JP2623484B2 - 先染ドビー織物の表面柄パターン作成装置 - Google Patents

先染ドビー織物の表面柄パターン作成装置

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JP2623484B2 JP63158296A JP15829688A JP2623484B2 JP 2623484 B2 JP2623484 B2 JP 2623484B2 JP 63158296 A JP63158296 A JP 63158296A JP 15829688 A JP15829688 A JP 15829688A JP 2623484 B2 JP2623484 B2 JP 2623484B2
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功 西村
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    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C19/00Methods or devices concerned with designing or making patterns, not provided for in other groups of this subclass
    • D03C19/005Electronic

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  • Textile Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、先染、ドビー織物の表面柄パターン作成
装置に係り、特に、各色の経糸と緯糸とからなる先染ド
ビー織物について、その表面柄パターンが立体的に表現
できるようにして、テキスタイル(織物)の柄パターン
を容易にデザインできるようにした表面柄パターン作成
装置に関する。
従来の技術 テキスタイルは、その織組織の種類が多く、しかも、
デザインに応じて、使用する糸の色も多種多様である。
そのため、新しいデザインによる先染ドビー織物を商
品化するためには、デザイン毎に見本織を作成して、そ
のデザインの良否を確認する必要があり、手数がかかる
上に、コスト面でも大きな負担が生じていた。
第6図は、織組織の数例を示す図で、(1)は平織、
(2)はあや織、(3)は朱子織を示す。図面におい
て、黒は経糸(縦糸)、白は緯糸(横糸)を示す。
この第6図(1)〜(3)では、織組織の一部を拡大
して示している。
例えば、平織は、第6図(1)の上図に示すような織
組織であり、表面は、その下図のように、経糸と緯糸と
が交互に配列される。
このような先染ドビー織物のデザインに際して、従来
から、コンピュータを使用する方法が知られている(例
えば、特開昭63−21948号公報「先染ドビー織物の表面
柄パターン作成方法とその装置」)。
ところが、織物は一見平面状であるが、実際には、織
組織の種類に応じて表面に凹凸があり、その上、糸の太
さや、単位長当りの糸の本数によつても、デザインの図
面から受ける感じとは、微妙な点で異なつてしまう、と
いう不都合が生じる。
第7図は、表面柄パターンを決定する際に生じる周囲
の糸の影響を説明するための織組織の表面図である。図
面において、1〜4と6〜9は周囲の糸、5は注目して
いる糸を示す。
注目する糸5の色を決定する場合、周囲の糸1〜4,6
〜9がどのように影響を与えるか、についてこの第7図
によつて説明する。
すでに説明したように、織物の実際の表面には凹凸が
あるので、糸5の色を決定する際、周囲の糸1〜4,6〜
9の色との関係だけで、単純に色を選択すると、注目す
る糸5の周辺では、それぞれ隣接する周囲の糸1〜4,6
〜9の色の影響により、異なる色に見えてしまう。
そこで、従来は、一旦デザインを決定すると、商品化
する前に、その見本の織物を織つて実際に目で確かめる
必要があつた。
すなわち、カラー画面上で、R(赤),G(緑),B
(青)の3種類によつて、その階調度も含んだ色で表現
し、デイザ・パターン等で表現されるハードコピーを出
力する。このような処理方式は、従来から公知であるか
ら、詳細な説明は省略する。
発明が解決しようとする課題 ところが、従来の処理方式の場合には、得られたハー
ドコピーと、実際に織り上げられた織物とは、異なつて
見えることが多いので、見本を織る必要があつた。
この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン作成装置
では、従来のデザイン方法におけるこれらの不都合を解
決し、織組織を種類と、経糸・緯糸の色とを指定するだ
けで、表面に微妙な凹凸を有する先染ドビー織物のデザ
インに対応する実物と同様の表面柄パターンが得られる
ようにして、デザインから商品化までの省力化、効率化
を可能にすることを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明では、 織物の組織の種類,糸の色,糸の太さを指定する情報
を入力する入力手段と、該入力手段により入力された織
物の組織の種類,糸の色,糸の太さの情報に応じて糸の
表面を小領域に分割し、それぞれの小領域について、そ
の糸の色の数値に所定の係数をかけることにより各小領
域の色を演算する色演算手段と、 該色演算手段からの演算結果に対応してカラープリン
トするカラー印刷手段とを設けている。
発明の原理 最初に、この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン
作成装置について、その原理を説明する。
第2図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パター
ン作成装置において、表面柄パターンを決定するための
原理を説明する織物織の表面図である。図面において、
A1〜A4とA6〜A9は周囲の糸、A5は注目している糸を示
し、また、a〜fは各糸を構成する小領域を示す。
すでに述べたように、注目する糸A5の色を決定すると
きは、それに隣接する周囲の糸A1〜A4,A6〜A9との関係
を考慮する必要がある。
そこで、各糸を小さな領域に分割しておき、それぞれ
の色の状況に応じて各領域の色を決定することより、デ
ザインの見本が、立体感のある表面柄パターンとして出
力されるようにしている。
例えば、注目する糸A5は、その中心の小領域a5は、指
定された色と同じに見える。
しかし、その周囲の小領域b5とc5は、凹凸の変化によ
つて異なる色あいに見える。この傾向は、b5よりも、c5
の方に強く現られる。
特に、この糸A5の下方の小領域f51の場合には、糸A6
の小領域f61,糸A8の小領域f83,糸A9の小領域f93の他
に、自己の小領域e51,d51の影響を受けることになる。
この発明では、糸A5の下方の小領域f51,d51,c5,d52,f
52の色を決定するに際し、予め各織組織に対応して表面
の凹凸と周囲の色の影響度とを係数化しておき、注目す
る糸A5の色と、周囲の糸A1〜A4,A6〜A9の色が決定され
たとき、各糸毎に、それぞれ小領域の色を変化させるよ
うにしている。
各小領域は、計算上の領域であり、この領域の色を決
定することにより、立体感のある表面柄パターンが得ら
れる。
次に、各小領域の算出方法について述べる。
色は、R,G,Bの3種によつて表現する。
ここでは、0≦R,G,B≦255(2の8乗)とする。
まず、b5とc5を決定する。
b5=xb*a5 c5=xc*a5 ただし、a5が明るい色(R,G,Bの平均が≧128)のとき
は、1>xb>xc>xf、また、a5が暗い色(R,G,Bの平均
が<128)の ときは、1<xb<xc<xf、の関係を満すことが必要であ
る。
f51=xf*(a5+a6+a7+a8+)/4 e51=(2/3)f51+(1/3)c5 d51=(1/3)f51+(2/3)c5 この場合の計算の順序は、注目する糸A5のa〜fにつ
いて行う。
1番目が、f51,e51,d51で、2番目に、f52,e52,d52
3番目に、f53,e53,d53を行い、最後に、f54,e54,d54
を計算する。
このような演算処理によつて、注目する糸A5の各小領
域の色が決定される。
このような処理を、各糸毎に繰返えすることにより、
組織の種類に対応し、かつ、それを構成する糸の色に対
応する織物の表面柄パターンを作成することができる。
なお、第2図では、注目する糸A5が縦長の場合につい
て説明した。しかし、横長の場合でも、全く同様である
ことはいうまでもない。
この場合に、デイスプレイ上でのカラー表示と、印刷
手段によるハードコピーとでは、色の表現方法が異な
る。
そこで、予め、デイスプレイ上でのカラー表示と、印
刷手段によるハードコピーとの対応関係を定めておく。
例えば、中間調の表現が可能なデイザパターン等に変換
する。
そして、デイスプレイ上でのカラー表示による演算結
果を、印刷手段によるハードコピーのデイザの色に変換
する。
このようにすれば、デイスプレイ上で、デザイン時に
決定した色と、実際の織物見本に代るハードコピーの色
とを一致させることができる。
実 施 例 この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン作成装置
について、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説
明する。
第1図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パター
ン作成装置について、その要部構成の一実施例を示す機
能ブロツク図である。図面において、1はキーボード、
2はタブレツト、3はワークステーシヨン用CTR、4は
ワークステーシヨン、5は9プリントウエア、6はカラ
ープリンタ、7は光デイスク、8はカラーデイスプレ
イ、9は映像処理コンピュータを示す。
この第1図に示したこの発明の先染ドビー織物の表面
柄パターン作成装置では、ワークステーシヨン4によつ
て、先述の計算処理を行う。
次の第3図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パ
ターン作成装置における主要な処理の流れを示すフロー
チャートである。
この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン作成装置
では、組織,配列,シユミレーシヨン,色登録,……等
の各種処理を行うことができる。
第4図と第5図は、それぞれこの発明の先染ドビー織
物の表面柄パターン作成装置において、注目する糸A5に
おける小領域の分割例を示す図である。
この第4図では、注目する糸A5を、縦方向に5〜7の
領域、横方向に5〜27の領域に分割する場合を示してい
る。
この第4図の場合には、縦方向の分割数が多くなる
と、まず、領域cの数が増加し、さらに、領域eが新設
される。
これに対して、横方向の分割数が多くなると、領域c
の数をその分だけ増加させる。
また、第5図では、注目する糸A5を、縦方向に3〜7
の領域、横方向に3〜27の領域に分割する場合を示して
いる。
この第5図の場合でも、基本的な処理方法は、先の第
4図と同様である。
このように、注目する糸A5を、縦方向と横方向の分割
領域の数を増加させることにより、一層実物に近い表面
柄パターンを作成することが可能となる。
発明の効果 したがつて、この発明の先染ドビー織物の表面柄パタ
ーン作成装置によれば、織組織の種類と、経糸・緯糸の
色とを指定するだけで、表面に微妙な凹凸を有する先染
ドビー織物のデザインに対応する実物と同様の表面柄パ
ターンが得られる。
その結果、デザインから商品化までの省力化、効率化
が可能になる、等の多くの優れた効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン
作成装置について、その要部構成の一実施例を示す機能
ブロツク図、 第2図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン
作成装置において、表面柄パターンを決定するための原
理を説明する織物織の表面図、 第3図は、この発明の先染ドビー織物の表面柄パターン
作成装置における主要な処理の流れを示すフローチャー
ト、 第4図と第5図は、それぞれこの発明の先染ドビー織物
の表面柄パターン作成装置において、注目する糸A5にお
ける小領域の分割例を示す図、 第6図は、織組織の数例を示す図で、(1)は平織、
(2)はあや織、(3)は朱子織、 第7図は、表面柄パターンを決定する際に生じる周囲の
糸の影響を説明するための織物織の表面図。 図面において、1はキーボード、2はタブレツト、3は
ワークステーシヨン用CRT、4はワークステーシヨン、
5はプリントウエア、6はカラープリンタ、7は光デイ
スク、8はカラーデイスプレイ、9は映像処理コンピュ
ータ。
フロントページの続き (72)発明者 西村 功 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 荒谷 美智子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織物の組織の種類,糸の色,糸の太さを指
    定する情報を入力する入力手段と、 該入力手段により入力された織物の組織の種類,糸の
    色,糸の太さの情報に応じて糸の表面を小領域に分割
    し、それぞれの小領域について、その糸の色の数値に所
    定の係数をかけることにより各小領域の色を演算する色
    演算手段と、 該色演算手段からの演算結果に対応してカラープリント
    するカラー印刷手段とを備えたことを特徴とする先染ド
    ビー織物の表面柄パターン作成装置。
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