JP2739332B2 - 4相ハイブリッド形ステッピングモータ - Google Patents
4相ハイブリッド形ステッピングモータInfo
- Publication number
- JP2739332B2 JP2739332B2 JP63320723A JP32072388A JP2739332B2 JP 2739332 B2 JP2739332 B2 JP 2739332B2 JP 63320723 A JP63320723 A JP 63320723A JP 32072388 A JP32072388 A JP 32072388A JP 2739332 B2 JP2739332 B2 JP 2739332B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stepping motor
- stator
- hybrid type
- magnetic poles
- type stepping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインデックスやデバイダー等の端数のないス
テップ角を必要とする用途に好適な4相ハイブリッド形
ステッピングモータに関するものである。
テップ角を必要とする用途に好適な4相ハイブリッド形
ステッピングモータに関するものである。
[従来の技術] 従来のハイブリッド形ステッピングモータとしては2
相が主流を占めており,たとえば第4図のように構成さ
れている。
相が主流を占めており,たとえば第4図のように構成さ
れている。
同図において,1は固定子ハウジング,2は固定子鉄心
で,これは磁極2−1〜2−8を構成されている。
で,これは磁極2−1〜2−8を構成されている。
2−10は各磁極の内周に形成された極歯である。
3は固定子巻線で,前記各磁極に3−1〜3−8で示
すように巻かれている。
すように巻かれている。
これら固定子鉄心2,固定子巻線3で固定子Sが構成さ
れる。
れる。
4,4′はエンドブラケット,5,5′は軸受である。
6は回転子軸,7,8はそれぞれ回転子磁極,7−10と8−
10はそれぞれ回転子磁極7,8の外周に形成された極歯,9
は永久磁石である。
10はそれぞれ回転子磁極7,8の外周に形成された極歯,9
は永久磁石である。
これら6〜9で回転子Rが構成される。
[発明が解決しようとする課題] ステッピングモータのステップ角θsは,固定子巻線
の相数Pと回転子磁極に設けた極歯数Zによって(1)
式のように定められ。
の相数Pと回転子磁極に設けた極歯数Zによって(1)
式のように定められ。
θs=180/P・Z(度) ・・・・(1) ところで,インデックスやデバイダー駆動用に使用さ
れるステッピングモータでは,その機械の性質上から,
ステップ角を端数のない割り切れる数値にする必要があ
るが,たとえば,0.2〜1.5度といった微小角を設定する
ことは(1)式から判るように可成り困難であった。
れるステッピングモータでは,その機械の性質上から,
ステップ角を端数のない割り切れる数値にする必要があ
るが,たとえば,0.2〜1.5度といった微小角を設定する
ことは(1)式から判るように可成り困難であった。
本発明はこのような従来のものの課題を解決するよう
にした4相ハイブリッド形ステッピングモータを提供す
ることを目的とする。
にした4相ハイブリッド形ステッピングモータを提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は当該ステッピングモータの回転子磁極に形成
する極歯を30の倍数に設定するようにした4相ハイブリ
ッド形ステッピングモータにおいて,当該ステッピング
モータの固定子の磁極数を16個設け,この固定子磁極の
各磁極の配設角度を の条件を満足する2種類の角度α,βによって,α,
α,β,α,α,β,α,βの順序の角度となるように
180度の区間に配置される8個の磁極を配分して形成
し,これと点対称となるように他方の8個の磁極も同様
に配列するように構成した4相ハイブリッド形ステッピ
ングモータに関するものである。
する極歯を30の倍数に設定するようにした4相ハイブリ
ッド形ステッピングモータにおいて,当該ステッピング
モータの固定子の磁極数を16個設け,この固定子磁極の
各磁極の配設角度を の条件を満足する2種類の角度α,βによって,α,
α,β,α,α,β,α,βの順序の角度となるように
180度の区間に配置される8個の磁極を配分して形成
し,これと点対称となるように他方の8個の磁極も同様
に配列するように構成した4相ハイブリッド形ステッピ
ングモータに関するものである。
[実施例] 以下第1図〜第2図に示す一実施例について本発明を
具体的に説明する。
具体的に説明する。
第1図は本発明を適用した4相のハイブリッド形ステ
ッピングモータの固定子を示す平面図である。
ッピングモータの固定子を示す平面図である。
本発明者はこれまでの各種ステッピングモータの設計
の経験を活かして考察している過程で,本発明の基本的
な技術思想として,回転子磁極の極歯数Zを30の倍数即
ち Z=30m ・・・・・・・・・(2) (mは正の整数) としたとき,ステップ角θsは4相だから θs=45/Z(度) ・・・・・(3) で定まるため,第2図示の第1表に示すような実用性の
ある割り切れるステップ角が得られることを発明した。
の経験を活かして考察している過程で,本発明の基本的
な技術思想として,回転子磁極の極歯数Zを30の倍数即
ち Z=30m ・・・・・・・・・(2) (mは正の整数) としたとき,ステップ角θsは4相だから θs=45/Z(度) ・・・・・(3) で定まるため,第2図示の第1表に示すような実用性の
ある割り切れるステップ角が得られることを発明した。
また,さらにこの技術思想を基礎にして,各種用途に
適用するステッピングモータとしての適正な微小角を得
るようにするため,固定子は16極とし,4相巻線を施し,1
6極の磁極の満足すべき配設のための次の条件を考え
た。即ち, の条件を満足する2種類の角度α,βによって第1図示
のように α,α,β,α,α,β,α,βの順序の角度となる
ように固定子の180度の区間に配置される8個の磁極を
配分して形成し,これと点対称となるように他方の8個
の磁極も同様に配列するように構成するものである。
適用するステッピングモータとしての適正な微小角を得
るようにするため,固定子は16極とし,4相巻線を施し,1
6極の磁極の満足すべき配設のための次の条件を考え
た。即ち, の条件を満足する2種類の角度α,βによって第1図示
のように α,α,β,α,α,β,α,βの順序の角度となる
ように固定子の180度の区間に配置される8個の磁極を
配分して形成し,これと点対称となるように他方の8個
の磁極も同様に配列するように構成するものである。
[作用] 本発明のステッピングモータは上記のように構成さ
れ,固定子巻線に対し4相の電力を供給して励磁する
と,前記(2)式で決まるステップ角θsでステップ駆
動される。
れ,固定子巻線に対し4相の電力を供給して励磁する
と,前記(2)式で決まるステップ角θsでステップ駆
動される。
参考迄に,16極のハイブリッド形ステッピングモータ
に本発明を適用し, m=4,Z=120,θs=0.375度 とした場合の設計例を示すと,第3図示の第2表に示す
ようになる。
に本発明を適用し, m=4,Z=120,θs=0.375度 とした場合の設計例を示すと,第3図示の第2表に示す
ようになる。
同図第2表において,各記号は次の内容を表わすもの
である。
である。
n:16個の各磁極の番号 P:360度を16等分した歯の部分でないコイルの巻かれる
スロットを構成する部分の角度位置 A:各16極の先端の歯の位置であり,各16極の例えば,同
1番目の歯間の角度位置 A′:Aに対応するもう1つの位置例 An−An-1→α=21.375度 β=24.375度 An′−An-1′→α=23.625度 β=20.625度 同図表から分かる通り,微小角0.375度におけるステ
ッピングモータをその適用用途に応じて各種の設計条件
中から最適のものを選択すれば良く,可成りその設計条
件に自由度があることが示されている。
スロットを構成する部分の角度位置 A:各16極の先端の歯の位置であり,各16極の例えば,同
1番目の歯間の角度位置 A′:Aに対応するもう1つの位置例 An−An-1→α=21.375度 β=24.375度 An′−An-1′→α=23.625度 β=20.625度 同図表から分かる通り,微小角0.375度におけるステ
ッピングモータをその適用用途に応じて各種の設計条件
中から最適のものを選択すれば良く,可成りその設計条
件に自由度があることが示されている。
[発明の効果] 本発明の4相ハイブリッド形ステッピングモータは,
回転子磁極の極歯を30の倍数となるよう設定することで
あり,さらに,これに実用性を持たせるために,上記の
ように固定子磁極を16極とし,その各磁極の配設角度を
2種類の角度α,βで定まる特定の条件を満足するよう
に構成したものであり,次のような優れた効果を有す
る。
回転子磁極の極歯を30の倍数となるよう設定することで
あり,さらに,これに実用性を持たせるために,上記の
ように固定子磁極を16極とし,その各磁極の配設角度を
2種類の角度α,βで定まる特定の条件を満足するよう
に構成したものであり,次のような優れた効果を有す
る。
実用的な,割り切れる数値となるステップ角の設定が
容易にできるため,インデックスやデバイダーの用途に
使用されるステッピングモータの設計・製作が容易とな
った。
容易にできるため,インデックスやデバイダーの用途に
使用されるステッピングモータの設計・製作が容易とな
った。
小型な構成で,微小となるステップ角を製作できる。
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示すもので,この
内,第1図は固定子磁極の配設条件を示す縦断側面図,
第2図は回転子磁極の極歯数とステップ角の関係を示す
図表(第1表),第3図はm=4,Z=120,θs=0.375度
とした場合の本発明ステッピングモータの設計条件を示
す図表(第2表)である。 又,第4図は従来例を示すもので,その内,(イ)は縦
断正面図,(ロ)は(イ)のA−A断面図である。 S:固定子 10−1,10−2,・・:固定子磁極
内,第1図は固定子磁極の配設条件を示す縦断側面図,
第2図は回転子磁極の極歯数とステップ角の関係を示す
図表(第1表),第3図はm=4,Z=120,θs=0.375度
とした場合の本発明ステッピングモータの設計条件を示
す図表(第2表)である。 又,第4図は従来例を示すもので,その内,(イ)は縦
断正面図,(ロ)は(イ)のA−A断面図である。 S:固定子 10−1,10−2,・・:固定子磁極
Claims (1)
- 【請求項1】当該ステッピングモータの回転子磁極に形
成する極歯を30の倍数に設定するようにした4相ハイブ
リッド形ステッピングモータにおいて, 当該ステッピングモータの固定子の磁極数を16個設け, この固定子磁極の各磁極の配設角度を の条件を満足する2種類の角度α,βによって、α,
α,β,α,α,β,α,βの順序の角度となるように
180度の区間に配置される8個の磁極を配分して形成
し,これと点対称となるように他方の8個の磁極も同様
に配列するように構成したことを特徴とする4相ハイブ
リッド形ステッピングモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63320723A JP2739332B2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 4相ハイブリッド形ステッピングモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63320723A JP2739332B2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 4相ハイブリッド形ステッピングモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02168842A JPH02168842A (ja) | 1990-06-28 |
JP2739332B2 true JP2739332B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=18124606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63320723A Expired - Fee Related JP2739332B2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 4相ハイブリッド形ステッピングモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2739332B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05227724A (ja) * | 1991-11-13 | 1993-09-03 | Tamagawa Seiki Co Ltd | ステップモータ及び回転体の回転方法 |
JPH06121517A (ja) * | 1992-10-09 | 1994-04-28 | Tamagawa Seiki Co Ltd | ステップモータ及び回転体の回転方法 |
WO2002015381A1 (en) * | 2000-08-15 | 2002-02-21 | Vladimir Nikolayevich Davidov | Method and apparatus for controlling acceleration and velocity of a stepper motor |
JP5662737B2 (ja) * | 2010-08-23 | 2015-02-04 | ミネベア株式会社 | ハイブリッド型ステッピングモータ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4675564A (en) * | 1984-12-10 | 1987-06-23 | Japan Servo Co., Ltd. | Permanent magnet type stepping motor |
JPS61285056A (ja) * | 1985-06-10 | 1986-12-15 | Japan Servo Co Ltd | 永久磁石型ステツピングモ−タ |
-
1988
- 1988-12-21 JP JP63320723A patent/JP2739332B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02168842A (ja) | 1990-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4112535B2 (ja) | ステータ及びブラシレスモータ | |
JP2652080B2 (ja) | ハイブリッド形ステッピングモータ | |
JP5052515B2 (ja) | 同心巻線を有する電気機械 | |
JPH0686527A (ja) | ハイブリッド形ステッピングモータ | |
JP4284981B2 (ja) | 永久磁石形モータ | |
KR0144316B1 (ko) | 리니어 펄스 모터 | |
JPH0239180B2 (ja) | ||
JPH06189520A (ja) | リニアパルスモータ | |
JP2739332B2 (ja) | 4相ハイブリッド形ステッピングモータ | |
JPS63124750A (ja) | ブラシレスdcモ−タ | |
JP2019146278A (ja) | モータ及びモータの製造方法 | |
JPS61191248A (ja) | 歯ピツチの大きい集中巻誘導子機 | |
JP4405000B2 (ja) | モータ | |
JPH07106046B2 (ja) | 永久磁石同期機形モ−タ | |
JPS62230346A (ja) | ブラシレスモ−タの巻線方法 | |
JP4172863B2 (ja) | 5相永久磁石型モータ | |
JPH0516269B2 (ja) | ||
JP2945037B2 (ja) | 小型回転電機 | |
JPH0284044A (ja) | ブラシレスdcモータ | |
JPS62221854A (ja) | 電動機 | |
JP2835616B2 (ja) | 永久磁石形ステッピングモータ | |
JPH0670524A (ja) | ブラシレスモータ | |
JPS63171150A (ja) | ブラシレス直流モ−タ | |
JPH02269458A (ja) | 永久磁石形ステッピングモータ | |
JP3982873B2 (ja) | 3相ステッピングモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |