JP2837524B2 - 表面柄パターン作成装置 - Google Patents

表面柄パターン作成装置

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JP2837524B2 JP2231178A JP23117890A JP2837524B2 JP 2837524 B2 JP2837524 B2 JP 2837524B2 JP 2231178 A JP2231178 A JP 2231178A JP 23117890 A JP23117890 A JP 23117890A JP 2837524 B2 JP2837524 B2 JP 2837524B2
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    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C19/00Methods or devices concerned with designing or making patterns, not provided for in other groups of this subclass
    • D03C19/005Electronic

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面柄パターン作成装置に関し、特に任意
の密度のカラープリンタによって表面柄パターンを印刷
することができる表面柄パターン作成装置に関する。
〔従来技術〕
テキスタイルは、織組織(おりそしき)の種類が豊富
で、しかもデザインに応じて使用する糸の色も多種多様
である。また、織物は一見平面状であるが、実際には織
組織の種類に応じてその表面に凹凸があり、その上、糸
の太さや単位当たりの糸の本数によっても、その受ける
感じが微妙なところで異なってくるという性質がある。
そのため、新しいデザインによる先染ドビー織物を商品
化するには、デザイン毎に見本織を作成してそのデザイ
ンの善し悪しを確認する必要があり、手数がかかるばか
りでなく、コスト面でも大きな負担となっていた。
このようなことから、先染ドビー織物をデザインする
に際して、コンピュータを使用して表面柄パターンを作
成する方法が開発されている(例えば、特開昭63−2194
8号公報を参照)。
この従来の方法では、まずカラーCRT上でRGB(赤、
緑、青)信号の3色によって色柄を表現し、それをYMCB
k(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)からなる
ディザ・パターン等で表現されるハードコピーとしてカ
ラープリンタで出力する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記カラープリンタとしては種々の分解能(ドット/
インチ)のものがあるが、従来は採用するカラープリン
タの分解能に対応して、糸の密度(インチ当たりの糸の
本数)を表現したテーブルを作成していた。これを図に
よって説明すると、第7図、第8図は、それぞれ300dp
i、180dpiの分解能を有するカラープリンタを使用する
場合、糸の太さ即ち糸の密度(インチ当たりの糸の本
数)に対応して、表現可能なドット数、使用ディザ、繰
返し数を設定したテーブルである。ここで、、、
…は使用ディザの横あるいは縦方向のサイズである。
このように従来は、使用するカラープリンタ毎にテー
ブルを作成しなければならず、また任意の分解能のカラ
ープリンタに対応できないという問題があった。
本発明の目的は、任意の分解能のカラープリンタを用
いて表面柄パターンを印刷する表面柄パターン作成装置
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明では、織物の組
織、使用する糸の種類、色配列を入力する入力手段と、
該入力された情報を基に織物の表面柄パターンを作成す
る手段と、該作成された表面柄パターンを出力する手段
とを備えた表面柄パターン作成装置であって、前記入力
される経糸と緯糸をそれぞれ複数の領域に分割する手段
と、前記分割された各領域毎に、前記経糸、緯糸を構成
する撚り糸の色、撚り方向、撚り数を表すデータを生成
する手段と、前記各領域のデータと所定の色マスクとを
論理演算することにより前記色を取り出して前記経糸と
緯糸の色データを生成する手段と、該生成された色デー
タを用いて表面柄パターンを出力する手段を備え、前記
出力手段としてカラープリンタを用い、前記各領域を複
数の小領域に分割し、各小領域を前記カラープリンタの
1ドットに対応させるときの、各糸の表現可能なドット
数を算出する手段を設け、該手段は、使用するカラープ
リンタの密度を、使用する糸の密度で除した第1の値
(整数)を求め、該第1の値を丸めた第2の値を前記各
糸の表現可能なドット数とすることを特徴としている。
〔作 用〕
使用するプリンタを選択するために、カラープリンタ
の密度N(ドット/インチ)と、使用する糸の密度M
(本/インチ)を入力する。カラープリンタの密度N/使
用する糸の密度Mから糸1本の表現可能なドット数d
(ドット/本)を求め、次いで、d=z×kとなるzと
kの組み合わせを求める。そして、このzとkの組み合
わせの中でzが最大となる組み合わせを選択する。M=
N/d=N/(z×k)が整数であるので、dを四捨五入(d
1)してd1=z×kとして表す。
このように、印刷時に使用するカラープリンタの密度
Nと使用する糸の密度Mを与えることによって、表現可
能なドット数d1、使用ディザz、繰返し数kが決定さ
れ、ユーザが望む糸の密度を表現することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明
する。
第1図は、本発明の一実施例に係る表面柄パターン作
成装置のブロック構成図である。図において、1はシミ
ュレーション処理、色マスク処理等を行う制御部、2は
システム立ち上げ時のメニュー画面の表示、エラーメッ
セージの表示等を行う制御部用のCRT、3はCRTコントロ
ーラ、フレームバッファ等からなるカラー処理部、4は
作業画面、表面柄パターン等が表示されるカラーCRT、
5はディザ処理等を行うプリントコントローラ、6はカ
ラープリンタ、7はキーボード、8は組織、色等を入力
するタブレット、9は使用する糸の密度、カラープリン
タの密度、糸データ、組織データ等が記憶されるRAM、1
0は表面柄パターンを登録するディスクである。そし
て、制御部1はシミュレーション処理部11と、表現可能
なドット数、使用ディザ、繰返し数を算出する糸表現算
出部12と、経糸と緯糸を複数の領域に分割する分割処理
部13と、撚り糸の色、方向、撚り数データからもく糸の
表現データを生成するもく糸表現生成部14と、色マスク
を作成する色マスク作成部15と、色マスク作成部によっ
て作成された色マスクともく糸の表現データとを論理演
算する論理演算部16と、色データ生成部17とから構成さ
れている。
第2図(a)は、本発明の表面柄パターン作成装置の
処理フローチャートである。以下、このフローチャート
を用いて本発明を詳細に説明する。
プリンタの選択(ステップ21) このステップでは、使用するカラープリンタの密度N
(ドット/インチ)を入力する。
糸の入力(ステップ22) このステップでは、カラーCRT4上に表示されている作
業画面のメニューに従って、糸の種類、即ち単色の撚り
糸あるいは2色の撚り糸であるかをタブレット8を用い
て制御部1に入力する。また、2色の撚り糸の場合は、
後述するように糸の撚り方向と撚り数をキーボード7に
よって入力する。
組織入力(ステップ23) 次いで、カラーCRT4上に表示されている作業画面のメ
ニューに従って、織組織を指定するために、順差し、ガ
ラ差しに関する情報をタブレット8を用いて制御部1に
入力する。順差しの場合は基本組織データを入力し、ガ
ラ差しでは基本組織と差し方データを入力する。基本組
織について説明すると、第3図(a)〜(c)は、織組
織の幾つかの例を示す図で、第3図(a)は平織、
(b)はあや織、(c)は朱子織を示す。なお、図中に
おける黒線は経糸(縦糸)、白線は緯糸(横糸)であ
る。第3図(d)〜(f)は、それぞれ平織、あや織、
朱子織の織組織の一部を拡大したもので、例えば平織の
場合、第3図(d)に示すように経糸と緯糸が交互に配
列される基本組織を単位として構成されている。
配列入力(ステップ24) ここでは、使用する経糸、緯糸の密度Mすなわち1イ
ンチ当たりの糸の本数と、経糸、緯糸の色の配列と、経
糸、緯糸の色単位の本数をキーボード7、タブレット8
を用いて制御部1に入力する。第4図は、カラーCRT4上
に表示された色の配列を示すテーブルで、この図では経
糸の配列テーブルを例示してある。縦軸は色を出す順番
に上から並べられた色番号(4821、4911…)、横軸の数
字1〜nは経糸の何番目の場所であるかを示し、テーブ
ル中の数字は例えば、色番号4821で場所1には4821番の
糸を6本(色単位の本数)指定することを意味してい
る。
シミュレーション(ステップ25) このステップでは、制御部1のシミュレーション処理
部11上で基本組織データと配列データを用いてシミュレ
ーションを行う。シミュレーション実行時には、前記基
本組織、配列データ、CRT4における表示位置、拡大表示
する際の倍率等を変更させながらシミュレーションを行
う。そして、そのシミュレーション結果を見るために仮
印刷する。
糸の表現処理(ステップ26) この処理は、糸表現算出部12によって行われる処理
で、使用するカラープリンタの密度N(ドット/イン
チ)と使用する糸の密度M(本/インチ)から、表現可
能なドット数d1、使用ディザz、繰返し数kを算出す
る。第2図(b)は、本発明の糸の表現処理を示すフロ
ーチャートである。このフローチャートを用いて本発明
の糸の表現処理を詳細に説明すると、カラープリンタの
密度N/使用する糸の密度Mから糸1本の表現可能なドッ
ト数d(ドット/本)を求める(ステップ261)。但
し、dは整数であり、N<Mの場合は表現が不可能であ
り、またM<10は実用的でないので除く。
次いで、d=z×kとなるzとkの組み合わせを求め
る(ステップ262)。但し、zは1〜16であり、kは1
あるいは2である。
このzとkの組み合わせの中でzが最大となる組み合
わせを選択する(ステップ263)。これは使用ディザz
のサイズが大きいほどきれいに印刷されるからである。
即ち、d=30のとき、z(15)×k(2)、z(10)×
k(3)、z(6)×k(5)、z(5)×k(6)、
z(3)×k(10)、z(2)×k(15)、z(1)×
k(30)の組み合わせの内、z(15)×k(2)を選択
する。
M=N/d=N(z×k)が整数であるために、Mがグ
ループに分けられ、同一のdの中にMが複数入ることに
なるので、逆にdを四捨五入(d1)してd1=z×kとし
て表わされたものにする(ステップ264)。例えば、M
=10,11,12,13、N=300では、d=30,27,25,23とな
り、四捨五入してd1=30、30、30、20となる。
このように、印刷時に使用するカラープリンタの密度
Nと使用する糸の密度Mを与えることによって、表現可
能なドット数d1、使用ディザz、繰返し数kが決定さ
れ、ユーザが望む糸の密度が表現される。
印刷のための色処理(ステップ27) 第2図(c)は、色処理を示すフローチャートであ
る。まず用紙のサイズに合わせて印刷可能な経糸、緯糸
の本数をセットする(ステップ271)。
糸の分割(ステップ272) カラープリンタ6によって表面柄パターンを作成する
ため、表現する糸を複数のドットで構成する。第5図
(a)は、例えば平織の織組織の内、注目する経糸A5と
その周りの経糸A1,3,7,9と緯糸A2,4,6,8からなる織組織
の表面図である。糸表現算出部12で求められた表現可能
なドット数d1、使用ディザz、繰返し数kを用いて、分
割処理部13は、この経糸A5(領域という)をn(縦)×
m(横)個の小領域aijに分割し(横方向についてはd1
=mとなる)、各小領域がカラープリンタの1ドットに
対応するように構成する。他の経糸、緯糸も同様にマト
リックス状に分割されている。なお、カラーCRT4上に
は、領域A5を一画面に拡大しときのみ表示可能である。
もく糸の表現(ステップ273) 上記した各領域に対して、もく糸表現生成部14は、構
成する色と、撚り方向(右あるいは左)と、撚り数に基
づいても、もく糸表現データを生成する。第5図(b)
は、領域が5×4ドットに分割され、撚り数が2の場合
のもく糸の表現図(データ)である。この表現図におい
て、小領域が“1"で構成される区画51、52は2色のもく
糸の1色目であり、小領域が“0"で構成される区画53が
2色目であることを表している。そして、領域A5の周囲
の色を考慮して、領域A5の境界の色を決める。例えば領
域A5の小領域a11の色はA1、A2、A4の色を考慮したアル
ゴリズムに従って決めるようにすればよい。
色マスク処理(ステップ274〜277) この処理は、上記のように作成されたもく糸の表現デ
ータから各色を取り出す、制御部1上で行われる処理で
ある。すなわち、色マスク作成部15は角度θを有する第
1の色マスク(第6図a)を作成する(ステップ27
4)。論理演算部16では、この第1の色マスクと第5図
(b)の表現データとの論理積演算を行い、該区画51、
52の色を取り出す(ステップ275)。次いで、同様にし
て第2の色マスク(第6図b)を作成し、この第2の色
マスクと第5図(b)の表現データとの論理積演算を行
い、該区画53の色を取り出す。色データ生成部17では、
このようにして取り出された1色目と2色目とを論理和
処理し(ステップ276)、1行分(経糸M本あるいは緯
糸N本)の色データと座標値とをプリントコントローラ
5に渡す(ステップ277)。
各糸に対して以上の処理を行うことにより、2色の撚
り糸に対応した織物の表面柄パターンが得られる。な
お、カラーCRT4上でのカラー表示とカラープリンタ6に
よるハードコピーとでは、色の表現方法が異なるので
(カラーCRTはRGB信号、カラープリンタはYMCBk)、予
めカラーCRT4上でのカラー表示とカラープリンタ6によ
るハードコピーとの対応関係を設定し、例えばRGB信号
を中間調の表現が可能なディザパターン等に変換してか
ら出力するようにする。このようにすることによって、
カラーCRT4上でデザイン決定した色と、織物の見本とな
るカラープリンタ6によるハードコピーの色とを一致さ
せることができる。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によれば、表面柄パタ
ーンの作成時に、使用するカラープリンタの密度と使用
する糸の密度を与えることによって、表現可能なドット
数、使用ディザ、繰返し数が決定されるので、ユーザが
望む糸の密度を表現することができ、また任意の密度の
カラープリンタの使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る表面柄パターン作成
装置のブロック構成図、第2図(a)、第2図(b)、
第2図(c)は、本発明の表面柄パターン作成装置の処
理フローチャート、第3図(a)〜第3図(f)は、織
組織の幾つかの例を示す図、第4図は、カラーCRT上に
表示された色の配列を示すテーブル、第5図(a)は、
織組織の表面図、第5図(b)は、領域が5×4ドット
に分割され、撚り数が2の場合のもく糸の表現図、第6
図(a)、第6図(b)は色マスクを示す図、第7図、
第8図は、それぞれ300dpi、180dpiの分解能を有するカ
ラープリンタを使用する場合の糸の密度に対応して、表
現可能なドット数、使用ディザ、繰返し数を設定した従
来のテーブルである。 1……制御部、2……制御部用のCRT、3……カラー処
理部、 4……カラーCRT、5……プリントコントローラ、6…
…カラープリンタ、 7……キーボード、8……タブレット、9……RAM、10
……ディスク、 11……シミュレーション処理部、12……糸表現算出部、 13……分割処理部、14……もく糸表現生成部、15……色
マスク作成部、 16……論理演算部、17……色データ生成部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/525 B41J 5/30 D03C 19/00 G06F 15/60

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織物の組織、使用する糸の種類、色配列を
    入力する入力手段と、該入力された情報を基に織物の表
    面柄パターンを作成する手段と、該作成された表面柄パ
    ターンを出力する手段とを備えた表面柄パターン作成装
    置であって、前記入力される経糸と緯糸をそれぞれ複数
    の領域に分割する手段と、前記分割された各領域毎に、
    前記経糸、緯糸を構成する撚り糸の色、撚り方向、撚り
    数を表すデータを生成する手段と、前記各領域のデータ
    と所定の色マスクとを論理演算することにより前記色を
    取り出して前記経糸と緯糸の色データを生成する手段
    と、該生成された色データを用いて表面柄パターンを出
    力する手段を備え、前記出力手段としてカラープリンタ
    を用い、前記各領域を複数の小領域に分割し、各小領域
    を前記カラープリンタの1ドットに対応させるときの、
    各糸の表現可能なドット数を算出する手段を設け、該手
    段は、使用するカラープリンタの密度を、使用する糸の
    密度で除した第1の値(整数)を求め、該第1の値を丸
    めた第2の値を前記各糸の表現可能なドット数とするこ
    とを特徴とする表面柄パターン作成装置。
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