JP2739701B2 - 先染ドビー織物の表面柄パターン作成装置 - Google Patents

先染ドビー織物の表面柄パターン作成装置

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JP2739701B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、先染ドビー織物の表面柄パターン作成装
置の改良に係り、特に、各色の経糸と緯糸とからなる先
染ドビー織物について、その表面柄パターンの織組織感
の表現を可能し、テキスタイル(織物)の柄パターンが
容易にデザインできるようにした表面柄パターン作成装
置に関する。
具体的にいえば、無地の場合や、隣接する糸の色が同
色系の織物について、「糸の丸みや立体感」の表現の代
りに、経糸と緯糸の色配列や、経色と緯糸の太さ(密
度)等を考慮し、織組織(おりそしき)の状態を明確に
識認することが可能な「織組織感」を表現できるように
することにより、高速処理を行うことができ、しかも、
無地の織物の場合でも、微妙な織組織を有する先染ドビ
ー織物のデザインから商品化までの省力化、効率化が可
能な表面柄パターンが得られるようにした表面柄パター
ン作成装置に関する。
従来の技術 テキスタイルは、その織組織の種類が多く、しかも、
デザインに応じて、使用する糸の色も多種多様である。
そのため、新しいデザインによる先染ドビー織物を商
品化するためには、デザイン毎に見本織を作成して、そ
のデザインの良否を確認する必要があり、手数がかかる
上に、コスト面でも大きな負担が生じていた。
第9図は、織組織の数例を示す図で、(1)平織、
(2)はあや織、(3)は朱子織を示す。図面におい
て、黒は経糸(縦糸)、白は緯糸(横糸)を示す。
この第9図(1)〜(3)では、織組織の一部を拡大
して示している。
例えば、平織は、第9図(1)の上図に示すような織
組織であり、表面は、その下図のように、経糸と緯糸と
が交互に配列される。
このような先染ドビー織物のデザインに際して、従来
から、コンピユータを使用する方法が知られている(例
えば、特開昭63−21948号公報の「先染ドビー織物の表
面柄パターン作成方法とその装置」)。
この従来の技術では、もく糸やフアンシーヤーン等の
多色糸からなる織物の場合には、デザインに対応する表
面柄パターンを作成することができない。
また、織物は一見平面状であるが、実際には、織組織
の種類に応じて表面に凹凸があり、その上、糸の太さ
や、単位長当りの糸の本数によつても、デザインの図面
から受ける感じとは、微妙な点で異なつてしまう、とい
う不都合が生じる。
第10図は、表面柄パターンを決定する際に生じる周囲
の糸の影響を説明するための織組織の表面図である。図
面において、1〜4と6〜9は周囲の糸、5は注目して
いる糸を示す。
注目する糸5の色を決定する場合、周囲の糸1〜4,6
〜9がどのような影響を与えるか、についてこの第10図
によつて説明する。
すでに説明したように、織物の実際の表面には凹凸が
あるので、糸5の色を決定する際、周囲の糸1〜4,6〜
9の色との関係だけで、単純に色を選択すると、注目す
る糸5の周辺では、それぞれ隣接する周囲の糸1〜4,6
〜9の色の影響によつて、織組織が見えなくなつてしま
う場合がある。
そこで、従来は、上記のような方法によつて一旦デザ
インを決定した後、商品化する前に、その見本の織物を
織り、実際に目で確かめる必要があつた。
すなわち、従来の方法では、まず、カラー画面上で、
R(赤)、G(緑)、B(青)の3種によつて、その階
調度も含んだ色で表現し、デイザ・パターン等で表現さ
れるハードコピーを出力する。このような処理方式は、
従来から公知であるから、詳細な説明は省略する。
ところが、このようにして得られたハードコピーと、
実際に織り上げられた織物とは、異なつて見えることが
多いので、見本を織る必要があつた。
このような不都合を解決する一つの方法として、この
発明の発明者らは、すでに、単一色の糸からなる織物の
表面柄パターンの作成に際して、コンピユータを使用し
て「糸の丸みや立体感」を表示する表面柄パターン装置
について提案した(特開平2−6646号公報の「先染ドビ
ー織物の表面柄パターン作成装置」)。
この先に提案した装置によれば、織物の表面につい
て、「糸の丸みや立体感」を表現することは可能である
が、無地であつたり、隣接する糸の色が同色系の織物に
ついては、織組織感が充分に表現されない、という問題
が残されていた。
すでに述べたように、織組織感とは、織組織、経糸・
緯糸の色配列、経糸と緯糸の太さ(密度)等によつて表
現される注目する糸と隣接する境界の色の状態を意味す
る。
例えば、無地の織物の場合、実物を判断するために
は、「糸の丸みや立体感」よりも、「織組織感」の方が
重要視される。
しかし、このような「織組織感」を表現する装置や方
法は、まだ提案されていない。
発明が解決しようとする課題 この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン作成装置
では、従来のデザイン方法や、先に提案したパターン作
成装置におけるこれらの不都合を解決し、例えば無地
や、隣接する糸の色が同色系の織物について、織組織の
種類と、経糸・緯糸の色とを指定するだけで、表面に微
妙な織組織を有する先染ドビー織物のデザインに対応す
る表面柄パターンが得られるようにして、デザインから
商品化までの省力化、効率化を可能にすると共に、開発
コストの低減化を実現することを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明では、織物の組織の種類,糸の色,糸の太さ
を指定する情報を入力する手段と、表面に表われる糸の
領域毎に小領域を設定し、境界を作成するマスク処理手
段と、入力された糸の色と、マスク処理手段で作成され
た境界に基づいてカラープリントするカラー印刷手段と
を設け、マスク処理手段は、組織の種類、および糸の太
さから黒あるいは白の境界パターンを選択して境界を作
成するようにしている。
実 施 例 最初に、この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン
作成装置について、その原理を説明する。
第2図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パター
ン作成装置において、表面柄パターンを決定するための
原理を説明する織組織の表面図である。図面において、
A1〜A4とA6〜A9は周囲の糸、A5は注目している糸、B2,B
4,B6,B8は境界を示し、また、aij(i=1〜n,j=1〜
m)は糸A5を構成する小領域を示す。
すでに述べたように、注目する糸A5の境界色を決定す
るときは、それに隣接する周囲の糸A1〜A4,A6〜A9との
関係を考慮する必要がある。
そこで、各糸を小さな領域に分割しておき、それぞれ
の色の状況に応じて各境界領域の色を決定することによ
り、デザインの見本が、織組織感のある表面柄パターン
として出力されるようにしている。
例えば、第2図で、注目する糸A5と隣接する周囲の糸
A6,A8の境界B6(=a1m,a2m,……,anm),B8(=an1,an2,
……,anm)は、組織の境界であり、同時に、色の境界に
もなつている。
この境界〔B6,B8〕は、いくつかの小領域の組合せに
よって表現が可能である。なお、境界としては、この他
に、境界〔B2(=a11,a12,……,a1m,)B6〕,〔B2,B
4(=a11,a21,……,an1)〕,〔B4,B8〕および〔B2,B6,
B8,B4〕がある。
境界は、四つの周囲の内、二つの周囲を表現すれば充
分である。そこで、以下の実施例では、境界〔B6,B8
を表現する場合について述べる。
この発明では、糸A5の下方の小領域aijの色を決定す
るに際して、予め各織組織に対応して表面の凹凸と周囲
の色とを係数化(パターン化)しておき、注目する糸A5
の色と、周囲の糸A1〜A4,A6〜A9の色が決定されたと
き、各糸毎に、それぞれ小領域aijの色を変化させるよ
うにしている。
ここで、各小領域aijは、計算上の領域であり、これ
らの各小領域の色を決定することによつて、織組織感の
ある表面柄パターンが得られる。
なお、第2図では、注目する糸A5が縦長の場合につい
て説明した。しかし、横長の場合でも、全く同様である
ことはいうまでもない。
この発明の表面柄パターン作成装置では、デイザと繰
返し数、隣接する糸の明暗、マスクパターン、小領域へ
の分割、を設定することによつて表面柄パターンが得ら
れるように構成している。
そして、織組織感を表現する場合には、隣接する糸の
明暗は、第2図に注目する糸A5の境界を決定するとき、
隣接する糸A6が明るければ暗く、逆に、隣接する糸A6が
暗ければ明るくする。
すでに述べたように、この発明の先染ドビー織物の表
面柄パターン作成装置は、織組織感を表現するために、
境界のパターンを決定する点に主たる特徴を有してい
る。
そこで、以下には、境界を表現する領域と、その内の
ドツトとを決定するための原理を中心に説明する。
そのために、最初に、注目する糸を小領域に分割す
る。
第3図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パター
ン作成装置において、注目する糸A5における小領域の他
の分割例を示す図である。図面において、bnは注目する
糸A5の縦方向の小領域数、cmは注目する糸A5の横方向の
小領域数、bijは各小領域aijの縦方向のドツト数、cij
は各小領域aijの横方向のドツト数を示す。
この第3図では、注目する糸A5を、縦方向に3(=
bn)の領域、横方向に4(=cm)の領域に分割する(繰
返えす)場合を示している。
また、各小領域飯は、縦方向のドツト数が4(=
bij)、の横方向のドツト数が6(=cij)の場合であ
る。
このように、各小領域aijは、横×縦のマトリツクス
からなり、各マトリツクスの1領域が、それぞれプリン
タの1ドツトに対応する。
次に、各小領域の算出方法について述べる。
まず、糸の太さを指定する情報より、糸一本を表現す
るために使用するデイザを、カラープリンタの分解能に
応じて決定する。
一例として、300dpi,180dpiの分解能を有するカラー
プリンタを使用する場合とし、糸一本の太さ(インチ当
りの本数)に対応して、表現可能なドツト数,使用デイ
ザ,繰返し数を設定する。
第4図は、糸一本の太さと、表現可能なドツト数,使
用デイザ,繰返し数との対応関係の一例を示す図であ
る。図面において、,,,……は、使用デイザの
サイズを示す。
なお、この第4図では、糸の太さが1〜9本/インチ
の場合は、実用上ありえないので設定していない。
この第4図は一例であり、使用デイザと繰返し数との
組合せは、この第4図の他にも多数存在する。例えば、
表現可能なドツト数20=×2=×10=×5=×
4=×1、等である。
なお、一般的には、デイザは、横×縦=n×m(ドツ
ト)であるが、糸の太さが同じときは、n=mとなる。
しかし、実際上は、糸の太さが異なる場合が大半であ
る。
この関係を一般形で示すと、経糸表現の使用デイザサ
イズ(横方向)をp、繰返し数をPX、緯糸表現の使用デ
イザサイズ(縦方向)をq、繰返し数をQYとすると、糸
一本の織組織を考慮したプリンタ上の表現は、 経糸:p×PX (ドツト) 緯糸:q×QY (ドツト) となる。
そして、注目する糸A5の小領域aijを、横方向に(p
×PX)(ドツト)、また縦方向に(q×QY)(ドツト)
と一致させることによつて、注目する糸A5の色と、その
境界Bk(k=2,4,6,8)の小領域aijとを識別することが
でき、係数演算が可能となる。
次に、境界を例えば〔B6,B8〕と定め、その境界上の
小領域aijに対して、織組織を表現するためのマスクパ
ターンを数種類用意しておき、論理演算を行うことによ
つて、境界上の小領域aijを任意の色で表現できるよう
になる。
このような演算処理によつて、注目する糸A5の各小領
域aijの境界色が決定される。
以上のような処理を、各糸毎に繰返えすことによつ
て、組織の種類に対応し、かつ、それを構成する糸の色
に対応する織物の表面柄パターンを作成することができ
る。
この場合に、デイスプレイ上でのカラー表示と、印刷
手段によるハードコピーとでは、色の表現方法が異な
る。
そこで、予め、デイスプレイ上でのカラー表示と、印
刷手段によるハードコピーとの対応関係を定めておく。
例えば、中間調の表現が可能なデイザパターン等に変換
する。
そして、デイスプレイ上でのカラー表示による演算結
果を、印刷手段によるハードコピーのデイザの色に変換
する。
このようにすれば、デイスプレイ上で、デザイン時に
決定した色と、実際の織物見本に代るハードコピーの色
とを一致させることができる。
次に、この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン作
成装置について、図面を参照しながら、その実施例を詳
細に説明する。
第1図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パター
ン作成装置について、その要部構成の一実施例を示す機
能ブロツク図である。図面において、1はキーボード、
2はタブレツト、3はワークステーシヨン用CRT、4は
ワークステーシヨン、5はプリントウエア、6はカラー
プリンタ、7は光デイスク、8はカラーデイスプレイ、
9は映像処理コンピュータを示す。
この第1図に示したこの発明の先染ドビー織物の表面
柄パターン作成装置では、ワークステーシヨン4によつ
て、先述の計算処理を行う。
次の第5図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パ
ターン作成装置における主要な処理の流れを示すフロー
チヤートである。
この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン作成装置
では、組織,配列,シユミレーシヨン,色、登録,……
等の各種処理を行うことができる。
すでに先の第2図に関連して説明したように、この発
明のパターン作成装置では、注目する糸A5の境界色の決
定に際して、計算上の小領域aijに分割して処理する。
そして、各小領域に対して、織組織を表現するための
マスクパターンを数種類用意しておき、論理演算によつ
て、境界上の各小領域aijを任意の色で表現する。
次に、この場合の境界の表現方法を具体的に説明す
る。
一般形としては、次のようにして、マスクパターンを
決定する。
マスクパターンは、境界の位置によつて変わるが、例
えば〔B6,B8〕を境界とし、境界B6の左側にb6(=2)
ドツト分,幅をc6(=3)ドツト,境界B8の上側にb
8(=3)ドツト分,幅をc8(=2)ドツト分で、境界
を表現する。
第6図は、境界を表現するために、マスクパターンに
よつて演算する場合の境界の詳細なドツト構成の一例を
示す図である。図面において、b6とb8はそれぞれ境界
B6,B8の長さ、c6とc8は境界B6,B8の幅を示す。
すでに述べたように、小領域aijは、横×縦のマトリ
ツクス状からなり、各マトリツクスの1領域が、1ドツ
トに対応している。
そして、境界を表現するためのマスクパターンは、境
界の位置によつて変化する。
先の一般形でいえば、この第6図のように、境界B6
左側に、幅c6=2ドツト,長さb6=3ドツトからなる破
線、境界B8の上側に、長さb8=2ドツト,幅c8=3ドツ
トからなる破線、境界B6,B8を表示することにより、注
目する糸A5の境界を表現する。
このように、境界B6,B8を破線で表現するときは、一
般に、幅c6=1〜n,幅c8=1〜m(ただし、n,mは0以
外の数≦デイザ)であり、直線(連線)、すなわち破線
でない連続線で表現する場合には、長さb6=0,b8=0で
与えることとする。
マスクパターンの設定の仕方は、種々の方法が可能で
ある。
ここでは、縦×横=3×3(ドツト)のマスクパター
ンの場合について説明する。
第7図(1)〜(4)は、この発明の先染ドビー織物
の表面柄パターン作成装置において、注目する糸A5に対
するマスクパターンを適用するための分割の一例を示す
図である。
この第7図(1)〜(4)では、注目する糸A5を縦方
向に1または2の領域、横方向に1または2の領域に分
割する場合であり、(1)は縦,横方向にそれぞれ1つ
の領域にした場合、(2)は縦方向に2つの領域、横方
向に1つの領域に分割して繰返す場合、(3)は縦方向
に1つの領域、横方向に2つの領域に分割して繰返す場
合、(4)は縦,横方向にそれぞれ2つの領域に分割し
て繰返す場合である。
例えば、第7図(1)のように、使用デイザが縦×横
=3×6(ドツト)のときは、境界は右側の列と下側の
行とを使用する。
これに対して、第7図(2)のように、使用デイザが
縦×横=3×3(ドツト)のときは、境界は右側の列と
下側の行とを使用する。すなわち、上方の縦×横=3×
3(ドツト)と、下方の縦×横=3×3(ドツト)との
間には、境界は存在しない。
同様に、第7図(3)のように、使用デイザが縦×横
=3×3(ドツト)のときは、境界は右側の列と下側の
行とを使用する。すなわち、左側の縦×横=3×3(ド
ツト)と、右側の縦×横=3×3(ドツト)との間に
は、境界は存在しない。
この点は、第7図(4)についても同様いで、使用デ
イザが縦×横=6×6(ドツト)のときも、4個の縦×
横=3×3(ドツト)のマトリツクスの間には、境界が
存在せず、全体の右側の列と下側の行とに境界が存在す
る。
このような境界は、次のようにして作成する。
次の第8図(1)〜(4)は、注目する糸A5に対する
マスクパターンの一例を示す図である。図面において、
#0〜#13はそれぞれマスクパターンを示し、斜線は出
力されるドツトである。
第8図(1)は、先の第7図(1)に示したように、
縦,横方向にそれぞれ1つの領域にした場合のマスクパ
ターン例であり、この場合には、マスクパターン#0〜
#7の計8種類を使用する。
次に第8図(2)は、先の第7図(2)に示したよう
に、縦方向に1つの領域、横方向に2つの領域に分割す
る場合のマスクパターン例であり、この場合には、先の
第8図(1)のマスクパターン#0〜#7の他に、この
マスクパターン#8を加えて、合計9種類を使用する。
第8図(3)は、同じく先の第7図(3)に示したよ
うに、縦方向に2つの領域、横方向に1つの領域に分割
する場合のマスクパターン例であり、この場合にも、先
の第8図(1)のマスクパターン#0〜#7の他に、こ
のマスクパターン#9と#10を加えた合計10種類を使用
する。
第8図(4)は、同じく先の第7図(4)に示したよ
うに、縦,横方向にそれぞれ2つの領域に分割する場合
のマスクパターン例であり、この場合にも、先の第8図
(1)のマスクパターン#0〜#7の他に、このマスク
パターン#11〜#13を加えた合計11種類を使用する。
なお、以上の実施例で説明したマスクパターンは、使
用デイザが3×3(ドツト)の場合である。
しかし、使用デイザがn×m(ドツト)の場合につい
ても、基本的には同様である。
発明の効果 この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン作成装置
によれば、織組織の種類と、経糸・緯糸の色とを指定す
るだけで、無地の場合や、隣接する糸の色が同色系の織
物の場合でも、微妙な織組織を有する先染ドビー織物の
デザインに対応して、かつ、織組織の状態を明確に識認
することが可能な表面柄パターンを、高速度で作成する
ことができる。
その結果、デザインから商品化までの省力化、効率化
が可能になる、等の多くの優れた効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン
作成装置について、その要部構成の一実施例を示す機能
ブロツク図、 第2図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン
作成装置において、表面柄パターンを決定するための原
理を説明する織組織の表面図、 第3図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン
作成装置において、注目する糸A5における小領域の他の
分割例を示す図、 第4図は、糸一本の太さと、表現可能なドツト数,使用
するデイザ方式(使用デイザ),繰返し数との対応関係
の一例を示す図、 第5図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン
作成装置における主要な処理の流れを示すフローチヤー
ト、 第6図は、境界を表現するために、マスクパターンによ
つて演算する場合の境界の詳細なドツト構成の一例を示
す図、 第7図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン
作成装置において、注目する糸A5に対するマスクパター
ンを適用するための分割の一例を示す図、 第8図(1)〜(4)は、注目する糸A5に対するマスク
パターンの一例を示す図、 第9図は、織組織の数例を示す図で、(1)は平織、
(2)はあや織、(3)は朱子織、 第10図は、表面柄パターンを決定する際に生じる周囲の
糸の影響を説明するための織組織の表面図。 図面において、1はキーボード、2はタブレツト、3は
ワークステーシヨン用CRT、4はワークステーシヨン、
5はプリントウエア、6はカラープリンタ、7は光デイ
スク、8はカラーデイスプレイ、9は映像処理コンピユ
ータ。
フロントページの続き (72)発明者 荒谷 美智子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭57−16937(JP,A) 特開 昭63−21948(JP,A) 特開 平2−6646(JP,A) 特開 昭52−141253(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織物の組織の種類,糸の色,糸の太さを指
    定する情報を入力する手段と、 表面に表われる糸の領域毎に小領域を設定し、境界を作
    成するマスク処理手段と、 前記入力された糸の色と、前記マスク処理手段で作成さ
    れた境界に基づいてカラープリントするカラー印刷手段
    とを備え、 前記マスク処理手段は、前記組織の種類、および糸の太
    さから黒あるいは白の境界パターンを選択して境界を作
    成することを特徴とする先染ドビー織物の表面柄パター
    ン作成装置。
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