JP2741692B2 - 加圧成形方法 - Google Patents

加圧成形方法

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雅彦 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、可撓性を有する型によって成形体を得るよ
うにした加圧成形方法に関するものである。
〔従来の技術〕
加圧成形方法には、天然ゴム、ネオプレン、ウレタ
ン、合成樹脂、可逆ゲル物質等の可撓性を有する材質に
よって構成された型を採用するものがある。
この種の加圧成形方法では、上記型の内部に原料粉
体、たとえば粉末状のセラミックスを充填してこの型の
外周から高圧力を加えると、該型が適宜撓むことにより
この高圧力が粉末状のセラミックスに伝達され、所望の
形状に成形されたセラミックスの成形体を得ることがで
きる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記のように可撓性を有する型を採用する
加圧成形方法においては、上記型1に圧力を加えた場
合、第3図(a)に示すように、型1と原料粉体2との
臨界表層域においてこれら型1を構成する物質とこの型
1に充填した原料粉体2とが相互に混入してしまう。
このような状態のままで成形体2′が成形されると、
第3図(b)に示すように、離型の際にこれら型1ある
いは成形体2′に欠損部1a、2′aを生じる虞れがあ
る。
このため、型1においてはその著しい損耗が招来さ
れ、一方、成形体2′においては破損の原因となるばか
りでなく、薄肉形状のものは成形することすら困難にな
る場合がある。
本発明の目的は、上記実情に鑑みて、型および成形体
に損傷を来すことなく成形体を得ることのできる加圧成
形方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、可撓性を有する型に原料粉体を充填し、
この型を介して前記原料粉体に圧力を加えることによ
り、該原料粉体から成形体を得る加圧成形方法におい
て、前記型の内面に可撓性を有する薄膜体を塗布する工
程と、前記薄膜体を塗布した型に原料粉体を充填する工
程と、前記型を加圧して成形体を成形する工程と、前記
型の内部で成形した成形体を前記薄膜体に被包された状
態で離型させる工程とを含んでいる。
〔作用〕
上記構成によれば、薄膜体によって加圧時における型
および原料粉体相互の混入が阻止される。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳細に説
明する。
第1図は、本発明に係る加圧成形方法を概念的に示し
たもので、本実施例では、ゴム材によって構成された型
10を採用し、セラミックスの粉体s(原料粉体)を加圧
して成形体Sを得る方法を例示している。
この成形方法では、まず第1図(a)に示す型10にポ
リマー樹脂、たとえば塩化ビニル系、エポキシ系、ウレ
タン系等のポリマー樹脂を均一に塗布し、第1図(b)
に示すように、その内壁面10a全体に上記ポリマー樹脂
の薄膜体20を形成する。
次に、第1図(c)に示すように、薄膜体20を形成し
た型10内にセラミックスの粉体sを充填し、その後この
型10を密封する。なお、その際には型10を振動させた
り、真空操作するなどして該粉体sを型10内に均一に充
填することが好ましい。
さらに、第1図(d)に示すように、密封した型10を
高圧容器30内に収容させるとともに、この容器30内に不
凍液40を充満させ、ピストン31を介して該不凍液40に所
要の圧力を、所要の時間だけ加える。このとき、上記型
10は、図示していない適宜な手段によって高圧容器30の
中央部に配置されている。
上記ピストン31によって不凍液40に加えられた圧力
は、上記型10の外周全面に同時に、かつ均一に作用する
とともに、上記ポリマー樹脂の薄膜体20を介して型10内
に充填された粉体sに作用し、これら型10および薄膜体
20を適宜撓ませることによって粉体sを互いに圧着させ
る。
このとき、第2図(a)に示すように、型10の内壁面
10aと粉体sとの間には薄膜体20が介在されるため、こ
の薄膜体20と粉体sとが互いに混入し、型10と粉体sと
が直接相互に混入することはない。
所要の時間経過後、ピストン31による不凍液40への加
圧を除去し、第1図(e)に示すように、高圧容器30か
ら取り出して離型させれば、所望の形状に成形された成
形体Sを得ることができる。
その際、上述したように成形体Sはポリマー樹脂の薄
膜体20が混入した状態で成形されているため、つまり実
質的に薄膜体20が転写された状態で成形されているた
め、第2図(b)に示すように、この薄膜体20に被包さ
れた状態で離型されることとなり、この成形体Sの離型
の際に該成形体Sおよび型10が損傷することはない。
したがって、この加圧成形方法によれば、型10の損耗
を可及的に防止できるとともに、薄肉形状の成形品Sを
も容易に得ることできる。
なお、上記実施例では、ゴム材によって構成された型
10を採用しているが、本発明ではゴム材以外の可撓性を
有する材質、たとえばネオプレン、ウレタン、合成樹
脂、可逆ゲル物質等によって構成された型を採用しても
よい。さらに、セラミックスの粉体sを加圧してセラミ
ックスの成形体Sを得る方法を例示しているが、もちろ
んその他の材質の成形体を得る場合にも適用することが
できることはいうまでもない。
また、上記実施例では、高圧容器30内に充満された不
凍液40に型10を浸漬させ、ピストン31によりこの不凍液
40および型10を介して原料粉体sを加圧する、いわゆる
冷間静水圧加圧法(cold isostatic pressing)に適用
して成形体Sを得るようにしているため、密度分布の少
ない均質な成形体を得ることができるが、本発明ではこ
れらに限定されず、不凍液40以外の圧力媒体を採用する
冷間静水圧加圧法、あるいはピストン31を介さずに直接
圧力媒体を加圧する冷間静水圧加圧法に適用しても構わ
ないし、また、冷間静水圧加圧法以外の加圧法に適用し
て成形体を得るようにしてもよい。
さらに、塩化ビニル系、エポキシ系、ウレタン系等の
ポリマー樹脂を塗布することによって薄膜体20を形成す
るようにしているが、本発明では、ポリマー樹脂を吹き
付けたり、印刷したり、あるいは浸漬させることによっ
て薄膜体を形成してもよいし、また、可撓性を有する材
質、すなわち、型に加えられた圧力をそのまま粉体に伝
達することのできるものであれば、その他の材質で薄膜
体を形成しても構わない。
〔発明の効果〕
上記したように、本発明に係る加圧成形方法によれ
ば、薄膜体によって加圧時における型および原料粉体相
互の混入が阻止されるため、加圧成形終了時に成形体を
型から取り出した場合にも、型および成形体に損傷を来
すことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る加圧成形方法を概念的に示した
断面図、第2図(a)は、本発明に係る加圧成形方法を
適用した場合の型と成形体との臨界表層部を概念的に示
した拡大断面図、第2図(b)は、第2図(a)の状態
から成形体を離型させた状態を示した拡大断面図、第3
図(a)は、従来の加圧成形方法を適用した場合の型と
成形体との臨界表層部を概念的に示した拡大断面図、第
3図(b)は、第3図(a)の状態から成形体を離型さ
せた状態を示した拡大断面図である。 10……型、20……薄膜体、s……原料粉体、S……成形
体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する型に原料粉体を充填し、こ
    の型を介して前記原料粉体に圧力を加えることにより、
    該原料粉体から成形体を得る加圧成形方法において、 前記型の内面に可撓性を有する薄膜体を塗布する工程
    と、 前記薄膜体を塗布した型に原料粉体を充填する工程と、 前記型を加圧して成形体を成形する工程と、 前記型の内部で成形した成形体を前記薄膜体に被包され
    た状態で離型させる工程と を含むことを特徴とする加圧成形方法。
JP1225654A 1989-08-31 1989-08-31 加圧成形方法 Expired - Lifetime JP2741692B2 (ja)

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