JP2741201B2 - 界面活性剤組成物 - Google Patents

界面活性剤組成物

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JP2741201B2 JP63029630A JP2963088A JP2741201B2 JP 2741201 B2 JP2741201 B2 JP 2741201B2 JP 63029630 A JP63029630 A JP 63029630A JP 2963088 A JP2963088 A JP 2963088A JP 2741201 B2 JP2741201 B2 JP 2741201B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水溶液中で安定な界面活性剤組成物に関す
る。
従来の技術 強アルカリ性水溶液中に界面活性剤を高濃度に安定に
配合することは困難であり、このような系では界面活性
剤が分離してしまう。また、ノニオン界面活性剤におい
ては、曇点が低いものを用いたり、あるいは使用温度が
高くなると、水溶液から分離してしまう。しかし一方に
おいて、洗浄力を増強させるための強アルカリの使用
や、低泡洗剤としての非イオン界面活性剤の利用を必要
とする分野が多い。以下、さらに具体的に説明する。
自動食器洗浄機用洗浄剤の場合には、粉末洗浄剤や液
体洗浄剤が用いられているが、いずれも所望の洗浄力を
得るために高アルカリ条件で使用されている。例えば、
オーバーフロー方式と呼ばれる方式では、リザーバーと
呼ばれる槽内に、アルカリ剤を含む粉末剤洗浄剤を入れ
て置き、これに湯を供給し、溶解した洗浄剤の所定量を
リザーバーからオーバーフローさせて洗浄槽に供給す
る。この場合、溶解した洗浄剤中のアルカリ剤濃度は30
%前後の高濃度となるため、洗浄剤中に界面活性剤を含
むときは、これが分離してしまう。特に、スプレー洗浄
方式を採る食器洗浄機では極低泡性の非イオン界面活性
剤が利用されることが多いが、これがアルカリ溶液中で
分離して用をなさない。
逐次溶解供給方式を採用することにより、オーバーフ
ロー方式におけるリザーバー内での分離の問題は解決す
ることができる。逐次溶解供給方式では、本出願人が特
願昭62−7685号にも示したように、底部が開口した容器
に洗浄剤を充填しておき、この開口底部から湯を噴霧し
て必要量のみを溶解、供給する方式である。しかし、ス
プレー洗浄に用いられる低泡性非イオン界面活性剤は、
一般に低曇点を有し、アルカリビルダーの共存下ではさ
らに曇点が低くなる性質がある。しかも、不特定多数の
業務用食器を洗浄、濯ぐ工程では、殺菌および速乾性の
目的もあって高温下で使用される。このため、逐次溶解
供給方式を採用してリザーバーにおける非イオン界面活
性剤の分離問題を解決しても、非イオン界面活性剤が曇
点以上で濯がれる結果、ここで分離した非イオン界面活
性剤が食器表面に残り、良好な洗浄効果が得られない。
また、液体洗浄剤においても、強アルカリ性の高濃度
液体洗浄剤に界面活性剤を安定に配合することは困難で
ある。特にスプレー方式を採る食器洗浄機に用いる場合
は、前記のように非イオン界面活性剤が必要となるが、
安定配合は非常に困難である。
スモークハウス(燻煙室)の洗浄に際しては、立壁面
に洗浄剤をスプレーし、壁面のヤニ汚れを洗浄除去して
おり、洗液ができるだけ長時間壁面に付着して、汚れに
浸透し、除去しやすくする必要がある。このため、強ア
ルカリ洗剤を高発泡させて付着させるフォームクリーニ
ングシステムが用いられる。しかし、このシステムでは
強アルカリ性無機剤と界面活性剤とを併用することが必
須であるが、安定な洗浄剤溶液を調整することは困難で
ある。なお、この場合には、一般に界面活性剤として発
泡性の陰イオン界面活性剤や両性界面活性剤等が多用さ
れる。
この他にも、強アルカリ剤と低泡性界面活性剤とを共
存させ、高温で浸漬・洗浄する工程を必要とする分野と
しては、金属類のメッキ前処理工程、綿布の染色におけ
る精錬工程、シルケット工程等があり、いずれも安定な
洗浄液を得ることは極めて困難である。
また、アルカリ剤を使用しない場合であっても、曇点
が低い界面活性剤の高濃度水溶液を取り扱う場合も事情
は同じである。低泡性界面活性剤が奨用される分野は数
多くあるが、一般に低泡性であるほど、曇点は低くな
る。
発明が解決しようとする課題 本発明は、高アルカリ条件下であっても、あるいは低
曇点の非イオン界面活性剤を用いた場合等でも、水溶液
中から界面活性剤が分離することを防止し、安定な界面
活性剤組成物を提供するものである。
発明の構成 本発明は、界面活性剤と、一般式(I)で示される特
定の安定化剤を用いることを特徴とする。
R1−OR2 nSO3M ……(I) (R1:nが1〜5の場合は炭素数2〜5のアルキル基、n
が零の場合は炭素数3〜5のアルキル基 R2:酸化エチレン基または酸化プロピレン基 n:0〜5 M:NaまたはK) 以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明で用いられる安定化剤は、下記の一般式(I2
または(II2)で表わされる化合物である。なお、式中
の記号の意味は、特にことわらない限り上記一般式
(I)と同じである。
(i)低級アルキル硫酸塩 R11−O−SO3M ……(I1) (R11:炭素数3〜5のアルキル基) (ii)ポリオキシエチレンまたはポリオキシプロピレン
アルキルまたはアルキルアリールエーテル硫酸塩 R12−OR2 nSO3M ……(I2) (R12:炭素数2〜5、好ましくは4〜5のアルキル n:1〜5 なお、このエーテル硫酸塩では酸化エチレンと酸化プ
ロピレンとを混合して付加させてもよい。
これら安定化剤の具体例としては、プロピルアルコー
ルサルフェート、n−またはtert−ブチルアルコールサ
ルフェート、アミルアルコールサルフェート、エチルア
ルコールエトキシサルフェート(オキシエチレンエチル
エーテル硫酸塩)、エチルアルコールジエトキシサルフ
ェート、エチルアルコールプロポキシサルフェート、プ
ロピルアルコールエトキシサルフェート、プロピルアル
コールジエトキシサルフェート、ブチルアルコールエト
キシサルフェート、ブチルアルコールジエトキシサルフ
ェート、ブチルアルコールプロポキシサルフェート、ア
ミルアルコールエトキシサルフェート、などが挙げられ
る。
このような安定化剤を界面活性剤組成物中に添加する
ことにより、組成物の水溶液状態における安定性を改善
することができ、水溶液から界面活性剤が分離すること
を防止できる。
界面活性剤組成物の他の成分や配合量は、その使途等
に応じて適宜決定することができ、例えば、以下のよう
な無機アルカリ剤、非イオン、陰イオン、両性等の界面
活性剤、ハイドロトロープ剤などを用いることができ
る。なお、当然のことであるが、ここにいう界面活性剤
の概念には、本発明の安定化剤は含まれない。
(1)無機アルカリ剤 苛性ソーダ、苛性カリ、オルソ珪酸ソーダ、オルソ珪
酸カリ、メタ珪酸ソーダ、メタ珪酸カリ、炭酸ソーダ、
炭酸カリ、オルソ燐酸ソーダ、オルソ燐酸カリ等。
(2)非イオン界面活性剤 高級アルコールエトキシレート、アルキルフェニルエ
トキシレート、高級アルコールのエチレンオキサイドお
よび/またはプロピレンオキサイド付加体、アルキルフ
ェノールのエチレンオキシドおよび/またはプロピレン
オキシド付加体、エチレンオキサイド・プロピレンオキ
サイドブロックコポリマー等。
(3)陰イオン界面活性剤 アルキルベンゼンスルフォン酸塩、ナフタレンスルフ
ォン酸塩、アルキルナフタレンスルフォン酸塩、ペトロ
リウムスルフォン酸塩、高級アルケニル(C12〜C18)硫
酸塩、高級アルコール(C12〜C18)エトキシレートスル
フォン酸塩、アルキルフェニルエトキシレート硫酸塩、
アルキルリン酸エステル塩、石けん等。
(4)両性界面活性剤 アルキルベタイン化合物、スルフォベタイン化合物、
アルキルイミダゾリニウム化合物、アルキルアミノプロ
ピオン酸化合物、アルキルイミノジプロピオン酸化合物
等。
(5)ハイドロトロープ剤 トルエンルフォン酸塩、キシレンスルフォン酸塩、リ
グニンスルフォン酸塩、C6〜12の高級アルコール硫酸
塩等。
本発明の(a)安定剤は、(b)界面活性剤に対し
て、(a)/(b)=5/1〜1/10の範囲で用いることが
好適であり、より好ましくは2/1〜1/2の範囲である。
また、本発明の界面活性剤組成物中には、その用途に
も依るが、典型的には界面活性剤が0.5〜50重量%含ま
れる。さらに、同様にアルカリ剤が0〜99重量%が含ま
れる。
本発明の組成物の剤型は液体に限定されず、粉粒状等
の固体でもよい。固体の場合には、使用時に水溶液とし
た際の安定性が改善される。代表的な組成例は以下の通
りである。必要に応じて水でバランスされる。
(1)無機アルカリ剤/非イオン界面活性剤/安定化剤
(自動食器洗浄機用などの硬表綿洗浄剤等) (2)無機アルカリ剤/アニオン界面活性剤および/ま
たは両性界面活性剤/安定化剤(スモークハウス用また
は金属用洗浄剤等) (3)非イオン界面活性剤/安定化剤 発明の効果 本発明によれば、安定化剤として特定の低級アルコー
ル硫酸塩または低級アルコールエトキシレート硫酸塩を
配合することにより、界面活性剤の水溶液中での安定性
を改善することができ、高アルカリ濃度水溶液中で用い
る場合や、曇点の低い非イオン界面活性剤を用いた場合
でも、界面活性剤を安定に共存させることができる。そ
こで、強アルカリ性の硬表面用洗浄剤、低泡性洗浄剤な
どの用途に汎く応用することができる。
例えば、自動食器洗浄機用の粉末洗剤として応用すれ
ば、オーバーフロー方式のリザーバー中の分離を防止で
きる。また、強アルカリ、高温の洗浄槽内での非イオン
界面活性剤の安定共存が可能となり、自動食器洗浄機用
洗剤に非イオン界面活性剤を配合した場合でも濯ぎ工程
後の食器表面に、非イオン界面活性剤が残留することが
ない。さらに、強アルカリ性の高濃度液体洗浄剤内に、
界面活性剤、特に非イオン界面活性剤を安定に配合する
ことができる。
実施例 以下の表−1に示す組成の界面活性剤組成物を調製
し、液組成物安定性および洗浄力を評価した。
(1)液組成物安定性の評価 ○:分離せず ×:分離 (2)洗浄力の評価 試料No.1、Aは鋼板の洗浄に、試料No.2、Bはアルミ
板の洗浄に用いた。試料No.3,4,Cはスモークハウス洗浄
剤として用いた。試料No.5、Dは逐次溶解供給方式を採
用する業務用の自動食器洗浄機に用い、試料No.6.Eは家
庭用の自動食器洗浄機に用いた。
本発明の実施例である試料No.1〜7は分離もなく、所
望の洗浄効果が得られたので、「良」と評価した。
これに対して、試料No.A,B,Cは、洗浄剤組成物が分離
し、所期の洗浄効果が得られなかった。また、試料No.D
は粉末洗剤として逐次溶解供給方式を採用したので、組
成物自体の分離はないが、洗浄後のグラスに多くのウォ
ータースポットが生じ、所期の洗浄効果が得られなかっ
た。
試料No.Eは、洗浄後の食器にスポットが残り、所期の
洗浄効果が得られなかった。
以上から、試料No.A〜Eの洗浄力評価を「不良」とし
た。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】界面活性剤と、一般式(I) R1−OR2 nSO3M ……(I) (R1:nが1〜5の場合は炭素数2〜5のアルキル基、n
    が零の場合は炭素数3〜5のアルキル基 R2:酸化エチレン基または酸化プロピレン基 n:0〜5 M:NaまたはK) で示される低級アルキル硫酸塩あるいはポリオキシエチ
    レン(もしくはポリオキシプロピレン)アルキルエーテ
    ル硫酸塩を含有することを特徴とする界面活性剤組成
    物。
JP63029630A 1988-02-10 1988-02-10 界面活性剤組成物 Expired - Lifetime JP2741201B2 (ja)

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