JP2741173B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2741173B2
JP2741173B2 JP6261611A JP26161194A JP2741173B2 JP 2741173 B2 JP2741173 B2 JP 2741173B2 JP 6261611 A JP6261611 A JP 6261611A JP 26161194 A JP26161194 A JP 26161194A JP 2741173 B2 JP2741173 B2 JP 2741173B2
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drum
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詔八 鵜川
孝 金井
賢二 手呂内
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Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に識別情報が付さ
れた可変表示部材を駆動モータにより駆動する可変表示
装置を備えた遊技機、例えば、パチンコ遊技機やスロッ
トマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機やスロットマシン
に使用される可変表示装置の中には、表面に識別情報が
付された可変表示部材(例えば、回転ドラムやベルト)
をステッピングモータにより駆動するものが多数提案さ
れている。このような可変表示装置においては、ステッ
ピングモータの回転子の中心に固着される出力軸に可変
表示部材が直接的に固着されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、可変表示部
材の重量に対してステッピングモータの出力が不足して
いる場合には、駆動開始時にステッピングモータのパル
スが送られても可変表示部材が回転しない、あるいは停
止時に可変表示部材の慣性力により予定した以上に回転
してしまうという弊害があるため、可変表示部材の重量
(結果的に大きさ)とステッピングモータの出力とのバ
ランスが取れたものを採用しなければならない。しかし
て、近年の可変表示装置は、可変表示部材が大型化する
傾向にあるため、ステッピングモータも高出力のものを
使用する必要がある。しかし、高出力のステッピングモ
ータは、コストが高いため、可変表示部材の重量に対し
て最低限の出力のステッピングモータを使用しているの
が現状である。そのような現状において、可変表示部材
の回転開始及び停止動作を確実に行うため、回転開始時
から定常速度に移行するまでの間、及び定常速度から停
止するまでの間の駆動パルスの周波数を極めて緩やかに
増減しているため、スムーズな加速・減速ができないと
いう欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みなさ
れたもので、その目的とするところは、可変表示部材の
スムーズな加速・減速を行うことができる可変表示装置
を備えた弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、表面に識別情報が付された
可変表示部材を駆動モータにより駆動する可変表示装置
を備えた遊技機において、前記駆動モータの回転子と前
記可変表示部材が固着される回転軸とを、所定のクリア
ランスを有して連繋すると共に、該クリアランスの内部
に弾性変形し得る弾性部材を介在させたことを特徴とす
るものである。
【0005】
【作用】駆動モータの回転子と可変表示部材が固着され
る回転軸とを、所定のクリアランスを有して連繋すると
共に、該クリアランスの内部に弾性変形し得る弾性部材
を介在させたので、駆動パルスが供給されると回転子が
回転を先行開始して弾性部材を変形させ、その後、遅れ
て可変表示部材が固着される回転軸にも弾性部材を介し
て回転力が伝達される。また、停止時においても、駆動
パルスの供給停止に伴う回転子の停止時に可変表示部材
の慣性力が弾性部材を介して弱められて回転子に伝達さ
れる。このような作用を利用すれば、回転開始時及び回
転終了時の駆動パルスの周波数の増減を急激に行っても
可変表示部材の回転開始動作及び回転停止動作を確実に
行うことができるため、可変表示部材のスムーズな加速
・減速を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1乃至図4を参照して、実施例
に係る遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤1
の構成について説明する。図1は、遊技盤1の正面図で
あり、図2は、遊技盤1の背面図であり、図3は、遊技
盤1に設けられる可変入賞球装置6の正面図であり、図
4は、可変入賞球装置6の背面図である。図において、
遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するための
誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール2で
区画された領域が遊技領域3を構成している。遊技領域
3のほぼ中央上部には、識別情報(以下、図柄という)
を可変表示する可変表示部材としての回転ドラム64a
〜64cを複数個備えた可変表示装置30が配置されて
いる。この可変表示装置30は、本実施例の要部を構成
するものである。
【0007】可変表示装置30の下方には、図柄の可変
表示(以下、変動という)を許容する始動入賞口4が設
けられている。この始動入賞口4に入賞した入賞玉は、
遊技盤1の裏面に導かれて始動入賞玉検出器5によって
検出される。なお、始動入賞口4への入賞に基づく可変
表示装置30の変動は、所定回数(例えば、4回)記憶
され、その旨が可変表示装置30に設けられる始動記憶
表示部41a,41bの4つの始動記憶表示器LED
(図示しない)によって表示されるようになっている。
なお、次に説明する可変入賞球装置6の左右に設けられ
る入賞口17も始動入賞口を構成するものであり、その
ため、始動入賞口17内にも始動入賞玉検出器17aが
設けられている。
【0008】前記可変表示装置30の下方に入賞領域8
を有する可変入賞球装置6が設けられている。可変入賞
球装置6は、図3及び図4に示すように、前記遊技盤1
に取り付けられる取付基板7を有し、その取付基板7の
上部中央に横長長方形状の入賞領域8が形成されてい
る。この入賞領域8は、前後に開閉する開閉板9によっ
て閉塞されている。この開閉板9は、開閉用ソレノイド
10によって開閉制御され、開閉板9が前方に向かって
傾動した開成中には、遊技盤1の表面を落下する打玉を
受止めて入賞領域8に導き入賞玉とする。また、入賞領
域8の内部は、左右2つに区画され、その一側に特定領
域が形成され、その他側に通常領域が形成されている。
特定領域には、特定領域スイッチ11が設けられ、ま
た、通常領域を通過した入賞玉を検出する10カウント
スイッチ12も設けられている。
【0009】また、可変入賞球装置6には、その取付基
板7の左右に始動入賞口17が一体的に形成され、ま
た、入賞領域8の内部に大当り中の開閉板9の開放回数
及び1回の開放における入賞個数を表示する回数・個数
表示器16が設けられている。更に、可変入賞球装置6
には、始動入賞口17の下方に飾りLED13(以下、
飾りLED−Fという)が設けられ、さらに開閉板9の
下方に飾りLED14(以下、飾りLED−Gとい
う)、飾りLED15(以下、飾りLED−Hという)
がそれぞれ設けられている。これらの飾りLEDは、可
変表示装置30の変動時や特定遊技状態時等に所定の態
様で駆動制御されるようになっている。
【0010】しかして、上記のように構成される可変入
賞球装置6は、以下のように作動する。即ち、打玉がい
ずれかの始動入賞口4,17に入賞して始動入賞玉検出
器5,17aをONさせると、可変表示装置30が変動
を開始し、一定時間(例えば、6秒)が経過すると、
左、中、右の順で図柄が確定され、その確定された図柄
の組み合せが所定の表示態様となったときに大当り遊技
状態となる。そして、この大当り遊技状態においては、
可変入賞球装置6の開閉板9が所定期間(例えば、29
秒経過するまで、あるいは10個の入賞玉が発生するま
で)開放する(開放サイクル)ように設定され、その開
放している間遊技盤1の表面を落下する打玉を受止める
ようになっている。そして、入賞領域8内に設けられた
特定領域に入賞すると、再度上記した開放サイクルを繰
り返し、特定領域に入賞玉が入賞する毎に継続権が成立
して開放サイクルを最高16回繰り返すことができるよ
うになっている。
【0011】更に、遊技盤1の表面には、下部左右側方
に袖入賞口18a,18bが設けられている。袖入賞口
18a,18bは、袖ランプ19a,19bを内蔵して
おり、この袖ランプ19a,19bは、前記大当り遊技
状態時、変動時等に点灯又は点滅してその旨を報知する
ものであり、同様な機能を有するものとして、遊技領域
3の左右にサイドランプ20a,20b及び飾りLED
21a,21b(以下、飾りLED−Eという)が設け
られている。なお、遊技領域3の入口部分の内側誘導レ
ール2の上端には、遊技領域3に到達した打玉が逆流し
ないようにするため、逆流防止装置25が取り付けられ
ている。また、遊技盤1の表面の最下方には、上記した
いずれの入賞領域にも入賞しなかった打玉が遊技盤1の
後方に導かれるアウト口24が設けられている。また、
誘導レール2の外周に沿ってレール飾りランプ22が設
けられている。更に、図示しないがパチンコ遊技機の前
面上部には、遊技効果ランプ23が設けられると共に遊
技の進行に応じて効果音を発生するスピーカ26(共に
図12のブロック図に符号のみ表示)も設けられてい
る。
【0012】また、遊技盤1の裏面には、図2に示すよ
うに、可変表示装置30を構成するドラム装置部60が
上部に取り付けられ、該ドラム装置部60の下方に入賞
玉集合カバー体27が止着されている。この入賞玉集合
カバー体27は、始動入賞口4、17、袖入賞口18
a,18b、入賞領域8に入賞した入賞玉を所定の径路
にしたがって誘導する誘導径路が形成されるものであ
る。なお、本実施例においては、入賞領域8を除く入賞
口に入賞した入賞玉によって相対的に少ない景品玉数
(例えば、7個)が払い出され、入賞領域8に入賞した
入賞玉によって相対的に多い景品玉数(例えば、15
個)が払い出されるように設定されている。
【0013】ところで、遊技領域3のほぼ中央に配置さ
れる可変表示装置30は、遊技領域3の上半分を占領す
る程の大きさに形成されている。そこで、可変表示装置
30の構成について図5乃至図12を参照して説明す
る。図5は、可変表示装置30の遊技盤1の表面に取り
付けられる取付基板31の正面図であり、図6は、回転
表示装置30の縦断面図であり、図7は、可変表示装置
30の中の1つの回転ドラムユニット62の断面図であ
り、図8は、回転ドラム64を回転駆動するステッピン
グモータ65の分解斜視図であり、図9は、クリアラン
ス内に設けられる弾性部材99a,99bの作用を示す
ステッピングモータ65aの正面概略図であり、図10
は、回転ドラム64の外周面に描かれる図柄(識別情
報)の一覧表図であり、図11は、クリアランスによっ
て生じる回転ドラム64の回動範囲を説明する説明図で
あり、図12は、ステッピングモータ65に供給される
駆動パルスのタイムチャートである。
【0014】可変表示装置30は、遊技盤1の前方から
その表面に取り付けられる取付基板31と、遊技盤1の
後方からその裏面に取り付けられるドラム装置部60と
から構成されている。このように取付基板31とドラム
装置部60とが遊技盤1の前後から別々に取り付けられ
るため、取付基板31とドラム装置部60との相互の位
置が正確となるように、図示しないが取付基板31から
延びる係合ボスがドラム装置部60の係合穴に係合し、
且つ取付基板31と遊技盤1、及びドラム装置部60と
遊技盤1との取付もそれぞれ位置決め手段(突起と穴)
で位置決めされるようになっている。
【0015】まず、取付基板31の構成について図5を
参照して説明する。取付基板31には、所定間隔をおい
て長方形状の複数(3つ)の表示窓部32a〜32cが
開設されている。この表示窓部32a〜32cは、図6
に示すように、取付基板31の表面より後方に凹んで形
成されており、その裏面側から透明レンズカバー33a
〜33cが止着されて表示窓部32a〜32cを閉塞し
ている。なお、図示の実施例においては、中央の表示窓
部32bがやや長く形成されている。しかして、透明レ
ンズカバー33a〜33cの左右両側には、その裏面が
ローレットカット加工された側方ローレットカット部3
4となっているが、これは、表示窓部32a〜32cか
ら後述する回転ドラム64a〜64cの縁部が透視でき
ないようにするためである。また、中央の透明レンズカ
バー33bについては、前記したように表示窓部32b
の長さに対応して長いものを使用されているが、その下
方部分裏面にローレットカット加工された下部ローレッ
トカット部35が形成され、結果的に透視できる範囲が
左右の透明レンズカバー33a,33cと同じように形
成されている。また、下部ローレットカット部35の側
方には、飾りLED36(以下、飾りLED−Cとい
う)が装着され、回転ドラム64a〜64cの回転時等
に表示駆動制御されるようになっている。
【0016】なお、中央の表示窓部32bが下方に長く
形成されている理由としては、表示窓部32a〜32c
が前記したように後方に凹んで形成されているため、各
表示窓部32a〜32cの下部縁が玉転動面47a〜4
7cとして形成され、その凹んだ空間に侵入した打玉が
転動して再度遊技領域3に落下するようになっている。
この場合、次に説明する玉通路38a,38bの長さと
の関係で左右の玉転動面47a,47cの高さでは、あ
まり打玉が空間に侵入せず、玉が転動しないため、面白
みに欠けるため、特に中央の玉転動面47bを下方に下
げて、打玉が空間に侵入し易くすると共に玉転動面47
bを玉が転動し易くして遊技の面白みを出すようにして
いるためである。この場合、玉転動面47bのほぼ中央
から打玉が落下すると、前記始動入賞口4に向けて打玉
が落下するので、より遊技者の興味を誘うことができ
る。
【0017】また、上記のように透明レンズカバー33
a〜33cで覆われる表示窓部32a〜32cには、後
述する回転ドラム64a〜64cの外周面に描かれる図
柄の3つずつが視認できる長さとなっており、その各3
つの図柄によって構成される3本の水平ライン及び2本
の対角線ライン、合計5本が当りラインと設定される。
そして、この5本の当りラインのうちのいずれかの当り
ラインに同一の大当り図柄が揃えば、大当り遊技状態と
なるものである。
【0018】上記した表示窓部32a〜32cの上縁か
ら側縁の約半分を覆うように取付基板31の前面には、
障害鎧部37a〜37cが突設され、その障害鎧部37
a〜37cによって打玉が直接的に各表示窓部32a〜
32cの空間に侵入しないようになっている。しかし
て、隣り合う表示窓部32a〜32cの障害鎧部37a
〜37cの間が玉通路38a,38bとして形成され、
打玉が下方に向けて通過し得るようになっている。玉通
路38a,38bへの侵入口上方には、風車39a,3
9bが設けられている。この風車39a,39bは、属
にランプ風車といわれるもので、その内部に風車LED
40a,40bを内蔵している。ただし、本実施例にお
いては、左風車39aは、左回転だけするような構造と
なっており、右風車39bは、右回転だけするような構
造となっている。これにより、打玉を中央の障害鎧部3
7bに衝突させて玉通路38a,38bを通過させるよ
うにすることができる。もちろん、風車39a,39b
の回転をどちらの方向に回転するように構成しても良
い。
【0019】また、玉通路38a,38bの上部には、
始動記憶表示部41a,41bが設けられている。この
始動記憶表示部41a,41bは、各2つの始動記憶表
示LEDを含むものである。なお、始動記憶表示部41
a,41bdを玉通路38a,38bに直接臨ませるよ
うに配置しても良い。
【0020】また、始動記憶表示部41a,41bの下
方には、左右に縦列2本ずつの障害釘42a〜42dが
設けられている。更に、玉通路38a,38bの下部に
は、通常の風車43a,43bが設けられている。取付
基板31には、上記した構成以外に、取付基板31の下
部左右に打玉を受け止めて中央方向に導く玉寄せ部材4
4a,44bが突設され、前記中央の障害鎧部37bの
上部に上部中央障害部材45が突設されている。この上
部中央障害部材45には、7セグメントLEDから構成
される飾り図柄46が設けられている。この飾り図柄4
6は、「0」〜「9」までの数字を可変表示するもので
あり、大当り図柄の組合せとなった後に変動を開始して
所定時間後に停止するものである。そして、その停止時
に表示される数字が予め定められた数字、例えば「7」
であるといに遊技場が決めたサービス(例えば、当該大
当り遊技状態で獲得した景品玉で継続して遊技を行える
継続サービス、あるいは所定の景品を配るサービス等)
を提供するために使用される。もちろん、このようなサ
ービスを提供していない場合には、飾り図柄46は、遊
技に関係ない単なる飾りである。更に、取付基板31に
は、左右の前記障害鎧部37a,37cに飾りLED4
8a,48b(以下、飾りLED−Bという)が設けら
れ、中央の障害鎧部37bに飾りLED49(以下、飾
りLED−Aという)が設けられ、前記玉寄せ部材44
a,44bに飾りLED50a,50b(以下、飾りL
ED−Dという)が設けられている。
【0021】上記のように構成される可変表示装置30
の取付基板31の作用について以下説明すると、遊技領
域3の上部中央に打ち出された打玉は、左右に振り分け
られながら落下するが、多くの場合には、遊技領域3の
垂直センターラインの左右近傍に沿って落下する。した
がって、上部中央障害部材45に衝突して左右に振り分
けられ、その後、風車39a,39bに衝突する。風車
39a,39bは、前記したように一方向にしか回転し
ないため、風車に衝突して落下する打玉の主流は、セン
ター寄りに寄せられて中央の障害鎧部37bに衝突して
玉通路38a,38bに侵入する。また、風車39a,
39bに衝突した打玉の一部はセンター寄りに寄せられ
ることなく左右に振り分けられ左右の障害鎧部37a,
37cに当接し、その位置でも左右に振り分けられて一
部は玉通路38a,38bに導かれる。
【0022】玉通路38a,38bに侵入した打玉は、
障害鎧部37a〜37cの垂直部分によって導かれて障
害釘42a〜42dに到達する。そして、障害釘42a
〜42dの調節具合によっては、障害釘42a,42
b、及び42c,42dの間をそのまま下方に通過する
打玉が多くなったり、あるいは障害釘42a〜42dに
よって左右に振り分けられて表示窓部32a〜32c前
面の空間内に導かれたりする打玉が多くなったりする。
障害釘42a,42b、及び42c,42dの間を通過
した打玉は、さらに下流側に位置する風車43a,43
bの調節具合によって遊技領域3のセンターライン方向
に誘導される割合が多くなったり、あるいは外側に誘導
される割合が多くなったりする。また、表示窓部32a
〜32c前面の空間に導かれた打玉は、玉転動面47a
〜47cに到達して再度遊技領域3に放出される。な
お、左右の障害鎧部37a,37cの外側を落下する打
玉の一部は、前記玉寄せ部材44a,44bに受け止め
られて遊技領域3のセンター方向に導かれるが、完全な
センターに導かれるわけではなく、必然的に誘導される
範囲が限られる。
【0023】このように、本実施例においては、可変表
示装置30の回転ドラム64a〜64cが臨む複数の表
示窓部32a〜32cの隣り合う表示窓部の間隔に打玉
が通過し得る玉通路38a,38bを形成し、しかも通
過する打玉の流下状態に影響を及ぼす障害釘42a〜4
2d、風車43a,43bを玉通路38a,38bに設
けたので、玉通路38a,38bを流下させて取付基板
31の下流側のいずれの箇所にも打玉を誘導するように
設計することができ、各種の遊技装置の遊技盤1上への
いろいろな配置構成が可能となり、このため、遊技盤1
の盤面構成の自由度を向上させることができる。
【0024】次に、上記した取付基板31の対応して遊
技盤1の裏面に取り付けられるドラム装置部60の構成
について図6乃至図12を参照して簡単に説明する。ド
ラム装置部60は、収納ケース61内に3個の回転ドラ
ムユニット62a〜62c(図示では、62bしか示し
ていないが各表示窓部32a〜32cに対応する回転ド
ラムユニット62a〜62cが存在するので、以下図示
しない符号をいれて説明する)を収納することにより構
成され、その収納ケース61を遊技盤1の裏面に固定す
ることにより、各回転ドラムユニット62a〜62cの
回転ドラム64a〜64cを前記表示窓部32a〜32
cを臨ませる。回転ドラムユニット62a〜62cは、
収納ケース61に支持固定される固定板63a〜63c
と、該固定板63a〜63cの中央に固定されるステッ
ピングモータ65a〜65cと、該ステッピングモータ
65a〜65cに固定される回転ドラム64a〜64c
と、前記表示窓部32a〜32cに対応する位置であっ
て回転ドラム64a〜64cの裏面から外周面に描かれ
た図柄を照射するドラムランプ66a〜66cと、から
構成されている。
【0025】回転ドラム64a〜64cは、外周面が平
面状に形成されるものであり、その外周面に描かれる図
10に示すような配列となっている。そして、図10
中、丸印が外れ図柄であり、それ以外の各文字が大当り
図柄であり、同一の大当り図柄がいずれかの当りライン
上で一致したときに大当り遊技状態となる。また、ドラ
ムランプ66a〜66cは、表示窓部32a〜32cに
表示される3つの図柄に対応するように3つずつ設けら
れているが、この3つのランプの発光色を異ならせるこ
とにより、回転中の図柄の色彩がいろいろと変化し、よ
り遊技者の興趣を引き付けることができる。
【0026】更に、ステッピングモータ65a〜65c
の詳細な構造は、図8に示すようになっている。なお、
3つの回転ドラムユニット62a〜62cは、同じ構造
であるので、以下の説明では、ドラムユニットの主要構
成部品の部品符号末尾の英文字符号を省略して説明す
る。しかして、ステッピングモータ65は、固定側(以
下、ステータという)を構成する固定子形成取付板7
0、中央固定子形成筒79、及び固定子形成蓋板83
と、回転側(以下、ロータという)を構成する回転子8
5とから構成されている。ステータ側の固定子形成取付
板70、中央固定子形成筒79、及び固定子形成蓋板8
3は、ステッピングモータ65のケースを構成するもの
である。まず、ステータ側の構成について説明すると、
固定子形成取付板70には、その中央に軸受孔71aが
貫通形成された軸受筒71がその後方からフランジ部7
1bが当接した状態で固着され、該軸受筒71にドーナ
ツ状に形成されたセンサ取付基板72が配置されてい
る。センサ取付基板72は、基準位置検出器としてのド
ラムセンサ73と、該ドラムセンサ73の感度を調節す
る感度調節器74と、それらを駆動する回路が設けられ
ている。本実施例においては、ドラムセンサ73は、反
射型フォトセンサで構成されており、反射した光を検知
することにより出力信号を導出するようになっている。
【0027】なお、ドラムセンサ73のセンサ取付基板
72上の位置は、後に詳述する被検出部89の回転軌跡
上の一点に対応する位置に設けられる。また、センサ取
付基板72は、ビス76a,76bによって固定子形成
取付板70に止着されるが、後述する嵌合部材93のカ
ット面94と回転ドラム64とが正確に嵌合されていな
い場合(カット面94を有する部材の回転軸90への嵌
着状態が正確に行われていない場合が多い)に、簡単に
修正できるようにセンサ取付基板72に形成された円弧
状の調節長穴75a,75bに添って僅かに回転できる
ようになっており、正確に位置合わせした後にビス76
a,76bを螺着する。そして、その螺着された状態で
固定子形成取付板70の裏面から配線105が引き出さ
れている。更に、固定子形成取付板70には、多数(実
施例では、45本)の針状の固定子鉄心78aが内側に
向って円形状に突設形成されている。なお、固定子形成
取付板70の上下には、ステッピングモータ65をビス
(図示しない)で固定板63に止着するための取付片7
7a,77bが形成されている。
【0028】中央固定子形成筒79は、前後が開放した
筒状に形成されると共に、その巾方向の中心部がドーナ
ツ状に形成され、その中心の円周から前後両方向に前記
固定子鉄心78aと同数の針状の固定子鉄心78b,7
8cが突設形成されている。そして、それぞれの固定子
鉄心78b,78cの外周部に巻線コイル80a,80
bが配置される。また、中央固定子形成筒79には、巻
線コイル80a,80bから延びる配線81a,81b
を外側に引出す配線引出し部82が形成されている。な
お、中央固定子形成筒79は、その一側開放端面に固定
子形成取付板70を挿入して樫めることにより固定子形
成取付板70に一体的に固着されることになる。また、
巻線コイル80a,80bから延びる配線81a,81
bと前記センサ取付基板72から延びる配線105と
は、モータ配線として後述する中継基板67に接続され
ている。
【0029】固定子形成蓋板83は、前記固定子鉄心7
8aと同数の針状の固定子鉄心78dが内側に向って突
設形成されると共に、その中心部に嵌合部材93を貫通
するための軸貫通穴84が開設されている。この固定子
形成蓋板83も中央固定子形成筒79の他側開放端面に
挿入して樫めることにより中央固定子形成筒79に固着
されることになる。上記のようにして、固定子形成取付
板70と中央固定子形成筒79と固定子形成蓋板83と
が一体的に組み付けられたとき、固定子鉄心78aと7
8b、固定子鉄心78cと78dとが相互に噛み合うよ
うな位置関係となり、しかも、4つの固定子鉄心78a
〜78dの歯が等間隔となるように位相をずらして配置
した位置関係となっている。
【0030】一方、ロータ側は、前記軸受筒71の外側
に回転自在に軸支される磁性体製の回転子85と、前記
軸受筒71の軸受孔71aに貫通されて回転自在に軸支
される回転軸90とから構成されている。回転子85
は、円形状に設けられた前記固定子鉄心78a〜78d
の直径よりもやや小さな直径を有するように形成される
と共に、中央固定子形成筒79の巾寸法よりもやや小さ
い巾寸法を有するように構成されている。そして、回転
子85の内側には、前記センサ取付基板72に向って被
検出部89が突設されている。この被検出部89は、前
記ドラムセンサ73によって検知され得るようにドラム
センサ73に対面する先端部に白色の色彩が施されてい
る。また、回転子85の外側から内側に向かって複数
(4本)のスポーク87が一体的に形成され、その中心
に回転筒軸86が嵌着螺合されている。この回転軸筒8
6は、図7に示すように、前記軸受筒71に貫挿されて
回転子85を回転自在に軸支されるものである。また、
回転子85のスポーク87前面には、回転筒軸86から
等距離であって対称となる位置に一対の連繋ピン88
a,88bが突設されている。この連繋ピン88a,8
8bは、回転軸90と一体的に形成される連繋部材95
の連繋凹部96a,96b内に挿入されるものであり、
回転軸90と所定のクリアランスを有して連繋される連
繋部を構成するものである。
【0031】一方、前記軸受筒71の軸受孔71aに
は、前方から回転軸90が挿入されるが、その回転軸9
0の後端には、固定溝92が刻設されており、この固定
溝92が軸受筒71に挿入した状態で軸受筒71のフラ
ンジ部71bの外側に突出し、その突出した状態の固定
溝92にワッシャー103を介装してEリング104が
係止されて回転軸90が固定子形成取付板70に回転自
在に軸支されている。また、回転軸90の先端部には、
カット面94を有する嵌合部材93が固着される。この
嵌合部材93に前記回転ドラム64の軸支部69に形成
された嵌合凹部69aが正確に嵌着され、嵌合凹部69
aに連通する止着穴69cからビス69bを差し込んで
回転軸90の先端面に形成される止め穴91に螺着する
ことによって回転ドラム64が嵌合部材93から抜けな
いようにしている。なお、この嵌合部材93だけが固定
子形成蓋板83の外側に突出している。
【0032】また、回転軸90の先端寄りであって上記
嵌合部材93の後方には、長方形状の連繋部材95が螺
合固着され、その連繋部材95の左右両端に断面T字状
であってドーナッツ状の弾性部材99a,99bが収納
される連繋凹部96a,96bが形成されている。連繋
凹部96a,96bの前面には、前記連繋ピン88a,
88bが挿入されるH型形状の窓97a,97bが形成
され、また、連繋凹部96a,96bの上下側部に前記
スポーク87の幅より若干大きな間隔を有する掛止片9
8a,98bが突設形成されている。そして、前方から
回転軸90を軸受筒71の軸受孔71aに差し込むこと
により、弾性部材99a,99bの中心穴に前記連繋ピ
ン88a,88bが挿入され、回転子85と回転軸90
とが弾性部材99a,99bを介して連繋される。そし
て、この場合には、連繋ピン88a,88bの周囲の連
繋凹部96a,96bがクリアランスとなり、このクリ
アランス内に弾性部材99a,99bが収納されている
こととなる。また、このクリアランスは、図柄1個分の
範囲内で弾性部材99a,99bを変形させる大きさで
ある。なお、回転軸90を軸受筒71に軸支する際に
は、図7の拡大図に示されるように、軸受筒71先端と
連繋部材95との間に2枚の金属ワッシャー101と1
枚のスプリングワッシャー102とが介装されて回転軸
90の回転を円滑ならしめている。なお、弾性部材99
a,99bの内側に円筒形のカラーを設けて、弾性部材
99a,99bの繰り返し変形に基づく亀裂等の発生を
抑制保護するようにしても良い。
【0033】また、上記のように構成されるステッピン
グモータ65は、いわゆる2相ユニポーラ駆動型のステ
ッピングモータを構成し、駆動パルスが送られると、
「θ/4」度(θ;固定子鉄心の歯のピッチ)づつ歩進
されることになる。つまり、本実施例においては、θ=
360/45=8であるため、駆動パルス毎に2度づつ
歩進されることになる。また、上記したステッピングモ
ータ65においては、ドラムセンサ73と被検出部89
とがステッピングモータ65の内部、つまり、固定子形
成取付板70、中央固定子形成筒79、及び固定子形成
蓋板83で構成される空間内に設けられているため、特
にドラムセンサ73に埃等が付着して検出不良を起すと
いう事態を防止することができ、長期間に亘って安定し
た検出動作を確保することができる。また、被検出部8
9がステッピングモータ65の回転側の回転子85に設
けられているので、従来のように、合成樹脂によって成
型される回転ドラムに被検出部が設けられているものに
比較して、被検出部89とドラムセンサ73との相対的
な位置関係が長期間に亘って正確に保持され、これによ
っても、長期間に亘って安定した検出動作を確保するこ
とができる。
【0034】しかして、本実施例においては、回転ドラ
ム64が固着される回転軸90とステッピングモータ6
5の回転子85とは、弾性部材99a,99bによって
連繋された状態となっており、回転子85が静止してい
るときには、図9(A)に示すように、弾性部材99
a,99bが変形することなく回転子85と回転軸90
とが一体的に回転して回転ドラム64を回転せしめる。
また、回転開始時においては、まず、最初の駆動開始パ
ルスが供給されると静止慣性力のある回転ドラム64が
固着される回転軸90は回転移動しないが、弾性部材9
9a,99bを弾性変形させながら回転子85が所定角
度だけはゆっくりと回転移動する。2番目以降の駆動開
始パルスが供給されるとさらに回転子85が所定角度だ
け徐々に速度を速めて回転移動し、図9(B)に示すよ
うに、弾性部材99a,99bの弾性変形量が大きくな
り徐々にその変形量による付勢力が回転軸90に伝達さ
れ、遂には、回転ドラム64の静止慣性力に打ち勝って
回転ドラム64を回転せしめる。一方、回転停止時にお
いては、停止指令が導出されて駆動停止パルスが供給さ
れると、回転ドラム64の回転軸90は回転慣性力によ
り停止指令前と同速度で回転移動しているが、弾性部材
99a,99bを弾性変形させながら回転子85の回転
速度が遅くなる。そして、2番目以降の駆動停止パルス
を供給するとさらに回転子85の回転速度が遅くなり、
その弾性変形量が大きくなるが、徐々にその変形量によ
って回転方向と逆方向の付勢力が回転軸90に伝達され
て回転ドラム64の回転慣性力を弱める。なお、弾性部
材99a,99bが変形したときに、その変形部分が窓
97a,97bのH字のうち四隅の溝部分に収納される
ようになっており、変形による逃げ部分をも確保してい
るので、弾性部材99a,99bが連繋凹部96a,9
6bから外れるおそれもない。
【0035】上記のような作用を行う本実施例のステッ
ピングモータ65の動作を従来、行われている回転ドラ
ムの回転軸と直結されているステッピングモータの動作
とを対比しながら説明すると、図12に示すようにな
る。即ち、図12(A)は、従来、一般的に行われてい
る2相励磁式の4相駆動パルス制御であり、回転開始時
S1から定常速度による定常回転時T1まで徐々に周波
数を増加し、停止動作開始時S2から停止時T3まで徐
々に周波数を減少して停止している。このため、スムー
ズな加速・減速を期待することができないという欠点が
あった。これに対し、図12(B)に示すように、回転
開始時における制御は、上記の場合と同じであるが、停
止時だけ4相を同時励磁して停止指令導出時T4とほぼ
同時に停止するものも提案されているが、2相励磁制御
と4相励磁制御を行わなければならないので、制御が複
雑になるという欠点がある。上記した制御に対し、本実
施例におけるステッピングモータ65の制御は、図12
(C)に示すように、上述した作用に基づいて、回転開
始時S1から定常回転時T2までの時間を短くすること
ができることに加えて、停止動作開始時S2から停止時
T5までの時間も短くすることができるので、スムーズ
な加速・減速を行うことができる。特に、本実施例にお
いては、弾性部材99a,99bを回転中心に対して対
称位置となる2箇所に配置したので、回転方向に対する
バランスが優れたものとなり、急激な加速・減速時にお
いても回転ドラム64の回転のバランスを保持すること
ができる。なお、弾性部材の配置位置は、対称となる位
置に少なくとも2個あれば良いが、2個以上であっても
良いが、それらがバランスの採れる位置(回転中心に対
して対称位置、又は正多角形の頂点位置)であれば、3
個以上であっても良い。もちろん、必ずしも対象位置に
ある必要はなく、1個の弾性部材を介して回転子と回転
軸とを連繋しても良い。
【0036】ただし、上記した弾性部材99a,99b
の最大変形量は、連繋凹部96a,96bと連繋ピン8
8a,88bとの間に形成されるクリアランスによって
規制される。本実施例においては、図9(B)に示すよ
うに、上記クリアランスよりも若干小さくなるように連
繋ピン88a,88bが立設されるスポーク87の移動
し得る連繋凹部96a,96bの側壁部を構成する掛止
片98a,98bの範囲がクリアランスとなっている。
このクリアランスは、図11に示すように、回転ドラム
64の回転量に換算すると、L3,L4の回転量とな
り、回転ドラム64の表面に描かれる1個の図柄に対応
する回転量L1,L2よりも小さくなるように設定され
ている。これによって、回転開始時及び回転停止時に生
じる図柄のブレを複数個の図柄に亘って生じるというよ
うな不自然さをなくすことができる。また、弾性部材9
9a,99bの弾性変形量をその最大弾性変形量よりも
少なくなるようにスポーク87の横幅寸法と掛止片98
a,98bとの間隔を設定したので、長期間使用しても
弾性部材99a,99bに対して過負荷による亀裂や劣
化が生じることがない。また、弾性部材99a,99b
の形状が図7の拡大図に示すように、断面T字状で肉厚
が異なるようになっているため、十分な弾性変形を生じ
易くしていると共に、弾性部材99a,99bと連繋ピ
ン88a,88bとが密着した状態となっているので、
弾性部材99a,99bの内周面が保護されると共に負
荷状態時に均等に圧力がかかり、長期間使用しても弾性
部材99a,99bに対して偏荷重による亀裂や劣化が
生じることがない。更に、連繋凹部96a,96bの前
方が弾性部材99a,99bよりも小さい窓97a,9
7bだけが開設され、窓97a,97b以外の前方が覆
われているので、弾性部材99a,99bの変形によっ
て脱落する可能性のある前方が塞がれることとなり、弾
性部材99a,99bが変形しても脱落せず、長期間に
亘って弾性部材99a,99bの機能を確実に果たすこ
とができる。
【0037】ドラム装置部60の回転ドラムユニット6
2a〜62cは、概ね上記した構成を有するが、それ以
外に、図6に示すように、収納ケース61の下部には、
回転ドラムユニット62a〜62cと図示しない遊技制
御コントロール基板(次に説明する図12及び図13の
制御回路を有する)とを中継する中継基板67が設けら
れ、また、収納ケース61の後面下部には、金属製の保
護カバー68が取り付けられている。
【0038】以上、可変表示装置30を含む遊技盤1の
構成について説明してきたが、遊技盤1に設けられるそ
れらの遊技装置は、図13及び図14に示す遊技制御回
路によって制御される。図13及び図14は、遊技制御
回路をブロック構成で示す回路図であり、MPU、RO
M、RAM、入出力回路を含むメインの基本回路110
によって制御される。また、可変表示装置30は、基本
回路110によって制御されるサブの基本回路111に
よって制御される。しかして、メイン基本回路110に
は、スイッチ入力回路118を介して10カウントスイ
ッチ12、特定領域スイッチ11、及び始動入賞玉検出
器5,17aからの検出信号が入力され、アドレスデコ
ード回路112からメイン基本回路110にチップセレ
クト信号が与えられる。また、電源投入時に初期リセッ
ト回路113からメイン基本回路110にリセット信号
が与えられ、所定時間毎にクロック用リセットパルス発
生回路114からメイン基本回路110及びサブ基本回
路111に定期リセット信号が与えられる。
【0039】一方、メイン基本回路110からは、以下
の装置及び回路に制御信号が与えられる。即ち、音回路
115を介してスピーカ26に音声信号が与えられ、7
セグ・LED駆動回路116を介して飾り図柄46、回
数・個数表示器16、その他の飾りLED(符号記入せ
ず)に表示制御信号が与えられ、また、ランプ・ソレノ
イド・情報出力回路117を介して開閉板用ソレノイド
10、袖ランプ19a,19b、サイドランプ20a,
20b、レール飾りランプ22、及び遊技効果ランプ2
3が駆動され、大当り情報、有効始動情報、及び始動情
報が外部に導出される。
【0040】また、前記した可変表示装置30の回転ド
ラム64a〜64cは、専用のサブ基本回路111によ
って制御されるが、このサブ基本回路111にメイン基
本回路110から制御信号が与えられる。しかして、サ
ブ基本回路111からは、ドラムランプ回路121を介
してドラムランプ66a〜66cに駆動信号が与えら
れ、モータドライブ回路119を介してステッピングモ
ータ65a〜65cに駆動信号が与えられ、ステッピン
グモータ65a〜65cに内蔵されるセンサ73から
は、センサ入力回路120を介してサブ基本回路111
及び基本回路110に入力信号が送られる。なお、上記
したドラムランプ66a〜66cを除く装置や回路に
は、電源回路122から各種の電圧を有する電力が供給
され、ドラムランプ66a〜66cには、ドラムランプ
用電源123から所定の電圧を有する電力が供給されて
いる。
【0041】以上、説明した遊技制御回路の具体的な動
作の一例を図15乃至図19に示すタイムチャート及び
説明図を参照して説明する。まず、図15乃至図17を
参照して、可変表示装置30が外れ表示となるときの可
変表示の動作について説明する。図17は、始動入賞口
4への打玉の入賞に基づく可変表示装置30の外れ可変
表示動作を示すタイムチャートであり、図15は、当り
外れに使用されるランダム数の一覧表図であり、図16
は、打玉が始動入賞口4,17に入賞したときに決定さ
れる当り図柄及び外れ図柄の選択方法を説明する説明図
である。図17において、始動入賞口4,17に打玉が
通過して始動入賞玉検出器5,17aをONさせ、始動
信号S1が導出されると、その始動信号S1の立ち上が
り時にランダム1から1つの値が抽出されて格納され
る。図15に示すように、ランダム1は、大当りを判定
するためのランダム数であり、電源投入後、「0〜20
4」の205通りの数値が0.002秒毎に1ずつ加算
処理されて刻々と変動する。
【0042】図17に戻って、始動信号S1導出後、
0.134秒経過したときに格納したランダム1の値を
読み出すと共に、ランダム2から1つの値を抽出し、ま
た、始動信号S1導出後、0.136〜0.152秒経
過したときにランダム2の読み出した値がリーチである
時にランダム5から1つの値が読み出される。ランダム
2は、図15に示すように、左図柄・中図柄・右図柄の
表示用のランダム数であり、最下位の左図柄に対応する
「0〜20」までの数値が割り込み処理余り時間に刻々
と変動されると共に、下位の桁上げにより中図柄及び右
図柄に対応する上位の「0〜20」の21通りの数値も
刻々と変動されている。また、ランダム5は、リーチ、
大当り時の右図柄の変動態様を決定するためのランダム
数であり、電源投入後、「0〜99」の100通りの数
値が割り込み処理余り時間に刻々と変動されている。
【0043】上記したように、始動信号S1の導出時
に、可変表示装置30の停止時に表示される図柄も決定
され、それらの決定に基づいて大当りか否かも判別さ
れ、そして、それらの処理が終了した後(本実施例にお
いては、始動信号S1導出後0.204秒経過後)、ま
ず、左側の回転ドラム64a(以下、図柄64aとい
う)が変動を開始し、僅かな時間間隔(0.002秒)
を置いて中央の回転ドラム64b(以下、図柄64bと
いう)、右側の回転ドラム64c(以下、図柄64c)
が順次変動を開始する。しかして、図柄64aの変動表
示においては、基本時間(6.240秒)の間、所定の
変動速度に設定されて変動し、基本時間が経過すると、
1図柄分の変動時間が経過したときに停止される。同様
に図柄64bの変動表示においては、上記と同じ基本時
間(6.240秒)の間、所定の変動速度に設定されて
変動し、基本時間が経過すると、6図柄分の変動時間が
経過したときに停止される。
【0044】一方、図柄64cの変動表示においては、
既に停止した図柄64a,64bに表示される当りライ
ン上の停止図柄が大当り図柄でないとき(リーチ状態で
ないとき)と、大当り図柄であるとき(リーチ状態のと
き)とでは、異なる態様で変動表示される。そこで、ま
ずリーチ状態でないときの変動表示について説明する
と、上記と同じ基本時間(6.240秒)の間、所定の
変動速度に設定されて変動し、基本時間が経過すると、
11図柄分の変動時間が経過したときに停止される。一
方、リーチ状態のときの変動表示においては、前記ラン
ダム5の抽出された値によって2つのパターンのいずれ
かが採用される。即ち、抽出されたランダム5の値が偶
数のときのリーチパターンにおいては、基本時間
(6.240秒)の間、所定の変動速度に設定されて変
動し、基本時間が経過すると、ややゆっくりとした変動
速度で32〜52図柄変動して停止される。また、抽出
されたランダム6の値が奇数のときのリーチパターン
においては、基本時間(6.240秒)の間、所定の変
動速度に設定されて変動し、基本時間が経過すると、や
やゆっくりとした変動速度で61〜81図柄変動して停
止される。
【0045】次に、図15、図16、図18及び図19
を参照して、可変表示装置30が大当り表示となるとき
の可変表示の動作について説明する。図18及び図19
は、始動入賞口417への打玉の入賞に基づく可変表示
装置30の当り可変表示動作を示すタイムチャートであ
る。図18において、始動入賞口4,17に打玉が通過
して始動入賞玉検出器5,17aをONさせ、始動信号
S2が導出されると、前記始動信号S1が導出されたと
きと同様に、始動信号S2の立ち上がり時にランダム1
から1つの値が抽出されて格納される。始動信号S2導
出後、0.134秒秒経過したときに格納したランダム
1の値を読み出してチェックすると共に、その値が大当
りのときには、ランダム3及びランダム4からそれぞれ
1つの値を抽出する。ランダム3は、図15に示すよう
に、大当り図柄の配列を決定するためのランダム数であ
り、「0〜44」の45通りの数値が0.002秒毎に
刻々と変動されるものである。ランダム4は、遊技に直
接関係しない前記飾り図柄54の点灯すべき数値を決定
するためのランダム数である。
【0046】ところで、図16に示すように、ランダム
1から抽出された値が「3」であるときには、大当りと
判別され、そのときには、ランダム3の抽出した値に対
応する大当りとなる図柄及びその配列が決定され、それ
にしたがって停止表示される。一方、ランダム1から抽
出された値が「3」以外のときには、外れと判別され、
ランダム2で抽出された左・中・右のデータに基づく図
柄が停止図柄と決定されて停止時に表示される。
【0047】図18に戻って、始動信号S2導出後、
0.136〜0.152秒経過したときにランダム5か
ら1つの値が読み出される。大当りの場合のランダム5
は、大当り時における6種類の変動パターンを選択する
ためのランダム数となる。
【0048】このように、始動信号S2の導出時に、可
変表示装置30に表示される図柄の組合せが当りか否か
が判別されると共に、停止時に表示される図柄も決定さ
れ、それらの決定が終了した後(本実施例においては、
始動信号S2導出後0.204秒経過後)、まず、図柄
64aが変動を開始し、僅かな時間間隔(0.002
秒)を置いて図柄64b、図柄64cが順次変動を開始
する。しかして、図柄64a及び図柄64bの変動態様
は、図17で説明したと同じ態様で変動される。
【0049】一方、図柄64cの変動表示において大当
りであるときには、既に停止した図柄64a,64bに
表示される当りライン上の停止図柄が大当り図柄である
から、いわゆるリーチ状態での変動となるが、その変動
パターンが抽出されたランダム5の値で変化するように
なっている。具体的には、図18及び図19に示すよう
に、抽出されたランダム5の値が「0〜48」の中で偶
数のときの大当りパターン、ランダム5の値が「1〜
49」の中で奇数のときの大当りパターンは、それぞ
れ前記リーチパターン,と同じであるが、図19に
示すように、ランダム5の値が「50〜88」の中で偶
数のときの大当りパターンは、前記大当りパターン
と同じ変動態様が終了すると一旦変動を停止し、微少時
間(0.480秒)の後、再変動を開始して1〜20図
柄分の変動の間で当り図柄と一致したときに停止され
る。同様に、ランダム5の値が「51〜89」の中で奇
数のときの大当りパターンは、上記した大当りパター
ンと同じ変動態様が終了すると一旦変動を停止し、微
少時間(0.480秒)の後、再変動を開始して1〜2
0図柄分の変動の間で当り図柄と一致したときに停止さ
れる。また、ランダム5の値が「90〜98」の中で偶
数のときの大当りパターンは、上記した大当りパター
ンに0.875図柄分の変動を加えた変動態様が終了
すると一旦変動を停止し、微少時間(0.480秒)停
止した後、2回目の再変動を開始して0.875図柄分
逆方向に変動して停止される。更に、ランダム5の値が
「91〜99」の中で奇数のときの大当りパターン
は、上記した大当りパターンに0.875図柄分の変
動を加えた変動態様が終了すると一旦変動を停止し、微
少時間(0.480秒)停止した後、2回目の再変動を
開始して0.875図柄分逆方向に変動して停止され
る。
【0050】上記したように、本実施例における可変表
示装置30の可変表示部材としての回転ドラム64a〜
64cは、リーチ時や大当り時に極めて複雑な動作を行
うように制御されるが、本実施例においては、前記した
ように回転ドラム64の回転軸90とステッピングモー
タ65の回転子85とを弾性部材99a,99bで連繋
しているので、複雑な動作に対しても回転ドラム64の
加速・減速をスムーズに行うことができる。
【0051】以上、実施例に係る可変表示部材としての
回転ドラム64を備えた可変表示装置30について説明
してきたが、可変表示部材として、回転ドラムに代えて
ベルトを使用したもの、あるいはリーフを回転させるも
のでも良い。また、弾性部材としては、合成ゴム、天然
ゴム、合成樹脂等が望ましいが、バネを使用しても良
い。更に、遊技機としても、パチンコ遊技機だけでな
く、アレンジ式遊技機やスロットマシンであっても良
い。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明にあっては、駆動モータの回転子と可変表示
部材が固着される回転軸とを、所定のクリアランスを有
して連繋すると共に、該クリアランスの内部に弾性変形
し得る弾性部材を介在させたので、駆動パルスが供給さ
れると回転子が回転を先行開始して弾性部材を変形さ
せ、その後、遅れて可変表示部材が固着される回転軸に
も弾性部材を介して回転力が伝達される。また、停止時
においても、駆動パルスの供給停止に伴う回転子の停止
時に可変表示部材の慣性力が弾性部材を介して弱められ
て回転子に伝達される。このような作用を利用すれば、
回転開始時及び回転終了時の駆動パルスの周波数の増減
を急激に行っても可変表示部材の回転開始動作及び回転
停止動作を確実に行うことができるため、可変表示部材
のスムーズな加速・減速を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る遊技機の一例としてのパチンコ遊
技機の遊技盤の正面図である。
【図2】遊技盤の背面図である。
【図3】遊技盤に設けられる可変入賞球装置の正面図で
ある。
【図4】可変入賞球装置の背面図である。
【図5】可変表示装置の遊技盤の表面に取り付けられる
取付基板の正面図である。
【図6】回転表示装置の縦断面図である。
【図7】可変表示装置の中の1つの回転ドラムユニット
の断面図である。
【図8】回転ドラムを回転駆動するステッピングモータ
の分解斜視図である。
【図9】弾性部材の作用を説明するステッピングモータ
の概略正面図である。
【図10】回転ドラムの外周面に描かれる図柄(識別情
報)の一覧表図である。
【図11】弾性部材によって生じる回転ドラムの回動範
囲を説明する説明図である。
【図12】ステッピングモータに供給される駆動パルス
のタイムチャートである。
【図13】遊技動作を制御する遊技回路の一部のブロッ
ク図である。
【図14】遊技動作を制御する遊技回路の残りのブロッ
ク図である。
【図15】当り外れや停止図柄を決定するためのランダ
ム数を表す一覧表図である。
【図16】当り外れを決定する方法を説明する説明図で
ある。
【図17】外れ時における可変表示装置の変動動作を示
すタイムチャートである。
【図18】当り時における可変表示装置の変動動作を示
すタイムチャートである。
【図19】同じく当り時における可変表示装置の変動動
作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 遊技盤 6 可変入賞球装置 30 可変表示装置 31 取付基板 60 ドラム装置部 64a〜64c 回転ドラム(可変表示部材) 65a〜65c ステッピングモータ 85 回転子 86 回転筒軸 87 リブ 88a,88b 連繋ピン 90 回転軸 93 嵌合部材 95 連繋部材 96a,96b 連繋凹部 97a,97b 窓 98a,98b 掛止片 99a,99b 弾性部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に識別情報が付された可変表示部材
    を駆動モータにより駆動される可変表示装置を備えた遊
    技機において、 前記駆動モータの回転子と前記可変表示部材が固着され
    る回転軸とを、所定のクリアランスを有して連繋すると
    共に、該クリアランスの内部に弾性変形し得る弾性部材
    を介在させたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記クリアランスは、該クリアランスに
    よって生じる前記弾性部材の変形量が弾性部材の最大弾
    性変形量よりも小さくなるように形成したことを特徴と
    する請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記回転子と回転軸との連繋を前記駆動
    モータのケース内部に形成し、該ケースの外部には、前
    記回転軸の一端部であって前記可変表示部材が固着され
    る嵌合部材が突出していることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記駆動モータをステッピングモータで
    形成すると共に、駆動開始から終了まで2相励磁方式で
    制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の
    遊技機。
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