てのD−FF(12)(13)(22)
(23)のタイミング入力端子にDDAクロック信号を供給
している。そして、D−FF(12)のQ出力信号およびD
−FF(13)の出力信号をANDゲート(14)に供給し、
D−FF(12)の出力信号およびD−FF(13)のQ出力
信号をANDゲート(15)に供給し、D−FF(22)のQ出
力信号およびD−FF(23)の出力信号をANDゲート(2
4)に供給し、D−FF(22)の出力信号およびD−FF
(23)のQ出力信号をANDゲート(25)に供給し、上記A
NDゲート(14)(15)(24)(25)からの出力信号をNO
Rゲート(16)に供給している。さらに、DDAダウン・カ
ウンタ(17)から出力されるフラグ(ダウン・カウンタ
(17)の内容が0の場合にハイレベルになるオーバーフ
ロー・フラグ)が上記NORゲート(16)に供給されてい
る。
したがって、x6ビットの値が変化すれば、D−FF(1
2)(13)のQ出力信号のレベルが互に逆になるので、
一方のQ出力信号および他方の出力信号が供給されて
いるANDゲート(14)(15)の何れかがハイレベル信号
を出力する。y6ビットの値が変化した場合にもANDゲー
ト(24)(25)の何れかがハイレベル信号を出力する。
さらに、線分描画が終了した場合にはDDAダウン・カウ
ンタ(17)からハイレベルのフラグが出力される。
したがって、これら何れかのハイレベル信号がNORゲ
ート(16)に供給されることにより、高速ページ・モー
ド・アクセスを継続すべきでないことを示す検出フラグ
を出力することができる。
上記の回路構成を採用すれば、高速ページ・モード・
アクセスを行なってもよいか否かの判別をソフトウェア
判断によることなく行なうことができ、描画速度を一層
高速化することができる。
また、上記回路はチャネル数が少なく、しかもダブル
・バッファ・メモリの容量が小さいのであるから、簡単
にLSI化することができる。
第1図は描画動作を簡単に説明するフローチャートで
あり、ステップにおいて、DDA(1)により出力され
るべきロー・アドレスy0〜y9およびコラム・アドレスx0
〜x10の上位ビットに基づいて新たなロー・アドレス
(第2図A参照)を生成し、ステップにおいて、新た
なロー・アドレスおよび順次変化するコラム・アドレス
に基づく高速ページ・モード・アクセスを行ない、ステ
ップにおいて高速ページ・モード・アクセスを継続で
きるか否かを判別し、継続できると判別された場合には
再びステップの処理を行なう。逆に継続できないと判
別された場合には、ステップにおいて線分の描画が終
了したか否かを判別し、終了していなければ再びステッ
プの処理を行なう。逆に終了したと判別された場合に
は、DDA(1)から新たな画素データが出力されるまで
待つ。
即ち、DDA(1)の起動時には、第2図Aに示すよう
に、DRAMのアドレスとして先ずロー・アドレス(図中
“row"参照)が出力されるとともに、ロー・アドレス・
ストローブ信号(以下、▲▼信号を略称する)が
ロー・レベルになり、その後は、順次変化するコラム・
アドレス(図中“col"参照)が出力されるとともに、図
示しないコラム・アドレス・ストローブ信号(以下、▲
▼信号を略称する)が周期的にロー・レベルにな
る。したがって、高速ページ・モード・アクセスに基づ
く高速描画を行なうことができる。
そして、線分描画が終了した後は、第2図Bに示すよ
うに、必要回数だけDRAMのリフレッシュを行ないながら
次の描画指令を待つ。
また、線分描画途中において矩形小領域の境界をまた
ぐ場合には、x6ビットの値、y6ビットの値の何れかが変
化したことを検出してDRAMのロー・アドレスが出力され
るとともに、▲▼信号が一旦ハイレベルになった
後再びロー・レベルになり、その後は、順次変化するコ
ラム・アドレスが出力されるとともに、図示しない▲
▼信号が周期的にロー・レベルになる。したがっ
て、高速ページ・モード・アクセスに基づく高速描画を
行なうことができる。
したがって、上記の場合と同様に線分の傾きに拘らず
高速ページ・モード・アクセスによる高速描画を行なう
ことができる。但し、高速ページ・モード・アクセスに
代えてページ・モード・アクセス、スタティック・コラ
ム・モード・アクセス等を採用してもよいことは勿論で
ある。
〈実施例2〉 第7図は他の実施例を示す概略ブロック図であり、上
記実施例と異なる点は、描画専用メモリ(3)を構成す
るプレーン数分の1MビットDRAMを単位とするブロック・
メモリ(3b)(3c)に分割した点、各ブロック・メモリ
(3b)(3c)に対応させて1×4画素のダブル・バッフ
ァ・メモリ(2b)(2c)およびDDA(1b)(1c)を設け
た点およびDDAから出力されるy0ビットに基づいてDRAM
に対するチップ・セレクト信号を出力するようにした点
のみである。
したがって、この実施例の場合には、各DDA(1b)(1
c)から隣合うスキャン・ライン上の画素データを順次
生成させるようにすることにより、多角形ぬりつぶし速
度を一層高速化することができる。
〈実施例3〉 第8図はさらに他の実施例を示す要部概略図であり、
上記実施例と異なる点は、4個の1MビットDRAMで1プレ
ーンを構成することにより1024×2048画素の2倍のメモ
リ(7)を得た点およびこのメモリ(7)を分割した矩
形小領域(7a)にカラー・バッファ領域およびデプス・
バッファ領域を割当てた点のみである。
この構成を採用すれば、メモリ全体としてのアクセス
間口を4×4画素分とすることができる。また、矩形小
領域を64×64画素に設定しておけば、y6〜y9の値および
x6〜x10の値に基づいて新たなロー・アドレスを定め、y
2〜y5の値およびx2〜x5の値に基づいてコラム・アドレ
スを定めることができる。この結果、コラム・アドレス
には1ビットの余剰桁が発生するので、余剰桁に対応す
るコラム・アドレスのビットをカラー・バッファ領域と
デプス・バッファ領域との選択信号として用いることが
できる(第9図中“F/”参照)。
第10図はこの実施例に基づくリード・モディファイ・
ライト動作を説明するタイミング・チャートであり、▲
▼信号の立下りのタイミングでDRAMに対するロー
・アドレスが設定され、次いで周期的に立下る▲
▼信号によりDRAMに対するコラム・アドレスが設定され
る。但し、後述する1メモリ・サイクルが終了するまで
は最下位ビットを除くコラム・アドレスは同一値に保持
され続ける。また、コラム・アドレスの最下位ビットは
カラー・バッファ領域とデプス・バッファ領域との選択
信号F/であるから選択信号F/のレベルによりデプス
・バッファ領域に対するアクセスおよびカラー・バッフ
ァ領域に対するアクセスが交互に行なわれる。そして、
最初の2回のアクセス(デプス・バッファ領域に対する
アクセスおよびカラー・バッファ領域に対するアクセ
ス)に対応して出力イネーブル信号▲▼がローレベ
ルになり、続く2回の▲▼信号のローレベル期間
に対応して入力イネーブル信号▲▼がローレベルに
なるので、デプス・バッファ領域からの奥行きデータ読
出し、カラー・バッファ領域からのカラー・データ読出
し、デプス・バッファ領域に対する奥行きデータ書込み
およびカラー・バッファ領域に対するカラー・データ書
込みがこの順に行なわれることにより1メモリ・サイク
ルが終了する。即ち、デプス・バッファ領域から読出さ
れた奥行きデータと新たに供給された奥行きデータとの
大小の比較をカラー・バッファ領域からのカラー・デー
タ読出しと並行して行なうことができ、比較結果に基づ
いてデプス・バッファ領域に更新された奥行きデータを
書込んでからカラー・バッファ領域にも更新されたカラ
ー・データを書込む。したがって、奥行きデータ同士の
大小比較結果を示すフラグが異なるデバイス間で授受さ
れる従来例と比較してフラグ授受のために必要な時間を
短縮することができる。但し、更新されたデータを書込
む順序は逆であってもよい。
第11図は1画素分のダブル・バッファ・メモリに対応
する回路構成を示すブロック図であり、カラー・データ
が供給されるダブル・バッファ・メモリ(41)および奥
行きデータが供給されるダブル・バッファ・メモリ(5
1)を有しているとともに、各ダブル・バッファ・メモ
リ(41)(51)にそれぞれ対応させて読出しデータを保
持するためのリード・レジスタ(42)(52)と、ダブル
・バッファ・メモリの内容および対応するリード・レジ
スタの内容を入力とする論理演算ユニット(43)(53)
とを有している。そして、両論理演算ユニット(43)
(53)からの出力データの一方を選択するセレクタ(4
4)と、セレクタ(44)により選択されたデータをDRAM
(46)に供給し、さらにDRAM(46)からの読出しデータ
を対応するリード・レジスタ(42)(52)に供給するた
めの双方向バッファ(45)を有している。
上記論理演算ユニット(53)はダブル・バッファ・メ
モリ(51)に保持されている奥行きデータとリード・レ
ジスタ(52)に保持されている奥行きデータとの大小を
比較して大小関係を示す隠面処理フラグを出力するとと
もに、何れかの奥行きデータを選択して出力するもので
あり、上記論理演算ユニット(43)は上記隠面処理フラ
グに基づいてダブル・バッファ・メモリ(41)に保持さ
れているカラー・データとリード・レジスタ(42)に保
持されているカラー・データの何れかを選択して出力す
るものである。上記セレクタ(44)は、例えば、上記▲
▼信号に対応して何れのデータを選択すべきかが
制御されるものである。
したがって、先ず、双方向バッファ(45)を通してDR
AM(46)からリード・レジスタ(52)に奥行きデータが
読出され、次いで同様にしてリード・レジスタ(42)に
カラー・データが読出される。そして、ダブル・バッフ
ァ・メモリ(51)に保持されている新たな奥行きデータ
と上記奥行きデータとを論理演算ユニット(53)により
比較して隠面処理フラグを論理演算ユニット(43)に供
給するとともに、何れかの奥行きデータを選択して出力
する。また、隠面処理フラグが供給された論理演算ユニ
ット(43)により何れかのカラー・データが選択されて
出力される。この結果、セレクタ(44)の動作に基づい
て定まる順序で選択された奥行きデータ、カラー・デー
タが双方向バッファ(45)を通してDRAM(46)の該当ア
ドレスに書込まれる。
以上の説明においては特には触れていないが、双方向
バッファ(45)はデータの読出しと書込みとを選択的に
行なうためにデータ転送方向を切替え得るようにしてあ
るので、切替えに伴なって発生するリンギング・ノイズ
の影響がなくなるまではデータ転送を行なうことができ
ない。一般にこの時間をターン・オフ・タイムまたはタ
ーン・オン・タイムと呼んでいる。したがって、カラー
・データおよび奥行きデータのそれぞれについて双方向
バッファを切替えて読出しおよび書込みを行なわせるよ
うにすると、カラー・データおよび奥行きデータの読出
し、書込みを行なう間に2回のターン・オフ・タイムが
生じ、全体としてアクセス速度が低下するのであるが、
上記実施例においては1回のターン・オフ・タイムが生
じるだけであるから、全体としてアクセス速度を高速化
することができる。実際にはメモリの間口が4×4画素
分であるから、1メモリ・サイクルの間に4画素分のア
クセスが行なわれるのであるから、第1図の実施例に適
用した場合には2画素分のアクセスで1回のターン・オ
フ・タイムが発生するのに比較してターン・オフ・タイ
ムの占める割合をほぼ半減させることができる。
さらに、第11図に示す回路構成は、カラー・データの
ための処理を行なう部分と奥行きデータのための処理を
行なう部分とが同一の構成であるから、何れか一方を省
略して、時分割でカラー・データの処理と奥行きデータ
の処理とを行なわせることができ、この場合には、隠面
処理フラグがデバイス間で授受される必要がないので伝
播時間を短縮することができる。また、回路規模が小さ
くてすみ、しかもDRAMとの間で授受すべき1画素当りの
ビット数が少なくなるので、簡単に集積化できる。
さらには、1プレーンを構成する1MビットDRAM全体と
しての間口が4×4画素分になるので、DDAを4個設け
て並列動作させることにより、ぬりつぶし速度を高速化
することもできる。
〈実施例4〉 第12図は実施例3の構成にセクショニング・バッファ
を付加した状態を示す概略図であり、カラー・データ領
域および奥行きデータ領域を混在させたメモリ(7)の
他に1プレーンの容量が同じでプレーン数が1/2のセク
ショニング・バッファ(8)を有している。そして、メ
モリ(7)およびセクショニング・バッファ(8)のそ
れぞれに対応させてダブル・バッファ・メモリ(71)
(81)および制御部(72)(82)が設けられている。
尚、(73)はカラー・データおよび奥行きデータ用のDD
A、(83)はセクショニング・データ用のDDAである。
上記セクショニング・バッファ(8)は1プレーンの
容量がメモリ(7)と等しいのであるから、2画面分の
容量を有し、1MビットDRAM4個で構成されることになる
が、プレーン数が1/2であるからセクショニング・デー
タとして必要なビット数が1/2になっている。したがっ
て、セクショニング・データの上位側ビットと下位側ビ
ットとを分けて格納しておくとともに、64×64画素の矩
形小領域(8a)内に該当画素のセクショニング・データ
の上位側ビットおよび下位側ビットを割当てている。
そして、上記制御部(82)において、DDA(83)から
出力されるアドレス・データy0〜y9,x0〜x10のうち、y6
〜y9,x6〜x10に基づいてロー・アドレス(第13図A参
照)を生成するとともに、y2〜y5,x2〜x5に基づいてコ
ラム・アドレス(第13図B参照)を生成し、高速ページ
・モード・アクセスを行なわせる。但し、コラム・アド
レスはメモリ(7)の場合と同様に1ビット分だけ余る
ので、最下位ビットをセクショニング・データの上位側
ビットと下位側ビットの選択を行なわせるための選択フ
ラグ“H/”に割当てている。
したがって、セクショニング・バッファ(8)から2
回データを読出すことにより必要なセクショニング・デ
ータが得られることになるが、この読出しは高速ページ
・モード・アクセスにより行なわれるので高速であり、
しかもメモリ(7)からもカラー・データの読出し、奥
行きデータの読出しを行なう必要があるので、特に不都
合はない。
第14図はメモリ(7)に対するアクセスとセクショニ
ング・バッファ(8)に対するアクセスとを説明するタ
イミング・チャートであり、奥行きデータの読出しと並
行してセクショニング・データの下位側ビットの読出し
が行なわれ、カラー・データの読出しと並行してセクシ
ョニング・データの上位側ビットの読出しが行なわれ
る。この状態において、セクショニング・データおよび
奥行きデータに基づいて隠面処理およびセクショニング
処理が行なわれる。即ち、セクショニング境界の奥行き
値を描画する場合には、メモリ(7)は動作させず、セ
クショニング・バッファ(8)のみを第14図に示すタイ
ミングで制御すればよく、逆に、切断表示のために図形
の描画を行なう場合には、セクショニング・バッファ
(8)からは境界値の読出しを行なうのみでよく、特に
第14図のように書込みを実行する必要はない。但し、メ
モリ(7)は第14図に示すように動作する。
この結果、セクショニング・バッファ(8)を構成す
るDRAMを必要以上の数にすることなくセクショニング処
理を行なうことができ、しかも実施例3の処理速度と殆
ど同じ速度で隠面処理およびセクショニング処理を行な
うことができる。
第15図は1画素分のダブル・バッファ・メモリに対応
する回路構成を示すブロック図であり、セクショニング
処理を施すべきか否かが判別される奥行きデータが供給
されるダブル・バッファ・メモリ(91)を有していると
ともに、読出しデータを保持するための1対のリード・
レジスタ(92)(93)と、ダブル・バッファ・メモリ
(91)の内容およびリード・レジスタ(92)(93)の内
容を入力とする論理演算ユニット(94)とを有してい
る。そして、論理演算ユニット(94)からの出力データ
の一方を選択するセレクタ(95)と、セレクタ(95)に
より選択されたデータをDRAM(97)に供給し、さらにDR
AM(97)からの読出しデータを対応するリード・レジス
タ(92)(93)に供給するための双方向バッファ(96)
を有している。尚、上記リード・レジスタ(92)(93)
には、それぞれホールド・イネーブル信号が供給されて
いる。
上記論理演算ユニット(94)はダブル・バッファ・メ
モリ(91)に保持されている奥行きデータとリード・レ
ジスタ(92)(93)の何れかに保持されている奥行きデ
ータとの大小を比較して大小関係を示すセクショニング
・フラグを出力するとともに、何れかの奥行きデータを
選択して出力するものであり、上位側ビットと下位側ビ
ットとに分けて出力する。上記セレクタ(95)は、例え
ば、上記選択フラグ“H/”に対応して何れのデータを
選択すべきかが制御されるものである。
したがって、先ず、双方向バッファ(96)を通してDR
AM(97)からリード・レジスタ(92)にセクショニング
・データの下位側ビットが読出され、次いで同様にして
リード・レジスタ(93)に上位側ビットが読出される。
そして、ダブル・バッファ・メモリ(91)に保持されて
いる新たな奥行きデータと上記セクショニング・データ
とを論理演算ユニット(94)により比較してセクショニ
ング・フラグを出力するとともに、上位側ビット、下位
側ビットを別個に出力する。また、セクショニング・フ
ラグが供給されたメモリ(7)側においては、隠面処理
のみならずセクショニング処理が施され、必要なカラー
・データおよび奥行きデータが書込まれる。さらに、別
個に出力された上位側ビットと下位側ビットとは、セレ
クタ(44)の動作に基づいて定まる順序で選択されて双
方向バッファ(96)を通してDRAM(97)の該当アドレス
に書込まれる。
上記の説明から明らかなように、第15図の回路構成を
簡単に集積化することができる。
尚、この発明は上記の実施例に限定されるものではな
く、例えば、矩形小領域として正方形領域に代えて長方
形領域を予め設定しておくことが可能であるほか、この
発明の要旨を変更しない範囲内において種々の設計変更
を施すことが可能である。
〈発明の効果〉 以上のように第1の発明は、メモリ・デバイスの大容
量化、線分の向きに拘らず描画メモリに対する1画面分
のデータの書込みを直線補間演算器の速度とほぼ等しい
速度で行なうことができるという特有の効果を奏する。
第2の発明も、メモリ・デバイスの大容量化、線分の
向きに拘らず描画メモリに対する1画面分のデータの書
込みを直線補間演算器の速度とほぼ等しい速度で行なう
ことができるという特有の効果を奏する。
第3の発明は、高速アクセスのサイクル・タイムより
も著しく短い動作時間の直線補間演算器を動作中断を伴
なうことなく動作させ、著しく高速のメモリ書込みを達
成できるといいう特有の効果を奏する。
第4の発明は、メモリ・デバイスの大容量化、線分の
向きに拘らず描画メモリに対する1画面分の隠面処理お
よびデータの書込みを直線補間演算器の速度とほぼ等し
い速度で行なうことができるという特有の効果を奏す
る。
第5の発明も、メモリ・デバイスの大容量化、線分の
向きに拘らず描画メモリに対する1画面分の隠面処理お
よびデータの書込みを直線補間演算器の速度とほぼ等し
い速度で行なうことができるという特有の効果を奏す
る。
第6の発明は、1プレーンに内容を表示専用のフレー
ム・メモリに供給するためのメモリ領域および隠面処理
のためのメモリ領域が割当てられている関係上、1プレ
ーンを構成するメモリ・デバイスの数が2倍になるの
で、一層高速の書込みを達成できるという特有の効果を
奏する。
第7の発明は、メモリ・デバイスの大容量化、線分の
向きに拘らず描画専用メモリに対する1画面分の隠面処
理およびデータの書込みを直線補間演算器の速度とほぼ
等しい速度で行なうことができ、しかも並行して切断面
処理を行なうことができ、さらに切断面処理のために必
要なメモリ・デバイスの数の増加を防止できるとという
特有の効果を奏する。
第8の発明も、メモリ・デバイスの大容量化、線分の
向きに拘らず描画専用メモリに対する1画面分の隠面処
理およびデータの書込みを直線補間演算器の速度とほぼ
等しい速度で行なうことができ、しかも並行して切断面
処理を行なうことができ、さらに切断面処理のために必
要なメモリ・デバイスの数の増加を防止できるという特
有の効果を奏する。
第9の発明は、セクショニング・データ用のメモリを
構成するメモリ・デバイスの数を増加させることなく1
プレーンを構成するメモリ・デバイスの数を2倍にでき
るので、一層高速のメモリ書込みを達成できるという特
有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による描画動作を簡単に説明するフロ
ーチャート、 第2図はタイミング・チャート、 第3図はこの発明のメモリ・アクセスのために生成され
たロー・アドレスおよびコラム・アドレスを説明する
図、 第4図はインターフェース装置の構成の一例を示すブロ
ック図、 第5図はDDA(1)から出力されるアドレスデータのう
ちy6,x6の何れかの変化、線分描画の終了の何れかが発
生したことを検出するための回路構成を示す図、 第6図はこの発明のメモリ書込み制御装置の一実施例を
組込んだグラフィックス表示装置を概略的に示すブロッ
ク図、 第7図は他の実施例を示す概略ブロック図、 第8図はさらに他の実施例を示す要部概略図、 第9図は第8図の実施例のメモリ・アクセスのために生
成されたコラム・アドレスを説明する図、 第10図はリード・モディファイ・ライト動作を説明する
タイミング・チャート、 第11図は1画素分のダブル・バッファ・メモリに対応す
る回路構成を示すブロック図、 第12図はセクショニング・バッファを付加した状態を示
す概略図、 第13図は第12図の実施例のメモリ・アクセスのために生
成されたロード・アドレスおよびコラム・アドレスを説
明する図、 第14図はメモリに対するアクセスとセクショニング・バ
ッファに対するアクセスとを説明するタイミング・チャ
ート 第15図は1画素分のダブル・バッファ・メモリに対応す
る回路構成を示すブロック図。 (1)(1b)(1c)(73)(83)……DDA、(2)(2
b)(2c)(71)(81)……ダブル・バッファ・メモ
リ、(3)(7)……描画専用メモリ、(3a)(7a)
(8a)……矩形小領域、(3b)(3c)……ブロック・メ
モリ、(5)……表示専用メモリ、(6)(72)(82)
……制御部、(8)……セクショニング・バッファ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−229574(JP,A) 特開 昭63−24368(JP,A) 特開 昭63−46580(JP,A) 特開 昭63−223985(JP,A) 特開 昭63−158672(JP,A) 特開 昭63−233479(JP,A) 特開 昭63−307591(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示専用のフレーム・メモリ(5)の内容
    に基づいて図形を可視的に表示する描画装置において、
    少なくとも内容を表示専用のフレーム・メモリ(5)に
    供給することが可能であり、それ自体は表示機能を有し
    ていないDRAMから構成される描画メモリ(3)を設けて
    おいて、この描画メモリ(3)をm×n(m,nは自然
    数)の大きさの矩形小領域(3a)に分割し、矩形小領域
    (3a)に対して直線補間器(1)から出力されるDRAMの
    アクセスアドレスのうち、互いに異なる方向のアドレス
    の上位ビットから構成される同一のロー・アドレスを割
    当てておいて、割当てられたロー・アドレスおよび上記
    互いに異なる方向のアドレスの残余のビットから構成さ
    れるコラム・アドレスに基づいて矩形小領域(3a)内に
    対する高速アクセスを行なうことを特徴とするメモリ書
    込み制御方法。
  2. 【請求項2】表示専用のフレーム・メモリ(5)の内容
    に基づいて図形を可視的に表示する描画装置において、
    少なくとも内容を表示専用のフレーム・メモリ(5)に
    供給することが可能であり、それ自体は表示機能を有し
    ていないDRAMから構成される描画メモリ(3)を有して
    いるとともに、この描画メモリ(3)が直線補間器
    (1)から出力されるDRAMのアクセスアドレスのうち、
    互いに異なる方向のアドレスの上位ビットから構成され
    る同一のロー・アドレスが割当てられたm×n(m,nは
    自然数)の大きさの矩形小領域(3a)に分割されてあ
    り、矩形小領域(3a)を指示するためのロー・アドレス
    および矩形小領域(3a)内の各画素を指示するための上
    記互いに異なる方向のアドレスの残余のビットから構成
    されるコラム・アドレスを生成して矩形小領域(3a)内
    に対する高速アクセスを行なう制御手段(6)を有して
    いることを特徴とするメモリ書込み制御装置。
  3. 【請求項3】表示機能を有していない描画メモリ(3)
    が複数個のメモリ・デバイスで構成されているととも
    に、複数個のメモリ・デバイス(3b)(3c)で描画メモ
    リ(3)の1プレーンが構成されており、1プレーンを
    構成するメモリ・デバイス(3b)(3c)の数と等しい個
    数の書込み用ダブル・バッファ・メモリ(2b)(2c)を
    有しているとともに、複数個の直線補間演算器(1b)
    (1c)を有しており、制御手段(6)が、アクセスアド
    レスの下位ビットに基づいてメモリ・デバイス選択信号
    を生成するとともに、アクセスアドレスの残余のビット
    にもとづいてロー・アドレスおよびコラム・アドレスを
    生成するものである上記特許請求の範囲第2項記載のメ
    モリ書込み制御装置。
  4. 【請求項4】表示専用のフレーム・メモリ(5)の内容
    に基づいて図形を可視的に表示する描画装置において、
    内容を表示専用のフレーム・メモリ(5)に供給するた
    めのメモリ領域および隠面処理のためのメモリ領域を有
    し、かつ表示機能を有していないDRAMから構成される描
    画メモリ(7)を設けておいて、この描画メモリをm×
    n(m,nは自然数)の矩形小領域(7a)に分割するとと
    もに、対応する画素の両メモリ領域を割当て、矩形小領
    域(7a)に対して直線補間演算器から出力されるDRAMの
    アクセスアドレスのうち、互いに異なる方向のアドレス
    の上位ビットから構成される同一のロー・アドレスを割
    当てておいて、割当てられたロー・アドレスおよび上記
    互いに異なる方向のアドレスの残余のビットから構成さ
    れるコラム・アドレスに基づいて矩形小領域(7a)内に
    対する高速アクセスを行なうことを特徴とするメモリ書
    込み制御方法。
  5. 【請求項5】表示専用のフレーム・メモリ(5)の内容
    に基づいて図形を可視的に表示する描画装置において、
    内容を表示専用のフレーム・メモリ(5)に供給するた
    めのメモリ領域および隠面処理のためのメモリ領域を有
    し、かつ表示機能を有していないDRAMから構成される描
    画メモリ(7)を有しているとともに、この描画メモリ
    (7)が直線補間演算器から出力されるDRAMのアクセス
    アドレスのうち、互いに異なる方向のアドレスの上位ビ
    ットから構成される同一のロー・アドレスが割当てられ
    たm×n(m,nは自然数)の大きさの矩形小領域(7a)
    に分割されてあり、矩形小領域(7a)を指示するための
    ロー・アドレスおよび矩形小領域(7a)内の各画素を指
    示するための上記互いに異なる方向のアドレスの残余ビ
    ットから構成されるコラム・アドレスを生成して矩形小
    領域(7a)内に対する高速アクセスを行なう制御手段
    (6)を有していることを特徴とするメモリ書込み制御
    装置。
  6. 【請求項6】表示機能を有していない描画メモリ(7)
    が複数個のメモリ・デバイスで構成されているととも
    に、複数個のメモリ・デバイスでメモリの1プレーンが
    構成されており、1プレーンを構成するメモリ・デバイ
    スの数と等しい個数の書込み用ダブル・バッファ・メモ
    リを有しているとともに、複数個の直線補間演算器を有
    しており、制御手段(6)が、アクセスアドレスの下位
    ビットに基づいてメモリ・デバイス選択信号を生成する
    とともに、アクセスアドレスの残余のビットに基づいて
    ロー・アドレスおよび下位ビットがメモリ領域選択信号
    として割当てられたコラム・アドレスを生成するもので
    ある上記特許請求の範囲第5項記載のメモリ書込み制御
    装置。
  7. 【請求項7】表示専用のフレーム・メモリ(5)の内容
    に基づいて図形を可視的に表示する描画装置において、
    内容を表示専用のフレーム・メモリ(5)に供給するた
    めのメモリ領域および隠面処理のためのメモリ領域を有
    し、かつ表示機能を有していないDRAMから構成される描
    画メモリ(7)を設けておくとともに、セクショニング
    値のデータ・ビットのうち、1/2の桁分を格納するバッ
    ファ領域と、残余の1/2桁分を格納するバッファ領域を
    有し、かつ描画専用メモリ(7)の1/2の容量の、DRAM
    から構成されるセクショニング・バッファ(8)を設け
    ておいて、描画専用メモリ(7)およびセクショニング
    ・バッファ(8)をm×n(m,nは自然数)の矩形小領
    域(7a)(8a)に分割するとともに、描画専用メモリ
    (7)の矩形小領域(7a)に対応する画素の両メモリ領
    域を割当て、セクショニング・バッファ(8)の矩形小
    領域(8a)に対応する画素の両バッファを割当て、矩形
    小領域(7a)(8a)に対して直線補間演算器から出力さ
    れるDRAMのアクセスアドレスのうち、互いに異なる方向
    のアドレスの上位ビットから構成される同一のロー・ア
    ドレスを割当てておいて、割当てられたロー・アドレス
    および上記互いに異なる方向のアドレスの残余のビット
    から構成されるコラム・アドレスに基づいて描画専用メ
    モリ(7)およびセクショニング・バッファ(8)の矩
    形小領域(7a)(8a)内に対する高速アクセスを並行し
    て行なうことを特徴とするメモリ書込み制御方法。
  8. 【請求項8】表示専用のフレーム・メモリ(5)の内容
    に基づいて図形を可視的に表示する描画装置において、
    内容を表示専用のフレーム・メモリ(5)に供給するた
    めのメモリ領域および隠面処理のためのメモリ領域を有
    し、かつ表示機能を有していないDRAMから構成される描
    画専用メモリ(7)と、セクショニング値を1/2の桁数
    分のビットに区画して格納するDRAMから構成されるセク
    ショニング・バッファ(8)とを有しているとともに、
    描画専用メモリ(7)およびセクショニング・バッファ
    (8)が直線補間演算器から出力されるDRAMのアクセス
    アドレスのうち、互いに異なる方向のアドレスの上位ビ
    ットから構成される同一のロー・アドレスが割当てられ
    たm×n(m,nは自然数)の大きさの矩形小領域(7a)
    (8a)に分割されてあり、矩形小領域(7a)(8a)を指
    示するためのロー・アドレスおよび矩形小領域(7a)
    (8a)内の各画素を指示するための上記互いに異なる方
    向のアドレスの残余のビットから構成されるコラム・ア
    ドレスを生成して矩形小領域(7a)(8a)に対する高速
    アクセスを行なう描画専用メモリ用制御手段(72)およ
    びセクショニング・バッファ用制御手段(82)を有して
    いることを特徴とするメモリ書込み制御装置。
  9. 【請求項9】描画専用メモリ(7)およびセクショニン
    グ・バッファ(8)がそれぞれ複数個のメモリ・デバイ
    スで構成されているとともに、互いに等しい個数のメモ
    リ・デバイスで描画専用メモリ(7)の1プレーンおよ
    びセクショニング・バッファ(8)の1プレーンがそれ
    ぞれ構成されており、1プレーンを構成するメモリ・デ
    バイスの数と等しい個数の描画専用メモリ書込み用ダブ
    ル・バッファ・メモリ(71)およびセクショニング・バ
    ッファ書込み用ダブル・バッファ・メモリ(81)を有し
    ているとともに、複数個の直線補間演算器(73)(83)
    を有しており、描画専用メモリ用制御手段(72)が、ア
    クセスアドレスの下位ビットに基づいてメモリ・デバイ
    ス選択信号を生成するとともに、アクセスアドレスの残
    余のビットに基づいてロー・アドレスおよび下位ビット
    がメモリ領域選択信号として割当てられたコラム・アド
    レスを生成するものであり、セクショニング・バッファ
    用制御手段(82)が、アクセスアドレスの下位ビットに
    基づいてメモリ・デバイス選択信号を生成するととも
    に、アクセスアドレスの残余のビットに基づいてロー・
    アドレスおよび下位ビットがビット選択信号として割当
    てられたコラム・アドレスを生成するものである上記特
    許請求の範囲第8項記載のメモリ書込み制御装置。
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