JP2738728B2 - 二酸化塩素ガスの発生方法およびその装置 - Google Patents
二酸化塩素ガスの発生方法およびその装置Info
- Publication number
- JP2738728B2 JP2738728B2 JP63318152A JP31815288A JP2738728B2 JP 2738728 B2 JP2738728 B2 JP 2738728B2 JP 63318152 A JP63318152 A JP 63318152A JP 31815288 A JP31815288 A JP 31815288A JP 2738728 B2 JP2738728 B2 JP 2738728B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chlorine dioxide
- aqueous solution
- dioxide gas
- chlorite
- metal salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01B—NON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
- C01B11/00—Oxides or oxyacids of halogens; Salts thereof
- C01B11/02—Oxides of chlorine
- C01B11/022—Chlorine dioxide (ClO2)
- C01B11/023—Preparation from chlorites or chlorates
- C01B11/024—Preparation from chlorites or chlorates from chlorites
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は二酸化塩素ガスの発生方法およびその装置に
関し、特に、二酸化塩素ガスを長期間にわたって少量づ
つ安定的に発生させる二酸化塩素ガスの発生方法および
その装置に関するものである。
関し、特に、二酸化塩素ガスを長期間にわたって少量づ
つ安定的に発生させる二酸化塩素ガスの発生方法および
その装置に関するものである。
二酸化塩素は非常に強い酸化剤であり、この強い酸化
力を利用して家庭用および工業用の消臭剤、殺菌剤、防
カビ剤、漂白剤等として利用されている。
力を利用して家庭用および工業用の消臭剤、殺菌剤、防
カビ剤、漂白剤等として利用されている。
これらにおいて、近年、家庭用等の脱臭、消臭剤用と
しての用途が着目され、二酸化塩素を安定して少量づつ
継続的に発生させるために種々の検討が行われ、安定化
二酸化塩素水溶液や二酸化塩素ガスを発生する粉末状も
しくは粒状の組成物が一般家庭用として開発されてい
る。
しての用途が着目され、二酸化塩素を安定して少量づつ
継続的に発生させるために種々の検討が行われ、安定化
二酸化塩素水溶液や二酸化塩素ガスを発生する粉末状も
しくは粒状の組成物が一般家庭用として開発されてい
る。
たとえば、亜塩素酸ナトリウムや安定化二酸化塩素の
水溶液等の二酸化塩素含有水溶液を塩基性吸着剤に吸着
させた組成物(特公昭48−32079号)、花弁状結晶構造
をもつ珪酸カルシウムに安定化二酸化塩素水溶液を吸着
させ、鉄分を二酸化塩素揮散速度調整用として添加した
組成物(特開昭57−168977号)、亜塩素酸金属塩の群と
この亜塩素酸金属塩の群と反応して二酸化塩素ガスを発
生するトリクロロイソシアヌール酸等の反応剤の群と珪
藻土等の希釈剤の群とからなる固体状の組成物(特開昭
63−246304号)等があるが、これらはいずれも固体状の
組成物であり、組成物の流通時や貯蔵中に二酸化塩素を
放出し続けたり、使用時の有効期間が短期間であったり
して二酸化塩素を長期間にわたって少量づつ安定的に供
給するには未だ不十分であるという問題点があった。
水溶液等の二酸化塩素含有水溶液を塩基性吸着剤に吸着
させた組成物(特公昭48−32079号)、花弁状結晶構造
をもつ珪酸カルシウムに安定化二酸化塩素水溶液を吸着
させ、鉄分を二酸化塩素揮散速度調整用として添加した
組成物(特開昭57−168977号)、亜塩素酸金属塩の群と
この亜塩素酸金属塩の群と反応して二酸化塩素ガスを発
生するトリクロロイソシアヌール酸等の反応剤の群と珪
藻土等の希釈剤の群とからなる固体状の組成物(特開昭
63−246304号)等があるが、これらはいずれも固体状の
組成物であり、組成物の流通時や貯蔵中に二酸化塩素を
放出し続けたり、使用時の有効期間が短期間であったり
して二酸化塩素を長期間にわたって少量づつ安定的に供
給するには未だ不十分であるという問題点があった。
また、亜塩素酸塩の粉体または亜塩素酸塩もしくは安
定化二酸化塩素の水溶液を塩基性固体物質に混合または
吸着させた組成物に、酸もしくはエステルの蒸気を接触
させて二酸化塩素を発生させる方法が開示されている
が、この方法においては、酸もしくはエステルの蒸気と
前記組成物との接触の度合いにより二酸化塩素の発生量
が変動し、かつ、その接触の度合いのコントロールが困
難であることから二酸化塩素の発生速度を一定にするこ
とが困難であるという問題点があった。
定化二酸化塩素の水溶液を塩基性固体物質に混合または
吸着させた組成物に、酸もしくはエステルの蒸気を接触
させて二酸化塩素を発生させる方法が開示されている
が、この方法においては、酸もしくはエステルの蒸気と
前記組成物との接触の度合いにより二酸化塩素の発生量
が変動し、かつ、その接触の度合いのコントロールが困
難であることから二酸化塩素の発生速度を一定にするこ
とが困難であるという問題点があった。
本発明は上記のような従来のもののもつ問題点を解決
したものであって、二酸化塩素ガスを長期間にわたって
少量づつ安定した状態で発生する二酸化塩素ガスの発生
方法およびその装置を提供することを目的としている。
したものであって、二酸化塩素ガスを長期間にわたって
少量づつ安定した状態で発生する二酸化塩素ガスの発生
方法およびその装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明の二酸化塩素ガス
の発生方法は、亜塩素酸のアルカリ金属塩もしくは亜塩
素酸のアルカリ土類金属塩または安定化二酸化塩素の水
溶液を、吸い上げ部により吸い上げて、分解剤に接触さ
せ、これにより二酸化塩素ガスを発生する手段を有して
おり、また、本発明の二酸化塩素発生装置は、容器内の
亜塩素酸のアルカリ金属塩もしくは亜塩素酸のアルカリ
土類金属塩または安定化二酸化塩素の水溶液と、この容
器内の水溶液に一端を浸漬して水溶液を吸い上げる吸上
げ部と、この吸い上げ部の他端に接触した、前記水溶液
と接触して二酸化塩素ガスを発生する分解剤を担持した
担持部とを具えた手段を有している。
の発生方法は、亜塩素酸のアルカリ金属塩もしくは亜塩
素酸のアルカリ土類金属塩または安定化二酸化塩素の水
溶液を、吸い上げ部により吸い上げて、分解剤に接触さ
せ、これにより二酸化塩素ガスを発生する手段を有して
おり、また、本発明の二酸化塩素発生装置は、容器内の
亜塩素酸のアルカリ金属塩もしくは亜塩素酸のアルカリ
土類金属塩または安定化二酸化塩素の水溶液と、この容
器内の水溶液に一端を浸漬して水溶液を吸い上げる吸上
げ部と、この吸い上げ部の他端に接触した、前記水溶液
と接触して二酸化塩素ガスを発生する分解剤を担持した
担持部とを具えた手段を有している。
本発明は上記のような手段を採用したことにより、亜
塩素酸塩または安定化二酸化塩素の水溶液が吸い上げ部
により一定の割合で少量づつ吸い上げられ、担持部に担
持された分解剤に少量づつ供給されることとなる。
塩素酸塩または安定化二酸化塩素の水溶液が吸い上げ部
により一定の割合で少量づつ吸い上げられ、担持部に担
持された分解剤に少量づつ供給されることとなる。
以下、図面に示す本発明の実施例について説明する。
第1図には本発明による二酸化塩素の発生装置の概略
断面図が示されていて、この装置は、ガラス製、プラス
チック製等の容器1内に、亜塩素酸のアルカリ金属塩も
しくは亜塩素酸のアルカリ土類金属塩または安定化二酸
化塩素の水溶液2を入れ、棒状の吸い上げ部3の一端側
を前記容器1内の水溶液2に浸漬し、他端側を容器1の
外側に延長し、その延長部を、前記水溶液2と接触して
二酸化塩素ガスを発生する分解剤5を担持した担持部4
に接触させて構成したものである。
断面図が示されていて、この装置は、ガラス製、プラス
チック製等の容器1内に、亜塩素酸のアルカリ金属塩も
しくは亜塩素酸のアルカリ土類金属塩または安定化二酸
化塩素の水溶液2を入れ、棒状の吸い上げ部3の一端側
を前記容器1内の水溶液2に浸漬し、他端側を容器1の
外側に延長し、その延長部を、前記水溶液2と接触して
二酸化塩素ガスを発生する分解剤5を担持した担持部4
に接触させて構成したものである。
上記において、吸い上げ部3と担持部4は、それぞれ
別々の部材で別体として形成して接触させるようにして
もよいし、同一部材で一体に形成したものでもよい。
別々の部材で別体として形成して接触させるようにして
もよいし、同一部材で一体に形成したものでもよい。
前記吸い上げ部3は、水溶液を吸い上げることができ
るものであればどのようなものでもよいが、たとえば、
ポリエステル、ポリアセテート等の繊維のフィラメント
を集束結合して棒状に形成したもの、親水性処理を施し
たプラスチック粒子またはセラミック粒子を棒状に焼結
したもの、濾紙、糸等が用いられる。
るものであればどのようなものでもよいが、たとえば、
ポリエステル、ポリアセテート等の繊維のフィラメント
を集束結合して棒状に形成したもの、親水性処理を施し
たプラスチック粒子またはセラミック粒子を棒状に焼結
したもの、濾紙、糸等が用いられる。
また、担持部4は、液体または固体の分解剤5を担持
して前記吸い上げ部3から供給される亜塩素酸塩または
安定化二酸化塩素の水溶液2展開させるとともに接触さ
せることができるものであればどのようなものでもよい
が、たとえば、濾紙、織布、不織布、親水性処理を施し
たプラスチック粒子またはセラミック粒子を板状に焼結
したもの等が用いられる。
して前記吸い上げ部3から供給される亜塩素酸塩または
安定化二酸化塩素の水溶液2展開させるとともに接触さ
せることができるものであればどのようなものでもよい
が、たとえば、濾紙、織布、不織布、親水性処理を施し
たプラスチック粒子またはセラミック粒子を板状に焼結
したもの等が用いられる。
本発明に用いられる亜塩素酸のアルカリ金属塩として
は、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられ、アルカリ
土類金属塩としては、マグネシウム塩、カルシウム塩、
バリウム塩等が挙げられいずれのものも用いることがで
きるが、好ましくは亜塩素酸のアルカリ金属塩であり、
さらに好ましくは亜塩素酸のナトリウム塩である。
は、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられ、アルカリ
土類金属塩としては、マグネシウム塩、カルシウム塩、
バリウム塩等が挙げられいずれのものも用いることがで
きるが、好ましくは亜塩素酸のアルカリ金属塩であり、
さらに好ましくは亜塩素酸のナトリウム塩である。
また、安定化二酸化塩素水溶液としては、炭酸ナトリ
ウム、ホウ酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等の安定化剤
を含有する二酸化塩素水溶液を用いることができる。
ウム、ホウ酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等の安定化剤
を含有する二酸化塩素水溶液を用いることができる。
本発明においては、上記の亜塩素酸のアルカリ金属塩
もしくは亜塩素酸のアルカリ土類金属塩または安定化二
酸化塩素を所望の割合で水に溶解して水溶液2を調製す
ることができ、発生させる二酸化塩素ガスの発生速度を
コントロールできる。
もしくは亜塩素酸のアルカリ土類金属塩または安定化二
酸化塩素を所望の割合で水に溶解して水溶液2を調製す
ることができ、発生させる二酸化塩素ガスの発生速度を
コントロールできる。
本発明に用いられる分割剤5としては、前記水溶液2
と接触して二酸化塩素ガスを発生するものであればいず
れのものも用いられるが、塩酸、硫酸、クエン酸、リン
ゴ酸、トリポリリン酸二水素アルミニウム等の各種の液
体または固体の酸、酸タイプのイオン交換樹脂、アルミ
ニウム、鉄等の金属等が代表的なものとして挙げられ
る。
と接触して二酸化塩素ガスを発生するものであればいず
れのものも用いられるが、塩酸、硫酸、クエン酸、リン
ゴ酸、トリポリリン酸二水素アルミニウム等の各種の液
体または固体の酸、酸タイプのイオン交換樹脂、アルミ
ニウム、鉄等の金属等が代表的なものとして挙げられ
る。
上記のように構成した本発明の二酸化塩素の発生装置
にあっては、亜塩素等のアルカリ金属塩もしくは亜塩素
酸のアルカリ土類金属塩または安定化二酸化塩素の水溶
液2が吸い上げ部3によって一定の割合で少量づつ吸い
上げられ、この吸い上げられた水溶液2が、前記担持部
4に接触して展開するとともに、この担持部4に担持さ
れている分解剤5と接触し、水溶液2中の亜塩素酸成分
が分解して二酸化塩素ガスを発生することとなる。
にあっては、亜塩素等のアルカリ金属塩もしくは亜塩素
酸のアルカリ土類金属塩または安定化二酸化塩素の水溶
液2が吸い上げ部3によって一定の割合で少量づつ吸い
上げられ、この吸い上げられた水溶液2が、前記担持部
4に接触して展開するとともに、この担持部4に担持さ
れている分解剤5と接触し、水溶液2中の亜塩素酸成分
が分解して二酸化塩素ガスを発生することとなる。
すなわち、本発明における二酸化塩素の発生方法にお
いては、亜塩素酸のアルカリ金属塩もしくは亜塩素等の
アルカリ土類金属塩または安定化二酸化塩素の水溶液2
を毛細管現象を利用した吸い上げ部3により、一定の割
合で少量づつ分解剤5を担持した担持部材4に供給し、
前記水溶液2に含有される成分を前記分解剤5により分
解して二酸化塩素ガスを発生し、大気中に少量づつ安定
的に放出させることができるものであり、前記容器1中
の亜塩素酸のアルカリ金属塩もしくは亜塩素酸のアルカ
リ土類金属塩または安定化二酸化塩素の水溶液2がなく
なるまで、長時間にわたって継続的に二酸化塩素ガスを
徐々に安定した状態で発生させる。
いては、亜塩素酸のアルカリ金属塩もしくは亜塩素等の
アルカリ土類金属塩または安定化二酸化塩素の水溶液2
を毛細管現象を利用した吸い上げ部3により、一定の割
合で少量づつ分解剤5を担持した担持部材4に供給し、
前記水溶液2に含有される成分を前記分解剤5により分
解して二酸化塩素ガスを発生し、大気中に少量づつ安定
的に放出させることができるものであり、前記容器1中
の亜塩素酸のアルカリ金属塩もしくは亜塩素酸のアルカ
リ土類金属塩または安定化二酸化塩素の水溶液2がなく
なるまで、長時間にわたって継続的に二酸化塩素ガスを
徐々に安定した状態で発生させる。
また、本発明においては、前記吸い上げ部3の材質、
径等を調整することにより、前記水溶液2の吸い上げ量
をコントロールできるとともに、担持部4の材質、厚
み、径等を調整することにより、前記水溶液2と分解剤
5との接触量をコントロールできるので、前記水溶液2
の濃度の調整とあわせて、二酸化塩素ガスの発生量を容
易にコントロールできることとなる。
径等を調整することにより、前記水溶液2の吸い上げ量
をコントロールできるとともに、担持部4の材質、厚
み、径等を調整することにより、前記水溶液2と分解剤
5との接触量をコントロールできるので、前記水溶液2
の濃度の調整とあわせて、二酸化塩素ガスの発生量を容
易にコントロールできることとなる。
以下、本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1 第1図に示す本発明による二酸化塩素ガス発生装置に
おいて、前記水溶液2として亜塩素酸ナトリウム4.4gを
安定化剤とともに1000ccの水に溶解した(亜塩素酸ナト
リウム濃度44000ppm)もの、吸い上げ部3としてポリエ
ステルのフィラメントを集束結合したもの、分解剤5と
して固体のトリポリリン酸二水素アルミニウムの0.5g
を、担持部4として厚さ3mm、直径65mmの濾紙をそれぞ
れ用いて、前記吸い上げ部3をトリポリリン酸二水素ア
ルミニウムの0.5gを分解剤5として担持した担持体4に
接触させて室内に15日間放置して二酸化塩素ガスの発生
状態を観察した。
おいて、前記水溶液2として亜塩素酸ナトリウム4.4gを
安定化剤とともに1000ccの水に溶解した(亜塩素酸ナト
リウム濃度44000ppm)もの、吸い上げ部3としてポリエ
ステルのフィラメントを集束結合したもの、分解剤5と
して固体のトリポリリン酸二水素アルミニウムの0.5g
を、担持部4として厚さ3mm、直径65mmの濾紙をそれぞ
れ用いて、前記吸い上げ部3をトリポリリン酸二水素ア
ルミニウムの0.5gを分解剤5として担持した担持体4に
接触させて室内に15日間放置して二酸化塩素ガスの発生
状態を観察した。
15日間の間の二酸化塩素ガスの発生状態は以下のよう
にして測定した。
にして測定した。
上記の発生装置を測定時に、第2図に示すような5000
ccのデシケータ10内に入れ、蓋11をして5分間放置し、
デシケータ10内の二酸化塩素ガスの濃度を検知管(ガス
テック社製)にて測定した。結果を第3図に示す。
ccのデシケータ10内に入れ、蓋11をして5分間放置し、
デシケータ10内の二酸化塩素ガスの濃度を検知管(ガス
テック社製)にて測定した。結果を第3図に示す。
なお、前記検知管の検出限界は0.02ppmである 比較例1 上記の実施例1において、分解剤5を用いない以外は
同様にして実験を行った。
同様にして実験を行った。
その結果、二酸化塩素ガスは検知できなかった。
上記の実施例の結果より、本発明によれば、二酸化塩
素ガスが少量づつ長期間にわたって継続的に安定した状
態で発生していることが分かる。
素ガスが少量づつ長期間にわたって継続的に安定した状
態で発生していることが分かる。
本発明は上記のようにしたので、簡単な構成で、長期
間にわたって継続的に少量づつ安定した状態で二酸化塩
素ガスを発生できるとともに、吸い上げ部の材質、径等
を調整することにより水溶液の吸い上げ量を調整した
り、担持部の材質、厚み、径等を調整することにより水
溶液と分解際との接触量を調整したり、また、水溶液の
濃度を調整したりすることにより、二酸化塩素ガスの発
生量を容易にコントロールでき、家庭等の室内に配設し
て、安全で安定した長期間にわたる二酸化塩素ガスの供
給手段となるなどのすぐれた効果を有するものである。
間にわたって継続的に少量づつ安定した状態で二酸化塩
素ガスを発生できるとともに、吸い上げ部の材質、径等
を調整することにより水溶液の吸い上げ量を調整した
り、担持部の材質、厚み、径等を調整することにより水
溶液と分解際との接触量を調整したり、また、水溶液の
濃度を調整したりすることにより、二酸化塩素ガスの発
生量を容易にコントロールでき、家庭等の室内に配設し
て、安全で安定した長期間にわたる二酸化塩素ガスの供
給手段となるなどのすぐれた効果を有するものである。
第1図は本発明による二酸化塩素の発生装置の一例を示
す概略断面図、第2図は二酸化塩素ガス濃度を測定する
際の説明図、第3図は本発明による二酸化塩素ガスの発
生状態の経時変化を示す図である。 1……容器 2……水溶液 3……吸い上げ部 4……担持部 5……分解剤 10……デシケータ 11……蓋
す概略断面図、第2図は二酸化塩素ガス濃度を測定する
際の説明図、第3図は本発明による二酸化塩素ガスの発
生状態の経時変化を示す図である。 1……容器 2……水溶液 3……吸い上げ部 4……担持部 5……分解剤 10……デシケータ 11……蓋
Claims (2)
- 【請求項1】亜塩素酸のアルカリ金属塩もしくは亜塩素
酸のアルカリ土類金属塩または安定化二酸化塩素の水溶
液(2)を、吸い上げ部(3)により吸い上げて、分解
剤(5)に接触させ、これにより二酸化塩素ガスを発生
することを特徴とする二酸化塩素ガスの発生方法。 - 【請求項2】容器(1)内の亜塩素酸のアルカリ金属塩
もしくは亜塩素酸のアルカリ土類金属塩または安定化二
酸化塩素の水溶液(2)と、この容器(1)内の水溶液
(2)に一端を浸漬して水溶液を吸い上げる吸上げ部
(3)と、この吸い上げ部(3)の他端に接触した、前
記水溶液(2)と接触して二酸化塩素ガスを発生する分
解剤(5)を担持した担持部(4)とを具えたことを特
徴とする二酸化塩素ガスの発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63318152A JP2738728B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 二酸化塩素ガスの発生方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63318152A JP2738728B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 二酸化塩素ガスの発生方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02164702A JPH02164702A (ja) | 1990-06-25 |
JP2738728B2 true JP2738728B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=18096067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63318152A Expired - Lifetime JP2738728B2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 二酸化塩素ガスの発生方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2738728B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006290717A (ja) * | 2005-04-10 | 2006-10-26 | Taiko:Kk | 二酸化塩素ガスの発生方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5091107A (en) * | 1989-10-20 | 1992-02-25 | The Drackett Company | Chlorine dioxide generating device |
KR100454547B1 (ko) * | 2002-04-29 | 2004-11-05 | (주)에스케이 아쿠아테크 | 이산화염소의 순간 제조 장치 |
JP5015651B2 (ja) * | 2007-04-24 | 2012-08-29 | 第一制電機株式会社 | 薬剤容器及びガス供給装置 |
PL2690061T3 (pl) * | 2011-03-23 | 2019-03-29 | Taiko Pharmaceutical Co., Ltd. | Generator ditlenku chloru |
JP5778991B2 (ja) * | 2011-05-25 | 2015-09-16 | アース製薬株式会社 | 気体発生装置 |
CN104936687A (zh) * | 2012-12-25 | 2015-09-23 | 阿斯制药株式会社 | 气体发生装置及气体发生方法 |
-
1988
- 1988-12-16 JP JP63318152A patent/JP2738728B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006290717A (ja) * | 2005-04-10 | 2006-10-26 | Taiko:Kk | 二酸化塩素ガスの発生方法 |
JP4575234B2 (ja) * | 2005-04-10 | 2010-11-04 | 株式会社タイコー | 二酸化塩素ガスの発生方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02164702A (ja) | 1990-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7383946B2 (en) | Materials for storing and releasing reactive gases | |
CN103502141B (zh) | 二氧化氯剂及二氧化氯的生成方法 | |
EP1084713B1 (en) | Preparation of hydrogen peroxide complexes | |
US5290524A (en) | Method and apparatus for chlorine dioxide manufacture | |
US5091107A (en) | Chlorine dioxide generating device | |
JP2638611B2 (ja) | 安定化二酸化塩素水溶液の製造法 | |
US20030082087A1 (en) | Composition for producing chlorine dioxide | |
JP2738728B2 (ja) | 二酸化塩素ガスの発生方法およびその装置 | |
WO1993024132A1 (en) | Solid, storage-stable, germicidal, pre-iodine composition | |
CN111602669B (zh) | 一种固体二氧化氯缓释剂 | |
JP6224007B2 (ja) | 気体発生装置及び気体発生方法 | |
JPS6347681B2 (ja) | ||
JP6475903B2 (ja) | 塩素徐放具およびそれを用いた弱酸性次亜塩素酸水を製造する方法、並びに簡易消臭・除菌装置 | |
US5312586A (en) | Process for sterilizing a contact lens | |
US5366694A (en) | One-step contact lens sterilization process | |
JPH03285801A (ja) | 滅菌・消臭用組成物及び滅菌・消臭方法 | |
JP2016117634A (ja) | 二酸化塩素ガス発生方法 | |
CN112825863A (zh) | 一种二氧化氯缓释液及其制备方法 | |
JP2017141140A (ja) | 徐放性二酸化塩素剤 | |
JPS6324963B2 (ja) | ||
JPS6148404A (ja) | 二酸化塩素ガスの緩慢な発生方法 | |
JPH0436086B2 (ja) | ||
US20230002227A1 (en) | Systems, apparatus and methods to accelerate generation of chlorine dioxide gas | |
JP2011132048A (ja) | 二酸化塩素ガスの発生方法 | |
JPH03103263A (ja) | コンタクトレンズの消毒方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116 Year of fee payment: 11 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116 Year of fee payment: 11 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |