JP2739143B2 - 回転式基板処理装置 - Google Patents

回転式基板処理装置

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JP2739143B2
JP2739143B2 JP9294391A JP9294391A JP2739143B2 JP 2739143 B2 JP2739143 B2 JP 2739143B2 JP 9294391 A JP9294391 A JP 9294391A JP 9294391 A JP9294391 A JP 9294391A JP 2739143 B2 JP2739143 B2 JP 2739143B2
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哲也 濱田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハや液晶パ
ネル用のガラス板といった基板に所要の処理液を供給
し、基板洗浄,薄膜形成等の回転処理を基板に施す回転
式基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回転式基板処理装置は、カセッ
トから取り出した基板に回転処理を施す回転処理機器を
始めとする複数の処理機器や、各処理機器に基板を搬送
するための搬送機器を備えている。
【0003】また、各処理機器への基板搬送順序や各処
理機器における回転数,処理温度等の基板処理条件や使
用する薬液を特定するための基板処理手順は、予め回転
式基板処理装置に記憶されている。そして、ある基板処
理手順が指定されると、回転式基板処理装置は、この指
定された基板処理手順における基板搬送順序に基づい
て、該当する処理機器に基板を順次搬送し、搬送された
各処理機器において、基板処理手順によって特定された
基板処理条件に基づいて、基板を処理する。なお、この
種の回転式基板処理装置において、異常処置に関して、
例えば、特開平2−170520号には、何らかの原因
で異常が生じた場合に、いわゆるエラーメッセージを表
示する表示機器を備えている。このため、異常発生時に
は、その原因と思われる項目を表示して速やかな異常処
置を可能とすることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
回転式基板処理装置では、指定された基板処理手順が異
なれば、基板の回転処理に使用する薬液の種類も当然に
異なってくる。このため、基板処理手順における使用薬
液を確認したり変更する場合や、ある基板処理手順にお
ける薬液吐出量等のみを修正したい場合等には、次のよ
うな問題が生じる。
【0005】通常、オペレータは、こうした薬液変更操
作等を行なう際に、変更前後の薬液の名称を薬液変更の
手がかりとする。しかし、この種の回転式基板処理装置
では、処理の各ステップごとに次々と異なる処理液を使
用し、各ステップで使用できる処理液の種類の選択の幅
が広いので薬液名称を正確に把握することが困難であ
る。このため、変更すべき薬液の指定や、吐出量等の変
更対象である薬液の特定に長時間を要したり、誤った薬
液を指定したりすることがある。こうしたことは、装置
の操作に未習熟なオペレータほど起こりやすい。また、
基板処理手順を変更して指定したりする都度、オペレー
タは、例えば基板処理手順と用いる薬液とを対応させた
指示書を参照して、薬液が正しいか否か確認する必要が
あり、煩雑である。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、基板の回転処理において使用する処理液の名称の
把握を容易にし、回転式基板処理装置の使い勝手を向上
させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の採用した手段は、所要の処理液を用いて基
板に回転処理を施す回転処理機器と、複数種の基板処理
手順を記憶する処理手順記憶手段を備え、これら複数種
の基板処理手順のうちから指示された基板処理手順に基
づいて、当該基板処理手順が特定する処理液を使用して
前記回転処理機器により基板に回転処理を施す回転式基
板処理装置であって、前記基板処理に使用可能な処理液
の名称を記憶する処理液名称記憶手段を備え、該記憶し
た処理液名称とともに、前記処理手順記憶手段から読み
だした前記指定の基板処理手順に必要な処理ステップご
とに所要の処理データを対応付けた薬液工程表を表示す
る表示手段を備えることをその要旨とする。
【0008】
【作用】上記構成を有する本発明の回転式基板処理装置
は、処理液名称記憶手段の記憶した使用可能な薬液の名
称と、処理手順記憶手段から読みだした指定済みの基板
処理手順に必要な処理ステップごとに所要の処理データ
を対応付けた薬液工程表を表示手段により表示すること
で、使用可能な薬液、指定された基板処理手順における
処理ステップごとの処理データとの対比を可能とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係る回転式基板処理装置の好
適な実施例について、図面に基づき説明する。まず、本
実施例の回転式基板処理装置の概要について、当該装置
の概略斜視図である図1を用いて簡単に説明する。
【0010】回転式基板処理装置1は、半導体ウエハ等
の基板を回転させこの基板表面にフォトレジスト等を回
転塗布して熱処理を行なったり、露光後のフォトレジス
トの現像処理を行なうための装置であり、図1に示すよ
うに、基板供給部2と基板処理部3とに大別される。な
お、以下の説明に当たっては、この両者を呼称上明確に
区別するために、前者の基板供給部2を基板授受ユニッ
ト2と称し、基板処理部3をプロセス処理ユニット3と
称することとする。
【0011】基板授受ユニット2は、基板Wを多段に収
納したカセットC1ないしC4から基板Wを取り出して
基板受け渡し位置である基板授受位置Pまで移送した
り、この基板授受位置Pから基板Wを移送して基板の収
納が可能ないずれかのカセット内へ基板Wを収納する。
プロセス処理ユニット3は、後述するように基板に所要
の処理液を供給して回転処理を施す回転処理機器を含む
複数の各種処理機器等を備え、これら各処理機器等を駆
動して基板を処理する。
【0012】次に、上記各ユニットについて説明する。
基板授受ユニット2は、図1に示すように、カセット設
置台4の上面に、基板Wを多段に収納した2基のカセッ
トC1,C2と基板未収納の2基のカセットC3,C4
を備える。また、各カセットから基板Wを取り出したり
各カセット内に基板Wを収納したりするための基板移送
機器6を、カセットC1ないしC4の並びに沿った図中
矢印D方向に水平移動自在に備える。
【0013】そして、カセット設置台4の前面には、こ
の基板授受ユニット2や後述するプロセス処理ユニット
3に種々の指示を与えるための主操作パネル5が組み込
まれている。この主操作パネル5は、種々の設定や数値
入力を行なうためのキーボード5a(図2参照)と、こ
のキーボード5aからの指示に基づき種々の画面を表示
するディスプレイ5b(図2参照)とを備える。
【0014】基板移送機器6は、図1に示すように、基
板Wをその下面で吸引・吸着する基板吸着アーム7を、
カセットにおける基板Wの積み重ね方向に沿って昇降可
能で、且つ、図示するカセット手前の待機位置とカセッ
ト内に進入した取り出し位置との間に渡って図中矢印E
方向に前後動可能に備える。
【0015】このため、基板移送機器6を図中矢印D方
向に水平移動させて所望のカセットの正面まで移動し、
その後、当該カセットにおける所望段の基板収納溝に対
応する高さまでの基板吸着アーム7の上昇,カセット内
への基板吸着アーム7の進入,基板吸着アーム7の僅か
な再上昇,基板吸着アーム7の後退,基板吸着アーム7
の降下を順次行なえば、カセットからの基板Wの取り出
しが完了する。また、この逆の手順で基板吸着アーム7
を移動させれば、カセット内への基板Wの収納が完了す
る。
【0016】こうして、カセット内から取り出された基
板は、この基板移送機器6により基板授受位置Pに移送
された後、後述するプロセス処理ユニット3付属の基板
搬送機構37に受け渡され、当該ユニットにおける回転
塗布機器等に、順次、搬送されて処理される。また、処
理が完了した処理済み基板は、基板搬送機構37により
基板授受位置Pに返却された後、基板移送機器6により
所定のカセット内に収納される。
【0017】基板移送機器6は、上記基板吸着アーム7
のほか、基板吸着アーム7でカセットから取り出した基
板Wを水平に支持するために、図示しない3本の支持ピ
ンをその基台9に昇降自在に備える。また、これら各支
持ピンに支持された基板Wの中心位置合わせを行なうた
めに、基板Wの外径と略同一の曲率となるような配列で
それぞれ突設させた4本の案内ピンを有する位置合わせ
板10を、基台9の両側に水平往復動自在に備える。よ
って、基台9から上昇した各支持ピンにより基板Wが支
持された状態で、各位置合わせ板10を水平往復動させ
ると、各案内ピンが基板Wの外周に当接・離間するた
め、基板Wの中心位置合わせが完了する。
【0018】また、カセット設置台4上面には、処理す
べき基板を収納したカセットであることや基板処理手順
を特定するのに必要な手順番号数値コードやカセット単
位の処理順序等を入力するためカセットコントロールパ
ネル18(図2参照)が備え付けられている。更に、各
カセット内に収納されている基板Wの有無を検出するた
めの基板検出用の光センサ24(図2参照)が備え付け
られている。この光センサ24は、光センサ昇降機構2
5(図2参照)によりカセットに沿って上昇する間にお
いて、カセット内における基板有無をカセットにおける
基板収納溝の段数に対応付けて一括して検出する。な
お、基板収納溝の段数との対応付けは、カセットの基板
収納溝と同ピッチのスリットの移動状態に基づいてタイ
ミング検出センサ42(図2参照)が生成するパルスを
用いて行なわれる。
【0019】上記した基板授受ユニット2から基板を受
け取りこれを処理するプロセス処理ユニット3は、図1
に示すように、回転する基板表面に薬液を滴下して薬液
薄膜を形成する回転塗布機器31,32や、回転塗布機
器で処理を行なう前後に基板を熱処理(加熱・冷却)す
る熱処理機器33,34,35を備える。更に、各回転
塗布機器31,32及び熱処理機器33,34,35の
並びに沿った図中矢印A方向に水平移動自在な基板搬送
機器37を備える。なお、図示するように、各熱処理機
器は、それぞれ上段に加熱用熱処理機器を、下段に冷却
用熱処理機器をそれぞれ備える。
【0020】これら各回転塗布機器及び熱処理機器は、
後述するメインコントローラ50から基板処理手順にお
ける処理条件(回転数,温度,使用薬液種類,吐出量
等)のロードを受ける個別の後述するコントローラと、
図示しない回転数センサ,温度センサ等を備える。そし
て、各回転塗布機器及び熱処理機器は、これらセンサの
検出信号とロードを受けた後述する基板処理手順におけ
る制御指令値(処理条件)とに基づき、各処理機器付属
のコントローラにより、フィードバック制御されてい
る。
【0021】基板搬送機器37は、図示しない駆動系に
より図中矢印A方向に水平移動自在なステージ38上面
に図中矢印B方向に旋回自在なヘッド39を備え、この
ヘッド39には、Uの字状の基板支持アーム37a,3
7bを上下2段に備えて構成される。また、この各基板
支持アーム37a,37bは、ヘッド39から出入り自
在に構成されている。
【0022】上記構成のプロセス処理ユニット3は、所
定の基板処理手順における搬送プロセスに基づいて、基
板搬送機構37を駆動制御して、基板授受ユニット2に
おける基板授受位置Pから、上記回転塗布機器といった
複数の処理機器のうちの必要な処理機器に、順次、基板
を搬送する。そして、基板が搬送された回転塗布機器等
にて、当該基板処理手順における処理条件に基づいて基
板を処理し、搬送された各処理機器における処理が完了
した処理済み基板を基板授受位置Pに返却する。
【0023】次に、上記した回転式基板処理装置1にお
ける制御系について、図2に示すブロック図を用いて説
明する。本実施例におけるこの制御系は、回転式基板処
理装置1の全体を統括制御するメインコントローラ50
のほか、そのサブコントローラとして、基板授受ユニッ
ト2を制御する基板授受ユニットコントローラ60と、
プロセス処理ユニット3を構成する各処理機器ごとのコ
ントローラである基板搬送機器コントローラ37Aと、
各回転塗布機器用の回転塗布機器コントローラ31A,
32Aと、各熱処理機器用の熱処理機器コントローラ3
3A,34A,35Aとを備える。
【0024】メインコントローラ50は、論理演算を実
行する周知のCPU51,CPUを制御する種々のプロ
グラム等を予め記憶するROM52,種々のデータを一
時的に記憶するRAM53等を中心に論理演算回路とし
て構成され、データの書き込み及びデータの保持が随時
可能で後述する多量のデータを予め記憶する記憶ディス
ク54を内蔵している。
【0025】そして、このメインコントローラ50は、
上記CPU等とコモンバス55を介して相互に接続され
た入出力ポート56により、外部との入出力、例えば、
既述した主操作パネル5や、前記基板授受ユニットコン
トローラ60,基板搬送機器コントローラ37A,各処
理機器ごとの各コントローラ31Aないし35A等との
間でデータの転送を行なう。
【0026】基板授受ユニットコントローラ60は、光
センサ24及びタイミング検出センサ42のほか、基板
移送機器6,カセットコントロールパネル18,光セン
サ昇降機構25等と接続されている。そして、これら各
センサやカセットコントロールパネル18からの信号を
始め、当該コントローラで求めた算術演算データをメイ
ンコントローラ50に出力する。なお、カセットコント
ロールパネル18,光センサ24,タイミング検出セン
サ42,光センサ昇降機構25等は、カセット設置台4
の上面における4基のカセットC1ないしC4のそれぞ
れに備えられており、各々基板授受ユニットコントロー
ラ60に接続されている。
【0027】次に、上記各処理機器を駆動制御するため
の基板処理手順について説明する。基板処理手順は複数
種類存在し、図3に示すように、その各々が、各基板処
理手順を特定するための手順番号数値コードと各処理機
器における制御指令値等とを対応付けて、予め記憶ディ
スク54に書き込み記憶されている。
【0028】より詳細に説明すると、図3に示すよう
に、各手順番号数値コードのそれぞれに関して、必要な
処理ステップごとに、各処理ステップにおける工程を表
す工程記号と、その工程を行なう処理機器と、その工程
における処理条件とに関するデータが書き込まれてい
る。
【0029】つまり、各処理ステップにおける工程記号
の欄の記号は、それぞれの工程名称に相当し、工程記号
ADは薬液塗布前の加熱工程を、ACは薬液塗布前の冷
却工程を、SCは薬液塗布工程を、SBは薬液塗布後の
加熱工程をそれぞれ表す。また、同一の処理ステップに
おいて複数の処理機器(処理機器1,2…)が書き込ま
れている場合(手順番号数値コード01における処理ス
テップ1の加熱用熱処理機器33a,34a)は、いず
れかの処理機器で処理すれば良いことを示す。ただし、
処理機器の数値が小さいほど優先的に使用される。例え
ば、手順番号数値コード01の場合には、処理機器1の
欄の加熱用熱処理機器33aが優先して使用され、この
加熱用熱処理機器33aが処理中であるとして使用でき
なければ、処理機器2の欄の加熱用熱処理機器34aが
使用される。
【0030】処理ステップ3以外の処理ステップは、工
程記号AD,AC,SB等から判るように薬液塗布前後
の熱処理工程であり、その処理条件欄に記載されている
ように、該当する処理機器を制御する際の処理温度や処
理時間等の制御指令値を表す数値データを備える。
【0031】各処理ステップのうち処理ステップ3は、
工程記号SCから判るように回転処理機器を用いた薬液
塗布工程であり、薬液塗布を繰り返し行なうことから、
当該処理ステップを更に第1ステップ部分,第2ステッ
プ部分…第iステップ部分等に区分したデータを有す
る。
【0032】つまり、薬液塗布工程である処理ステップ
3は、基板を回転させつつ薬液を塗布するため、使用す
る複数種類の薬液の指定,処理回転数,回転加速度,薬
液吐出時間(吐出量)といった数多くの処理条件(制御
指令値)に基づき実行される上に、異なった薬液を使用
する回転処理を繰り返し行なう。このため、条件データ
が、他の処理より格段に多く、以下に説明するようなデ
ータ構成を備えことによって、処理条件のデータが、幾
種類か記憶できるように配慮されている。
【0033】即ち、図4に示すように、処理ステップ3
における第1ステップ部分から第iステップ部分(同図
の左端欄に示す)ごとに、回転数a1 〜ai と、プロセ
ス時間と、薬液の種類であるケミカルデータ等の処理条
件を示すデータがそれぞれ記憶されている。なお、プロ
セス時間の欄におけるプロセス1ないしプロセス4の数
値(b1 ,c1 ,d1 ,e1 等)は、該当する第1ない
し第iステップの実行に要する時間や薬液吐出時間(吐
出量)などを表し、ケミカルデータの欄におけるC1 な
いしC8 は、使用することのできる薬液の種類を表す。
また、C1 ないしC8における16,15,10等の数
値は、薬液を特定する記号であり、数値0は、薬液の指
定がなされていないことを意味する。
【0034】例えば、第1ステップでは、回転数a1 で
基板を回転させ、この基板に薬液記号16,15,10
等の薬液を吐出する処理を行ない、第2ステップでは、
回転数a2 で基板を回転させて、薬液記号3の薬液のみ
を用いた処理を行なうことになる。このほか、第1ない
し第iステップ部分には、薬液を吐出するノズルの移動
位置を決定するための図示しないデータ(ノズル位置デ
ータ)も含まれている。
【0035】このように記憶ディスク54には、複数種
類の基板処理手順が、膨大な処理条件のデータを含んで
記録されている。そして、ある手順番号数値コード、例
えば「00」の数値コードが指定されると、この時の基
板処理手順は、まず薬液塗布前に加熱用熱処理機器33
aにて加熱処理を行ない(処理ステップ1)、次に冷却
用熱処理機器33bにて冷却処理を行ない(処理ステッ
プ2)、引続いて回転塗布機器32にて薬液塗布処理を
行ない(処理ステップ3)、薬液塗布後の加熱処理を加
熱用熱処理機器35aにて行なう(処理ステップ4)こ
とになる。処理ステップ5以下についてもデータが作成
・記憶されていればそれに従って処理されることは勿論
である。
【0036】このような記憶ディスク54へのデータの
書き込みは、例えば、主操作パネル5のキーボード5a
からのデータ入力や、磁気テープ,フレキシブルディス
ク等の記憶媒体にデータの書き込み・記憶を行なう外部
記憶装置70(図2参照)からの入出力ポート56を介
したデータ転送等により行なわれる。
【0037】また、このように記憶された複数の基板処
理手順のうちからの所望の基板処理手順の選択指示は、
カセットコントロールパネル18や主操作パネル5のキ
ーボード5a等におけるキー操作により実行される。な
お、所望の基板処理手順を選択指示するための上記キー
操作は、手順番号数値コードの数値をキー入力する操作
である。
【0038】そして、基板処理を開始するに当たって手
順番号数値コードが指定されると、該当する基板処理手
順の各処理ステップにおける処理条件は、メインコント
ローラ50から該当する処理機器付属のコントローラに
ロードされる。例えば「00」の数値コードが指定され
ると、処理ステップ1及び処理ステップ2における処理
条件は加熱用熱処理機器33a,冷却用熱処理機器33
bを有する熱処理機器33付属の熱処理機器コントロー
ラ33Aにロードされる。同様に、処理ステップ3にお
ける処理条件は回転塗布機器31付属の回転塗布機器コ
ントローラ31Aにロードされ、処理ステップ4におけ
る処理条件は加熱用熱処理機器35aを有する熱処理機
器35付属の熱処理機器コントローラ35Aにロードさ
れる。
【0039】こうして処理条件のロードを受けた各コン
トローラ37A,31Aないし35Aは、ロードを受け
た処理条件である制御指令値とセンサからの検出信号と
に基づき、各処理機器をフィードバック制御しつつ基板
処理を行なう。なお、各処理機器付属のコントローラ
は、上記メインコントローラ50と同様、周知のCP
U,ROM,RAM等を中心に論理演算回路として構成
されているが、その詳細については説明を省略する。
【0040】また、上記した基板処理手順に関するデー
タのほか、記憶ディスク54には、基板処理に使用可能
な薬液の名称が、図示しない薬液名称登録ルーチンによ
る入力及び登録を経て記憶されている。即ち、図5に示
すように、薬液を特定するための薬液記号とこれら薬液
の名称とを対応付けた薬液名称マップが記憶されてい
る。
【0041】次に、上記した構成を備える本実施例の回
転式基板処理装置1が行なう薬液名称表示制御(ルーチ
ン)について、図6のフローチャートに基づき説明す
る。
【0042】図6に示すフローチャートは、薬液を使用
する処理ステップ、例えば回転塗布機器31,32等に
おける薬液使用工程(薬液塗布工程SC)の処理条件を
変更或は確認するためのキーボード5aの所定キー操作
等の操作(薬液使用工程表示オン操作)がなされる度に
割り込み実行される。まず、この薬液使用工程表示オン
操作がなされると、プロセス処理ユニット3において基
板をどの基板処理手順に基づいて処理するのかを判別す
るために、手順番号数値コードを指定するキーボード5
aの所定キー操作がなされたか否かを判断する(ステッ
プ100,以下単にステップをSと表記する)。そし
て、手順番号数値コードが指定されるまで待機する。
【0043】ここで、手順番号数値コードが指定される
と、その指定された手順番号数値コードと図3における
手順番号数値コードとが一致するアドレスに書き込まれ
ている基板処理手順における薬液使用工程(処理ステッ
プ3,薬液塗布工程)データを読み込み、このデータを
ディスプレイ5bに表示する(S110)。例えば、指
定された手順番号数値コードが「01」であれば、アド
レスA1に書き込まれている基板処理手順における処理
ステップ3のデータを読み込み、読み込んだデータに基
づいて図7に示すような薬液使用工程表を作成しこれを
表示する。
【0044】その後、図5に示す薬液名称マップを読み
込み(S120)、引き続いて図7中に反転数値として
表示されている位置のカーソルが、S110にて表示さ
れた薬液使用工程表におけるケミカルデータ領域に位置
するか否かを判断する(S125)。図7に示すよう
に、カーソルがケミカルデータ領域に位置すると判断す
ると、S120にて読み込んだ薬液名称マップに関する
データとS110にて読み込んだ薬液使用工程データと
に基づいて、薬液使用工程表と薬液名称一覧表とが同一
画面に表示される薬液対比表を描画するための画像デー
タ(薬液対比表データ)を合成し、この薬液対比表を図
8に示すようにディスプレイ5bに表示する(S13
0)。この際、カーソルが位置する薬液使用工程表の薬
液記号数値(第2ステップのケミカルデータC4 におけ
る数値「3」)と、この薬液記号と一致する薬液名称一
覧表における薬液名称とは反転表示されている。
【0045】その後、主操作パネル5のキーボード5a
から数値キー入力が有ったか否かにより、カーソルが位
置する数値データの変更を要するか否かを判断し(S1
35)、数値キー入力がなければ後述するS175に移
行する。しかし、数値キー入力が有れば入力後の数値デ
ータを従前のものから更新し、更新後の数値データをS
100で指定された手順番号数値コードと一致するアド
レスにおける薬液使用工程データ記憶欄に書き込みこれ
を記憶する(S140)。
【0046】図8を用いて説明すると、数値「10」の
キー入力が有れば、カーソル位置における従前の数値
「3」をこの数値「10」に更新して記憶する。こうし
て数値データの更新・記憶を実施した後には、データ更
新後の薬液使用工程データとS120にて読み込んだ薬
液名称マップに関するデータとに基づいて、薬液対比表
データを新たに合成し、この薬液対比表を表示する(S
150)。この場合、更新した数値「10」が薬液使用
工程表において反転表示されるとともに、薬液名称一覧
表においては薬液記号「10」と一致する薬液名称が新
たに反転表示される。
【0047】一方、S125でカーソルがケミカルデー
タ領域外、例えば図7におけるプロセス時間領域や図示
ししないノズル位置領域等に位置すると判断した場合に
は、S135と同様、数値キー入力が有ったか否かによ
り数値データの変更を要するか否かを判断し(S15
5)、数値キー入力がなければ後述するS175に移行
する。しかし、数値キー入力が有れば、S140と同
様、入力数値データの更新及び記憶を行ない(S14
0)、データ更新後の薬液使用工程データに基づいて薬
液使用工程表を作成しこれを表示する(S170)。
【0048】こうして、データ更新後の画像表示の実行
後、或いはS135,155で数値キー入力がないと判
断した後には、本ルーチンを終了するか否かを判断し
(S175)、終了判断するまでS125からの処理を
繰り返す。なお、本ルーチンの終了判断は、次のように
してなされる。即ち、カーソルがキーボード5aの矢印
キー等により移動すれば、引き続きデータ更新の必要が
有るとして本ルーチンの継続を判断したり、キーボード
5aの所定キー操作又はディスプレイ5bにおけるタッ
チスイッチ(例えば図8における画面下段の編集作業終
了スイッチ)等が押圧操作されれば、基板処理を開始す
る又は図示しない他のルーチンに移行するとして、上記
操作がなされた時点で本ルーチンを終了する。
【0049】以上説明したように本実施例の回転式基板
処理装置1は、基板の回転処理に使用可能な薬液の名称
をその薬液記号と対応付けた薬液名称一覧表と、手順番
号数値コードを介して特定された基板処理手順における
薬液使用工程データに基づく薬液使用工程表とを、同一
画面に対比して表示する。この結果、基板処理に実際に
用いる薬液名称を正確且つ容易に把握することができる
ので、薬液の変更等の作業が簡単となりプロセス処理ユ
ニット3、延いては回転式基板処理装置1の使い勝手が
向上する。
【0050】しかも、本実施例では、薬液使用工程表と
共に表示する薬液名称一覧表において、変更対象又は参
照対象となるカーソル位置の薬液記号と一致する薬液名
称を反転表示するので、実際に使用する薬液の名称を基
板処理に使用可能な他の薬液の名称と明確に区別して、
基板処理に実際に用いる薬液の把握をより一層容易とす
る。また、薬液名称を薬液記号を介して参照できるの
で、薬液の変更操作等は薬液記号数値を入力するだけで
よく、簡単である。
【0051】なお、薬液使用工程表を表示する際に、薬
液記号に替えて薬液名称を表示するよう構成することも
できる。また、薬液名称一覧表において、使用する薬液
の名称を基板処理に使用可能な他の薬液の名称と区別す
るには、前記のように反転表示するに限らず、名称の下
に下線を伏したり、名称を点滅表示したりしてもよく、
その他の手法で区別してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の回転式基板
処理装置は、基板処理に使用可能な薬液の名称と、指定
された基板処理手順に必要な処理ステップごとに所要の
処理データを対応付けた薬液工程表とを対比して表示す
る。この結果、本発明の回転式基板処理装置によれば、
基板処理に実際に用いる薬液名称を正確且つ容易に把握
することができるので、薬液の変更等の作業が簡単とな
り回転式基板処理装置の使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の回転式基板処理装置1の概略斜視図。
【図2】回転式基板処理装置1におけるメインコントロ
ーラ50を中心とした制御系のブロック図。
【図3】プロセス処理ユニット3にて基板を回転処理す
る際の基板処理手順と回転式基板処理装置1が行なう薬
液名称表示ルーチンにおける処理とを説明するための説
明図。
【図4】薬液名称表示ルーチンにおける処理を説明する
ための説明図。
【図5】薬液名称表示表示ルーチンにおける処理を説明
するための説明図。
【図6】薬液名称表示ルーチンを示すフローチャート。
【図7】薬液名称表示ルーチンにおける処理を説明する
ための説明図。
【図8】薬液名称表示ルーチンにおける処理を説明する
ための説明図。
【符号の説明】
1 回転式基板処理装置 2 基板授受ユニット 3 プロセス処理ユニット 4 カセット設置台 5 主操作パネル 5b ディスプレイ 50 メインコントローラ 60 基板授受ユニットコントローラ C1,C2,C3,C4 カセット W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−164017(JP,A) 特開 平2−244709(JP,A) 特開 平4−99018(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の処理液を用いて基板に回転処理を
    施す回転処理機器と、複数種の基板処理手順を記憶する
    処理手順記憶手段を備え、これら複数種の基板処理手順
    のうちから指示された基板処理手順に基づいて、当該基
    板処理手順が特定する処理液を使用して前記回転処理機
    器により基板に回転処理を施す回転式基板処理装置であ
    って、前記基板処理に使用可能な処理液の名称を記憶す
    る処理液名称記憶手段を備え、該記憶した処理液名称と
    ともに、前記処理手順記憶手段から読みだした前記指定
    の基板処理手順に必要な処理ステップごとに所要の処理
    データを対応付けた薬液工程表を表示する表示手段を備
    えることを特徴とする回転式基板処理装置。
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