JP2736761B2 - トンネル内工事用桟橋 - Google Patents
トンネル内工事用桟橋Info
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Description
使用するトンネル内工事用桟橋に関するものである。
ら行われているトンネル53のインバート(床部分)にコ
ンクリートを打設する作業は、トンネル53のインバート
を掘削し(インバート掘削作業)、続いて、該掘削箇所
にコンクリートを打設し(インバートコンクリート打設
作業)、続いて、埋め戻すという作業(以下、この一連
の作業をインバート施工作業という。)を片側ずつ行
い、抗口側から切羽側へ向かってこのインバート施工作
業を順次進めていく手順となる(図1参照)。図1中51
はインバートコンクリート打設終了箇所、52はインバー
ト未掘削箇所である。
時に切羽で行われている掘削作業で生じる掘削土砂をト
ンネル外に搬出する作業に支障を来さないようにして行
われなければならない。即ち、インバート施工作業時に
おいても切羽から抗口までの作業車両等の通行路が確保
されていることが必要不可欠とされている(図1参
照)。切羽での掘削作業の他、トンネル側壁へのコンク
リート打設作業等の為の作業車両の通行路確保も必要と
なる。
れる桟橋41、即ち、インバートコンクリート打設作業終
了後埋め戻した箇所42とインバート未掘削作業箇所43と
の間に架設される作業車両通行用の図2に図示した桟橋
41が提案されている。
ンバート施工作業が厄介であり、作業効率が悪いという
欠点を有している。
3に図示したようなインバート施工作業用の桟橋24(以
下、従来例という。)が提案されている。この従来例に
係る桟橋24は、中央部21の前後に該中央部21に対して擺
動する傾斜板22,23を連設したもので、この桟橋24の中
央部21にはトンネル巾方向いっぱいに延設されるレール
25が油圧機構等の適宜な昇降手段28を介して付設され、
また、該中央部21の裏面には該中央部21即ち桟橋24をト
ンネル長さ方向に移動させる車輪26が設けられている。
動して該桟橋24をトンネル巾方向に移動させる為の転動
体27が設けられている。
26を利用して移動させ、インバートコンクリート打設終
了後埋め戻した箇所29とインバート未掘削作業箇所30と
の間に該桟橋24を架設し(符号31はインバート掘削作業
は終了しているが、未だコンクリートを打設していない
箇所である。)、前記適宜な昇降手段28によりレール25を
降下接地させ、車輪26を地面から浮き上がらせる。そし
て、この状態で桟橋24をトンネル巾方向の片側に転動体
27により移動させ、該桟橋24により通行路を確保しつつ
該桟橋24の側方のインバートコンクリート打設作業及び
埋め戻し作業を行い、続いて、桟橋24を反対側に移動さ
せ同様な作業を行うものである。
があることを確認した。
た際には、該桟橋24が必ずトンネル巾方向一側、即ち、
トンネル側壁に可及的に近い位置に存することになる。
ンネル内周面(側壁及び天井部)にコンクリートを打設
する作業が行われる。
される図4に図示したような門型の装置(セントル32と
一般的に言われている。)により行われる。
両が一台通過可能な程度の巾Lであるのが一般的であ
り、また、桟橋24もトンネル巾のほぼ1/2の巾を有し
ている為、桟橋24がトンネル巾方向一側にある場合、セ
ントル32を可及的に桟橋24に近接させてしまうと、セン
トル32の開口部33を通過する作業車両34は桟橋24を通行
できなくなるという問題がある(図5参照)。 そこで、現状においては桟橋24とセントル32との距離を
所定の間隔に保持して各作業を進めなければならず、こ
の点が作業効率の低下を招いている。トンネルは内周面
をコンクリートで固め、更に、インバートを固めること
による迅速な閉合が要求されるが、桟橋24とセントル32
との距離を考慮しての作業は作業効率の極端な低下を招
来するのである。
位置させておけば、このような問題は解消するが、桟橋
24をトンネルの側壁に可及的に近づけて初めてこのよう
な構造の従来例は意義を有するのであり、トンネル側壁
に該桟橋24を可及的に近づけることができない以上、従
来例はその特徴が十分発揮できない。
所定の間隔をおいて2本の接地したレール25が存する
為、該レール25がインバート施工作業に支障を来すこと
になる。 また、従来例はトンネルが曲がっているような場
合、桟橋24をトンネル側壁に可及的に近づけることがで
きず、この点においてもインバート施工作業に支障を来
すことになる。
ンネル内工事用桟橋を提供するものである。
明の要旨を説明する。
設する場合に使用する移動部3を設けた桟橋5であっ
て、当該桟橋5は固定部1と該固定部1に対して水平方
向に回動する可動部2とで構成されていることを特徴と
するトンネル内工事用桟橋に係るものである。
いて、桟橋5として移動部3上にして抗口側に固定部1
が固着され、また、移動部3上にして切羽側に該移動部
3の抗口側寄りを支点にして水平方向に回動する可動部
2が設けられている桟橋5を採用したことを特徴とする
トンネル内工事用桟橋に係るものである。
ル内工事用桟橋において、固定部1並びに可動部2に車
輪10を設けて移動部3とし、固定部1並びに可動部2に
作業車両等の乗り上げを可能にする傾斜板4を設け、こ
の傾斜板4を該固定部1、可動部2に対して夫々上方に
吊り上げ可能に構成したことを特徴とするトンネル内工
事用桟橋に係るものである。
固定部をトンネル巾方向ほぼ中央に位置せしめ、可動部
を水平方向に所定角度回動させ作業車両の通行路を確保
するとともに可動部の側方においてインバート施工作業
を行い、続いて、該可動部を反対側に回動させ、同様に
側方においてインバート施工作業を行う。
羽側に該固定部1に対して水平方向に所定角度回動する
可動部2が設けられた桟橋5である。この桟橋5は、固
定部1並びに可動部2の端部に作業車両の当該桟橋5へ
の乗り上げが可能となる傾斜板4が設けられ、この傾斜
板4は該固定部1、可動部2夫々に対して上方に吊り上
げ擺動可能に設けられている。また、該桟橋5の下部に
は、移動部3としての車輪10付の台車9が設けられ、該
桟橋5はトンネル長さ方向に移動可能に構成されてい
る。
り傾斜板4付の固定部1並びに傾斜板4付の可動部2か
らなる構造で、該固定部1は平面視扇形状の板状体であ
り、この固定部1の先端には板状の可動部2が連設さ
れ、この可動部2は固定部1の裏面において枢着されて
いる(符号16は枢着部である。)。尚、可動部2の固定部
1と当接する段部は該固定部1の先端縁と合致する凹湾
曲縁に形成されている。傾斜板4について。この傾斜板
4は前記固定部1並びに可動部2の端部と連設され、こ
の連設部を軸部として油圧シリンダ6により上下擺動可
能に構成されている。尚、符号7は傾斜板4を擺動させ
る吊り体、8は支柱である。
の下側に設けられたもので、該台車9には桟橋5を前後
(トンネル長さ方向)に移動させる車輪10が設けられて
いる。この台車9は固定部1の裏面においては固着さ
れ、可動部2の裏面においては2本のレール11及び車輪
12を介して付設されている。即ち、台車9の図6中の切
羽側上部には2本のレール11が固着され、また可動部2
の裏面には車輪12が付設され、この車輪12がレール11上
を転動し、可動部2は固定部1(台車9)に対して枢着
部16を支点にして水平方向に回動することになる(図
6,8,9参照)。符号13は車輪10を浮かせたり、また、
車輪10を接地させたりする油圧ジャッキ、14は該油圧ジ
ャッキ13に連設される接地体、15は作業者用の手摺りで
ある。
り、本実施例を使用して次のようにインバート施工作業
を行う。
橋5を台車9によりトンネル内の適宜な位置まで前進移
動し、油圧ジャッキ13のロッドを伸長させ、接地体14を
接地させて該桟橋5を固定後、可動部2を左側へ水平方
向に所定角度回動させ、続いて、抗口側の傾斜板4をイ
ンバートコンクリート打設終了後埋め戻した箇所Aに、
また、切羽側の傾斜板4をインバートコンクリート未掘
削作業箇所Bに当接させ、インバートコンクリート打設
終了後埋め戻した箇所Aとインバート未掘削作業箇所B
との間に該桟橋5を架設する(図6参照、符号Cはイン
バートコンクリート打設終了箇所、Dはインバート掘削
作業は終了しているが、未だコンクリートを打設してい
ない箇所である。)。この状態で桟橋5周辺のインバート
施工作業を行う。符号17は掘削機である。
回動させ同様にインバート施工作業を行う。
バート施工作業(インバート打設終了箇所C上の埋め戻
し、インバートコンクリート未掘削作業箇所B、インバ
ートコンクリートの打設等)が終了したら、両傾斜板4
を上昇擺動させ、可動部2を元の位置に戻し、即ち、固
定部1と可動部2とを直線状にし、油圧ジャッキ13を短
縮して車輪10を接地させ、桟橋5を前進させる(図8参
照)。この繰り返しによりインバート施工作業を順次切羽
側へ進行させて行く。
削土砂を搬出する為の通行路を確保しつつインバート施
工作業を行うことが可能となる。
為、セントル32を本実施例に係る桟橋5に可及的に近づ
けてもセントル32から桟橋5への作業車両34の通行が不
能となることはなく、よって、桟橋5とセントル32との
距離を管理することなく作業が行える為、それだけ迅速
な作業が行え、作業効率が向上することになる。
ル巾方向いっぱいの2本のレールが存しない為、桟橋5
の側方におけるインバート施工作業が良好に行えること
になる。
対して可動部2を回動せしめることができる構成の為、
たとえ、トンネルが曲がっていても何ら支障なくインバ
ート施工作業が行えることになる。
行路を確保する際、固定部はトンネル巾方向ほぼ中央に
位置し、可動部は平面視において該固定部に対して所定
角度の状態で連設せしめられることになるから、セント
ルを本発明に係る桟橋に可及的に近づけても作業車両の
通行が不能となることはない等秀れた効果を発揮するト
ンネル内工事用桟橋となる。
Claims (3)
- 【請求項1】 トンネルのインバートにコンクリートを
打設する場合に使用する移動部を設けた桟橋であって、
当該桟橋は固定部と該固定部に対して水平方向に回動す
る可動部とで構成されていることを特徴とするトンネル
内工事用桟橋。 - 【請求項2】 請求項1記載のトンネル内工事用桟橋に
おいて、桟橋として移動部上にして抗口側に固定部が固
着され、また、移動部上にして切羽側に該移動部の抗口
側寄りを支点にして水平方向に回動する可動部が設けら
れている桟橋を採用したことを特徴とするトンネル内工
事用桟橋。 - 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載のトン
ネル内工事用桟橋において、固定部並びに可動部に車輪
を設けて移動部とし、固定部並びに可動部に作業車両等
の乗り上げを可能にする傾斜板を設け、この傾斜板を該
固定部、可動部に対して夫々上方に吊り上げ可能に構成
したことを特徴とするトンネル内工事用桟橋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7147609A JP2736761B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | トンネル内工事用桟橋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7147609A JP2736761B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | トンネル内工事用桟橋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08338006A JPH08338006A (ja) | 1996-12-24 |
JP2736761B2 true JP2736761B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=15434204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7147609A Expired - Fee Related JP2736761B2 (ja) | 1995-06-14 | 1995-06-14 | トンネル内工事用桟橋 |
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JP (1) | JP2736761B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111535148A (zh) * | 2020-05-27 | 2020-08-14 | 李军 | 一种仰拱栈桥台车用自行式栈桥小车 |
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-
1995
- 1995-06-14 JP JP7147609A patent/JP2736761B2/ja not_active Expired - Fee Related
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