JP2738313B2 - トグル式パンチプレスの制御装置 - Google Patents

トグル式パンチプレスの制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タレットパンチプレ
ス等のトグル式パンチプレスの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来の機
械式パンチプレスは、定速回転するフライホイールの回
転を、クラッチブレーキを介してクランク機構に伝達
し、ラムの昇降動作に変換するものであり、ストローク
途中の速度変更が行えない。ストローク途中の速度変更
は、騒音防止と高速加工を同時に可能とするために強く
要望されており、油圧式のパンチプレスでは実現されて
いるが、油圧式のものは油圧系統によってコスト高にな
る。そこで、本出願人は、サーボモータを駆動源とし、
トグル機構を介してラムを昇降させるものを提案した
(例えば、特願平6−157971号)。
【0003】この種のトグル式パンチプレスは、図7に
示すように、サーボモータ12に減速機12aを介して
取付けたクランク板13aの回転を、進退部材10の直
線運動に変換し、進退部材10の進退によりトグル機構
8を屈曲駆動するものである。トグル機構8は上下のト
グルリンク8a,8bからなり、下方のトグルリンク8
bの下端に、パンチ工具4を昇降させるラム6が連結さ
れている。この機構によると、クランク板13aにおけ
る進退部材10との連結点cが、トグル機構8から最も
離れた位置(この位置を0°とする)、またはトグル機
構8に最も近い位置(180°)にあるときは、ラム6
が上死点TDC(図8)に位置し、その中間(90°,
270°)にあるときは、ラム6が下死点BDCに位置
する。クランク板13aが1回転すると、ラム6は2回
昇降することになる。また、通常のパンチ加工において
は、ラム6が上死点TDCにあるときに、ワーク送りの
為にクランク板13aは一旦停止させる。
【0004】このような動作でパンチ加工を行うに際
し、クランク板13aを常に同方向に回転させてパンチ
を行うと、ラム6は各回のパンチ動作毎に必ず上死点T
DCまで上昇することになり、板厚の薄いワークをパン
チする場合等には、ラム6の無駄な高さ範囲の昇降のた
めに、ヒットレートを上げることが難しい。
【0005】この発明の目的は、ヒットレートの向上が
図れるトグル式パンチプレスの制御装置を提供すること
である。この発明の他の目的は、上昇待機位置をワーク
の板厚に応じて最適位置に制御でき、種々の板厚のワー
クを加工する場合にも、ヒットレートの向上を図れるよ
うにすることである。この発明のさらに他の目的は、制
御の簡易化を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施例
に対応する図1と共に説明する。この制御装置を適用す
るパンチプレスは、ラム(6)を介してパンチ工具
(4)を昇降させるトグル機構(8)と、駆動源(1
2)で回転駆動される回転部材(13a)と、この回転
部材(13a)の偏心位置と前記トグル機構(8)を連
結した進退部材(10)とを備えたものである。この構
成のパンチプレスにおいて、ラム(6)の所定の上昇待
機位置(HH)と対応する回転角度まで前記回転部材
(13a)が正逆に回転するように前記駆動源(12)
を制御する正逆転制御手段(43)を設ける。上昇待機
位置(HH)は回転部材(13a)の回転で可能な最大
ラムストロークの上死点(TDC)よりも下方に設定す
る。上記構成において、ワーク(W)の板厚情報を記憶
する板厚情報記憶手段(45)を設け、この板厚情報に
基づいて上昇待機位置(HH)を演算し、前記正逆転制
御手段(43)に設定する上昇待機位置演算手段(4
7)を設けても良い。また、前記回転部材(13a)の
回転角度の検出手段(50)を設け、正逆転制御手段
(43)は、前記回転角度検出手段(49)の検出角度
が設定上昇待機位置(HH)に対応する回転角度に達し
たことを検出して回転方向を逆転させるものとすること
が好ましい。
【0007】
【作用】回転部材(13a)は、正逆転制御手段(4
3)の制御により、ラム(6)の所定の上昇待機位置
(HH)と対応する回転角度まで正逆に回転する。上昇
待機位置(HH)は、上死点(TDC)よりも下方に設
定されているため、回転部材(13a)の回転範囲が小
さくて済み、ヒットレートを上げることができる。特
に、ワーク(W)の板厚が薄い場合に、ヒットレートの
向上効果が大きい。上昇待機位置(HH)が低くても、
ワーク(W)の板厚に応じた範囲であれば、加工上の支
障はない。また、通常のパンチ加工では、ワーク送りの
ために必ず上昇待機位置で停止するため、このように正
逆回転させても、同一方向に回転させる場合に比べて、
慣性の影響で速度上の制限が生じたり、余分なエネルギ
を消費することがない。ワーク(W)の板厚情報の板厚
情報記憶手段(45)を設け、上昇待機位置演算手段
(47)により前記板厚情報に基づいて上昇待機位置
(HH)を演算し、正逆転制御手段(43)に設定する
ようにした場合は、板厚に応じた最適の上昇待機位置
(HH)とできる。回転部材(13a)の回転角度の検
出手段(50)を設け、その検出角度が設定上昇待機位
置(HH)に対応する回転角度に達したことを検出して
回転方向を逆転させるようにした場合は、制御が簡単に
行える。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図6に基づ
いて説明する。図2はこのトグル式パンチプレスの縦断
側面面図、図4および図5はその側面図および平面図で
ある。プレスフレーム1は、側面形状がC字形に形成さ
れ、その上フレーム部1aおよび下フレーム部1bに、
上タレット2および下タレット3が互いに同軸に設置さ
れている。上下のタレット2,3は、複数のパンチ工具
4およびダイ工具5を円周方向に並べて設置したもので
あり、プレスフレーム1のスロート部1cに設置された
割出用モータ30により、チェーン機構を介して同期し
て割出回転させられる。各パンチ工具4は、パンチ加工
位置Pに割り出されたときに、ラム6に連結されて昇降
駆動される。ラム6は、ガイド部材7を介して上フレー
ム部1aに昇降自在に支持され、屈曲動作するトグル機
構8で昇降駆動される。板状のワークW(図5)は、ワ
ーク送り機構20のワークホルダ17に把持されてテー
ブル18上をパンチ加工位置Pに送られる。
【0009】図1に示すように、トグル機構8は、短い
上側トグルリンク8aと長い下側トグルリンク8bとを
ピン9で屈曲自在に連結したものであり、水平方向に進
退自在な進退部材10で屈曲駆動される。トグル機構8
の下側トグルリンク8bは、下端がラム6の上端に回動
自在にピン結合されている。上側トグルリンク8aは、
上端で回動支軸23回りに回動自在に、支点支持部材2
1を介して上フレーム部1aに支持されている。進退部
材10は、回転と往復直線運動の変換機構であるクラン
ク機構13を介して、駆動源であるサーボモータ12で
進退駆動される。これら進退部材10およびクランク機
構13により、伝達機構11が構成される。
【0010】進退部材10は、レバー状の進退部材本体
10bの先端側に揺動レバー10cを上下回動自在に連
結したものであり、揺動レバー10cの二叉上となった
先端部(図3(A))がトグル機構8の屈曲部のピン9
に上下回動自在に連結される。前記揺動レバー10cの
上下揺動で、トグル機構8の屈曲動作に伴う屈曲部の上
下変位が吸収される。進退部材本体10bは、上フレー
ム部1a内の支持台25に上下に平行配置された2本の
ガイドレール19,19に、直動軸受等からなるガイド
部材10aを介して進退自在に支持されている。支持台
25は、図3(B)に示すように、水平板25aとその
下面に一体に接合された垂直板25bとからなり、上フ
レーム部1aの両側の側板1aa,1aaの内面に設け
られた受け桟32,32上に水平板25aの両側部が固
定されている。
【0011】図2に示すように、クランク機構13は、
回転部材である円板状のクランク板13aをその軸心が
フレーム側面と垂直な横向き姿勢となるように、フレー
ム1のスロート部1cの上部に設けたものであり、クラ
ンク板13aの偏心位置に連接棒14の一端を回動自在
に連結してある。連接棒14の他端は進退部材本体10
bの基端に回動自在に連結してある。クランク板13a
の回転軸は、スロート部1cの片方の側板の開口部に取
付けられた取付板33に、軸受(図示せず)を介して回
転自在に支持されている。前記サーボモータ12はクラ
ンク板13aの軸受の直下で取付板33に設置されてい
る。サーボモータ12は減速機12aを備えたものであ
り、その減速機出力となる回転は、出力ギヤ15をクラ
ンク板13aの入力ギヤ16に噛み合わせることにより
クランク板13aに伝達される。減速機12aの減速比
は、例えば11:1に設定される。
【0012】次に、図1と共に制御系の構成を説明す
る。制御装置40は、パンチプレスの全体を制御する手
段であり、コンピュータ式の数値制御装置と、プログラ
マブルコントローラと、各軸のサーボコントローラとを
備える。制御装置40の一部で、主制御手段41、ラム
軸制御手段42、板厚情報記憶手段45、工具情報記憶
手段46、および上昇待機位置演算手段47が構成され
る。主制御手段41は、加工プログラムを解読して各軸
の駆動指令やシーケンス制御指令を出力する手段であ
り、ラム軸制御手段42に1パンチ毎のパンチ動作を行
わせる指令を与える機能も果たす。
【0013】ラム軸制御手段42は、パンチ駆動用のサ
ーボモータ12を制御する手段であり、制御プログラム
およびその実行手段であるコンピュータからなるソフト
ウェアサーボ等のサーボコントローラで構成される。ラ
ム軸制御手段42は、正逆転制御手段43および速度制
御手段44を有し、速度制御手段44の出力は、サーボ
アンプ(図示せず)を介してサーボモータ12に入力さ
れる。サーボモータ12は、速度発電機またはパルスジ
ェネレータ等の速度検出器48とロータリエンコーダ等
の位置検出器49とが連結され、あるいは一体に設けら
れている。前記位置検出器49が、クランク板13aの
回転角度の検出手段となる。
【0014】正逆転制御手段43は、クランク板13a
が、ラム6の下死点BDCに対応する回転角度の両側
に、ラム6の設定上昇待機位置HHと対応する回転角度
まで正逆に回転するようにサーボモータ12を制御する
手段である。この下死点BDCおよび後に言う上死点T
DCは、クランク板13aの回転によって可能なラム6
の最大ストロークにおける下死点および上死点である。
下死点BDCは、トグル機構8のトグルリンク8a,8
bの屈曲角度が零になったときのラム6の位置となる。
正逆転制御手段43は、サーボモータ12の位置検出器
48の検出角度を監視し、検出角度が設定上昇待機位置
HHに対応する回転角度に達したことを検出して回転方
向を停止させ、次のパンチ指令を待って逆転させる。設
定上昇待機位置HHは、上昇待機位置演算手段47によ
り設定され、また手動の操作手段によっても設定可能と
してある。なお、上昇待機位置HHは、サーボモータ1
2の回転角度に換算した角度データとして設定してお
く。
【0015】上昇待機位置演算手段47は、板厚情報記
憶手段47に記憶されたワークWの板厚情報から、所定
の演算式で上昇待機位置HHを演算し、正逆転制御手段
43に設定する手段である。この上昇待機位置HHは、
例えばダイ高さDH(図1(C))と、板厚tと、ラム
6の必要加速高さと、所定の余裕高さとを加えた値に演
算される。ダイ高さDHは、所定の基準レベルからダイ
工具5の上面までの高さであり、図1(C)ではラム昇
降高さで示してある。前記の必要加速高さは、ラム6が
下降し始めてからワークWの表面に達するまでにラム6
がパンチ加工に必要な速度に達するまでに必要な時間を
高さに換算した値である。上昇待機位置HHは、上死点
TDCを超えない範囲であれば良いが、上死点TDCよ
りも下方に設定しておく。
【0016】上昇待機位置演算手段47による上昇待機
位置HHの演算は、加工プログラムの実行開始に際して
加工プログラムの板厚情報を読み込んだ後に行われる。
板厚情報記憶手段45は、加工プログラムに記述された
板厚情報を記憶するメモリ領域からなる。なお、上昇待
機位置演算手段47は、工具情報記憶手段46に記憶さ
れた工具情報を板厚情報に加えて上昇待機位置HHを演
算するものとしても良い。この工具情報とは、パンチ工
具4の長さ等が通常長さと異なる場合等に、上昇待機位
置HHを変更することが必要となる情報である。上昇待
機位置演算手段47が工具情報を加味して演算するとき
は、該当するパンチ工具4を選択する工具指令が読み出
されたときに演算する。
【0017】速度制御手段44は、サーボモータ12の
回転速度が、この手段44に予め設定されたラム6の速
度曲線に一致するように、速度検出器48および位置検
出器49の検出値で閉ループの速度制御を行う手段であ
る。この例では、ラム6の昇降速度は、図1(C)に示
すように、上死点TDCからワークWの表面にパンチ工
具4が接するまでの高さ範囲では高速Vaに、ワークW
と接する間は低速Vbに、その他の昇降区間では高速V
aとなるように速度曲線を設定してある。このように実
際にパンチ工具4がワークWと接する間だけを低速Vb
とする制御を行うことにより、静音で、かつサイクルタ
イムの短いパンチ加工が行える。
【0018】次に上記構成の動作を説明する。サーボモ
ータ12の回転により、減速機12aを介してクランク
板13aが回転駆動され、クランク板13aの回転が進
退部材10の直線運動に変換されて、その進退でトグル
機構8が屈曲駆動される。この屈曲動作により、ラム6
が昇降してパンチ工具4によるパンチ加工を行う。この
場合に、図1(B)にクランク位置とラム位置の関係を
示すように、クランク板13aを1回転させたとする
と、クランク板13aにおける進退部材10との連結点
cが、トグル機構8から最も離れた位置(この位置を0
°とする)、またはトグル機構8に最も近い位置(18
0°)にあるときは、ラム6が上死点TDCに位置し、
その中間(90°,270°)にあるときは、ラム6が
下死点BDCに位置する。
【0019】しかし、通常のパンチ加工では、クランク
板13aは1回転させず、正逆転制御手段43によるサ
ーボモータ12の制御により、ラム6の下死点BDCに
対応する回転角度(90°)の両側に、ラム6の所定の
上昇待機位置HH(HH1 ,HH2 )と対応する回転角
度まで正逆に回転させる。したがって、クランク板13
aの進退部材10との連結点cは、各回のパンチ動作に
おいて同じ経路を往復することになる。なお、もう一方
の下死点対応位置(270°の位置)を中心に正逆回転
させても同様である。通常のパンチ加工では、ワーク送
りのために必ず上昇待機位置HHで停止するため、この
ように正逆回転させても、同一方向に回転させる場合に
比べて、慣性の影響で速度上の制限が生じたり、余分な
エネルギを消費することがない。
【0020】上昇待機位置HHは、上死点TDCであっ
ても良いが、それよりも下方に設定することで、クラン
ク板13aの回転範囲が小さくて済み、ヒットレートを
上げることができる。この実施例では、板厚情報記憶手
段45の板厚情報に応じて、上昇待機位置演算手段46
により最適の上昇待機位置HHが演算され、正逆転制御
手段43に設定される。そのため板厚に応じた最適の上
昇待機位置HHとでき、板厚が種々変わっても、その板
厚で可能な最大のヒットレートを得ることができる。ワ
ーク送りは、上昇待機位置HHでの停止前から開始する
ようにしても良く、このような停止前のワーク送りを考
慮して上昇待機位置演算手段47の演算式を設定するこ
とが好ましい。
【0021】なお、ニブリング加工の場合は、正逆転制
御手段43を機能させず、図7に示すようにクランク板
13aを何回転か連続回転させる。ニブリング加工では
ワーク送り距離が短いため、ラム6を上昇位置で停止さ
せる必要がなく、このような連続回転とすることで、加
工時間が短縮される。
【0022】
【発明の効果】この発明のトグル式パンチプレスの制御
装置は、進退部材を介してトグル機構を駆動する回転部
材が、ラムの所定の上昇待機位置と対応する回転角度ま
で正逆に回転するように前記回転部材の駆動源を制御す
る正逆転制御手段を設け、前記上昇待機位置を回転部材
の回転で可能な最大ラムストロークの上死点よりも下方
に設定したため、ラムの動作が少なくて済み、ヒットレ
ートを上げることができる。請求項2の発明の場合は、
ワークの板厚情報を記憶する板厚情報記憶手段を設け、
この板厚情報に基づいて上昇待機位置を演算し、前記正
逆転制御手段に設定する上昇待機位置演算手段を設けた
ので、ワークの板厚が変わっても、板厚に応じた最適の
上昇待機位置とし、ヒットレートを上げることができ
る。請求項3の発明の場合は、前記回転部材の回転角度
の検出手段を設け、前記正逆転制御手段は前記回転角度
検出手段の検出角度が設定上昇待機位置に対応する回転
角度に達したことを検出して回転方向を逆転させるもの
としたため、制御が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例にかかるトグル式
パンチプレスの制御装置の概念構成の説明図、(B)は
そのクランク位置とラム位置との関係を示す説明図、
(C)はラム速度曲線の説明図である。
【図2】同トグル式パンチプレスの破断側面図である。
【図3】(A)は同パンチプレスの部分破断側面図、
(B)は同部分の破断正面図である。
【図4】同パンチプレスの側面図である。
【図5】同パンチプレスの平面図である。
【図6】ニブリング加工を行う場合のクランク位置とラ
ム位置との関係を示す説明図である。
【図7】トグル式パンチプレスの提案例の構成を示す模
式説明図である。
【図8】同パンチプレスのクランク位置とラム位置の関
係を示す説明図である。
【符号の説明】
1…プレスフレーム、2,3…下タレット、4…パンチ
工具、6…ラム、8…トグル機構、8a,8b…トグル
リンク、10…進退部材、11…伝達機構、12…サー
ボモータ(駆動源)、12a…減速機、13…クランク
機構、13a…クランク板(回転部材)、14…連接
棒、20…ワーク送り機構、40…制御装置、41…主
制御手段、42…ラム軸制御手段、43…正逆転制御手
段、44…速度制御手段、45…板厚情報記憶手段、4
7…上昇待機位置演算手段、49…位置検出器(回転角
度検出手段)、HH…上昇待機位置、W…ワーク、t…
板厚

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラムを介してパンチ工具を昇降させるト
    グル機構と、駆動源で回転駆動される回転部材と、この
    回転部材の偏心位置と前記トグル機構を連結した進退部
    材とを備えたパンチプレスにおいて、ラムの所定の上昇
    待機位置と対応する回転角度まで前記回転部材が正逆に
    回転するように前記駆動源を制御する正逆転制御手段を
    設け、前記上昇待機位置を前記回転部材の回転で可能な
    最大ラムストロークの上死点よりも下方に設定したトグ
    ル式パンチプレスの制御装置。
  2. 【請求項2】 ワークの板厚情報を記憶する板厚情報記
    憶手段を設け、この板厚情報に基づいて上昇待機位置を
    演算して前記正逆転制御手段に設定する上昇待機位置演
    算手段を設けた請求項1記載のトグル式パンチプレスの
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記回転部材の回転角度の検出手段を設
    け、前記正逆転制御手段は前記回転角度検出手段の検出
    角度が設定上昇待機位置に対応する回転角度に達したこ
    とを検出して回転方向を逆転させるものとした請求項1
    または請求項2記載のトグル式パンチプレスの制御装
    置。
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