JP2739531B2 - 溶接部耐食性に優れるフェライト系ステンレス鋼 - Google Patents
溶接部耐食性に優れるフェライト系ステンレス鋼Info
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Description
るフェライト系ステンレス鋼に関する。
系とオーステナイト系とがあるが、オーステナイト系は
耐食性、加工性、溶接性、高温強度などに優れるため、
幅広い用途を有する。しかし、塩化物溶液中では、しば
しば応力腐食割れが発生するという欠点をもつ。これに
対してフェライト系ステンレス鋼は比較的安価で、しか
も合金元素としてNiを含有しないため塩化物溶液中で
の応力腐食割れの危険性は殆どない。しかしフェライト
系ステンレス鋼の代表的鋼種であるSUS430を例に
とると、少し苛酷な環境に対し充分な抵抗力がないと
か、溶接時の加熱、冷却によって、粒界腐食をきたす等
の欠点を有している。耐食性を改善するにはCr量の増
加やMoの添加等が有効であることはすでに周知の事実
である。
性を阻害する。含Mo高Cr鋼の靱性はC、Nを低減さ
せることで改善しうることが知られている。このC、N
の低減は、耐粒界腐食性改善にも有効であるが、C、N
の低減にも自ら限界があり、現在、工業的に到達しえる
C、N量レベルではこの粒界腐食感受性を完全になくす
ことはできない。この粒界腐食性に対するC、Nの弊害
は、C、Nを固定しうるTiあるいはNbなどの安定化
元素を単独あるいは複合で添加することで解消しうるこ
とは周知の事実である。
基にして、耐食性、靱性に優れた含Mo高Crが提唱さ
れ、現に、低炭素、低窒素18Cr−2.0Mo−Nb
/Ti鋼が開発された。しかし、塩素イオンや残留塩素
など、腐食の要因となるイオンを多く含んだ環境で使用
される場合、短期間の内に溶接部に激しい腐食が発生す
るケースが多々あり、溶接部の耐食性に関してはまだ充
分ではない。
のCrが高温酸化され、表層部の金属Crが貧化し耐食
性が低下するためであると推察される。このようなこと
から、溶接時のCr酸化ロスを少なくし、溶接熱影響部
と溶接金属部の耐食性を同時に満足する材料を開発する
ことが必要となった。したがって本発明の目的は、溶接
熱影響部と溶接金属部の耐食性を同時に満足する新たな
フェライト系ステンレス鋼を得ることである。
耐食性におよぼす合金元素の影響について詳細な検討を
行ってきた。その結果、溶接金属部の耐食性はCrとM
o量を増加することにより向上するが、Tiの一定量以
上の添加は溶接金属部の耐食性を劣化させる。熱影響部
の耐食性改善にはCrとMo量の増加も有効ではある
が、さらに、TiとAlを複合添加することにより耐食
性は著しく向上する。その詳細は後記の実施例によって
も示すが、Tiは溶接時、Al酸化物の形成を容易に
し、Al酸化物の形成はCrの酸化損失防止に有効であ
り、表層部のCr貧化層を著しく低減させるためであ
る。この原因としては、Alの酸化物の標準生成自由エ
ネルギは非常に低く、溶接時の雰囲気でAl酸化物を生
成するには酸素ポテンシャルが高すぎるため、Tiが優
先酸化して酸素ポテンシャルを下げることにより、Al
の酸化を容易にするためだと思われる。Tiはこのよう
に、溶接熱影響部の耐食性改善には有効な元素である。
しかし、Tiの一定量以上の添加は表面疵や溶接金属の
耐食性劣化の原因となるため、必要最小限にする必要が
ある。これらの理由からTi添加量の上限が規制される
場合には、Tiのみの添加では粒界腐食の抑止は困難で
あり、さらにNbを複合で添加する必要がある。また適
正量のCu、Zrを添加することにより、溶接部の耐食
性が一層向上するとの知見を得た。
のであり、その要旨とするところは質量%において、 C :0.025%以下 Si:0.6%以下 Mn:1.0%以下 P :0.04%以下 S :0.01%以下 Ni:0.6%以下 Cr:16〜35% Mo:0.3〜6% N :0.025%以下 Al:0.01〜0.5% Nb:0.1〜0.6% Ti:0.05〜0.3% を含み、場合によっては、 Cu:0.1〜1.0%、 Zr:0.06〜0.3% を 含有させ、かつこれらの成分の間に、 C+N≦0.04%とNb+Ti≧7(C+N)+0.
15を満足し、次の式B=Cr+3(Mo+Cu)≧2
3.5で、かつP=5(Ti+Zr)+20(Al−
0.01)≧1.5となる範囲に維持される関係が成立
し、 残部は実質的に鉄および不可避的不純物からなる溶接金
属部および溶接熱影響部の耐食性に優れるフェライト系
ステンレス鋼である。
の含有量の限定理由について説明する。 C、Nは鋼中に不可避的に含まれる元素である。C、N
含有量を低減すると、軟質になり加工性が向上するとと
もに炭化物、窒化物の生成が少なくなり、溶接性および
溶接部の耐食性が向上するため、低い方が好ましく、C
≦0.025%、N≦0.025%とする。
し有害であり、また、鋼を硬質にするので低い方が好ま
しく上限を0.6%とする。
可溶性硫化物であるMnSを形成し耐食性を低下させる
ので低い方が好ましく上限を1.0%とする。
い方が望ましいが、含Cr鋼の脱Pは困難でありかつ製
造コストの上昇を招くので上限を0.04%とする。
響をおよぼすため低い方が好ましく上限を0.01%と
する。
善に有効な元素であるが多すぎるとコスト高になる。本
発明鋼も通常のフェライト系ステンレス鋼で規制されて
いる0.6%以下とする。
り、耐孔食性、耐隙間腐食性および一般の耐食性を著し
く向上させるが、16%未満ではその効果は少なく、3
5%を越えると脆化が著しくなり、薄板製造上あるいは
製品の加工上困難を伴うため、Cr量は16〜35%と
する。
元素であり、その効果はCr量が増すにつれ大きくな
る。しかし、本発明鋼のCr量レベルにおいては0.3
%未満では耐食性改善効果は小さく、6%を越えて添加
すると延性の低下を招き加工上困難を伴うため、Mo量
は0.3〜6%とする。
あり、Tiとの複合添加により、溶接時に鋼の表層に容
易にAl皮膜を形成し、Crの酸化ロスを防止すること
により耐食性を向上する。しかし、Al量が 0.01%
未満ではAl皮膜が形成されにくく、また、0.5%を
越えて添加すると素材の表面品質の劣化および溶接性が
悪くなるため、Al量は0.01〜0.5%とする。
ルのフェライト系ステンレス鋼で問題となる粒界腐食を
防止するのに不可欠の元素であるが、多すぎると溶接部
靱性を阻害するので 0.6%を上限とする。なお、下限
は粒界腐食を防止する観点から決定され、0.1%以上
を必要とする。
あり、Alとの複合添加により、溶接時に鋼の表層に容
易にAl皮膜を形成し、Crの酸化ロスを防止すること
により耐食性を向上する。さらに、TiはC、Nを固定
する作用も有する。しかし、Ti含有量が多すぎると、
素材の表面品質や溶接金属部の耐食性を劣化させるので
上限を 0.3%とする。なお、下限はAl皮膜の形成お
よび粒界腐食防止の観点から決定され、0.05%以上
を必要とする。
点からNbとTiの複合添加量については、限定式〔N
b+Ti≧7(C+N)+0.15〕を満足しなければな
らない。
有効な元素であるが、多すぎると溶接部靱性を阻害する
のでCuは1.0%、Zrは0.3%を上限とし、またC
uは0.1%未満、Zrは0.05%未満ではその効果が
少ないのでそれぞれ下限を0.1%、0.05%とする。
には固定元素はCと同様Nとも結合して消費されるので
(C+N)の総和で両元素をコントロールすることが必要
となる。(C+N)を多量に含有させると、それに見合っ
てTi、Nb量も増加しなければならないが、これは鋼
の清浄度を劣化させるため(C+N)量の上限は0.04
%とする。一方、(C+N)量は低い方が望ましく、特に
下限は設けない。
明においてはCr、Mo、Cu、Al、Ti、Zrの各成
分の間において以下の限定式、B=Cr+3(Mo+C
u)≧23.5で、かつP=5(Ti+Zr)+20(Al
−0.01)≧1.5を満足しなければならない。これら
の式は、本発明に係る実験を通じて設定されたものであ
り、B値は溶接金属部の、P値は溶接熱影響部の耐食性
を満足するために必要な最小値を規制するものである。
溶接金属部においてはCr、Moは耐食性改善のための
基本成分であり、Moの方がCrよりも耐食性改善に対
する寄与が大きいことから係数をCrの3倍とした。ま
た、CuはMoと同等の効果を有するため係数をMoと
同じにした。B値が 23.5%未満では溶接金属部の十
分な耐食性が得られないため下限を23.5%とした。
合添加することで溶接時に、鋼の表層部におけるAl酸
化皮膜の形成を容易にし、形成されたAl酸化皮膜は表
層部のCrの酸化損失を防止する。その結果Cr貧化層
の生成が抑止されるので溶接熱影響部の耐食性改善に有
効である。また、ZrはTiとほぼ同じ標準生成自由エ
ネルギーを有することから、Al酸化皮膜の生成におい
てTiと同様の効果を有するものと思われる。Ti、Z
rとAlとの間においてこれらの効果を得るためにはP
値が1.5以上であることを必要とする。
の作用効果を具体的に示す。表1に示す化学成分を有す
るステンレス鋼を溶製し、熱間圧延により板厚3.5mm
の熱延板を製造した。その後、板厚1.0mmにまで冷間
圧延し、1000〜1050℃ で仕上焼鈍を施したう
え試供材とした。
〜No.10は本発明で規制する組成範囲の鋼であり、
いずれも固定元素としてNbとTiを複合添加し、微量
元素としてAlを含有した鋼である。そのうちNo.8
はZr含有鋼で、No.9はCu、Zr含有鋼である。
No.11〜No.18は比較鋼であり、製造履歴は本
発明鋼と同じである。そのうち、No.11〜No.1
3、No.15〜No.18は限定式を満たさない鋼
で、さらに、No.11、12はTiを、No.13は
Ti,Alを、No.18はAlを添加していない鋼で
ある。No.14はNbを添加していない鋼である。
た結果を表1に合わせて示した。表1に示したように、
Tiの過剰添加は表面きずの原因になることは明らかで
ある。本発明は(C+N)量の上限が0.04%であるこ
とから、粒界腐食の発生を防ぐには 0.43%以上のT
iを含有する必要がある。この場合、表面きずが発生す
るため、本発明のようにTi含有量を減らし、Nbなど
の固定元素の添加が有効であることがわかる。
接し、表面分析、浸漬試験に供した。TIG溶接は板厚
1mmの板にビードオンプレートで行った。溶接条件は電
流80A、速度50cm/min、トーチシール側、バックシ
ール側のArガスシールはそれぞれ10リットル/minで
ある。
溶接材裏面の溶接熱影響部に生成した酸化皮膜をESC
Aにより深さ方向の分析を行った。その結果を縦軸に原
子濃度、横軸にエッチング時間をとって整理したものを
図1に示す。図1からTiとAlの両者を含む本発明鋼
No.1では、酸化皮膜中のCr原子濃度は極めて微量で
あり、基材からのCrの酸化損失がほとんど生じていな
いことがわかる。また、本発明鋼No.1では、AlとT
iの原子濃度はほぼ同時に検出されなくなっており、T
iの存在がAl酸化皮膜生成に寄与していることが推察
される。一方、Alを含みTiを含まない比較鋼No.1
1では、酸化皮膜中のCr原子濃度が高く、基材からの
Crの酸化損失の生じていることがわかる。
1の鋼No.1〜No.6,No.8〜No.18をT
IG溶接し、溶接部が15mm、溶接部と直角方向が4
0mmとなるように切りだし、浸漬試験を行った。浸漬
試験は、液温80℃の上水+1000ppmCl−+1
0ppmCu2+溶液500mlに試験片を入れ、30
日間行った。なお、Cu2+は1週間毎に補充した。
示すB値で整理した結果を、図3は熱影響部の最大侵食
深さを表1に示すP値で整理した結果を、図4は22C
r−1Mo−0.3Nb−0.15Ti系鋼の最大侵食
深さをAl含有量で整理した結果を、図5はNo.1、
3、4、6、11、12について腐食減量で整理した結
果を示す。
0)はいずれも溶接金属部、熱影響部ともに侵食深さは
0.1mm以下と浅くなっていることがわかる。また、
Ti単独添加鋼のNo.14は熱影響部の侵食深さは、
約0.07mmと浅かったが、溶接金属部では約0.1
3mmと深くなっていることがわかる。
程、侵食深さは浅くなり、Alの添加は耐食性改善に有
効であることは明らかである。図5により本発明鋼は腐
食減量も比較鋼に比べ非常に小さく、溶接部の耐食性に
優れていることがわかる。
接部の溶接金属部と熱影響部の耐食性を同時に満足する
フェライト系ステンレス鋼が得られた。この鋼は溶接部
の耐食性に優れているため、酸洗や研磨などの後処理を
行わず、溶接加工のままで、腐食性の環境に使用するこ
とが可能である。さらに、Tiを多量に添加した鋼と比
べて表面きずも発生しにくいため冷延工程での歩留まり
が高く、比較的安価に製造することが可能となる。
した結果を示す図。
(Mo+Cu)、縦軸を溶着部の最大侵食深さとして整理
した図。
+Zr)+20(Al−0.01)、縦軸を熱影響部の最
大侵食深さとして整理した図。
化したNo.3、No.5とNo.18の浸漬試験結果につい
て横軸をAl含有量、縦軸を熱影響部の最大侵食深さと
して整理した図。
o.4、No.6、No.11とNo.12の浸漬試験結果につ
いて横軸に鋼種、縦軸に腐食減量として整理した図。
Claims (3)
- 【請求項1】 質量%で C :0.025%以下 Si:0.6%以下 Mn:1.0%以下 P :0.04%以下 S :0.01%以下 Ni:0.6%以下 Cr:16〜35% Mo:0.3〜6% N :0.025%以下 Al:0.01〜0.5% Nb:0.1〜0.6% Ti:0.05〜0.3%を含み、かつこれらの成分の
間に、 C+N≦0.04%とNb+Ti≧7(C+N)+0.
15を満足し、次の式B1=Cr+3Mo≧23.5
で、かつP1=5Ti+20(Al−0.01)≧1.
5となる範囲に維持される関係が成立し、 残部は実質的に鉄および不可避的不純物からなるフェラ
イト系ステンレス鋼。 - 【請求項2】 質量%で C :0.025%以下 Si:0.6%以下 Mn:1.0%以下 P :0.04%以下 S :0.01%以下 Ni:0.6%以下 Cr:16〜35% Mo:0.3〜6% N :0.025%以下 Al:0.01〜0.5% Nb:0.1〜0.6% Ti:0.05〜0.3% Zr:0.05〜0.3%を含み、かつこれらの成分の
間に、 C+N≦0.04%とNb+Ti≧7(C+N)+0.
15を満足し、次の式B1=Cr+3Mo≧23.5
で、かつP2=5(Ti+Zr)+20(Al−0.0
1)≧1.5となる範囲に維持される関係が成立し、 残部は実質的に鉄および不可避的不純物からなるフェラ
イト系ステンレス鋼。 - 【請求項3】 質量%で C :0.025%以下 Si:0.6%以下 Mn:1.0%以下 P :0.04%以下 S :0.01%以下 Ni:0.6%以下 Cr:16〜35% Mo:0.3〜6% N :0.025%以下 Al:0.01〜0.5% Nb:0.1〜0.6% Ti:0.05〜0.3% Cu:0.1〜1.0% Zr:0.05〜0.3%を含み、かつこれらの成分の
間に、 C+N≦0.04%とNb+Ti≧7(C+N)+0.
15を満足し、次の式B2=Cr+3(Mo+Cu)≧
23.5で、かつP2=5(Ti+Zr)+20(Al
−0.01)≧1.5となる範囲に維持される関係が成
立し、 残部は実質的に鉄および不可避的不純物からなるフェラ
イト系ステンレス鋼。
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JP3262613A JP2739531B2 (ja) | 1991-09-17 | 1991-09-17 | 溶接部耐食性に優れるフェライト系ステンレス鋼 |
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