JP2740711B2 - コイルボビン - Google Patents

コイルボビン

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JP2740711B2
JP2740711B2 JP4184039A JP18403992A JP2740711B2 JP 2740711 B2 JP2740711 B2 JP 2740711B2 JP 4184039 A JP4184039 A JP 4184039A JP 18403992 A JP18403992 A JP 18403992A JP 2740711 B2 JP2740711 B2 JP 2740711B2
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豊 漆畑
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Toshiba TEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電灯安定器などの電
磁機器に使用され、コイルボビン本体に複数の端子金具
が並べて取付けられたコイルボビンに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は放電灯安定器の鉄心に嵌合して取
付けられる従来のコイルボビンの全体構成を示す斜視図
である。このコイルボビンは、角筒状に成形されたコイ
ルボビン本体1の軸方向両端に夫々設けられた端部フラ
ンジ2に端子台3を一体に成形し、これら端子台3に夫
々複数の端子金具4を並べて取付けている。
【0003】端子金具4の取付け構造は図6に示されて
いる。つまり、端子台3には、端子金具4に対応した数
の端子金具取付け穴5と、これら取付け穴5に直角に連
なる複数の掛止通孔6とが夫々設けられている。そし
て、端子金具4は、その斜めに切り起こされた掛止片7
を有した一端部を、端子金具取付け穴5に挿入すること
により取付けられている。
【0004】この取付けにおいて、掛止片7は押し倒さ
れながら端子取付け穴5に挿入され、そして、掛止片7
全体が掛止通孔6に到達した時点で、その弾性変形によ
り起き上がって掛止通孔6に引っ掛かる。それにより、
端子金具4が抜け止めされて端子台3に取付けられるよ
うになっている。
【0005】以上のようにして取付けられた端子金具4
の他端部には、図示しない外部リード線が接続されると
ともに、この他端部側に斜めに切り起こされたコイル端
末接続片8には、コイルボビン本体1に取付けられたコ
イル9(図5参照)の端末部が巻き付けられるようにな
っている。コイル9の端末部のコイル端末接続片8への
巻き付けは自動巻線機により行われ、その巻き付け終了
の際にはコイル素線がコイル端末接続片8のエッジを利
用して切断されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、端子金具4
の端子台3への挿入を容易にするために端子金具取付け
穴5は、これに挿入される端子金具4の一端部より大き
く形成されている。そのため、端子金具取付け穴5とこ
れに挿入された端子金具4の一端部との間には図6に示
されるように隙間Gが不可避的に設けられ、この隙間G
によって端子金具4が上下左右にがたついて、その取付
け位置が定まらなかった。
【0007】したがって、隣接した端子金具4相互の絶
縁距離が狭くなって、これらの間の電気的絶縁性が損な
われる恐れがある。しかも、自動巻線機がコイル端末接
続片8のエッジを利用してコイル素線を切断する際に、
端子金具4ががたついて適正な位置からずれるため、コ
イルに対するエッジの向きが変わって、このエッジでの
コイル素線の切断が困難となり、それに伴いコイル端末
接続片8に異常な負荷が作用してこの接続片8が変形さ
れたり、コイル素線がコイル端末接続片18から大きく
食み出して切断されるという問題を起こすことがある。
【0008】本発明の目的は、端子台に取付けられた端
子金具のがたつきを防止できるコイルボビンを得ること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、コイルボビン
本体に複数の端子金具取り付け孔が並設された端子台が
一体に成形され、一端部に掛止片が斜めに切り起こされ
るとともに、前記コイルボビン本体に取付けられたコイ
ルの端末部が巻き付けられるコイル端末接続片が他端部
側に切り起こされてなる複数の端子金具が、前記一端部
を前記端子金具取付け穴に挿入して前記端子台に取付け
られたコイルボビンに適用される。そして、前記目的を
達成するために、前記端子金具取付け穴に挿入された前
記掛止片の配置に対応して位置される凹みを前記端子台
に形成し、この凹みと前記端子金具取付け穴との間にこ
れらを仕切るとともに前記掛止片がその弾性により圧接
掛合する掛合薄膜を設けたものである。
【0010】
【作用】前記コイルボビンの構成において、掛合薄膜
は、端子金具取付け穴に端子金具の一端部が挿入される
ことにより、この一端部に設けられた掛止片の弾性力に
より凹みの開口側に膨らむように変形され、掛止片を介
して前記一端部を端子金具取付け穴の凹みと反対側の穴
面に押付けて、この穴面との間に掛止片を弾性変形させ
て挟着する。また、端子金具の掛止片は、変形された掛
止薄膜に引っ掛かって、端子金具の抜け出しを妨げる。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図4を参照して本発明の一実施
例を説明する。図4はけい光灯照明器具が備える放電灯
安定器の中央脚鉄心に嵌合して使用されるコイルボビン
全体を示す斜視図であり、このボビンは、ガラス粉末が
例えば30重量%混入された合成樹脂(ウレタン樹脂)
の一体成形品からなるコイルボビン本体11の両端部
に、夫々複数の端子金具12を並設して形成されてい
る。
【0012】コイルボビン本体11は、前記中央脚鉄心
の外側に嵌合される四角筒状部の両端に夫々端部フラン
ンジ13を、また長手方向中央部に一対の中間フランジ
14を夫々外側に一体に張り出して設けるとともに、端
部フランジ13の一片にコイルボビン本体11の長手方
向外側に一体に突出する端子台15を設けて形成されて
いる。このコイルボビン本体11には、その端部フラン
ジ13と中間フランジ14との間の部分に巻き付けられ
たコイル素線からなるコイル16が取付けられるように
なっている。
【0013】端子台15に並設される短冊状の端子金具
12は、図1〜図3に示されるように一端部に斜めに切
り起こされた弾性変形可能な掛止片17を有するととも
に、他端部側に斜めに切り起こされたコイル端末接続片
18を有している。コイル端末接続片18には自動巻線
機によりコイルボビン本体11に巻き付けられる前記コ
イル16の端末部が自動的に巻き付けられ、その巻き付
け終了の際に前記端末部をなすコイル素線がコイル端末
接続片18のエッジを利用して切断されるようになって
いる。なお、端子金具12の他端部には図示しない外部
リード線が半田付けなどにより取付けられ、もって端子
金具12を介して外部リード線とコイル16とが電気的
に接続されるようになっている。
【0014】これらの端子金具12が自動機械により挿
着される複数の端子金具取付け穴19が端子台15に一
定間隔をおいて設けられている。これら取付け穴19
は、図1に示されるように端子金具12の掛止片17を
有した一端部を収容できる深さAを有している。さらに
端子金具取付け穴19は、図2に示されるように端子金
具12の幅Bよりも少し広い幅Cを有しているととも
に、図2および図3に示されるように端子金具2の厚み
Dより少し大きく、かつ、掛止片17の起き上がり高さ
Eよりも小さい高さFを有して形成されている。
【0015】端子台15には端子金具取付け穴19と同
数の凹み20が設けられている。これら凹み20は端子
金具取付け穴19に挿入された掛止片17の配置に対応
する位置に夫々設けられていて、この凹み20と端子金
具取付け穴19との間にこれらを仕切る掛合薄膜21
(図1〜図3参照)が形成されている。なお、前記凹み
20は縦横各2mmの四角形の構成をなし、その底をな
す掛合薄膜21の膜厚は0.2mmである。
【0016】図3に示されるように端子金具12はその
掛止片17を有した一端部を先にして、自動機械により
図3中矢印方向から端子金具取付け穴19に挿着され
る。この挿着において、端子金具12と端子金具取付け
穴19との寸法関係に基づく余裕により、端子金具12
を容易に端子金具取付け穴19内に挿入させることがで
きる。
【0017】この場合、掛止片17が押し倒されながら
端子取付け穴19への挿入が進められ、そして、掛合薄
膜21がある位置に掛止片17全体が到達された時点で
挿入が停止される。そうすると、掛止片17はその弾性
変形により、強度が他より小さい掛合薄膜21を凹み2
0の開口側に膨らむように変形させながら起き上がっ
て、変形された掛止薄膜21に圧接して引っ掛かる。そ
のため、端子金具12の抜け出しを妨げることができ
る。この状態は図1に示されている。
【0018】その上、掛止片17が弾性変形された状態
で、端子金具取付け穴19の凹み20と反対側の穴面1
9aと掛合薄膜21との間に挟着されるので、掛止片1
7を介して端子金具12の一端部を前記穴面19aに押
付けることが出切る。
【0019】したがって、端子金具12を上下左右にが
たつくことなく端子台15に固定することができる。そ
のため、隣接した端子金具12相互間の絶縁距離が狭く
なる恐れがない。さらに、以上のように端子金具12が
強固に固定されるので、コイル端末接続片18にコイル
端末が自動的に巻き付けられる際に、端子金具12がこ
れと端子金具取付け穴19との間のクリアランスに拘ら
ず所定の位置からずれることがないから、コイル端末の
不適正な位置での切断およびコイル端末接続片18の変
形を防止して、コイル端末接続片18に対してコイル端
末を適正に巻き付け切断することができる。
【0020】なお、本発明は前記一実施例に制約される
ものではなく、本発明は端子金具が挿入して取付けられ
るコイルボビンであれば、種々のコイルボビンに適用で
きるものである。また、凹み20は端子台15の幅方向
に沿って連続して延びるように設けてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上詳記したように本発明のコイルボビ
ンにおいては、端子金具取付け穴に挿入された端子金具
の一端部が、これに設けられた掛止片の弾性変形を伴っ
て掛合薄膜と端子金具取付け穴の凹みと反対側の穴面と
の間に挟着され、抜け止めされる構成であるから、端子
金具のがたつきを防止できる効果がある。したがって、
隣接した端子金具相互間の絶縁距離が狭くなったり、コ
イル端末接続片へのコイル端末の自動巻き付けに伴うコ
イル端末の不適正な位置での切断、およびコイル端末接
続片の変形を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコイルボビンの端子金
具取付け部分の構成を示す断面図。
【図2】図1に示された端子金具取付け部分を図1中Z
−Z線に沿って示す断面図。
【図3】同実施例に係る端子金具とこの金具が取付けら
れる前の端子台とを互いに分離して示す断面図。
【図4】同実施例に係るコイルボビン全体を示す斜視
図。
【図5】従来例に係るコイルボビン全体を示す斜視図。
【図6】同従来例に係るコイルボビンの端子金具取付け
部分の構成を示す断面図。
【符号の説明】
11…コイルボビン本体、12…端子金具、15…端子
台、16…コイル、17…掛止片、18…コイル端末接
続片、19…端子金具取付け穴、19a…穴面、20…
凹み、21…掛合薄膜。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビン本体に複数の端子金具取り
    付け孔が並設された端子台が一体に成形され、一端部に
    掛止片が斜めに切り起こされるとともに、前記コイルボ
    ビン本体に取付けられたコイルの端末部が巻き付けられ
    るコイル端末接続片が他端部側に切り起こされてなる複
    数の端子金具が、前記一端部を前記端子金具取付け穴に
    挿入して前記端子台に取付けられたコイルボビンにおい
    て、 前記端子金具取付け穴に挿入された前記掛止片の配置に
    対応して位置される凹みを前記端子台に形成し、この凹
    みと前記端子金具取付け穴との間にこれらを仕切るとと
    もに前記掛止片がその弾性により圧接掛合する掛合薄膜
    を設けたことを特徴とするコイルボビン。
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