JP2738532B2 - シート給送装置 - Google Patents
シート給送装置Info
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- JP2738532B2 JP2738532B2 JP61259587A JP25958786A JP2738532B2 JP 2738532 B2 JP2738532 B2 JP 2738532B2 JP 61259587 A JP61259587 A JP 61259587A JP 25958786 A JP25958786 A JP 25958786A JP 2738532 B2 JP2738532 B2 JP 2738532B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H3/00—Separating articles from piles
- B65H3/46—Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
- B65H3/48—Air blast acting on edges of, or under, articles
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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- B65H3/08—Separating articles from piles using pneumatic force
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- B65H3/124—Suction bands or belts
- B65H3/128—Suction bands or belts separating from the top of pile
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、電子写真式複写機、より詳細には上記複写
機のシート給送装置に関するものである。 発明が解決しようとする問題点 現在の高速ゼログラフィー複写機は、毎時数千枚以上
の速度でコピーを作成することができる。したがってこ
の複写機の潜在的能力を完全に利用するために、カット
・シートを迅速かつ確実に複写機に給送するシート給送
装置の必要性が認識されるようになった。詳しく述べる
と、多くの純複写動作においては、複写プラテンの上に
置かれた原稿書類から複数のコピーを作成する場合、カ
ット・シートを非常な高速で給送することが望ましい。
また、多くの高速複写動作の場合、複写機の潜在的複写
能力を完全に利用するために、スタックから複写機のプ
ラテンの上に原稿書類を迅速かつ確実に給送する原稿送
り装置の必要性もまた認識されるようになった。これら
のシート給送装置は、シートを損傷させる可能性をまっ
たく無くし、また修正不能な給送ミスやシートの重複給
送による複写機の停止を最小限にするため完璧に動作し
なければならない。問題が最も多く発生するのは、シー
ト・スタックから個々のシートを最初に分離するときで
ある。 多数のサイクルの初めから終わりまで、損傷させずに
分離を行うためには、シートを丁寧にしかし確実に取り
扱わなければならないので、重複給送を防止する遅延ベ
ルト、遅延ロール、遅延パットなどと共同してかなり確
実な給送が行える摩擦ローラー、摩擦ベルトなど、多数
の分離装置が提案されている。スニッファー・チュー
ブ、ロッカー型真空ロールや真空給送ベルトなどの真空
分離装置も利用されるようになった。 摩擦ロール遅延装置は、非常に確実であるが、印字さ
れた面に作用した場合、遅延部材の作用によって原稿書
類上の印刷された内容が汚れたり、部分的に消えてしま
う可能性がある。片面原稿の場合には、もし像が遅延機
構に対向していると、像が汚れたり、消される可能性が
ある。他方、もし像が給送ベルトに対向していると、イ
ンクが転移して、像が紙に裏移りする。しかしながら、
両面に印刷された原稿書類の場合には、問題が複雑にな
る。また、摩擦遅延給送装置の確実な動作は、取り扱う
紙の相対的摩擦特性に大きく左右されるが、これは、原
稿送り装置において制御することはできない。 さらに、現在に使用されているシート給送装置、たと
えば前方バックル、後方バックル、波形ロール等は、全
体として構成部品材料の摩擦係数およびシート材料の特
性に対し非常に敏感である。 高速動作に使用されるよく知られたシート給送装置の
ひとつは、前方エアナイフ付き上側真空波形給送装置で
ある。この装置の場合、真空充気室が供給トレー内のシ
ート・スタックの上方に配置され、真空充気室の上を複
数の摩擦ベルトが走行するようになっている。スタック
の前方にあるエアナイフは、空気をスタックに吹き込
み、スタックから一番上のシートを分離するために使用
される。動作中は、エアナイフからスタックに吹き込ま
れた空気が、一番上のシートを分離し、真空が、分離さ
れたシートを吸引して、捕捉する。捕捉後、ベルト搬送
装置がシートをシート・スタックから前方に駆動する。
この構成の場合、一番上のシートがスタックから離れる
までは次のシートの分離を行うことはできない。この種
の給送装置の場合、各動作は、連続して、すなわち順次
行われ、したがって後のシートの給送は、先のシートの
給送が完了するまで、開始することができない。さら
に、この種の装置の場合、エアナイフがスタックの残部
とは無関係に二番目のシートを「フラッター」と呼ばれ
る現象で振動させることである。二番目のシートがこの
状態にあるとき、一番上のシートに接触すると、一番上
のシートと共に前方に少し漸動する傾向がある。そのと
き、エアナイフが二番目のシートを一番上のシートに押
し付けるので、重複給送が生じる可能性がある。また、
現在使用されている上側および下側真空波形給送装置
は、たとえば米国特許第4,269,406号のように、弁付き
真空給送ヘッドを使用している。給送サイクルの適当な
時間に、弁が作動され、空気流つまりスタック上部、も
し下側真空波形給送装置が使用されている場合には、ス
タック下部の全域にわたり負圧領域が作られる。この負
圧領域は、一番上のシート(または重複シート)を真空
給送ヘッドまで動かし、シートは真空給送ヘッドにより
取出しロールへ運ばれる。シートの前縁が取出しロール
に挟まれると直ちに、真空が遮断される。給送ヘッド領
域に残っているこのシートの後縁が、次の給送のため再
び真空弁を作動させる基準になる。 従来の技術 米国特許第2,979,329号は、シートの上側給送と下側
給送のどちらにも使用することができ、給送すべきシー
トを捕捉して搬送するため、振動形真空充気室を使用し
たシート給送機構を開示している。また、シートを分離
し、スタックから給送すべきシートの分離を助けるため
に、スタックの前縁に空気を噴射するようになってい
る。 同第3,424,453号は、複数の有孔給送ベルトが真空充
気室のまわりを移動し、加圧された空気がスタックの前
縁に吹き込まれるようになっているエアナイフ付き真空
シート分離給送装置を開示している。 同第2,895,552号は、ウエッブからカットされたシー
トを、シート供給源からシート・スタック・トレーへ搬
送する真空ベルト搬送積重ね装置を開示している。シー
トを、その前縁を捕捉し、スタックのうえで解放するた
めに、一定間隔で孔あけされた可撓ベルトが使用されて
いる。 同第4,157,177号は、最初のベルト・コンベヤでシー
トをこけら板状態で送り、積重ねマガジンの上面の上方
にある第二有孔ベルト・コンベヤの下流部分でシートの
前縁を吸引するようになっている別のシート・スタッカ
ーを開示している。装置は、これら板状態のシートのサ
イズに応じて、孔の効果を制限するスライドを備えてい
る。 同第4,268,025号は、底部分に吸引孔をもつ真空板を
シート・トレーの上方に設けた上側シート給送装置を開
示している。 同第4,418,905号は、下側真空波形シート給送装置を
開示している。 同第4,451,028号は、前方真空充気室と後方真空充気
室を備えた上側真空波形給送装置を開示している。 同第868,317号、同第1,721,608号、同第1,867,038
号、同第2,224,802号、同第3,041,067号、同第3,086,77
1号、同第3,770,266号、同第4,328,593号はいずれも、
送風機がシートに対しある角度をなしているシート給送
装置を開示している。 同第3,182,998号は、ダイヤ形ゴム吸引カップを備え
たベルトを有するコンベヤ装置を開示している。 同第3,837,639号と同第4,306,684号は、シートの分離
とその分離の維持の両方に使用できるエア・ノズルに関
するものである。 同第3,171,647号は、間欠的に駆動されるベルトを用
いた厚紙用吸引給送機構を開示している。 同第3,260,520号は、真空給送装置と重複シートを分
離するように構成された真空逆送りベルトを用いた原稿
送り装置に関するものである。 同第3,614,089号は、前方搬送のため原稿書類を給送
ベルトまで上昇させる送風機を備えた自動原稿送り装置
に関するものである。剥離ホィールが給送ベルトの下に
設けられており、一番下の原稿書類の下面を押して原稿
スタックに押し戻すようになっている。 同第4,294,539号は、その第5図と第6図に図示され
た、光学的な一様性と空気流の一様性が得られる滑らか
な溝が設けられた1個の大形有孔真空ベルトを有する原
稿送り装置を開示している。 IBM Technical Disclosure Bulltin Vol.6,No.2,p.3
2,1963、論文「原稿給送装置」は、原稿をスタックから
吸引して搬送するため、ベルトの孔を通して真空が加わ
るようになっている有孔ベルトを開示している。ベルト
は原稿スタックの中心上に延びている。 本発明の目的は、スタックの上側からシートを容易に
且つ確実に分離することのできるシート分離給送装置を
提供することにある。 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明によれば、シートの
重量が広い範囲に渡って変化してもシートが下向きに堅
くカールしていても有効に給送することのできるシート
給送装置が提供される。このシート給送装置は、(a)
シート・スタック支持トレーと、(b)前記シート・ス
タック支持トレー内に置かれたシート・スタックの、給
送方向にみて前方側の上方に配置された真空充気室を有
し、該真空充気室には給送サイクル中において常時ある
いは周期的に加える負圧が与えられており、前記真空充
気室は、その下面の、シート給送方向を横切る方向の中
央の位置において下方に突出しつつシート給送方向に細
長く延びる隆起部分を有しており、(c)前記真空充気
室によって捕捉されたシートを前記シート・スタック支
持トレーから前方に搬送するように、前記真空充気室の
下面に接触し該真空充気室からの負圧を表面に導いてシ
ートを吸引する孔及びローレット目が表面に形成された
孔あき給送ベルトと、(d)シート・スタックに正圧を
加えてスタックの一番上のシートを残部から分離するた
めシート・スタックの前面のすぐそばに配置されたエア
ナイフ手段であって、前記スタックの前面の上部に隣接
して配置されて、スタックの前縁に向けて上向きに向け
られており、平面状の空気流を該平面上で流れの方向に
対して幅方向に収束させて前記平面に対して垂直な方向
に拡がらせるように配置された複数の噴出口から成る収
束用スロット噴出口と、前記収束用スロット噴出口の両
側に配置され、前記スタックの前面に垂直な方向に向け
られた浮遊用噴出口と、前記収束用スロット噴出口の両
側に配置され、前記スタックの前縁に空気流を上方に角
度をもってかつ水平方向外方に角度をもって送るように
方向づけされた、下向きにカールしたシートの分離を助
ける補助浮遊用噴出口とから成るエアナイフ手段と、
(e)シートの重複給送を防止する制止ゲートとを備え
ていることを特徴とする。 実施例 以下、本発明をその好ましい実施例について説明する
が、本発明をその実施例に限定するつもりはなく、むし
ろ特許請求の範囲に記載した発明の精神およびその範囲
に入るすべての代替物、修正物、均等物を含めるつもり
であることを理解されたい。 本発明の全般的理解のために、図面について説明する
が、図中、全体を通じて同じ構成要素には同じ参照番号
を使って示してある。第1図は、本発明の上側給送真空
波形給送方法と装置を組み入れた典型的な電子写真複写
機の各種構成要素を略図で示す。以下の説明から、ここ
に開示したシート給送装置は、各種多様な装置に同様に
適合することができ、その用途は、必ずしもここに示し
た特定の実施例に限定されるものでないことが理解され
るであろう。たとえば、本発明の装置は、非ゼログラフ
ィー環境や、一般的に基材の搬送に容易に用いることが
できよう。 電子写真式印刷技術は、周知であるから、以下、第1
図の複写機に用いられている各種処理ステーションを略
図で示し、それを参照して簡単に説明する。 第1図に示すように、電子写真式複写機は、導電性基
層14の上に光導電性表面12を堆積させたベルト10を使用
している。光導電性表面12は、セレン合金から作られた
ものが好ましい。ベルト10は、矢印16の方向に動いて光
動電性表面12の連続する部分を進め、ベルトの移動通路
の周囲に配置された各種処理ステーションを順次通過さ
せる。ベルト10は、剥離ローラー18、張力付与ローラー
20、および駆動ローラー22のまわりに架け渡されてい
る。 駆動ローラー22は、ベルト10に接触して回転できるよ
うに取り付けられ、ベルト駆動装置を介して適当な手
段、たとえばモーター24に結合されている。モーター24
は、駆動ローラー22を回転させベルト10を矢印16の方向
に進める。駆動ローラー22は、一対の間隔をおき対向し
て配置されたフランジ、すなわち縁ガイド(図示せず)
を有する。縁ガイドは、円形部材、すなわちフランジで
あることが好ましい。 ベルト10は、張力付与ローラー20を所定のばね力で弾
力的にベルト10に押し付けている一対のばね(図示せ
ず)によって張力状態に保たれている。剥離ローラー18
と張力付与ローラー20は、共に回転できるように取り付
けられている。これらのローラーは、ベルト10が矢印16
の方向に動くとき自由に回転するアイドラーである。 続けて第1図を参照すると、最初に、ベルト10の一部
分が、帯電ステーションAを通過する。帯電ステーショ
ンAでは、コロナ発生装置28がベルト10の光導電性表面
12を比較的高い、ほぼ一様な電位に帯電させる。 光導電性表面12の帯電した部分は、次に、露光ステー
ションBを通過する。露光ステーションBでは、透明プ
ラテン32の上に原稿書類30が表を上にして置かれてい
る。その原稿書類30をランプ34が閃光照明する。原稿書
類30から反射した光線は、レンズ36を通過してその光像
を形成する。光像は、光導電性表面12の帯電した部分の
上に投影され、その上の電荷を選択的に消去する。これ
により、光導電性表面12の上に原稿書類30に含まれてい
る情報領域に対応する静電潜像が記録される。 その後、ベルト10は、光導電性表面12に記録された静
電潜像を現像ステーションCへ進める。現像ステーショ
ンCでは、磁気ブラシ現像ローラー38が混合現像剤を運
んで静電潜像に接触させる。静電潜像は、キャリヤ粒子
からトナー粒子を引き付け、ベルト10の光導電性表面12
の上にトナー粉末像を形成する。 次に、ベルト10は、トナー粉末像を転写ステーション
Dへ進める。転写ステーションDでは、コピー・シート
が進行してきてトナー粉末像に接触する。コピー・シー
トは、上側真空波形給送装置70によって転写ステーショ
ンDに向けて送られてくる。給送装置70は、真空充気室
75による真空吸引力によって捕捉される所までシート31
を浮揚させるエア・ナイフ80を有している。次に、有孔
給送ベルト71は、分離されたシート31を、その後の処理
のため送り出す。すなわち、光導電性表面12の上に現像
されたトナー粉末像が転写ステーションDにおいて同期
して進行してくるコピー・シートに接触するように、シ
ートは、ローラー17、19、23、26を通過し、適当な慣用
手段によって調時された順序で、ベルト10の光導電性表
面12に接触する。 転写ステーションDでは、コロナ発生装置50が、ステ
ーションDを通過するシートの裏面にイオンを照射す
る。このイオン照射は、光導電性表面12からシートへト
ナー粉末像を引き付けると共に、コピー・シートの搬送
を引き継がせるための垂直力を光導電性表面12に与え
る。転写後、シートは、矢印52の方向に動き続けてコン
ベヤ(図示せず)の上に載り、定着ステーションEへ運
ばれる。定着ステーションEには、転写されたトナー粉
末像をシートへ永久的に固着させる定着装置54が設置さ
れている。定着装置54は、加熱された定着ローラー56と
バックアップ・ローラー58を有するものが好ましい。シ
ートは、トナー粉末像が定着ローラー56に接触した状態
で定着ローラー56とバックアップ・ローラー58の間を通
過する。このようにして、トナー粉末像は、シートに永
久的に固着される。定着後、シュート60が進行するシー
トを、オペレータが複写機から取り出すためのキャッチ
・トレー62へ案内する。 コピー・シートがベルト10の光導電性表面12から分離
された後には、必ず、若干の残留粒子が付着して残って
いる。これらの残留粒子は、清掃ステーションFにおい
て、光導電性表面12から除去される。清掃ステーション
Fには、光導電性表面12に接触して回転できるようにブ
ラシ64が取り付けられている。粒子は、光導電性表面12
に接触して回転するブラシ64によって清掃される。清掃
のあと、放電ランプ(図示せず)が、光導電性表面12を
投光照明し、連続する次の像形成サイクルのための帯電
に先立って、表面12に残っているすべての残留静電荷を
消去する。 以上の説明で、電子写真式複写機の全般的動作は十分
明らかになっとものと信じる。 次に、本発明の独自の特徴について述べる。第2図と
第3図は、本発明をコピー・シート給送モードに用いて
いる装置を示す。複写機のプラテンに原稿シートを給送
するために、代わりに、または追加して、このシート給
送装置を設置することができる。シート給送装置は、ト
レー40またはトレー40内のプラットホーム42を上下させ
る通常のエレベータ機構41を備えている。通例、スタッ
クの後部上方に配置されたスタック高センサに対するシ
ートのレベルが第一の所定レベル以下に下がると、スタ
ック高センサにより駆動モーターが作動してシート・ス
タック支持プラットホーム42を動かす。前記センサに対
するシートのレベルが所定レベル以上になると、スタッ
ク高センサにより駆動モーターが停止される。このよう
に、シート・スタックの一番上のシートのレベルは、比
較的狭い範囲に維持されるので、正しいシートの分離、
捕捉、給送を確実に行うことができる。 真空波形給送装置70および真空充気室75は、コピー・
シート31が中に積み重ねられているトレー40の前端上方
に配置されている。駆動ローラー24と真空充気室75のま
わりにベルト71が架け渡されている。ベルト71は所望で
あれば、単一ベルトにすることもできよう。ベルトの孔
72は、スタック13からシート31を捕捉するため、適当な
真空源(図示せず)から真空充気室75およびベルト71を
通じて真空を加えることができる。エアナイフ80は、正
圧をスタック13の前面に加えて、スタックの一番上のシ
ートを分離することにより、真空充気室75によるシート
の捕捉を助長する。波形付与レール76は、真空充気室75
の下面の中央に取り付けられ、もしくは成形されてお
り、真空充気室によって捕捉されたシートを波形付与の
ため、わん曲させる。もし真空充気室によって捕捉され
たシートに、依然として二枚目のシートが付いていれ
ば、波形によって二枚目のシートは脱落してトレーに戻
される。ベルト71に捕捉されたシートは、案内板9、15
を通過して送り駆動ローラー17、19に入り、転送ステー
ションDへ搬送される。トレー40からの重複給送を防止
するために、トレー40の上方前面に、一対の制止部材3
3、35がとりつけられている。制止部材33、35は、シー
ト1以外のすべてのシートがトレーから出ていくのを阻
止する役目をする。また、これらの制止部材33、35すな
わち制止ゲートは、トレー側でなくエアナイフ側に置く
こともできよう。 シートの捕捉を改善し、確実性を高め、そして最小送
り速度を低減するために、真空充気室75は、給送サイク
ル中、連続して作動している負圧源を備えている。捕捉
されたシートの後縁が全部の真空孔を露出する前に、真
空給送ヘッド70の動きを停めることが、シート給送の唯
一の基準である。そのあと第2図に示すように、次のシ
ートが「進行波」の形状で捕捉される。この改良された
給送方式は、真空装置のオン、オフの切り替えに伴う騒
音を低減することができ、また高い確実性と低い最小給
送速度を得ることができる。すなわち、最小限必要なシ
ート捕捉および分離の回数は一定であるから、真空装置
から弁を除去することにより、給送サイクル当たりの利
用可能な捕捉/分離回数を増し、そして(または)必要
最小限給送速度を下げることができる。そのほか、真空
装置から弁を除去することにより、各給送サイクルごと
に弁を作動させる必要がないので、部品の信頼性が向上
する。また、真空装置に弁が必要ないことから、弁構成
部品の入力/出力装置が不要になるので、電気制御装置
も少なくてすむ。本発明の無弁式真空給送ヘッドは、下
側および上側真空波形給送装置のいずれにも同様に適合
できることを理解すべきである。もし所望であれば、負
圧源に弁を設けることもできるが、この場合には、真空
弁は、シートが取出しロールに達したら直ちにオフに切
り換えられ、そのあとシートの後縁がスタックの前縁を
通過したら直ちにオンに戻される。 第2図からわかるように、シート2の波打ちは、給送
装置をより確実にする点で貢献している。それは、連続
動作真空充気室75によって作られたシートの凹形によっ
て、シート3からシート2の分離が助長されるためであ
る。シート3には、エアナイフ80がオフにされているの
で、給送される前にスタックに沈降するチャンスが与え
られる。シート2に付着したすべてのシートを落としス
タックの上に戻すと共に、感光体の上に形成された像に
調時してシートを給送するため、シート1が完全に真空
充気室を露出する直前に、ベルト71が停止される。通常
の制御器から別のシートを給送する信号を受け取ると、
ベルト71が時計方向に回転してシート2を給送する。同
時に、エアナイフ80がオンに切り換えられ、加圧された
空気がスタックの前面に加えられるので、シート2は他
のシートから確実に分離され、真空充気室によってその
前端が持ち上げられ、重複給送を確実に防止する付加手
段である波形レール76に当てられる。エアナイフ80は、
連続してオンのままでもよいし、給送サイクル中の適当
な時間に弁でオン、オフに切り換えてもよい。シート1
が搬送ローラー17、19によって給送されているとき、シ
ート2が真空充気室に容易に吸い付けられるので、薄葉
紙の給送は、この方法により改善される。また、真空充
気室によってシートに生じた凹形が保たれている間、重
力がシート2の前部と後部をスタックに重ね合わせる。
次に、第3図について、ローラ上で移動できるように支
持された複数の給送ベルト71を詳細に説明する。ベルト
71の直線部分の間には、真空充気室75が配置されてい
る。真空充気室75には、ベルトの孔72と共同してスタッ
クの一番上のシートに引き付けるための真空を提供する
開口が設けられている。ベルトが一番上のシートを捕捉
したとき、シートに波形が生じるように、真空充気室の
中央に隆起部分76が設けられている。真空充気室の隆起
部分76の両側の真空ベルトの平坦な表面は、最大応力領
域をシートに生じさせるが、この最大応力は、シートの
曲げ応力によって異なる。万一2枚以上のシートがベル
トに引き付けられた場合、2枚目のシートが波形作用に
抵抗するので、シート1とシート2の間に、前縁まで延
びる隙間が開く。隙間と溝は、シート1の有孔性により
シート1とシート2の間の真空レベルを下げ、エアナイ
フ80の分離用空気流が流入する準備をする。ベルトの移
動が始まる前にスタックの一番上のシートが確実に捕捉
されるようにしかつ吸い上げられたシート2その他のす
べてのシートからシート1を分離する時間をエアナイフ
に与えるために、適当な弁装置と制御装置によって、シ
ートを給送ベルトに引き付けるため真空が加えられる時
間とベルトの移動開始時間との間に時間遅れを与えるこ
とが望ましい。 通例、真空給送ベルトや搬送ベルトは、平滑な合成ゴ
ム製で、通常は打ち抜き加工された孔を有する。これら
の孔は、ベルト間の真空充気室の開口と共同して、搬送
されるシートに負圧を伝達する役目をする。この負圧
が、シートと搬送ベルトとの間に垂直力を生じさせる。
シートとベルト間の駆動力は、この垂直力に比例する。
これらの通常ベルトが有する問題点は、シートが捕捉さ
れると、シートの有孔性のため、シートとベルト間で負
圧領域が一様にならないことである。圧力は、ベルトの
真空孔に近い領域では、非常に強い負圧(封止ポート圧
力)であるが、孔のすぐ隣の区域では、急激に大気圧ま
で増大する。この効果により、シートが受ける平均圧力
差が減るため、駆動力が減る。第3図からわかるよう
に、ベルト71は、この問題に対する解決策として設けら
れたものであり、ベルトの合成ゴム表面を粗面にする、
すなわちローレット目を付けることにより、シートと真
空ベルト間の結合を改善している。この結果、平滑ベル
トの場合、ベルト孔の領域に真空力が偏在したのに比
べ、全シート領域にわたってより一様な真空力が加わ
る。実際に、ベルト表面を粗面化し、およびダイヤ形ロ
ーレット目パターンを使用ことによって、同じ封止ポー
ト圧力で、より一様な、より大きな平均圧力差を、シー
トの両側に生じさせることができるので、駆動力が増加
する。ベルト71上に0.30″(30mil)径ダイヤ形ローレ
ット目パターンを使用すると、同じ封止ポート圧力で通
常の平滑駆動ベルトより2〜3倍増しの利用可能駆動力
が得られる。ベルト71上のダイヤ形ローレット目パター
ンは、また、シートとの直接接触および摩擦を増す作用
をすると共に、真空がローレット目の間を、ローレット
目のダイヤ形側面に沿って伝わることを許すので、非常
に重要である。 第4図〜第6図に示した改良型のエアナイフ80は、浮
遊用噴出口81、方向づけられた補助浮遊用噴出口96、9
7、収束用スロット噴出口84、圧搾空気充満室83を有す
る。収束用スロット噴出口84は、シート・スタックの前
縁に対し上向きに配置された一列の独立した空気ノズル
91〜95から成っている。2つの中央ノズル92、93は、基
本的に空気流を案内して、わずかに内向きの平行空気流
にするのに対し、2組の端ノズル90、91、及び、94、95
は、収束空気流が得られるように、ノズル92、93の平行
空気流の中央に向かってある角度をなしている。典型と
して、端ノズル90、91は、それぞれ37゜、54゜の角度で
傾斜している。ノズル94、95も同様であり、すなわちノ
ズル94は、54゜の角度で、ノズル95は、37゜の角度で、
ノズル群の中心に向かって内側に傾斜している。ノズル
92,93は、主空気流をそれぞれ68゜の角度で導くように
角度が付けられている。ノズルから出てくる空気流が基
本的に平面であるように、ノズル91−95は、すべてが一
平面内に並んでいる。ノズル91−95から生じる空気流
は、ノズルの端から出てくるので、ノズル群の中心に向
かって横方向に収束しようとする。この様子を絵でより
わかりやすく示すため、第7A図に横方向に収束する空気
流を示す。この空気流の平面内の収縮により、空気流に
垂直な方向の膨張が生じるはずである。言い換えると、
空気流は、基本的に水平方向に傾斜平面内で収束する
と、第7A図の側面図である第7B図に絵で示すように、垂
直方向に膨張する。空気流の横の収縮と空気流の縦の膨
張が、シート・スタックの前縁の中心、詳細には分離す
るシートとスタックの残部との間で起こるように、エア
ナイフを配置すれば、シートとスタックの残部間の垂直
方向の圧力によって、スタックの残部からシートが容易
に分離する。スタック内のシートを相互にあらかじめ分
離すること(浮遊させること)は、大量給送装置の場
合、給送の確実さを得るために不可欠なことであること
が判った。しかし、下向きにカールしたこわいシートな
ど応力状態にある場合、スタック前縁に対し基本的に垂
直なシート分離用噴出口81が作用すると、浮揚に対し大
きな抵抗を示す。この「浮揚」に対する抵抗に関し、シ
ートの浮揚を行うと同時に、確実性を非常に高めるため
の救済策が、エアナイフ80に組み込まれている。これ
は、スタックの前縁に対し規定の角度に方向づけられ、
主浮揚噴出口に対し前述のように配置された補助浮揚用
噴出口96、97を設けることである。これらの方向づけら
れた補助浮揚用噴出口96,97は、応力状態にある(カー
ルした)シートを正しく給送する上で非常に重要であ
る。 下向きにカールしたシートを給送する場合、第6図に
示すように、噴出口97は、スタック前縁に平行な平面に
対し、垂直線から56゜の角度で配置され、かつスタック
前縁に対し43゜の角度でスタック前縁の一の側面に向か
って傾いている場合に、最良の結果が得られることが判
った。噴出口97は、スタックの前縁に対し56゜の角度で
配置し、かつスタックの他の側面に向かって39゜の角度
で傾けると最適の効果が得られる。 発明の効果 本発明のシート給送装置によれば、スタックの上部の
シートの分離が、シートの大きさや重さにかかわらず、
極めて容易に且つ確実に行われ、シートが堅く下向きに
カールしていたとしても、その分離を確実に行うことが
できる。特に、本発明によれば、真空充気室によって捕
捉されたシートをトレーから前方に搬送するように真空
充気室に組み合わされた孔あき給送ベルトがローレット
目付きの粗面に形成されているので、平滑な孔あき給送
ベルトの場合のシートへの真空吸引力が孔の部分に偏在
してシートとベルトの間の負圧領域が一様にならない問
題を解決し、シート全体にわたって一様な真空吸引力を
付与しており、これによって、シートの吸引力すなわち
分離力及び搬送力が、平滑な孔あき給送ベルトより増大
し、シートの重量が広い範囲に渡って変化してもシート
が下向きに堅くカールしていても有効に給送することが
でき、ベルトのローレット目は捕捉して接触したシート
の摩擦を増すので、この点においてもシートの給送を有
効にしており、更に、エアナイフには、スタックの前縁
に向けて上向きに向けられて平面状の空気流を該平面上
で流れの方向に対して幅方向に収束させて垂直な方向に
拡がらせるように配置された複数の噴出口から成る収束
用スロット噴出口と、この収束用スロット噴出口の両側
に配置されてスタックの前面に垂直な方向に向けられた
浮遊用噴出口の外に、収束用スロット噴出口の両側に配
置されてスタックの前縁に空気流を上方に角度をもって
かつ水平方向外方に角度をもって送るように方向づけさ
れた補助浮遊用噴出口が設けられているので、浮遊用噴
出口と収束用スロット噴出口を助けて、たとえシートが
下向きに堅くカールしていたとしても、そのシートを確
実に浮揚させ分離することができる。このように、給送
ベルトへのシートの吸引力とスタックのシートの浮揚力
とを大きく増大することができ、シートは、相当に重く
ても下向きに堅くカールしていても確実に分離されて給
送される。
機のシート給送装置に関するものである。 発明が解決しようとする問題点 現在の高速ゼログラフィー複写機は、毎時数千枚以上
の速度でコピーを作成することができる。したがってこ
の複写機の潜在的能力を完全に利用するために、カット
・シートを迅速かつ確実に複写機に給送するシート給送
装置の必要性が認識されるようになった。詳しく述べる
と、多くの純複写動作においては、複写プラテンの上に
置かれた原稿書類から複数のコピーを作成する場合、カ
ット・シートを非常な高速で給送することが望ましい。
また、多くの高速複写動作の場合、複写機の潜在的複写
能力を完全に利用するために、スタックから複写機のプ
ラテンの上に原稿書類を迅速かつ確実に給送する原稿送
り装置の必要性もまた認識されるようになった。これら
のシート給送装置は、シートを損傷させる可能性をまっ
たく無くし、また修正不能な給送ミスやシートの重複給
送による複写機の停止を最小限にするため完璧に動作し
なければならない。問題が最も多く発生するのは、シー
ト・スタックから個々のシートを最初に分離するときで
ある。 多数のサイクルの初めから終わりまで、損傷させずに
分離を行うためには、シートを丁寧にしかし確実に取り
扱わなければならないので、重複給送を防止する遅延ベ
ルト、遅延ロール、遅延パットなどと共同してかなり確
実な給送が行える摩擦ローラー、摩擦ベルトなど、多数
の分離装置が提案されている。スニッファー・チュー
ブ、ロッカー型真空ロールや真空給送ベルトなどの真空
分離装置も利用されるようになった。 摩擦ロール遅延装置は、非常に確実であるが、印字さ
れた面に作用した場合、遅延部材の作用によって原稿書
類上の印刷された内容が汚れたり、部分的に消えてしま
う可能性がある。片面原稿の場合には、もし像が遅延機
構に対向していると、像が汚れたり、消される可能性が
ある。他方、もし像が給送ベルトに対向していると、イ
ンクが転移して、像が紙に裏移りする。しかしながら、
両面に印刷された原稿書類の場合には、問題が複雑にな
る。また、摩擦遅延給送装置の確実な動作は、取り扱う
紙の相対的摩擦特性に大きく左右されるが、これは、原
稿送り装置において制御することはできない。 さらに、現在に使用されているシート給送装置、たと
えば前方バックル、後方バックル、波形ロール等は、全
体として構成部品材料の摩擦係数およびシート材料の特
性に対し非常に敏感である。 高速動作に使用されるよく知られたシート給送装置の
ひとつは、前方エアナイフ付き上側真空波形給送装置で
ある。この装置の場合、真空充気室が供給トレー内のシ
ート・スタックの上方に配置され、真空充気室の上を複
数の摩擦ベルトが走行するようになっている。スタック
の前方にあるエアナイフは、空気をスタックに吹き込
み、スタックから一番上のシートを分離するために使用
される。動作中は、エアナイフからスタックに吹き込ま
れた空気が、一番上のシートを分離し、真空が、分離さ
れたシートを吸引して、捕捉する。捕捉後、ベルト搬送
装置がシートをシート・スタックから前方に駆動する。
この構成の場合、一番上のシートがスタックから離れる
までは次のシートの分離を行うことはできない。この種
の給送装置の場合、各動作は、連続して、すなわち順次
行われ、したがって後のシートの給送は、先のシートの
給送が完了するまで、開始することができない。さら
に、この種の装置の場合、エアナイフがスタックの残部
とは無関係に二番目のシートを「フラッター」と呼ばれ
る現象で振動させることである。二番目のシートがこの
状態にあるとき、一番上のシートに接触すると、一番上
のシートと共に前方に少し漸動する傾向がある。そのと
き、エアナイフが二番目のシートを一番上のシートに押
し付けるので、重複給送が生じる可能性がある。また、
現在使用されている上側および下側真空波形給送装置
は、たとえば米国特許第4,269,406号のように、弁付き
真空給送ヘッドを使用している。給送サイクルの適当な
時間に、弁が作動され、空気流つまりスタック上部、も
し下側真空波形給送装置が使用されている場合には、ス
タック下部の全域にわたり負圧領域が作られる。この負
圧領域は、一番上のシート(または重複シート)を真空
給送ヘッドまで動かし、シートは真空給送ヘッドにより
取出しロールへ運ばれる。シートの前縁が取出しロール
に挟まれると直ちに、真空が遮断される。給送ヘッド領
域に残っているこのシートの後縁が、次の給送のため再
び真空弁を作動させる基準になる。 従来の技術 米国特許第2,979,329号は、シートの上側給送と下側
給送のどちらにも使用することができ、給送すべきシー
トを捕捉して搬送するため、振動形真空充気室を使用し
たシート給送機構を開示している。また、シートを分離
し、スタックから給送すべきシートの分離を助けるため
に、スタックの前縁に空気を噴射するようになってい
る。 同第3,424,453号は、複数の有孔給送ベルトが真空充
気室のまわりを移動し、加圧された空気がスタックの前
縁に吹き込まれるようになっているエアナイフ付き真空
シート分離給送装置を開示している。 同第2,895,552号は、ウエッブからカットされたシー
トを、シート供給源からシート・スタック・トレーへ搬
送する真空ベルト搬送積重ね装置を開示している。シー
トを、その前縁を捕捉し、スタックのうえで解放するた
めに、一定間隔で孔あけされた可撓ベルトが使用されて
いる。 同第4,157,177号は、最初のベルト・コンベヤでシー
トをこけら板状態で送り、積重ねマガジンの上面の上方
にある第二有孔ベルト・コンベヤの下流部分でシートの
前縁を吸引するようになっている別のシート・スタッカ
ーを開示している。装置は、これら板状態のシートのサ
イズに応じて、孔の効果を制限するスライドを備えてい
る。 同第4,268,025号は、底部分に吸引孔をもつ真空板を
シート・トレーの上方に設けた上側シート給送装置を開
示している。 同第4,418,905号は、下側真空波形シート給送装置を
開示している。 同第4,451,028号は、前方真空充気室と後方真空充気
室を備えた上側真空波形給送装置を開示している。 同第868,317号、同第1,721,608号、同第1,867,038
号、同第2,224,802号、同第3,041,067号、同第3,086,77
1号、同第3,770,266号、同第4,328,593号はいずれも、
送風機がシートに対しある角度をなしているシート給送
装置を開示している。 同第3,182,998号は、ダイヤ形ゴム吸引カップを備え
たベルトを有するコンベヤ装置を開示している。 同第3,837,639号と同第4,306,684号は、シートの分離
とその分離の維持の両方に使用できるエア・ノズルに関
するものである。 同第3,171,647号は、間欠的に駆動されるベルトを用
いた厚紙用吸引給送機構を開示している。 同第3,260,520号は、真空給送装置と重複シートを分
離するように構成された真空逆送りベルトを用いた原稿
送り装置に関するものである。 同第3,614,089号は、前方搬送のため原稿書類を給送
ベルトまで上昇させる送風機を備えた自動原稿送り装置
に関するものである。剥離ホィールが給送ベルトの下に
設けられており、一番下の原稿書類の下面を押して原稿
スタックに押し戻すようになっている。 同第4,294,539号は、その第5図と第6図に図示され
た、光学的な一様性と空気流の一様性が得られる滑らか
な溝が設けられた1個の大形有孔真空ベルトを有する原
稿送り装置を開示している。 IBM Technical Disclosure Bulltin Vol.6,No.2,p.3
2,1963、論文「原稿給送装置」は、原稿をスタックから
吸引して搬送するため、ベルトの孔を通して真空が加わ
るようになっている有孔ベルトを開示している。ベルト
は原稿スタックの中心上に延びている。 本発明の目的は、スタックの上側からシートを容易に
且つ確実に分離することのできるシート分離給送装置を
提供することにある。 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明によれば、シートの
重量が広い範囲に渡って変化してもシートが下向きに堅
くカールしていても有効に給送することのできるシート
給送装置が提供される。このシート給送装置は、(a)
シート・スタック支持トレーと、(b)前記シート・ス
タック支持トレー内に置かれたシート・スタックの、給
送方向にみて前方側の上方に配置された真空充気室を有
し、該真空充気室には給送サイクル中において常時ある
いは周期的に加える負圧が与えられており、前記真空充
気室は、その下面の、シート給送方向を横切る方向の中
央の位置において下方に突出しつつシート給送方向に細
長く延びる隆起部分を有しており、(c)前記真空充気
室によって捕捉されたシートを前記シート・スタック支
持トレーから前方に搬送するように、前記真空充気室の
下面に接触し該真空充気室からの負圧を表面に導いてシ
ートを吸引する孔及びローレット目が表面に形成された
孔あき給送ベルトと、(d)シート・スタックに正圧を
加えてスタックの一番上のシートを残部から分離するた
めシート・スタックの前面のすぐそばに配置されたエア
ナイフ手段であって、前記スタックの前面の上部に隣接
して配置されて、スタックの前縁に向けて上向きに向け
られており、平面状の空気流を該平面上で流れの方向に
対して幅方向に収束させて前記平面に対して垂直な方向
に拡がらせるように配置された複数の噴出口から成る収
束用スロット噴出口と、前記収束用スロット噴出口の両
側に配置され、前記スタックの前面に垂直な方向に向け
られた浮遊用噴出口と、前記収束用スロット噴出口の両
側に配置され、前記スタックの前縁に空気流を上方に角
度をもってかつ水平方向外方に角度をもって送るように
方向づけされた、下向きにカールしたシートの分離を助
ける補助浮遊用噴出口とから成るエアナイフ手段と、
(e)シートの重複給送を防止する制止ゲートとを備え
ていることを特徴とする。 実施例 以下、本発明をその好ましい実施例について説明する
が、本発明をその実施例に限定するつもりはなく、むし
ろ特許請求の範囲に記載した発明の精神およびその範囲
に入るすべての代替物、修正物、均等物を含めるつもり
であることを理解されたい。 本発明の全般的理解のために、図面について説明する
が、図中、全体を通じて同じ構成要素には同じ参照番号
を使って示してある。第1図は、本発明の上側給送真空
波形給送方法と装置を組み入れた典型的な電子写真複写
機の各種構成要素を略図で示す。以下の説明から、ここ
に開示したシート給送装置は、各種多様な装置に同様に
適合することができ、その用途は、必ずしもここに示し
た特定の実施例に限定されるものでないことが理解され
るであろう。たとえば、本発明の装置は、非ゼログラフ
ィー環境や、一般的に基材の搬送に容易に用いることが
できよう。 電子写真式印刷技術は、周知であるから、以下、第1
図の複写機に用いられている各種処理ステーションを略
図で示し、それを参照して簡単に説明する。 第1図に示すように、電子写真式複写機は、導電性基
層14の上に光導電性表面12を堆積させたベルト10を使用
している。光導電性表面12は、セレン合金から作られた
ものが好ましい。ベルト10は、矢印16の方向に動いて光
動電性表面12の連続する部分を進め、ベルトの移動通路
の周囲に配置された各種処理ステーションを順次通過さ
せる。ベルト10は、剥離ローラー18、張力付与ローラー
20、および駆動ローラー22のまわりに架け渡されてい
る。 駆動ローラー22は、ベルト10に接触して回転できるよ
うに取り付けられ、ベルト駆動装置を介して適当な手
段、たとえばモーター24に結合されている。モーター24
は、駆動ローラー22を回転させベルト10を矢印16の方向
に進める。駆動ローラー22は、一対の間隔をおき対向し
て配置されたフランジ、すなわち縁ガイド(図示せず)
を有する。縁ガイドは、円形部材、すなわちフランジで
あることが好ましい。 ベルト10は、張力付与ローラー20を所定のばね力で弾
力的にベルト10に押し付けている一対のばね(図示せ
ず)によって張力状態に保たれている。剥離ローラー18
と張力付与ローラー20は、共に回転できるように取り付
けられている。これらのローラーは、ベルト10が矢印16
の方向に動くとき自由に回転するアイドラーである。 続けて第1図を参照すると、最初に、ベルト10の一部
分が、帯電ステーションAを通過する。帯電ステーショ
ンAでは、コロナ発生装置28がベルト10の光導電性表面
12を比較的高い、ほぼ一様な電位に帯電させる。 光導電性表面12の帯電した部分は、次に、露光ステー
ションBを通過する。露光ステーションBでは、透明プ
ラテン32の上に原稿書類30が表を上にして置かれてい
る。その原稿書類30をランプ34が閃光照明する。原稿書
類30から反射した光線は、レンズ36を通過してその光像
を形成する。光像は、光導電性表面12の帯電した部分の
上に投影され、その上の電荷を選択的に消去する。これ
により、光導電性表面12の上に原稿書類30に含まれてい
る情報領域に対応する静電潜像が記録される。 その後、ベルト10は、光導電性表面12に記録された静
電潜像を現像ステーションCへ進める。現像ステーショ
ンCでは、磁気ブラシ現像ローラー38が混合現像剤を運
んで静電潜像に接触させる。静電潜像は、キャリヤ粒子
からトナー粒子を引き付け、ベルト10の光導電性表面12
の上にトナー粉末像を形成する。 次に、ベルト10は、トナー粉末像を転写ステーション
Dへ進める。転写ステーションDでは、コピー・シート
が進行してきてトナー粉末像に接触する。コピー・シー
トは、上側真空波形給送装置70によって転写ステーショ
ンDに向けて送られてくる。給送装置70は、真空充気室
75による真空吸引力によって捕捉される所までシート31
を浮揚させるエア・ナイフ80を有している。次に、有孔
給送ベルト71は、分離されたシート31を、その後の処理
のため送り出す。すなわち、光導電性表面12の上に現像
されたトナー粉末像が転写ステーションDにおいて同期
して進行してくるコピー・シートに接触するように、シ
ートは、ローラー17、19、23、26を通過し、適当な慣用
手段によって調時された順序で、ベルト10の光導電性表
面12に接触する。 転写ステーションDでは、コロナ発生装置50が、ステ
ーションDを通過するシートの裏面にイオンを照射す
る。このイオン照射は、光導電性表面12からシートへト
ナー粉末像を引き付けると共に、コピー・シートの搬送
を引き継がせるための垂直力を光導電性表面12に与え
る。転写後、シートは、矢印52の方向に動き続けてコン
ベヤ(図示せず)の上に載り、定着ステーションEへ運
ばれる。定着ステーションEには、転写されたトナー粉
末像をシートへ永久的に固着させる定着装置54が設置さ
れている。定着装置54は、加熱された定着ローラー56と
バックアップ・ローラー58を有するものが好ましい。シ
ートは、トナー粉末像が定着ローラー56に接触した状態
で定着ローラー56とバックアップ・ローラー58の間を通
過する。このようにして、トナー粉末像は、シートに永
久的に固着される。定着後、シュート60が進行するシー
トを、オペレータが複写機から取り出すためのキャッチ
・トレー62へ案内する。 コピー・シートがベルト10の光導電性表面12から分離
された後には、必ず、若干の残留粒子が付着して残って
いる。これらの残留粒子は、清掃ステーションFにおい
て、光導電性表面12から除去される。清掃ステーション
Fには、光導電性表面12に接触して回転できるようにブ
ラシ64が取り付けられている。粒子は、光導電性表面12
に接触して回転するブラシ64によって清掃される。清掃
のあと、放電ランプ(図示せず)が、光導電性表面12を
投光照明し、連続する次の像形成サイクルのための帯電
に先立って、表面12に残っているすべての残留静電荷を
消去する。 以上の説明で、電子写真式複写機の全般的動作は十分
明らかになっとものと信じる。 次に、本発明の独自の特徴について述べる。第2図と
第3図は、本発明をコピー・シート給送モードに用いて
いる装置を示す。複写機のプラテンに原稿シートを給送
するために、代わりに、または追加して、このシート給
送装置を設置することができる。シート給送装置は、ト
レー40またはトレー40内のプラットホーム42を上下させ
る通常のエレベータ機構41を備えている。通例、スタッ
クの後部上方に配置されたスタック高センサに対するシ
ートのレベルが第一の所定レベル以下に下がると、スタ
ック高センサにより駆動モーターが作動してシート・ス
タック支持プラットホーム42を動かす。前記センサに対
するシートのレベルが所定レベル以上になると、スタッ
ク高センサにより駆動モーターが停止される。このよう
に、シート・スタックの一番上のシートのレベルは、比
較的狭い範囲に維持されるので、正しいシートの分離、
捕捉、給送を確実に行うことができる。 真空波形給送装置70および真空充気室75は、コピー・
シート31が中に積み重ねられているトレー40の前端上方
に配置されている。駆動ローラー24と真空充気室75のま
わりにベルト71が架け渡されている。ベルト71は所望で
あれば、単一ベルトにすることもできよう。ベルトの孔
72は、スタック13からシート31を捕捉するため、適当な
真空源(図示せず)から真空充気室75およびベルト71を
通じて真空を加えることができる。エアナイフ80は、正
圧をスタック13の前面に加えて、スタックの一番上のシ
ートを分離することにより、真空充気室75によるシート
の捕捉を助長する。波形付与レール76は、真空充気室75
の下面の中央に取り付けられ、もしくは成形されてお
り、真空充気室によって捕捉されたシートを波形付与の
ため、わん曲させる。もし真空充気室によって捕捉され
たシートに、依然として二枚目のシートが付いていれ
ば、波形によって二枚目のシートは脱落してトレーに戻
される。ベルト71に捕捉されたシートは、案内板9、15
を通過して送り駆動ローラー17、19に入り、転送ステー
ションDへ搬送される。トレー40からの重複給送を防止
するために、トレー40の上方前面に、一対の制止部材3
3、35がとりつけられている。制止部材33、35は、シー
ト1以外のすべてのシートがトレーから出ていくのを阻
止する役目をする。また、これらの制止部材33、35すな
わち制止ゲートは、トレー側でなくエアナイフ側に置く
こともできよう。 シートの捕捉を改善し、確実性を高め、そして最小送
り速度を低減するために、真空充気室75は、給送サイク
ル中、連続して作動している負圧源を備えている。捕捉
されたシートの後縁が全部の真空孔を露出する前に、真
空給送ヘッド70の動きを停めることが、シート給送の唯
一の基準である。そのあと第2図に示すように、次のシ
ートが「進行波」の形状で捕捉される。この改良された
給送方式は、真空装置のオン、オフの切り替えに伴う騒
音を低減することができ、また高い確実性と低い最小給
送速度を得ることができる。すなわち、最小限必要なシ
ート捕捉および分離の回数は一定であるから、真空装置
から弁を除去することにより、給送サイクル当たりの利
用可能な捕捉/分離回数を増し、そして(または)必要
最小限給送速度を下げることができる。そのほか、真空
装置から弁を除去することにより、各給送サイクルごと
に弁を作動させる必要がないので、部品の信頼性が向上
する。また、真空装置に弁が必要ないことから、弁構成
部品の入力/出力装置が不要になるので、電気制御装置
も少なくてすむ。本発明の無弁式真空給送ヘッドは、下
側および上側真空波形給送装置のいずれにも同様に適合
できることを理解すべきである。もし所望であれば、負
圧源に弁を設けることもできるが、この場合には、真空
弁は、シートが取出しロールに達したら直ちにオフに切
り換えられ、そのあとシートの後縁がスタックの前縁を
通過したら直ちにオンに戻される。 第2図からわかるように、シート2の波打ちは、給送
装置をより確実にする点で貢献している。それは、連続
動作真空充気室75によって作られたシートの凹形によっ
て、シート3からシート2の分離が助長されるためであ
る。シート3には、エアナイフ80がオフにされているの
で、給送される前にスタックに沈降するチャンスが与え
られる。シート2に付着したすべてのシートを落としス
タックの上に戻すと共に、感光体の上に形成された像に
調時してシートを給送するため、シート1が完全に真空
充気室を露出する直前に、ベルト71が停止される。通常
の制御器から別のシートを給送する信号を受け取ると、
ベルト71が時計方向に回転してシート2を給送する。同
時に、エアナイフ80がオンに切り換えられ、加圧された
空気がスタックの前面に加えられるので、シート2は他
のシートから確実に分離され、真空充気室によってその
前端が持ち上げられ、重複給送を確実に防止する付加手
段である波形レール76に当てられる。エアナイフ80は、
連続してオンのままでもよいし、給送サイクル中の適当
な時間に弁でオン、オフに切り換えてもよい。シート1
が搬送ローラー17、19によって給送されているとき、シ
ート2が真空充気室に容易に吸い付けられるので、薄葉
紙の給送は、この方法により改善される。また、真空充
気室によってシートに生じた凹形が保たれている間、重
力がシート2の前部と後部をスタックに重ね合わせる。
次に、第3図について、ローラ上で移動できるように支
持された複数の給送ベルト71を詳細に説明する。ベルト
71の直線部分の間には、真空充気室75が配置されてい
る。真空充気室75には、ベルトの孔72と共同してスタッ
クの一番上のシートに引き付けるための真空を提供する
開口が設けられている。ベルトが一番上のシートを捕捉
したとき、シートに波形が生じるように、真空充気室の
中央に隆起部分76が設けられている。真空充気室の隆起
部分76の両側の真空ベルトの平坦な表面は、最大応力領
域をシートに生じさせるが、この最大応力は、シートの
曲げ応力によって異なる。万一2枚以上のシートがベル
トに引き付けられた場合、2枚目のシートが波形作用に
抵抗するので、シート1とシート2の間に、前縁まで延
びる隙間が開く。隙間と溝は、シート1の有孔性により
シート1とシート2の間の真空レベルを下げ、エアナイ
フ80の分離用空気流が流入する準備をする。ベルトの移
動が始まる前にスタックの一番上のシートが確実に捕捉
されるようにしかつ吸い上げられたシート2その他のす
べてのシートからシート1を分離する時間をエアナイフ
に与えるために、適当な弁装置と制御装置によって、シ
ートを給送ベルトに引き付けるため真空が加えられる時
間とベルトの移動開始時間との間に時間遅れを与えるこ
とが望ましい。 通例、真空給送ベルトや搬送ベルトは、平滑な合成ゴ
ム製で、通常は打ち抜き加工された孔を有する。これら
の孔は、ベルト間の真空充気室の開口と共同して、搬送
されるシートに負圧を伝達する役目をする。この負圧
が、シートと搬送ベルトとの間に垂直力を生じさせる。
シートとベルト間の駆動力は、この垂直力に比例する。
これらの通常ベルトが有する問題点は、シートが捕捉さ
れると、シートの有孔性のため、シートとベルト間で負
圧領域が一様にならないことである。圧力は、ベルトの
真空孔に近い領域では、非常に強い負圧(封止ポート圧
力)であるが、孔のすぐ隣の区域では、急激に大気圧ま
で増大する。この効果により、シートが受ける平均圧力
差が減るため、駆動力が減る。第3図からわかるよう
に、ベルト71は、この問題に対する解決策として設けら
れたものであり、ベルトの合成ゴム表面を粗面にする、
すなわちローレット目を付けることにより、シートと真
空ベルト間の結合を改善している。この結果、平滑ベル
トの場合、ベルト孔の領域に真空力が偏在したのに比
べ、全シート領域にわたってより一様な真空力が加わ
る。実際に、ベルト表面を粗面化し、およびダイヤ形ロ
ーレット目パターンを使用ことによって、同じ封止ポー
ト圧力で、より一様な、より大きな平均圧力差を、シー
トの両側に生じさせることができるので、駆動力が増加
する。ベルト71上に0.30″(30mil)径ダイヤ形ローレ
ット目パターンを使用すると、同じ封止ポート圧力で通
常の平滑駆動ベルトより2〜3倍増しの利用可能駆動力
が得られる。ベルト71上のダイヤ形ローレット目パター
ンは、また、シートとの直接接触および摩擦を増す作用
をすると共に、真空がローレット目の間を、ローレット
目のダイヤ形側面に沿って伝わることを許すので、非常
に重要である。 第4図〜第6図に示した改良型のエアナイフ80は、浮
遊用噴出口81、方向づけられた補助浮遊用噴出口96、9
7、収束用スロット噴出口84、圧搾空気充満室83を有す
る。収束用スロット噴出口84は、シート・スタックの前
縁に対し上向きに配置された一列の独立した空気ノズル
91〜95から成っている。2つの中央ノズル92、93は、基
本的に空気流を案内して、わずかに内向きの平行空気流
にするのに対し、2組の端ノズル90、91、及び、94、95
は、収束空気流が得られるように、ノズル92、93の平行
空気流の中央に向かってある角度をなしている。典型と
して、端ノズル90、91は、それぞれ37゜、54゜の角度で
傾斜している。ノズル94、95も同様であり、すなわちノ
ズル94は、54゜の角度で、ノズル95は、37゜の角度で、
ノズル群の中心に向かって内側に傾斜している。ノズル
92,93は、主空気流をそれぞれ68゜の角度で導くように
角度が付けられている。ノズルから出てくる空気流が基
本的に平面であるように、ノズル91−95は、すべてが一
平面内に並んでいる。ノズル91−95から生じる空気流
は、ノズルの端から出てくるので、ノズル群の中心に向
かって横方向に収束しようとする。この様子を絵でより
わかりやすく示すため、第7A図に横方向に収束する空気
流を示す。この空気流の平面内の収縮により、空気流に
垂直な方向の膨張が生じるはずである。言い換えると、
空気流は、基本的に水平方向に傾斜平面内で収束する
と、第7A図の側面図である第7B図に絵で示すように、垂
直方向に膨張する。空気流の横の収縮と空気流の縦の膨
張が、シート・スタックの前縁の中心、詳細には分離す
るシートとスタックの残部との間で起こるように、エア
ナイフを配置すれば、シートとスタックの残部間の垂直
方向の圧力によって、スタックの残部からシートが容易
に分離する。スタック内のシートを相互にあらかじめ分
離すること(浮遊させること)は、大量給送装置の場
合、給送の確実さを得るために不可欠なことであること
が判った。しかし、下向きにカールしたこわいシートな
ど応力状態にある場合、スタック前縁に対し基本的に垂
直なシート分離用噴出口81が作用すると、浮揚に対し大
きな抵抗を示す。この「浮揚」に対する抵抗に関し、シ
ートの浮揚を行うと同時に、確実性を非常に高めるため
の救済策が、エアナイフ80に組み込まれている。これ
は、スタックの前縁に対し規定の角度に方向づけられ、
主浮揚噴出口に対し前述のように配置された補助浮揚用
噴出口96、97を設けることである。これらの方向づけら
れた補助浮揚用噴出口96,97は、応力状態にある(カー
ルした)シートを正しく給送する上で非常に重要であ
る。 下向きにカールしたシートを給送する場合、第6図に
示すように、噴出口97は、スタック前縁に平行な平面に
対し、垂直線から56゜の角度で配置され、かつスタック
前縁に対し43゜の角度でスタック前縁の一の側面に向か
って傾いている場合に、最良の結果が得られることが判
った。噴出口97は、スタックの前縁に対し56゜の角度で
配置し、かつスタックの他の側面に向かって39゜の角度
で傾けると最適の効果が得られる。 発明の効果 本発明のシート給送装置によれば、スタックの上部の
シートの分離が、シートの大きさや重さにかかわらず、
極めて容易に且つ確実に行われ、シートが堅く下向きに
カールしていたとしても、その分離を確実に行うことが
できる。特に、本発明によれば、真空充気室によって捕
捉されたシートをトレーから前方に搬送するように真空
充気室に組み合わされた孔あき給送ベルトがローレット
目付きの粗面に形成されているので、平滑な孔あき給送
ベルトの場合のシートへの真空吸引力が孔の部分に偏在
してシートとベルトの間の負圧領域が一様にならない問
題を解決し、シート全体にわたって一様な真空吸引力を
付与しており、これによって、シートの吸引力すなわち
分離力及び搬送力が、平滑な孔あき給送ベルトより増大
し、シートの重量が広い範囲に渡って変化してもシート
が下向きに堅くカールしていても有効に給送することが
でき、ベルトのローレット目は捕捉して接触したシート
の摩擦を増すので、この点においてもシートの給送を有
効にしており、更に、エアナイフには、スタックの前縁
に向けて上向きに向けられて平面状の空気流を該平面上
で流れの方向に対して幅方向に収束させて垂直な方向に
拡がらせるように配置された複数の噴出口から成る収束
用スロット噴出口と、この収束用スロット噴出口の両側
に配置されてスタックの前面に垂直な方向に向けられた
浮遊用噴出口の外に、収束用スロット噴出口の両側に配
置されてスタックの前縁に空気流を上方に角度をもって
かつ水平方向外方に角度をもって送るように方向づけさ
れた補助浮遊用噴出口が設けられているので、浮遊用噴
出口と収束用スロット噴出口を助けて、たとえシートが
下向きに堅くカールしていたとしても、そのシートを確
実に浮揚させ分離することができる。このように、給送
ベルトへのシートの吸引力とスタックのシートの浮揚力
とを大きく増大することができ、シートは、相当に重く
ても下向きに堅くカールしていても確実に分離されて給
送される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の特徴を組み入れた電子写真式複写機
の略正面図、 第2図は、第1図の複写機に用いられた本発明の典型的
シート給送装置の拡大部分断面図、 第3図は、第2図に示したシート・トレーの部分端面
図、 第4図は、本発明によるエアナイフの端面図、 第5図は、第4図に示したエアナイフの断面図、 第6図は、第4図の線6−6に沿ったエアナイフの断面
図、 第7A図と第7B図は、それぞれ、第4図のエアナイフの収
束エア・ノズルから生じた空気流の収縮(第7A図)と膨
張(第7B図)を示す平面図と側面図である。 符号の説明 A……帯電ステーション、 B……露光ステーション、 C……現像ステーション、 D……転写ステーション、 E……定着ステーション、 F……清掃ステーション、 9……案内板、 10……ベルト、 12……光導電性表面、 13……スタック、 15……案内板、 14……導電性基層、 16……移動方向、 17……駆動ローラー、 18……剥離ローラー、 19……駆動ローラー、 20……張力付与ローラー、 22……駆動ローラー、 23……ローラー、 24……モーター、 26……ローラー、 28……コロナ発生装置、 30……原稿書類、 31……シート、 32……透明プラテン、 33……制止部材、 34……ランプ、 35……制止部材、 36……レンズ、 38……磁気ブラシ現像ローラー、 40……トレー、 42……プラットホーム、 50……コロナ発生装置、 52……移動方向、 54……定着装置、 56……定着ローラー、 58……バックアップ・ローラー、 60……シュート、 62……キャッチ・トレー、 64……ブラシ、 70……真空波形給送装置、 71……ベルト、 72……孔、 75……真空充気室、 76……波形付与レール、 80……エアナイフ、 81……浮遊用噴出口、 83……圧搾空気充満室、 84……収束用スロット噴出口、 90−95……空気ノズル、 96,97……補助浮遊用噴出口。
の略正面図、 第2図は、第1図の複写機に用いられた本発明の典型的
シート給送装置の拡大部分断面図、 第3図は、第2図に示したシート・トレーの部分端面
図、 第4図は、本発明によるエアナイフの端面図、 第5図は、第4図に示したエアナイフの断面図、 第6図は、第4図の線6−6に沿ったエアナイフの断面
図、 第7A図と第7B図は、それぞれ、第4図のエアナイフの収
束エア・ノズルから生じた空気流の収縮(第7A図)と膨
張(第7B図)を示す平面図と側面図である。 符号の説明 A……帯電ステーション、 B……露光ステーション、 C……現像ステーション、 D……転写ステーション、 E……定着ステーション、 F……清掃ステーション、 9……案内板、 10……ベルト、 12……光導電性表面、 13……スタック、 15……案内板、 14……導電性基層、 16……移動方向、 17……駆動ローラー、 18……剥離ローラー、 19……駆動ローラー、 20……張力付与ローラー、 22……駆動ローラー、 23……ローラー、 24……モーター、 26……ローラー、 28……コロナ発生装置、 30……原稿書類、 31……シート、 32……透明プラテン、 33……制止部材、 34……ランプ、 35……制止部材、 36……レンズ、 38……磁気ブラシ現像ローラー、 40……トレー、 42……プラットホーム、 50……コロナ発生装置、 52……移動方向、 54……定着装置、 56……定着ローラー、 58……バックアップ・ローラー、 60……シュート、 62……キャッチ・トレー、 64……ブラシ、 70……真空波形給送装置、 71……ベルト、 72……孔、 75……真空充気室、 76……波形付与レール、 80……エアナイフ、 81……浮遊用噴出口、 83……圧搾空気充満室、 84……収束用スロット噴出口、 90−95……空気ノズル、 96,97……補助浮遊用噴出口。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ケンドルフ アストリッド トーマス
アメリカ合衆国 ニューヨーク州
14623 ロチェスター ウェスト スク
ワイアー ドライヴ 363 アパートメ
ント 8
(56)参考文献 特開 昭55−74930(JP,A)
特開 昭58−95046(JP,A)
実公 昭44−22087(JP,Y1)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.シートの重量が広い範囲に渡って変化してもシート
が下向きに堅くカールしていても有効に給送することの
できるシート給送装置において、 (a) シート・スタック支持トレーと、 (b) 前記シート・スタック支持トレー内に置かれた
シート・スタックの、給送方向にみて前方側の上方に配
置された真空充気室を有し、該真空充気室には給送サイ
クル中において常時あるいは周期的に加える負圧が与え
られており、前記真空充気室は、その下面の、シート給
送方向を横切る方向の中央の位置において下方に突出し
つつシート給送方向に細長く延びる隆起部分を有してお
り、 (c) 前記真空充気室によって捕捉されたシートを前
記シート・スタック支持トレーから前方に搬送するよう
に、前記真空充気室の下面に接触し該真空充気室からの
負圧を表面に導いてシートを吸引する孔及びローレット
目が表面に形成された孔あき給送ベルトと、 (d) シート・スタックに正圧を加えてスタックの一
番上のシートを残部から分離するためシート・スタック
の前面のすぐそばに配置されたエアナイフ手段であっ
て、前記スタックの前面の上部に隣接して配置されて、
スタックの前縁に向けて上向きに向けられており、平面
状の空気流を該平面上で流れの方向に対して幅方向に収
束させて前記平面に対して垂直な方向に拡がらせるよう
に配置された複数の噴出口から成る収束用スロット噴出
口と、前記収束用スロット噴出口の両側に配置され、前
記スタックの前面に垂直な方向に向けられた浮遊用噴出
口と、前記収束用スロット噴出口の両側に配置され、前
記スタックの前縁に空気流を上方に角度をもってかつ水
平方向外方に角度をもって送るように方向づけされた、
下向きにカールしたシートの分離を助ける補助浮遊用噴
出口とから成るエアナイフ手段と、 (e) シートの重複給送を防止する制止ゲートと、 を備えていることを特徴とするシート給送装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US795593 | 1985-11-06 |
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JP2738532B2 true JP2738532B2 (ja) | 1998-04-08 |
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EP (1) | EP0222588B1 (ja) |
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