JP2736685B2 - 無線装置のdscインタフェース - Google Patents

無線装置のdscインタフェース

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JP2736685B2 JP1186870A JP18687089A JP2736685B2 JP 2736685 B2 JP2736685 B2 JP 2736685B2 JP 1186870 A JP1186870 A JP 1186870A JP 18687089 A JP18687089 A JP 18687089A JP 2736685 B2 JP2736685 B2 JP 2736685B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 無線回線のディジタルサービスチャネルDSCを用いて
各中継所の状態を監視制御するシステムの特に無線装置
と監視制御装置との間のDSC信号のインタフェース関
し、 入力するDSCデータのクロックの断時に、フレーム同
期用のエラスティックメモリが不要なデータを出力せ
ず、相手局の監視制御装置が入力データ無しのデータを
受け取れるようにプリセットできるDSCインタフェース
を目的とし、監視制御装置(10)と無線装置(20)との
間に設けられたDSCインタフェースにおいて、 監視制御装置(10)からのDSC信号の入力データを、
この入力データとは別個に入力されるクロックCKによっ
てビット同期で制御し、エラスティックメモリ(3)に
出力し、かつクロックCKの断の場合のクロック断検出器
(2)からの検出信号dで一定状態となるDフリップフ
ロップ(1)と、Dフリップフロップ(1)からの出力
をセレクタ(4)からの書込クロックで制御してデータ
を書き込み、この書き込まれたデータを無線装置(20)
からの読出クロックで制御して無線装置(20)に出力す
るエラスティックメモリ(3)と、クロックCKの断を検
出し、検出信号dをDフリップフロップ(1)及びセレ
クタ(4)に出力するクロック断検出器(2)と、クロ
ックCKと内部クロック発生器(5)からの内部クロック
CK1とが入力され、常時はクロックCKを書込クロックと
してエラスティックメモリ(3)に出力し、クロック断
検出器(2)からの検出信号dが入力された場合内部ク
ロック発生器(5)からの内部クロックCK1を書込クロ
ックとしてエラスティックメモリ(3)に出力するセレ
クタ(4)とを備え、 クロックCKの断の場合、クロック断検出器(2)から
の検出信号dが入力されることによって、Dフリップフ
ロップ(1)はリセット状態となり、監視制御装置(1
0)からのDSC信号の入力データの無い状態を表す符号
(例えば“0")の連続したデータをエラスティックメモ
リ(3)に出力し、エラスティックメモリ(3)は入力
される連続符号を、セレクタ(4)で切り替えられた内
部クロック発生器(5)からの内部クロックCK1で制御
して書き込み、かつかかる書き込まれたデータを無線装
置からの読出クロックで制御して無線装置に出力するよ
うにする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は無線回線のディジタルサービスチャネルDSC
を用いて各中継所の状態を監視制御するシステムに係
り、特に監視制御装置との間の無線装置のDSC信号のイ
ンタフェース関する。
無線の各中継所の状態を監視制御するシステムは、無
線装置のディジタル化に伴い、アナログ信号によるアナ
ログサービスチャネル(ASC)を使用するよりも、ディ
ジタル信号によるDSCの使われる率が高くなっている。
その為、各無線装置も監視制御装置とのDSC信号のイン
タフェースを持ち各監視制御装置と接続されるが、監視
制御装置から無線装置へ監視用ディジタル信号(デー
タ)を送出中に、入力データと並列に入力するクロック
が装置の電源断等で断となり停止した時、送信側の無線
装置のDSCインタフェースにて、フレーム同期用のエラ
スティックメモリが不要なデータを出力せず、相手局の
監視制御装置が入力データ無しの情報を受け取れるよう
にプリセットする必要がある。
〔従来の技術〕
従来の無線装置のDSCインタフェースは、第3図のブ
ロック図の如く、送信局Aにおいて監視制御装置10Aか
らの入力データDATAと該データと並列に一般には非同期
で入力するクロックCKとを、入力データDATAはDフリッ
プフロップ(FF)1AのD端子に入力し、入力クロックCK
はインバータ2Aで符号反転させたクロックCKiをDフリ
ップフロップ1AのCK端子に入力する。そしてDフリップ
フロップ1AのQ端子からクロックCKiにビット同期した
データD1,D2〜D11を出力してエラスティックメモリ3Aの
データ入力端子DATAに入力し、入力クロックCKをエラス
ティックメモリ3Aの書込クロックとして其のクロック端
子CKWに入力し、入力クロックCKiにビット同期したデー
タD1,D2〜D11を書き込む。エラスティックメモリ3Aから
のデータの読出しは、無線装置のデータ多重化装置(MU
X)20Aから与えられる一定周期の例えば8ビット周期の
読出クロックをエラスティックメモリ3Aの読出用のクロ
ック端子CKoに入力し、其のデータ出力端子DATA OUTか
ら、ビット同期とフレーム同期がとれたデータD1,D2〜D
11を前記データ多重化装置(MUX)20Aへ送出し、該デー
タ多重化装置(MUX)20Aで他データと多重化して無線装
置の変復調器(MODEM)36Aへ送出し相手局Bへ無線信号
で送信する。
相手局Bでは、その無線信号を受信し、図示しない無
線装置の変復調器(MODEM)で受信信号をデータに復調
し、データ分離装置(DMUX)で受信データを分離しデー
タD1,D2〜D11とクロックを出力する。そして送信局Aに
おける入力クロックCKが例えば入力データD10の点から
断となり、エラスティックメモリ3Aの読出用クロック
が、フレーム周期の8ビット周期で繰り返されるとする
と、エラスティックメモリ3Aが読出す出力データは、入
力データD2のクロックの時点からフレーム化されて、第
4図の信号配置図の如く、D1,D2〜D9,D2〜D9,…となっ
てD2〜D9のパターンが繰り返し出力され、相手局Bで受
信し復調するデータも、同様なデータを受信することに
なる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の無線装置のDSCインタフェースは、特別に監視
制御装置10Aからの入力クロックCKの断を検出する断検
出器を有せず、エラスティックメモリ3Aに最終的に書き
込まれた入力データを一定周期の読出クロックで読み出
して繰り返し送出しているので、上述の如く、入力クロ
ックCKが入力データD10の点から断となりエラスティッ
クメモリ3Aの読出用クロックが8ビット周期で与えられ
るとすると、エラスティックメモリ3Aの読み出すデータ
は、入力データD2のクロックからフレーム化されて、
D1,D2〜D9,D2〜D9,…となり、不要な固定パターンD2〜D
9が連続して繰り返し送出される。そのため、このDSCを
使用して監視用ディジタル信号を送っている監視制御装
置10Aは相手局の監視制御装置10Bと監視情報の送受が出
来なくなってしまうという問題がある。
本発明は、監視制御装置から入力するDSCデータのク
ロックの断時に、フレーム同期用のエラスティックメモ
リが不要なデータを出力せず、相手局の監視制御装置が
入力データ無しのデータを受け取れるようにプリセット
できる無線装置のDSCインタフェースの提供を課題とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は本発明により第1図の原理図に示す如く、
監視制御装置(10)と無線装置(20)との間に設けられ
たDSCインタフェースにおいて、 監視制御装置(10)からのDSC信号の入力データを、
この入力データとは別個に入力されるクロックCKによっ
てビット同期で制御し、エラスティックメモリ(3)に
出力し、かつクロックCKの断の場合のクロック断検出器
(2)からの検出信号dで一定状態となるDフリップフ
ロップ(1)と、 Dフリップフロップ(1)からの出力をセレクタ
(4)からの書込クロックで制御してデータを書き込
み、この書き込まれたデータを無線装置(20)からの読
出クロックで制御して無線装置(20)に出力するエラス
ティックメモリ(3)と、 クロックCKの断を検出し、検出信号dをDフリップフ
ロップ(1)及びセレクタ(4)に出力するクロック断
検出器(2)と、 クロックCKと内部クロック発生器(5)からの内部ク
ロックCK1とが入力され、常時はクロックCKを書込クロ
ックとしてエラスティックメモリ(3)に出力し、クロ
ック断検出器(2)からの検出信号dが入力された場合
内部クロック発生器(5)からの内部クロックCK1を書
込クロックとしてエラスティックメモリ(3)に出力す
るセレクタ(4)とを備え、 クロックCKの断の場合、クロック断検出器(2)から
の検出信号dが入力されることによって、Dフリップフ
ロップ(1)はリセット状態となり、監視制御装置(1
0)からのDSC信号の入力データの無い状態を表す符号
(例えば“0")の連続したデータをエラスティックメモ
リ(3)に出力し、エラスティックメモリ(3)は入力
される連続符号を、セレクタ(4)で切り替えられた内
部クロック発生器(5)からの内部クロックCK1で制御
して書き込み、かつかかる書き込まれたデータを無線装
置からの読出クロックで制御して無線装置に出力するこ
とを特徴とする無線装置のDSCインタフェースによって
達成される。
〔作用〕
Dフリップフロップ1は、監視制御装置10から入力す
るDSCのデータDATAを入力端Dに入力し、並列に入力す
る該データのクロックCKをクロック端子CKに入力して、
出力端Qから入力クロックCKにビット同期したデータを
出力してエラスティックメモリ3のデータ入力端子DATA
INへ入力する。
クロック断検出器2は、入力クロックCKの断を検出し
て検出信号dをDフリップフロップ1とセレクタ4に送
出する。
セレクタ4は、入力クロックCKの断時に、通常時の書
込クロックのクロックCKの代りに、内部クロック発生器
5から連続して出力される内部クロックCK1を選択し
て、エラスティックメモリ3の書込用のクロック端子CK
Wへ入力する。
エラスティックメモリ3は、そのデータ入力端子DATA
INにDフリップフロップ1からのビット同期のとれた
データを入力し、通常時は、その書込用のクロック端子
CKWにセレクタ4から入力する通常時のクロックCKによ
り書き込み、読出用のクロック端子CKRに与えられる一
定周期の読出用クロックにより読み出され、データ出力
端子DATA OUTからフレーム同期のとれたデータを出力す
る。
そして入力クロックCKが何等かの原因で断となった時
は、クロック断検出器2が、その入力クロックCKの断を
検出して検出信号dをDフリップフロップ1とセレクタ
4に送出し、セレクタ4に、通常時の書込クロックのク
ロックCKの代りに、内部クロック発生器5の出力のクロ
ックCK1を選択させ、エラスティックメモリ3の書込用
のクロック端子CKWへ入力する。エラスティックメモリ
3は、内部クロック発生器5の連続出力の内部クロック
CK1を書込クロックとして、入力データDATAが無い状態
を表す“0"又は“1"の連続したデータを書込む。そして
このオール“0"(又は“1")の連続したデータを、読出
用のクロック端子CKRに与えられる読出用クロックによ
り読み出し、データ出力端子DATA OUTからオール“0"
(又は“1")のデータを出力する。従って相手局Bへ
は、このオール“0"又は“1"のデータが連続して伝送さ
れる。このオール“0"又は“1"のデータは、送信側の監
視制御装置10Aが出力するデータDATAが無い状態を“0"
又は“1"の何れにするかにより決められる。これによ
り、相手局Bの監視制御装置10Bへ従来の不要なデータ
パターンが繰り返し送られる事がなくなり、相手局Bの
監視制御装置10Bが正常の動作を行なう事が出来るよう
になって問題は解決される。
〔実施例〕
第2図は本発明の実施例の無線装置のDSCインタフェ
ースの構成を示すブロック図である。
第2図において、送信局AのDフリップフロップ1は
従来と同じく、監視制御装置10Aからの入力データDATA
と該データと並列に一般には非同期のクロックCKとを入
力して、入力データDATAはバッファを介してDフリップ
フロップ(FF)1のD端子に入力し、入力クロックCKは
バッファとインバータで符号反転させたクロックCKi
Dフリップフロップ1のCK端子に入力する。そしてDフ
リップフロップ1のQ端子からクロックCKiにビット同
期したデータを出力してエラスティックメモリ3のデー
タ入力端子DATA INに入力する。
クロック断検出器2は、例えばモノマルチMVで構成さ
れ、セレクタ4は、アンドゲート41,42とオアゲート43
とで構成される。そしてセレクタ4のアンドゲート41は
入力クロックCKとクロック断検出器2の端子Qからの
“1"とによって導通状態となり、オアゲート43を介して
エラスティックメモリ3のCKW端子にクロックCKを入力
する。
しかしクロックCKの断の際、クロック断検出器2の端
子Qから“0"が出力され、アンドゲート41は阻止状態と
なり、クロックCKは阻止される。
しかしクロックCKの断の際、クロック断検出器2の端
子Qからの検出信号dの“1"でアンドゲート42は導通状
態となり、内部クロック発生器5からの内部クロックCK
1がオアゲート43を介してエラスティックメモリ3の端
子CKWへ入力される。
エラスティックメモリ3は、そのデータ入力端子DATA
INにDフリップフロップ1からのビット同期のとれた
データを入力し、通常時はその書込用クロック端子CKW
にセレクタ4から供給されるクロックCKにより書き込
み、データ多重化装置20Aから読出用クロック端子CKR
与えられる一定周期の読出用クロックにより読み出し
て、データ出力端子DATA OUTからフレーム同期のとれた
データを出力する。
しかし入力クロックCKが断の際、クロック断検出器2
の端子Qからの検出信号dの“1"は、Dフリップフロッ
プ1のリセット端子RSとセレクタ4のアンドゲート42と
に与えられ、一方端子Qからの“0"はアンドゲート41に
与えられる。
端子RSに与えられた検出信号dでDフリップフロップ
1はリセットされ、端子QからはDSC信号の入力データ
の無い状態を表す符号(例えば“0")の連続したデータ
を出力し、エラスティックメモリ3に与える。
一方セレクタ4ではアンドゲート42に検出信号dが与
えられることによってこのアンドゲート42は導通状態と
なり、またアンドゲート41は上述の如く阻止状態となる
ので、クロック発生器5からの内部クロックCK1はアン
ドゲート42及びオアゲート43を介しエラスティックメモ
リ3の端子CKWに与えられる。
これによってDフリップフロップ1からの例えば“0"
の連続した符号はエラスティックメモリ3においてクロ
ック発生器5からの内部クロックCK1によって書き込ま
れる。
そしてこの書き込まれたオール“0"(または“1")の
データはデータ多重化装置(MUX)20Aからの読出用クロ
ックにより読み出し、データ出力端子DATA OUTからオー
ル“0"(又は“1")の出力データとしてデータ多重化装
置MUX20へ送出し、図示しない変復調器MODEMを経て、相
手局Bへ、このオール“0"又は“1"のデータを送信す
る。このオール“0"又は“1"のデータは、送信側の監視
制御装置10Aが出力するデータDATAが無い状態を“0"又
は“1"の何れにするかにより決められる。これにより、
相手局Bの監視制御装置10Bへ、従来の不要なデータパ
ターンが繰り返し送られる事がなくなり、相手局Bの監
視制御装置10Bは正常の動作を行なう事が出来るので問
題は無い。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明によれば、監視制御装置か
ら入力するDSC信号のクロックが断となった時、エラス
ティックメモリからオール“0"又は“1"のデータが相手
局へ送出され、DSCに不要データが繰り返し送出される
事が防止されるので、DSCによる中継局の監視制御を使
用し易いものとする効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の無線装置のDSCインタフェースの基本
構成を示す原理図、 第2図は本発明の実施例の無線装置のDSCインタフェー
スの構成を示すブロック図、 第3図は従来の無線装置のDSCインタフェースのブロッ
ク図、 第4図は従来例の問題点を説明するための信号配置図で
ある。図において、 1はDフリップフロップ、2はクロック断検出器、3は
エラスティックメモリ、4はセレクタ、5は内部クロッ
ク発生器である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視制御装置(10)と無線装置(20)との
    間に設けられたDSCインタフェースにおいて、 監視制御装置(10)からのDSC信号の入力データを、こ
    の入力データとは別個に入力されるクロックCKによって
    ビット同期で制御し、エラスティックメモリ(3)に出
    力し、かつクロックCKの断の場合のクロック断検出器
    (2)からの検出信号dで一定状態となるDフリップフ
    ロップ(1)と、 Dフリップフロップ(1)からの出力をセレクタ(4)
    からの書込クロックで制御してデータを書き込み、この
    書き込まれたデータを無線装置(20)からの読出クロッ
    クで制御して無線装置(20)に出力するエラスティック
    メモリ(3)と、 クロックCKの断を検出し、検出信号dをDフリップフロ
    ップ(1)及びセレクタ(4)に出力するクロック断検
    出器(2)と、 クロックCKと内部クロック発生器(5)からの内部クロ
    ックCK1とが入力され、常時はクロックCKを書込クロッ
    クとしてエラスティックメモリ(3)に出力し、クロッ
    ク断検出器(2)からの検出信号dが入力された場合内
    部クロック発生器(5)からの内部クロックCK1を書込
    クロックとしてエラスティックメモリ(3)に出力する
    セレクタ(4)とを備え、 クロックCKの断の場合、クロック断検出器(2)からの
    検出信号dが入力されることによって、Dフリップフロ
    ップ(1)はリセット状態となり、監視制御装置(10)
    からのDSC信号の入力データの無い状態を表す符号(例
    えば“0")の連続したデータをエラスティックメモリ
    (3)に出力し、エラスティックメモリ(3)は入力さ
    れる連続符号を、セレクタ(4)で切り替えられた内部
    クロック発生器(5)からの内部クロックCK1で制御し
    て書き込み、かつかかる書き込まれたデータを無線装置
    からの読出クロックで制御して無線装置に出力すること
    を特徴とする無線装置のDSCインタフェース。
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